JP5353073B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ駆動制御装置に関する。
空気調和装置は、圧縮機やファン等の各種機器を備えており、これらの動力源としては、モータが良く用いられる。そして、空気調和装置には、これらのモータを駆動制御するモータ駆動制御装置が更に備えられている。モータ駆動制御装置には、例えば特許文献1に開示されているように、電源からの出力を直流に変換するコンバータ、モータ駆動用の駆動電圧をモータに出力するインバータの他、コンバータを駆動制御するコンバータマイコン、及びインバータを駆動制御するインバータマイコンが備えられている。
特開2007−74810号公報
ところで、モータが正常に駆動している状態時に、電源の故障等により急にモータの通常回転時以上の電流がインバータやモータに流れてしまう場合がある。特に、この電流がインバータを構成するパワートランジスタやモータの定格電流以上である場合には、パワートランジスタが発火したり、モータが故障したりする恐れがある。
そこで、本発明は、モータを安全に回転駆動させることができるモータ駆動制御装置の提供を目的とする。
発明1に係るモータ駆動制御装置は、コンバータと、インバータと、インバータ駆動制御部と、コンバータ駆動制御部とを備える。コンバータは、電源から出力される電源電流を直流電流に変換する。インバータは、コンバータから直流電流を供給され、モータを駆動するための駆動電圧を生成してモータに出力する。インバータ駆動制御部は、インバータの駆動制御を行う。コンバータ駆動制御部は、コンバータの駆動制御を行うと共に、インバータにおける駆動電圧の出力を強制停止させるべきと判断するための異常条件が満たされた場合、駆動電圧の出力を停止させるための出力停止信号をインバータ駆動制御部に出力する。そして、コンバータ駆動制御部は、電源電流が第1下限値以下となった場合にはコンバータの駆動を停止し、その後、電源電流が第2下限値以上となった場合にはコンバータを駆動させる制御を更に行う。第1下限値と第2下限値とは、互いに異なる値である。
異常条件とは、インバータを急遽停止させなければならないと判断するための条件で、例えば電源電流がモータの通常運転時以上である条件等が挙げられる。このモータ駆動制御装置によると、上記異常条件が生じた場合、コンバータ駆動制御部は、出力停止信号をインバータ駆動制御部に出力する。これにより、インバータ駆動制御部は、駆動電圧のインバータへの出力を強制的に停止させる制御を行い、インバータは駆動電圧の生成を停止する。従って、モータ駆動制御装置は、モータを安全に回転駆動させることができる。
発明2に係るモータ駆動制御装置は、発明1に係るモータ駆動制御装置であって、異常条件には、第1条件、第2条件及び第3条件の少なくとも1つが含まれる。第1条件は、電源電流が第1所定値以上となる条件である。第2条件は、インバータに通電された電流が第2所定値以上となる条件である。第3条件は、インバータに印加される電圧が第3所定値以上となる条件である。
ここで、第1所定値としては、モータの通常運転時における電源電流の最大値が挙げられる。第2所定値及び第3所定値としては、それぞれモータの通常運転時にインバータに通電される電流の許容最大値及びインバータに印加される電圧の許容最大値が挙げられる。このモータ駆動制御装置におけるコンバータ駆動制御部は、電源電流が増加して第1所定値以上となった場合(即ち、第1条件)には、例えば電源において何らかの異常が生じていると判断することができる。また、コンバータ駆動制御部は、インバータに通電された電流が第2所定値以上(即ち、第2条件)となったり、インバータに印加される電圧が第3所定値以上(即ち、第3条件)となったりした場合には、例えばコンバータ及びインバータを含む主回路上において何らかの異常が生じていると判断することができる。そして、コンバータ駆動制御部は、上記第1〜3条件の少なくとも1つが満たされた場合には、駆動電圧の出力を強制的に停止させる制御をインバータ駆動制御部に行わせることができるため、モータをより安全に回転駆動することができる。
発明3に係るモータ駆動制御装置は、発明2に係るモータ駆動制御装置であって、インバータ駆動制御部は、インバータに通電された電流が第4所定値以上である場合、インバータによる駆動電圧の出力を停止させる指示をインバータに出力する。
ここで、第4所定値としては、第2所定値と同様、モータの通常運転時にインバータに通電される電流の最大値が挙げられる。このモータ駆動制御装置によると、インバータ駆動制御部は、コンバータ駆動制御部から出力停止信号が出力された場合だけではなく、インバータに通電される電流の値に基づいて強制停止させるべきと自ら判断した場合にも、インバータによる駆動電圧の出力を強制停止させる指示をインバータに出力することができる。従って、インバータに多くの電流が通電された場合には、より確実にインバータによる駆動電圧の出力を停止させることができる。
発明4に係るモータ駆動制御装置は、発明3に係るモータ駆動制御装置であって、第1配線、第2配線、コンデンサ、第1シャント抵抗及び第2シャント抵抗を更に備える。第1配線は、コンバータにより変換された直流電流をインバータに流すための配線である。第2配線は、インバータに通電された電流をコンバータに流すための配線である。コンデンサは、コンバータとインバータとの間に位置し、両端が第1配線及び第2配線それぞれに接続されている。第1シャント抵抗は、コンデンサに対しコンバータ側の第2配線上に直列に接続されている。第2シャント抵抗は、コンデンサに対しインバータ側の第2配線上に直列に接続されている。そして、コンバータ駆動制御部は、第1シャント抵抗に流れる電流を監視する。インバータ駆動制御部は、第2シャント抵抗に流れる電流を監視する。
通常、コンバータとインバータとの間には、コンバータにより変換された後の直流電流を平滑化させる目的で、コンデンサが接続される。しかしながら、このコンデンサによって、コンバータ及びインバータを含む主回路は、コンデンサよりもコンバータ側である1次側回路とコンデンサよりもインバータ側である2次側回路とに分けられてしまう。しかし、本発明に係るモータ駆動制御装置では、コンバータ駆動制御部は、1次側回路上に位置する第1シャント抵抗を用いてインバータに通電された電流を監視し、インバータ駆動制御部は、2次側回路上に位置する第2シャント抵抗を用いてインバータに通電された電流を監視する。これにより、主回路が1次側回路と2次側回路とに分けられた場合であっても、コンバータ駆動制御部及びインバータ駆動制御部は、インバータに通電された電流に基づいて、インバータにおいて異常が生じたことを確実に判断することができる。
発明5に係るモータ駆動制御装置は、発明1〜4のいずれかに係るモータ駆動制御装置であって、モータは、圧縮機用モータである。
本発明に係るモータ駆動制御装置を、圧縮機用モータの駆動制御用として用いることで、圧縮機用モータを安全に回転駆動させることができる。従って、圧縮機用モータを駆動源とする圧縮機は、正常にかつ安全に運転を行うことができる。
発明1に係るモータ駆動制御装置は、モータを安全に回転駆動させることができる。
発明2に係るモータ駆動制御装置によると、第1〜3条件の少なくとも1つが満たされた場合には、駆動電圧の出力を強制的に停止させる制御をインバータ駆動制御部に行わせることができるため、モータをより安全に回転駆動することができる。
発明3に係るモータ駆動制御装置によると、インバータに多くの電流が通電された場合には、より確実にインバータによる駆動電圧の出力を停止させることができる。
発明4に係るモータ駆動制御装置によると、主回路が1次側回路と2次側回路とに分けられた場合であっても、コンバータ駆動制御部及びインバータ駆動制御部は、インバータに通電された電流に基づいて、インバータにおいて異常が生じたことを確実に判断することができる。
発明5に係るモータ駆動制御装置によると、圧縮機用モータを駆動源とする圧縮機は、正常にかつ安全に運転を行うことができる。
以下、本発明に係るモータ駆動制御装置について、図面を用いて詳細に説明する。
(1)構成
図1は、モータ51と、このモータ51の駆動制御を行うモータ駆動制御装置1とを含むモータの駆動制御システム100の全体構成図である。本実施形態では、モータ51が、空気調和装置の室外機に搭載される圧縮機用のモータである場合を例にとる。圧縮機用モータ51は、空気調和装置に含まれる冷媒回路上を流れる冷媒を圧縮するための圧縮機の駆動源であって、例えば3相のブラシレスDCモータであることができる。具体的に、圧縮機用モータ51は、複数の磁極を有する永久磁石からなるロータと、3相の駆動コイルを有するステータ等で構成される。
モータ駆動制御装置1は、モータ51に交流電力を供給してモータ51を駆動させるためのものであって、主として、電流センサ2、コンバータ3、配線L4,L5(それぞれ第1配線、第2配線に相当)、インバータ4、平滑部5(コンデンサに相当),電圧検出部6、1次側シャント抵抗Rs1(第1シャント抵抗に相当)、2次側シャント抵抗Rs2(第2シャント抵抗に相当)、インバータマイコン7、及びコンバータマイコン8を備える。
〔電流センサ〕
電流センサ2は、3相の電源61から出力された電源電流Imを検出するためのものであって、電源61から延びる3本の電源配線L1,L2,L3のうち、1本の電源配線L1のみに設けられている。電流センサ2により検出された電源電流Imの値は、コンバータマイコン8に取り込まれる。
〔コンバータ及び配線L4,L5〕
コンバータ3は、絶縁バイポーラトランジスタ等である複数のパワートランジスタで構成されており、3本の電源配線L1,L2,L3に接続されている。コンバータ3の出力は、配線L4を介してインバータ4に接続されており、コンバータ3のGNDは、配線L5によってインバータ4のGNDに接続されている。このような配線構成が成されているコンバータ3は、コンバータマイコン8から送られてくる駆動制御信号SA(後述)に基づいて、電源61から出力された交流電流である電源電流Imを直流電流に変換し、これを配線L4を介してインバータ4に出力する。
尚、上述したように、インバータ4には、コンバータ3によって直流に変換された電源電流Imが配線L4を介して通電されるため、配線L4はインバータ4に対する“電源配線”ということができる。一方で、配線L5は、インバータ4に対する“GND配線”と言うことができ、配線L5上には、インバータ4に通電された電流が流れる。インバータ4に通電される電流とは、具体的にはインバータ4のパワートランジスタ及びモータ51の駆動コイルを経て再度パワートランジスタに流れる電流である。配線L5上を流れた電流は、コンバータ3のGNDに流れるようになる。
〔インバータ〕
インバータ4は、配線L4及び配線L5に接続されており、コンバータ3と同様、絶縁バイポーラトランジスタ等である複数のパワートランジスタ等で構成されている。インバータ4の出力からは、3本の配線L7,L8,L9が延びており、各配線L7,L8,L9は、モータ51に含まれる3つの駆動コイルの一端それぞれに接続されている。インバータ4は、配線L4を介してコンバータ3からの直流電流を供給されると、インバータマイコン7から送られてくる駆動制御信号SB(後述)に基づいて駆動電圧SU,SV,SWを生成し、これを各配線L7,L8,L9を介してモータ51に出力する。ここで、駆動電圧SU,SV,SWは、モータ51を駆動するための電圧であって、駆動制御信号SBに基づいて各パワートランジスタがオン及びオフすることで、生成される。
更に、本実施形態に係るインバータ4は、後述するオペアンプOP2の出力に基づいて駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制的に停止させるとともに、インバータマイコン7に第1出力強制停止信号SFを出力することができるような構成となっている。第1出力強制停止信号SFは、インバータマイコン7内部におけるPWM波形出力を強制停止させることで、駆動制御信号SBの出力を強制的に停止させるための信号である。上記第1出力強制停止信号SFによる強制停止指示や駆動電圧SU,SV,SWの出力の強制停止は、オペアンプOP2の出力が所定条件を満たす場合に行われるが、この所定条件については後述する。
〔平滑部〕
平滑部5は、コンバータ3からの出力(具体的には、直流に変換された電源電流Im)を平滑化させるためのものであって、コンバータ3とインバータ4との間に位置する。具体的に、平滑部5は、2つのコンデンサc1,c2が直列に接続された構成を有しており、平滑部5の両端は、それぞれコンバータ3の出力及びGND、即ち配線L4及び配線L5に接続されている。
尚、本実施形態では、図1に示すように、平滑部5が、2つのコンデンサc1,c2によって構成されているが、1つもしくは複数のコンデンサで構成されていてもよい。
〔電圧検出部〕
電圧検出部6は、インバータ4に印加される電圧を検出するためのものであって、2つの抵抗r1,r2が直列に接続された構成を有する。電圧検出部6は、コンバータ3及びインバータ4の間に位置しており、その両端は、それぞれコンバータ3の出力及びGND、即ち配線L4及び配線L5に接続されている。つまり、電圧検出部6は、平滑部5に並列になるように接続されている。更に具体的には、電圧検出部6は、平滑部5に対しインバータ4側に接続されている。即ち、電圧検出部6は、コンバータ3及びインバータ4からなる主回路の2次側に接続されている。
このような配線構成が成されている電圧検出部6により検出された電圧は、コンバータマイコン8に取り込まれる。本実施形態では、図1に示すように、2つの抵抗r1,r2が接続された部分の電圧値がコンバータマイコン8に取り込まれるとする。
〔シャント抵抗〕
1次側シャント抵抗Rs1及び2次側シャント抵抗Rs2は、共に配線L5上に直列に接続されており、配線L5上を流れる電流を検知するためのものである。より具体的には、1次側シャント抵抗Rs1は、平滑部5に対しコンバータ3側、即ち平滑部5及び配線L5の接続点とコンバータ3との間に設けられている。2次側シャント抵抗Rs2は、平滑部5に対しインバータ4側、即ち平滑部5及び配線L5の接続点とインバータ4との間に設けられている。つまり、1次側シャント抵抗Rs1は、配線L5上を流れる電流を、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路の1次側部分で検知するためのものであるのに対し、2次側シャント抵抗Rs2は、配線L5上を流れる電流を、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路の2次側部分で検出するためのものであると言える。そして、各シャント抵抗Rs1,Rs2の両端部分は、それぞれオペアンプOP1,OP2の入力に接続されており、各シャント抵抗Rs1,Rs2の両端電圧は、オペアンプOP1,OP2それぞれにおいて増幅される。オペアンプOP1により増幅された1次側シャント抵抗Rs1の両端電圧は、コンバータマイコン8に取り込まれ、オペアンプOP2により増幅された2次側シャント抵抗Rs2の両端電圧は、インバータ4とインバータマイコン7とに出力される。
〔インバータマイコン〕
インバータマイコン7は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータであって、インバータ4と接続されており、インバータ4の駆動制御を行う。具体的には、インバータマイコン7は、インバータ4を駆動制御するための駆動制御信号SBをインバータ4に出力することで、インバータ4に駆動電圧SU,SV,SWを生成させたり生成を停止させたりする。駆動制御信号SBは、空気調和装置の現在の運転状態や後述する電源電流Imの値等に基づいて決定されるもので、単に駆動電圧SU,SV,SWの生成及び生成停止を指示するためだけではなく、駆動電圧SU,SV,SWのデューティやモータ51の回転数の制御用信号としての役割も担う。
特に、本実施形態に係るインバータマイコン7は、インバータ4から第1出力強制停止信号SFを取得可能となっている。インバータマイコン7は、第1出力強制停止信号SFを取得した場合には、既に述べたように内部のPWM波形出力を強制的に停止させ、駆動制御信号SBの出力を停止する。ここで、インバータマイコン7が第1出力強制停止信号SFを取得する際の条件としては、オペアンプOP2の出力、即ち2次側シャント抵抗Rs2上を流れる電流(具体的には、インバータ4に通電された電流)が閾値(第4所定値に相当)以上となり、インバータ4の駆動電圧SU,SV,SWの出力が強制的に止められた場合が挙げられる。閾値としては、モータ51の通常運転時にインバータ4に通電される電流の許容最大値が挙げられ、例えばインバータ4内の各パワートランジスタやモータ51の定格電流に設定される。図3に示すように、インバータマイコン7は、配線L5上を流れる電流が閾値以上の場合に第1出力強制停止信号SFを取得することで、インバータ4への駆動制御信号SBの出力を止めるため、より確実にインバータ4による駆動電圧SU,SV,SWの出力の停止制御を行うことができる。
更に、インバータマイコン7は、オペアンプOP2の出力とも接続されており、オペアンプOP2において増幅された2次側シャント抵抗Rs2の電圧に基づいて配線L5上を流れる電流(具体的には、インバータ4に通電され2次側シャント抵抗に流れた電流)を算出することができる。そして、インバータマイコン7は、算出結果を監視し続け、算出結果に応じた駆動制御信号SBをインバータ4に出力することができる。例えば、算出した配線L5上の電流値が上記閾値以上であれば、インバータマイコン7は、インバータ4から第1出力強制停止信号SFの出力を待たずとも駆動電圧SU,SV,SWの生成停止を指示する駆動制御信号SBをインバータ4に出力する。これにより、配線L5上の電流値が閾値以上であるが、インバータ4において何らかの異常が発生しておりインバータ4自らが直ちに駆動電圧SU,SV,SWの生成を停止できないような場合にも、駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制的に止めることができるため、インバータ4やモータ51が発火する恐れをより防ぐことができる。
また、上記以外に、インバータマイコン7は、コンバータマイコン8とも接続されており、コンバータマイコン8に対し運転許可信号SCを出力する。運転許可信号SCは、コンバータマイコン8によるコンバータ3の駆動制御を許可するための信号であって、主としてインバータ4の駆動状態や第1出力強制停止信号SF、上記算出結果等に基づいて決定される。例えば、モータ51が回転している状態は、インバータ4が駆動電圧SU,SV,SWを生成してモータ51に出力している状態であることに相当する。このように、インバータ4が駆動している状態であれば、インバータマイコン7は、コンバータ3の駆動制御を許可する旨の運転許可信号SCを、コンバータマイコン8に出力する。反対に、モータ51が回転を停止している状態は、インバータ4が駆動電圧SU,SV,SWの生成を行っていない状態であることに相当する。このように、インバータ4が駆動していない状態であれば、インバータマイコン7は、コンバータ3の駆動制御を許可しない旨の運転許可信号SCを、コンバータマイコン8に出力する。つまり、運転許可信号SCは、インバータ4が駆動している状態であるか否かを示す信号であると言える。また、インバータマイコン7は、配線L5上の電流値が上記閾値以上であれば、図3に示すように、コンバータマイコン8の駆動制御を許可しない旨の運転許可信号SCをコンバータマイコン8に出力し、配線L5上の電流値が上記所定値未満であれば、コンバータマイコン8の駆動制御を許可する旨の運転許可信号SCをコンバータマイコン8に出力する。
ここで、本実施形態に係る運転許可信号SCは、インバータ4が駆動している状態である場合、即ちコンバータ3の駆動制御を許可する場合には“H”、インバータ4が駆動していない状態である場合、即ちコンバータ3の駆動制御を許可しない場合には“L”の論理を持つものとする。また、第1出力強制停止信号SFは、インバータ4に駆動制御信号SBを出力させる場合には“L”、インバータ4への駆動制御信号SBの出力を停止させる場合には“H”の論理を持つものとする。
更に、インバータマイコン7は、コンバータマイコン8から様々な信号を取得することができ、取得した各種信号の内容に基づいて、駆動制御信号SB及び運転許可信号SCの内容を決定することもできる。ここで、インバータマイコン7がコンバータマイコン8から取得する信号としては、異常信号SD、注意報信号SE,第2出力強制停止信号SG(出力停止信号に相当)が挙げられる。異常信号SDは、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路の1次側部分において何らかの異常があるか否かを示す信号である。注意報信号SEは、確実に異常とは判断できないが、異常に近い状態であることを示す信号である。第2出力強制停止信号SGは、第1出力強制停止信号SFと同様、インバータマイコン7内部におけるPWM波形出力を強制停止させることで、駆動制御信号SBの出力を強制的に停止させるための信号である。尚、インバータマイコン7は、上述したような各種信号の出力及び取得のための入出力ポートを複数有しているが、本実施形態に係る第1出力強制停止信号SF及び第2出力強制停止信号SGは、共に同じ入力ポートに入力される。
〔コンバータマイコン〕
コンバータマイコン8は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータであって、コンバータ3の駆動制御を行う。具体的には、コンバータマイコン8は、コンバータ3を駆動制御するための駆動制御信号SAをコンバータ3に出力することで、コンバータ3に電源電流Imの直流電流への変換を行わせたり変換停止させたりする。
また、コンバータマイコン8は、電流センサ2により検出された電源電流Im、オペアンプOP1の出力(即ち、インバータ4に通電され第1シャント抵抗Rs1上を流れる電流)、電圧検出部6の出力、及びインバータマイコン7から出力される運転許可信号SCを監視する。コンバータマイコン8は、監視した各種情報に基づいて、駆動制御信号SAや異常信号SD、注意報信号SEを決定する。例えば、電源電流Imの値が所定の値以上である場合や、運転許可信号SCが“H”である場合には、コンバータマイコン8は、コンバータ3を駆動させるための駆動制御信号SAを出力する。逆に、電源電流Imの値が所定の値未満である場合や、運転許可信号SCが“L”である場合には、コンバータマイコン8は、コンバータ3の駆動を停止させるための駆動制御信号SAを出力したり、インバータマイコン7の駆動制御を許可しない旨の運転許可信号SCを出力したりする。ここで、所定の値は、例えばモータ51を正常に回転させるのに最低限必要となる電源電流Imの値とすることができ、検出された電源電流Imの値がこの値より低くなるとモータ51の回転に支障をきたすような値である。例えば、所定の値は、モータ51が駆動していない状態、即ち無負荷の状態において、配線L1上を流れる電流値が挙げられる。つまり、電源電流Imが所定の値以上であれば、コンバータマイコン8は、問題なくモータ51を駆動できると判断し、コンバータ3を駆動させる。また、電源電流Imが所定の値未満としては、例えば電源61において何らかの異常が発生した場合が挙げられるが、このような場合には、コンバータマイコン8は、モータ51を駆動できないと判断し、コンバータ3の駆動を停止させる。
尚、本発明では、電源電流Imにおける高調波の影響を考慮し、図4に示すように、所定の値として、互いに異なる値「所定値A」「所定値B」を設けている。所定値Aは、コンバータ3を駆動させる際の所定の値であって、所定値Bは、コンバータ3の駆動を停止させる際の所定の値である。具体的に、電源電流Imが約0A〜12Aの範囲の値を採ることができる場合、所定値Aは3.5A、所定値Bは2.0Aと決定される。コンバータ3を駆動させるための電源電流Imの閾値である所定値Aは、コンバータ3を停止させるための電源電流Imの閾値である所定値Bよりも高い。このように、コンバータ3の駆動及び駆動停止の動作においていわゆるヒステリシス特性を持たせるように、所定値Aと所定値Bとの間に差を設けておくことで、電源電流Imにおける高調波のコンバータマイコン8等への影響を抑制することができる。
特に、本実施形態に係るコンバータマイコン8は、インバータ4における駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制停止させるべきと判断するための異常条件が満たされた場合、図5〜図7に示すように、駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制停止させるための第2出力強制停止信号SGをインバータマイコン7に出力することで、駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制停止させる。
ここで、上記異常条件について説明する。本実施形態に係る異常条件とは、インバータ4を急遽停止させなければならないような条件であって、具体的には以下の条件が挙げられる。
第1条件:電流センサ2により検出された電源電流Imが第1所定値以上である場合(図5)
第2条件:オペアンプOP1の出力に基づいて算出された結果(即ち、インバータ4に通電され1次側シャント抵抗Rs1上に流れる電流)が、第2所定値以上となる場合(図6)
第3条件:電圧検出部6の出力に基づいて算出された結果(即ち、インバータ4に印加される電圧)が、第3所定値以上となる場合(図7)。
上記第1所定値としては、モータ51が通常回転を行う時の電源電流Imの許容最大値が挙げられる。第2所定値としては、閾値と同様、モータ51の通常回転時にインバータ4に通電される電流の許容最大値が挙げられる。第3所定値としては、モータ51の通常回転時にインバータ4に印加される電圧の許容最大値が挙げられる。特に、第1条件は、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路のうち電源61における異常についての条件であって、第3条件は、インバータ4に印加される電圧が過電圧か否かについての条件である。また、第2条件は、主回路の1次側部分における配線L5上の電流値に基づいた条件であるため、平滑部5に対しコンバータ3側の異常を検知するための条件であると言える。コンバータマイコン8は、上記第1〜第3条件の少なくとも1つが満たされた場合には、電源61や主回路上において何らかの異常が発生したと判断し、第2出力強制停止信号SGを出力することで、インバータマイコン7を強制停止することができる。従って、コンバータマイコン8は、モータ51の駆動を早急に停止させるべき異常を検知した場合、直ちにインバータマイコン7の駆動を停止させることでモータ51の駆動を停止させることができる。
尚、本実施形態に係る第2出力強制停止信号SGは、第1出力強制停止信号SFと同様、インバータマイコン7に駆動制御信号SBを出力させる場合には“L”、駆動制御信号SBの出力を停止させる場合には“H”の論理を持つものとする。
(2)モータ駆動制御装置の動作
(2−1)一連の動作の流れ
次に、モータ駆動制御装置1が行う動作について、図2〜8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係るモータ駆動制御装置1が行う一連の動作の流れを説明するためのフローチャートであって、図2〜7は、モータ51の回転数や電源電流Im、第1及び第2出力強制停止信号SF,SG等の各種信号の経時的変化を示す図である。
ステップS1〜S2:モータ駆動制御装置1は、空気調和装置に含まれる各種機器の制御を行う制御部(図示せず)から圧縮機の駆動指示を取得すると(S1)、モータ51の駆動制御を開始し、モータ51を駆動させる(S2)。すると、図2の“停止”〜“起動”に示すように、各マイコン7,8からは、駆動制御信号SB“H”,駆動制御信号SA“H”が出力され、インバータマイコン7からは、モータ51が駆動している状態を示す運転許可信号SC“H”が出力されるようになる。尚、第1出力強制停止信号SF及び第2出力強制停止信号SGは、共に“L”の状態を保つ。すると、モータ51は、やがて定常回転状態に至る(図2の“定常回転)。
ステップS3〜S8:コンバータマイコン8は、電流センサ2の出力、オペアンプOP1の出力、及び電圧検出部6の出力の監視等を行う。図5に示すように、電流センサ2の出力である電源電流Imの値が第1所定値以上となった場合(S3のYes。第1条件)、図6に示すように、1次側シャント抵抗Rs1上を流れる電流の値が第2所定値以上となった場合(S4のYes。第2条件)、図7に示すように、電圧検出部6の出力であるインバータ4への印加電圧が第3所定値以上となった場合(S5のYes。第3条件)には、コンバータマイコン8は、第2出力強制停止信号SG“H”を出力する(S6)。これにより、インバータマイコン7は、駆動制御信号SB“L”をインバータ4に出力するようになるため、インバータ4は駆動停止し(S7)、モータ51の駆動は強制的に停止される(S8)。尚、コンバータマイコン8は、第2出力強制停止信号SG“H”を出力すると共に、コンバータ3に出力する駆動制御信号SAを“L”にするため、コンバータ3も駆動停止する。
ステップS9〜S10:ステップS3〜S5において、いずれの条件も満たしていないが、図3に示すように、2次側シャント抵抗Rs2上の電流が閾値以上となり(S9のYes)、インバータ4から第1出力強制停止信号SF“H”が出力された場合には(S10)、インバータマイコン7は、運転許可信号SCを“H”から“L”に切り換えると共に、駆動制御信号SB“L”を出力する(S7)。これにより、インバータ4の駆動は停止し、コンバータマイコン8はコンバータ3の駆動を停止するため、モータ51の駆動は完全に停止する(S8)。
尚、上記ステップS3〜S5、及びS9のいずれの条件も満たされない場合には、各マイコン8,7は、モータ51が定常回転を継続して行うように、コンバータ3及びインバータ4の駆動制御を継続して行う。また、図8においては図示していないが、図4に示すように、コンバータマイコン8の監視する電源電流Imが所定値B以下となった場合には、各マイコン8,7は、コンバータ3及びインバータ4の駆動を停止させ、モータ51を停止させる。更に、第1出力強制停止信号SFが“H”ではないが、インバータマイコン7が2次側シャント抵抗Rs2上の電流が閾値以上であると判断した場合には、インバータマイコン7は、インバータ4を駆動停止させ、運転許可信号SC“L”をコンバータマイコン8に出力する。これにより、コンバータ3の駆動も停止し、モータ51は停止状態となる。
(3)効果
(A)
本実施形態に係るモータ駆動制御装置1によると、コンバータマイコン8は、インバータ4における駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制停止させるべきと判断するための異常条件が生じた場合、第2出力強制停止信号SGをインバータマイコン7に出力する。これにより、インバータマイコン7は、駆動電圧SU,SV,SWのインバータ4への出力を強制的に停止させる制御を行い、インバータ4は駆動電圧SU,SV,SWの生成を停止する。従って、モータ駆動制御装置1は、モータ51を安全に回転駆動させることができる。
(B)
上記異常条件には、電源電流Imが第1所定値以上となる第1条件、インバータ4に通電された電流が第2所定値以上となる第2条件、及びインバータ4に印加された電圧が第3所定値以上となる第3条件の少なくとも1つが含まれる。第1所定値、第2所定値及び第3所定値には、それぞれモータ通常回転時における電源電流Imの許容最大値、モータ通常回転時にインバータ4に通電される電流の許容最大値及びインバータ4に通電される電圧の許容最大値が挙げられる。このモータ駆動制御装置1によると、コンバータマイコン8は、電源電流Imが増加して第1所定値以上となった場合(即ち、第1条件)には、例えば電源61において何らかの異常が生じていると判断することができる。また、コンバータマイコン8は、インバータ4に通電された電流が第2所定値以上(即ち、第2条件)となったり、インバータ4に印加される電圧が第3所定値以上(即ち、第3条件)となったりした場合には、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路上において何らかの異常が生じていると判断することができる。このように、コンバータマイコン8は、上記第1〜3条件の少なくとも1つが満たされた場合には、駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制的に停止させる制御をインバータマイコン7に行わせることができるため、モータ51をより安全に回転駆動することができる。
(C)
インバータマイコン7は、インバータ4に通電された電流が閾値以上である場合、インバータによる駆動電圧の出力を停止させる指示をインバータに出力する。閾値としては、第2所定値と同様、モータ通常運転時にインバータ4に通電される電流の許容最大値が挙げられる。従って、このモータ駆動制御装置1によると、インバータマイコン7は、コンバータマイコン8から第2出力強制停止信号SGが出力された場合だけではなく、インバータ4に通電される電流に基づいて強制停止させると自ら判断した場合にも、インバータ4による駆動電圧SU,SV,SWの出力を強制停止させる指示をインバータ4に出力することができる。従って、インバータ4に多くの電流が通電された場合には、より確実にインバータ4による駆動電圧SU,SV,SWの出力を停止させることができる。
(D)
ところで、通常、コンバータ3とインバータ4との間には、コンバータ3により変換された後の直流電流(電源電流Im)を平滑化させる目的で、コンデンサc1,c2で構成される平滑部5が接続される。しかしながら、このコンデンサc1,c2によって、コンバータ3及びインバータ4を含む主回路は、コンデンサc1,c2よりもコンバータ3側である1次側回路とコンデンサc1,c2よりもインバータ4側である2次側回路とに分けられてしまう。しかし、本実施形態に係るモータ駆動制御装置1では、コンバータマイコン8は、1次側回路上に位置する1次側シャント抵抗Rs1を用いてインバータ4に通電された電流を監視し、インバータマイコン7は、2次側回路上に位置する2次側シャント抵抗Rs2を用いてインバータ4に通電された電流を監視する。これにより、主回路が1次側回路と2次側回路とに分けられた場合であっても、コンバータマイコン8及びインバータマイコン7は、インバータ4に通電された電流に基づいて、インバータ4において異常が生じたことを確実に判断することができる。
(E)
また、本実施形態に係るモータ駆動制御装置1は、圧縮機用モータ51の駆動制御用として用いられる。これにより、圧縮機用モータ51は、安全に回転駆動されるため、圧縮機用モータ51を駆動源とする圧縮機は、正常にかつ安全に運転を行うことができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態に係るモータ駆動制御装置1は、図8に示した動作に加え、更にインバータマイコン7が暴走した場合にはモータ51を強制停止するような動作を行っても良い。この場合のモータ駆動制御装置1は、図9に示すように、リセットIC9を更に有する。リセットIC9は、インバータマイコン7をリセットするためのものであって、例えば複数のフリップフロップ等からなる回路構成を有している。リセットIC9の入力は、コンバータマイコン8におけるリセット指示信号SH用出力ポートに配線を介して接続されており、リセットIC9の出力は、インバータマイコン7におけるリセット信号SI用入力ポートに配線を介して接続されている。リセットIC9は、インバータ4のリセットを行う旨のリセット指示信号SHをコンバータマイコン8から取得すると、インバータマイコン7をリセットさせるためのリセット信号SIを出力する。
この場合のコンバータマイコン8は、インバータマイコン7から送られてくる運転許可信号SCに基づいて、単に駆動制御信号SAを切り換えるだけではなく、インバータマイコン7が暴走状態にあるか否かを判断する。具体的には、電源電流Imがモータ51の通常回転時の値であるが、運転許可信号SCがインバータ4の駆動停止状態を示す内容(具体的には、運転許可信号SC“L”)であれば、コンバータマイコン8は、モータ51は正常に回転しているが、インバータマイコン7が暴走状態であると判断する。この場合、コンバータマイコン8は、インバータ4のリセットを行う旨のリセット指示信号SHをリセットIC9に出力する。そして、インバータマイコン7は、リセットするべき内容のリセット信号SIをリセットIC9から取得すると、駆動制御信号SBのインバータ4への出力停止等、それまで行っていた動作を強制的にオフさせる。
尚、リセットIC9は、基準クロックCLKに基づいてインバータマイコン7のリセットを所定のタイミングで行う、いわゆる同期式リセットICであってもよい。
(b)
上記実施形態では、モータ駆動制御装置1が、圧縮機の駆動源である圧縮機用モータ51を駆動制御する場合について説明した。しかし、本発明に係るモータ駆動制御装置1は、圧縮機用モータ以外のモータを駆動する場合にも用いることができる。圧縮機用モータ以外のその他の例としては、ファンモータが挙げられる。
本発明に係るモータ駆動制御装置は、モータを安全に回転駆動させることができるという効果を有しており、圧縮機用モータを駆動制御するための装置として適用することができる。
本実施形態に係るモータ駆動装置の概略構成と、このモータ駆動制御装置及びモータを備えたシステムの概念図。 インバータマイコンが正常にインバータの駆動制御を行った場合の、モータの回転数、電源電流、各種信号の経時的変化を示す図。 2次側シャント抵抗上を流れる電流が閾値以上となった場合の、モータの回転数等の各種信号の経時的変化を示す図。 モータが定常回転を行っている時に電源電流が一時的に所定値B以下となった場合の、モータの回転数及び各種信号の経時的変化を示す図。 第1条件が満たされた場合の、モータの回転数及び各種信号の経時的変化を示す図。 第2条件が満たされた場合の、モータの回転数及び各種信号の経時的変化を示す図。 第3条件が満たされた場合の、モータの回転数及び各種信号の経時的変化を示す図。 本実施形態に係るモータ駆動制御装置が行う一連の動作の流れを説明するためのフローチャート。 その他の実施形態(a)に係るモータ制御装置の概略構成と、このモータ駆動制御装置及びモータを備えたシステムの概念図。
1 モータ駆動制御装置
2 電流センサ
3 コンバータ
4 インバータ
5 平滑部
6 電流検出部
7 インバータマイコン
8 コンバータマイコン
51 モータ
61 電源
100 モータ駆動制御システム
L1〜L9 各種配線
SA,SB 駆動制御信号
SC 運転許可信号
SD 異常信号
SE 注意報信号
SF 第1出力強制停止信号
SG 第2出力強制停止信号
SU,SV,SW 駆動電圧
Rs1,Rs2 シャント抵抗
c1,c2 コンデンサ
r1,r2 抵抗
Im 電源電流
OP1,OP2 オペアンプ

Claims (5)

  1. 電源(61)から出力される電源電流(Im)を直流電流に変換するコンバータ(3)と、
    前記コンバータ(3)から前記直流電流を供給され、モータ(51)を駆動するための駆動電圧(SU,SV,SW)を生成して前記モータ(51)に出力するインバータ(4)と、
    前記インバータ(4)の駆動制御を行うインバータ駆動制御部(7)と、
    前記コンバータ(3)の駆動制御を行うと共に、前記インバータ(4)における前記駆動電圧(SU,SV,SW)の出力を強制停止させるべきと判断するための異常条件が満たされた場合、前記駆動電圧(SU,SV,SW)の出力を停止させるための出力停止信号(SG)を前記インバータ駆動制御部(7)に出力するコンバータ駆動制御部(8)と、
    を備え
    前記コンバータ駆動制御部(8)は、前記電源電流(Im)が第1下限値以下となった場合には前記コンバータ(3)の駆動を停止し、その後、前記電源電流(Im)が第2下限値以上となった場合には前記コンバータ(3)を駆動させる制御を更に行い、
    前記第1下限値と前記第2下限値とは、互いに異なる値である、
    モータ駆動制御装置(1)。
  2. 前記異常条件には、前記電源電流(Im)が第1所定値以上となる第1条件、前記インバータ(3)に通電された電流が第2所定値以上となる第2条件、及び前記インバータ(4)に印加される電圧が第3所定値以上となる第3条件の少なくとも1つが含まれる、
    請求項1に記載のモータ駆動制御装置(1)。
  3. 前記インバータ駆動制御部(7)は、前記インバータ(4)に通電された電流が第4所定値以上である場合、前記インバータ(4)による前記駆動電圧(SU,SV,SW)の出力を停止させる指示を前記インバータ(4)に出力する、
    請求項2に記載のモータ駆動制御装置(1)。
  4. 前記コンバータ(3)により変換された前記直流電流を前記インバータ(4)に流すための第1配線(L4)と、
    前記インバータ(4)に通電された電流を前記コンバータ(3)に流すための第2配線(L5)と、
    前記コンバータ(3)と前記インバータ(4)との間に位置し、両端が前記第1配線(L4)及び前記第2配線(L5)それぞれに接続されたコンデンサ(5)と、
    前記コンデンサ(5)に対し前記コンバータ(3)側の前記第2配線上(L5)に直列に接続された第1シャント抵抗(Rs1)と、
    前記コンデンサ(5)に対し前記インバータ(4)側の前記第2配線(L5)上に直列に接続された第2シャント抵抗(Rs2)と、
    を更に備え、
    前記コンバータ駆動制御部(8)は、前記第1シャント抵抗(Rs1)に流れる電流を監視し、
    前記インバータ駆動制御部(7)は、前記第2シャント抵抗(Rs2)に流れる電流を監視する、
    請求項3に記載のモータ駆動制御装置(1)。
  5. 前記モータ(51)は、圧縮機用モータである、
    請求項1〜4のいずれかに記載のモータ駆動制御装置(1)。
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