JP5338737B2 - 通信システム、通信装置および音声通話機器 - Google Patents

通信システム、通信装置および音声通話機器 Download PDF

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Description

本願は、無線音声通信と無線データ通信とに対応した通信システム、通信装置および音声通話機器に関する。
デジタルコードレス電話の親機と、WLAN(Wireless Local Area Network)とを搭載した通信装置が知られている。また、無線端末が、通信装置のWLANを介してアクセスポイントと通信を行う構成が知られている。これにより、無線端末を外部のネットワークへ接続することができる。また、待機状態における消費電力を抑えるために、省電力モードやOFFモードを備えた通信装置が知られている。
特開2003−249973号公報
無線端末が、通信装置のWLANを介してアクセスポイントと通信を行う場合には、通信装置が省電力モードやOFFモードにされても、無線端末とアクセスポイントとの通信状態を維持する必要がある。すると、通信装置のWLANを制御している回路への電源供給を停止することができないため、通信装置の消費電力を十分に抑えることが困難である。本明細書では、このような不便性を解消することができる技術を提供する。
本願の通信システムは、通信回線に接続された通信装置と音声通話機器が無線通信可能に接続されている通信システムである。通信装置は、外部装置および音声通話機器との間でのデータ通信および音声通信を行う無線通信部と、ネットワーク上で通信装置を識別するための通信装置ネットワークIDと、ネットワーク上で音声通話機器を識別するための音声通話機器ネットワークIDとを記憶する通信装置記憶部と、を備える。音声通話機器は、音声通話機器ネットワークIDおよび通信装置ネットワークIDを記憶する音声通話機器記憶部を備える。通信システムは、通信装置ネットワークIDが通信装置に使用され、音声通話機器ネットワークIDが音声通話機器に使用され、外部装置および音声通話機器通信先が通信装置ネットワークIDを使用する装置に設定されることで、音声通話機器および外部装置と通信装置の無線通信部との間でデータ通信および音声通信が行われる第1通信状態とされる。また、通信システムは、音声通話機器ネットワークIDが通信装置に使用され、通信装置ネットワークIDが音声通話機器に使用されることで、音声通話機器と外部装置との間でデータ通信が行われる第2通信状態とされる。第1通信状態から第2通信状態への切り替えは、通信装置の無線通信部への電源供給を停止することを条件として実行されることを特徴とする。
通信装置の例としては、電話機能やFAX機能を備えた多機能機が挙げられる。音声通話機器は、音声信号の送受信を行う機器である。音声通話機器の例としては、無線電話子機が挙げられる。外部装置の一例としては、アクセスポイントや、パーソナルコンピュータ(PC)や、多機能機などが挙げられる。また、外部装置がアクセスポイントである場合には、さらにアクセスポイントを介して、他の無線端末と通信することが可能である。データ通信は、エラー時に再送されるデータ信号の通信であり、リアルタイム性が要求されない通信である。音声通信は、エラー時に再送されない音声信号の通信であり、リアルタイム性が必要な通信である。
通信装置ネットワークIDは、ネットワーク上で通信装置を識別するための情報である。また、音声通話機器ネットワークIDは、ネットワーク上で音声通話機器を識別するための情報である。通信装置ネットワークIDや音声通話機器ネットワークIDとの一例としては、MACアドレスやIPアドレスが挙げられる。通信装置記憶部や音声通話機器記憶部には、音声通話機器ネットワークIDおよび通信装置ネットワークIDが記憶される。これらの情報を記憶するタイミングは、通信装置と音声通話機器がセットで工場出荷されるタイミングであってもよい。通信装置記憶部や音声通話機器記憶部の一例としては、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)が挙げられる。
通信システムは、第1通信状態と第2通信状態との間で切り替え可能とされる。第1通信状態は、ネットワークIDが正しい対応関係とされている状態である。すなわち、通信装置ネットワークIDが通信装置に使用されると共に、音声通話機器ネットワークIDが音声通話機器に使用される。よって、通信装置がネットワーク上において通信装置として認識されると共に、音声通話機器がネットワーク上において音声通話機器として認識される。
第1通信状態では、音声通話機器および外部装置と、通信装置の無線通信部との間で、データ通信および音声通信が行われる。すなわち、1の無線通信部によって、音声通話機器による音声通信と、外部装置によるデータ通信との2種類の通信を行うことが可能となる。また、音声通信とデータ通信とは、同時に使用可能される。同時に使用する方法の例としては、音声通信とデータ通信との間で、同一周波数の電波を短時間ずつ交代で共有する方法が挙げられる。無線通信部によって音声通信とデータ通信を行う方法としては、例えば、Intel(登録商標)が提唱する、My WiFi Technologyの機能を用いる方法が挙げられる。また、Wi-Fi Allianceが提唱する、Wi-Fi Directの機能を用いる方法が挙げられる。
第2通信状態は、ネットワークIDを入れ換えた状態である。すなわち、音声通話機器ネットワークIDが通信装置に使用されると共に、音声通話機器ネットワークIDが音声通話機器に使用される。よって、通信装置がネットワーク上において音声通話機器として認識されると共に、音声通話機器がネットワーク上において通信装置として認識される。
第1通信状態から第2通信状態へ切り替えられる場合を説明する。第2通信状態においても、外部装置は、通信装置ネットワークIDを使用する装置とのデータ通信を維持する。しかし、第2通信状態では、通信装置ネットワークIDを使用する装置は、通信装置ではなく、音声通話機器である。よって、外部装置のデータ通信先が、通信装置から音声通話機器へ切り替えられる。また、音声通話機器がアクセスポイントと通信可能な場合においては、外部装置は、音声通話機器およびアクセスポイントを介して外部のネットワークと通信することが可能となる。
本願の通信システムでは、通信装置の無線通信部への電源供給を停止することを条件として、第2通信状態へ移行する。無線通信部への電源供給が停止されると、外部装置および音声通話機器と無線通信部との間の通信を実行することができなくなる。また、無線通信部への電源供給の停止により、通信装置の消費電力をより小さくすることができる。なお、無線通信部への電源供給の停止は、例えば、ユーザが通信装置の電源スイッチをオフすることによって行われても良い。また例えば、通信装置で所定時間の間操作が実行されないことに応じて、電源供給を停止してもよい。
第2通信状態へ移行することにより、外部装置の通信先は、通信装置から音声通話機器へ切り替えられる。よって、通信装置の無線通信部への電源供給が停止されても、外部装置は音声通話機器との間で通信を続行することができる。そして、音声通話機器がアクセスポイントと通信可能な場合には、外部装置は、アクセスポイントを介した外部のネットワークとの通信を維持することができる。これにより、外部装置の通信状態を維持したまま、通信装置の無線通信部への電源供給を停止することができるため、通信装置の消費電力を十分に抑えることが可能となる。
通信システムの構成の一例を示す図である。 MFPで行われるモード移行動作のフローチャート(その1)である。 MFPで行われるモード移行動作のフローチャート(その2)である。 MFPで行われるデータ受信確認動作のフローチャートである。 子機で行われる通信状態切り替えのフローチャート(その1)である。 子機で行われる通信状態切り替えのフローチャート(その2)である。 第1通信状態の模式図である。 第2通信状態の模式図である。 通信システムの動作の具体例を説明するシーケンス図(その1)である。 通信システムの動作の具体例を説明するシーケンス図(その2)である。
図1に、本願に係る第1実施形態として例示される通信システム5のブロック図を示す。通信システム5は、MFP(Multi Function Printer)10、アクセスポイント(以下「AP」と称す)51、PC(Personal Computer)52、第1子機1、モバイル機器4を備える。MFP10によってWPAN(WirelessPersonal Area Network)201、WLAN(Wireless Local Area Network)202が形成されている。尚、WPAN201およびWLAN202の方式の例としては、例えばIEEE802.11a/b/gの規格で定められる通信方式が挙げられる。
AP51は、WLAN202によりデータ信号の通信が可能に構成された、既知の中継装置である。データ信号は、通信エラー時に再送が行われる信号である。データ信号の例としては、MFP10で印刷を行なうための印刷データが挙げられる。またAP51は、PC52との間でデータ信号の通信が可能とされている。よって、AP51を介して、MFP10とPC52との間でデータ信号の通信が可能とされている。またAP51は、インターネット53に接続されている。
第1子機1は、WPAN201により、音声信号の無線通信211を行う装置である。音声信号は、音声通話を行うための信号である。音声信号は、通信エラー時に再送が行われない信号であり、リアルタイム性が必要な信号である。
モバイル機器4は、WPAN201により、データ信号の無線通信213を行う既知の装置である。また、MFP10は、ルーティング装置(通信システム5内で情報送信経路を選択するための装置)の機能を有している。よって、モバイル機器4は、MFP10からAP51を経由して、インターネット53に接続可能とされる。
MFP10の構成について説明する。MFP10は、CPU16、記憶部32、無線通信制御回路11、音声IC14(CODEC)、モデム部15、内蔵受話器17、操作部22、表示部24、印刷部26、スキャナ部28、を備える。これらの構成要素は、互いに通信可能に接続されている。CPU16は、記憶部32に記憶されているプログラム42に従って、様々な処理を実行する。またCPU16は、記憶部32、無線通信制御回路11、音声IC14等に関する各種の制御を行う。
記憶部32は、プログラム42を記憶する。プログラム42は、基本プログラム(図示省略)、ネットワーク構築プログラム44等を含む。基本プログラムは、スリープタイマーを動作させるためのプログラム、印刷部26に印刷を実行させるためのプログラム、スキャナ部28にスキャンを実行させるためのプログラム等を含む。またネットワーク構築プログラム44は、第1通信状態と第2通信状態とで切り替えを行うためのプログラムである。
記憶部32は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などが組み合わされて構成されている。記憶部32は、設定記憶領域39、ネットワークID記憶領域40、ネットワーク設定記憶領域41を備える。設定記憶領域39は、初期カウント値Xなどの各種の設定を記憶する領域である。
ネットワークID記憶領域40は、MFPネットワークID300、第1子機ネットワークID301を記憶する。MFPネットワークID300は、ネットワーク上でMFP10を識別するための情報である。MFPネットワークID300は、MFP−MACアドレスおよびMFP−IPアドレスを含んでいる。また、第1子機ネットワークID301は、ネットワーク上で第1子機1を識別するための情報である。第1子機ネットワークID301は、第1子機MACアドレスおよび第1子機IPアドレスを含んでいる。ネットワーク設定記憶領域41は、MFP10の識別子を記憶する領域である。ネットワーク設定記憶領域41にMFPネットワークID300を記憶させると、MFP10は、通信システム5上の他の装置からMFP10として認識される。一方、ネットワーク設定記憶領域41に第1子機ネットワークID301を記憶させると、MFP10は、通信システム5上の他の装置から第1子機1として認識される。
無線通信制御回路11は、ベースバンド処理部BP1、RF部18、アンテナANT1を備える。ベースバンド処理部BP1は、無線通信制御回路11全体を制御する回路である。RF部18は、アンテナANT1との間で信号の送受信を行う回路である。音声IC14(CODEC)は、データのエンコード(符号化)とデコード(復号)を行う。また音声IC14は、モデム部15または内蔵受話器17の何れを電話回線網100に接続するかを選択する。モデム部15は、電話回線網100との音声信号の送受信を制御する。操作部22は、ユーザの入力操作を受け付ける複数のボタンを備える。表示部24は、様々な情報を表示する。スキャナ部28は、文書等を読取ってスキャンデータを生成する。印刷部26は、外部装置(例えばPC52)から受信した印刷データや、スキャナ部28によって生成されたスキャンデータを印刷媒体に印刷する。
第1子機1の構成について説明する。第1子機1は、CPU76、ベースバンド処理部BP2、RF部78、スピーカ部79、マイク部80、記憶部82、アンテナANT2を備える。CPU76は、記憶部82、ベースバンド処理部BP2等に関する各種の制御を行う。記憶部82は、設定記憶領域83、ネットワークID記憶領域84、ネットワーク設定記憶領域85、通信先装置設定領域86を備える。設定記憶領域83は、データ受信フラグ等の各種のパラメータを記憶する。ネットワークID記憶領域84は、MFPネットワークID300、第1子機ネットワークID301を記憶する。ネットワーク設定記憶領域85は、第1子機1の識別子を記憶する領域である。ネットワーク設定記憶領域85に第1子機ネットワークID301を記憶させると、第1子機1は、通信システム5上の他の装置から第1子機1として認識される。一方、ネットワーク設定記憶領域85にMFPネットワークID300を記憶させると、第1子機1は、通信システム5上の他の装置からMFP10として認識される。通信先装置設定領域86は、第1子機1の通信先とされる機器のネットワークIDを記憶する領域である。第1子機1が通信システム5上のどの装置と通信を行うかは、通信先装置設定領域86に書き込まれたネットワークIDによって決定される。スピーカ部79は、無線通信制御回路11から受信した音声データを出力する装置である。マイク部80は、音声データを取得する装置である。その他の構成は、MFP10と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
通信システム5は、第1通信状態と第2通信状態との2つの通信状態を備えている。第1通信状態は、MFP10がWPAN201を形成し、ルーティング装置となる状態である。一方、第2通信状態は、第1子機1がWPAN201aを形成し、ルーティング装置となる状態である。第1通信状態を、図7を用いて説明する。第1通信状態では、MFPネットワークID300がMFP10の識別子に使用される。よって、MFP10が通信システム5上においてMFP10として認識される。また、第1子機ネットワークID301が第1子機の識別子に使用される。よって、第1子機1が通信システム5上において第1子機1として認識される。
そして第1通信状態では、無線通信制御回路11によって、WPAN201およびWLAN202が構築される。WPAN201には、複数の通信端末(第1子機1、モバイル機器4)が接続されている。WPAN201により、無線通信制御回路11と第1子機1との間で、音声信号の無線通信211が行われる。また、無線通信制御回路11とモバイル機器4との間で、データ信号の無線通信213が行われる。無線通信211ないし213は、同時に通信可能とされている。WLAN202には、AP51が接続されている。WLAN202により、無線通信制御回路11とAP51との間で、データ信号の無線通信221が行われる。すなわち第1通信状態では、1の無線通信制御回路11によって、第1子機1による音声通信と、モバイル機器4によるデータ通信との2種類の通信を行うことが可能とされている。
WPAN201およびWLAN202は、同時に使用可能とされている。同時に使用する方法の例としては、時分割多元接続(TDMA: Time Division Multiple Access)を用いる方法が挙げられる。TDMAでは、伝送に用いる搬送周波数をタイムスロットと呼ばれる単位で分割して、同一周波数において複数の通信を可能にする。本願の例では、タイムスロットを、WPAN201およびWLAN202に割り当てることで、多元接続が行われる。なお、この場合の「同時に使用可能」とは、WPAN201の通信とWLAN202の通信が、同時期に並存して実行可能であるという意味である。WPAN201から送信されてくるパケットと、WLAN202から送信されてくるパケットとが、同一時間に受信可能であるという意味に限定されることはない。
無線通信制御回路11を、WPAN201を構築する回路として機能させる方法としては、例えば、Wi-Fi Allianceが提唱する、Wi-Fi Directの機能を用いる方法が挙げられる。これにより、無線通信制御回路11がWiFi Directのサーバの役割を行う。また、Intel(登録商標)が提唱する、My WiFi Technologyの機能を用いる方法が挙げられる。
またWPAN201では、WPAN201での通信が可能な通信エリア内に、接続可能な無線通信機器が存在するか否かが監視される。そして、接続可能な無線通信機器が新たに検出されると、無線通信を用いて接続を行うことで、動的にネットワークが構築される。なお、第1子機1については、常にWPAN201に接続される形態としてもよい。これにより、ユーザに動的なネットワークの存在を意識させることがない。よってユーザは、第1子機1を、通常のコードレス電話と同じ感覚で使用することが可能となる。
第2通信状態を、図8を用いて説明する。第2通信状態では、MFP10と第1子機1とで、識別子に使用されるネットワークIDが入れ換えられる。具体的には、第1子機ネットワークID301がMFP10の識別子に使用される。また、MFPネットワークID300が第1子機1の識別子に使用される。よって、MFP10が通信システム5上において第1子機1として認識され、第1子機1が通信システム5上においてMFP10として認識される。
第1通信状態から第2通信状態へ切り替えられる場合を説明する。第2通信状態においても、モバイル機器4およびAP51は、MFPネットワークID300を識別子に使用する装置とのデータ通信を維持する。しかし、第2通信状態では、MFPネットワークID300を識別子に使用する装置は、MFP10ではなく、第1子機1である。よって、モバイル機器4のデータ通信先が、MFP10(無線通信213)から第1子機1(無線通信214)へ切り替えられる。また、AP51のデータ通信先が、MFP10(無線通信221)から第1子機1(無線通信222)へ切り替えられる。
以上より、第2通信状態(図8)では、第1子機1によってWPAN201aが形成される。そして、第1子機1とモバイル機器4との間で、データ信号の無線通信214が行われる。また、第1子機1とAP51との間で、データ信号の無線通信222が行われる。モバイル機器4は、第1子機1およびAP51を介して、インターネット53へアクセスすることが可能となる。よって、第2通信状態では、無線通信制御回路11を使用せずにWPANを形成することができるため、無線通信制御回路11への電源供給を停止することが可能となる。
また、MFP10は、オフモードとスリープモードを備える。オフモードは、操作部22の電源オン/オフボタンが押下されることで移行されるモードである。オフモードへ移行すると、必要最低限の機能のみが動作し、再びオン状態とされるまでその状態が保持される。よってオフモードでは、印刷処理やFAX受信を実行することができない。また、スリープモードは、ジョブを待機中にユーザが設定した待機時間が経過することで、自動的に移行されるモードである。スリープモードでは、表示部24のバックライト等がオフされることで、省電力が図られる。またスリープモードでは、割り込み信号により復帰できる状態である為、印刷処理やFAX受信のジョブを受信すると、自動的に復帰してジョブを実行することができる。そして本願のMFP10では、オフモードおよびスリープモードの両方において、無線通信制御回路11への電源供給が停止される。
MFP10で行われる、スリープモードまたはオフモードへの移行動作を、図2のフローを用いて説明する。S60において、CPU16は、電源停止指令が発行されたか否かを判断する。電源停止指令は、MFP10が、通常モードからスリープモードまたはオフモードへ移行することに応じて発行される指令である。スリープモードへの移行は、MFP10で所定時間の間ジョブが受け付けられないことに応じて行われる。またオフモードへの移行は、ユーザがMFP10の電源オン/オフボタンをオフすることによって行われる。電源停止指令が発行されていない場合(S60:NO)にはS60へ戻り待機し、電源停止指令が発行された場合(S60:YES)にはS67へ進む。
S67において、CPU16は、第1子機1に対して、ルーティング装置をMFP10から第1子機1へ変更する旨の通信状態変更指示を通知する。そしてS71へ進む。なお、通信状態変更指示は、例えば、無線通信制御回路11からブロードキャストされるビーコンによって送信されるとしてもよい。
S71において、CPU16は、第1子機1からルーティング装置の交替可の回答を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S71:NO)には、S72へ進む。S72においてCPU16は、無線通信制御回路11への電源供給が停止されてWPAN201が使用不可となると共に、第1子機1によってWPAN201aを形成することも不可であるため、モバイル機器4がネットワークから切り離されてしまう旨の警告を、モバイル機器4に送信する。そしてフローを終了する。
一方、S71において、ルーティング装置の交替可の回答を受信した場合(S71:YES)には、S73へ進む。S73において、CPU16は、ルーティング装置となる子機の子機ネットワークIDをネットワークID記憶領域40から読み出す。そして、ネットワーク設定記憶領域41に記憶されているMFPネットワークID300を、読み出した子機ネットワークIDに書き換える。これにより、第1通信状態(図7)から第2通信状態(図8)へ切り替えられる。以上より、MFP10の無線通信制御回路11への電源供給を停止することを条件として、第1通信状態から第2通信状態へ切り替えることが可能となる。
S75において、CPU16は、第1子機1に対して、簡易的なテスト信号を送信する。テスト信号の一例としては、Ping信号が挙げられる。
S77において、CPU16は、テスト信号に対する返信信号が、第1子機1から所定時間内に送信されてくるか否かを判断する。所定時間内に返信信号が返信されてこない場合(S77:NO)には、第2通信状態での通信状態が正常ではなく、送受信テストがNGと判断され、S81へ進む。S81において、CPU16は、ネットワーク設定記憶領域41に記憶されている子機ネットワークIDを、MFPネットワークID300に戻す。よって、第2通信状態から第1通信状態へ戻される。S83において、CPU16は、第1子機1に対して、通信状態変更指示を再度通知する。そしてS71へ戻る。
一方、S77において、所定時間内に返信信号が送信されてきた場合(S77:YES)には、第2通信状態での通信が正常に行われていると判断される。よって、S80へ進み、CPU16は、MFP10をスリープモードまたはオフモードとする。また、無線通信制御回路11への電源供給を停止する。そしてフローが終了される。
MFP10で行われる、スリープモード中のデータ受信確認動作を、図4のフローを用いて説明する。図4のフローは、MFP10がスリープモードに移行することに応じて、開始される。S311において、CPU16は、スリープタイマーのカウント値tを、初期カウント値Xに設定する。初期カウント値Xは、予めユーザ等により設定されるとしてもよい。S313において、CPU16は、スリープタイマーをスタートする。よって、カウント値tが、初期カウント値Xからカウントダウン開始される。S315において、CPU16は、カウント値tが0に到達したか否かを判断する。カウント値tが0でない場合(S315:NO)には、CPU16はスリープ状態を維持(S317)した上でS315へ戻る。一方、カウント値tが0に到達した場合(S315:YES)には、S319へ進む。
S319において、CPU16は、無線通信制御回路11への電源供給を再開することで、無線通信制御回路11のみをスリープモードから復帰させる。S321においてCPU16は、無線通信制御回路11を用いて、データ受信フラグの確認要求を第1子機1へ送信する。データ受信フラグの確認要求は、データ受信フラグをMFP10へ送信する旨の要求である。データ受信フラグは、預かりデータが第1子機1の記憶部82に記憶されているか否かを表す情報である。データ受信フラグの「1」は預かりデータが記憶されていることを表し、「0」は預かりデータが記憶されていないことを表している。
S323において、CPU16は、復帰トリガを発行するか否かを判断する。復帰トリガは、無線通信制御回路11への電源供給を再開する旨の電源供給再開条件が成立した場合に発行される信号である。電源供給再開条件が成立する例としては、第1子機1から送信されてきたデータ受信フラグが「1」であり、第1子機1に預かりデータが記憶されていることが検出された場合が挙げられる。また、MFP10に電話回線網100から着信があった場合が挙げられる。また、MFP10の電源オン/オフボタンがオンにされ、起動指令が入力された場合が挙げられる。復帰トリガを発行しない場合(S323:NO)にはS325へ進み、CPU16は無線通信制御回路11への電源供給を停止し、再度スリープモードへ移行させる。そしてS311へ戻る。一方、復帰トリガを発行する場合(S323:YES)にはS327へ進み、CPU16は、復帰トリガを発行する。そしてフローを終了する。
MFP10で行われる、スリープモードまたはオフモードから通常モードへの移行動作を、図3のフローを用いて説明する。S124において、CPU16は、復帰トリガが発行されたか否かを判断する。復帰トリガが発行されていない場合(S124:NO)にはS124へ戻り待機し、復帰トリガが発行された場合(S124:YES)にはS125へ進む。S125において、CPU16は、スリープモードまたはオフモードからMFP10を復帰させる。また、無線通信制御回路11への電源供給を再開する。そしてCPU16は、復帰連絡信号を第1子機1へ送信する。
S127において、CPU16は、第1子機1に対し、ルーティング装置をMFP10へ戻す旨の通信状態復帰指示を通知する。通信状態復帰指示は、例えば、無線通信制御回路11からブロードキャストされるビーコンによって送信されるとしてもよい。これにより、無線通信制御回路11への電源供給が再開されることを条件として、ルーティング装置を第1子機1からMFP10へ戻すことが可能となる。
S129において、CPU16は、第1子機1からルーティング装置の交替可の回答を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S129:NO)にはS129へ戻り待機し、受信した場合(S129:YES)にはS131へ進む。S131において、CPU16は、MFPネットワークID300をネットワークID記憶領域40から読み出す。そして、ネットワーク設定記憶領域41に記憶されている子機ネットワークIDを、MFPネットワークID300に戻す。
S133において、CPU16は、第1子機1に対してテスト信号を送信する。S135において、CPU16は、第1子機1から所定時間内に返信信号が送信されてくるか否かを判断する。送信されてこない場合(S135:NO)にはS137へ進む。S137において、CPU16は、ネットワーク設定記憶領域41にMFPネットワークID300を再度書き込む。S139において、CPU16は、第1子機1に対し、通信状態復帰指示を再通知する。そしてS129へ戻る。
一方、S135において、所定時間内に返信信号が送信されてきた場合(S135:YES)には、S140へ進む。S140においてCPU16は、復帰トリガが、電話回線網100からの着信に応じて発行されたか否かを判断する。着信に応じて発行されたものではない場合(S140:NO)にはS141をスキップしてS143へ進み、着信に応じて発行された場合(S140:YES)にはS141へ進む。S141においてCPU16は、第1子機1を鳴動させる処理、第1子機1を用いた通話処理、通話終了処理の各処理を実行する。
S143において、CPU16は、データ受信フラグが「1」とされているか否かを判断する。データ受信フラグが「0」である場合(S143:NO)にはフローを終了し、データ受信フラグが「1」である場合(S143:YES)にはS145へ進む。S145において、CPU16は、ルーティング装置とされていた第1子機1に対して、預かりデータ転送要求を送信する。S147において、CPU16は、ルーティング装置とされていた第1子機1からデータ転送可の回答を入手することに応じて、預かりデータを第1子機1から受信する。以上により、MFP10でのフローが終了する。
第1子機1で行われる、第1通信状態と第2通信状態との切り替え動作を、図5および図6のフローを用いて説明する。S95において、CPU76は、MFP10から通信状態変更指示を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S95:NO)にはS95へ戻り待機し、受信した場合(S95:YES)にはS99へ進む。
S99において、CPU76は、MFP10から第1子機1へのルーティング装置の交替が可能である旨を、MFP10へ送信する。S101において、CPU76は、ネットワークID記憶領域84から読み出したMFPネットワークID300を、ネットワーク設定記憶領域85に記憶させる。よって第1子機1の識別子が、MFPネットワークID300に変更される。
S103において、CPU76は、所定時間内にテスト信号をMFP10から受信したか否かを判断する。受信していない場合(S103:NO)にはS105へ進む。S105においてCPU76は、第1子機1の識別子を、第1子機ネットワークIDに戻す。また、S105では、テスト信号に対する返信信号が、MFP10に返信されない。よって、テスト信号を受信していない旨をMFP10へ報知することができる。S107において、CPU76は、MFP10から通信状態変更指示の再通知を受信すると、S101へ戻る。
一方、S103において、所定時間内にテスト信号を受信した場合(S103:YES)には、第2通信状態への移行が正常に行われたと判断され、S109へ進む。S109において、CPU76は、返信信号をMFP10へ送信する。
S111において、CPU76は、モバイル機器4からデータ送信要求を受信したか否かを判断する。データ送信要求は、印刷データ等の各種のデータを、モバイル機器4から送信してよいか否かを問い合わせる動作である。第2通信状態では、第1子機1の識別子にMFPネットワークID300が使用されている。よって、モバイル機器4がMFP10へデータ送信要求を行ったと認識していても、実際には第1子機1にデータ送信要求が行われることになる。また、モバイル機器4から送出されるデータの例としては、印刷部26で印刷実行するための印刷データなどが挙げられる。データ送信要求を受信していない場合(S111:NO)にはS121へ進み、データ送信要求を受信した場合(S111:YES)にはS113へ進む。
S113において、CPU76は、モバイル機器4に対してデータ送信の実行を許可する旨を送信する。S115において、CPU76は、モバイル機器4から無線通信214を用いて送信されてくるデータを受信し、預かりデータとして記憶部82に記憶する。これにより、第2通信状態の期間において、モバイル機器4からMFP10に向けて送信された送信データを、MFP10に代理して第1子機1で受信することができる。
S116において、CPU76は、設定記憶領域83に記憶されているデータ受信フラグを「1」にする。S117において、CPU76は、データ受信が完了すると、モバイル機器4に対してACK信号を返信する。S118において、CPU76は、モバイル機器4からの更なるデータ送信要求を受信したか否かを判断する。受信した場合(S118:YES)にはS113へ戻り、受信していない場合(S118:NO)にはS119へ進む。S119において、CPU76は、MFP10からデータ受信フラグの確認要求を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S119:NO)にはS120をスキップしてS121へ進む。一方、受信した場合(S119:YES)にはS120へ進み、CPU76は、MFP10へ対してデータ受信フラグを送信する。S121において、CPU76は、MFP10から復帰連絡信号を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S121:NO)にはS118へ戻り、受信した場合(S121:YES)にはS157(図6)へ進む。
S157において、CPU76は、MFP10から通信状態復帰指示を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S157:NO)にはS157へ戻り待機し、受信した場合(S157:YES)にはS158へ進む。S158において、CPU76は、第1子機1からMFP10へのルーティング装置の交替が可能である旨を、MFP10へ送信する。S159において、CPU76は、ネットワークID記憶領域84から読み出した第1子機ネットワークIDを、ネットワーク設定記憶領域85に記憶する。よって第1子機1の識別子が、第1子機ネットワークIDに戻される。
S161において、CPU76は、所定時間内にテスト信号をMFP10から受信したか否かを判断する。受信していない場合(S161:NO)にはS163へ進む。S163において、CPU76は、ネットワーク設定記憶領域85に記憶されている第1子機ネットワークIDを、MFPネットワークID300に変更する。よって第1子機1の識別子が、MFPネットワークID300に変更される。S165において、CPU76は、MFP10から通信状態復帰指示の再通知を受信すると、S159へ戻る。
一方、S161において、所定時間内にテスト信号を受信した場合(S161:YES)には、第1通信状態への移行が正常に行われたと判断され、S167へ進む。S167において、CPU76は、返信信号をMFP10へ送信する。
S169において、CPU76は、MFP10から預かりデータ転送要求を受信したか否かを判断する。受信していない場合(S169:NO)にはフローを終了し、受信した場合(S169:YES)にはS171へ進む。S171において、CPU76は、記憶部82に保存されている預かりデータをMFP10へ送信する。S173において、CPU76は、設定記憶領域83に記憶されているデータ受信フラグを「0」にする。そしてフローを終了する。
本実施形態に係る通信システム5の動作の具体例を、図9および図10のシーケンス図を用いて説明する。例として、MFP10がスリープモードに移行する場合を説明する。また、スリープモードの期間中に、モバイル機器4からデータが送信されてくる場合を説明する。
MFP10で所定時間の間ジョブが受け付けられないことに応じて、スリープモードへの移行が開始され、電源停止指令が発行される(S60)。第1子機1に対して、ルーティング装置をMFP10から第1子機1へ変更する旨の通信状態変更指示が送信される(S67)。
第1子機1は、通信状態変更指示を受信すると(S95:YES)、ルーティング装置の交替が可能である旨をMFP10へ送信する(S99)。また第1子機1は、自身の識別子を、第1子機ネットワークID301からMFPネットワークID300へ変更する(S101)。
MFP10は、第1子機1からルーティング装置の交替可の回答を受信すると(S71:YES)、MFP10の識別子をMFPネットワークID300から第1子機ネットワークID301へ変更する(S73)。これにより、第1通信状態(図7)から第2通信状態(図8)へ切り替えられる。
MFP10は、第1子機1に対して、テスト信号を送信する(S75)。第1子機1は、所定時間内にテスト信号を受信すると(S103:YES)、返信信号をMFP10へ送信する(S109)。MFP10は、第1子機1から所定時間内に返信信号が返信されてくると(S77:YES)、無線通信制御回路11への電源供給を停止して、スリープモードへ移行する(S80)。
モバイル機器4から第1子機1に対してデータ送信要求が行われると(S111:YES)、第1子機1はモバイル機器4に対してデータ送信の実行を許可する旨を送信する(S113)。そして第1子機1は、モバイル機器4から送信されてくるデータを受信し、預かりデータとして保持する(S115)。また第1子機1は、データ受信フラグを「1」にすると共に(S116)、モバイル機器4に対してACK信号を返信する(S117)。
MFP10は、スリープモード中において、スリープタイマーのカウント値tが0に到達する(S315:Y)たびに、無線通信制御回路11のみをスリープモードから復帰させ(S319)、第1子機1のデータ受信フラグの値を確認する(S321)。MFP10は、データ受信フラグの「1」を検出すると(S323:Y)、復帰トリガを発行する(S327)。
MFP10は、復帰トリガが発行されると(S124:YES)、スリープモードから復帰し、復帰連絡信号を第1子機1へ送信する(S125)。また、MFP10は、第1子機1に対し、通信状態復帰指示を送信する(S127)。
第1子機1は、復帰連絡信号および通信状態復帰指示を受信すると(S121:YES、S157:YES)、ルーティング装置の交替が可能である旨をMFP10へ送信する(S158)。また第1子機1は、自己の識別子を、MFPネットワークID300から第1子機ネットワークID301へ戻す(S159)。
MFP10は、第1子機1からルーティング装置の交替可の回答を受信すると(S129:Y)、MFP10の識別子を第1子機ネットワークID301からMFPネットワークID300へ戻す(S131)。これにより、第2通信状態(図8)から第1通信状態(図7)へ切り替えられる。
MFP10は、第1子機1に対して、テスト信号を送信する(S133)。第1子機1は、所定時間内にテスト信号を受信すると(S161:YES)、返信信号をMFP10へ送信する(S167)。MFP10は、第1子機1から所定時間内に返信信号が返信されてくると(S135:YES)、復帰トリガが電話回線網100からの着信に応じて発行された場合ではないため(S140:NO)、データ受信フラグを確認する(S143)。MFP10は、データ受信フラグが「1」であると判断すると(S143:YES)、第1子機1に対して預かりデータ転送要求を送信する(S145)。第1子機1は、預かりデータ転送要求を受信すると(S169:YES)、預かりデータをMFP10へ送信し(S171)、データ受信フラグを「0」にする(S173)。MFP10は、預かりデータを子機から受信する(S147)。以上により、通信システム5の動作が終了する。
本願に係る通信システム5の効果を説明する。本願の通信システム5では、MFP10がオフモードまたはスリープモードへ移行することに応じて、無線通信制御回路11への電源供給が停止され、通信状態が第1通信状態から第2通信状態へ移行する。第2通信状態へ移行すると、モバイル機器4の通信先は、MFP10から第1子機1へ切り替えられる。そしてモバイル機器4は、第1子機1およびAP51を介して、インターネット53との接続を維持することができる。これにより、モバイル機器4の通信状態を維持したまま、MFP10の無線通信制御回路11への電源供給を停止することができる。よって、オフモードおよびスリープモードにおけるMFP10の消費電力を、十分に抑制することが可能となる。
また本願の通信システム5では、第2通信状態の期間中において、第1子機1は、モバイル機器4から送信されてきた送信データを、MFP10に代理して受信して保持する。そして、通信状態が第1通信状態へ戻されることに応じて、保持していたデータをMFP10へ送信する。これにより、モバイル機器4から送信された送信データが何れの装置でも受信されずに送信エラーとなることで、無駄な再送の繰り返し処理が実行されてしまう事態を防止することができる。
また、本願のMFP10は、スリープモードの期間中において、モバイル機器4から受信した預かりデータを第1子機1が保持しているか否かを、定期的に監視することが出来る。そして、預かりデータを保持していることを検出した場合には、第1子機1からMFP10へ預かりデータを受け渡し、MFP10において預かりデータを用いて印刷等のジョブを実行することができる。これにより、大量の預かりデータが第1子機1に保存されることで、記憶部82の容量がオーバーしてしまう事態を防止できる。また、モバイル機器4からジョブのデータが送信されてから、MFP10でジョブが実行されるまでの時間を短縮化することができるため、ジョブの実行をユーザに長時間待たせてしまうことを防止できる。
また、本願の通信システム5では、第1通信状態と第2通信状態との間の切り替え時に、モバイル機器4に対して、「通信先の交替が発生すること」、「新しい通信先」、「通信先の交替が発生するタイミング」等の情報を報知する必要がない。よって、通信状態の切り替えのための特別な処理をモバイル機器4に行なわせることがないため、切り替え制御を簡素化することができる。これにより、切り替え動作の時間が長くなることや、切り替え処理の負担が増大することを防止することが可能となる。
また本願の通信システム5では、第2通信状態への移行ができない場合を、テスト信号により検出することができる。そして第2通信状態での通信に障害が発生した場合には、第1通信状態へ戻すというフェールセーフ設計を採用している。これにより、通信システム5の信頼性を確保することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
また、S111(図5)において、データ送信要求を送信してくる装置は、モバイル機器4に限られない。通信システム5に接続されている装置であれば、何れの装置からでもデータ送信要求を送信することが可能である。例えば、PC52からデータ送信要求が送信されるとしてもよい。
MFP10のネットワークID記憶領域40や、第1子機1のネットワークID記憶領域84には、MFPネットワークID300、第1子機ネットワークID301が記憶される。これらの情報を記憶するタイミングは、MFP10と第1子機1がセットで工場出荷されるタイミングであってもよい。また、ユーザが子機を追加購入して通信システム5に接続したタイミングであってもよい。
なお、MFP10の構成を、通信部と多機能部とに物理的に分離した構成としてもよい。通信部は、MFP10から、電話回線網100を使用した通信制御を行う部分を抜き出した構成を有する。また多機能部は、通信部以外のスキャナ機能や印刷機能を有する部分である。そして、通信部によってWPAN201およびWLAN202が形成されるとしてもよい。また、WLAN202を用いて通信部と多機能部とが通信を行うとしてもよい。これにより、通信部と多機能部とによって、分散構成多機能周辺装置が形成される。よって、電話回線網100のコネクタ部に体積の大きいMFP10を直接に接続する必要がないため、レイアウト性を高めることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
なお、電話回線網100は通信回線の一例である。MFP10は通信装置の一例である。第1子機1は第1音声通話機器の一例である。モバイル機器4は外部装置の一例である。無線通信制御回路11は無線通信部の一例である。MFPネットワークID300は通信装置ネットワークIDの一例である。第1子機ネットワークID301は第1音声通話機器ネットワークIDの一例である。記憶部32は通信装置記憶部の一例である。記憶部82は第1音声通話機器記憶部の一例である。CPU16は通信装置制御部の一例である。CPU76は第1音声通話機器制御部の一例である。AP51は電波中継機器の一例である。
また、S73、S131、S67、S75、S81、S60、S124、S319、S321、S147を実行する制御部は通信装置制御部の一例である。S101、S159、S37、S115、S171を実行する制御部は音声通話機器制御部の一例である。
1:第1子機、4:モバイル機器、5:通信システム、10:多機能機、11:無線通信制御回路、300:MFPネットワークID、301:第1子機ネットワークID、32および82:記憶部、16および76:CPU、51:AP

Claims (9)

  1. 通信回線に接続された通信装置と音声通話機器が無線通信可能に接続されている通信システムであって、
    前記通信装置は、
    外部装置および前記音声通話機器との間でのデータ通信および音声通信を行う無線通信部と、
    ネットワーク上で前記通信装置を識別するための通信装置ネットワークIDと、ネットワーク上で前記音声通話機器を識別するための音声通話機器ネットワークIDとを記憶する通信装置記憶部と、を備え、
    前記音声通話機器は、前記音声通話機器ネットワークIDおよび前記通信装置ネットワークIDを記憶する音声通話機器記憶部を備え、
    前記通信システムは、前記通信装置ネットワークIDが前記通信装置に使用され、前記音声通話機器ネットワークIDが前記音声通話機器に使用され、前記外部装置および前記音声通話機器通信先が前記通信装置ネットワークIDを使用する装置に設定されることで、前記音声通話機器および前記外部装置と前記通信装置の前記無線通信部との間で前記データ通信および前記音声通信が行われる第1通信状態とされ、
    前記通信システムは、前記音声通話機器ネットワークIDが前記通信装置に使用され、前記通信装置ネットワークIDが前記音声通話機器に使用されることで、前記音声通話機器と前記外部装置との間で前記データ通信が行われる第2通信状態とされ、
    前記第1通信状態から前記第2通信状態への切り替えは、前記通信装置の前記無線通信部への電源供給を停止することを条件として実行されることを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信装置は、該通信装置を制御する通信装置制御部をさらに備え、
    前記音声通話機器は、該音声通話機器を制御する音声通話機器制御部をさらに備え、
    前記通信装置制御部は、電源停止指令を受け付けることに応じて、前記音声通話機器に対して通信状態変更指示を送信すると共に、前記音声通話機器ネットワークIDを前記通信装置記憶部から読み出して前記通信装置に使用し、
    前記音声通話機器制御部は、前記通信状態変更指示を受信することに応じて、前記通信装置ネットワークIDを前記音声通話機器記憶部から読み出して前記音声通話機器に使用することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信装置制御部は、前記無線通信部への電源供給を再開する旨の電源供給再開条件の成立を検出することに応じて、前記音声通話機器に対して通信状態復帰指示を送信すると共に、前記通信装置ネットワークIDを前記通信装置記憶部から読み出して前記通信装置に使用し、
    前記音声通話機器制御部は、前記通信状態復帰指示を受信することに応じて、前記音声通話機器ネットワークIDを前記音声通話機器記憶部から読み出して前記音声通話機器に使用することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記音声通話機器制御部は、
    前記第2通信状態の期間において、前記外部装置から前記通信装置ネットワークIDで特定される装置へ対して送信された送信データを、前記音声通話機器で受信して前記音声通話機器記憶部に記憶させ、
    前記通信状態復帰指示を受信することに応じて、前記音声通話機器記憶部に記憶していた送信データを前記通信装置へ送信することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記通信装置制御部は、
    前記第2通信状態の期間中において、予め定められた所定時間が経過することに応じて、前記通信装置の前記無線通信部への電源供給を再開し、
    前記音声通話機器に対して前記送信データが前記音声通話機器記憶部に保持されているか否かを問い合わせ、
    前記送信データが保持されている場合には、前記音声通話機器に対して通信状態復帰指示を送信すると共に、前記通信装置ネットワークIDを前記通信装置記憶部から読み出して前記通信装置に使用した上で、前記送信データを前記音声通話機器から受信することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記電源供給再開条件は、前記通信装置に前記通信回線から着信があったこと、または、通信装置起動指令の入力が受け付けられたことによって成立することを特徴とする請求項3ないし5の何れか1項に記載の通信システム。
  7. 前記通信装置制御部は、前記音声通話機器ネットワークIDを前記通信装置に使用した後に、前記通信装置ネットワークIDで特定される装置に対してテスト信号を送信し、
    前記音声通話機器制御部は、前記テスト信号を受信しなかった場合には前記テスト信号を受信していない旨を前記通信装置へ報知すると共に、前記音声通話機器に前記音声通話機器ネットワークIDが使用される状態へ戻し、
    前記通信装置制御部は、前記テスト信号を受信していない旨の報知を受けることに応じて、前記通信装置に前記通信装置ネットワークIDが使用される状態へ戻すことを特徴とする請求項2ないし6の何れか1項に記載の通信システム。
  8. 通信回線に接続され、音声通話機器と無線通信可能に接続されている通信装置であって、
    前記通信装置は、
    外部装置および前記音声通話機器との間でのデータ通信および音声通信を行う無線通信部と、
    ネットワーク上で前記通信装置を識別するための通信装置ネットワークIDと、ネットワーク上で前記音声通話機器を識別するための音声通話機器ネットワークIDとを記憶する通信装置記憶部と、
    前記通信装置ネットワークIDと前記音声通話機器ネットワークIDとの一方を選択して前記通信装置のネットワークIDとして設定することが可能な通信装置制御部と、を備え、
    前記通信装置制御部により、前記通信装置ネットワークIDが前記通信装置のネットワークIDとして設定されることで、前記音声通話機器および前記外部装置と前記無線通信部との間で前記データ通信および前記音声通信が行われる第1通信状態とされ、
    前記通信装置制御部により前記音声通話機器ネットワークIDが前記通信装置のネットワークIDとして設定されると共に、前記無線通信部により前記通信装置ネットワークIDを前記音声通話機器のネットワークIDに設定する旨の命令が前記音声通話機器へ送信されることで、前記音声通話機器と前記外部装置との間で前記データ通信が行われる第2通信状態とされ、
    前記通信装置制御部は、前記第1通信状態から前記第2通信状態への切り替えを、前記通信装置の前記無線通信部への電源供給が停止されることを条件として実行することを特徴とする通信装置。
  9. 通信回線に接続された通信装置と無線通信可能な音声通話機器であって、
    前記音声通話機器は、
    ネットワーク上で前記通信装置を識別するための通信装置ネットワークIDと、ネットワーク上で前記音声通話機器を識別するための音声通話機器ネットワークIDとを記憶する音声通話機器記憶部と、
    前記通信装置ネットワークIDと前記音声通話機器ネットワークIDとの一方を選択して前記音声通話機器のネットワークIDとして設定することが可能な音声通話機器制御部と、を備え、
    前記音声通話機器制御部により前記音声通話機器ネットワークIDが前記音声通話機器のネットワークIDとして設定されることで、前記音声通話機器と前記無線通信部との間で前記音声通信が行われる第1通信状態とされ、
    前記音声通話機器制御部により前記通信装置ネットワークIDが前記音声通話機器のネットワークIDとして設定されることで、前記音声通話機器と前記外部装置との間で前記データ通信が行われる第2通信状態とされ、
    前記音声通話機器制御部は、前記第1通信状態から前記第2通信状態への切り替えを、前記通信装置の前記無線通信部への電源供給が停止された旨が前記通信装置から報知されることを条件として実行することを特徴とする音声通話機器。
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