JP2001303249A - 帯状シート材の表面処理装置 - Google Patents

帯状シート材の表面処理装置

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JP2001303249A JP2000118385A JP2000118385A JP2001303249A JP 2001303249 A JP2001303249 A JP 2001303249A JP 2000118385 A JP2000118385 A JP 2000118385A JP 2000118385 A JP2000118385 A JP 2000118385A JP 2001303249 A JP2001303249 A JP 2001303249A
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sheet
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straightening
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Mikio Takechi
幹雄 武智
Kozo Soejima
浩三 副島
Akiyoshi Tsuchiya
章嘉 土谷
Koki Sugime
弘毅 杉目
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状シート材をその幅方向が鉛直方向となる
ように連続走行させつつ、プラズマ等による表面改質処
理やスパッタ法、プラズマCVD法等による成膜処理な
どの表面処理を行なう表面処理装置において、シート材
を正逆走行可能に構成した場合でも、簡易な構造でシー
ト材の下方へのズレを防止する。 【解決手段】 走行するシート材Wの下方へのズレを矯
正する矯正ロール56を備え、矯正ロール56は、シー
ト材Wがロール側面に対して周方向に所定の距離接触し
て通過することで、シート材Wの走行方向をロール側面
に沿って変える回動自在のロールであり、かつ、進入側
のシート面Wiと離脱側のシート面Woとの間を略二等
分する平面P内においてロール軸56aの上方がシート
材の非接触側に傾くように傾斜可能に設けられた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、金属箔、不織布、織編物及びこれらの複合体など
の帯状シート材を走行させ、その走行経路中においてプ
ラズマやCVD、スパッタ等によって該シート材の表面
を改質したり、該表面に金属膜、セラミック膜、有機膜
等の膜を成膜するなどの各種の表面処理を行なう、帯状
シート材の表面処理装置に関する。この表面処理装置
は、太陽電池や、液晶用表面ディスプレイ板、ガラスに
貼り付ける曇り防止や赤外線防止、紫外線防止用のフィ
ルムなどの各種の機能性フィルムの製造に好適に用いら
れるものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムや金属薄などの連続して走行す
る帯状シート材に対してプラズマ等による表面改質処理
や、スパッタ法、プラズマCVD法等による成膜処理な
どの表面処理を行う表面処理装置において、シート材を
その幅方向が鉛直方向となるように走行させることは、
水平に走行させる場合に比べて、処理電極の汚れがシー
ト材上や他の電極上に落下するのを防止するために有効
な手段である。
【0003】しかしながら、帯状シート材を鉛直方向に
走行させることは、単に水平走行タイプの装置を90°
回転させればよいというものではない。シート材を単に
鉛直方向に走行させるだけでは、重力によりシート材は
徐々に落下していってしまい、かかる下方へのズレによ
って巻取部ではタケノコ状に巻き取られてしまう。
【0004】帯状シートを鉛直方向に走行させる際の下
方へのズレを防止するために、特開平7−326781
号公報や特開平8−244123号公報には、鉛直方向
に走行する帯状シート材を、上方が巻出し側に傾いた軸
を持つ回動自在のロールの側面に沿って搬送させる方法
が開示されている。このようにロール軸の上方を巻出し
側に傾けることにより、シート材を上方に持ち上げるこ
とができるので、シート材の下方へのズレを矯正するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示の構成
では、装置の巻出し側と巻取り側とを入れ換えてシート
材を逆方向に走行させようとした場合、下方へのズレを
矯正するための矯正ロールを、シート材を正方向に走行
させる場合とは、反対向きに傾ける必要があり、矯正ロ
ールの可動機構がそれだけ複雑になってしまうという問
題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、帯状シート材を正逆走行可能に構成した場
合でも、簡易な構造でシート材の下方へのズレを防止す
ることができる帯状シート材の表面処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
帯状シート材の表面処理装置はロール軸を鉛直方向に向
けて配した複数のロールにより帯状シート材をその幅方
向が鉛直方向となるように連続走行させつつ、該シート
材に対して表面処理を行なう表面処理装置において、走
行する前記シート材の下方へのズレを矯正する矯正ロー
ルを備え、該矯正ロールは、前記シート材がロール側面
に対して周方向に所定の距離接触して通過することで、
該シート材の走行方向をロール側面に沿って変える回動
自在のロールであり、かつ、ロールに対し進入側のシー
ト面と離脱側のシート面との間を略二等分する平面内に
おいてロール軸の上方がシート材の非接触側に傾くよう
に傾斜可能に設けられたことを特徴とする。
【0008】この表面処理装置においては、矯正ロール
を上記のように傾斜させることにより、シート材が矯正
ロールを通過する際に上方に持ち上げられ、これによ
り、シート面を鉛直面に立てて走行する場合におけるシ
ート材の下方へのズレが防止される。特に、本発明にお
いては、矯正ロールを挟んで一方側のシート面と他方側
のシート面とのなす角を略二等分する平面内において該
矯正ロールを傾斜させるようにしたことから、該一方側
から他方側にシート材を走行させる場合にも、逆に他方
側から一方側にシート材を走行させる場合にも、矯正ロ
ールを同じ向きに傾斜させることでシート材の下方への
ズレを矯正することができる。そのため、シート材を正
逆走行可能にした場合でも、簡易な構造でシート材の下
方へのズレを防止することができる。
【0009】請求項2記載の帯状シート材の表面処理装
置は、ロール軸を鉛直方向に向けて配した複数のロール
により帯状シート材をその幅方向が鉛直方向となるよう
に連続走行させつつ、該シート材に対して表面処理を行
なう表面処理装置において、走行する前記シート材の下
方へのズレを矯正する矯正ロールを備え、該矯正ロール
が、前記シート材がロール側面に対して周方向に所定の
距離接触して通過することで、該シート材の走行方向を
ロール側面に沿って変える回動自在の鼓状ロールである
ことを特徴とする。
【0010】この表面処理装置においては、矯正ロール
としてロール軸を鉛直方向に向けて配した鼓状ロールを
用いて、該鼓状ロールにシート材を所定距離接触して通
過させることにより、シート材を鉛直方向においてロー
ルの中央に安定して走行させることができる。そのた
め、シート面を鉛直面に立てて走行する場合におけるシ
ート材の下方へのズレが防止される。また、この場合、
シート材を正方向に走行させても、逆方向に走行させて
も、鼓状ロールに方向性がないことからシート材の下方
へのズレが防止され、従って、シート材を正逆走行可能
に構成した場合でも、簡易な構造でシート材の下方への
ズレを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態に係る
表面処理装置を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態に係る帯
状シート材Wの表面処理装置10の平面断面図、図2
は、図1のII−II線断面における同装置10の縦断面図
である。
【0013】本実施形態の表面処理装置10は、帯状シ
ート材Wをその幅方向が鉛直方向となるように連続走行
させながら、スパッタやプラズマCVDによってシート
材Wの表面に薄膜を付着させる成膜装置であり、図2に
示すように、真空状態に保持された真空槽12と、その
下方に配された大気圧雰囲気の機械室14とよりなる。
【0014】真空槽12は、帯状シート材Wの巻物体1
6,18を出し入れするために、前面12aが開閉可能
に形成されている。真空槽12内部には、この前面12
aに近接させて、シート材料Wの巻出し部20と巻取り
部22とが左右に並んで設けられている。
【0015】巻出し部20と巻取り部22には、シート
材Wの巻物体16,18がその軸方向を鉛直方向に向け
て保持されるよう構成されている。詳細には、巻出軸2
4及び巻取軸26となる巻物体16,18のコア25の
両端を締め付けることにより保持するテーパーコーン2
8,30が、図2に示すように、上下に対向して配設さ
れている。下側のテーパーコーン30の軸は、下方の機
械室14内に突出し、そこでコア駆動モータ32に接続
されている。上側のテーパーコーン28は、真空槽12
の上面に配されたコアセット機構34に接続されて、該
機構34により上下に移動することで、コア25を締付
保持し、また解放するようになっている。
【0016】真空槽12の後部には、大径の駆動ロール
36が、その軸方向を鉛直方向に向けて配設されてお
り、また、この駆動ロール36に沿って走行するシート
材Wと相対するように、真空槽12の左右両側面及び後
面には成膜処理するための電極38a,38b,38c
が配されている。すなわち、駆動ロール36は、複数の
電極、ここでは3つの電極38a〜cにより左右及び後
方の三方で取り囲まれており、シート材Wがこの駆動ロ
ール36に沿って走行する際に対向配置された3つの電
極38a〜cにより順次に薄膜が積層されるようになっ
ている。
【0017】駆動ロール36は、巻出し部20から巻取
り部22までシート材Wを搬送させるための搬送ロール
であるとともに、ロール側面に沿って走行しつつ電極3
8a〜cにより成膜処理されるシート材Wを冷却又は加
熱するための冷却ロール又は加熱ロールでもある。駆動
ロール36の回転軸は、下端が下方の機械室14内に突
出してそこで駆動モータ40に接続されており、上端が
軸受42で支持されている。駆動ロール36は、正転F
及び逆転Rが可能に形成されており、逆転Rさせた場
合、巻出し部20が巻取り部となり、巻取り部22が巻
出し部となる。
【0018】電極38a〜cの周囲には真空槽12の壁
面から仕切壁44が突出形成されており、この仕切壁4
4により駆動ロール36の側面と各電極38a〜cとの
間に処理室46a〜cがそれぞれ仕切り構成されてい
る。
【0019】なお、電極38a〜cは、それぞれ真空槽
12の扉48に取り付けられており、扉48を開いて電
極のメンテナンスができるようになっている。この場
合、扉48は、図6(a)に示すように、扉48の幅方
向一方側に配されたヒンジ部49により水平方向に回動
自在に構成しても、また、図6(b)に示すように、扉
48の下辺側に設けられたヒンジ部49により手前に倒
れるように回動自在に構成してもよい。特に、後者のよ
うに構成することにより、扉48を開けたときに電極3
8が水平な姿勢となるため、ターゲット材の交換がさら
に容易である。
【0020】巻出し部20と駆動ロール36との間に
は、回動自在の第1ガイドロール50と、巻出し部20
にセットした巻物体16からシート材Wを繰り出すため
の繰出ロール52とが配されており、巻出し部20から
後方に繰り出されたシート材Wが、第1ガイドロール5
0で内側に略直角に向きを変えて、繰出ロール52から
後方の駆動ロール36に繰り出されるようになってい
る。なお、繰出ロール52には、プレスロール53が対
向配置され、このプレスロール53で繰出ロール52上
のシート材Wがずれないように押さえつけている。
【0021】また、巻取り部22と駆動ロール36との
間には、回動自在の第2ガイドロール54と、走行する
シート材Wの下方へのズレを矯正する矯正ロール56と
が配されており、駆動ロール36から搬送されたシート
材Wが、その前方の矯正ロール56で外側に向きを変
え、さらに第2ガイドロール54で前方に向きを変えら
れて巻出し部22で巻き取られるようになっている。
【0022】これらのロール50,52,54,56
も、真空槽12内においてロール軸を鉛直方向に向けて
配設されている。詳細には、第1及び第2ガイドロール
50,54は、図2に示すように、真空槽12の床面と
天井面にそれぞれ設けた軸受58,59に支持されてい
る。繰出ロール52は、駆動ロール36と同様に、ロー
ル軸の下端が下方の機械室14内に突出してそこで駆動
モータ(不図示)に接続されており、上端が軸受(不図
示)で支持されている。矯正ロール56は、図2に示す
ように、真空槽12の床面と天井面にそれぞれ設けた軸
受60,61に支持されている。
【0023】ここで、矯正ロール56について詳細に説
明する。
【0024】矯正ロール56は、シート材Wがロール側
面に対して周方向に所定の距離接触して通過すること
で、シート材Wの走行方向をロール側面に沿って変える
回動自在のロールである。この実施形態では、図1に示
すように、走行するシート材Wがこの矯正ロール56で
略折り返されるように構成されている。詳細には、図4
に示すように、シート材Wが矯正ロール56の側面に周
方向にα=約140°の範囲で接触して通過するように
なっている。なお、本発明では接触範囲α=60°〜3
00°であることが好適である。
【0025】そして、この矯正ロール56は、図3,4
に示すように、ロール56に対し進入側のシート面Wi
と離脱側のシート面Woとのなす角度βを二等分する平
面P内において、ロール軸56aの上方がシート材Wの
非接触側に傾くように傾斜可能に構成されている。詳細
には、矯正ロール56のロール軸56aを鉛直方向に向
けた姿勢において、図4に示すように、シート材Wの接
触範囲αの一端A(駆動ロール36からの進入してくる
側)を通る接平面Wiと、他端B(ガイドロール54へ
の繰出側)を通る接平面Woとが交わる交線Cを求め、
この交線Cとロール軸56aとを含む平面P内におい
て、図3に示すように、ロール軸56aが、その下端部
に設定した矯正中心Kを中心として、上方側が交線Cの
反対側に回動するようになっている。すなわち、ロール
軸56aは、図3において一点鎖線で示す鉛直な姿勢か
ら実線で示す傾いた姿勢まで傾斜可能になっている。そ
のために、この実施形態では、矯正ロール56の上端を
支持する上側の軸受60が上記平面Pに沿って移動可能
に形成されている。詳細には、不図示のセンサによりシ
ート材Wの下方へのズレを検知して、その検知結果に基
づいて上側の軸受60の動きを制御して、ロール56の
傾きを調整するように構成している。
【0026】なお、これとは反対に、ロール軸56aの
上端部に矯正中心Kを設定して、ロール軸56aの下方
側が平面P内において上記交線C側に回動するように構
成してもよい。その場合、下側の軸受61を上記平面P
に沿って移動可能に形成すればよい。
【0027】矯正ロール56の表面は、摩擦力の大きな
金属(例えば、鏡面状の凹凸の少ない、フィルムに密着
しやすい表面状態の金属)、ゴム、不織布などの摩擦係
数が、凹凸の粗い金属ロールに比べて大きい材料により
構成されている。これは、ロール表面が滑りやすく摩擦
力の小さいものでは、シート材Wの下方へのズレを効果
的に矯正することが難しいからである。また、矯正ロー
ル56を極度に傾斜させれば、滑りやすいロールであっ
ても矯正は可能であるが、シート材Wにかかる走行のた
めのテンションによって、シート材Wの下方は引っ張ら
れ、上方は極端に弛んでしまい、その結果、シート材W
にシワを発生させてしまうことになる。このような観点
から、矯正ロール56の表面は、摩擦係数の大きなもの
をえらぶことが好ましい。
【0028】なお、符号62は、巻物体16,18の切
り換え時に、第1及び第2ガイドロール50,54を押
圧して、両ロール50,54間のシート材Wをテンショ
ンがかかった状態に保持するプレスロールを示してい
る。また、符号64は、停電時等にシート材Wにかかる
テンションが0又は緩くなったときに、コア25に巻か
れたシート材Wが落下するのを防止するために、巻物体
16,18を押圧するプレスロールを示している。
【0029】本実施形態の処理装置10においては、矯
正ロール56を上記のように平面P内において傾斜させ
ることにより、駆動ロール36を正転Fさせた場合に
も、逆転Rさせた場合にも、矯正ロール56を通過する
際にシート材Wを上方に持ち上げて、シート材Wの下方
へのズレを矯正することができる。
【0030】これは、図3に示すように、平面P内で傾
斜させることにより、矯正ロール56は、正転F時に
は、進入してくるシート材Wiに対して上方が巻出し側
(駆動ロール36側)に傾いた状態になり、逆転R時に
は、反対から進入してくるシート材Woに対して上方が
巻出し側(第2ガイドロール54側)に傾いた状態にな
るからである。
【0031】このように、シート材Wを正逆いずれに走
行させる場合にも、矯正ロール56を同じ向きに傾斜さ
せることでシート材Wの下方へのズレを矯正することが
できるので、簡易な構造でシート材Wの下方へのズレを
防止することができる。
【0032】図5は、本発明の第2の実施形態に係る表
面処理装置に用いる矯正ロール70の斜視図である。こ
の実施形態は、第1の実施形態の処理装置10における
矯正ロール56に代えて、図5に示す矯正ロール70を
設けたものであり、その他の構成は第1の実施形態と同
様である。
【0033】この矯正ロール70は、軸方向中央部ほど
径が小さくなるように、円柱体72に対して、鼓状にく
びれ74をつけた鼓状ロールであり、その軸方向を鉛直
方向に向けて、図1に示すロール56の位置に、回動自
在に配されている。このロール70は、比較的表面に凹
凸のある金属等により、スリップのし易い表面で構成さ
れている。
【0034】このように、回動自在の鼓状のロール70
を鉛直に配して、該鼓状のロール70にシート材Wを所
定距離接触して通過させることにより、シート材Wを鉛
直方向においてロール70の中央に安定して走行させる
ことができる。そのため、シート面を鉛直面に立てて走
行する場合におけるシート材Wの下方へのズレが防止さ
れる。また、矯正ロール70に方向性がないことから、
シート材Wを正逆いずれに走行させても、下方へのズレ
を防止することができる。
【0035】なお、この矯正ロール70を用いられるの
は、シート材Wがフィルムや金属箔のように比較的滑り
やすい材料のときであり、滑りにくく伸びる材料(例え
ば、ゴム状のシートやEVAのようなフィルム)を走行
させるときには、クラウンをつけたロールを用いる方が
よい。
【0036】上記実施形態においては、矯正ロール5
6,70を1本だけ設けているが、これら矯正ロールは
複数本設けてもよく、また、両実施形態の矯正ロール5
6と70を組み合わせて設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の表面処理装置によれば、シート
材を正逆走行可能にした場合でも、簡易な構造でシート
材の下方へのズレを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表面処理装置の
平面断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同実施形態の矯正ロールの斜視模式図である。
【図4】同矯正ロールの平面模式図である。
【図5】第2の実施形態に係る表面処理装置に用いる矯
正ロールの斜視図である。
【図6】(a)及び(b)は、上記実施形態の処理装置
における扉の開閉構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10……表面処理装置 56,70……矯正ロール W……帯状シート材 Wi……進入側のシート面 Wo……離脱側のシート面 P……両シート面を二等分する平面
フロントページの続き (72)発明者 土谷 章嘉 奈良県大和高田市中三倉堂1−6−8 ヌ ーベル上島 B205 (72)発明者 杉目 弘毅 奈良県奈良市山陵町236−1 サンプラザ 512号 Fターム(参考) 3F104 AA03 CA07 GA01 GA15 JB05 4F073 BB01 CA04 CA49 4G075 AA24 DA02 DA12 EA01 ED04 ED06 ED08 4K029 AA25 JA10 KA01 4K030 CA17 GA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール軸を鉛直方向に向けて配した複数の
    ロールにより帯状シート材をその幅方向が鉛直方向とな
    るように連続走行させつつ、該シート材に対して表面処
    理を行なう表面処理装置において、 走行する前記シート材の下方へのズレを矯正する矯正ロ
    ールを備え、 該矯正ロールは、前記シート材がロール側面に対して周
    方向に所定の距離接触して通過することで、該シート材
    の走行方向をロール側面に沿って変える回動自在のロー
    ルであり、かつ、ロールに対し進入側のシート面と離脱
    側のシート面との間を略二等分する平面内においてロー
    ル軸の上方がシート材の非接触側に傾くように傾斜可能
    に設けられたことを特徴とする帯状シート材の表面処理
    装置。
  2. 【請求項2】ロール軸を鉛直方向に向けて配した複数の
    ロールにより帯状シート材をその幅方向が鉛直方向とな
    るように連続走行させつつ、該シート材に対して表面処
    理を行なう表面処理装置において、 走行する前記シート材の下方へのズレを矯正する矯正ロ
    ールを備え、 該矯正ロールが、前記シート材がロール側面に対して周
    方向に所定の距離接触して通過することで、該シート材
    の走行方向をロール側面に沿って変える回動自在の鼓状
    ロールであることを特徴とする帯状シート材の表面処理
    装置。
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