JP5344610B2 - 減圧弁 - Google Patents

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Description

本発明は、缶体を有する給湯器に使用される減圧弁に関するものである。
本発明の出願人は、特許文献1において、一次側通路と、二次側通路と、シリンダとシリンダに摺動可能に挿通されたピストンとピストンの一端に固定された弁体とピストンの他端に固定されて二次圧を受圧するダイヤフラムとダイヤフラムを弁体の開弁方向へ付勢するバネとを有し、一次側通路と二次側通路との間の連通部の流路面積を可変調整する弁機構とを備えた減圧弁と、流体の流れに関して減圧弁の上流に配設された排水弁と、排水弁の上流に配設された逆止弁とを備える減圧弁組立を開示した。
上記減圧弁組立体においては、減圧弁の閉弁時にウォーターハンマー等により減圧弁の一次圧が適正範囲を超えて上昇した場合に、排水弁を介して減圧弁の一次側通路から直接減圧弁外へ高圧の水道水を排水することにより、一次側通路の耐圧性能、一次側通路と二次側通路とを形成する弁ボディーと弁機構との係合部の止水性能、弁体の連通部開度調整性能等の集合である減圧弁の性能を良好に維持している。
特開2006−048549号
特許文献1に開示した減圧弁組立体は、缶体を有する給湯器の構成部品として使用される。缶体を有する給湯器は、減圧弁よりも下流側に配設された貯湯タンクの内圧が適正値を超えて増大した時に、貯湯タンク内の高圧の蒸気や湯を給湯器へ排出するための逃し弁を備えている。従って、缶体を有する給湯器の構成部品として特許文献1に開示した減圧弁組立体を使用すると、逃がし弁と給湯器の設置場所の排水口とを接続する排水管に加えて、減圧弁組立体の排水弁と給湯器の設置場所の排水口とを接続する排水管をも配設する必要を生ずる。この結果、排水弁を備えない従来の減圧弁組立体を使用する場合に比べて、排水管数が増加するという問題を生ずる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、一次側通路と、二次側通路と、シリンダとシリンダに摺動可能に挿通されたピストンとピストンの一端に固定された弁体とピストンの他端に固定されて二次圧を受圧するダイヤフラムとダイヤフラムを弁体の開弁方向へ付勢するバネとを有し、一次側通路と二次側通路との間の連通部の流路面積を可変調整する弁機構とを備えた減圧弁であって、減圧弁の閉弁時に一次圧が適正範囲を超えて上昇した場合に、一次側通路から直接減圧弁外へ排水することなく前記一次圧を低減できる減圧弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、一次側通路と、二次側通路と、シリンダとシリンダに摺動可能に挿通されたピストンとピストンの一端に固定された第一弁体とピストンの他端に固定されて二次圧を受圧するダイヤフラムとダイヤフラムを第一弁体の開弁方向へ付勢する第一バネとを有し、一次側通路と二次側通路との間の第一連通部の流路面積を可変調整する第一弁機構とを備える減圧弁であって、第二弁体と第二弁体を閉弁方向に付勢する第二バネとを有し一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開閉する第二弁機構を備え、第二弁機構は第一弁機構のピストン内に収容されており、前記第一弁機構が一次側通路と二次側通路との間の第一連通部を閉じている時に、前記第二弁機構は所定の一次圧で一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開くことを特徴とする減圧弁を提供する。
本発明に係る減圧弁においては、第一弁機構が一次側通路と二次側通路との間の第一連通部を閉じている時に一次圧が上昇すると、一次圧が減圧弁の性能維持に適正な上限値を超える前に、第2弁機構が一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開くので、一次圧は二次圧により希釈されて減圧する。この結果、減圧弁の性能が良好に維持される。本発明に係る減圧弁においては、閉弁時に一次圧が上昇した場合に、一次側通路から直接減圧弁外へ排水することなく、一次圧が減圧弁の性能維持に適正な上限値を超える前に前記一次圧を減圧できる。
本発明に係る減圧弁は、缶体を有する給湯器の構成部品として使用されるので、第2弁機構が一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開いた後、一次圧の印加により二次圧が適正範囲を超えて上昇すると、給湯器の逃し弁が開弁して、二次圧を外部環境へ開放する。この結果、第2弁機構が第二連通部を開いた後に、一次圧が減圧弁の性能維持に適正な上限値を超えて上昇する事態の発生が防止される。
一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開閉する第二弁機構を第一弁機構のピストン内に収容することにより、第二弁機構を減圧弁のボディの外側に配設する必要が無くなり、第二弁機構を設けることによる減圧弁の大型化が抑制される。
本発明の好ましい態様においては、ダイヤフラムは二次側通路に連通する感圧室の囲壁の一部を形成しており、第二連通部は一次側通路と感圧室との間の連通部である。
第一弁機構のピストンのダイヤフラム寄りの部位は一般にシリンダに摺接する大径のピストンヘッドを形成し、第一弁機構のピストンの第1弁体寄りの部位は一般に小径のピストンロッドを形成する。従って、工作容易性の観点から、第2弁機構は、大径のピストンヘッドを形成する第一弁機構のピストンのダイヤフラム寄りの部位に収容するのが望ましい。この場合、第二連通部は一次側通路と感圧室との間の連通部になる。
本発明の実施例に係る減圧弁を備える缶体を有する給湯器の回路図である。 本発明の実施例に係る減圧弁の構造図である。
本発明の実施例に係る減圧弁を説明する。
図1に示すように、缶体を有する給湯器Aは、給湯時に水又は湯が流れる第1配管1と、給湯時に第1配管1を流れる水流に関して上流から下流へ向けて順次配設され第1配管に接続された逆止弁2aと、減圧弁3と、加熱器を有する貯湯タンク4と、負圧作動機能を有する逃し弁5と、逆止弁2bと、湯水混合弁6とを備え、第1配管1の減圧弁3から延びる部分は貯湯タンク4の下端に接続し、第1配管1の貯湯タンク4から延びる部分は貯湯タンク4の頂部から延び、第1配管1の貯湯タンク4下端近傍で延在する部位に排水弁7が接続され、更に第1配管1の減圧弁3と貯湯タンク4との間で延在する部位から分岐して湯水混合弁6の冷水流入口に接続し給湯時に水が流れる第2配管8と、給湯時に第2配管8を流れる水流に関して前記湯水混合弁6よりも上流側に配設され第2配管8に接続された逆止弁2cとを備えている。第1配管1は湯水混合弁6から更に下流へ延びてシャワーヘッドや浴槽吐水口等の吐水装置200に接続している。湯水混合弁6から浴槽へ延びる第1配管1の途上に、電磁弁9と、逆止弁2d、2dと、縁切り弁10とが配設されている。逃し弁5は排水ホース1’を介して、排水弁7の排水口に接続されている。排水弁7の下方に図示しない給湯器設置場所の排水口が配設されている。
上記給湯器Aにおいては、給湯時には、水道水が第1配管1と逆止弁2aと減圧弁3とを通って貯湯タンク4の下部へ流入し、湯が貯湯タンク4の頂部から流出し第1配管1と逆止弁2bとを通って湯水混合弁6の湯流入口へ流入する。水道水が第2配管8と逆止弁2cとを通って湯水混合弁6の冷水流入口へ流入する。湯水混合弁6内で湯と冷水とが混合され適温の温水が湯水混合弁6から流出し、第1配管1を通って吐水装置200から吐水する。
貯湯タンク4内の圧力が適正値を超えると、逃し弁5が開き排水ホース1’を介して高圧の水蒸気や湯を給湯器A外へ放出して、貯湯タンク4内の圧力を適正値まで低下させる。
逆止弁2aは、上記給湯器Aから上流側水道配管への湯水の逆流を防止し、逆止弁2b、2c、2dは、吐水装置200側から貯湯タンク4や、貯湯タンク4よりも上流側の第1配管1への湯水の逆流を防止する。
縁切り弁10は、貯湯タンク4に負圧が発生した場合に、縁切り弁10よりも下流側の第1配管1を大気開放して、仮に逆止弁2b、2c、2dが壊れても、浴槽内の湯水が貯湯タンク4へ逆流するのを防止する。
長期に亙って上記給湯器Aを使用しない時には、排水弁7を開き、貯湯タンク4内の水を、排水弁7の排水口から排水ホース1’と負圧作動機能を有する逃し弁5と第1配管1とを通って貯湯タンク4へ流入する空気に置換しつつ、貯湯タンク4、貯湯タンク4と逆止弁2bとの間で延在する第1配管1、第1配管1からの分岐点と逆止弁2cとの間で延在する第2配管8、第2配管8の分岐点と貯湯タンク4との間で延在する第1配管1から排水する。
図2に示すように、減圧弁3は、減圧弁カセット310と、減圧弁ボディ330とを有している。
減圧弁カセット310は、シリンダ311と、シリンダ311に摺動可能に嵌合するピストンヘッド312と、ピスンヘッド312の一方の端面から延びてシリンダ311の一端からシリンダ311外へ突出する第1ピストンロッド313と、シリンダ311の前記一端の内周縁部から延びる筒状の弁座314と、第1ピストンロッド313のシリンダ311外へ突出した一端に固定されて弁座314と対峙する第一弁体315と、シリンダ311周壁の第1ピストンロッド313に対峙する部位の外面に形成された周溝311aの底部に形成された一対の弁流入口316と、ピストンヘッド312の他方の端面に螺着してシリンダ311の他端からシリンダ311外へ突出する第2ピストンロッド317と、第2ピストンロッド317のシリンダ311他端から突出した一端に中心部が固定されたダイヤフラム318と、ダイヤフラム318に対峙しダイヤフラム318とシリンダ311とピストンヘッド312と協働して感圧室319を形成するダイヤフラムケース320と、シリンダ311の周壁に形成され、シリンダ311の前記一端から前記他端まで延在して感圧室319に減圧弁3の二次圧を導く一対の導圧穴321と、ダイヤフラム318を感圧室319側へ押圧する第一バネ322と、第一バネ322を収容すると共にダイヤフラムケース320と協働してダイヤフラム318の周縁部を挟持するバネケース323と、ピストンヘッド312の周溝に収容されてピストンヘッド312とシリンダ311内周面との摺接部をシールするOリング324と、シリンダ311の外周面に形成された周溝に収容されたOリング325、326とを有している。
ピストンヘッド312の受圧面積は、第一弁体315の受圧面積よりも大きな値に設定されている。
シリンダ311とダイヤフラムケース320とは樹脂で一体形成されている。
ダイヤフラムケース320とプレス加工された金属板製のバネケース323とは螺子とかしめとにより結合されている。
一対の導圧穴321は、長円形断面を有し、シリンダ中心軸線Xを間に挟んで互いに正対するように配設されている。一対の弁流入口316は、導圧穴321近傍部を扇形断面の柱状に残して、周溝311aの底壁を形成するシリンダ311の周壁が所定周長に亙って切り欠かれて、形成されており、シリンダ中心軸線Xを間に挟んで互いに正対している。
シリンダ311周壁の、ピストンヘッド摺動領域に、シリンダ311の他端側端面から長手方向中央部まで達する環状溝311bが形成され、ピストンヘッド摺動領域のシリンダ311の周壁が、内管311cと外管311dとからなる二重管を形成している。環状溝311bは導圧穴321に連通し、導圧穴321の一部を形成している。
減圧弁ボディ330は樹脂で形成されている。減圧弁ボディ330は、減圧弁カセット310のシリンダ311が挿入固定される筒部331と、弁流入口316に対峙して筒部331に形成された一次側開口332と、一次側開口332に連通する入口筒部333と、第一弁体315に対峙して筒部331に形成された二次側開口334と、二次側開口334に連通する出口筒部335とを有している。筒部331の内周面はシリンダ311の外周面に形成された周溝311aと協働して、弁流入口316の外側に環状通路336を形成している。
減圧弁カセット310のシリンダ311が減圧弁ボディ330の筒部331に挿入されピン340により抜け止めされ、シリンダ311と筒部331の当接部がOリング325、326によりシールされ、減圧弁カセット310と減圧弁ボディ330とが一体に組付けられて、減圧弁3が構成されている。
入口筒部333から一次側開口332、環状通路336、弁流入口316、シリンダ311の内部空間を経て、弁座314の端部に至る通路が減圧弁3の一次側通路を形成し、筒部331の弁体315を収容する部位から二次側開口334を経て出口筒部333に至る通路が減圧弁3の二次側通路を形成している。導圧穴321は感圧室319を二次側通路に連通させている。
弁座314と弁体315との間に形成される環状隙間が、一次側通路と二次側通路との間の第一連通部Sを形成している。
シリンダ311と、ピストンヘッド312と第1ピストンロッド313と第2ピストンロッド317とを有しシリンダ311に摺動可能に挿通されたピストンと、前記ピストンの一端に固定された第一弁体315と、前記ピストンの他端に固定されて二次圧を受圧するダイヤフラム318と、ダイヤフラム318を第一弁体315の開弁方向へ付勢する第一バネ322とにより、第一連通部Sの流路面積を可変調整する第一弁機構が形成されている。
減圧弁3は、ピストンヘッド312と第2ピストンロッド317とを通って延在しシリンダ311の内部空間を感圧室319に連通させる一次側通路と二次側通路との間の第二連通部S’と、第二連通部S’の大径部内に配設され、大径部の上流端に形成された弁座に当接し或いは弁座から離隔して第二連通部S’を開閉する第二弁体327と、前記大径部内に配設され、第2ピストンロッド317と第二弁体327とに当接して第二弁体327を閉弁方向に付勢する第二バネ328とを有する第2弁機構を備えている。第2ピストンロッド317の螺入深さを調整することにより、第二バネ328の付勢力を調整し、第二弁体327の開弁圧、ひいては第二弁機構の開弁圧を調整することができる。
減圧弁3の入口筒部333は第1配管1を介して給湯器Aの逆止弁2aに接続し、減圧弁3の出口筒部335は第1配管1を介して給湯器Aの貯湯タンク4に接続している。
給湯器Aの吐水装置200が閉鎖され、第1配管1内の水と湯とが停止している時は、減圧弁3の第一弁機構は閉弁しており、一次側通路内の水圧である減圧弁3の一次圧が適正範囲にある限り第二弁機構も閉弁している。
給湯器Aの吐水装置200が開放されると、減圧弁3の二次側通路内の水圧である減圧弁3の二次圧が低下する。この結果、ダイヤフラム318に印加される二次圧による閉弁方向の付勢力が減少し、第一バネ322の付勢力を受けたダイヤフラムが弁座314に接近する方向へ変位し、ダイヤフラム318に固定された第2ピストンロッド317が、ひいてはピストンヘッド312、第1ピストンロッド313がダイヤフラム38に追随して弁座314に接近する方向へ移動し、弁体315が弁座314から離れ、減圧弁3は開弁する。第一連通部Sを通って一次側通路から二次側通路へ水道水が流入する際に圧力損失が発生し、水道水は減圧される。
二次側通路と感圧室319とは連通しているので、二次側通路内の水道水圧である減圧弁3の二次圧がダイヤフラム318に印加される。ピストンヘッド312の周溝に収容されたOリング324がピストンヘッド312とシリンダ3111の摺接部をシールし、且つ一次圧が適正範囲にある限り第二弁機構は閉弁しているので、一次側通路内の水道水圧である減圧弁3の一次圧は感圧室319には伝達されず、ダイヤフラム318には印加されない。
何らかの原因で二次圧が上昇すると第一バネ322の付勢力に抗してダイヤフラム318が弁座314から遠ざかる方向へ変位し、ダイヤフラム318に固定された第2ピストンロッド317が、ひいてはピストンヘッド312、第1ピストンロッド313がダイヤフラム318に追随してダイヤフラム318側へ移動し、第一弁体315が弁座314に接近する。この結果、第一連通部Sが狭まり、第一連通部Sを水道水が通過する際の圧力損失が増加する。この結果、二次圧が下降する。従って、減圧弁3においては、二次圧は所定値以下に維持される。
給湯器Aの吐水装置200が閉鎖されて、第1配管1内の水と湯の流れが止まり、ひいては減圧弁3内の水道水の流れが止まると、ダイヤフラム318に印加される二次圧が一次圧まで上昇し、ダイヤフラム318が弁座314から遠ざかる方向へ変位し、弁体315が弁座314に当接して第一連通部Sを閉鎖する。この結果、減圧弁3は閉弁する。
減圧弁3が閉弁している時に、ウォーターハンマーや、給湯器Aよりも上流側の水道配管の凍結等により、一次圧が上昇すると、ピストンヘッド312と第一弁体315とに印加される一次圧による付勢力の和は閉弁方向に働くので第一弁体315は第一連通部Sを開かないが、第2弁機構の第二弁体327には開弁方向の付勢力が働き、樹脂製一次側通路の耐圧性能、Oリング325、326の止水性能、第一弁体315の第一連通部開度調整性能(弁座314から第一弁体315に過大な圧縮力が印加されると第一弁体315が塑性変形して、第一連通部Sの開度を調整する性能が低下する可能性がある)等の集合である減圧弁3の性能の維持に適正な上限値に一次圧が達すると、第二弁体327に働く一次圧による開弁方向の付勢力が第2バネ328の閉弁方向の付勢に打ち勝って、第2弁機構が第二連通部S’を開く。一次側通路が感圧室319に連通し、ひいては一次側通路が二次側通路に連通して、一次圧は二次圧により希釈され減圧する。この結果、減圧弁3の性能が良好に維持される。
第2弁機構が開弁して一次側通路と二次側通路とが連通した後、一次圧の印加により二次圧が適正範囲を超えて上昇すると、給湯器Aの逃し弁5が開弁して、二次圧を外部環境へ開放する。この結果、第2弁機構が第二連通部を開いた後に、一次圧が減圧弁3の性能維持に適正な上限値を超えて上昇する事態の発生が防止される。
減圧弁3においては、閉弁時に一次圧が所定値まで上昇すると、一次側通路から直接減圧弁3外へ排水することなく前記一次圧を減圧するので、給湯器Aの逃し弁5に接続した排水ホース1’に加えて、排水ホースを新たに配設する必要がない。
減圧弁3においては、一次側通路と二次側通路との間の第二連通部S’を開閉する第二弁機構を第一弁機構のピストン内に収容することにより、第二弁機構を減圧弁のボディの外側に配設する必要が無くなり、第二弁機構を設けることによる減圧弁の大型化が抑制される。
第一弁機構のピストンのダイヤフラム318寄りの部位はシリンダ311に摺接する大径のピストンヘッド312を形成し、第一弁機構のピストンの第一弁体315寄りの部位は小径のピストンロッド313を形成する。従って、工作容易性の観点から、第2弁機構は、大径のピストンヘッド312を形成する第一弁機構のピストンのダイヤフラム318寄りの部位に収容するのが望ましい。この場合、第二連通部S’は一次側通路と感圧室319との間の連通部になる。
上記実施例では、減圧弁ボディ330を樹脂で形成したが、減圧弁ボディ330の材質には特に制限はない。
第2弁機構を、ピストンロッド313に収容しても良い。
本発明は、減圧弁に広く利用可能である。
A 缶体を有する給湯器
1 第1配管
3 減圧弁
4 貯湯タンク
5 逃し弁
310 減圧弁カセット
330 減圧弁ボディ
315 第一弁体
327 第二弁体
318 ダイヤフラム
S 第一連通部
S’ 第二連通部

Claims (2)

  1. 一次側通路と、二次側通路と、シリンダとシリンダに摺動可能に挿通されたピストンとピストンの一端に固定された第一弁体とピストンの他端に固定されて二次圧を受圧するダイヤフラムとダイヤフラムを第一弁体の開弁方向へ付勢する第一バネとを有し、一次側通路と二次側通路との間の第一連通部の流路面積を可変調整する第一弁機構とを備える減圧弁であって、第二弁体と第二弁体を閉弁方向に付勢する第二バネとを有し一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開閉する第二弁機構を備え、第二弁機構は第一弁機構のピストン内に収容されており、前記第一弁機構が一次側通路と二次側通路との間の第一連通部を閉じている時に、前記第二弁機構は所定の一次圧で一次側通路と二次側通路との間の第二連通部を開くことを特徴とする減圧弁。
  2. ダイヤフラムは二次側通路に連通する感圧室の囲壁の一部を形成しており、第二連通部は一次側通路と感圧室との間の連通部であることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
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