JP5339887B2 - 印刷装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

印刷装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、熱転写型(昇華型)の印刷装置、その制御方法及びプログラムに関し、詳しくはイエロー、マゼンタ、シアン、そしてオーバーコートの印刷後に金、銀等の特色を印刷する際の制御に関するものである。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の画像を記録する入力機器の普及に伴い、それらで撮影した画像を写真プリントするために様々な方式のプリンタが開発されている。そのようなプリンタの一例として熱転写方式のプリンタが採用されている。熱転写方式のプリンタでは、印刷用紙として感熱紙を使用し、主走査方向のサーマルヘッドを選択的に駆動させて、印刷用紙を副走査方向に搬送させながら印画を行う方式がある。
現在普及しているインクジェット方式のプリンタにおいては、インクを飛ばすか否かの2値選択でインクを用紙に着弾させて誤差拡散等の手法により見かけの解像度と階調性を得ている。一方、熱転写方式のプリンタでは、サーマルヘッドからの1画素あたりの熱量を容易に制御できるので、階調製を多く取ることが可能である。また、サーマルヘッドの性能や用紙材量の品質向上により、プリントした画像の仕上がり品位においても、銀塩写真に見劣りしない程度の画像を得ることが可能になってきた。
近年、イエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)等の、俗に言うプロセスカラーの他に、画像に光沢感や蛍光感を持たせるため金色、銀色等の「特色」を印刷して、写真プリントを楽しむ印刷方法がある。
特色を印刷するまでのフローは、例えば以下のようなフローが考えられる。ユーザは、特色を印刷したい画像を任意に選択する。次に、特色を印刷したい模様、例えば星マーク、文字等を先に選択した画像内にレイアウトする。ここまで終了したら、最初にイエロー、マゼンタ、シアン、仕上げのオーバーコート(以下、Y、M、C、OP)の各色を印刷して、印刷用紙に画像を印刷する。印刷が終了すると、インクシートを特色専用のものに交換し、既に印刷済みの用紙を再度セットし、先に指定した特色を印刷して終了となる。このように、既に印刷済みの印刷用紙対に対して、ユーザが指定した特色を印刷することが予想される。
ユーザによっては、OPまで印刷した用紙に対して上述した星マーク等の模様をY、M、C、OPのインクカートリッジを使用して印刷することも予想される。
特色印刷の方法に関して、特許文献1では、昇華型の印刷方法によって、通常印刷モードでは印刷終了後そのまま排紙して印刷を完了する。一方、特色印刷モードが選択された場合には、通常印画終了後、印刷中の用紙を内部に保持した状態にする。そして、特色用カートリッジに交換し、特色を印刷した後排紙して印刷を完了するという構成が開示されている。
用紙印刷面の認識方法に関して、特許文献2では、給紙トレイに裏紙がセットされているかどうかを認識する給紙トレイ管理手段と、給紙された用紙の印刷側が既に印刷済みどうかを検知する印刷済み用紙判断手段とを備え、更に、片面印刷が指定された時、指定された給紙トレイが裏紙がセットされているトレイでないと判断した場合、又は、給紙された用紙の印刷側が既に印刷済みかどうかを検知し、印刷済みだと判断した場合には、他の裏紙がセットされている給紙トレイに切り替える印刷データ出力先判断制御手段を備えた省資源印刷装置が開示されている。
特開平11−70680号公報 特開2005−7825号公報
ところで、OPまで印刷済みの用紙に再度Y、M、Cを印刷しようとした場合、溶融型のOP層に昇華型のY層が熱転写されるため、インクリボンの張り付きが発生して、用紙詰まりの原因となることが予想される。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、熱転写型の印刷装置においてインクリボンの張り付きを防止できるようにすることを目的とする。
本発明の印刷装置は、印刷装置に装着されているインクカートリッジの種別を検出するインクカートリッジ検出手段と、印刷用紙に印刷された識別情報を検出する識別情報検出手段と、前記インクカートリッジ検出手段及び前記識別情報検出手段による検出結果に応じて印刷を制御する制御手段とを備え、前記カートリッジ検出手段は、昇華性の色インクと熱溶融性の透明インクが面順次に保持されたインクシートが収納された第1のインクカートリッジであるか、又は、熱溶融性の色インクが保持されたインクシートが収納された第2のインクカートリッジであるかを検出することが可能であり、前記制御手段は、前記第1のインクカートリッジによる印刷の際には、前記昇華性の色インクを印刷用紙に転写させた後に前記熱溶融性の透明インクを転写させ、前記第2のインクカートリッジによる印刷の際には、熱溶融性の色インクを印刷用紙に転写させ、前記制御手段は、前記識別情報検出手段により識別情報が検出された場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を禁止し、前記第2のインクカートリッジによる印刷を許可し、前記第1のインクカートリッジによる印刷のときに、その印刷用紙に識別情報を印刷する識別情報印刷手段を更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、熱転写型の印刷装置においてインクリボンの張り付きを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明を適用した印刷装置である第1実施形態に係る熱転写型のプリンタ(プリントシステム)の構成を示す。なお、本実施形態に係るプリンタで使用される印刷用紙は、タブ付きの印刷用紙であるとする。
1はプリンタ全体の制御を行う中央処理演算部(以下、CPU)である。2はROMであり、CPU1が実行するプログラムが記憶されている。ROM2は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されるものとする。3はRAMでありCPU1の一時的な作業メモリである。4は画像データ処理部であり、後述するデータ入力部11から入力された画像データ等をプリントするためのデータ処理を行う。これらCPU1、ROM2、RAM3及び画像データ処理部4により主制御部が構成される。
5は液晶表示装置、タッチパネル等の表示部であり、表示制御部6から入力されたデータを表示したり、各種設定を行う際のインターフェイスを表示したりする。6は表示制御部であり、表示部5の制御を行う。
7は各種釦等の操作部である。8は操作制御部であり、操作部7の例えば電源のON/OFF、印刷モードの選択や印刷したい画像の選択等の操作情報をCPU1に伝える。
9は紙搬送やサーマルヘッド等のプリンタエンジンである。10はプリンタエンジン制御部であり、プリンタエンジン9の動作を制御する。
11はデータ入力部である。12はデータ入力制御部であり、データ入力部11から入力されたデータを読込み、入力されたデータをプリンタ内部の記憶部に書き込む制御を行う。データ入力部11の例としては、例えば、メモリースティック(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)等からデータを読込むことが挙げられる。また、例えば、IrDA(赤外線通信)やBluetooth等を使用した無線通信、USBケーブルを使用してプリンタとデジタルスチルカメラ、又はパーソナルコンピュータからの画像入力も挙げられる。
13はインクカートリッジ検出部であり、プリンタに装着されたインクカートリッジの種別を判別する。本実施形態では、Y・M・C・OPカートリッジ、又は、特色カートリッジをプリンタに装填可能である。それぞれのインクカートリッジには、インクが保持されたインクシートが収納されている。Y・M・C・OPカートリッジには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)仕上げのオーバーコート(透明インク)(OP)の各色のインクが面順次に繰り返し並んでいるインクシートが収納されている。特色カートリッジには、金、又は、銀、又は、蛍光色のインクが保持されたインクシートが収納されている。Y、M、Cインクは昇華性のインクであり、OPインクは昇華性インクで印刷した画像を保護するための透明の熱溶融性インクであり、金色インク・銀色インク・蛍光色インク等の特色インクは熱溶融性インクである。
14はマーカ検出部であり、詳細は後述するが、印刷用紙の非印画領域(タブ部分)に印刷された識別情報であるマーカを検出する識別情報検出を行う。
このようにしたプリンタにおいて、以下に詳述するが、主制御部は、インクカートリッジ検出部13及びマーカ検出部14による検出結果に応じて印刷を制御する。
図2は、第1の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。主制御部では、CPU1がROM2からRAM3に読み出されたプログラムを参照することにより図2の処理を実行する。
また、図3は、第1の実施形態に係るプリンタのユーザインタフェイスを示す図である。図3において、301はLCD(表示部5に相当)、302は電源ボタン、303はジョグダイヤル、304は十字ボタン、305はセット(SET)ボタン、306はプリント(PRINT)ボタンである。
図2に示すように、まずステップS101で、インクカートリッジ検出部13により、ユーザによって挿入されたインクカートリッジを検出する。続いて、ステップS102で、ステップS101において検出されたカートリッジの種別(Y・M・C・OPカートリッジ又は特色カートリッジ)を判別する。
ステップS102において「No」、すなわちY・M・C・OPカートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS103で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。ステップS104で、ユーザは操作部7を介して印刷したい画像を選択、指定する。ユーザが画像を指定し終え、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS105)、印刷が開始される。
ステップS106で、マーカ検出部14により、印刷用紙の非印画領域の後述するマーカ501をセンシングする。続いて、ステップS107で、マーカ501が検出されたか否かを判定する。
マーカ501が検出されなかった場合(ステップS107でNo)、ステップS108に進み、指定された画像を印刷して、オーバーコートまで印刷を実行する。印刷処理の後、ステップS109で、オーバーコートまで印刷済みであるということを表わすために、図5に示すように、印刷用紙の非印画領域にマーカ501を印刷する識別情報印刷を行う。図5では、印刷済みであるということを表すためのマーカ501を■で表しているが、これに限定されるものではない。また、図2のフローチャートでは、印刷対象の画像を印刷する印刷処理S108の後にマーカ印刷処理S109を行ったが、印刷処理S108とマーカ印刷処理S109を同時に行ってもよい。この場合、YMCインクを用いて印刷対象の画像と共にマーカ501を印刷し、画像とマーカ501の印刷後にOPインクを印刷することになる。
マーカ501を印刷し終えたら、ステップS110に進み、印刷用紙を排紙する。そして、ステップS111で、ユーザにより指定された画像を全て印刷しているか否かを確認して、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS107〜S110までの処理を繰り返す。ユーザにより指定された画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、マーカ501が検出された場合(ステップS107でYes)、ステップS112に進み、図4に示すように、表示部5に印刷を終了する旨の表示を行うとともに、印刷を中止して排紙して印刷を終了する。上述したように、マーカ501が印刷されているということは熱溶融性インクのオーバーコートまで印刷済みである。それに再度昇華性インクのY、M、Cの印刷を続けると、インクリボンの張り付きが発生して、用紙詰まりの原因となるため印刷を禁止するものである。ここでは、ユーザには印刷済みであるという情報を表示部5で通知しているが、これに限定されるものではない。例えばビープ音等の音を鳴らして警告を促す構成としても良い。
以上で説明したのは、Y・M・C・OPカートリッジが検出された場合の制御方法である。それに対して、ステップS102において「Yes」、すなわち特色カートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS113で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。このとき、ユーザが印刷方向を間違えないように、図6に示すように、表示部5に注意を促す表示を行う。
ステップS114で、ユーザは、図3に示すユーザインタフェイス上で特色用のフレーム、文字等を任意にレイアウトする。本実施形態では、特色用のフレーム、文字等は予めプリンタ内に記憶されているものとするが、これに限られたものではない。例えば、データ入力部11にメディアを挿入して特色用レイアウトデータを準備するような形式でも良い。レイアウト完了後、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS115)、印刷が開始される。
ステップS116で、マーカ検出部14により、印刷用紙の非印画領域のマーカ501をセンシングする。続いて、ステップS117で、マーカ501が検出されたか否か、すなわちオーバーコートまで印刷済みであるか否かを判定する。
マーカ501が検出された場合(ステップS117でYes)、ステップS118に進み、ステップS114でレイアウトした特色を印刷し(印刷を許可)、ステップS119で排紙する。その後、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS114〜S119までの処理を繰り返す。画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、マーカ501が検出されなかった場合(ステップS117でNo)、ステップS121に進み、図7に示すように、表示部5に印刷を続けるか否かをユーザに選択させる表示を行う。この場合、未印刷の用紙に特色のみを印刷することになるためである。ここで、ユーザにより印刷続行が選択された場合には、ステップS118に進み、特色の印刷を実行する。ユーザにより印刷中止が選択された場合には、直ちに印刷を中止して、用紙を排紙して印刷を終了する。
以上述べたように、オーバーコートまで印刷済みである印刷用紙の非印画領域にマーカ501を印刷し、そのマーカ501を検出することで、印刷用紙の印画状況を認識することが可能となる。これにより、インクリボンの張り付きを防止できるとともに、1回のカートリッジ交換で複数枚の印刷を実行することが可能となる。
また、本実施形態では、マーカ501が用紙に印刷されている場合に、その用紙には既にOPインクが転写されていると判断した。しかし、図5のように、非印刷領域をミシン目502でカットできる用紙の場合、マーカ印刷後に非印刷領域をカットしてしまうと、OPインクが転写されている用紙であるにもかかわらず、マーカが印刷されていない状況が存在してしまう。そこで、ミシン目により非印刷領域をカットできる用紙においてマーカが検出されなかった場合は、用紙の長さ(サイズ)を検出するサイズ検出を行い、検出した長さに応じて非印刷領域がカットされていないかを判定する。そして、カットされたと判定された場合はY・M・C・OPインクにより印刷されている用紙として取り扱うようにする。つまり、検出した用紙のサイズが、非印刷領域をカットしていない通常のサイズであればマーカが印刷されていない用紙であるとみなし、通常のサイズでなければ、マーカが印刷された印刷された用紙であるとみなす。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。本実施形態に係るプリンタにおいては、特色印刷を行う際の印刷済み用紙のセット方向を、プリンタ側のセンサで認識する構成について説明する。なお、プリンタの基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2の実施形態に係るプリンタの処理動作の一部を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図2のフローチャートにおけるステップS116〜S121の部分に対応するものであり、印刷済み用紙のセット方向の判定処理を追加したものである。なお、図2で説明した処理と同様の処理には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ユーザによりプリントボタン306が押されると、ステップS116で、マーカ検出部14により、印刷用紙の非印画領域のマーカ501をセンシングする。続いて、ステップS117で、マーカ501が検出されたか否か、すなわちオーバーコートまで印刷済みであるか否かを判定する。
マーカ501が検出された場合(ステップS117でYes)、ステップS201に進み、マーカ501の検出タイミングを判定する。具体的には、主制御部は、マーカ501の検出タイミングが用紙搬送の最初に(すなわち用紙前端にて)検出されたか、最後に(すなわち用紙後端にて)検出されたかを判定する。マーカ501を最後に検出した場合、ステップS202に進み、セット方向が印刷すべき方向と異なっている(逆になっている)として、図9に示すように、表示部5に注意を促す通知表示を行う。ユーザは、この表示を見て印刷済みの用紙を正しい方向に修正する。一方、マーカ501を最初に検出した場合、ステップS118に進み、ユーザにより指定された特色用のフレーム・文字等を印刷し、ステップS119で排紙する。
以上述べたように、特色印刷を実行する前にマーカ501の検出タイミングを判別することで、上下左右誤って印刷することを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を説明する。本実施形態に係るプリンタにおいては、ユーザがプリンタの「印刷履歴」を参照して印刷を実行できる構成について説明する。なお、プリンタの基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第3の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。主制御部では、CPU1がROM2からRAM3に読み出されたプログラムを参照することにより図10の処理を実行する。
図10に示すように、まずステップS101で、インクカートリッジ検出部13により、ユーザによって挿入されたインクカートリッジを検出する。続いて、ステップS102で、ステップS101において検出されたカートリッジの種別(Y・M・C・OPカートリッジ又は特色カートリッジ)を判別する。
ステップS102において「No」、すなわちY・M・C・OPカートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS103で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。ステップS104で、ユーザは操作部7を介して印刷したい画像を選択、指定する。ユーザが画像を指定し終え、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS105)、印刷が開始される。
ステップS106で、マーカ検出部14により、印刷用紙の非印画領域のマーカ501をセンシングする。続いて、ステップS107で、マーカ501が検出されたか否かを判定する。
マーカ501が検出されなかった場合(ステップS107でNo)、ステップS108に進み、指定された画像を印刷して、オーバーコートまで印刷を実行する。印刷処理の後、ステップS109で、オーバーコートまで印刷済みであるということを表わすために、図5に示すように、印刷用紙の非印画領域にマーカ501を印刷する(図5を参照)。
マーカ501を印刷し終えたら、ステップS1001に進み、画像履歴として印刷画像データをROM2に記憶する。なお、ROM2の記憶領域の容量に応じて画像データの形式は適宜変更しても良い。
印刷画像データの保存処理の後、ステップS110に進み、印刷用紙を排紙する。そして、ステップS111で、ユーザにより指定された画像を全て印刷しているか否かを確認して、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS107〜S110までの処理を繰り返す。ユーザにより指定された画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、マーカ501が検出された場合(ステップS107でYes)、ステップS112に進み、図4に示すように、表示部5に印刷を終了する旨の表示を行うとともに、印刷を中止して排紙して印刷を終了する。上述したように、マーカ501が印刷されているということはオーバーコートまで印刷済みであり、それに再度Y、M、Cの印刷を続けると、インクリボンの張り付きが発生して、用紙詰まりの原因となるためである。
以上で説明したのは、Y・M・C・OPカートリッジが検出された場合の制御方法である。それに対して、ステップS102において「Yes」、すなわち特色カートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS113で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。このとき、ユーザが印刷方向を間違えないように、図6に示すように、表示部5に注意を促す表示を行う。
ステップS114で、ユーザは、図3に示すユーザインタフェイス上で特色用のフレーム、文字等を任意にレイアウトする。レイアウト完了後、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS115)、印刷が開始される。
ステップS116で、マーカ検出部14により、印刷用紙の非印画領域のマーカ501をセンシングする。続いて、ステップS117で、マーカ501が検出されたか否か、すなわちオーバーコートまで印刷済みであるか否かを判定する。
マーカ501が検出された場合(ステップS117でYes)、ステップS1002に進み、編集履歴として特色用にレイアウトしたフレーム、文字等の編集データをROM2に記憶する。このとき、編集内容だけを記憶するといったように、保存する内容は記憶容量に応じて適宜変更できるような構成としても良い。
編集データの保存処理の後、ステップS118に進み、ステップS114でレイアウトした特色を印刷し、ステップS119で排紙する。その後、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS114〜S119までの処理を繰り返す。画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、マーカ501が検出されなかった場合(ステップS117でNo)、ステップS121に進み、図7に示すように、表示部5に印刷を続けるか否かをユーザに選択させる表示を行う。この場合、未印刷の用紙に特色のみを印刷することになるためである。ここで、ユーザにより印刷続行が選択された場合には、ステップS118に進み、特色の印刷を実行する。ユーザにより印刷中止が選択された場合には、直ちに印刷を中止して、用紙を排紙して印刷を終了する。
次に、図11を参照して、ステップS1001、S1002において保存した印刷履歴(画像履歴、編集履歴)を用いて再度印刷する際の画像選択方法について説明する。図11のフローチャートは、図10のフローチャートにおけるステップS101〜S104、S113、S114の部分に対応するものである。なお、図10で説明した処理と同様の処理には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ステップS101、S102においてY・M・C・OPカートリッジが検出された場合、ステップS103で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。そして、ステップS1101〜S1103で、ユーザは印刷したい画像を選択、指定する。
このとき、図12に示すように、表示部5に画像履歴を参照するか否かを問い合わせる表示を行う。ユーザは以前に印刷した画像を再度印刷したい場合「はい」ボタンを押す。主制御部は、画像履歴を参照するとされた場合(ステップS1101でYes)、ROM2の画像履歴記憶領域を参照して、保存されている画像データを表示し、ユーザに選択させる(ステップS1102)。ユーザは新規に画像を印刷したい場合「いいえ」ボタンを押す。主制御部は、新規に画像を印刷する場合(ステップS1101でNo)、ユーザの指示に従ってデータ入力部11から画像を取得する(メディア内の画像を選択する)(ステップS1103)。その後、印刷開始の指示を待って、印刷を開始する。
一方、ステップS101、S102において特色カートリッジカートリッジが検出された場合、ステップS113で、ユーザはプリンタに用紙をセットする。そして、ステップS1104〜S1106で、特色用のフレーム、文字等を任意にレイアウトする。
このとき、図13に示すように、表示部5に編集履歴を参照するか否かを問い合わせる表示を行う。ユーザは過去の編集データを参照したい場合「はい」ボタンを押す。主制御部は、編集履歴を参照するとされた場合(ステップS1104でYes)、ROM2の編集履歴記憶領域を参照して、保存されている編集データを表示し、ユーザに選択させる(ステップS1105)。ユーザは新規にレイアウトして印刷したい場合「いいえ」ボタンを押す。主制御部は、新規にレイアウトして印刷する場合(ステップS1104でNo)、プリンタ内に予め記憶されているレイアウトパターンをユーザに選択させる(ステップS1106)。その後、印刷開始の指示を待って、印刷を開始する。
以上述べたように、Y・M・C・OPカートリッジ装填時のマーカ501を印刷したタイミングで画像データ(画像履歴)を記憶し、特色カートリッジ装填時のマーカ501を検出したタイミングで編集データ(編集履歴)を記憶することで、再度印刷する際の手間が省ける。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を説明する。本実施形態では、タブが付いていない印刷用紙(例えばカット紙等)である点、マーカが印刷用紙の背面に予めnビット(nは整数)の情報をもって記されている(印刷されている9、いわゆるビットマーカである場合について説明する。なお、プリンタの基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図14は、第4の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。主制御部では、CPU1がROM2からRAM3に読み出されたプログラムを参照することにより図14の処理を実行する。
図14に示すように、まずステップS101で、インクカートリッジ検出部13により、ユーザによって挿入されたインクカートリッジを検出する。続いて、ステップS102で、ステップS101において検出されたカートリッジの種別(Y・M・C・OPカートリッジ又は特色カートリッジ)を判別する。
ステップS102において「No」、すなわちY・M・C・OPカートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS103で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。ステップS104で、ユーザは操作部7を介して印刷したい画像を選択、指定する。このときの画像の選択、指定方法は既述したものが挙げられる。ユーザが画像を指定し終え、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS105)、印刷が開始される。
ステップS106で、マーカ検出部14により、印刷用紙(タブなし)の背面に予め記されているマーカをセンシングする。図15に、印刷用紙(タブなし)の背面に予め記されているマーカを示す。図示例では、4本線が記されており4ビットで「1101」を表している。なお、ここでは4ビットの例を示したが、このビット数に限定されるものではない。
また、図16に、印刷履歴記憶領域内の内容を表している。印刷用紙No.は、マーカ検出部14により検出した印刷用紙に予め記されているビット番号が保存される。ビット番号に関連付けて、画像名には印刷画像の画像ファイル名が保存され、編集名にはユーザが指定したフレーム・文字等のファイルNo.が保存される。
ステップS1401で、マーカ検出部14により検出したビット番号と、図16に示した印刷履歴記憶領域内のビット番号とを参照し、印刷済みであるか否かを判定する。
検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在しなかった場合(ステップS1401でNo)、ステップS108に進み、指定された画像を印刷して、オーバーコートまで印刷を実行する。次に、ステップS1402に進み、印刷画像データにビット番号を関連付けてROM2に記憶する。このとき、図16に示したとおり、フレーム・文字等の編集で使用した各種データも保存する。
印刷画像データの保存処理の後、ステップS110に進み、印刷用紙を排紙する。そして、ステップS111で、ユーザにより指定された画像を全て印刷しているか否かを確認して、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS1401〜S110までの処理を繰り返す。ユーザにより指定された画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在する場合(ステップS1401でYes)、ステップS112に進み、図4に示すように、表示部5に印刷を終了する旨の表示を行うとともに、印刷を中止して排紙して印刷を終了する。検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在するということはオーバーコートまで印刷済みであり、それに再度Y、M、Cの印刷を続けると、インクリボンの張り付きが発生して、用紙詰まりの原因となるためである。
以上で説明したのは、Y・M・C・OPカートリッジが検出された場合の制御方法である。それに対して、ステップS102において「Yes」、すなわち特色カートリッジが検出された場合、次のような制御シーケンスになる。まずステップS113で、ユーザはプリンタに印刷用紙をセットする。このとき、ユーザが印刷方向を間違えないように、図6に示すように、表示部5に注意を促す表示を行う。
ステップS114で、ユーザは、図3に示すユーザインタフェイス上で特色用のフレーム、文字等を任意にレイアウトする。レイアウト完了後、図3に示すユーザインタフェイスのプリントボタン306を押せば(ステップS115)、印刷が開始される。
ステップS116で、マーカ検出部14により、印刷用紙(タブなし)の背面に予め記されているマーカをセンシングする。続いて、ステップS117で、検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在するか否か、すなわちオーバーコートまで印刷済みであるか否かを判定する。
検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在する場合(ステップS117でYes)、ステップS1403に進み、特色用にレイアウトしたフレーム、文字等の編集データをROM2に記憶する。編集データの保存処理の後、ステップS118に進み、ステップS114でレイアウトした特色を印刷し、ステップS119で排紙する。その後、未印刷の画像が残っている場合には、ステップS114〜S119までの処理を繰り返す。画像を全て印刷し終えている場合には、印刷を終了して印刷待機状態に戻る。
一方、検出したビット番号が印刷履歴領域内に存在しなかった場合(ステップS117でNo)、ステップS121に進み、図7に示すように、表示部5に印刷を続けるか否かをユーザに選択させる表示を行う。この場合、未印刷の用紙に特色のみを印刷することになるためである。ここで、ユーザにより印刷続行が選択された場合には、ステップS118に進み、特色の印刷を実行する。ユーザにより印刷中止が選択された場合には、直ちに印刷を中止して、用紙を排紙して印刷を終了する。
以上述べたように、タブレス印刷用紙においても用紙背面のビット情報を含んだマーカをセンシングし、印刷履歴記憶領域内の情報と照合することで、印刷用紙面の印刷状況を認識でき、インクリボンの張り付き等による紙詰まりを防止することができる。
なお、上記実施形態において示した各部の構成、形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることはない。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
第1実施形態に係る熱転写型のプリンタの構成を示す図である。 第1の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。 ユーザインタフェイスを示す図である。 印刷を終了する旨を通知する表示例を示す図である。 マーカが印刷された印刷用紙の例を示す図である。 印刷方向を間違えないように注意を促す表示例を示す図である。 印刷を続けるか否かをユーザに選択させる表示例を示す図である。 第2の実施形態に係るプリンタの処理動作の一部を示すフローチャートである。 用紙セット方向の注意を促す表示例を示す図である。 第3の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るプリンタの処理動作の一部を示すフローチャートである。 画像履歴を参照する場合の表示例を示す図である。 編集履歴を参照する場合の表示例を示す図である。 第4の実施形態に係るプリンタの処理動作を示すフローチャートである。 背面にビットマーカを有する印刷用紙を示す図である。 印刷履歴記憶領域内の内容を表す図である。
符号の説明
1 中央処理演算部
2 ROM
3 RAM
4 画像データ処理部
5 表示部
6 表示制御部
7 操作部
8 操作制御部
9 プリンタエンジン
10 プリンタエンジン制御部
11 データ入力部
12 データ入力制御部
13 インクカートリッジ検出部
14 マーカ検出部

Claims (14)

  1. 印刷装置に装着されているインクカートリッジの種別を検出するインクカートリッジ検出手段と、
    印刷用紙に印刷された識別情報を検出する識別情報検出手段と、
    前記インクカートリッジ検出手段及び前記識別情報検出手段による検出結果に応じて印刷を制御する制御手段とを備え
    前記カートリッジ検出手段は、昇華性の色インクと熱溶融性の透明インクが面順次に保持されたインクシートが収納された第1のインクカートリッジであるか、又は、熱溶融性の色インクが保持されたインクシートが収納された第2のインクカートリッジであるかを検出することが可能であり、
    前記制御手段は、前記第1のインクカートリッジによる印刷の際には、前記昇華性の色インクを印刷用紙に転写させた後に前記熱溶融性の透明インクを転写させ、前記第2のインクカートリッジによる印刷の際には、熱溶融性の色インクを印刷用紙に転写させ、
    前記制御手段は、前記識別情報検出手段により識別情報が検出された場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を禁止し、前記第2のインクカートリッジによる印刷を許可し、
    前記第1のインクカートリッジによる印刷のときに、その印刷用紙に識別情報を印刷する識別情報印刷手段を更に備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記インクカートリッジ検出手段により前記第1のインクカートリッジが検出され、前記識別情報検出手段により識別情報が検出されなかった場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を行うことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記第1のインクカートリッジによる印刷の印刷履歴を保存する保存手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記インクカートリッジ検出手段により前記第1のインクカートリッジが検出され、前記識別情報検出手段により識別情報が検出された場合、通知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記インクカートリッジ検出手段により前記第1のインクカートリッジが検出され、前記識別情報検出手段により識別情報が検出された場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を行わないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記インクカートリッジ検出手段により前記第2のインクカートリッジが検出され、前記識別情報検出手段により識別情報が検出された場合、前記第2のインクカートリッジによる印刷を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、前記インクカートリッジ検出手段により前記第2のインクカートリッジが検出され、前記識別情報検出手段により識別情報が検出されなかった場合、前記第2のインクカートリッジによる印刷を行うか否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記識別情報は、印刷用紙に熱溶融性のインクが転写されているかを判別するための識別情報であり、
    前記制御手段は、熱溶融性のインクが転写された用紙に、昇華性のインクを転写しないように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記識別情報検出手段により前記識別情報が検出されなかった印刷用紙のサイズを検出するサイズ検出手段を有し、
    前記サイズ検出手段により検出した印刷用紙のサイズが、所定のサイズでない場合には、前記印刷用紙は前記識別情報が印刷された印刷用紙であるとみなすことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記第2のインクカートリッジによる印刷の印刷履歴を保存する保存手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記識別情報検出手段による識別情報の検出タイミングを判定して印刷用紙のセット方向を検出するセット方向検出手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記セット方向検出手段により検出した印刷用紙のセット方向と、印刷すべき方向とが異なる場合に通知を行う通知手段を備えたことを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 印刷装置の制御方法であって、
    インクカートリッジの種別を検出するインクカートリッジ検出ステップと、
    印刷用紙に印刷された識別情報を検出する識別情報検出ステップと、
    前記インクカートリッジ検出ステップ及び前記識別情報検出ステップによる検出結果に応じて印刷を制御する制御ステップとを有し、
    前記インクカートリッジ検出ステップは、昇華性の色インクと熱溶融性の透明インクが面順次に保持されたインクシートが収納された第1のインクカートリッジであるか、又は、熱溶融性の色インクが保持されたインクシートが収納された第2のインクカートリッジであるかを検出することが可能であり、
    前記制御ステップは、前記第1のインクカートリッジによる印刷の際には、前記昇華性の色インクを印刷用紙に転写させた後に前記熱溶融性の透明インクを転写させ、前記第2のインクカートリッジによる印刷の際には、熱溶融性の色インクを印刷用紙に転写させ、
    前記制御ステップは、前記識別情報検出ステップにより識別情報が検出された場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を禁止し、前記第2のインクカートリッジによる印刷を許可し、
    前記第1のインクカートリッジによる印刷のときに、その印刷用紙に識別情報を印刷する識別情報印刷ステップを更に有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  14. 印刷装置を制御するためのプログラムであって、
    インクカートリッジの種別を検出するインクカートリッジ検出処理と、
    印刷用紙に印刷された識別情報を検出する識別情報検出処理と、
    前記インクカートリッジ検出処理及び前記識別情報検出処理による検出結果に応じて印刷を制御する制御処理とをコンピュータに実行させ
    前記インクカートリッジ検出処理は、昇華性の色インクと熱溶融性の透明インクが面順次に保持されたインクシートが収納された第1のインクカートリッジであるか、又は、熱溶融性の色インクが保持されたインクシートが収納された第2のインクカートリッジであるかを検出することが可能であり、
    前記制御処理は、前記第1のインクカートリッジによる印刷の際には、前記昇華性の色インクを印刷用紙に転写させた後に前記熱溶融性の透明インクを転写させ、前記第2のインクカートリッジによる印刷の際には、熱溶融性の色インクを印刷用紙に転写させ、
    前記制御処理は、前記識別情報検出処理により識別情報が検出された場合、前記第1のインクカートリッジによる印刷を禁止し、前記第2のインクカートリッジによる印刷を許可し、
    前記第1のインクカートリッジによる印刷のときに、その印刷用紙に識別情報を印刷する識別情報印刷処理を更にコンピュータに実行させるためのプログラム。
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