JP5347491B2 - 薄膜形成装置 - Google Patents
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Description
前記巻取りコアの垂直方向の下端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される下側シャフトが、前記巻取りコアの回転軸に沿って回転するように駆動し、かつ垂直方向に移動可能に構成されており、前記巻取りコアが、前記可撓性基板を巻き取るように前記下側シャフトとともに回転するように構成され、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサおよび前記下側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されている。
この場合、前記巻取りコアの垂直方向の上端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される上側シャフトが、前記下側シャフトとは別体に構成されており、前記下側シャフトと協働して前記巻取りコアに圧力を加えながら前記巻取りコアを挟持し、かつ前記下側シャフトおよび前記巻取りコアとともに回転するように構成されており、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサ、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されることが好ましい。
前記巻取りコアの垂直方向の下端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される下側シャフトが、前記巻取りコアの回転軸に沿って回転するように駆動し、かつ垂直方向に移動可能に構成されており、前記巻取りコアの垂直方向の上端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される上側シャフトが、前記下側シャフトと一体に形成されており、前記巻取りコアが、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトによって圧力を加えながら挟持されて前記下側シャフトおよび前記上側シャフトとともに回転するように構成され、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサ、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されている。
本発明の第1実施形態における薄膜形成装置(以下、「装置」という)について以下に説明する。図1は、本発明の実施形態における装置1の内部構造を概略的に表す平面図である。装置1は、フィルム形状に形成される可撓性基板(以下、「基板」という)2の表面を成膜する構成となっている。装置1には、巻出室3と、成膜室4と、巻取室5とが設けられており、基板2を、巻出室3、成膜室4、巻取室5の順に、矢印Aで示す搬送方向に沿って搬送する構成となっている。また、巻出室3、成膜室4および巻取室5の内部は、成膜時に真空状態とすることが可能なように構成されている。
巻出室3内で巻出しコア6に巻き取られた状態にある基板2は、巻出しコア6から送り出されて、搬送ロール7により巻出室3の搬出口3aまで案内されて、搬出口3aから搬出される。その後、基板2は成膜室4を通過し、この通過中に一対の電極8間で電圧を印加することによって基板2が成膜されることとなる。この成膜時に、基板2は、ロールツーロール方式で移動しながら成膜されてもよく、ステッピングロール方式で一旦停止した状態で成膜されてもよい。成膜された後の基板2は、巻取室5の搬入口5aから巻取室5の内部に入り、ドライブロール9とプレスロール10との間に挟まれて通過した後、テンションロール14によって張力を加えられながら、ガイドロール12に向かって案内される。ここで、テンションロール14とガイドロール12との間の搬送区間では、センサ13によって基板2の縁部分の位置が検出される。さらに、ガイドロール12を通過した基板2は、巻取りコア11によって巻き取られる。
基板2は、ガイドロール12の位置まで搬送された後に、ガイドロール12に巻きつき、巻取りコア11に向かって搬送されるようにガイドされて、巻取りコア11によって巻き取られる。このとき、基板2は、巻取りコア11をモータ21の駆動により回転させることによって、巻取りコア11に巻き取られながら搬送されている。
本発明の第2実施形態における装置41について説明する。第2実施形態の装置41は、基本的な構成を第1実施形態の装置1と同様とする。第1実施形態と同様な要素は、第1実施形態と同様の符号および名称を用いて説明する。ここでは、第1実施形態と異なる構成について説明する。
2 可撓性基板(基板)
3 巻出室
4 成膜室
5,42 巻取室
6 巻出しコア
7 搬送ロール
8 電極
9 ドライブロール
10 プレスロール
11 巻取りコア
11a,12a 回転軸
12 ガイドロール
13 センサ
14 テンションロール
15 下側シャフト
15a 下側テーパコーン部
15b 下側シャフト部
16 上側シャフト
16a 上側テーパコーン部
16b 上側シャフト部
16c ピストン部
17 軸受
18 下側直線ガイド
19 下側可動部材
19a スライド部
20,45 ベローズ
21 モータ
22,46 外部直線ガイド
23,48 アクチュエータ
23a,48a 可動部分
23b,48b 固定部分
24,49 重り
25 第1上側直線ガイド
26 シリンダ
27 空間
28 圧力管
29 圧力レギュレータ
30 支持部材
31 第2上側直線ガイド
43 把持機構
44 上側可動部材
44a スライド部
47 連結部材
A 矢印
Claims (4)
- フィルム形状の表面を垂直方向に沿わせた状態で搬送される可撓性基板を成膜するための薄膜形成装置であって、
垂直方向に沿った回転軸を中心に回転することによって前記可撓性基板を巻取り可能に構成される巻取りコアと、
垂直方向に沿った回転軸を中心に回転可能に構成され、かつ前記可撓性基板を前記巻取りコアに向けてガイドするように前記巻取りコアより前記可撓性基板の搬送方向上流側に配置されるガイドロールと、
前記可撓性基板の縁部分を検出するように構成され、かつ前記ガイドロールより前記可撓性基板の搬送方向上流側に配置されるセンサと
を備え、
前記センサが、前記可撓性基板の搬送時に発生する位置変化を検出し、
前記巻取りコア、前記ガイドロールおよび前記センサが、共に、前記センサにより検出された前記可撓性基板の縁部分の位置変化に対応して前記可撓性基板に相対して垂直方向に移動可能に構成されている、薄膜形成装置。 - 前記巻取りコアの垂直方向の下端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される下側シャフトが、前記巻取りコアの回転軸に沿って回転するように駆動し、かつ垂直方向に移動可能に構成されており、前記巻取りコアが、前記可撓性基板を巻き取るように前記下側シャフトとともに回転するように構成され、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサおよび前記下側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の薄膜形成装置。
- 前記巻取りコアの垂直方向の上端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される上側シャフトが、前記下側シャフトとは別体に構成されており、前記下側シャフトと協働して前記巻取りコアに圧力を加えながら前記巻取りコアを挟持し、かつ前記下側シャフトおよび前記巻取りコアとともに回転するように構成されており、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサ、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されている、請求項2に記載の薄膜形成装置。
- 前記巻取りコアの垂直方向の下端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される下側シャフトが、前記巻取りコアの回転軸に沿って回転するように駆動し、かつ垂直方向に移動可能に構成されており、前記巻取りコアの垂直方向の上端部から前記巻取りコアの回転軸に沿って延設される上側シャフトが、前記下側シャフトと一体に形成されており、前記巻取りコアが、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトによって圧力を加えながら挟持されて前記下側シャフトおよび前記上側シャフトとともに回転するように構成され、前記巻取りコア、前記ガイドロール、前記センサ、前記下側シャフトおよび前記上側シャフトが共に垂直方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の薄膜形成装置。
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