JP5352419B2 - 二重容器 - Google Patents

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Description

本発明は、二重容器に関するものである。
近年、内容物を収容した内容器と、内部に内容器を収納する有底筒状の外容器と、外容器内の内容器の口部に装着されたポンプ付蓋体と、を備える二重容器が提供されている。
このような二重容器において内容器を交換する際には、まず、ポンプ付蓋体を内容器の口部から取り外した後に内容器を外容器から取り出す。そして、外容器に新たな内容器を収納し、ポンプ付蓋体を再装着する。このとき、ポンプのシリンダを内容器の口部から内側に挿入する。以上のようにして、内容器を交換する。
特許第4194873号公報
しかしながら、上記従来の二重容器では、開封後の内容器を誤って倒したり落としたりして、内容物が零れ出るおそれがある。特に、ポンプ付蓋体を装着する内容器では、内容器内にポンプのシリンダを挿入させるために口部が大口径になっているので、内容器を倒したり落としたりしたときに内容器内の内容物の大部分が零れ出てしまうことがある。また、ポンプ付蓋体を内容器から取り出したときに、シリンダやシリンダの下端に連結されたチューブの外表面に付着した内容物または上記チューブ内に残留している内容物などが垂れ落ちるおそれがある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、内容器を吐出容器に装填する前や装填するときに内容器を倒したり落としたりしても内容物が零れ出ない、または零れ出ても少量である二重容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の二重容器は、外容器と、前記外容器内に収納されると共に内容物が収容された内容器と、上方付勢状態で押し込み可能に起立したステムを有すると共に前記内容器の口部に装着され、前記口部の開口を閉塞する吐出器と、を備えるカートリッジ体と、前記外容器の装着口部に装着されると共に頂壁部に案内孔部が形成された有頂筒状の装着部材と、前記案内孔部内で上下動可能に挿通されると共に前記ステムに取り付けられた押下ヘッドと、を有する押下体と、を備え、前記押下ヘッドには、前記装着部材の前記頂壁部における前記案内孔部の周縁部に係合して該押下ヘッドの前記装着部材に対する上昇移動を規制する抜止部が設けられていることを特徴とする。
この発明では、内容器の口部を吐出器で閉塞したカートリッジ体を交換するため、カートリッジ体を交換する際にカートリッジ体を倒したり落としたりしても、内容物が外部に零れ出ないまたは零れたとしても少量とすることができる。すなわち、カートリッジ体を交換する際には、外容器に装着された押下体を取り外してステムから押下ヘッドを取り外し、さらに、外容器内に収納されているカートリッジ体を取り出す。そして、内容器内に内容物が収容されている新たなカートリッジ体を外容器内に装填する。内容物が内容器内に密封されているため、新たなカートリッジ体を外容器内に装填する際にカートリッジ体を誤って落下、転倒などさせても、カートリッジ体内の内容物が零れ出ず、仮に上方付勢状態のステムが落下、転倒時などで押し下げられても、ステムを介して零れ出る内容物を少量にすることができる。また、カートリッジ体の交換時に内容物が外気にさらされにくいため、内容物の品質低下や内容物への不純物の混入を防止できる。
さらに、押下ヘッドに抜止部が設けられているため、押下体を外容器に装着しようとするときに、押下ヘッドが上方付勢されているステムによって上方に押し上げられ、抜止部が装着部材の頂壁部における案内孔部の周縁部に係合する。これにより、押下ヘッドは、装着部材に対して固定される。このため、ステムによる押下ヘッドのさらなる上昇移動が規制され、ステムが押下ヘッドに取り付けられる。したがって、外容器への押下体の装着時に、押下ヘッドにステムを確実に取り付けることができる。
また、本発明の二重容器は、前記外容器及び前記内容器には、それぞれ互いに係合することで前記外容器及び前記内容器の相対的な周方向の位置を決める位置決部が形成されていることが好ましい。
この発明では、外容器と内容器とにおいて互いの周方向の位置を容易かつ確実に合わせることができ、例えば外容器及び内容器に模様などがある場合に両者の模様を重ね合わせたり、あるいは周方向に離間させたりすることができる。さらに、装着部材が装着口部に螺着するように構成されている場合、螺着時に押下ヘッドがステムと接触した状態で押下体がカートリッジ体と共に螺着方向で回転することを防止し、螺着が容易になる。
また、本発明の二重容器は、前記抜止部は、前記押下ヘッドの下端部に形成され、前記押下ヘッドの下端部には、上下方向に延在し、下端開口縁に開口するスリットが形成されていることが好ましい。
この発明では、押下ヘッドの下端部を案内孔部に差し込んで挿通させる際に押下ヘッドの下端部が径方向内方へ弾性変形するので、押下ヘッドを案内孔部内に容易に配置できる。
また、本発明の二重容器は、前記押下ヘッドは、当該押下ヘッドの前記装着部材に対する上下動を規制する規制位置とこの規制を解除する規制解除位置との間で、前記装着部材に対して当該二重容器の容器軸回りに回転可能であることが好ましい。
この発明では、装着部材に対して押下ヘッドを固定することができるため、装着部材を装着口部から取り外すときに押下ヘッドをステムから容易に取り外すことができる。すなわち、押下ヘッドを規制位置に位置させることにより、装着部材を装着口部から取り外す際に押下ヘッドも装着部材と共にステムから取り外される方向に移動される。これにより、装着部材を装着口部から取り外したときに押下ヘッドがステムに取り付けられたままの状態となっていることが防止される。したがって、押下体は、押下ヘッドが上下動してステムに引っ掛かることなく外容器から容易に取り外される。
また、装着部材及び押下ヘッドの着脱時に押下ヘッドを規制位置に位置させることによって、押下ヘッドが装着部材に固定されてぐらつきを抑えるため、ヘッドが取り付けられるステムに過度な負荷が掛かることを抑制し、ステムの劣化を防止できる。
さらに、装着部材を装着口部に装着した状態で押下ヘッドを規制位置に位置させることにより、押下ヘッドが不用意に押し下げられて内容物が吐出されることを防止できる。
また、本発明の二重容器は、前記押下ヘッドの外周面には、前記抜止部との間で前記頂壁部を前記容器軸方向に挟む規制凸部が径方向外方に向けて突設され、前記頂壁部における前記案内孔部の周縁部には、前記規制凸部を通過させる通過孔部と、前記規制凸部に係合して前記押下ヘッドの前記規制位置から前記規制解除位置への移動を抑止する抑止部と、が形成されていることが好ましい。
この発明では、押下ヘッドが規制位置から規制解除位置に向けて不用意に移動することが防止されることで、押下ヘッドの誤動作をより確実に防止できる。すなわち、押下ヘッドは、装着部材に対して容器軸回りに回転させて規制凸部を周方向で通過孔部からずらすことにより、押下ヘッドが頂壁部によってその上下動が阻害される規制位置に達し、規制凸部を周方向で通過孔部と位置合わせすることにより、押下ヘッドが頂壁部によって阻害されることなく上下動する規制解除位置に達する。ここで、規制位置における規制凸部が周方向で移動して通過孔部に達することを抑止するため、押下ヘッドが不用意に押し下げられることをより確実に防止できる。
この発明にかかる二重容器によれば、内容物が内容器内で密封されているため、カートリッジ体の交換時に誤ってカートリッジ体を倒したり落としたりしても、内容物が外部に零れ出ないまたは零れたとしても少量とすることができる。また、抜止部が押下ヘッドの上昇移動を規制するため、外容器への押下体の装着時に、押下ヘッドをステムに確実に取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態における二重容器を示す軸方向断面図である。 外容器及び押下体を示す軸方向断面図である。 外容器を示す図2のA−A矢視断面図である。 カートリッジ体を示す軸方向断面図である。 カートリッジ体を示す上面図である。 押下ヘッドを示す裏面図である。 本発明の第2の実施形態における二重容器の一部を示す斜視図である。 図7の部分拡大図である。 本発明の第3の実施形態における二重容器を示す軸方向断面図である。 規制解除位置にある押下体を示す斜視図である。 規制位置にある押下体を示す斜視図である。 図9の頂壁部を示す部分拡大図である。
以下、本発明による二重容器の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における二重容器1は、図1に示すように、有底筒状の外容器2、有底筒状のカートリッジ体3、押下体4及び有頂筒状のオーバーキャップ5を備えている。
図示の例では、外容器2、カートリッジ体3、押下体4及びオーバーキャップ5は、共通軸線上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、容器軸Oに沿って押下体4側を上側、外容器2側を下側とし、容器軸Oに直交する方向を径方向とし、さらに容器軸Oを中心に周回する方向を周方向とする。
外容器2は、図1から図3に示すように、有底円筒状をなしており、外胴部11と、外胴部の上端に連設された押下体装着口部(装着口部)12と、を備えている。
外胴部11の上端部には、内径を大きくすることによって段差部13が形成されている。そして、段差部13の内周縁部には、図3に示すように、平面視C字状をなす環状溝部13Aが周方向に形成されており、環状溝部13Aの被形成部分は、位置決凸部(位置決部)13Bとなっている。
また、押下体装着口部12の内周面には、図1及び図2に示すように、押下体4が螺着される第1雌ネジ部12Aが形成されている。
カートリッジ体3は、図1、図4及び図5に示すように、内容器21と、内容器21に螺着される吐出器22と、を備えている。
内容器21は、内胴部23と、肩部24と、ポンプ装着口部(口部)25と、を有する。
内胴部23は、有底円筒状をなしており、外径が外胴部11の内径よりも若干小さくなっている。
肩部24は、内胴部23の上端に連設されており、上方に向かうにしたがって漸次縮径している。
ポンプ装着口部25は、肩部24の上端に連設されており、容器軸Oに沿って延在する円筒状をなしている。そして、ポンプ装着口部25の外周面には、第2雄ネジ部25Aが形成されている。
吐出器22は、内容器21のポンプ装着口部25の開口を閉塞し、ポンプ26と、ポンプ26を内容器21に取り付ける取付部材27と、を有する。
ポンプ26は、内容器21内の内容物を送り出す送出器であり、多段状のシリンダ31と、シリンダ31の上端から突出されたステム32と、シリンダ31の径方向外方に突出したポンプフランジ部33と、を有する。
シリンダ31は、容器軸Oを中心軸線にして上下方向に沿って延設された円筒状をなす筒部であり、下方に向かうにしたがって段状に縮径されている。このシリンダ31は、概略構成として、ポンプ装着口部25の内側に配設された上筒部31Aと、上筒部31Aの下端に連結されると共に上筒部31Aよりも小径の中筒部31Bと、中筒部31Bの下端に連結されると共に中筒部31Bよりも小径の下筒部31Cと、を備えている。そして、上筒部31Aの下端と中筒部31Bの上端との間及び中筒部31Bの下端と下筒部31Cの上端との間には、それぞれ段差が形成されている。また、シリンダ31の下端には、チューブ34が連結されている。
チューブ34は、内容器21内の内容物をポンプ26のシリンダ31内に供給するための供給管であり、内容器21内に収容されて内容器21内の内容物の中に配置されたディップチューブである。そして、チューブ34の下端は、内容器21内に開放されている。
ステム32は、上筒部31Aの上端から上方に向けて突出された筒部であり、容器軸Oに沿って延設されている。また、ステム32は、上側部分が下側部分よりも小径となっており、上側部分と下側部分との間には、段差が形成されている。そして、ステム32は、図示しないスプリングなどによって上方付勢状態で立設されており、このステム32が押下されることによってポンプ26が作動する。
ポンプフランジ部33は、上筒部31Aの外周面に沿って全周にわたって形成された円環板状をなしている。このポンプフランジ部33は、パッキン35と取付部材27の後述する環状板部37との間に挟み込まれており、このポンプフランジ部33を介してポンプ26が取付部材27に支持されている。
取付部材27は、内容器21のポンプ装着口部25に着脱自在に装着されており、ほぼ筒状をなしている。そして、取付部材27は、案内筒部36と、環状板部37と、取付筒部38と、取付部材フランジ部39と、を有する。
案内筒部36は、容器軸Oに沿って延在する円筒状をなし、ステム32から径方向外方に離間した位置においてステム32の下側部分の外周を覆っており、押下体4の押下動作を案内する。
環状板部37は、円環状をなしており、内周縁が案内筒部36の下端に連設されており、外周縁が取付筒部38の上端に連設されている。
取付筒部38は、容器軸Oに沿って延在する円筒状をなしており、内周面にポンプ装着口部25の第2雄ネジ部25Aと螺合する第2雌ネジ部38Aが形成されている。
取付部材フランジ部39は、ほぼ円環板状をなしており、内周縁が取付筒部38の下端に連設されている。そして、取付部材フランジ部39の外周縁部は、外容器2の段差部13(環状溝部13A)上に載置されている。また、取付部材フランジ部39の外周縁部における周方向の一部分には、図5に示すように、段差部13の位置決凸部13Bと係合する位置決切欠(位置決部)39Aが形成されている。位置決切欠39Aを位置決凸部13Bと係合させることによって外容器2に対するカートリッジ体3の周方向における位置合わせが行われると共に、カートリッジ体3が外容器2に対して容器軸O回りに回転することが規制される。
押下体4は、図1及び図2に示すように、外容器2の押下体装着口部12に装着される装着部材41と、装着部材41に対して上下方向で移動可能に設けられた押下ヘッド42と、を備える。
装着部材41は、頂壁部43と、接続筒部44と、環状壁部45と、装着筒部46と、外壁部47と、を有する。
頂壁部43は、平面視円形をなしており、径方向内方に向かうにしたがって上方に向けて若干膨出している。そして、頂壁部43の径方向中央部には、案内筒部36よりも大径の案内孔部43Aが形成されている。
接続筒部44は、容器軸Oに沿って延在する円筒状をなしており、頂壁部43の外周縁部に連設されている。
環状壁部45は、内周縁が接続筒部44の下端に連設されており、外周縁が円筒状をなす外壁部47の上端に連設されている。また、環状壁部45の径方向中央部分には、装着筒部46の上端が連設されている。
装着筒部46は、容器軸Oに沿って延在する円筒状をなしており、外周面に押下体装着口部12の第1雌ネジ部12Aと螺合する第1雄ネジ部46Aが形成されている。また、装着筒部46の下端は、装着部材41を外容器2の押下体装着口部12に装着した状態において、取付部材フランジ部39の外周縁部分を段差部13の環状溝部13Aの上面と共に挟み込んでいる。
押下ヘッド42は、ポンプ26のステム32に取り付けられる操作部であり、図1、図2及び図6に示すように、嵌合筒部51と、ノズル52と、外筒部53と、を有する。
嵌合筒部51は、内径がステム32の上側部分の外径と同等となっており、ステム32の上側部分に嵌挿されている。そして、嵌合筒部51の内側は、ステム32に連通しており、ステム32を介して内容器21内の内容物が流通する。また、嵌合筒部51の下端は、ステム32の下側部分の上端に当接している。
ノズル52は、内容物を吐出させる吐出口であり、径方向外方に向けて突設されている。ノズル52の内部には、嵌合筒部51の内側と連通する連通路52Aが形成されている。このため、連通路52Aは、嵌合筒部51の内側を介してステム32に連通しており、内容器21内の内容物を流通させる。
外筒部53は、嵌合筒部51よりも径方向外方に配置されており、内径が案内筒部の外径よりも若干大きく、外径が案内孔部43Aと同等になっている。また、外筒部53の下端部には、径方向外方に向けて突出する抜止凸部(抜止部)53Aが全周にわたって形成されている。抜止凸部53Aは、嵌合筒部51が上方付勢されているステム32に取り付けられることによって押下ヘッド42が上方付勢されても、案内孔部43Aの周縁部に引っ掛かることによって押下ヘッド42が案内孔部43Aから抜け出ることを防止する。
さらに、外筒部53の下端部には、抜止凸部53Aを越えて上下方向に延在すると共に外筒部53の下端開口縁に開口するスリット53Bが周方向で間隔をあけて複数形成されている。
このように、スリット53Bを形成することにより、押下ヘッド42の下端部が径方向内方に向けて弾性変形しやすくなっている。そのため、押下ヘッド42を下端部側から装着部材41の案内孔部43Aに差し込むときに下端部が径方向内方に向けて弾性変形し、押下ヘッド42を案内孔部43Aに容易に配置できる。ここで、押下ヘッド42の下端部が案内孔部43Aに差し込んだ後に径方向外方に向けて弾性復帰するため、抜止凸部53Aは、頂壁部43における案内孔部43Aの周縁部に引っ掛かることによって、押下ヘッド42の装着部材41に対する上方への移動を規制できる。
また、押下ヘッド42の上方部(ノズル52の下部)位置には、径方向外側に突出する環状膨出部が形成されており、押下ヘッドが下方に移動した際に、上記案内孔部43Aに係止されるように構成されている。
オーバーキャップ5は、有頂円筒状をなしており、押下ヘッド42の外側を覆っている。
次に、以上のような構成の二重容器1においてカートリッジ体3を交換する方法を説明する。
まず、押下体4を外容器2に対して容器軸O回りに回転させて装着部材41と外容器2の押下体装着口部12との螺合を解除し、押下体4を外容器2から取り外す。このとき、位置決凸部13Bと位置決切欠39Aとが係合しているので、押下体4を外容器2に対して回転させる際にカートリッジ体3が押下体4と共に外容器2に対して容器軸O回りに回転することが防止される。
そして、カートリッジ体3を外容器2から取り出し、内容物が充填されている新たなカートリッジ体3を外容器2内に装填する。ここで、内容器21が吐出器22によって封止されているので、カートリッジ体3を外容器2から開放してカートリッジ体3を外容器2から取り出した状態でカートリッジ体3を倒したり落としたりしても、カートリッジ体3内の内容物が外部に零れ出ず、また、その際に上方付勢状態のステム32を押し下げたとしても、ステム32を介して零れ出る内容物の量が少量になる。
なお、新たなカートリッジ体3を外容器2内に収納する際、位置決凸部13Bと位置決切欠39Aとが係合するようにカートリッジ体3を外容器2内に収納する。このように位置決凸部13Bと位置決切欠39Aとが係合することで、外容器2に対するカートリッジ体3の周方向の位置合わせが容易に行われる。ここで、外容器2及びカートリッジ体3それぞれの外周面に周方向における互いの位置合わせをより容易とするために位置合わせ用の模様などを施してもよい。
その後、装着部材41を外容器2の押下体装着口部12に対して容器軸O回りに回転させて装着部材41を外容器2の押下体装着口部12に螺着する。このとき、位置決凸部13Bと位置決切欠39Aとが係合しているので、カートリッジ体3が押下体4と共に外容器2に対して容器軸O回りに回転することが防止される。そして、押下体4を外容器2に螺合していくと、押下体4は、カートリッジ体3のステム32に対して相対的に下降し、嵌合筒部51の下端は、ステム32が上方付勢されていることから、ステム32の上端に当接したまま装着部材41に対して相対的に上昇する。
さらに押下体4を外容器2に螺合させて、押下ヘッド42が装着部材41に対してさらに相対的に上昇していくと、抜止凸部53Aは、頂壁部43における案内孔部43Aの周縁部に引っ掛かる。これにより、抜止凸部53Aは、押下ヘッド42の装着部材41に対するさらなる上昇移動を規制する。そのため、嵌合筒部51は、案内孔部43A内で上下動不能となり、押下体4の螺合に伴ってステム32に対して相対的に下降し、ステム32の上側部分と嵌合する。
以上のようにして、カートリッジ体3を交換する。
このような構成の二重容器1によれば、内容器21のポンプ装着口部25を吐出器22で閉塞したカートリッジ体3を交換するため、交換時にカートリッジ体3を倒したり落としたりしても内容物が外部に零れ出ない、または零れたとしても少量とすることができる。また、抜止凸部53Aが押下ヘッド42の上昇移動を規制するため、押下体4を外容器2に螺着するときに嵌合筒部51にステム32を確実に嵌め込むことができる。
また、位置決凸部13B及び位置決切欠39Aを係合させることによって外容器2及び内容器21双方の周方向の位置合わせが容易かつ正確に行われ、例えば外容器2及び内容器21に模様などがある場合に両者の模様を重ね合わせたり、あるいは周方向に離間させたりすることができる。さらに、押下体4の装着部材41を押下体装着口部12に螺着するときに押下ヘッド42がステム32と接触した状態で押下体4がカートリッジ体3と共に容器軸O回りに螺着方向で回転することを防止するため、嵌合筒部51にステム32を容易に着脱できる。
また、外筒部53の下端部を案内孔部43Aに差し込む際に外筒部53の下端部が径方向内方へ弾性変形するので、押下ヘッド42を案内孔部43Aに容易に配置できる。
次に、本発明による二重容器の第2の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1の実施形態と同様である。したがって、図7及び図8においては、図1から図6と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第2の実施形態における二重容器100において、外容器101における外胴部102は、その上端部分に内径を拡大して形成され、押下体装着口部として構成される上側部分と、上記上側部分の下端に段差部を介して連結する下側部分とからなり、上記下側部分の上端部に、位置決溝部(位置決部)102Aが形成されている。また、吐出器105のポンプフランジ部106に、位置決溝部102Aと係合する位置決凸部(位置決部)106Aが形成されている。なお、ポンプフランジ部106の外径は、外胴部102の下側部分の内径と同等、もしくは若干小さくなっている。
位置決溝部102Aは、外胴部102において容器軸O’を挟んで径方向両側の2箇所に形成されている。そして、位置決溝部102Aは、側面視でほぼL字状をなしており、容器軸O’に沿って延在する入口溝部102Bと、入口溝部102Bに接続されて周方向に沿って延在する案内溝部102Cと、によって形成されている。
入口溝部102Bは、上端開口が外胴部102の下側部分の上端縁(段差部)に開口しており、周方向の幅が位置決凸部106Aの周方向の幅と同等となっている。
案内溝部102Cは、周方向の一端が入口溝部102Bの下端に接続されており、周方向の長さが位置決凸部106Aの周方向の幅と同等となっている。また、案内溝部102Cの上記一端には、径方向内方に向けて若干突出する乗越凸部102Dが容器軸O’に沿って形成されている。
位置決凸部106Aは、図7に示すように、ポンプフランジ部106において容器軸O’を挟んで径方向両側の2箇所に形成されている。上記位置決凸部106A及び位置決溝部102Aは3箇所以上に形成してもよい。
以上のような構成の二重容器100においてカートリッジ体3を外容器101に装填する場合には、まず、位置決凸部106Aと位置決溝部102Aの入口溝部102Bとを周方向で位置合わせした状態でカートリッジ体3を外容器101に対して下降させ、入口溝部102Bに位置決凸部106Aを滑り込ませる。そして、カートリッジ体3を外容器101に対して周方向で移動させると、位置決凸部106Aは、乗越凸部102Dを乗越えながら案内溝部102Cに沿って周方向で移動し、案内溝部102C内に収納される。いったん案内溝部102Cに位置決凸部106Aを収納すると、位置決凸部106Aは、上述と反対方向の周方向で案内溝部102C内を移動しようとしても、乗越凸部102Dに突き当たって一定の抵抗を受ける。そのため、位置決凸部106Aは、案内溝部102C内において周方向で位置決めされる。これにより、外容器101とカートリッジ体3との周方向の位置決めが行われる。
以上のようにして、カートリッジ体を外容器101に装填する。
次に、二重容器100においてカートリッジ体3を外容器101から取り外す場合には、まず、上述した実施形態と同様に、押下体を外容器101に対して容器軸O’回りに回転させて装着部材と外容器101の押下体装着口部との螺合を解除し、押下体を外容器101から取り外す。このとき、案内溝部102C内に位置決凸部106Aが収納されているので、カートリッジ体3の外容器101に対する上下方向の移動が規制されている。そのため、吐出器105のステム32が押下体の嵌合筒部に嵌め込まれていても、押下体を外容器101から取り外す際にカートリッジ体3が押下体と共に外容器101から取り外されず、外容器101内に収容されたままとなる。これにより、交換されるカートリッジ体3とカートリッジ体3を交換しても再使用される押下体とを容易に分離させることができる。
その後、位置決凸部106Aが乗越凸部102Dを乗越える程度の力を加えてカートリッジ体3を外容器101に対して周方向で回転させ、さらにカートリッジ体3を外容器101から引き上げることによって、カートリッジ体3を外容器101から取り外す。
以上のようにして、カートリッジ体を外容器101から取り外す。
以上のような構成の二重容器100においても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、案内溝部102C内に位置決凸部106Aが収納されてカートリッジ体3の外容器101に対する上下方向の移動が規制されているので、交換されるカートリッジ体3とカートリッジ体3を交換しても再使用される押下体4とを容易に分離させることができる。
なお、上記形態においては案内溝部102Cの延在方向を押下体4の螺着方向(装着時の回転方向)と同じ方向としたが、例えば、上記延在方向を押下体4の螺脱方向(装着時とは逆方向)と同じ方向にすることで、上記乗越凸部102Dを省略しても押下体の螺脱時に位置決凸部106Aが案内溝部102Cに配置された状態を保つことができる。
次に、本発明による二重容器の第3の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1の実施形態と同様である。したがって、図9から図12においては、図1から図6と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第3の実施形態における二重容器200では、図9から図11に示すように、押下体201の押下ヘッド202が、装着部材203に対する上下動を規制する規制位置と、上下動を可能とする規制解除位置との間において、装着部材203に対して容器軸O”回りに回転可能となっている。
押下体201の押下ヘッド202は、嵌合筒部51と、ノズル52と、外筒部204と、を有する。
外筒部204の外周面には、上下方向に延在する縦リブ(規制凸部)204Aが径方向外方に向けて突設されている。ここで、縦リブ204Aは、外筒部204の下端から上方に離間しており、抜止凸部204Bとの間で後述する頂壁部205を挟む。
装着部材203は、頂壁部205と、接続筒部44と、環状壁部45と、装着筒部46と、外壁部47と、を有する。
頂壁部205における案内孔部205Aの周縁部には、図10から図12に示すように、周方向に沿って延びる溝部205Bが形成されている。そして、溝部205B内に縦リブ204Aの下端部が配置されている。
溝部205Bにおける周方向の両端部のうち装着部材203が押下体装着口部12に対して緩む緩み側の端部には、頂壁部205を貫通する通過孔部205Cが形成されている。ここで、縦リブ204Aの幅は、通過孔部205Cの幅と同等となっている。これにより、押下ヘッド202は、押下ヘッド202を装着部材203に対して容器軸O”回りに回転させて周方向で縦リブ204Aと通過孔部205Cとを位置合わせすることにより、装着部材203に対して上下動可能となる。すなわち、周方向で縦リブ204Aと通過孔部205Cとが位置合わせされた状態の押下ヘッド202の位置が、規制解除位置となる。
さらに、溝部205Bにおける周方向の両端部のうち装着部材203が押下体装着口部12に対して締め込まれる締め込み側の端部には、抑止凸部(抑止部)205Dが形成されている。なお、溝部205Bを画成する壁面のうち前記締め込み側の端部に位置する壁面は、前記緩み側を向いており、縦リブ204Aの側壁と係合することによって押下ヘッド202が装着部材203に対して前記締め込み側に移動することを規制する係合部として機能する。このとき、押下ヘッド202は、縦リブ204Aの下面が頂壁部205を挟み込むことによって装着部材203に対して上下動が規制される。すなわち、周方向で縦リブ204Aが通過孔部205Cからずらされた状態の押下ヘッド202の位置が、規制位置となる。
以上のような構成の二重容器200において押下体201を外容器2から取り外す場合には、まず、図10に示す規制解除位置にある押下ヘッド202を装着部材203に対して容器軸O”回りに回転させて縦リブ204Aと抜止凸部204Bとの間で頂壁部205を挟む。そして、押下ヘッド202を容器軸O”回りにさらに回転させると、図11に示すように、縦リブ204Aが溝部205Bの抑止凸部205Dを乗り越える。したがって、装着部材203に対して押下ヘッド202が不用意に容器軸O”回りに回転することが抑制される。また、縦リブ204Aは、溝部のうち係合部として機能する周方向端壁と係合する。
これにより、押下ヘッド202は、周方向の回転が規制された状態で、かつ、装着部材203に対する上下動が規制された規制位置に位置することとなる。
そして、装着部材203を押下体装着口部12に対して前記緩み側に回転させる。ここで、縦リブ204Aが溝部205Bにおいて前記締め込み側で端壁と当接しており、装着部材203に対して相対的に前記締め込み方向に移動することが防止される。そのため、装着部材203を前記緩み側に回転させると、押下ヘッド202は、縦リブ204Aの側面が溝部205Bにおける前記締め込み側の端壁に押圧され、装着部材203と共に前記緩み側に回転する。続いて、装着部材203を容器軸O”回りにさらに回転させると、装着部材203と押下体装着口部12との螺合が解除される。
その後、装着部材203を押下ヘッド202と共に上方に引き上げる。このとき、押下ヘッド202の装着部材203に対する上下動が規制されているため、装着部材203を上方に引き上げる際に押下ヘッド202が装着部材203に対して固定されている。これにより、装着部材203が押下体装着口部12から取り外されると共に、押下ヘッド202がステム32から取り外される。
以上のようにして、押下体201を外容器2から取り外す。その後、上述した実施形態と同様にして、カートリッジ体3を交換する。
押下体201を外容器2に取り付ける場合には、押下体201を外容器2から取り外す手順と逆の手順を行うことにより、押下体201を外容器2に取り付ける。
続いて、カートリッジ体3の交換後に内容物を吐出させる場合には、まず、図11に示す規制位置にある押下ヘッド202を装着部材203に対して容器軸O”回りに回転させ、図10に示すように、周方向で縦リブ204Aと通過孔部205Cとを位置合わせする。これにより、押下ヘッド202は、装着部材203に対する上下動が自在である規制解除位置に位置することとなる。その後、押下ヘッド202を押し下げてノズル52から内容物を吐出させる。
以上のようにして、カートリッジ体3の内容物を吐出させる。
なお、カートリッジ体3の交換後においても、内容物を吐出させないときに、押下ヘッド202を規制位置まで容器軸O”回りに回転させてもよい。これにより、押下ヘッド202の装着部材203に対する上下動が規制されるので、不用意に押下ヘッド202が押し下げられてノズル52から内容物が吐出されない。ここで、押下ヘッド202を規制位置から規制解除位置まで移動させるために縦リブ204Aが抑止凸部205Dを乗り越える必要があるので、縦リブ204Aは、周方向で移動しようとしても、抑止凸部205Dに突き当たって一定の抵抗を受ける。そのため、規制位置にある押下ヘッド202が不用意に規制解除位置まで移動されることが抑制され、これにより、ノズル52から内容物が吐出されることがより効果的に防止される。
以上のような構成の二重容器200では、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、装着部材203を押下体装着口部12から取り外すと共に押下ヘッド202をステム32から取り外すことができるので、押下体201を外容器2から容易に取り外すことができる。また、押下ヘッド202が規制位置から規制解除位置に向けて周方向で不用意に移動しないので、押下ヘッド202の誤動作をより確実に防止できる。
なお、本実施形態において、押下ヘッド202が装着部材203に対して容器軸O”回りに回転することによって規制位置と規制解除位置との間で移動可能であれば、溝部205Bを全周にわたって形成するなど、他の構成であってもよい。例えば、押下ヘッド202に縦リブ204Aが形成され、装着部材203に溝部205Bが形成されているが、押下ヘッドの外筒部の外周面に例えば図7に示す位置決溝部102AのようなL字状の溝部を形成すると共に、装着部材の頂壁部において案内孔部の周縁部に径方向内方に向けて突出する例えば図7に示す位置決凸部106Aのような凸部を形成し、凸部をL字状の溝部に沿って案内させることによって押下ヘッドを規制位置と規制解除位置との間で移動可能とすると共に規制解除位置において上下動可能な構成としてもよい。
また、頂壁部205における案内孔部205Aの周縁部の一部に溝部205Bを形成しているが、溝部205Bを形成せずに案内孔部205Aの縁部に抑止凸部205D及び通過孔部205Cを形成してもよい。このとき、抑止凸部205Dよりも周方向で締め付け方向側に係合部として機能する凸部を形成してもよい。
さらに、抑止凸部205Dは、設けられていなくてもよく、通過孔部205Cに隣接する溝部205B上に案内用の乗り越え凸部を形成して、使用時において押下ヘッドが規制解除位置から容易に回動することを抑止するように構成してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、押下体は、外容器に螺着される構成となっているが、スナップ係合など、他の装着方法を用いて装着される構成であってもよい。
外容器は、有底筒状をなしているが、底部を別体とした筒状であってもよく、外容器の内部に収納されるカートリッジ体の少なくとも側面を被覆できれば、底部のない筒状など、他の形状であってもよい。
カートリッジ体は、内容器に吐出器を螺着させる構成となっているが、内容物を密封していればよく、上述と同様に、スナップ係合など他の装着方法を用いて装着されても、着脱不能に嵌着されても、接着剤などで接着した構成などであってもよい。
抜止部は、外筒部の下端部において径方向外方に突出して形成された環状の凸部で構成されているが、押下ヘッドの装着部材に対する上方向への移動を規制して押下ヘッドが装着部材の案内孔部から抜け出ることを防止できれば、他の形状であってもよい。また、抜止部は、外筒部の下端部以外の場所に形成されてもよい。
押下ヘッドの下端部に形成されるスリットは、下端部における径方向内方への弾性変形が容易になれば、容器軸に対して傾いた方向に沿って形成されてもよい。また、押下ヘッドが装着部材の案内孔部に差し込まれていれば、スリットを形成しなくてもよい。
上記実施形態では、カートリッジ体がいわゆるポンプ容器の構成となっているが、マウンティングカップを備えるエアゾール容器の構成など、他の液体噴出容器の構成を適用してもよい。
この発明によれば、内容器を吐出容器に装填する前や装填するときに内容器を倒したり落としたりしても内容物が零れ出ない、または零れ出ても少量である二重容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100,200 二重容器、2,101 外容器、3 カートリッジ体、4,201 押下体、12 押下体装着口部(装着口部)、13B,106A 位置決凸部(位置決部)、21 内容器、22,105 吐出器、25 ポンプ装着口部(口部)、32 ステム、39A 位置決切欠(位置決部)、41,203 装着部材、42,202 押下ヘッド、43,205 頂壁部、43A 案内孔部、53A,204B 抜止凸部(抜止部)、53B スリット、102A 位置決溝部(位置決部)、204A 縦リブ(規制凸部)、205C 通過孔部、205D 抑止凸部(抑止部)、O,O’,O” 容器軸

Claims (5)

  1. 外容器と、
    前記外容器内に収納されると共に内容物が収容された内容器と、上方付勢状態で押し込み可能に起立したステムを有すると共に前記内容器の口部に装着され、前記口部の開口を閉塞する吐出器と、を備えるカートリッジ体と、
    前記外容器の装着口部に装着されると共に頂壁部に案内孔部が形成された有頂筒状の装着部材と、前記案内孔部内で上下動可能に挿通されると共に前記ステムに取り付けられた押下ヘッドと、を有する押下体と、を備え、
    前記押下ヘッドには、前記装着部材の前記頂壁部における前記案内孔部の周縁部に係合して該押下ヘッドの前記装着部材に対する上昇移動を規制する抜止部が設けられていることを特徴とする二重容器。
  2. 前記外容器及び前記内容器には、それぞれ互いに係合することで前記外容器及び前記内容器の相対的な周方向の位置を決める位置決部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記抜止部は、前記押下ヘッドの下端部に形成され、
    前記押下ヘッドの下端部には、上下方向に延在し、下端開口縁に開口するスリットが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の二重容器。
  4. 前記押下ヘッドは、当該押下ヘッドの前記装着部材に対する上下動を規制する規制位置とこの規制を解除する規制解除位置との間で、前記装着部材に対して当該二重容器の容器軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の二重容器。
  5. 前記押下ヘッドの外周面には、前記抜止部との間で前記頂壁部を前記容器軸方向に挟む規制凸部が径方向外方に向けて突設され、
    前記頂壁部における前記案内孔部の周縁部には、前記規制凸部を通過させる通過孔部と、前記規制凸部に係合して前記押下ヘッドの前記規制位置から前記規制解除位置への移動を抑止する抑止部と、が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の二重容器。
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