JP5338972B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡装置に関する。
従来、顕微鏡装置や画像測定機のリング照明、スチルカメラのマクロレンズ用ストロボ等、輪帯状の照明光を射出するための輪帯照明装置が知られており、このような輪帯照明装置として、多数のLEDを同心円状に配列して備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−328094号公報
しかしながら、上述のような従来の輪帯照明装置は、多数のLEDを備えることで装置が大型化するとともに、顕微鏡装置等への取り付け(位置決め)が難しく、また、構造が複雑であり、製造コストが増大してしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、優れた光学性能を保持しながら、小型化と低コスト化とを図ることが可能な顕微鏡装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る顕微鏡装置は、試料からの光を集光して試料の像を結像する結像光学系と、光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、光源から放射された光及び第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、集光部材は、光を透過する部材で構成され、光源から放射された光が入射する入射面と、部材の表面に形成された第1の光学面、第2の光学面、及び、第3の光学面と、第3の光学面で反射された光が射出する射出面と、を有し、入射面は、光源を中心とする略球面の一部であることを特徴とする。
このような顕微鏡装置において、第1の光学面、第2の光学面、及び、第3の光学面の少なくとも1つは、部材の表面に設けられた反射部材で構成されていることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、第1の光学面、第2の光学面、及び、第3の光学面の少なくとも1つは、部材の空気との境界面において光源からの光が全反射する角度で入射するように配置されていることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、第2の光学面と射出面とは、部材の連続する面上に形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、試料からの光を集光して試料の像を結像する結像光学系と、光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、光源から放射された光及び第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、記第1の光学面は、回転対称な曲面であり、該回転対称な曲面の回転対称軸は、結像光学系の光軸に略平行であり、照明発散角が異なる2種類以上の集光部材を有することを特徴とする。
このような顕微鏡装置は、照明発散角が異なる2種類以上の集光部材を交互に配置することが好ましい。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、試料からの光を集光して試料の像を結像する結像光学系と、光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、光源から放射された光及び第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、第1の光学面は、回転対称な曲面であり、該回転対称な曲面の回転対称軸は、結像光学系の光軸に略平行であり、回転対称な曲面の回転対称軸は結像光学系の光軸と略平行になるように配置され、回転対称軸と光軸との距離をRとし、結像光学系の作動距離をWDとし、回転対称軸と第2の光学面の法線とのなす角度をα[°]とし、回転対称軸と第3の光学面の法線とのなす角度をδ[°]としたとき、次式
|α−sin -1 {n・sin(3α−2δ)}−tan -1 (R/WD)|≦1°
の条件を満足することを特徴とする。
このような顕微鏡装置は、結像光学系の焦点面において照明装置により照明される被照射領域の直径をφとし、集光部材から放射された光の照明発散角をηとしたとき、次式
η = tan-1{(R−φ/2)/WD}−tan-1(R/WD)
の条件を満足することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、光源は、光を放射する発光部と、樹脂により発光部を封止する封止部と、を有し、光源の封止部は、集光部材の入射面に接着されていることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、光源は、光を放射する発光部と、樹脂により発光部を封止する封止部と、を有し、集光部材は、樹脂により形成されてなることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、光源は、光を放射する発光部を有し、光源の発光部は、集光部材によって封止されてなることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、集光部材は、第3の光学面が中心を向くように配置されていることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、前記第1の光学面は、光源を焦点の1つとする略コーニック面であることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置は、隣接する集光部材同士を結合部で結合して一体に構成することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置は、2以上の集光部材の各々に取り付けられた光源を有することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置は、集光部材の各々から射出した光を拡散する拡散板を有することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置は、集光部材の各々から射出した光を集光する集光レンズを有することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、集光レンズは、環状に形成された1つの中空レンズであることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、集光レンズは、非球面レンズであることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、2以上の集光部材は、一体化された成型品であることが好ましい
このような顕微鏡装置において、成型品は、モールドによって形成されたことが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、成型品は、樹脂からなることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、集光部材は、曲率を有する面を少なくとも一つ備えることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、曲率を有する面は、全反射面であることが好ましい。
また、このような顕微鏡装置は、2以上の集光部材の各々に取り付けられた光源を有することが好ましい。
本発明に係る顕微鏡装置を以上のように構成すると、優れた光学性能を保持しながらも、小型化と低コスト化とを図ることができる。
第1の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置の構成を示す概略図であって、(a)は照明装置付近の断面図を示し、(b)は斜視図を示す。 第1の実施形態に係る照明ユニットにおける光路を示す断面図である。 第1の実施形態に係る照明ユニットを説明するための断面図であって、(a)は集光部材を設けないときとの光源の位置の違いを示し、(b)は第1の実施形態の変形例を示す。 第2の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置の構成を示す概略図であって、(a)は照明装置付近の断面図を示し、(b)は斜視図を示す。 第2の実施形態に係る照明装置に用いられる集光ブロックを示す図面であって、(a)は背面図を示し、(b)は側面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は斜視図を示す。 第3の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置の構成を示す概略図であって、(a)は照明装置付近の断面図を示し、(b)は斜視図を示す。 第4の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置の構成を示す概略図であって、(a)は照明装置付近の断面図を示し、(b)は斜視図を示す。 第5及び第6の実施形態において、照明ユニット内の光線の状態を示す説明図である。 第5及び第6の実施形態において、照明ユニットと照明エリアとの関係を示す説明図である。 第5及び第6の実施形態において、光源と集光部材との関係を示す説明図である。 第5及び第6の実施形態において、集光部材の外形寸法を説明するための説明図である。 第1の実施例における照明エリアの状態を示す説明図である。 第2の実施例における照明エリアの状態を示す説明図である。 第3の実施例における照明エリアの状態を示す説明図である。 第4の実施例における照明エリアの状態を示す説明図である。 第4の実施例において第1の光学面のコーニック係数と照明発散角との関係を示すグラフである。 第6の実施形態に係る照明装置を示す図面であって、(a)は斜視図を示し、(b)は背面図を示し、(c)は側面図を示し、(d)は正面図を示す。 第7の実施形態に係る照明ユニットの側面図であって、(a)は集光部材に光源を接着させた場合を示し、(b)は光源の封止部材を集光部材と一体に形成した場合を示す。
(第1の実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る輪帯照明装置(以下、単に「照明装置」と呼ぶ)を備えた顕微鏡装置の構成について説明する。この図1に示すように、第1の実施形態に係る顕微鏡装置100は、標本(試料面O)からの光を集光して、この試料面Oの像を像面Iに結像させる結像光学系10と、像面I上に配置され、試料面Oの像を検出するCCD等で構成された撮像素子30と、この結像光学系10の外周を囲むように環状に配置され、試料面Oに照明光を照射するための照明装置20と、を有して構成される。ここで、顕微鏡装置100は、結像光学系10により標本の縮小像(例えば、0.4倍)を形成する観察装置と、結像光学系10により標本の拡大像(例えば、40倍)を形成する観察装置と、を含む概念である。
結像光学系10は、試料面O側から順に、この試料面Oからの光を集光する第1対物レンズ11と、NAを規定するための開口絞り12と、第1対物レンズ11より出射した光を像面Iに結像する第2対物レンズ13と、から構成されている。また、照明装置20は、第1対物レンズ11の外周に配置されている。なお、試料面Oは、第1対物レンズ11、開口絞り12、及び、第2対物レンズ13を介して、撮像素子30の像面Iと共役に配置されている。
照明装置20は、第1対物レンズ11の外周に、等間隔で環状に配置された8つの照明ユニット21を有して構成される。これら8つの照明ユニット21は、それぞれが試料面Oの被観察領域に対して略均一に照明光を射出するものであり、いずれも同じ構成を有している。
以下、照明ユニット21の詳細な構成について、図2及び図3を参照して説明する。照明ユニット21は、LED等の光源22と、この光源22からの光を集光する集光部材23と、から構成されている。また、各々の集光部材23は、光を透過する1つの部材で構成され、光源22から放射された光が内部に入射する入射面23aと、この部材の内部で入射面23aから入射した光を反射する第1の光学面23b、第2の光学面23c、及び、第3の光学面23dと、この部材から外部に光を射出させる射出面23eと、が形成されている。ここで、入射面23aは略球面の一部を構成する凹面として形成され、その球心に光源22が配置される。また、第1の光学面23bは、入射面23aを囲んだ、光源22と図2に示す点Fとを焦点とする略コーニック面(例えば、楕円面)として形成される。なお、第1の光学面23bは略コーニック面に限らず、回転対称な曲面であればよい。また、第2の光学面23c、第3の光学面23d及び射出面23eは略平面で形成されており、さらに、第2の光学面23c及び射出面23eは、この集光部材23の同一面上に形成されている。また、第3の光学面23dは、回転対称な曲面の回転対称軸に略平行に形成されている。なお、第2の光学面23c、第3の光学面23d及び射出面23eは略平面に限らず、所定の屈折力を有する曲面であってもよい。
このような構成の顕微鏡装置100において、光源22より放射された光は、この光源22を概ね球心とする入射面23aより集光部材23内に入射し、さらに、その光の一部は第1の光学面23bにより反射される。ここで、第1の光学面23bは、上述のように光源22及び点Fを焦点とする略コーニック面として形成されているため、この第1の光学面23bに入射した光は点Fに集光するように反射する。また、入射面23aを略球面とすることにより、光源22からの光が入射面23aに垂直に入射するため、この面で反射する光を少なくすることができる。そして、入射面23aから入射した光の残りの一部及び第1の光学面23bにより反射された光は、第2の光学面23c及び第3の光学面23dで全反射した後、射出面23eから集光部材23の外に射出される。そして、集光部材23より射出された光は、焦点Fに集光した後、試料面O上に照射される。図1に示すように、照明装置20を構成する8つの照明ユニット21は、第1対物レンズ11の周りに照明ユニット21の光軸(光源22の法線、第1の光学面(略コーニック面)23bの回転対称軸)X′が結像光学系10の光軸Xと略平行になるように環状に配置されている。また、第3の光学面23d及び射出面23eがこの環の中心に向くように配置されているため、試料面Oの第1対物レンズ11を含む結像光学系10の光軸上を中心に、この試料面Oを周囲から照明することができる。また、照明ユニット21は略等間隔で配置されているため、試料面Oを均一に照明することができる。ここで、8つの集光部材23は、図示しない部材により固定されて集光ブロックを形成し、照明装置20として顕微鏡装置100に取り付けられる。
なお、本実施形態において、集光部材23は、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂によるモールド成型品とし、さらに、上述の第1〜第3の光学面23b〜23dにクロムやアルミを蒸着した反射部材を用いることが好ましい。あるいは、この集光部材23は、第1〜第3の光学面23b〜23d及び射出面23eが、以下の条件(i)〜(iv)を満足するように形成されていることが好ましい。すなわち、(i)第1の光学面23bで反射した光が、第2の光学面23cに対してこの第2の光学面23cで全反射する角度で入射する。(ii)第3の光学面23dで反射された光が、射出面23e(第2の反射面23cと連続する面)を透過する角度で入射する。また、(iii)入射面23aから入射した光が、第1の光学面23bに対してこの第1の光学面23bで全反射する角度で入射する。(iv)第2の光学面23cで反射した光が、第3の光学面23dに対してこの第3の光学面23dで全反射する角度で入射する。このように構成することで、集光部材23の表面にアルミ蒸着膜などの加工を施すことなく、この集光部材23の空気との境界面で光を全反射させることにより上記反射面(第1〜第3の光学面23b〜23d)を構成することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る顕微鏡装置100においては、照明装置20により、試料面Oを均一に照明することができ、この試料面Oの観察に好適で優れた光学性能を得ることができる。また、本実施形態に係る集光部材23を用いずに、光源22からの光を直接試料面Oに照射する場合、図3(a)に点線で示すような位置に光源22を配置する必要があるため、照明装置が大径となって顕微鏡装置100も大型化する。しかし、本実施形態では、集光部材23により、上述したような光路を形成することにより、光源22の法線(照明ユニット21の光軸X′)を結像光学系10の光軸Xに略平行に配置できる。しかも簡易な構造で廉価な材料製の照明ユニット21を用いているので、優れた光学性能を保持しながら、照明装置20及び顕微鏡装置100の小型化と低コスト化とを図ることができる。
なお、以上の説明では、照明ユニット21を構成する集光部材23を、樹脂によるモールド成形品で構成した場合について説明したが、上述の第1の光学面23b、第2の光学面23c及び第3の光学面23dを有していれば、上記効果を得ることができる。そのため、図3(b)に示す集光部材23′のように、内側が鏡面である板状の部材を組み合わせることにより、第1の光学面23b′、第2の光学面23c′及び第3の光学面23d′を形成し、この集光部材23′と光源22とを組み合わせて照明ユニット21′を構成しても良い。この場合、上述の入射面及び射出面はなくても良い。また、以上の説明では、8個の集光部材23を用いて照明装置20を構成した場合について説明したが、本発明がその個数に限定されることはない。
(第2の実施形態)
次に、図4及び図5を用いて、第2の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置について説明する。図4に示すように、この第2の実施形態に係る顕微鏡装置200の基本構成は、第1の実施形態と同様の構成であって、結像光学系10と、撮像素子30と、結像光学系10を外周から囲むように環状に配置された照明装置220と、を有して構成される。なお、この第2の実施形態及び後述する各実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この第2の実施形態に係る照明装置220は、第1の実施形態で説明した集光部材23と同一の構成の集光部材223を有し、各々の集光部材223に光源22を取り付けて照明ユニット221を構成しているが、隣接する集光部材223同士が連結部224で結合され、これらの集光部材223を第1対物レンズ11の周りに照明ユニット221の光軸X′が結像光学系10の光軸Xと略平行になるように環状に配置可能な集光ブロック225として構成されている。すなわち、この照明装置220は、複数の集光部材223が結合部224で結合されて輪帯状に配置された集光ブロック225と、この集光ブロック225が有する各々の集光部材223に取り付けられた光源22とからなる照明ユニット221として構成されている。このように、複数の集光部材223を一体化した集光ブロック225としても、熱可塑性樹脂によるモールド成型品として構成することが可能であり、また、第1の実施形態と比較して、複数部品の組み立ての手間が省けるとともに、部品点数の削減によるコストダウンが可能となる。同様に、顕微鏡装置200にこの照明装置220を取り付けたときの各集光部材223の位置決めが容易になる。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照して、第3の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置について説明する。図6に示すように、この第3の実施形態に係る顕微鏡装置300の基本構成は、第1の実施形態と同様の構成であって、結像光学系10と、撮像素子30と、結像光学系10の外周を囲むように環状に配置された照明装置320と、を有して構成される。
この第3の実施形態に係る照明装置320は、第1の実施形態と同様の8つの照明ユニット21に加えて、この照明ユニット21と試料面Oとの間に拡散板326が配置されている。そのため、このような照明装置320では、各々の照明ユニット21より射出した光が、拡散板326により拡散された後、試料面O上に照射される。このように、照明装置320に拡散板326をさらに設けることにより、小型化、低コスト化を達成しながら、さらに試料面O上の被照射領域の照度の均一性を向上させることが可能となる。なお、拡散板326は、各々の照明ユニット21に対応させて設けても良いが、図6(b)に示すように、第1対物レンズ11と干渉しないための内円が形成された環状の部材で構成することにより、部品点数を減らし、また、配置も容易になる。
(第4の実施形態)
次に、図7を参照して、第4の実施形態に係る照明装置を備えた顕微鏡装置について説明する。図7に示すように、この第4の実施形態に係る顕微鏡装置400の基本構成は、第1の実施形態と同様の構成であって、結像光学系10と、撮像素子30と、結像光学系10の外周を囲むように環状に配置された照明装置420と、を有して構成される。
この第4の実施形態に係る照明装置420は、第1の実施形態と同様の8つの照明ユニット21に加えて、この照明ユニット21と試料面Oとの間に集光レンズ427が配置されている。そのため、このような照明装置420では、各々の照明ユニット21より射出した光が、集光レンズ427により集光された後、試料面O上に照射される。このように、照明装置420に集光レンズ427をさらに設けることにより、小型化、低コスト化を達成しながら、さらに試料面O上のより狭い被照射領域に照明光を集光することが可能となり、特に、高倍率の観察において照明強度の向上が可能となる。なお、集光レンズ427は、各々の照明ユニット21に対応させて設けても良いが、図7(b)に示すように、第1対物レンズ11と干渉しないための内円が形成された中空レンズとして構成することにより、部品点数を減らし、また、配置も容易になる。さらに、この集光レンズ427は、照明範囲及び位置の自由度を向上させるために、非球面レンズを用いるのが望ましい。さらに、この第4の実施形態で示した集光レンズ427と第3の実施形態で示した拡散板326とを組み合わせて構成することも可能であるし、第2の実施形態で示した集光ブロック225を用いることも可能である。
(第5の実施形態)
次に、第1の実施形態で示した顕微鏡装置100を例に、照明装置20から放射された光の照度ピークを、試料面O上の第1対物レンズ11の視野の略中心とするための条件、すなわち、光源22から出射して照明ユニット21の光軸(光源22の法線、第1の光学面(略コーニック面)23bの回転対称軸)X′上を進む主光線が、結像光学系10の光軸Xと試料面Oとが交差する点に入射するための条件について、図8〜図14を用いて説明する。なお、ここで、主光線とは、光源22から放射され集光部材23で集光される光束の中心を通る光線のことを言う。
まず、図8に示すように、光源22の法線(回転対称軸)X′と第2の光学面23cの法線とのなす角度をα[°]とし、この法線(回転対称軸)X′と第3の光学面23dの法線とのなす角度をδ[°]とし、第2の光学面23cで反射された主光線と第3の光学面23dの法線とのなす角度をβ[°]とし、第3の光学面23dで反射された主光線と射出面23e(第2の光学面23c)の法線とのなす角度をγ[°]とし、射出面23eで屈折された主光線とこの射出面23eの法線とのなす角度をγ′[°]とし、光源22の法線(回転対称軸)X′と射出面23eを出射した主光線とのなす角度をθ[°]とする。また、光源22から主光線が出射する点をH、第2の光学面23cに入射する点をA、第3の光学面23dに入射する点をB、射出面23eに入射する点をCとし、第3の光学面23dの法線と光源22の法線(回転対称軸)X′とが交差する点をDとし、射出面23eの法線と光源22の法線(回転対称軸)X′とが交差する点をEとし、第2の光学面23cの法線と第3の光学面23dとが交差する点をGとする。さらに、集光部材23の媒質の屈折率をnとする。
図8において、反射の法則から∠GAB=αとなるため、∠HABは次式(1)で表され、さらに、△ABCに対する外角の定理から∠HABは次式(2)で表されるため、これらの式(1),(2)より、βはαとδを用いて次式(3)のように表される。
∠HAB = 2α (1)
∠HAB = β+δ (2)
β = 2α−δ (3)
ここで、内角の定理より△ABCの内角の和は180°となるため次式(4)のように表される。
∠ABC+∠BCA+∠CAB = 180° (4)
また、線GAは第2の光学面23c(線AC)の法線であり、且つ、∠GAC=∠GAB+∠BACであることから、∠CABは次式(5)に示すようにαを用いて表すことができる。
∠CAB = 90°−α (5)
そして、反射の法則から∠DBC=βとなり、また、線CEは射出面23e(線AC)の法線であることから、∠BCAはγを用いて次式(7)のように表すことができる。
∠ABC = 2β (6)
∠BCA = 90°−γ (7)
以上に示した式(4)〜(7)より次式(8)が導き出され、この式(8)を式(3)に代入することにより、式(9)が導き出される。
γ = 2β−α (8)
γ = 3α−2δ (9)
そして、射出面23eを透過する主光線に対してスネルの法則を適用すると、n・sinγ=sinγ′が成り立つため、この関係から次式(10)を導き出すことができ、さらに、この式(10)を上述の式(9)に代入すると次式(11)が導き出される。
γ′ = sin-1(n・sinγ) (10)
γ′ = sin-1{n・sin(3α−2δ)} (11)
また、△CEFに対する外角の定理より、∠ECF+∠CFE=γ′+θ=αとなるため、次式(12)が導き出され、この式(12)を上述の式(11)に代入することにより、次式(13)が導き出される。すなわち、光源22の法線(回転対称軸)X′と集光部材23から射出した主光線とのなす角度θは、条件式(13)を満たすこととなる。
θ = α−γ′ (12)
θ = α−sin-1{n・sin(3α−2δ)} (13)
図9に示すように、結像光学系10の光軸Xに対して、照明ユニット21の光源22の法線(回転対称軸)X′が、距離Rだけ離れて略平行に配置されており、第1対物レンズ11の作動距離(第1対物レンズ11の最も物体側の面から試料面Oまでの光軸上の距離)がWDであるとき、集光部材23から射出した主光線が、結像光学系10の光軸Xと試料面Oとが交差する点Kに入射するためには、条件式(14)を満たすことが必要となる。
θ = tan-1(R/WD) (14)
以上より、顕微鏡装置100において、照明ユニット21から放射された光の被照射領域における照度ピークを、試料面O上の第1対物レンズ11の視野の略中心とするためには、次式(15)の関係を満足することが望ましい。すなわち、図10に示すように、集光部材23の形状のうち、第2の光学面23c(射出面23e)、及び、第3の光学面23dの光源22の法線(回転対称軸)X′とのなす角度α,βが次式(15)を満足するように設計すれば良い。
α−sin-1{n・sin(3α−2δ)}=tan-1(R/WD) (15)
[第1の実施例]
このような顕微鏡装置100の構成として、第1対物レンズ11の作動距離を20mmとしたときの諸元値を、以下の表1に示す。この表1において、集光部材23の外形寸法は、図11に示すように、幅をWとし、高さをHとし、奥行きをDとして定義している。また、第1の光学面23bを構成するコーニック面の形状は、次式(16)で表されるものとし、表1には、この式(16)における基準球面の曲率半径r、及び、コーニック定数Kを示している。なお、式(16)において、yは光軸からの垂直方向の高さ(入射高)を示し、S(y)はコーニック面の頂点における接平面から高さyにおけるコーニック面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)を示している。
S(y)=(y2/r/{1+(1−(1+K)/y2/r21/2} (16)
また、表1において、Rは結像光学系10の光軸Xと光源22の法線(回転対称軸)X′との距離を示し、WDは第1対物レンズ11の作動距離を示し、nは集光部材23の媒質の屈折率を示し、Δzは第1の光学面23bの曲面頂点と光源22との距離(図10参照)を示し、αは光源22の法線(回転対称軸)と第2の光学面23cの法線とのなす角度を示し、δは光源22の法線(回転対称軸)と第3の光学面23dの法線とのなす角度を示す。ここで、角度αは、上述の条件式(15)から導かれる値である。
なお、この表1に示す集光部材23の外形寸法等の長さの単位は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大・比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることはなく、他の適当な長さの単位を用いることができる。また、これらの諸元値の説明は、以降の実施形態においても同様である。
(表1)
D =30
W = 9
H = 7
R =18
WD=20
n = 1.585
δ =90°
α =64°42′
r = 1.6
K =-0.95
Δz= 0.8
図12に、上記表1に示す諸元の照明ユニット21を1つだけ点灯させたときの被照射領域(試料面O)での照度の状態(シミュレーション結果)を示す。なお、この図12は、上記角度αをΔα(−2,−1,0,1,2)だけ変化させたときの状態を示しており、座標(0mm,0mm)の位置が、結像光学系10の光軸X上の位置である(以降の実施例においても同様である)。この図12から明らかなように、Δαが−1から1までの範囲では、概ね照度のピークを照明領域(第1対物レンズ11の視野)の中心に位置させることができる。
[第2の実施例]
また、次の表2に、第1対物レンズ11の作動距離を40mmにしたときの諸元値を示す。
(表2)
D =30
W = 9
H = 7
R =18
WD=40
n = 1.585
δ =90°
α =66°45′
r = 1.6
K =-0.95
Δz= 0.8
また、図13に、上記表2に示す諸元の照明ユニット21を1つだけ点灯させたときの被照射領域(試料面O)での照度の状態(シミュレーション結果)を示す。この図13から明らかなように、Δαが−1から1までの範囲では、概ね照度のピークを照明領域(第1対物レンズ11の視野)の中心に位置させることができる。
[第3の実施例]
また、次の表3に、第1対物レンズ11の作動距離を60mmにしたときの諸元値を示す。
(表3)
D =30
W = 9
H = 7
R =18
WD=60
n = 1.585
δ =90°
α =70°09′
r = 1.6
K =-0.95
Δz= 0.8
また、図14に、上記表3に示す諸元の照明ユニット21を1つだけ点灯させたときの被照射領域(試料面O)での照度の状態(シミュレーション結果)を示す。この図14から明らかなように、Δαが−1から1までの範囲では、概ね照度のピークを照明領域(第1対物レンズ11の視野)の中心に位置させることができる。
以上に示した第1〜第3の実施例より、顕微鏡装置100における集光部材23は、次式(17)に示す条件を満足するように設計されることが望ましい。
|α−sin-1{n・sin(3α−2δ)}−tan-1(R/WD)|≦1°
(17)
(第6の実施形態)
次に、第1の実施形態で示した顕微鏡装置100を例に、照明装置20から放射された光が、試料面Oにおいて、結像光学系10の光軸Xを中心とする直径φの被照射領域(結像光学系10の焦点面である試料面Oにおいて照明装置20からの照明が照射される領域)を照明するための条件について、上述の図8〜図11に加えて図15及び図16を用いて説明する。
まず、図9において、光源22の法線(回転対称軸)X′と試料面Oを延長した直線との交点をIとし、試料面Oと結像光学系10の光軸Xとが交差する点をKとし、点Iと点Kとの間の試料面O上であって点Kからφ/2離れた点をJとし、主光線(点Kに入射する光線)と点Jに入射する光線(直径φの領域を照明するための最も外側の光線)とのなす角度(以下、「照明発散角」と呼ぶ)をη[°]とする。
この図9の構成において、第5の実施形態で説明したように、結像光学系10の光軸Xに対して、照明ユニット21の光源22の法線(回転対称軸)X′が、距離Rだけ離れて略平行に配置されており、第1対物レンズ11の作動距離(第1対物レンズ11の最も物体側の面から試料面Oまでの光軸上の距離)がWDであるとき、集光部材23から射出した主光線が、結像光学系10の光軸Xと試料面Oとが交差する点Kに入射するためには、条件式(14)を満たすことが必要となる。また、∠JFIは次式(18)の関係を有する。従って、式(14)及び式(18)から、試料面O上の直径φの被照射領域を照明するためには、集光部材23から射出する光の照明発散角ηが次式(19)の条件を満たすように集光部材23を設計することが望ましい。
∠JFI = θ−η = tan-1(GH/FG)
= tan-1{(R−φ/2)/WD} (18)
η =tan-1{(R−φ/2)/WD}−tan-1(R/WD) (19)
本実施形態に係る集光部材23において、照明発散角ηは、第1の光学面(コーニック面)23bの形状によって決定される。そこで、以下の表4に示す諸元値の顕微鏡装置100において、等間隔で輪帯上に配置された8つの照明ユニット21からの光を試料面Oに照射したときの照度の状態(シミュレーション結果)を図15に示す。なお、この図15は、第1の光学面23bのコーニック定数を−0.9,−0.95,−1.0と変化させたときの状態を示しており、座標(0mm,0mm)の位置が、結像光学系10の光軸X上の位置である。また、図16に、コーニック定数Kと照明発散角ηとの関係を示す。このように、第1の光学面(コーニック面)23bの形状を変化させることにより、照明発散角ηを変化させることができる。
(表4)
D =30
W = 9
H = 7
R =27
WD=60
n = 1.585
δ =90°
α =68°45′
r = 1.6
K =-0.95,-0.9,-1.0
Δz= 0.8
(第7の実施形態)
第5及び6の実施形態で説明したように、顕微鏡装置100においては、第1対物レンズ11の作動距離WDに応じて、照明ユニット21を配置する位置(結像光学系10の光軸Xから距離R)や、集光部材23の形状(α,δ,η)を上述の式(17)及び式(19)を満足するように設計すると、第1対物レンズ11の視野の中心に照度ピークを位置させ、所望の被照射領域のサイズ(照明エリアサイズ)φを実現することができる。図17に示す照明装置520は、照明発散角ηが異なる2種類の照明ユニット521a,521bをそれぞれ8個ずつ用意し、これらを輪帯状に交互に等間隔となるように配置したものである。例えば、照明ユニット521aの集光部材523aは照明発散角ηを大きくして広い照明エリアを有し、照明ユニット521bの集光部材523bは照明発散角ηを小さくして狭い照明エリアを有するようにすることにより、照明ユニット521aか照明ユニット521bのいずれか一方の光源22を点灯させることにより、照明エリアの大きさを切り換えることができる。そのため、結像光学系10のズーム倍率に応じて照明エリアを切り換えることで、適切な配光とすることができる。
なお、本実施形態では、照明発散角ηが異なる2種類の照明ユニット521a,521bをそれぞれ8個ずつ、交互に配置しているが、照明ユニットの個数の比は必ずしも1:1である必要は無い。それぞれの照明条件において必要となる照度の比に応じて照明ユニットの個数の比を適宜設定すればよく、例えば2:1や3:1であってもよい。
また、照明発散角の異なる集光部材は、2種類に限定されず、3種類以上設け、それらを交互に配置しても良い。
(第8の実施形態)
以上の説明の照明ユニット21では、図2に示すように、集光部材23の入射面23aと光源22との間に空気間隔を設けて配置した場合について説明したが、図18(a)に示すように、集光部材23の入射面23aに光源22を接着しても良い。また、図18(b)に示すように、光源22のLEDを封止する樹脂により集光部材23を形成しても良い。このように、光源22と集光部材23とを一体に構成することによりこの照明ユニット21の製造が容易になるとともに、照明装置20における照明ユニット21の配置も容易になる。
なお、本願では、照明光学系及びこれを備えた顕微鏡装置の小型化と低コスト化が可能であれば、上述した実施の形態に限定されず、本願の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
10 結像光学系 20,220,320,420,520 照明装置
21,21′,221,521a,521b 照明ユニット
22 光源 23,23′,223,523a,523b 集光部材
23a 入射面 23b,23b′ 第1の光学面
23c,23c′ 第2の光学面 23d,23d′ 第3の光学面
23e 射出面 224 結合部
225 集光ブロック 326 拡散板 427 集光レンズ O 試料面
100,200,300,400 顕微鏡装置

Claims (25)

  1. 試料からの光を集光して前記試料の像を結像する結像光学系と、
    光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、前記光源から放射された光及び前記第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、前記第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、前記結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、
    前記集光部材は、前記光を透過する部材で構成され、
    前記光源から放射された光が入射する入射面と、
    前記部材の表面に形成された前記第1の光学面、前記第2の光学面、及び、前記第3の光学面と、
    前記第3の光学面で反射された光が射出する射出面と、を有し、
    前記入射面は、前記光源を中心とする略球面の一部であることを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記第1の光学面、前記第2の光学面、及び、前記第3の光学面の少なくとも1つは、前記部材の表面に設けられた反射部材で構成されていることを特徴とする請求項に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記第1の光学面、前記第2の光学面、及び、前記第3の光学面の少なくとも1つは、前記部材の空気との境界面において前記光源からの光が全反射する角度で入射するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記第2の光学面と前記射出面とは、前記部材の連続する面上に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  5. 試料からの光を集光して前記試料の像を結像する結像光学系と、
    光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、前記光源から放射された光及び前記第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、前記第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、前記結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、
    前記第1の光学面は、回転対称な曲面であり、該回転対称な曲面の回転対称軸は、前記結像光学系の光軸に略平行であり、
    照明発散角が異なる2種類以上の前記集光部材を有することを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 前記照明発散角が異なる2種類以上の前記集光部材を交互に配置したことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡装置。
  7. 試料からの光を集光して前記試料の像を結像する結像光学系と、
    光源から放射された光の少なくとも一部を反射する第1の光学面、前記光源から放射された光及び前記第1の光学面で反射された光を反射する第2の光学面、並びに、前記第2の光学面で反射された光を反射する第3の光学面を有する集光部材が、前記結像光学系の外周に離散的に2以上配置された照明装置と、を有し、
    前記第1の光学面は、回転対称な曲面であり、該回転対称な曲面の回転対称軸は、前記結像光学系の光軸に略平行であり、
    前記回転対称な曲面の回転対称軸は前記結像光学系の光軸と略平行になるように配置され、
    前記回転対称軸と前記光軸との距離をRとし、前記結像光学系の作動距離をWDとし、前記回転対称軸と前記第2の光学面の法線とのなす角度をα[°]とし、前記回転対称軸と前記第3の光学面の法線とのなす角度をδ[°]としたとき、次式
    |α−sin -1 {n・sin(3α−2δ)}−tan -1 (R/WD)|≦1°
    の条件を満足することを特徴とする顕微鏡装置。
  8. 前記結像光学系の焦点面において前記照明装置により照明される被照射領域の直径をφとし、前記集光部材から放射された光の照明発散角をηとしたとき、次式
    η = tan-1{(R−φ/2)/WD}−tan-1(R/WD)
    の条件を満足することを特徴とする請求項に記載の顕微鏡装置。
  9. 前記光源は、光を放射する発光部と、樹脂により前記発光部を封止する封止部と、を有し、
    前記光源の前記封止部は、前記集光部材の前記入射面に接着されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  10. 前記光源は、光を放射する発光部と、樹脂により前記発光部を封止する封止部と、を有し、
    前記集光部材は、前記樹脂により形成されてなることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  11. 前記光源は、光を放射する発光部を有し、
    前記光源の前記発光部は、前記集光部材によって封止されてなることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  12. 前記集光部材は、前記第3の光学面が中心を向くように配置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  13. 前記第1の光学面は、前記光源を焦点の1つとする略コーニック面であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  14. 隣接する前記集光部材同士を結合部で結合して一体に構成することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  15. 2以上の前記集光部材の各々に取り付けられた光源を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  16. 前記集光部材の各々から射出した前記光を拡散する拡散板を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  17. 前記集光部材の各々から射出した前記光を集光する集光レンズを有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  18. 前記集光レンズは、環状に形成された1つの中空レンズであることを特徴とする請求項17に記載の顕微鏡装置。
  19. 前記集光レンズは、非球面レンズであることを特徴とする請求項17に記載の顕微鏡装置。
  20. 2以上の前記集光部材は、一体化された成型品であることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  21. 前記成型品は、モールドによって形成されたことを特徴とする請求項20に記載の顕微鏡装置。
  22. 前記成型品は、樹脂からなることを特徴とする請求項21に記載の顕微鏡装置。
  23. 前記集光部材は、曲率を有する面を少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項20〜22のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  24. 前記曲率を有する面は、全反射面であることを特徴とする請求項23に記載の顕微鏡装置。
  25. 2以上の前記集光部材の各々に取り付けられた光源を有することを特徴とする請求項20〜24のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
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