JP5341418B2 - 扉のラッチ錠 - Google Patents

扉のラッチ錠 Download PDF

Info

Publication number
JP5341418B2
JP5341418B2 JP2008190347A JP2008190347A JP5341418B2 JP 5341418 B2 JP5341418 B2 JP 5341418B2 JP 2008190347 A JP2008190347 A JP 2008190347A JP 2008190347 A JP2008190347 A JP 2008190347A JP 5341418 B2 JP5341418 B2 JP 5341418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
door
lock
slider
receiving portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008190347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010024781A (ja
Inventor
口野純洋
Original Assignee
美和ロック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 美和ロック株式会社 filed Critical 美和ロック株式会社
Priority to JP2008190347A priority Critical patent/JP5341418B2/ja
Publication of JP2010024781A publication Critical patent/JP2010024781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5341418B2 publication Critical patent/JP5341418B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、扉のラッチ錠に関する。
特許文献1の図1及び図9には、ラッチ作動杆を基準とし、錠箱5の一方の空間にはラッチ引き戻し装置Xを構成する部材が、一方、錠箱5の他方の空間にはサムターン錠の締め出し防止装置Yを構成する部材がそれぞれ組み込まれていることが開示されている。 そして、前記サムターン錠の締め出し防止装置Yは、ラッチ作動杆(50、50A)に係合するサムターンダルマ用リリース構成部材(72、72A)を備え、図1で示す第1実施例の該リリース構成部材(72)は、ラッチ作動杆(50)に形成したレバー逃がし用切欠部(54)の被係合面(55)に係合爪部が係合するように軸支されたレバー(73)、該レバーと連係すると共に水平方向に摺動するロック片解除用のスライダー(74)、該スライダーに連係するように接続するサムターンダルマ(71)及びサムターンダルマ用付勢手段によって構成されていた。
また、図9で示す第2実施例の該リリース構成部材(72A)は、ラッチ作動杆(50A)に形成したレバー逃がし用切欠部(54A)の被係合面(55A)に係合爪部が係合するように軸支された第1作動ギヤ(73A)、この第1作動ギヤ(73A)に噛合する第2作動ギヤ(74A)及び該第2作動ギヤに噛合するサムターンダルマ(71A)とから構成されている。
そして、第1実施例の該リリース構成部材(72)並びに第2実施例の該リリース構成部材(72A)は、共に、内外の操作レバーで回動するハンドル軸(31)と共働するハンドルカム(ラッチカム30、30A)を直接的に係止(ロック)するものではなく、前記ハンドルカム(30、30A)を直接的に係止するロック部材(70、70A)は、例えば錠箱内の後方に別個に軸支されていた。
したがって、特許文献1のラサムターン錠(ラッチ錠)は、前記締め出し防止装置Yを構成する部材が多数であり、かつ複雑に連係し合っているので、部材同士の組み合わせが容易でない、錠箱を小型化できない等の改良すべき点があった。また、同時にサムターンに相当する室内操作部材の操作性の向上も図ることが期待されていた。なお、特許文献2にも、締め出し防止装置の一例が開示されている。また、符号は特許文献のものである。
特開2004−204662号公報 特開2004−162311号公報
本発明の所期の目的は、特許文献1や特許文献2と同様に、締め出し防止の効果を得ることである。第2の目的は、部材同士の組み合わせが容易である、錠箱を小型化できる、安価である等の利点を得ることである。
本発明の扉のラッチ錠は、錠箱から常に突出するようラッチバネ19に付勢されたラッチと、このラッチと共に進退動するラッチ作動杆と、前記錠箱に付勢手段38と共に組み込まれ、かつ、扉の操作ハンドル60の操作力に基づいて前記ラッチを引き戻すハンドルカムと、係合受け部41aと該係合受け部の一側面に突出形成された鉤状受け部41bとを有し、かつ室内操作部材61に設けられた押腕65の操作力によって上下方向に摺動すると、前記ハンドルカムに前記係合受け部41aが係合して該ハンドルカムをロックするスライダーロック片とを備え、開扉時に、仮に前記スライダーロック片が前記ハンドルカムをロックした状態になったとしても、閉扉の際には前記ラッチの先端部が戸枠あるいはストライクの縁と摺接することに起因して該ラッチが後退動すると、前記ラッチ作動杆6に形成された係合押圧部を介して前記鉤状受け部41bの被係合部46がロック解除の方向に押し戻され、前記スライダーロック片8は、ロック解除位置へと戻ることを特徴とする。
(a)シンプルな構成により、閉扉時、スライダーロック片のロックが解除する。付言すると、ラッチ作動杆6を有するラッチ5と、このラッチ5の後退動に基づきハンドルカム7の係止を解除する方向に摺動するスライダーロック片8の「ニ物品」で、締め出し防止機構を構成したので、部材同士の組み合わせが容易である、錠箱を小型化できる、安価である等の利点を得ることができる。例えば室内操作部材に押腕を有する操作板を設け、いわゆるサムターンの機能を持たせることができるので、例えばプッシュ・プル方式により錠箱内のスライダーロック片8を位置変位させることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、金属製カバーがハンドルカムの駆動腕と係脱するロック部分を有するので、スライダーロック片8を強靭にすることができる。
(c)請求項3記載の発明は、加工の容易性、操作性の向上等を図ることができる。また、操作板を含む室内操作部材を扉の壁面から食み出さないようにすることもできる。
(d)請求項4に記載の発明は、部材同士の連係の容易化を図ることができる。
以下、図1乃至図12に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。
(1)本発明の基本的な構成・作用
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。本実施例は、戸枠1の開口(出入り口)を開閉する開き扉(以下、「扉」という。)3の自由端部に取付けられたラッチ錠の締め出し防止機構Xである。
この締め出し防止機構Xは、極力、構成する部材を少なくすることを目的としており、基本的には、扉3の自由端部に取付けられた錠箱4と、この錠箱のフロント18から先端部が常に突出するようラッチバネ19に付勢されたラッチ5と、このラッチと共に進退動するラッチ作動杆6を基準として、前記錠箱4の一方側の内部空間に付勢手段38と共に組み込まれ、かつ、扉3の内外の操作ハンドル60の操作力に基づいてハンドル軸20が所定方向に回転すると前記ラッチ5を引き戻すハンドルカム(ラッチカム)7と、一方、錠箱4の他方側の内部空間に組み込まれ、かつ前記ラッチ作動杆6に形成あるいは設けた係合押圧部22の方向へサムターンに相当する室内操作部材61の操作板64の操作力によって摺動すると、前記ハンドルカム7の駆動腕36に係合して該ハンドルカムをロックするスライダーロック片8を備えている。
そして、扉3の開扉時に、不注意により、サムターンに相当する室内操作部材61の操作板64を操作して、前記スライダーロック片8が前記ハンドルカム7を係止する方向に垂直移動した結果、前記ハンドルカム7をロックしたとしても、扉3の閉扉時には、前記ラッチ5の先端部5aが戸枠1あるいはストライク2の縁と摺接することに起因して該ラッチ5が後退動すると、前記ラッチ作動杆6の係合押圧部(例えば傾斜状の押圧面)22によってスライダーロック片8がロック解除の方向に押し戻されることを特徴とする。以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的な事項は図面及びその説明を割愛する。
(2)図1の環境の説明
図1は、扉3を閉め、サムターンに相当する室内の操作板64を操作していない状態である。この時、ラッチバネ19に付勢されたラッチ5と該ラッチに一体的に設けられたラッチ作動杆6は初期位置に復帰していると共に、リリース部材に相当するスライダーロック片8は、ラッチ5の後退動に起因して既にロック解除の方向に押し戻されている。
したがって、扉3の外にいる人は、室外側の操作ハンドルを操作すると、ハンドル軸20によってハンドルカム(ラッチカム)7が回転するので、室内(例えばトイレ)に入ることができる。
また、人が室内にいる場合には、前記操作板64を操作(例えばプッシュ)すると、その押腕65の押圧力によってスライダーロック片8が下方方向へと位置変位し、該スライダーロック片8の鉤状受け部41bがラッチ作動杆6の凹所状切欠21の係合押圧部(例えばその傾斜状押圧面)22に係合可能な状態になると同時に、スライダーロック片8のロック部分(実施例では金属製カバー42の係止底壁53の端面)が、ハンドルカム7の駆動腕36に係合して、該ハンドルカム7が所定方向に回転しないようにロックする。
ここで、図1を参照にして、本発明の要部を簡単に説明する。1は戸枠、2は受け具のストライク、3は扉、4は扉の自由端部に内装された錠箱、Xは錠箱4内に設けられ、かつ、主たる部材が「ニ物品」で構成された締め出し防止機構である。ここで、「主たる部材」とは、ラッチ作動杆6を有するラッチ5と、このラッチ5の後退動に基づき、ハンドルカム7の係止を解除する方向に摺動するスライダーロック片8である。
(3)錠箱4
錠箱4は、図4のケース身4aと、図5のケース蓋4bとから成る。図4及び図5では、細部的事項である結合手段(例えばオネジ、メネジ)は省略してある。図4及び図5で示すように、ケース身4a及びケース蓋4bには、その中央部にラッチ作動杆6用の第1水平案内部(水平長孔)11が形成されている。
この第1水平案内部11を基準にして、錠箱4の上部側の中央部には、スライダーロック片8用の垂直案内部(垂直長孔)12が形成されている。この垂直案内部12を基準にして、錠箱4の右側には固定の案内軸用の軸孔13が形成されている。また、軸孔13の真上には、室内操作部材の押腕65用の垂直窓14が形成されている。
一方、前記第1水平案内部11を基準にして、錠箱4の下部側の右端部寄りの部位には、ハンドル軸20が貫通すると共に、ハンドルカム7が嵌合する嵌合孔15が形成されている。また、嵌合孔15の下には、付勢手段38を構成するカム圧接体38b用の第2水平案内部(水平長孔)16が形成されている。
その他、錠箱4にはラッチ5用の不番の案内部材が嵌合するコ字形状の切欠、スライダーロック片8用のストッパー手段(例えばクリック手段)55を収納する収納部、座板用の取付け孔等が適宜に形成されている。
なお、図4に於いて、17は長板状の取付け前板で、この取付け前板17は、図1で示すようにフロント18と合体する。
(4)ラッチ5とラッチ作動杆6
ラッチ5はラッチバネ19のバネ力により、その先端部(係合頭部)5aが常にフロント6から突出している。本実施例では、ラッチ5は、ラッチ作動杆6とそのラッチ連結軸5bを介して一体的に結合しているラッチボルト型であるから、ラッチ5が後退すると、ラッチ作動杆6も一緒に錠箱4内へと後退する。
図1で示すように、ラッチ5は、スライダーロック片8がラッチ作動杆6から離れていることを条件としてハンドルカム7で引き戻すことが可能である。付言すると、スライダーロック片8がハンドルカム7から離れた場合に内外の操作ハンドルを所定方向(図1では時計方向)に回転することが可能となり、ハンドル軸20と共にハンドルカム7が所定方向に回動すると、ハンドルカム7の駆動腕によってラッチ5はラッチ作動杆6と共に後退動する。
ここで、図6を参照にしてラッチ5とラッチ作動杆6の構成を説明する。ラッチ5は、先端部5aと、この先端部5aに一体的に設けられたラッチ連結軸5bとから成り、前記先端部5aは、戸枠1或はストライク2の縁部に当る傾斜状摺接面と、この傾斜状摺接面と交差し、閉戸時に前記ストライク2に係止される衝止面或いは係合面と、この係合面と直交する後壁面とを有している。
また前記ラッチ連結軸5bは、その後端部に環状溝に連設する鍔状嵌合部を有している。ラッチ5は、閉戸時に戸枠1等の縁部に当って後退する機能を有するのであれば、その形態や機能を特に限定するものではない。したがって、後退しながら回動する反転ラッチでも良い。本実施例では、ラッチ5はラッチ連結軸を介してラッチ作動杆6に一体的に合体している。
しかして、前記ラッチ作動杆6は、本実施例では長杆状に形成され、その略中央部には、係合押圧部(例えば傾斜状の押圧面)22を有する切欠凹所21が形成されている。また、ラッチ作動杆6の手前の側面(図1では正面)と背面(図1では向こう側)の適宜箇所には、錠箱4の第1水平案内部11に係合する小突起23が設けられている。
また、ラッチ作動杆6の底面には、錠箱内に固定した消音用の弾性体24に衝突するL字形状のストッパー25が突設されている。さらに、前記背面の後端部には、ハンドルカム7の駆動腕36が貫通する係合切欠溝26が形成されている。加えて、ラッチ作動杆6の後端部には、ラッチバネ19の先端部を支持する突起27が設けられている
(5)ハンドルカム7と付勢手段
次に、図1及び図6を参照にしてハンドルカム7の構成を説明する。ハンドルカム7は、ケース身4a及びケース蓋4bの嵌合孔15に嵌合して、例えば扉3の内外の壁面に回動可能に設けられたレバーハンドルに操作力によりハンドル軸20と協働して所定量回転する。
しかして、32はハンドル軸20が貫通する角軸孔を有する筒状嵌合部(ハブ)、33は筒状嵌合部32の周壁に連設する環状の摺接部、34は環状摺接部33の一部から半径方向にヒレ状に突出形成された被係合部、36は同じく環状摺接部33の一部から前記被係合部34とは反対方向に指先状に突出形成された駆動腕である。
そして、本実施例では、前記駆動腕36の先端部にスライダーロック片8と係合する爪部37が形成されている。なお、錠箱内の下部には、ハンドルカム7用付勢手段38が配設され、本実施例では、バネ38aと、カム圧接体38bとから構成されている。
(6)スライダーロック片8
次に、図7乃至図9を参照にしてハンドルカム7の構成を説明する。スライダーロック片8は、少なくとも、室内操作部材に設けられた押腕65と係合する係合受け部41aと、係合受け部に連設すると共にラッチ作動杆6の係合押圧部22に係脱する鉤状受け部41bとを有し、錠箱4に上下方向に案内される。
本実施例では、加工の容易性及び強靭性を考慮して、スライダーロック片8は、合成樹脂製スライダー本体41と、このスライダー本体に一体的に外嵌合すると共に、ハンドルカム7の駆動腕36と係脱するロック部分を有する金属製カバー42とから成る。
まず、前記合成樹脂製スライダー本体41の構成を説明する。例えば図8を参照にすると、符号41aは垂直状態のブロック形状をした係合受け部で、この係合受け部41aには、少なくとも室内操作部材の押腕65と係合する係合孔43が形成されている。本実施例では、前記係合孔43は係合受け部41aの上端部側に形成され、また、該係合受け部41aの下端部側には錠箱4に横設した案内軸(固定軸)44に係合する垂直案内長孔45が形成されている。
また、符号41bは前記係合受け部41aの一側面(垂直面)の下部に突出形成された鉤状受け部で、この鉤状受け部41bの下向き先端部には、ラッチ作動杆6の傾斜状の係合押圧部22(例えば横軸に軸支された小ローラ、対向傾斜面等)に係脱する被係合部(例えば対向傾斜面、横軸に軸支された小ローラ等)46が形成或は設けられている。
さらに、鉤状受け部41bの手前の側面と背面の適宜箇所には、錠箱4の垂直案内部12に係合する案内突起47が設けられている。なお、前記係合受け部41aの下端部側の壁面は、金属製カバー42を一体的に装着するために適宜に切欠48されている。
また、係合受け部41aの上部側の後壁には、ストッパー手段(例えばバネと圧接ボールから成るクリック手段)55を構成するクリックボールと係脱する波状の係合溝49が連続的に形成されている。
次に、図9を参照にして金属製カバー42の構成を説明する。金属製カバー42の形態は、適宜に形成できる設計変更事項であるが、例えば係合受け部41aの切欠48にフイットするように該係合受け部41aの下部側の壁面に接合すると共に、前述した垂直案内長孔45と符合する垂直案内長孔52を有する垂直嵌合壁51と、この垂直嵌合壁51の一端部(実施例では下端部)を直交方向に折り曲げで形成した係止底壁53と、同様に垂直嵌合壁51の左右側端部に折り曲げで形成した複数本の支持アーム54とから成り、少なくとも、前記係止底壁53の一端面53aがハンドルカム7の駆動腕の爪部37と係合するロック部分である。
(7)室内操作部材
次に、図10を参照にして、室内操作部材61を説明する。扉3の室内側の壁面3aに内側の操作ハンドル(例えばレバーハンドル)60と、室内操作部材61がそれぞれ独立して設けられた一例である。室内操作部材61を構成する操作板64は、室内から操作するので、いわゆるサムターンの摘みに相当するが、本実施例では、操作性、意匠の美観性等考慮して、室内操作部材61は、扉の内壁に沿って設けられ外観上矩形の取付け台座62と、この取付け台座の開口内に支軸63を介して軸支された外観上矩形の操作板64と、この操作板64の内面中央部に一体的に設けられた押腕65とから成るプッシュ・プル方式である。
(8)作用
図11は、図1のロック解除の状態に於いて、室内操作部材61を操作(例えばプッシュ)した結果、スライダーロック片8が所定位置まで可動してハンドルカム7を係止した説明図である。また、図12は、扉3を開いたとき、不注意により室内操作部材61を操作(例えばプッシュ)した結果、前記スライダーロック片が前記ハンドルカムをロックし、その後、閉扉すると、ラッチ5の先端部5aが戸枠1あるいはストライク2の縁と摺接することに起因して該ラッチ5が後退動すると、ラッチ作動杆6の係合押圧部22を介してスライダーロック片8がロック解除の方向に押し戻されことを簡略的に示した説明図である。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、本実施例のラッチ5とラッチ用作動杆6とは別部材を一体的に連結されているが、ラッチ5のラッチ連結軸5bを長杆状に形成し、該ラッチ連結軸5bに係合押圧部22を有する切欠凹所21を形成しても良い(これも同一発明である)。
また、本実施例では、図10で示すように操作板64を操作(例えばプッシュ)すると、その押腕65の押圧力によってスライダーロック片8が下方方向へと位置変位し、該スライダーロック片8の鉤状受け部41bがラッチ作動杆6の凹所状切欠21の係合押圧部(例えばその傾斜状押圧面)22に係合可能な状態になるが、もちろん、操作板64をプルするとその押腕65の押圧力によってスライダーロック片8が所定方向へと位置変位するように構成しても良い。
さらに、本実施例ではスライダーロック片8を構成するスライダー本体41の係合受け部41aの後壁には、ストッパー手段(例えばバネと圧接ボールから成るクリック手段)55を構成するクリックボールと係脱する波状の係合溝49が連続的に形成されているが、該ストッパー手段はクリックボール、クリックバネ等に限定するものではなく、ストッパー機能を有するものであれば、弾性体、楔体等であっても良い。また、ストッパー手段は、室内操作部材61に設けても良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図12は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
閉扉時、スライダーロック片のロックが解除した状態の説明図。 図1の2−2線概略断面説明図。 図1の3−3線概略断面説明図。 ケース身の正面図。 ケース蓋の正面図。 ラッチとラッチ作動杆とハンドルカムの説明図。 スライダーロック片の構成を示す説明図。 スライダー本体の説明図。 金属製カバーの説明図。 室内操作部材61の説明図。 図1のロック解除の状態に於いて、スライダーロック片8がハンドルカム7を係止した説明図。 主要部の作用を示す概略説明図。
X…締め出し防止機構、1…戸枠、2…ストライク、3…扉、4…錠箱、4a…ケース身、4b…ケース蓋、5…ラッチ、5a…先端部(係合頭部)、5b…ラッチ連結軸、6…ラッチ作動杆、7…ハンドルカム(ラッチカム)、8…スライダーロック片、11…第1水平案内部(水平長孔)、12…垂直案内部(垂直長孔)、13…軸孔、14…垂直窓、15…嵌合孔、16…第2水平案内部(水平長孔)、17…取付け前板、18…フロント、19…ラッチバネ、20…ハンドル軸、21…切欠凹所、22…係合押圧部、23…小突起、24…弾性体、26…係合切欠溝、27…突起、32…筒状嵌合部(ハブ)、33…摺接部、34…被係合部、36…駆動腕、37…爪部、38…付勢手段、41…スライダー本体、41a…係合受け部、41b…鉤状受け部、42…金属製カバー、43…係合孔、44…案内軸(固定軸)、45…垂直案内長孔、46…被係合部、47…案内突起、48…切欠、49…係合溝、51…垂直嵌合壁、52…垂直案内長孔、53…係止底壁、53a…ロック部分、54…支持アーム、55…ストッパー手段、60…内側の操作ハンドル、61…室内操作部材、62…取付け台座、63…支軸、64…操作板、65…押腕。

Claims (4)

  1. 錠箱から常に突出するようラッチバネ19に付勢されたラッチと、このラッチと共に進退動するラッチ作動杆と、前記錠箱に付勢手段38と共に組み込まれ、かつ、扉の操作ハンドル60の操作力に基づいて前記ラッチを引き戻すハンドルカムと、係合受け部41aと該係合受け部の一側面に突出形成された鉤状受け部41bとを有し、かつ室内操作部材61に設けられた押腕65の操作力によって上下方向に摺動すると、前記ハンドルカムに前記係合受け部41aが係合して該ハンドルカムをロックするスライダーロック片とを備え、
    開扉時に、仮に前記スライダーロック片が前記ハンドルカムをロックした状態になったとしても、閉扉の際には前記ラッチの先端部が戸枠あるいはストライクの縁と摺接することに起因して該ラッチが後退動すると、前記ラッチ作動杆6に形成された係合押圧部を介して前記鉤状受け部41bの被係合部46がロック解除の方向に押し戻され、前記スライダーロック片8は、ロック解除位置へと戻ることを特徴とする扉のラッチ錠。
  2. 請求項1に於いて、スライダーロック片は、合成樹脂製スライダー本体と、このスライダー本体に一体的に嵌合すると共に、ハンドルカムの駆動腕と係脱するロック部分を有する金属製カバーとから成ることを特徴とする扉のラッチ錠。
  3. 請求項1に於いて、サムターンに相当する室内操作部材は、扉の内壁に沿って設けられた取付け台座と、この取付け台座に軸支された操作板と、この操作板の内面に設けられた押腕とから成り、前記操作板をプッシュ又はプルすると、スライダーロック片は所定方向に位置変位することを特徴とする扉のラッチ錠。
  4. 請求項1に於いて、ラッチとラッチ作動杆は一体的に設けられたラッチボルト型であることを特徴とする扉のラッチ錠。
JP2008190347A 2008-07-23 2008-07-23 扉のラッチ錠 Expired - Fee Related JP5341418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008190347A JP5341418B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 扉のラッチ錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008190347A JP5341418B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 扉のラッチ錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010024781A JP2010024781A (ja) 2010-02-04
JP5341418B2 true JP5341418B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=41730862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008190347A Expired - Fee Related JP5341418B2 (ja) 2008-07-23 2008-07-23 扉のラッチ錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5341418B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251334A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Shibutani:Kk ロック機能付きドア錠
JP5813541B2 (ja) * 2012-03-16 2015-11-17 Ykk Ap株式会社 建具
JP6216131B2 (ja) * 2013-03-25 2017-10-18 技研金物株式会社 扉錠用のロック装置
CN110924758B (zh) * 2019-12-28 2023-12-26 长安大学 一种简易的家用执手锁
JP6886733B2 (ja) * 2020-01-28 2021-06-16 株式会社WEST inx ラッチ錠

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3585865B2 (ja) * 2001-06-21 2004-11-04 株式会社ムラコシ精工 扉錠
JP4546034B2 (ja) * 2002-11-01 2010-09-15 美和ロック株式会社 扉錠のラッチ引き戻し装置
JP2005036403A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Tadayoshi Sudo フラットロック機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010024781A (ja) 2010-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5295074B2 (ja) ロック装置及びそれを用いた扉
JP5341418B2 (ja) 扉のラッチ錠
JP4357513B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
KR101663162B1 (ko) 로테이터블 래치볼트를 갖는 도어락
JP4368565B2 (ja) 錠前の反転ラッチ用ストッパー機構
JP5521928B2 (ja) 框内蔵型施錠装置
JP4177283B2 (ja) ドア錠
JP4484170B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4961455B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP2010190036A (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4382874B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP6420288B2 (ja) 引戸錠
JP2008285892A (ja) ラッチ錠
JP4424558B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
KR20180028711A (ko) 데드볼트 잼 방지 기능을 갖는 모티스 락
JP3980369B2 (ja) フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置
AU2009101386A4 (en) A Sliding Door Lock
JP5130256B2 (ja) 室内扉のサムターン錠の締め出し防止装置
JP4511628B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4428540B1 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4424559B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4343263B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4360657B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4492888B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構
JP4454692B2 (ja) 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees