JP5357191B2 - モーターを制御するための位相論理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモーター(以下、「BLM」と称する。)を制御する回路に関する。
最近、HVAC用送風機やファンまたはポンプを駆動するためのBLMが汎用されている。BLMの使用は、共同宅、事務室または工場などをはじめとして、日常生活における家と作業環境に深く関連している。HVAC用送風機やファンまたはポンプのためのモーターは、一般的に、一日につき少なくとも数時間以上連続して動作される必要性があるため、部分的に起因する、例えば、産業機械デバイスや機械ツールなどの異なる分野において用いられる量の数倍から数十倍に至る相当量の電力消費量を有している。このため、長時間や連続した動作を要求するHVAC用送風機やファンまたはポンプのためのモーターはかなり相当量のエネルギー消費を有する。特に、HVAC用送風機やファンまたはポンプを駆動するのに要される電力消費量はBLMにおいて極めて大きな部分を占める。さらに、BLMの使用はHVAC用駆動システムやポンプの効率と性能に直接的に影響する。
このため、エネルギーを節減するために高効率を有するモーターが求められており、高効率を有するモーターを簡単に且つ安定的に制御可能な知能制御システムの開発が望まれている。
以前は、安価で且つ簡単な構造を有するAC誘導モーターが、高効率を有するモーターとして主として使用されていた。しかしながら、このAC誘導モーターは制御し難いため、不要な過速動作とこれに起因して相当な電力損失を引き起こすという問題点があった。例えば、エネルギー節減と便利な動作状態を提供するのに必然的に求められる速度制御が困難であった。一方、AC誘導モーターはかかる問題を解消するために別途のインバーターを使用していた。しかしながら、別途のインバーターの使用は雑音の問題を招き、経済的な効率(費用に対するエネルギー消費量)の面で動作効率が低いことに起因して、速度制御に加えて種々に求められる動作状態に適したプログラムを提供するのに限界があった。
さらに、BLMを使用するファンを駆動するモーターや電気整流モーター(以下、「ECM」と称する。)が最近に実施されている。しかしながら、ECMを使用するファンを駆動するモーターは100ワット以下を有するコンパクトで且つ低容量のファンを簡単に駆動するモーターとして主として用いられるように設計されているため、高容量のハウジングや産業用に設計されたHVACには不向きであるという限界を有していた。
一方、ハウジングと産業的目的のHVACに用いられるECMを制御する装置及び方法に関する技術は、ウイリアム・アール・アーチャー(William R. Archer)等に特許許与された、発明の名称が「Control System and Methods for a Multi−parameter Electronically Commutated Motor」であるアメリカ特許番号5,592,058(以下、「’058特許」と称する。)号に開示されている。しかしながら、’058特許に開示された多重パラメーター電子整流モーターのための制御システムと方法は種々のシステムパラメーターのための入力信号としてAC半波長を使用し、種々のシステムパラメーターを貯蔵する別途のプログラミング可能なメモリを使用し、回転子の位置を感知する手段と電流制御回路に連結されて用いられるASICなどの複雑な回路を別途に使用するため、’058特許は全体システムと制御方法が複雑であるという問題点があった。
さらに、’058特許に開示された多重パラメーター電子整流モーターのための制御システムと方法においては、マイクロプロセッサーがプログラミング可能なメモリに予め貯蔵されたパラメーター信号に基づいてECMを制御するため、例えば、異常動作状態が生じた場合にリアルタイムにて適切に応答することが不可能である。
さらに、’058特許に開示された多重パラメーター電子整流モーターのための制御システムと方法においては、回転子の位置を感知する手段がセンサーなし方式により製作されることがある。しかしながら、このセンサーなし方式を用いて回転子の位置を感知する場合には、不安定な過渡現象がECMの開始時に起こる可能性があり、電子雑音に弱いことに起因して誤動作の可能性が高いといった不都合がある。
一方、モーターの従来の制御システムは、非調節される速度制御(NRS)動作機能、調節される速度制御(RS)動作機能、一定のトルク制御機能、一定の空気流/一定の液流制御機能、遠隔通信及びモニター機能、モドバスを用いて複数のファンやポンプの駆動を制御可能なネットワーク制御手段または機能、ならびにHAVCやポンプの制御システムの動作状態やレコードをチェック可能なデータログ手段や機能を含む手段や機能などの、種々のHVAC用送風機やファンまたはポンプを駆動するシステムを効率よく制御可能な手段を有していない。
さらに、モーターの従来の制御システムは、単一の集積制御回路とプログラムにより記述される機能を提供することができないという問題を有していた。
上述した内容は背景技術を提供するものに過ぎず、従来の技術であることを認定することを示すものではない。
ブラシレスモーター(BLM)を制御するための電子回路が開示される。一部の実施形態において、この電子回路は、BLM回転子の角度位置を検出するための第1及び第2のホール効果センサーから第1及び第2のデジタル位置信号をそれぞれ受信するための第1及び第2の入力と、デジタルパルス幅変調された速度制御信号を受信するための第3の入力と、第1のデジタル位置信号と速度制御信号の論理的組合せを含む第1の駆動信号を生成するための第1の論理ゲートと、第2のデジタル位置信号と速度制御信号の論理的組合せを含む第2の駆動信号を生成するための第2の論理ゲートと、を含む。
一部の実施形態において、ブラシレスモーター(BLM)を制御するための電子回路は、BLM回転子の磁極の角度位置を検出する第1のセンサーから活性期間と不活性期間を有する第1の位置信号を受信するための第1の入力と、前記BLM回転子の磁極の角度位置を検出する第2のセンサーから活性期間と不活性期間を有する第2の位置信号を受信するための第2の入力と、前記第1の位置信号、第2の位置信号及び速度制御信号を受信し、前記第1及び第2の位置信号と速度制御信号に基づいて第1及び第2の駆動信号を生成するための制御回路であって、ここで、前記第1及び第2の駆動信号のそれぞれは第1及び第2の位置信号の各不活性期間に対応する複数の不活性期間を含み、前記第1及び第2の駆動信号のそれぞれは第1及び第2の位置信号の各活性期間に対応する複数のパルスをさらに含む制御回路と、第1の駆動信号を受信し、第1の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に電力ソースを第1の駆動出力に連結するための第1のブリッジ構成のスイッチと、第2の駆動信号を受信し、第2の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に電力ソースを第2の駆動出力に連結するための第2のブリッジ構成のスイッチと、を含む。
ブラシレスモーター(BLM)を制御するための電子的な方法が開示される。一部の実施形態において、この電子的な方法は、BLM回転子のN磁極の角度位置を検出するための第1及び第2のホール効果センサーから第1及び第2のデジタル位置信号をそれぞれ電子的に受信するステップと、デジタルパルス幅変調された速度制御信号を受信するステップと、第1組の1以上のBLM電磁石に通信可能に連結された第1組の1以上の電力スイッチを制御するための第1の駆動信号であって、第1のデジタル位置信号と速度制御信号の論理的組合せを含む第1の駆動信号を生成するステップと、第2組の1以上のBLM電磁石に通信可能に連結された第2組の1以上の電力スイッチを制御するための第2の駆動信号であって、第2のデジタル位置信号と速度制御信号の論理的組合せを含む第2の駆動信号を生成するステップと、を含む。
本発明は、HVACまたはポンプ用モーターに用いられる種々の動作制御がリアルタイムにて行われるというメリットがある。
また、本発明は、HVACまたはポンプ用モーターの動作効率がかなり改善されて電力消費量が低く、しかも、種々の知能的な方式によりモーターを動作することができるというメリットがある。
さらに、本発明は、HVACまたはポンプ用モーターの制御システムが簡単な構成として具現可能になるというメリットがある。
さらに、本発明は、外部電源を供給するための別途のビルトイン電力供給デバイスが組み込まれているため、HVACまたはポンプ用モーターの制御システムを使用することが容易であるというメリットがある。
さらに、本発明は、種々の動作データ情報(例えば、一部の実施形態において、HVACまたはポンプ用モーターの制御システムにより処理される動作電流、電圧、速度及び温度など)を外部システムに送信することが可能であるため、リアルタイムにてHVACまたはポンプの任意のトラブル、動作効率及び安定した動作状態をモニターすることが可能になるというメリットがある。
図1は、一実施形態によるブラシレスモーターを制御するための制御システムのブロック図である。 図2Aは、図1に示す一実施形態に用いられる2相及び3相組合せ型のブラシレスモーターの断面図である。 図2Bは、図1に示す一実施形態に用いられる従来の2相のブラシレスモーターの断面図である。 図3Aは、一部の実施形態によるBLM回転子の種々の回転位相中の位相論理制御回路における第1組の例示的な信号波形を示す波形図である。 図3Bは、一部の実施形態によるBLM回転子の種々の回転位相中の位相論理制御回路における第2組の例示的な信号波形を示す波形図である。 図4Aは、一部の実施形態に用いられる第1の2相論理制御回路を示す回路図である。 図4Bは、BLMの回転方向を制御するのに用いられる論理スイッチの2状態を示す回路図である。 図4Cは、一部の実施形態に用いられる第2の2相論理制御回路を示す回路図である。 図5Aは、一部の実施形態に用いられる第1の電力スイッチ回路の詳細回路図である。 図5Bは、BLMの電気子巻線に電力を供給するのに用いられるフルブリッジ回路の2状態を示す回路図である。 図5Cは、一部の実施形態に用いられる第2の電力スイッチ回路の詳細回路図である。 図6は、一部の実施形態に用いられる制御システムの詳細回路図である。
一部の実施形態において、HVACまたはポンプ用モーターを制御するための制御システムであって、マイクロプロセッサーがHVACまたはポンプ用モーターを制御し、これをリアルタイムにて制御する複数の制御信号を受信する制御システムが開示される。
一部の実施形態において、HVACまたはポンプ用モーターを制御するための制御システムであって、モーターの急激な負荷変動を感知し、これを通じてモーターそのもの周辺温度変化や異常温度変化から安定性を獲得し、モーターと制御システムを保護可能な制御システムが開示される。
さらに、HVACまたはポンプ用モーターを制御するための制御システムであって、外部入力を制御する制御システムに用いられるビルトイン型絶縁された電源を有していて別途の外部電源ソースがなくてもHVACまたはポンプ用モーターのマスター制御システムに関する各種の制御命令信号に容易にアクセス可能な制御システムが開示される。
さらに、一部の実施形態において、HVACまたはポンプ用モーターを制御するための制御システムであって、各種の制御プログラムデータを送受信可能な光絶縁された通信手段と、モーターの速度を制御する制御信号として用いられるDC電圧信号Vdcまたはパルス変調信号を一つの入力ポートを介して入力されて適切に処理可能な手段と、を含む制御システムが開示される。
一部の実施形態に応じて、HVAC(Heating,Ventilation and Air Conditioning unit)またはポンプ用モーターを制御するための制御システムであって、モーターの速度を制御する信号を入力されて特定の単一周波数を有するように変換されたモーターの速度を制御する出力信号を出力する光絶縁された速度命令信号処理インタフェースと、モーターの複数の動作制御命令が入力される通信デバイスと、この通信デバイスを介して入力された複数の動作制御命令と、モーターの速度を制御する変換された出力信号をそれぞれ絶縁するための光絶縁されたインタフェースと、光絶縁されたインタフェースに連結されたマイクロプロセッサーであって、複数の動作制御命令に基づいてモーターの動作を制御する出力信号と、モーターの速度を制御する変換された出力信号を出力するマイクロプロセッサーと、モーターに連結され、モーターの回転子の位置感知信号を出力するセンサーと、光絶縁されたインタフェースとマイクロプロセッサー及びセンサーにそれぞれ連結された論理制御回路であって、モーターの動作を制御する出力信号と回転子の位置感知信号を追加するための論理制御回路と、モーターに電力を供給するように連結された電力スイッチ回路と、論理制御回路と電力スイッチ回路にそれぞれ連結され、電力スイッチ回路を駆動するゲート駆動回路と、論理制御回路と電力スイッチ回路およびゲート駆動回路にそれぞれ連結され、これらに電力を供給する電力供給デバイスと、を含む制御システムが開示される。
種々の特徴を有する実施形態は、下記の事項を含む多くのメリットを提供する:
1.HVACまたはポンプ用モーターに用いられる各種の動作制御がリアルタイムにて行われる。2.HVACまたはポンプ用モーターの動作効率がかなり改善されて電力消費量が低く、しかも、種々の知能的な方式によりモーターを動作させることが可能になる。3.HVACまたはポンプ用モーターの制御システムは簡単な構成として具現可能である。4.外部電源を供給するための別途のビルトイン型電力供給デバイスが組み込まれているためHVACまたはポンプ用モーターの制御システムを使用することが便利である。5.各種の動作データ情報(例えば、一部の実施形態において、HVACまたはポンプ用モーターの制御システムにより処理される動作電流、電圧、速度及び温度など)を外部システムに送信することが可能になるため、リアルタイムにてHVACまたはポンプの任意のトラブル、動作効率及び安定した動作状態をモニターすることが可能である。
他の特徴と利点は添付図面を参照して一層容易に理解可能であり、図中、同じまたは類似する参照番号は同じ部分を示す。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態を詳述する。
図1は、一実施形態によるブラシレスモーターを制御するための制御システムのブロック図であり、図2Aは、図1に示す一実施形態に用いられる2相及び3相組合せ型のブラシレスモーターの断面図であり、そして図2Bは、図1に示す一実施形態に用いられる従来の2相のブラシレスモーターの断面図である。
図1を参照すると、図2Aに示す2相及び3相組合せ型のブラシレスECMまたは図2Bに示す従来の2相のブラシレスECMがHVACまたはポンプのための制御システムにより制御されるモーター2として使用可能である。図2Aに示す2相及び3相組合せ型のブラシレスECMは、2相電子と3相位相回転子が組み合わせられたモーターである。より具体的に、図2Aに示す2相及び3相組合せ型のブラシレスECMの特定の構造と動作は、本発明者と本出願人が2005年4月29日付けで大韓民国特許出願番号10−2005−0035861をもって出願した、発明の名称が「Brushless DC motor」である件に対して2006年1月27日付けで特許登録された大韓民国特許番号653434(以下、「’434特許」と称する。)に一層具体的に開示されている。’434特許の内容はこの明細書に完全に取り込まれている。一部の実施形態の目的は、図2Aに示す2相及び3相組合せ型のブラシレスECMまたは図2Bに示す従来の2相のブラシレスECMを制御する制御システムを提供することであり、図2A及び図2Bに示すモーターは周知であるため、図2Aに示す2相及び3相組合せ型のブラシレスECMの特定の構造と動作及び図2Bに示す従来の2相のブラシレスECMの特定の構造と動作はこの明細書において詳細に記述しないものとする。さらに、一部の実施形態による制御システムが例示的な方法により従来の2相及び3相組合せ型のブラシレスECM及び2相のブラシレスECMに適用されるように記述されているとしても、この技術分野における通常の知識を持った者であれば、一部の実施形態による制御システムが単一位相ECMや一般的なECMを制御するのにも使用可能であるということが十分に理解できるであろう。
図1に戻ると、モーター2は、HVAC用に用いられる送風機やファンを駆動したりポンプを駆動したりするのに使用されることができる(以下、「送風機またはファン」と「ポンプ」は共通的に「ポンプ」と称する。)。一部の実施形態によるポンプ1用モーター2を制御する制御システムは、モーター2の速度を制御する信号を入力され、特定の単一周波数を有するように変換されたモーター2の速度を制御する出力信号を出力する光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14と、モーター2の複数の動作制御命令を入力される通信デバイス13と、通信デバイス13を介して入力された複数の動作制御命令とモーター2の速度を制御する変換された出力信号をそれぞれ絶縁するための光絶縁されたインタフェース11と、光絶縁されたインタフェース11に連結されたマイクロプロセッサー10であって、複数の動作制御命令と、モーター2の速度を制御する変換された出力信号に基づいてモーター2の動作を制御する出力信号を出力するマイクロプロセッサー10と、モーター2に連結され、モーター2の回転子位置感知信号を出力するセンサー3と、光絶縁されたインタフェース11、マイクロプロセッサー10及びセンサー3にそれぞれ連結され、モーター2の動作を制御するための出力信号と回転子位置感知信号を追加する論理制御回路9と、電力をモーター2に供給するように連結された電力スイッチ回路4と、論理制御回路9と電力スイッチ回路4にそれぞれ連結され、電力スイッチ回路4を駆動するゲート駆動回路7と、論理制御回路9、電力スイッチ回路4及びゲート駆動回路7にそれぞれ連結され、これらに電力を供給する電力供給デバイス5と、を含む。以降、この明細書においては、一部の実施形態によるポンプ1用モーター2を制御する制御システムのすべての要素とそれらの動作関係が一層詳述される。
第一に、一部の実施形態によるポンプ1用制御システムは、光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14を含む。光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14は、中央制御システム15に連結される。さらに、光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14は、特定の単一周波数(例えば、一部の実施形態により80Hz周波数)に変換され、変換された特定の周波数に維持される速度を制御するパルス幅変調(PWM)信号を出力する別途のビルトイン型マイクロプロセッサー(図6における146参照)を含みうる。このため、光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14はモーター2の速度だけではなく、起動信号と停止信号を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151またはPWM信号151から構成された制御信号を処理することができ、これらのすべては中央制御システム15から送信されたり手動送信されたりする。特に、PWM信号151が大きな周波数変動幅(40Hz−120Hz)を有する場合があるとしても、PWM信号151は大きな周波数変動幅(40Hz−120Hz)とは無関係に特定の単一周波数(例えば、80Hzの一定の周波数)を有するPWM出力信号を供給することができる。この場合に、光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14は大きな周波数変動幅(40Hz−120Hz)を有する速度を制御するPWM信号151を別途のマイクロプロセッサー146(図6参照)を用いて特定の単一周波数(例えば、一部の実施形態により80Hz)に変換することができる。光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14は光絶縁されたインタフェース14を介してマイクロプロセッサー10に連結される。このため、モーター2の速度を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151またはPWM信号151はPWM信号としてマイクロプロセッサー10に供給され、このPWM信号は光絶縁された速度命令処理インタフェース14により特定の単一周波数(例えば、80Hz){以下、「モーターの速度を制御する変換された出力信号151」と称する。}に変換される。
さらに、一部の実施形態によるポンプ1用制御システムはRS48513などの通信デバイスを含み、RS48513はユーザーによりプログラミング可能な予め決定されたプログラムを含むファクトリプログラムデバイス12に連結される。ファクトリプログラムデバイス12は、例えば、パソコン(PC)により実現可能である。ファクトリプログラムデバイス12に含まれている予め決定されたプログラムは、例えば、NRS、RS、所定のトルク、一定の空気流/一定の液流、及びモーター2の時計回り方向(CW)の回転/反時計回り方向(CCW)の回転に関する複数の動作制御命令から構成された少なくとも1以上の動作制御命令を含むプログラムであってもよい。代案的な実施形態において、モーター2のCW/CCW回転に関する動作制御命令は、例えば、別途のトグルスイッチによりRS48513を介して入力可能である。
以下、一部の実施形態によりHVAC及びポンプを動作させるのに必要とされるプログラムと機能の特定の詳細事項が一層詳述される。
図1に戻ると、NRS制御は、マイクロプロセッサー10において予め決定されたNRSフォームウェアプログラムモードにおいて行われうる。すなわち、NRS制御命令がユーザーによりプログラミング可能なファクトリプログラムデバイス12からRS48513と光絶縁されたインタフェース11を介してマイクロプロセッサー10に入力されるとき、マイクロプロセッサー10はマイクロプロセッサー10において予め決定されたNRSフォームウェアプログラムモードにスイッチングされる。このNRSフォームウェアプログラムモードにおいて、マイクロプロセッサー10はPWM出力信号をロウまたはゼロ(0)に変換したり、または、PWM出力信号のパルス幅を一定の割合にて増減したりするように変調し、スイッチングされたまたは変調されたPWM出力信号は2相の論理制御回路9に送信される。これは、モーター2が簡単な速度可変動作などのNRS動作を停止または遂行することができる結果を引き起こす。
マイクロプロセッサー10において予め決定されたNRSフォームウェアプログラムモードにおいてRS制御が行われうる。すなわち、RS制御命令がユーザーによりプログラミング可能なファクトリプログラムデバイス12からRS48513及び光絶縁されたインタフェース11を介してマイクロプロセッサー10に入力されるとき、マイクロプロセッサー10はマイクロプロセッサー10において予め決定されたRSフォームウェアプログラムモードにスイッチングされる。このRSフォームウェアプログラムモードにおいて、マイクロプロセッサー10は、光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14により供給されるモーターの速度を制御する変換された出力信号151と、回転子位置を感知するセンサー3により感知されて2相の論理制御回路9を介して出力される入力信号31aと、を比較し且つ計算する。この後、マイクロプロセッサー10はモーター2に命令される一定の速度を維持するために比較及び計算結果に対応するPWM出力信号のパルス幅を増減するように変調し、変調されたPWM出力信号は2相の論理制御回路9に送信される。このため、電力供給デバイス5から供給されるDC電圧54の変動やポンプ1の負荷変動が発生してもモーター2が一定の回転速度を維持するRS動作を行うことが可能である。
一定のトルク制御がマイクロプロセッサー10において予め決定された一定のトルクフォームウェアプログラムモードにおいて行われうる。すなわち、一定のトルク制御命令がユーザーによりプログラミング可能なファクトリプログラムデバイス12からRS48513と光絶縁されたインタフェース11を介してマイクロプロセッサー10に入力されるとき、マイクロプロセッサー10はマイクロプロセッサー10において予め決定された一定のトルクフォームウェアプログラムモードにスイッチングされる。この一定のトルクフォームウェアプログラムモードにおいて、マイクロプロセッサー10はモーター2の速度を変更するためにPWM出力信号のパルス幅を増減するように変調し、変調されたPWM出力信号は2相の論理制御回路9に送信される。より具体的に、マイクロプロセッサー10は電流検出回路8により供給されるモーター2の予め決定された電流値と負荷電流値81を含む。比較結果に基づいて、マイクロプロセッサー10は予め決定された電流値を一定に維持するためにモーター2の負荷電流値81のためのPWM出力信号のパルス幅を増減する。その結果、負荷電流値81が減少されるときにはモーター2が一定のトルク値に達するまでモーターの速度が増大し、負荷電流値81が増大するときにはモーター2が一定のトルク値に達するまでモーターの速度が減少する。このような方式により、一定のトルクを維持する一定のトルク動作を行うことが可能である。
一定の空気流/一定の液流制御がマイクロプロセッサー10において予め決定された一定の空気流/一定の液流制御フォームウェアプログラムモードにおいて行われうる。すなわち、一定の空気流/一定の液流制御命令がユーザーによりプログラミング可能なファクトリプログラムデバイス12からRS48513と光絶縁されたインタフェース11を介してマイクロプロセッサー10に入力されるとき、マイクロプロセッサー10はマイクロプロセッサー10において予め決定された一定の空気流/一定の液流フォームウェアプログラムモードにスイッチングされる。この一定の空気流/一定の液流フォームウェアプログラムモードにおいて、マイクロプロセッサー10はモーターの速度を制御する変換された出力信号151とは無関係にファクトリプログラムデバイス12の入力として決定された状態に応じて一定の空気流/一定の液流を維持するのに必要とされるモーター2の速度と電流に比例する関数値として計算されたPWM出力信号を変調する。変調されたPWM出力信号は2相の論理制御回路9に送信されて一定の空気流/一定の液流の動作を行うことが可能である。一定の空気流/一定の液流の動作制御を行うことに関する技術は、本出願人が2007年11月11日付けで出願した、発明の名称が「Apparatus to control a multi programmable constant air flow with speed controllable brushless motor」である大韓民国特許出願番号10−2007−0122264号公報に一層詳細に開示されている。大韓民国特許出願番号10−2007−0122264号公報の内容はこの明細書に取り込まれている。
一方、一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システムはこのマイクロプロセッサー10を含む。回転子の位置を感知するセンサー3から感知された位置信号31は2相の論理制御回路9に入力され、この後、2相の論理制御回路9は回転速度の入力信号31aをマイクロプロセッサー10に出力する。マイクロプロセッサー10は、回転速度の入力信号31aを用いてモーター2のRPMを計算することができる。マイクロプロセッサー10はまた、電力スイッチング回路4、17と電流検出回路8を介してモーター2の負荷電流信号を受信し、モーター2の負荷電流値を計算する。さらに、マイクロプロセッサー10はモーター2が0−5%の変調割合において停止し、5−100%の変調割合において可変速度にて動作するように光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14から供給されたモーターの速度を制御する変換された出力信号151の変調割合(一般的に、80Hz)に応じてモーター2を動作させる制御プログラムを有する。このために、マイクロプロセッサー10はまた、モーター2の速度を可変させるPWM出力信号(周波数:20KHzまたはそれ以上)を位相論理制御回路9に出力する。さらに、マイクロプロセッサー10は温度検出センサー16により検出されたモーター2の温度信号を受信することができ、検出された温度が一定の温度値以上であるときにモーター2の動作を停止したりその速度を減少させたりする。さらに、マイクロプロセッサー10は電力供給デバイス5から供給され、電圧検出回路17により検出されたDC電圧54を受信することができ、受信されたDC電圧54が予め決定された電圧値よりも高くなったり低くなったときにモーター2の動作を停止したり警告信号を提供することができる。さらに、マイクロプロセッサー10がモーター2の動作速度、電流、電圧及び温度などを別途にまたは一体に決定して異常動作状態を決定する場合に、マイクロプロセッサー10は異常動作状態を外部ユーザーに通知するためにリレースイッチ18を駆動する信号を出力可能なフォームウェアプログラムを含みうる。
さらに、一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システムは、2相の論理制御回路9を含む。2相の論理制御回路9はゲート駆動回路7に連結される。ゲート駆動回路7は電力スイッチ4に連結され、電力スイッチ4を駆動することができる。電力スイッチ4はモーター2に連結され、電力供給デバイス5から供給されたDC電圧54をスイッチングするような方式によりモーターコイルφA、φB(図2参照)に供給する。2相の論理制御回路9は回転子の位置を感知するホールセンサー3から出力された回転子位置感知信号31とマイクロプロセッサー10から供給された周波数20KHz以上を有するPWM出力信号を追加する。2相の論理制御回路9はまた、モーター2の回転方向を切り替え可能に光絶縁されたインタフェース11を介して入力されるCCW命令信号やCW命令信号に基づいてモーター2の回転方向を維持したりスイッチングしたりするためにモーターコイルφA、φBを切り替え可能な論理スイッチ回路を備える。
さらに、一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システムは電力を供給する電力供給デバイス5を含む。電力供給デバイス5は外部から入力されたAC電圧を整流し、生成されたDC電圧54を電力スイッチ回路4に供給する。電力供給デバイス5は電力供給デバイス5においてビルトイン型DC−DC変換デバイス(図示せず)により降下されるDC12−15Vのゲート駆動電圧53をゲート駆動回路7にさらに供給する。さらに、電力供給デバイス5はDC12−15Vの電圧52を2相の論理制御回路9に供給する。一方、一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システムはAC電圧の入力とは別途に形成された絶縁されたDC−DC電力供給デバイス6を含みうる。絶縁されたDC−DC電力供給デバイス6により出力されたDC12Vの電圧は外部メインシステム制御14または光絶縁されたインタフェース11を介したRS485などの通信デバイスのための電力ソースとして用いられる。このビルトイン型の絶縁されたDC−DC電力供給デバイス6は一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システム用に用いられる電力供給デバイス5から電気的に絶縁された別途の電力供給デバイスを構成する。すなわち、一部の実施形態により絶縁されたDC−DC電力供給デバイス6などのビルトイン型電力供給デバイスが一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システム用に用いられる電力供給デバイス5とは絶縁された別途の電力を供給するため、外部制御デバイスやシステムの電気信号にアクセスするのに用いられる別途の外部絶縁された電力供給デバイスが不要になる。
以下、一部の実施形態によりポンプ1を制御する制御システムを使用する場合における種々の利点を一層詳述する。
HVACまたはポンプの動作装置が各種の内部環境や外部環境下で使用可能であり、且つ、一般的に約−40℃〜60℃の広い温度範囲において安定的に動作する必要性がある。さらに、HVACまたはポンプ用モーター2が過熱状態に達しても、システムはモーター2のブレーキダウンが起きる前に安全モードにて低速動作するようにモーター2をスイッチングすることにより停止されてはならない。上述した要求条件を満たす機能を行うために、一部の実施形態による制御システムは、特定のアルゴリズムを含むプログラムを有するマイクロプロセッサー10とこのマイクロプロセッサー10に連結された温度検出センサー16を含む。温度検出センサー16により検出されたモーター2の温度値は予め決定された安定した温度値以上になると、マイクロプロセッサー10は特定のアルゴリズムを含むプログラムを用いて最大値の40〜50%に見合う分だけモーター2の回転速度や出力を減少させる。さらに、温度検出センサー16により検出されたモーター2の温度値が正常温度に戻ると、マイクロプロセッサー10はモーター2の回転速度や出力を特定のアルゴリズムを含むプログラムを用いて元の予め決定された速度や出力まで次第に増大させる。
さらに、ポンプ1を駆動する場合、例えば、ポンプサキュレーターにいきなり閉塞が生じたり、特に水泳場において人間の身体の一部がポンプの入口に吸い込まれたりするなどの状態を含む異常状態が発生する場合がある。この場合に、極めて危険な異常状態がポンプのブレーキダウンや身体の損傷を引き起こしたり死亡に至らせたりする恐れがある。このような異常状態が発生するとき、モーター2の速度が減少しつつモーター2の負荷電流が急増したり、モーター2の速度が増加しつつモーター2の負荷電流が大幅に減少したりすることがある。一部の実施形態の制御システム用に用いられるマイクロプロセッサー10は、負荷電流81の検出信号、回転子位置信号31、温度検出センサー16から出力されたモーター2の検出された温度信号及び電圧検出回路17から出力されたDC電圧54の電圧変動検出信号を受信し、次いで、これらを対応する予め決定された標準値や正常値と比較し且つ計算する。このため、正常動作の間にモーターの動作状態が急変するとき(すなわち、異常状態が発生するとき)、マイクロプロセッサー10は比較され且つ計算された値に基づいて2相の論理制御回路9に可変PWM出力信号を供給してマイクロプロセッサー10がモーター2を短期間内に最小動作出力状態で動作させたり停止させたりするようにスイッチングするようにする。
[位相論理制御回路]
図3Aは、図2Aに示すBLM回転子の異なる回転位相角度期間中の位相論理制御回路9における種々の信号の例示的な波形を示す。種々の異なるセグメントが各波形に対して(垂直方向の点線にて)区分されている。各セグメントは、図2Aに示すBLMの回転子の回転角度の特定の量を示す。例えば、各波形の第1のセグメント(左から右に)は時計回り方向(例えば、図2Aにおける回転子の位置は0°の開始点を示す)に0°−30°範囲の角度方向に対応する。同じ方式により、各波形の第2のセグメントは時計回り方向に30°−60°範囲の回転子の回転角度に対応し、このように後続する区分された各セグメントに対して30°ずつの増分を有する。
信号「φA」は波形302として示される。φAは、図2Aに示すように、電気子のφAコイルの励起を制御し、回転子の回転位置をモニターするためにBLMに位置づけられたホール効果センサーの出力である。例えば、一部の実施形態において、このホール効果センサーは電気子のφAコイルのうち一つの付近に配置されるが、他の個所に配置されてもよい。信号「φB」は波形306として示される。φBは電気子のφBコイルの励起を制御し、回転子の回転位置をモニターするためにBLMに位置付けられたホール効果センサーの出力である。例えば、一部の実施形態において、このホール効果センサーは電気子のφBコイルのうち一つの付近に配置されるが、他の個所に配置されてもよい。図3Aに示すように、一部の実施形態において、ホール効果センサーはデジタル信号を出力する。例えば、ホール効果センサーはN磁極から磁界の存在下に第1の電圧を出力し、S磁極から磁界の存在下に第2の電圧を出力することができる。一部の実施形態において、2つのホール効果センサーは回転子の位置を感知するのに用いられる。しかしながら、他の実施形態において回転子の位置は異なる数のホール効果センサーを用いて、または他の手段により検出可能である。
図2Aに示すBLM実施形態において、回転子は6個の磁極を有している。しかして、各N磁極は隣り合うN磁極から120°だけ離れており、各S磁極は隣り合うS磁極から120°だけ離れている。N及びS磁極は交互に配置されていて、各N磁極が隣り合うS磁極から60°だけ離れている。この配列により、一部の実施形態において、120°の回転はホール効果センサーからの出力φA及びφBそれぞれの一つの期間に対応する。例えば、N磁極がホール効果センサーのうち隣り合うものから離れ始めると、センサーの出力は「ロウ」、すなわち、「不活性」になりうる。しかしながら、回転角度の120°中に、S磁極はこのセンサーに隣り合うように通過し、この時間中にその出力が「ハイ」、すなわち、「活性」に遷移された後にN磁極が後続し、これは、センサーの出力をさらにロウに遷移することができる。一部の実施形態において、「活性」は「ロウ」期間に対して使用されることができるのに対し、「不活性」は「ハイ」期間に用いられる。例えば、デジタル信号の場合に「活性」と「不活性」期間は単にデジタル信号の交互状態を言及するのに使用可能である。一部の場合に、「活性」期間はこの明細書において記述されたように、速度制御PWM信号114と共同で信号パルスを生成する期間(または、この明細書に述べたように、速度制御信号と論理的に組み合わせられる場合、速度制御信号と共同でパルスを生成することができる期間)を言及することができるのに対し、「不活性」期間は速度制御PWM信号114と共同で信号パルスを生成しない期間(または、この明細書に述べたように、速度制御信号と論理的に組み合わせられる場合、速度制御信号と共同でパルスを生成しない期間)を言及することができる。
図3Aに示すように、一部の実施形態において、φA及びφB信号は互いに90°だけ位相移動されて(ずれて)おり、これは回転子の回転角度30°に対応する。一部の実施形態において、ホール効果センサーはN磁極の存在下では「ハイ」または「活性」値を出力し、S磁極の存在下では「ロウ」または「不活性」値を出力するが、その逆も可能である。例えば、使用されるホール効果センサーのタイプに応じて構成を異ならせることもできる。さらに、ハイ値とロウ値が逆転されることもできる。
図3Aにおいて、BLMの固定子と回転子の一連の概略的な表示310、312、314、316、318が信号波形{φA302及びφB306}の下に示してある。これらの表示のそれぞれは区分された回転位相のうち一つの間にBLMの状態を示す。例えば、表示310は回転子が0°−30°の範囲にて回転するときのBLMの状態を示す。回転子の各磁極はN磁極に対して太字「N」にて示され、または、S磁極に対して太字「S」にて示される。固定子にある電磁石の状態は類似の方式により(しかしながら、太字ではないように)示され、ここで、φA1及びφA2はφAグループの第1及び第2の電磁石であり、φB1及びφB2はφBグループの第1及び第2の電磁石である。表示312、314、316、318は後続する回転位相角度30°の間にBLMの状態を示す。
表示310、312により例示するように、固定子の磁極φA1は0−60°範囲の回転子の回転中にN磁極に活性化される。60°回転後に磁極φA1を通じた電流は逆転されてS磁極を生成する。類似のパターンが固定子の電磁石それぞれにも言及されることができ、ここで、電磁石それぞれの極性は毎60°回転ごとに逆転される。表示310、312、314、316、318から固定子の電磁石が活性化されるパターンは回転子の磁石と相互作用して回転力を引き起こす磁場を生成することが分かる。さらに、φA及びφBコイルの遷移は90°だけオフセットされており、これは固定子の回転角30°に対応する。このオフセットの方向は時間的に先行するか後行するかに応じて回転子が時計回り方向に回転するか、または、反時計回り方向に回転するかを決める。
位相論理回路9は入力としてホール効果センサーからφA及びφB出力を受信する。一般的に、位相論理回路9はこれらの入力に基づいて出力信号を生成し、この出力信号は回転子の回転を達成するために固定子電磁石(すなわち、φA1、φA2、φB1及びφB2)を通じて電流を活性化するタイミングと方向を適切に位相調整するのに用いられる。例えば、図2Aに示すBLMに対して位相論理回路9は回転子の回転角度60°の間にN磁極として機能するようにφA電磁石のうち一つを活性化する間に他の磁極は(例えば、2つのφA電磁石を反対方向に巻いて)S磁極に活性化される。これと同様に、位相論理回路9は回転角度60°期間の間に、しかしながら、φA電磁石に対する信号と位相が(回転子の回転角度30°に対応する)90°ずれた回転角度60°期間の間にN磁極として機能するようにφB電磁石のうち一つを活性化する間に他の磁極は(例えば、2つのφB電磁石を反対方向に巻いて)S磁極に活性化される。これは、図3Aにおける表示310、312、314、316、318から明らかである。各回転角度60°の期間後にφA電磁石の磁極はφB電磁石の磁極にスイッチングされる。
位相論理回路9はまた、マイクロプロセッサー10からPWM速度制御入力を受信する。一部の実施形態において、PWM入力信号は固定子の電磁石それぞれを活性化させるパルス列を生成するのに用いられる。電磁石を活性化させるパルスのデューティサイクルは各電磁石を通じて平均電流を変更させるように変更されて各電磁石が作用する回転力を変更することができ、これにより、回転子の回転速度を変更することができる。この明細書に記述されたように、マイクロプロセッサー10は、例えば、BLMの速度、トルクまたは温度に関する入力に基づいてPWM信号320のデューティサイクルを制御することができる。
図4Aは、一部の実施形態において用いられる位相論理制御回路9を示す。図示の位相論理制御回路は、例えば、図2Aの2+3モーター(2相電気子と組み合わせられた3相回転子)と図2Bの2相モーターなどのBLMを制御するのに使用可能である。図4Aを参照すると、位相論理制御回路9は2つのホール効果センサーH1、H2から入力を受信する。ホール効果センサーからのこれらの入力は図3Aにおいて波形302と波形306としてそれぞれ示されたφAとφBである。φAとφB信号はインバーターをそれぞれ通過してφAとφBの論理的補数である/φAと/φB波形を生成し、それぞれ304波形と308波形として示される。特に、φAはインバーター118を通過してφAを生成し、元のφAはデジタルφA信号に純変化なしでインバーター116、117の一連の組合せを通過する。類似の方法により、φBはインバーター119、120、121を通じてφB信号とその補数/φBに変換される。一部の実施形態において、インバーター116、117、119、120はなくてもよい。さらに、一部の実施形態において、φAとφB信号の補数は他の方式により得られることができ、または、BLMに位置付けられた1以上の追加的なホール効果センサーをもってBLMから直接的に感知可能である。
一部の実施形態において、φA、/φA、φB及び/φB信号はPWM速度制御信号114と論理的に組み合わせられる。例えば、一部の実施形態において、ブール論理演算がPWM速度制御信号114とφA、/φA、φB及び/φB信号のそれぞれを個別的にまたは集合的に組み合わせるように行われる。このようなブール論理演算は、例えば、論理AND、OR、NOR、NAND及び/またはXORゲートまたはこれらの組合せを用いて形成可能である。図4Aに示す実施形態において、φA、/φA、φB及び/φB信号は論理ANDゲート124−127の第1の入力ポートに入力される。ANDゲート124−127のそれぞれの第2の入力ポートはPWM速度制御信号を受信し、この信号はマイクロプロセッサー10からポート114において位相論理制御回路9に入力される。PWM信号は、図3Aにおいて波形320として示される。マイクロプロセッサー10は、この明細書に記述された入力信号に応答してBLMの回転速度を可変させるためにPWM信号のデューティサイクルを変更することができる。一部の実施形態において、PWM信号の周波数は20KHz以上である。しかしながら、他の実施形態において、PWM信号の周波数は20KHz以下であることができる。図3Aは、ホール効果センサーからφA信号302とφB信号306に対してPWM信号320の特定の周波数を指定するために意図されたものではないという点を理解すべきである。
ANDゲート124−127からの出力はそれぞれA、A ̄、B及びB ̄信号である。信号Aは、図3Aにおいて波形322として示される。図示のごとく、信号AはφAとPWM信号がいずれも「ハイ」である度に「ハイ」である。A ̄、B及びB ̄信号は、同様に、それぞれ波形324、326、328として示される。
A、A ̄、B及びB ̄信号のそれぞれは4行論理スイッチ128に入力される。4行論理スイッチ128は、例えば、フィリップス・セミコンダクター社から購入可能な74HC241 ICにより実現可能である。4行論理スイッチ128はマイクロプロセッサー10からのF/R_CTRL信号により制御される2つの状態を有している。ここで論議されたように、F/R_CTRL信号はBLMの回転子が時計回り方向に回転するか、または、反時計回り方向に回転するかを制御する。4行論理スイッチ128の2つの状態は図4Bに示される。図4Bは、第1の状態にある半分の論理スイッチ128を示し、第2の状態にある半分の論理スイッチ128を示す。第1の状態において、論理スイッチの上部半分の上部入力{すなわち、ANDゲート124の入力に連結された入力}は上部出力に連結されるのに対し、論理スイッチの上部半分の下部入力{すなわち、ANDゲート125の出力に連結された入力}は下部出力に連結される。ここで論議されたように、論理スイッチの出力はゲート駆動回路7と電力スイッチ4を制御するのに使用され、これはさらにBLM固定子の電気子コイルを駆動する。
F/R_CTRL信号が論理スイッチ128を第2の状態におくために動作するとき、論理スイッチの上部半分の上部入力{すなわち、ANDゲート124の出力に連結された入力}は下部出力に連結されるのに対し、論理スイッチの上部半分の下部入力{すなわち、ANDゲート125の出力に連結された入力}は上部出力に連結される。このような逆転は逆転されるべき電気子のφAとφB巻線の間に位相オフセットを引き起こして回転子の回転方向の逆転を招く。
A、A ̄、B及びB ̄信号は位相論理制御回路9から出力される。これらの信号それぞれの補数はインバーターゲート129−132の第2のグループにより形成され、且つ、出力される。このため、位相論理回路9の出力はA、A ̄、B及びB ̄であり、その補数は/A、/A ̄、/B及び/B ̄である。これらの信号はゲート駆動回路7を通過する。さらに、一部の実施形態において、位相論理制御回路9はポート93において出力信号M_SENSE_Aを有し、ポート94において出力信号M_SENSE_Bを有する。これらの信号はホール効果センサー3からの出力に対応し、BLMの回転子の回転速度を得るためにマイクロプロセッサー10により使用可能である。他の実施形態において、これらの信号はホール効果センサーから直接的にマイクロプロセッサー10に入力される。また、一部の実施形態において、他の手段はBLMの回転子の回転速度を得るために使用可能である。
図4Cは、時間遅延論理を含む位相論理制御回路9の第2の実施形態を示す。図4Cにおいて、図4Aに示すように、位相論理制御回路9は第1及び第2のホール効果センサー3から入力を受信する。位相論理制御回路9はインバーター116−121、PWM信号114、論理ANDゲート124−127及び4行論理スイッチ128をさらに含む。これらの部品のそれぞれは図4Aを参照してこの明細書において論議されたものと類似の位相論理制御回路(図4Cにおける9)の機能を有する。さらに、図4Cの位相論理制御回路9は論理XORゲート115、パルス生成器122、123及び論理ANDゲート151−154を含む。
論理XORゲート115は入力としてホール効果センサーからφAとφB信号を受信する。論理XORゲート115の出力はパルス生成器122、123の入力に連結される。一部の実施形態において、XORゲート115の出力はφAとφB回転子位置信号の周波数倍となり、可能には位相移動された形態である。パルス生成器122、123はフィリップス・セミコンダクター社から購入可能な74HC123ICにより実現可能である。第1のパルス生成器122の出力は論理ANDゲート151、152それぞれの入力に連結される。同様に、第2のパルス生成器123の出力は論理ANDゲート153、154それぞれの入力に連結される。論理ANDゲート151−154の出力は4行論理スイッチ128の入力に連結され、その出力は論理ANDゲート124−127によりPWM信号114とそれぞれAND組み合わせられる。
図3Bは、図4Cに示す位相論理制御回路9からの例示的な波形の組を示す。波形91、92はホール効果センサー信号入力φA、φBをそれぞれ示す。この明細書において論議されたように、一部の実施形態において、φAとφBは互いに位相が90°ずれている(これは、図2Aの2+3BLMの回転子の回転角度30°に対応する)。EXOR信号113はφAまたはφBがハイであるときにハイであるが、両方ともハイであるときにはその限りではない。EXOR信号113は出力{Q1133、Q2134}を有するパルス生成器122、123にそれぞれ入力される。図3Bに示すように、一部の実施形態において、パルス生成器122、123はEXOR信号113の遷移エッジに応答してハイパルスやロウパルスを生成する。例えば、第1のパルス生成器122はEXOR信号113の陽の遷移または立ち上がりエッジに応答してロウパルスを生成し、第2のパルス生成器123はEXOR信号113の陰の遷移または立ち下がりエッジに応答してロウパルスを生成する。一部の実施形態において、第1及び第2のパルス生成器122、123により生成されたロウパルスの時間持続期間は約200μs〜約600μsの範囲であるが、他の持続期間も採用可能であり、一部の実施形態において有利でありうる。一部の実施形態において、パルス生成器122、123のパラメーターは遷移期間の幅を制御するために変更可能である。パルス生成器122、123により生成されたパルスの一つの目的は、モーターを回転させる磁場の以前立ち上がりと以前立ち下がりにより引き起こされたバックEMFとバックトルクを低減するために第1及び第2のフルブリッジ構成のスイッチを制御する信号の間に遷移期間を生成することである。さらに、遷移期間は、この明細書において論議されたように、フルブリッジにおいて短絡回路障害状態を回避するのに役立つ。遷移期間は前方EMFをさらに改善させ、及び/または磁場深い損失点を回避できるようにする。図4Cは、これらの機能を行う回路の一実施形態を示すものであるが、これらの機能は回路の信号の流れが他の位置において他の回路により行われてもよく、両方の回路により行われてもよい。一部の実施形態において、第1及び第2のパルス生成器122、123により生成されたパルスの長さはEXOR信号113の期間の約1/4よりも短く、または、約1/8よりも短く、または、EXOR信号113期間の約1/16よりも短い。一部の実施形態において、遷移期間はBLMの電磁石を駆動するのに用いられる電力スイッチの安定時間よりも相当長い。
第1及び第2のパルス生成器122、123の出力は、図4Cに示すように、論理ANDゲート151−154を用いてφA、/φA、φB及び/φB信号と互いにAND組み合わせられる。論理ANDゲート151−154の出力はA’信号99、A’ ̄信号100、B’信号101及びB’ ̄信号102である。A’信号99はφA信号91に一般的に対応するが、パルス生成器122により生成されたパルスの幅に見合う分だけ短縮された活性期間を有する。A’ ̄信号100は一般的に/φA信号96に対応するが、さらにパルス生成器122により生成されたパルスの幅に見合う分だけ短縮された活性期間を有する。これはφB信号92と/φB信号98に対するB’信号101とB’ ̄信号102に対してもそうである。図3Bに示すように、XORゲート115、パルス生成器122、123及びANDゲート151−154は、例えば、回転子位置信号φAとその論理補数の活性期間を時間的に離隔させる。これは、回転子位置信号φBとその論理補数の活性期間を時間的に離隔させる場合にもそうである。これは、この明細書において論議されたように、参照番号41−42(PWM)及び参照番号43−44(PWM)により示された図3Bの信号において前方極性と反対極性の駆動パルスを時間的に離隔させる。
A’信号99、A’ ̄信号100、B’信号101及びB’ ̄信号102は4行論理スイッチ128により論理ANDゲート124−127に送信される。PWM信号114は、この明細書において論議されたように、パルス列を生成するために論理ANDゲート124−127によりこれらの信号それぞれとAND組み合わせられる。究極的に、これらの信号は、この明細書において論議されたように、BLMの電磁石を駆動する第1及び第2の構成のフルブリッジスイッチ(すなわち、F1−F8)を制御する。
図4A及び図4Cはそれぞれ速度制御PWM信号114が論理ANDゲート(例えば、124−127)をもってBLM回転子の位置信号φA、φBと論理組み合わせられることを示しているが、他のタイプの論理ゲートも使用可能である。例えば、一部の実施形態において、図4A及び図4Cの論理ANDゲート124−127は論理NORゲートに置換可能である。これらの実施形態において、例えば、A及びB信号はφAとφBがそれぞれロウである度にPWM信号114に対応する陽のパルスから構成され、A及びB信号はφAとφB信号がそれぞれハイである度にロウである。さらに、一部の実施形態において、論理ANDゲート124−127は論理ORゲートまたは論理NANDゲートに置換可能である。これらの実施形態において、例えば、A及びB信号はPWM信号114に対応する陰のパルスの区間から構成される。これらのパルス間隔はANDゲートやNORゲートが用いられる場合のように、ロウ信号間隔の代わりにハイ信号間隔により分離される。論理ゲートの他のタイプ及び/または組合せが速度制御PWM信号114と回転子位置信号φA、φBを組み合わせるのに使用可能である。
与えられた実施形態において用いられる特定の論理ゲートにより、ゲート駆動回路{例えば、ゲート専用IC71−74}は回転子位置信号と速度制御PWM信号の論理組合せから生成される駆動信号を用いて電力スイッチを適切に制御するために(例えば、図4A及び図4Cに示す実施形態のようにロウ間隔の代わりにハイ間隔により分離されたパルス間隔を補償するために)変形を要求することができる。しかしながら、これらの変形はこの明細書において提供された内容に基づいてこの技術分野において通常の知識を持った者であれば行うことができるであろう。
一部の実施形態において、位相論理制御回路9は応用特定集積回路(ASIC)などの単一集積回路やチップにより実現される。例えば、図4Cに示すすべての回路は単一集積回路により実現可能である。一部の実施形態において、4行論理スイッチ128及び/またはパルス生成器122、123を除く位相論理制御回路9は応用特定集積回路(ASIC)などの単一集積回路やチップにより実現される。BLM回路の一部の実施形態において、位相論理制御回路とゲート駆動回路は応用特定集積回路(ASIC)などの単一集積回路やチップにより実現される。
[ゲート駆動回路]
位相論理回路9からの出力A、A ̄、B及びB ̄とその補数/A、/A ̄、/B及び/B ̄はゲート駆動回路7を通過し、これは、BLMのφA及びφB電磁石を駆動する2つの別途のフルブリッジ構成の電力スイッチ4と位相論理回路9の間をインタフェースする。信号A、A ̄、B及びB ̄とその補数/A、/A ̄、/B及び/B ̄は物理的にゲート駆動回路7を通過し、駆動信号であると考慮可能なものであるが、図4A及び図4Cにおいて種々の異なる点にある信号もまた駆動信号として考慮可能である。ゲート駆動回路7と電力スイッチ4は、図5Aに示される。図4Aと図5Aを参照すると、2相論理制御回路9の出力105、106、107、108はφA電磁石(例えば、図2Aに示すもの)に電力を供給するフルブリッジスイッチF1、F2、F3、F4を駆動する第1のゲート専用IC71、73にそれぞれ連結されるのに対し、出力109、110、111、112はφB電磁石(例えば、図2Aに示すもの)のフルブリッジ回路F5、F6、F7、F8を駆動する第2のゲート専用IC72、74に連結される。ゲート専用ICは、例えば、米International Rectifier(インターナショナル・レクティファイアー)社から購入可能なIRS2106 ICにより実現可能である。
一部の実施形態において、F1−F8のそれぞれは電界効果トランジスター(FET)である。しかしながら、例えば、絶縁されたゲート・バイポーラ・トランジスタなどの他のタイプのスイッチングデバイスも使用可能である。スイッチF1−F4はφA電磁石を駆動する第1のフルブリッジ構成で配列されるのに対し、スイッチF5−F8はφB電磁石を駆動する第2のフルブリッジ構成で配列される。他の実施形態において、ハーフブリッジ構成のスイッチが使用されることも可能である。位相論理制御回路9の出力105、106、107、108は第1のフルブリッジF1−F4をスイッチングし、位相論理制御回路9の出力109、110、111、112は第2のフルブリッジF5−F8をスイッチングする。出力41、42はφA電気子巻線に供給されるのに対し、出力43、44はφB電気子巻線に供給される。これらの出力は、この明細書において論議された方式によりBLMを駆動する。BLMは2相と3相組合せ型のブラシレスBLM(図2A)または従来の2相のブラシレスBLM(図2B)により実現可能である。
図5Bは、BLMの電気子巻線に電力を供給するのに用いられるフルブリッジ回路のうち一つの回路の2つの状態を示す。例えば、図5Bに示すように、これらの信号A、A ̄、/A、/A ̄はF1−F4を含むフルブリッジ配列のスイッチを{ゲート駆動回路7により}制御する。信号A、A ̄は波形322、324として図3に示される。信号A、A ̄は図3に明示はされていないが、これらは信号A、A ̄の補数であり、波形322、324から容易に類推可能である。信号A、A ̄、/A、/A ̄は図5Bに示す2つの状態の間において第1のフルブリッジのスイッチF1−F4を交番する方式によりゲート駆動回路7と電力スイッチ4に連結される。例えば、第1の状態にある間に、フルブリッジは第1の方向においてφA電磁石を通じて電力ソースから電流が流れるようにする。逆に、フルブリッジF1−F4が第2の状態にあるときに第2の方向において電流は電力ソースからφA電磁石に流れることができる。電流方向のこのような逆転は固定子のφA電磁石の磁極を逆転させる。信号B、B ̄、/B及び/B ̄は類似の方式により第2のフルブリッジのスイッチF5−F8を制御する。
この明細書において論議されたように、図2Aに示すBLMの一部の実施形態において、φA電磁石の磁極は回転子の回転角度60°毎にスイッチングされる。これは、φB電磁石にも適用されるが、φA電磁石と位相が90°ずれたタイミングにおいて適用される(これは、回転子の回転角度30°に対応する)。しかしながら、図4A、図4C、図5A、図5Cに示す位相制御論理9、ゲート駆動回路7及び電力スイッチ4は、例えば、図2Bに示す2つの位相モーターなどの異なるBLMと併用可能であるということが理解できるであろう。図2Bに示す2つの位相モーターと併用するとき、ホール効果センサーからの入力信号は回転子の磁極間の異なる角度関係により(例えば、その周波数、位相関係などが)やや変更することがあり、これは、φAとφB電磁石の励起に影響する可能性がある。しかしながら、図2BのBLMを制御する回路そのものは図2AのBLMを制御するために記述された回路と実質的に同じであることができる。
一部の実施形態において、信号A、A ̄、/A、/A ̄、B、B ̄、B及び/B ̄のそれぞれはパルス列から構成される。これらのパルスのデューティサイクルはPWM信号320のデューティサイクルに応じて変わる。この明細書において論議されたように、これらのパルスのデューティサイクルは回転子の回転速度を制御する手段であって、BLMの電気子巻線を通じて平均電流を変化させるために変わることがある。
図5Cは、図4Cの位相論理制御回路9により制御されるゲート駆動回路7と電力スイッチ4を示す。ゲート専用IC71−74と電力スイッチF1−F8は、図5Aに対して、この明細書において論議されたのとほとんど同様に動作する。図3Bは、第1のフルブリッジ構成のスイッチの出力を示し、これは、波形41−42(PWM)である。この信号は第1の方向の電流によりBLMの電磁石を活性化させる陽の電圧パルス列から構成される。陽のパルス後にはパルス生成器122を用いて生成されるロウ電圧(例えば、ゼロ電圧)の遷移期間が後続する。一部の実施形態において、遷移期間はフルブリッジにおいて一対のスイッチをスイッチングオフするものと、他の一対のスイッチにおいてスイッチングオンするものとの間に十分な安全マージンを提供するために電力スイッチの安定時間よりも相当長い。この安全マージンは、陽の電圧電源から陰の電圧電源に向かう直接的な経路が存在しうる漏電状態を回避させる。遷移期間後には、第1の方向とは反対方向である第2の方向の電流によりBLMの電磁石を活性化させる陰の電圧パルスの列が後続する。これらの陰のパルス後には他の遷移期間と他の陽のパルス列などが後続する。第2のフルブリッジ構成のスイッチF5−F8の出力は波形43−44(PWM)として図3Bと同様に示される。この明細書において論議されたように、一部の実施形態において、第2のフルブリッジ構成のスイッチの出力は第1のフルブリッジ構成のスイッチの出力と位相が90°ずれている(これは、BLMの回転子の回転角度30°に対応する)。
図6は、一部の実施形態において用いられる制御システムの詳細回路図である。
図1及び図6を参照すると、ファクトリプログラムデバイス12から複数の動作制御命令の予め決定されたデータ(この予め決定されたデータは貯蔵されたものである)は一部の実施形態のRS48513に入力される。RS48513はファクトリプログラムデバイス12と通信可能な送信ラン12Tと受信ライン12Rを備えるRS485通信ICチップ131を含む。RS48513の送信及び受信出力と信号制御(CTR)出力はそれぞれ光絶縁カップラー13T、13R、13CTRを介してマイクロプロセッサー10に入力される。スイッチ103Sは簡単なオン−オフ動作によりモーター2の回転方向を変更する手段であり、接地に連結される。このスイッチ103SによるハイHまたはロウL信号103Iは光絶縁カップラー11bを介してマイクロプロセッサー10に入力される。HまたはL信号103Iが動作中に入力されると、マイクロプロセッサー10はモーター2の回転がほとんど停止することを識別するまで特定の時間期間の間に待つ。この後、マイクロプロセッサー10はスイッチング入力103として回転方向をスイッチングする制御信号を2相論理制御回路9に送信する。
一方、モーター2に印加されるDC電圧+Vmは電圧検出回路17において抵抗171と抵抗172により分割される。分割された電圧はキャパシター173によりさらに平滑化され、平滑化された電圧はマイクロプロセッサー10に入力される。抵抗83は電力スイッチ回路4と接地電圧−Vmとの間に連結される。電力スイッチ4に流れる電流値に比例する抵抗83の両端の電圧は積分フィルター回路84、85、86を通過し、この後、電圧比較増幅器81に入力される。電圧比較増幅器81の出力はマイクロプロセッサー10に入力され、この後、マイクロプロセッサー10はモーター2の負荷電流値を計算する。
温度に比例する電圧信号を出力するトランジスターやサーミスターにより実現可能な温度検出センサー16はモーター2の電気子やケースの上に取り付け可能である。温度検出センサー16の出力信号はマイクロプロセッサー10に入力され、マイクロプロセッサー10はモーター2の異常状態を示す信号をリレースイッチ18に送信することができる。このリレースイッチ18は回路の接触点がオン−オフ方式によりスイッチングされるスイッチにより実現可能である。マイクロプロセッサー10はまた、モーター2の回転速度データ信号11cを、光絶縁カップラー11aを介して中央制御システム15の連結ポート152に送信する。
一部の実施形態において、中央制御システム15からモーター2の速度を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151またはPWM信号151のうちどちらか一方が一つのポートを介して光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14に入力される。モーター2の速度を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151が入力された場合にモーター2の速度を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151は線形増幅器141を介してマイクロプロセッサー10の入力PB2に送信される。モーター2の速度25を制御するPWM信号151が入力される場合に、モーター2の速度を制御するPWM信号151がトランジスター142を介して出力され、この後、キャパシター143と抵抗144からそれぞれ構成された差動回路142、143、144を通過し、この後、第2のマイクロプロセッサー146の入力PB1に送信される。このため、一部の実施形態の光絶縁された速度命令信号処理インタフェース14はモーター2の速度を制御するDC電圧信号(0−10Vdc)151とPWM信号151をそれぞれ処理することができる。このために、第2のマイクロプロセッサー146はアルゴリズムを有するプログラムを含み、このプログラムはモーター2の速度をDC電圧信号(0−10Vdc)151が制御する場合には0〜10Vdcの範囲と電圧比率(0−100%)に比例して特定の周波数(例えば、80Hz)を有するPWM出力信号の幅が正確に変調されるPWM出力信号を出力し、モーター2の速度をPWM信号151が制御する場合にはパルス幅変調率(0−100%)に比例して特定の周波数(例えば、80Hz)を有するPWM出力信号の幅が正確に変調されるPWM出力信号を出力する。第2のマイクロプロセッサー146の出力は光絶縁カップラー145を介してマイクロプロセッサー10の入力(80Hz_PWM_IN)に連結される。
一部の実施形態によりポンプ2用モーターの制御システムに用いられるマイクロプロセッサー10と論理制御回路9において、モーター2を制御するときに求められる種々の動作が上述したように選択されるだけではなく、マイクロプロセッサー10により処理される動作電流、電圧、速度及び温度に関するデータ情報がマイクロプロセッサー10に連結されたRS48513または別途の通信デバイスを介して外部システム(例えば、モニター、パソコンまたはデータ・レコーディング・デバイスなど)に送信されることが可能になる。その結果、上述した動作関連データ情報を記録することが可能になるため、24時間動作状態を分析することによりリアルタイムにてHVACまたはポンプのトラブル、動作効率及び安定した動作状態をモニターすることが可能である。
本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形が上述した構成と方法により行われうるため、添付図面に図示されたり上述されたりした説明に含まれているあらゆる事項は本発明を制限するものであるよりは、例示するものと解釈さるべきであることが意図される。よって、本発明の幅と範囲は上述した例示的な実施形態のうちいずれかによって制限されてはならず、単に請求範囲とその均等物によってのみ制限されるべきである。
1:送風機/ファン/ポンプ
2:モーター
3:位置指定センサー
4:電力スイッチ
5:電力供給
6:絶縁された電力
8:電流検出
9:論理回路
10:マイクロプロセッサー
11:光絶縁器
12:ファクトリプログラム
13:通信デバイス(RS485)
14:絶縁された制御インタフェース
15:システム制御
16:温度検出センサー
17:電圧検出
18:リレー

Claims (27)

  1. ブラシレスモーターを制御するための電子回路において、
    前記ブラシレスモーターの回転子の角度位置を検出するための第1のホール効果センサー及び第2のホール効果センサーから第1のデジタル位置信号及び第2のデジタル位置信号をそれぞれ受信するための第1の入力及び第2の入力と、
    デジタルパルス幅変調された速度制御信号を受信するための第3の入力と、
    前記第1のデジタル位置信号と速度制御信号のブール論理組合せを含み、第1の複数の前記ブラシレスモーターの電磁石に通信可能に連結された第1のフルブリッジ構成の電力スイッチを制御するための第1の駆動信号を生成する第1の論理ゲートと、
    前記第2のデジタル位置信号と速度制御信号のブール論理組合せを含み、第2の複数の前記ブラシレスモーターの電磁石に通信可能に連結された第2のフルブリッジ構成の電力スイッチを制御するための第2の駆動信号を生成する第2の論理ゲートと、
    前記第1のデジタル位置信号の論理的補数を生成するための第1の論理インバーターゲートと、
    前記第2のデジタル位置信号の論理的補数を生成するための第2の論理インバーターゲートと、
    前記第1のデジタル位置信号の論理的補数と速度制御信号の論理AND組合せを含む第3の駆動信号を生成するための第3の論理ANDゲートと、
    前記第2のデジタル位置信号の論理的補数と速度制御信号の論理AND組合せを含む第4の駆動信号を生成するための第4の論理ANDゲートと、
    を含むことを特徴とする、ブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  2. 前記第1の論理ゲート及び前記第2の論理ゲートは第1の論理ANDゲート及び第2の論理ANDゲートを含み、前記第1の駆動信号は前記第1のデジタル位置信号と速度制御信号の論理AND組合せを含み、前記第2の駆動信号は前記第2のデジタル位置信号と速度制御信号の論理AND組合せを含むことを特徴とする、請求項1に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  3. 前記第1の駆動信号及び前記第3の駆動信号に応答して第1の複数の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するための第1のフルブリッジ構成の電力スイッチと、
    前記第2の駆動信号及び前記第4の駆動信号に応答して第2の複数の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するための第2のフルブリッジ構成の電力スイッチと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  4. 前記第1の駆動信号は前記第2の駆動信号と位相が90°ずれていることを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  5. 前記第1のフルブリッジ構成のスイッチに前記第1の駆動信号を連結するものと、前記第1のフルブリッジ構成のスイッチに前記第3の駆動信号を連結するものを交換するための回転子方向逆転スイッチをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  6. 前記第1の駆動信号は活性期間の間に前記第1のフルブリッジ構成のスイッチを駆動し、前記第3の駆動信号は活性期間の間に前記第1のフルブリッジ構成のスイッチを駆動し、前記第1の駆動信号の活性期間は前記第3の駆動信号の不活性期間に対応し、前記第3の駆動信号の活性期間は前記第1の駆動信号の不活性期間に対応し、前記第1の駆動信号の活性期間の終了を前記第3の駆動信号の活性期間の開始から時間的に離隔させるための回路をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  7. ブラシレスモーターを制御するための電子回路において、
    前記ブラシレスモーターの回転子の磁極の角度位置を検出する第1のセンサーから活性期間と不活性期間を有する第1の位置信号を受信するための第1の入力と、
    前記ブラシレスモーターの回転子の磁極の角度位置を検出する第2のセンサーから活性期間と不活性期間を有する第2の位置信号を受信するための第2の入力と、
    前記第1の位置信号、前記第2の位置信号及び速度制御信号を受信し、前記第1の位置信号、前記第2の位置信号及び前記速度制御信号に基づいて、前記第1の位置信号の不活性期間に対応する複数の不活性期間と前記第1の位置信号の活性期間に対応する複数のパルスを含む第1の駆動信号と、前記第2の位置信号の不活性期間に対応する複数の不活性期間と前記第2の位置信号の活性期間に対応する複数のパルスを含む第2の駆動信号を生成する制御回路と、
    前記第1の駆動信号を受信し、前記第1の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に電力ソースを第1の駆動出力に連結するための第1のブリッジ構成のスイッチと、
    前記第2の駆動信号を受信し、前記第2の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に電力ソースを第2の駆動出力に連結するための第2のブリッジ構成のスイッチと、
    を含み、
    前記制御回路は入力として前記第1の位置信号及び前記第2の位置信号を受信し、前記第1の位置信号の論理的補数と前記第2の位置信号の論理的補数を出力するための複数の論理ゲートをさらに含み、前記第1の位置信号の論理的補数及び前記第2の位置信号の論理的補数はそれぞれ活性期間と不活性期間を含み、
    前記第1の位置信号の論理的補数と前記第2の位置信号の論理的補数は前記速度制御信号と共に第3の駆動信号及び第4の駆動信号の生成に用いられ、前記第3の駆動信号は前記第1の位置信号の論理的補数の各活性期間に対応する複数のパルスを含み、前記第4の駆動信号は前記第2の位置信号の論理的補数の各活性期間に対応する複数のパルスを含むことを特徴とする、ブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  8. 前記速度制御信号は、パルス幅変調信号を含むことを特徴とする、請求項7に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  9. 前記PWM信号のデューティサイクルは、前記ブラシレスモーターの回転子の回転速度を制御することを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  10. 前記第1のブリッジ構成のスイッチ及び前記第2のブリッジ構成のスイッチは、フルブリッジ構成のスイッチを含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  11. 前記制御回路は1以上の論理ANDゲートを含み、前記速度制御信号は第1及び第2の位置信号のそれぞれと論理AND演算されることを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  12. 前記第1のブリッジ構成のスイッチは入力として前記第1の駆動信号及び前記第3の駆動信号を受信し、前記第1の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に第1の極性を有する第1の駆動出力に電力ソースを連結し、前記第3の駆動信号の複数のパルスのそれぞれの間に第2の極性を有する第1の駆動出力に電力ソースを連結することを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  13. 前記制御回路は、前記第1の駆動信号の複数のパルスタイミングと前記第3の駆動信号の複数のパルスタイミングとの間に分離間隔を生成することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  14. 前記第1の駆動信号の複数のパルスタイミングと前記第3の駆動信号の複数のパルスタイミングとの間に分離間隔を生成することは、エッジ付近において前記第1の位置信号の論理的補数と前記第1の位置信号それぞれの活性期間を短縮させることを含むことを特徴とする、請求項1に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  15. 前記活性期間を短縮させるための制御回路は、
    入力として前記第1の位置信号及び前記第2の位置信号を受信する論理XORゲートと、
    前記論理XORゲートからの出力における正の遷移に応答して第1のパルス信号を生成する第1のパルス生成器と、
    前記論理XORゲートからの出力における負の遷移に応答して第2のパルス信号を生成する第2のパルス生成器と、
    前記第1の位置信号の活性期間を短縮させるために第1の位置信号の論理的補数と第1の位置信号それぞれを第1のパルス信号と組み合わせる1以上の論理ANDゲートと、
    前記第2の位置信号の活性期間を短縮させるために第2の位置信号の論理的補数と第2の位置信号それぞれを第2のパルス信号と組み合わせる1以上の論理ANDゲートと、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  16. 前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号は互いに位相が±90°ずれていることを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  17. 前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号の位相オフセットを+90°〜−90°の範囲内において変化させるように構成された回転子回転方向逆転スイッチをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  18. 前記第1の位置信号の各活性期間は、回転子の回転角度60°に対応することを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  19. 前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーは、ホール効果センサーを含むことを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  20. 前記第1の位置信号及び前記第2の位置信号は、デジタル信号を含むことを特徴とする、請求項19に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  21. 前記制御回路は、単一集積回路として具現されることを特徴とする、請求項に記載のブラシレスモーターを制御するための電子回路。
  22. ブラシレスモーターを制御する電子的な方法において、
    前記ブラシレスモーターの回転子のN磁極の角度位置を検出するための第1のホール効果センサー及び第2のホール効果センサーから第1のデジタル位置信号及び第2のデジタル位置信号をそれぞれ電子的に受信するステップと、
    デジタルパルス幅変調された速度制御信号を電子的に受信するステップと、
    前記第1のデジタル位置信号と前記速度制御信号との論理的組合せを含み、第1の組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石に通信可能に連結された第1の組の1以上の電力スイッチを制御するための第1の駆動信号を電子的に生成するステップと、
    前記第2のデジタル位置信号と前記速度制御信号との論理的組合せを含み、第2の組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石に通信可能に連結された第2組の1以上の電力スイッチを制御するための第2の駆動信号を電子的に生成するステップと、
    前記第1のデジタル位置信号の論理的補数を生成するステップと、
    前記第2のデジタル位置信号の論理的補数を生成するステップと、
    前記第1のデジタル位置信号の論理的補数と前記速度制御信号との論理AND組合せを含む第3の駆動信号を生成するステップと、
    前記第2のデジタル位置信号の論理的補数と前記速度制御信号との論理AND組合せを含む第4の駆動信号を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする、ブラシレスモーターを制御する電子的方法。
  23. 前記第1の駆動信号は前記第1のデジタル位置信号と前記速度制御信号の論理的AND組合せを含み、前記第2の駆動信号は前記第2のデジタル位置信号と前記速度制御信号の論理的AND組合せを含むことを特徴とする、請求項2に記載のブラシレスモーターを制御する電子的方法。
  24. 前記第1の駆動信号及び前記第3の駆動信号に応答して前記第1の組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するステップと、
    前記第2の駆動信号及び前記第4の駆動信号に応答して前記第2の組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項2に記載のブラシレスモーターを制御する電子的方法。
  25. 前記第1の駆動信号は前記第2の駆動信号と位相が90°ずれていることを特徴とする、請求項2に記載のブラシレスモーターを制御する電子的方法。
  26. 前記第1の駆動信号の活性期間の間に第1の極性の電流により前記第1の組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するステップと、
    前記第3の駆動信号の活性期間の間に第2の反対極性の電流により第1組の1以上の前記ブラシレスモーターの電磁石を駆動するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載のブラシレスモーターを制御する電子的方法。
  27. 前記第3の駆動信号の活性期間を前記第1の駆動信号の活性期間から時間的に離隔させるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項26に記載のブラシレスモーターを制御する電子的方法。
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