JP5342833B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents

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本発明は、被検者の断層画像を体軸方向に順次複数枚得ることのできる医用画像診断装置に係り、特に撮影部への被検者の挿入方向が頭頂方向からか脚方向からかを判別し、または、断層画像が被検者の頭頂方向から順次得たものか、脚方向から順次得たものかを自動的に判別することのできる医用画像診断装置に関する。
X線CT装置、磁気共鳴イメージング装置、PET装置などの医用画像診断装置にあっては、被検者の体軸方向に沿って多数枚の断層画像を得て診断に供している。その際、医用画像診断装置の撮影部へ、寝台の天板に寝載した被検者を頭頂方向からでも脚方向からでも、任意方向から送り込んで断層画像を得ることができる。従って、ある診断部位について、所定間隔おきに複数スライスの断層画像を得て、これらの画像を読影医が読影する場合、もしも頭頂方向から順次撮影した画像を脚方向から順次撮影したものと誤解すると、実際の画像の方向を左右逆に判断してしまうおそれがあり、誤診を招くことになりかねない。
このような問題を排除するために従来から、撮影部へ挿入した被検者の方向が頭頂方向か脚方向かが分かるように、撮影した断層画像に被検者情報の一部として、挿入方向を示す文字やマークを加えていた(例えば、特許文献1参照。)。これによって、得られた断層画像が、被検者を頭頂方向から撮影部へ挿入して順次撮影したものなのか、或いは脚方向から撮影部へ挿入して順次撮影したものなのかを明らかにして、読影時に誤解を生じないように配慮されていた。なお、入力方法としては、撮影時にオペレータが医用画像診断装置に対して、操作部の対話画面から図案や矢印を選択したり、或いはHead First、Foot Firstなどの文字を選択したりして入力し、その内容を制御部が判断して被検者情報の一部として利用するものであった。
特開2007−167634号公報
しかしながら、取得した断層画像に表示される被検者を挿入した方向を示す文字やマークは、医用画像診断装置に対してオペレータの手入力によってなされた結果であり、オペレータのうっかりミスを完全に排除することはできなかった。例えば、Head FirstをFoot Firstとしてしまったり、その逆にFoot First をHead Firstとしてしまったりすることが予想され、このような場合には、得られた断層画像に表示される付帯情報は実際の方向と逆になるために、付帯情報を信じて読影すると誤診を招くことに繋がるおそれがあった。
本発明は、このような問題を解決することを目的として、オペレータの手入力によることなく、画像処理手段を利用して撮影部への被検者の挿入方向を自動的に判断し、その結果を付帯情報として記録し、または、オペレータに対して間違いがないかどうかを確認させるようにした医用画像診断装置を提供しようとするものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、寝台装置の天板に載置された被検者を、体軸方向に沿って撮影部へ挿入し、順次体軸方向に沿う複数枚の断層画像を得る医用画像診断装置において、前記複数枚の断層画像を基にして画像処理により体輪郭を抽出し、得られた前記断層画像が前記被検者の頭頂方向から順次得たものか脚方向から順次得たものかを判別する判別手段を具備することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、寝台装置の天板に載置された被検者を、体軸方向に沿って撮影部へ挿入し、順次体軸方向に沿う複数枚の断層画像を得る医用画像診断装置において、前記被検体に投与した放射性薬剤からの放射線検出データを基にして画像処理により臓器などの位置関係を抽出し、前記撮影部への被検者の挿入方向が頭頂方向からか脚方向からかを判別する判別手段を具備することを特徴とする。
発明の特許請求の範囲に記載の発明によれば、オペレータの手入力によることなく、自動的に撮影部への被検者の挿入方向または撮影方向が、頭頂側からか脚側からかが判断されるので、オペレータの負担を軽減するとともに入力間違いを確実に防止することができる。よって、撮影した断層画像を読影するに当たって、画像の方向を誤認して誤診を招くようなことも防止できる。
以下、本発明に係る医用画像診断装置の実施例について、図1ないし図8を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明に係る医用画像診断装置の一例として、X線CT装置とPET(シングルフォトン・エミッション・コンピュータ・トモグラフィ)装置を一体化した装置の概要について説明する。
図1は、このような医用画像診断装置の一例の概略的な系統図である。医用画像診断装置本体10は、架台を共通にしてX線CT装置20とPET装置30とを備えている。また医用画像診断装置本体10は、X線CT装置20とPET装置30とを共通にする撮影部13を備えており、この撮影部13には表示部40と照明部50が設けられている。そして、医用画像診断装置は、その撮影部13へ被検者を送り込むための寝台装置60を備えている。さらに、X線CT装置20、PET装置30および寝台装置60を制御するとともに、取得した画像データを処理するためのスキャン制御部70と、このスキャン制御部70の制御のもとで表示部40と照明部50を制御するナビゲーション制御部80を備えている。加えて、スキャン制御部70に対して操作者が適宜指示や設定値などを入力する操作部90や、寝台装置60に寝載されて医用画像診断装置本体10の撮影部13へ送り込まれる被検者の様子を撮影し、撮影したデータをスキャン制御部70へ送出するカメラ100なども備えている。
次に、上記の医用画像診断装置の構造について、図2を参照して説明する。
図2は、医用画像診断装置を側面側から見た縦断面図であり、医用画像診断装置本体10の内部に配置されるX線CT装置20とPET装置30の位置関係および撮影部13との関係を概略的に示したものである。
すなわち、医用画像診断装置本体10は床に据付られており、内部にX線CT装置20とPET装置30とが、撮影部13を共通にして長手方向に直列に配置されている。医用画像診断装置本体10の表面はカバーで覆われていて、前面カバー11と後面カバー12の間を貫通するようにして、中空筒状の撮影部13が医用画像診断装置本体10の略中央部に形成されている。この撮影部13には、被検者Pを載置した寝台装置60の天板61が、矢印62で示すように前面カバー11の外側から進退自在に挿入されるようになっている。
また、前面カバー11には、撮影部13の上方位置にカメラ100が設置されている。このカメラ100は、寝台装置60の天板61に寝載されて、撮影部13に導入される被検者Pのほぼ全身像を撮影するものである。なお、撮影部13は、マイラーなどを材料としたカバー14(以下、ドームカバーと称する。)で囲まれて中空筒状に形成され、このドームカバー14によって、医用画像診断装置本体10の内部と撮影部13とが仕切られている。
ところで、X線CT装置20は、図示していないが撮影部13の周りを回転するX線管とX線検出器を備えており、符号21を付して示した周状の範囲がX線の照射と検出を行う位置(CT撮影位置)となり、その斜線を施した部分をX線管とX線検出器が回転することになる。
一方、PET装置30は、符号31を付して示した周状の範囲が、予め被検者Pに投与した放射性薬剤(例えばFDG:F−18フルオロデオキシグルコース)に基づき被検者Pから放出されるガンマー線を検出する位置(PET撮影位置)となり、この位置31の斜線を施した部分に、撮影部13の周りを囲むように図示しないガンマー線検出器が配列されている。
さて、図1および図2に示した医用画像診断装置での断層画像の撮影において、撮影部13へ被検者を頭頂方向から挿入して撮影したものなのか、或いは脚方向から挿入して撮影したものなのかを、断層画像の撮影前に判断する手段と撮影した後に判断する手段とが考えられる。そこで先ず、断層画像を撮影する前に判断する手段を実施例1として説明する。
医用画像診断装置本体10の撮影部13へ挿入される被検者Pは、寝台装置60の天板61に載置されて前面カバー11側から送り込まれるものである。そして、前面カバー11には、撮影部13の上方位置にカメラ100が設置されていて、被検者Pのほぼ全身像がこのカメラ100によって撮影される。撮影された画像はスキャン制御部70へ送られ、ここで画像処理が施されて体輪郭など身体の特徴点を抽出する。
その結果、被検者Pが頭頂側から撮影部13へ挿入されている場合は、カメラ100で撮影された画像の先端側に頭部が位置するので、この画像を画像処理すると、例えば図3(a)に示すような輪郭画像となる。よって、この抽出された体輪郭の先端Rが、太い黒線で示すように円弧状であると認識することによって、スキャン制御部70は被検者Pが頭方向から撮影部13へ挿入されたものと判断する。一方、被検者Pが脚側から撮影部13へ挿入されている場合は、画像の先端側に脚部が位置するので、この画像を画像処理すると、図3(b)に示すような細い2つの輪郭画像F1、F2となる。従って、このような画像を認識することによって、スキャン制御部70は撮影部13へ被検者Pが脚方向から挿入されたものと判断する。この判断結果は、その後撮影される断層画像の付帯情報として記録される。
また、被検者の全身像を画像処理して輪郭画像を得、この輪郭画像について図4に示すように、体軸方向に沿って幅方向の中心を順次プロットしていくことによって、脚の分岐を認識することができる。すなわち、図4の輪郭画像は上方が脚側、下方が胴側となっているが、頭から胴にかけての上肢側は幅方向の中心が1点(T1)プロットされるのに対して、下肢側は脚が2本あるので輪郭画像に中心が2点(T2)プロットされる。よって、中心点が1点(T1)から2点(T2)に変わる位置が脚の分岐点であり、上肢側と下肢側の区別がつき易くなる。従って、撮影部13へ挿入される被検者Pの挿入方向すなわち撮影方向の認識が容易となり、この結果を基にして、撮影部13へ挿入される被検者Pが、頭方向から挿入されたものか脚方向から挿入されたものかを判断し、この判断結果は、その後撮影される断層画像の付帯情報として記録される。
なお、カメラ100による被検者Pの全身像を撮影しなくても、医用画像診断装置の種類(モダリティと称している。)によっては、モダリティ固有のセンサ画像を利用して、撮影部13へ挿入された被検者Pの方向を認識することができる。
すなわち、X線CT装置にあっては、断層画像の撮影範囲や撮影条件を設定するために、断層撮影の開始に先立って、スキャノグラムデータ(位置決め画像とも称する。)の撮影を実施することは良く知られている(例えば、特開平9−313476号公報参照。)。従って、このスキャノグラムデータを基に被検者の体輪郭、肋骨や脊椎などの配列、臓器形状などをパターン認識し、その結果から体の特徴点を抽出し、これ等によって撮影部13へ挿入された被検者Pの挿入方向を判別することができる。
例えば、図5に示すような頭部のスキャノグラム像M1あるいは腰部のスキャノグラム像M2が得られているような場合、頭部については円弧上の頭頂部M11と目M12の位置との関係や、腰部については腰椎M21と骨盤M22の位置関係など、予め設定してある判断基準に基づきスキャノグラムデータの撮影方向、すなわち撮影部13への被検者Pの挿入方向を判定できることになる。この判定結果は、その後撮影される断層画像の付帯情報として記録されるか、オペレータに対して被検者Pの挿入方向を確認させるための注意文として、例えば操作部90の対話画面などに表示させる。
次に、撮影した断層画像が、撮影部13へ被検者Pを頭頂方向から挿入して撮影したものなのか、或いは脚方向から挿入して撮影したものなのかを、撮影後に判断する手段を実施例2として説明する。
このような撮影後に被検者Pの挿入方向を判断する手段としては、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置など夫々のモダリティで得た多数の断層画像を基にして体輪郭を抽出し、これらをパターン認識するとともに被検者Pを載置している寝台天板の位置情報も組み合わせて3次元的に挿入方向(撮影方向)を判断することも可能である。また、PET装置30のように、断層画像の取得の他に全身画像を取得できるものでは、断層画像の撮影後に撮影部13への被検者Pの挿入方向を判断するのは特に容易である。
PET装置30では、例えばFDGを被検者Pに投与して全身像を撮影することが多く、例えば図6にその撮影画像を模式的に示してあるが、被検者Pに投与したFDGの集積度は臓器ごとに異なる。なお図6において、符号P1は被検者Pの頭部(脳)、以下同様に符号P2は胴部、符号P3は胸部、符号P4は腕部をそれぞれ示し、さらに説明の便宜上、胴部P2にある膀胱を符号P21で示してある。
さて、FDGはブドウ糖を主成分としたものであるため、頭部(脳)P1および膀胱P21への集積度は高く、従って画像上には集積したFDGが大きな黒球体として表示されることになる。ただし、頭部(脳)P1は大きいので黒球体も大きく表示され、膀胱P21は頭部(脳)P1よりも小さいので、その黒球体は小さく表示される。従って、このような画像の濃度パターンの大小から頭部(脳)P1と膀胱P21の位置関係を判断し、この結果を基にして、撮影部13へ挿入される被検者Pが、頭頂方向から挿入されたものか脚方向から挿入されたものか、挿入方向すなわち撮影方向を容易に認識することが可能となる。そしてこの判断結果は、撮影された断層画像に付帯情報として記録される。
上述のように、本発明に係る医用画像診断装置において、断層画像の撮影に際して、撮影部13へ被検者を頭頂方向から挿入したものなのか、或いは脚方向から挿入したものなのかを、撮影の前に判断する手段と撮影した後に判断する手段とについて説明した。ここで、撮影部13への被検者Pの挿入方向すなわち撮影方向を、断層画像の撮影前に判断できない場合は、断層画像の撮影後に判断するようにした本発明に係る医用画像診断装置の一連の動作の流れを、図7および図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
図7は、撮影部13への被検者Pの挿入方向を、断層撮影の前に判断する場合の動作の流れを示したものである。
ステップ1として、寝台60の天板61に載置された被検者Pの外観像すなわち全身像または上半身像を、医用画像診断装置本体10の撮影部13へ挿入される直前に、前面カバー11に取り付けたカメラ100によって撮影する。次に、ステップ2として、被検者Pの外観写真が取得できたか否かを判断し、取得できていればステップ3へ進み、取得した外観写真を画像処理して体輪郭を抽出し、これをパターン認識することによって被検者Pが頭の方向から撮影部13へ挿入されたか、脚の方向から挿入されたかを識別する。ここで被検者Pの撮影部13への挿入方向が識別されればステップ6へ進み、その識別結果としての挿入方向を付帯情報としてスキャン制御部70に記録する。
なお、この記録結果に基づき、各断層画像には例えばHead First、Foot Firstなどとして表示され、断層画像ごとに被検者Pの挿入方向すなわち撮影方向が明らかにされる。また、従来どおりオペレータが挿入方向を手入力するような装置にあっては、ステップ5での識別結果に基づき、ステップ6においてオペレータの入力に間違いがあればそのことを知らせ、挿入方向を正しい方向に訂正させるように注意を喚起することも可能である。
一方、ステップ2において、何らかの理由によって被検者Pの外観写真が取得できなかった場合は、ステップ4へ進み、モダリティ固有のセンサ画像を利用して、撮影部13へ挿入された被検者Pの方向を認識することができるか否かを判断する。その結果、センサ画像により判断が可能であればステップ5へ進み、例えばX線CT装置におけるスキャノグラム像を基にして、周知の画像認識技術を利用して体輪郭、肋骨や脊椎などの配列、臓器形状などをバターン認識し、その結果から体の特徴点を抽出して挿入方向を識別する。その後ステップ6へ進み、その識別結果の挿入方向を付帯情報としてスキャン制御部70に記録する。
なお、ステップ4において、モダリティ固有のセンサ画像が利用できないと判断されたときは図8に示すステップ11へ進むことになる。
図8は、撮影部13への被検者Pの挿入方向を、断層撮影の後に判断する場合の動作の流れを示したものであり、次にこの場合について説明する。
先ずステップ11として、各モダリティで収集した断層画像から、撮影部13への被検者Pの挿入方向(撮影方向)の判別が可能か否かを判断する。ここで判断可能であればステップ12へ進み、各モダリティで収集した多数の断層画像を基にして体輪郭を抽出し、これらをパターン認識するとともに被検者Pを載置している寝台天板の位置情報も組み合わせて3次元的に挿入方向(撮影方向)を識別する。
ステップ12で、被検者Pの撮影部13への挿入方向が識別されればステップ15へ進み、その識別結果としての挿入方向を付帯情報としてスキャン制御部70に記録する。なお、この記録結果に基づき、各断層画像には例えばHead First、Foot Firstなどの表示が可能となり、断層画像ごとに被検者Pの挿入方向すなわち撮影方向が明らかにされる。
一方、ステップ11において、収集した断層画像から、撮影部13への被検者Pの挿入方向(撮影方向)の判別が不可能と判断された場合はステップ13へ進み、断層画像の収集後に全身像の収集が可能か否かを判断する。その結果、判断可能であればステップ14へ進み、周知の3D画像認識技術などを利用して収集した全身像のパターンを認識して、撮影部13への被検者Pの挿入方向(撮影方向)を識別する。
すなわち、モダリティがPET装置であれば、FDGを被検者Pに投与して撮影した全身像について、頭部(脳)P1や膀胱P21など臓器ごとにFDGの集積度合いは異なるため、図6に示したような黒球体の大きさ(パターン)から頭部(脳)P1と膀胱P21の位置関係を判断することができる。よって、この結果を基にして、撮影部13へ挿入される被検者Pが、頭方向から挿入されたものか脚方向から挿入されたものか、挿入方向すなわち撮影方向を識別することが可能である。
そして、ステップ14で、被検者Pの撮影部13への挿入方向が識別されればステップ15へ進み、その識別結果としての挿入方向を付帯情報としてスキャン制御部70に記録する。なお、ステップ13において、断層画像の収集後に全身像の収集が不可能と判断した場合は、このときに限り被検者Pの撮影部13への挿入方向を自動的に識別することは困難となる。
以上詳述したように本発明によれば、医用画像診断装置によって被検者Pの断層画像を撮影する場合に、医用画像診断装置本体10の撮影部13への被検者Pの挿入方向、すなわち被検者Pが頭側から挿入されたか脚側から挿入されたかを示す情報を、オペレータが手作業で入力していたものを、実際に挿入される被検者Pを撮影したカメラの映像や医用画像診断装置で取得されるセンサ画像などによって、断層画像の取得前に自動的に判断したり、或いは、医用画像診断装置で取得した断層画像や断層画像を収集した後に得る全身像などによって、断層画像の取得後に自動的に判断したりできるようにしたので、オペレータの負担を軽減し入力間違いなども防止することができる。また、オペレータに対して入力に間違いがないかどうかを確認させたり注意を促したりすることができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく要旨の範囲内において種々の形態で実施することができる。例えば、カメラ100によって被検者Pのほぼ全身像を撮影するものとしたが、前面カバー11に近づいた被検者Pの先端部分だけ撮影するものであっても良い。またカメラ100は、静止画撮影用、動画撮影用のいずれのものでもよく、ビデオカメラであってもよい。
本発明に係る医用画像診断装置の一例の概略的な系統図である。 医用画像診断装置を側面側から見た縦断面図である。 本発明の一実施例の作用を説明するために例示した被検者の輪郭画像の説明図である。 本発明の作用を説明するために例示した他の輪郭画像の説明図である。 本発明の他の実施例の作用を説明するために例示したスキャノグラム像の説明図である。 PET装置で撮影した画像を模式的に示した説明図である。 本発明の一実施例の動作の流れを説明したフローチャートである。 本発明の他の実施例の動作の流れを説明したフローチャートである。
符号の説明
10 医用画像診断装置本体
11 前面カバー
13 撮影部
20 X線CT装置
30 PET装置
60 寝台装置
61 天板
70 スキャン制御部
80 ナビゲーション制御部
90 操作部
100 カメラ

Claims (2)

  1. 寝台装置の天板に載置された被検者を、体軸方向に沿って撮影部へ挿入し、順次体軸方向に沿う複数枚の断層画像を得る医用画像診断装置において、
    前記複数枚の断層画像を基にして画像処理により体輪郭を抽出し、得られた前記断層画像が前記被検者の頭頂方向から順次得たものか脚方向から順次得たものかを判別する判別手段を具備することを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 寝台装置の天板に載置された被検者を、体軸方向に沿って撮影部へ挿入し、順次体軸方向に沿う複数枚の断層画像を得る医用画像診断装置において、
    前記被検体に投与した放射性薬剤からの放射線検出データを基にして画像処理により臓器などの位置関係を抽出し、前記撮影部への被検者の挿入方向が頭頂方向からか脚方向からかを判別する判別手段を具備することを特徴とする医用画像診断装置。
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