JP5338378B2 - 歪補償装置及び方法 - Google Patents

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Description

開示する技術は、ディジタル無線通信において、送信アンプへの入力信号を予めディジタル処理し、送信アンプ出力の非線形歪みを抑圧するプリディストーション型歪補償技術に関する。
一般に、移動体基地局等の無線送信装置に用いる高効率の送信アンプは非線形特性が強い。このため、高速無線通信用の変調信号が送信される際には、このような送信アンプにおける非線形歪みが送信変調信号に帯域外輻射電力を生じさせ、隣接送信チャネルに影響を及ぼす。
通常、送信アンプは、入力電力が大きくなるにつれて出力が飽和し、入力信号に対して線形な信号を出力することができなくなる(図14の1401と1402参照)。この送信アンプの非線形特性は、アンプ入力に対して、信号帯域外に、不要なスペクトラムを放射させる。この帯域外輻射電力は、帯域外の周波数を用いている別システムの特性を劣化させる。また、信号帯域内にも不要なスペクトラムを放射している。これは信号自体の特性劣化の原因となる。
更に、現在のディジタル変調方式の多くは線形変調であり、上記のような非線形特性をもつアンプの使用においては、線形増幅させるために電力効率の低い線形領域で動作させる。
送信アンプによる帯域外輻射を抑圧する方式として、送信アンプ特性の逆特性を予め入力信号に付加してアンプに入力し、送信アンプの非線形歪を補償するプリディストーション方式が知られている。この技術では、入力信号をアンプ特性から生成した補償信号により予め歪ませてアンプを通過させ、歪をキャンセルしている。結果、送信アンプの出力信号は線形性を得ることができる(図14の1401)。
更に、送信アンプの出力をフィードバックさせることにより、歪補償を適応的に行うアダプティブプリディストーション方式は、デバイスの個体差、周波数、動作温度などにより異なるアンプ特性に対し最適な補償が可能である。
図11は、アダプティブプリディストーション技術を用いた従来の歪補償装置の構成図である。
歪補償部1101内のプリディストーション信号生成部1102は、送信信号に、送信アンプの逆特性を有する補償信号を付加する。
プリディストーション信号生成部1102の出力は、特には図示しないD/Aコンバータでアナログ信号に変換された後、直交変調器1107で、ローカル発振器1108から出力された信号によって搬送周波数にアップコンバートされる。
変調器出力信号は、送信アンプである電力増幅器1109で増幅され、その出力がカップラ1110を介して、特には図示しない送信アンテナから送信される。
また、電力増幅器1109の出力はカップラ1110からフィードバックされる。
即ち、カップラ1110の出力は、ダウンコンバータ1111で、ローカル発振器1112から出力された信号によってダウンコンバートされる。更にその出力は、フィルタ1113を通過し、特には図示しないA/Dコンバータによってディジタル信号に戻される。
この結果得られるフィードバック信号は、プリディストーション信号生成部1104、誤差演算部1105、及び係数更新部1106を含む適応制御部1103に入力される。
適応制御部1103では、プリディストーション信号生成部1102と同じ構成を有するプリディストーション信号生成部1104が、上記フィードバック信号に、送信アンプの非線形歪特性を補償するための信号を付加している。
誤差演算部1105は、プリディストーション信号生成部1102の出力とプリディストーション信号生成部1104の出力との差分を算出し、それを誤差として出力する。
係数更新部1106は、誤差演算部1105から出力される誤差信号が最小となるように、最小自乗誤差(LMS:Least Mean Square)演算等の収束アルゴリズムに基づいて、プリディストーション信号生成部1102及び1104にセットする級数演算係数を更新する。
このようにして、級数演算係数が徐々に所定値に収束させられ、その所定値に収束した級数演算係数を用いて、プリディストーション信号生成部1102にて、入力信号xに対して歪補償が実行される。これにより、定常状態においては、高い電力効率を保ちながらアナログ回路部の非線形歪特性を精度良く抑圧することができる。そして、この非線形歪特性が温度や周波数の影響により変動した場合においても、フィードバック信号を用いて係数更新部1106にてその変動量を補う方向に級数演算係数値が更新され、特性の変動を動的に補償することができる。
プリディストーション信号生成部1102及び1104での歪補償の一方式として、従来、べき級数を用いたプリディストーション方式が提案されている。これは、図12に示されるように、歪補償動作が、送信信号x(t)に対するべき級数演算によって行われる方式である。
複数のべき乗演算部1201はそれぞれ、送信信号x(t)に対して、1乗(X1 )、2乗(X2 )、3乗(X3 )、・・・n乗(Xn )といった各次数のべき乗を演算する。
複数の係数乗算部1202は、各べき乗の演算結果に対して各級数演算係数を乗算する。
そして、加算部1203は、級数演算係数乗算部1202の出力を加算し、プリディストーション信号生成部1102又は1104が出力するプリディストーション信号y(t)とする。
上述のべき級数演算は、ディジタル信号処理としては、下記数1式で示される演算処理として実行される。
数1式において、x(n)は送信信号、hは級数演算係数、y(n)はプリディストーション信号である。なお、上述の演算処理は実際には、複素信号に対する処理として実行される。
プリディストーション信号生成部1102及び1104での歪補償処理が、上述のようにべき級数演算によって実行される場合、図11の係数更新部1106は、次のような係数更新処理を実行する。即ち、係数更新部1106は、上記べき級数演算が電力増幅器1109の非線形歪増幅特性の逆特性を最適に近似するように、プリディストーション信号生成部1102及び1104で使用される各級数演算係数h(=補正係数)を更新する。
この場合、係数更新部1106は、誤差演算部1105が出力する誤差信号e(t)を用いて構成される例えば図13に示されるような係数更新式に対して、誤差信号e(t)を最小にする最小自乗誤差演算(LMS)アルゴリズムを実行することにより、各級数演算係数hi(i=1,2,・・・,n)を更新する。ここで、μはステップサイズパラメータ、x(n)、x2 (n)、・・・x3 (n)はそれぞれ、プリディストーション信号生成部1102又は1104内の図12に示される各べき乗演算部1201の出力である。
特開2005−217714号公報 特開2007−19782号公報
図14は、上記べき級数演算を用いたアダプティブプリディストーション方式の歪補償装置の従来技術における、電力増幅器1109でのアンプ特性と、プリディストーション信号生成部1102及び1104での歪補正特性との関係を示した図である。
図11の係数更新部1106での係数更新処理は、各係数更新時点での送信信号の出力電力が最適になるように実行される。
今、図14に示されるように、電力増幅器1109での理想的アンプ特性が1401に示される線形特性を有し、現実のアンプ特性が1402に示される非線形特性を有するとする。即ち、アンプ特性1402は一般に、入力電力の大きい領域で増幅率が理想的アンプ特性1401と比較して低下する特性を有する。
ここで、図14の1406として示されるように、送信信号の入力電力(Ave−Peak電力)が大きい時に係数更新動作が実行された場合を考える。この動作によって得られる各級数演算係数を用いたべき級数演算に対応する歪補正曲線は、例えば1403として示される特性を呈する。この特性は、入力電力が大きい範囲1406におけるアンプ特性1402を最適に補償する曲線となっている。
一方、送信信号の入力電力(Ave−Peak電力)が小さい1407として示される範囲で係数更新動作が実行された場合を考える。この動作によって得られる各級数演算係数を用いたべき級数演算に対応する歪補正曲線は、例えば1404−1として示される特性を呈する。この特性は、この特性は、入力電力が小さい範囲1407におけるアンプ特性1402を最適に補償する逆特性となっている。
ここで、送信信号の入力電力が大きい範囲1406でシステムが動作している状態で、その範囲1406での平均電力(Ave)を下回る小さい入力電力の送信信号が入力した場合を考える。このような範囲では、大電力時補正曲線1403と小電力時補正曲線1404−1はそれほど差がないため、プリディストーション信号生成部1102が送信信号に対して付加する歪補償特性は、最適なものに近い。
逆に、送信信号の入力電力が小さい範囲1407でシステムが動作している状態からその範囲1407を上回る大きい電力の送信信号が突発的に起こった場合を考える。入力範囲1407の状態では、係数更新部1106(図11)は、範囲1407より大きな電力を想定せずに係数更新処理を実行している。従って、範囲1407のピーク電力を上回る入力電力範囲1405での補正特性は、例えば図14の1404−2に示されるように、アンプ特性1402の逆特性からは大きくずれたものになる可能性が高い。従って、このような状態では、送信信号に付加される歪補償特性は最適なものからかけ離れた特性になってしまい、電力増幅器1109の出力において、大きな歪電力が発生し、帯域外輻射電力特性が劣化する。
このように従来技術では、送信信号が小電力動作から電力変動により大電力となった場合に、その時点で生成されている級数演算係数では、歪を最適にキャンセルすることができないという問題点を有していた。
開示する技術は、小電力出力動作から電力変動により大電力出力に変化した場合であっても、電力増幅器の非線形歪をキャンセルすることが可能である。
上記課題を解決するために、開示する技術は、送信信号に対して級数演算処理による歪補償処理を実行する歪補償信号生成部と、その歪補償信号生成部から出力される歪補償信号に電力増幅処理を行って出力される電力増幅出力のフィードバック信号と該歪補償信号とを比較して、級数演算処理に用いられる級数演算係数組を更新する係数更新部とを含む歪補償装置を前提とする。
拘束情報メモリ部は、所定の電力値の送信信号に対する歪補償信号と電力増幅出力のフィードバック信号とを拘束情報として記憶する。
拘束情報制御部は、送信信号の電力値に応じて、拘束情報メモリ部からその電力値と相違する電力値に対応する拘束情報を読み出して、係数更新部が級数演算係数組を更新する際に該拘束情報を用いるよう制御する。
開示する技術によれば、係数更新部は、小電力出力時の係数更新動作と併せて、大電力出力時に相当する係数更新動作も実行することができ、小電力出力時に電力変動により大電力の送信信号が入力した場合であっても、電力増幅器の非線形歪をキャンセルする級数演算係数の組を生成することが可能となる。これにより、出力変動時にも帯域外輻射電力を規格内に抑制することが可能となる。
べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第1の実施形態の構成図である。 第1の実施形態の説明図(その1)である。 第1の実施形態の説明図(その2)である。 第1の実施形態の説明図(その3)である。 第1の実施形態における図1の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作を示す動作フローチャートである。 第1の実施形態における図1の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作の説明図である。 べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第2の実施形態の構成図である。 第2の実施形態における図7の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作を示す動作フローチャートである。 第2の実施形態における図7の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作の説明図である。 べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第3の実施形態の構成図である。 アダプティブプリディストーション技術を用いた従来の歪補償装置の構成図である。 べき級数を用いたプリディストーション方式の説明図である。 級数演算係数の更新処理の説明図である。 従来技術の問題点の説明図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
図1は、べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第1の実施形態の構成図である。
歪補償部101は、プリディストーション信号生成部102及び103、誤差演算部104、係数更新部105、データ切替制御部106、電力変換部107、セレクタ108及び109、メモリ110及び111、データ保存制御部112を含む。
歪補償部101内のプリディストーション信号生成部102は、送信信号に、送信アンプの逆特性を有する補償信号を入力信号に付加し、歪補償信号(プリディストーション信号)を出力する。
プリディストーション信号生成部(歪補償信号生成部)102から出力される歪補償信号は、特には図示しないD/Aコンバータでアナログ信号に変換された後、直交変調器113で、ローカル発振器114から出力された信号によって搬送周波数にアップコンバートされる。
変調器出力信号は、送信アンプである電力増幅器115で電力増幅され、その出力(電力増幅出力)が、カップラ116を介して、特には図示しない送信アンテナに供給され、そこから送信される。
また、電力増幅器115の出力はカップラ116から入力側にフィードバックされる。
即ち、カップラ116の出力は、ダウンコンバータ117で、ローカル発振器118から出力された信号によってダウンコンバートされる。更にその出力は、フィルタ119を通過し、特には図示しないA/Dコンバータによってディジタル信号に戻される。
この結果得られるフィードバック信号は、セレクタ108を介してプリディストーション信号生成部103に入力する。
プリディストーション信号生成部102と同じ構成を有するプリディストーション信号生成部(第2の歪補償信号生成部)103は、セレクタ108を介して入力されるディジタル信号に戻されたフィードバック信号又はメモリ110から出力される信号に、送信アンプの非線形歪特性の逆特性を有する補償信号を付加する。この結果、第2の歪補償信号(プリディストーション信号)が出力される。
誤差演算部104は、セレクタ109を介して入力するプリディストーション信号生成部102又はメモリ111からの歪補償信号と、プリディストーション信号生成部103からの歪補償信号との差分を算出し、それを誤差として出力する。
係数更新部105は、誤差演算部104から出力される誤差信号が最小となるように、最小自乗誤差(LMS:Least Mean Square)演算に基づいて、プリディストーション信号生成部102及び103にセットする級数演算係数の組を更新する。
プリディストーション信号生成部102及び103では、べき級数を用いたプリディストーション歪補償方式が実行される。この方式は、前述した図12及び図13に示される方式と同じである。
係数更新部105では、級数演算係数の組が徐々に所定値に収束させられ、その所定値に収束した級数演算係数の組を用いて、プリディストーション信号生成部102及び103にて、入力信号に対して歪補償処理が実行される。
電力変換部107は、送信信号の入力電力を検出する。
データ切替制御部106は、電力変換部107が検出する送信信号の入力電力の範囲、即ち、平均電力からピーク電力までの範囲が、所定の小電力範囲にある場合に以下の制御動作を実行する。即ち、データ切替制御部106は、係数更新処理内の第1の所定期間では、セレクタ108にディジタル信号に戻されたフィードバック信号を選択出力させ、セレクタ109にプリディストーション信号生成部102が出力する歪補償信号を選択出力させる。また、データ切替制御部106は、係数更新処理内の第2の所定期間では、セレクタ108にメモリ110が記憶するフィードバック信号を読み出させて選択出力させ、セレクタ109にメモリ111が記憶する歪補償信号を読み出させて選択出力させる。
これにより、係数更新部105は、係数更新処理の第1の所定範囲では、フィードバック信号から生成されるプリディストーション信号と、プリディストーション信号生成部102が出力している歪補償信号とに基づいて、係数更新動作を実行する。また、係数更新部105は、係数更新処理の第2の所定範囲では、メモリ110が記憶しているフィードバック信号と、メモリ111が記憶している歪補償信号とに基づいて、係数更新動作を実行する。
データ保存制御部112は、フィードバック信号を選択的にメモリ110に記憶させ、そのフィードバック信号に対応してプリディストーション信号生成部102から出力されている歪補償信号をメモリ111に記憶させる。
図1の構成を有する歪補償装置の第1の実施形態の動作について、以下に説明する。
今、図2に示されるように、電力増幅器115での理想的アンプ特性が201に示される線形特性を有し、現実のアンプ特性が202に示される非線形特性を有するとする。
ここで、図2の204として示されるように、送信信号の入力電力(Ave−Peak電力)が大きい範囲で、係数更新部105により係数更新動作が実行された場合を考える。この動作によって得られる各級数演算係数を用いたべき級数演算に対応する歪補正曲線は、例えば203として示される特性を呈する。この特性は、入力電力が大きい範囲204におけるアンプ特性202を最適に補償する逆特性となり、特に入力電力が大きい領域において、非線形なアンプ特性を顕著に補償できる。
第1の実施形態では、図3の301として示されるように、送信信号の入力電力(Ave−Peak電力)が小さい範囲に対し、その範囲を上回る電力に対する情報は、拘束情報302としてメモリ110及び111に記憶されたものを使用する。この拘束情報302は、電力増幅出力のフィードバック信号と、そのフィードバック信号に対応したプリディストーション信号生成部102から出力されている歪補償信号であり、それぞれデータ保存制御部112によって、メモリ110及びメモリ111に記憶される。第1の実施形態では、この記憶動作は例えば、工場出荷時の試験過程等において実行される。この拘束情報302は、入力電力が大きい領域において、非線形なアンプ特性202を精度良く補償する歪補正特性を生成できるフィードバック信号と歪補償信号の組合せである。
データ切替制御部106は、電力変換部107が検出する送信信号の入力電力の範囲、即ち、平均電力からピーク電力までの範囲が、図4の301として示される小電力範囲にある場合に、以下の制御動作を実行する。
即ち、データ切替制御部106は、係数更新処理内の第1の所定期間では、セレクタ108にフィードバック信号を選択出力させ、セレクタ109にプリディストーション信号生成部102が出力する歪補償信号を選択出力させる。この結果、係数更新部105は、フィードバック信号を103に通過させることで生成されたプリディストーション信号と、プリディストーション信号生成部102が出力している歪補償信号とに基づいて、係数更新動作を実行する。この係数更新操作で更新される級数演算係数の組により、小電力範囲301で良好に歪補償を行うことができる小電力時補正曲線401が実現される。
また、データ切替制御部106は、係数更新処理内の第2の所定期間では、セレクタ108にメモリ110が記憶するフィードバック信号を読み出させて選択出力させ、セレクタ109にメモリ111が記憶する歪補償信号を読み出させて選択出力させる。この結果、係数更新部105は、係数更新処理の第2の所定範囲では、メモリ110が記憶しているフィードバック信号から生成されるプリディストーション信号と、メモリ111が記憶している歪補償信号とに基づいて、係数更新動作を実行する。この係数更新操作で更新される級数演算係数の組により、小電力範囲301だけでなく、その範囲を超える大電力範囲でも良好な歪補正特性を有する小電力時補正曲線402が実現される。
即ち、送信信号の入力電力が小さい範囲301(図4)でシステムが動作している状態で、その範囲301でのピーク電力(Peak)を上回る大きい入力電力の送信信号が突発的に入力した場合を考える。この場合であっても、プリディストーション信号生成部102は、補正曲線特性401及び402の両方を同時に満たす級数演算係数の組を使って、歪補償を実行することができる。
図5は、第1の実施形態における図1の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作を示す動作フローチャート、図6は、その動作説明図である。
まず、係数更新部105は、電力変換部107の出力を監視することにより、送信信号の電力値の大きさを判定する(ステップS501)。
係数更新部105は、ステップS501にて送信信号の電力値が所定値よりも小さいと判定した場合には、LMSアルゴリズム等による級数演算係数の更新処理を実行する(ステップS503)。
その後、係数更新部105は、例えば図6の603として示される係数更新期間の範囲を超えているか否かを判定する(ステップS504)。
上記範囲を超えていなければ、係数更新部105は、ステップS501の処理に制御を戻して、係数更新処理を続行する。この範囲603は、前述の係数更新処理内の第1の所定期間に対応する。
係数更新部105は、ステップS501にて送信信号の電力値が所定値以上であると判定した場合には、更に、瞬時大電力が発生しているか否かを判定する(ステップS502)。即ち、係数更新部105は、現在の送信信号の状態が、図2の204として示される大電力入力状態であるか、図4の301として示される小電力入力状態であるかを判定する。即ち、係数更新部105は、図6に示されるように、送信信号601が、602の範囲にあるか、602よりも下の範囲にあるかを判定する。
続いて、LMSアルゴリズム等による級数演算係数の更新処理を実行する(ステップS503)。その後、例えば図6の603として示される係数更新期間の範囲を超えていなければ、係数更新部105は、ステップS501の処理に制御を戻して、係数更新処理を続行する。
処理期間が図6の603として示される係数更新期間を超えた範囲604になると、係数更新部105は、ステップS502での判定結果により、係数更新が送信信号の大電力入力状態と小電力入力状態のどちらで行われたかを判定する(ステップS504→S505)。この範囲604は、前述の係数更新処理内の第2の所定期間に対応する。
係数更新が送信信号の大電力入力状態で行われた場合には、係数更新部105は、今回の係数更新処理を終了する。
係数更新が送信信号の小電力入力状態で行われた場合には、係数更新部105は、図6の範囲604で示される処理を実行する。即ち、この期間では、前述したように、データ切替制御部106は、セレクタ108にメモリ110が記憶するフィードバック信号を読み出させて選択出力させ、セレクタ109にメモリ111が記憶する歪補償信号を読み出させて選択出力させる。この結果、プリディストーション信号生成部103は、メモリ110から読み出された、大電力区間のフィードバック信号に対応する歪補償信号を生成し、誤差演算部104に入力させる。また、誤差演算部104には、メモリ111から読み出された、上記大電力区間のフィードバック信号に対応するプリディストーション信号生成部102が生成した歪補償信号が入力される。この結果、誤差演算部104からは、大電力区間における歪補償信号の誤差信号が出力されることになる。そして、係数更新部105は、この誤差信号を用いて、係数更新動作を実行する(ステップS506)。
その後、係数更新部105は、今回の係数更新処理を終了する。
以上の制御動作に基づいて、係数更新部105は、小電力出力時の係数更新動作と併せて、大電力出力時に相当する係数更新動作も実行することができ、小電力出力時に電力変動により大電力の送信信号が入力した場合であっても、電力増幅時の非線形歪を最適にキャンセルすることができる級数演算係数の組を生成することが可能となる。
図7は、べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第2の実施形態の構成図である。図1に示される第1の実施形態の場合と同じ処理を実行する部分には、図1の場合と同じ番号が付されている。
図7の構成が図1の構成と異なる部分は、フィードバック信号の帯域外輻射電力を測定する帯域外輻射電力測定部701が設けられている点である。第1の実施形態では、データ保存制御部112は、工場出荷時等においてのみメモリ110及び111に拘束情報を記憶させた。これに対して第2の実施形態では、電力変換部107が大電力の送信信号の入力を検出し、かつ帯域外輻射電力測定部701が所定値以下の帯域外輻射電力を測定した場合に、データ保存制御部112は、メモリ110及び111内の拘束情報を更新することができる。
図8は、第2の実施形態における図7の係数更新部105が一定時間毎に実行する係数更新動作を示す動作フローチャート、図9は、その動作説明図である。
まず、係数更新部105は、電力変換部107の出力を監視することにより、送信信号の電力値の大きさを判定する(ステップS801)。
係数更新部105は、ステップS801にて送信信号の電力値が所定値よりも小さいと判定した場合には、LMSアルゴリズム等による級数演算係数の更新処理を実行する(ステップS804)。
その後、係数更新部105は、例えば図9の903として示される係数更新期間の範囲を超えているか否かを判定する(ステップS805)。
上記範囲を超えていなければ、係数更新部105は、ステップS801の処理に制御を戻して、係数更新処理を続行する。この範囲903は、前述の第1実施形態にて説明した係数更新処理内の第1の所定期間に対応する。
係数更新部105は、ステップS801にて送信信号の電力値が所定値以上であると判定した場合には、更に、帯域外輻射電力測定部701が測定する帯域外輻射電力の大きさを判定する。
係数更新部105は、帯域外輻射電力が所定値以上であると判定した場合には、前述したステップS804の係数更新処理を実行する。
係数更新部105は、帯域外輻射電力が所定値よりも小さいと判定した場合には、精度の高い歪補償信号が得られていると判断して、データ保存制御部112に対して拘束情報の更新指示を出す(ステップS803)。この結果、データ保存制御部112は、フィードバック信号をメモリ110に記憶させると共に、それに対応してプリディストーション信号生成部102から出力されている歪補償信号をメモリ111に記憶させる。これにより、メモリ110及び111内の拘束情報が更新される。
その後、係数更新部105は、前述したステップS804の係数更新処理を実行する。
以上のようにして、データ保存制御部112は、システムの最新状態に対応する拘束情報を更新することができ、システムの経年変化による大電力時歪補償特性の変化等に対応することができる。
係数更新の処理期間が図9の係数更新期間903を超えた範囲904になると、係数更新部105は、電力変換部107の出力に基づき、係数更新が送信信号の大電力入力状態と小電力入力状態のどちらで行われたかを判定する(ステップS805→S806)。この範囲604は、前述の第1の実施形態にて説明した係数更新処理内の第2の所定期間に対応する。
係数更新が送信信号の大電力入力状態で行われた場合には、係数更新部105は、今回の係数更新処理を終了する。
係数更新が送信信号の小電力入力状態で行われた場合には、係数更新部105は、図9の範囲904で示される処理を実行する。即ち、この期間では、第1の実施形態にて前述したように、データ切替制御部106は、セレクタ108にメモリ110が記憶するフィードバック信号を読み出させて選択出力させ、セレクタ109にメモリ111が記憶する歪補償信号を読み出させて選択出力させる。この結果、プリディストーション信号生成部103は、メモリ110から読み出された、大電力区間のフィードバック信号に対応する歪補償信号を生成し、誤差演算部104に入力させる。また、誤差演算部104には、メモリ111から読み出された、上記大電力区間のフィードバック信号に対応するプリディストーション信号生成部102が生成した歪補償信号が入力される。この結果、誤差演算部104からは、大電力区間における歪補償信号の誤差信号が出力されることになる。そして、係数更新部105は、この誤差信号を用いて、係数更新動作を実行する(ステップS807)。
その後、係数更新部105は、今回の係数更新処理を終了する。
以上の制御動作に基づいて、第2の実施形態では、第1の実施形態での効果に加えて、小電力送信時においてリファレンスとなる大電力送信用の拘束情報を適切に更新することが可能となる。
上述の第2の実施形態において、図9に示されるように、送信信号901の電力値が所定値を超えた場合において、かつ帯域外輻射電力が小さい場合に、以下の構成をとることが可能である。即ち、図9の902に示されるように、電力区間が複数に分割されて、各電力区間毎に区別されて拘束情報(フィードバック信号と歪補償信号)がメモリ110及び111に記憶されるように構成されてもよい。この場合、データ切替制御部106は、現在の電力区間に対応する拘束情報をセレクタ109及び110に選択出力させる。
図10は、べき級数を用いたプリディストーション方式による歪補償装置の第3の実施形態の構成図である。図1に示される第1の実施形態の場合と同じ処理を実行する部分には、図1の場合と同じ番号が付されている。
図10の構成が図1の構成と異なる部分は、誤差演算部104から出力される誤差信号の電力を測定する誤差電力測定部1001が設けられている点である。前述した第2の実施形態では、電力変換部107が大電力の送信信号の入力を検出し、かつ帯域外輻射電力測定部701が所定値以下の帯域外輻射電力を測定した場合に、データ保存制御部112が、メモリ110及び111内の拘束情報を更新する。これに対して、第3の実施形態では、電力変換部107が大電力の送信信号の入力を検出し、かつ誤差電力測定部1001が所定値以下の誤差電力を測定した場合に、データ保存制御部112が、メモリ110及び111内の拘束情報を更新する。
即ち、第2の実施形態における帯域外輻射電力測定部701が誤差電力測定部1001に置き換えられた構成を有する。
第3の実施形態の動作は、帯域外輻射電力測定部701が誤差電力測定部1001に置き換えられた以外は、第2の実施形態の場合と同様である。この場合、誤差電力測定部1001の構成は、帯域外輻射電力測定部701の構成よりも単純な構成とすることができる。
開示する技術は、ディジタル無線基地局等におけるディジタル無線送信設備等に利用することができる。
101 歪補償部
102、103、1102、1104 プリディストーション信号生成部
104、1105 誤差演算部
105、1106 係数更新部
106 データ切替制御部
107 電力変換部
108、109 セレクタ
110、111 メモリ
112 データ保存制御部
113、1107 直交変調器
114、118、1108、1112 ローカル発振器
115、1109 電力増幅器
116、1110 カップラ
117、1111 ダウンコンバータ
1191113 復調器
701 帯域外輻射電力測定部
1001 誤差電力測定部

Claims (5)

  1. 送信信号に対して級数演算処理による歪補償処理を実行する歪補償信号生成部と、該歪補償信号生成部から出力される歪補償信号に電力増幅処理を行って出力される電力増幅出力のフィードバック信号と該歪補償信号とを比較して、前記級数演算処理に用いられる級数演算係数組を更新する係数更新部とを含む歪補償装置において、
    所定値以上の電力値の送信信号に対する前記歪補償信号と前記電力増幅出力のフィードバック信号とを拘束情報として記憶する拘束情報メモリ部と、
    第1の期間において前記係数更新部が前記所定値未満の電力値の送信信号に対する前記歪補償信号と前記電力増幅出力のフィードバック信号とに基づいて前記級数演算係数組を更新した場合、第2の期間において前記拘束情報メモリ部から前記拘束情報を読み出して、前記係数更新部が前記級数演算係数組を更新する際に該拘束情報を用いるよう制御する拘束情報制御部と、
    を含むことを特徴とする歪補償装置。
  2. 送信信号に対して級数演算処理による歪補償処理を実行する歪補償信号生成部を含み、該歪補償信号生成部から出力される歪補償信号に電力増幅処理を行って出力される電力増幅出力のフィードバック信号と該歪補償信号とを比較して、前記級数演算処理に用いられる級数演算係数組を更新する歪補償装置において、
    前記電力増幅出力のフィードバック信号に対して前記級数演算処理による歪補償処理を実行する前記歪補償信号生成部とは異なる第2の歪補償信号生成部と、
    該第2の歪補償信号生成部から出力される第2の歪補償信号と前記歪補償信号生成部から出力される歪補償信号との誤差を演算する誤差演算部と、
    該誤差演算部が出力する誤差に応じて、前記歪補償信号生成部及び前記第2の歪補償信号生成部での各級数演算処理に用いられる各級数演算係数組を更新する係数更新部と、
    所定値以上の電力値の送信信号に対する前記歪補償信号と前記電力増幅出力のフィードバック信号とを拘束情報として記憶する拘束情報メモリ部と、
    第1の期間において前記係数更新部が前記所定値未満の電力値の送信信号に対する前記誤差に応じて各級数演算係数組を更新した場合、第2の期間において前記拘束情報メモリ部から前記拘束情報を読み出し、該拘束情報に含まれるフィードバック信号を前記第2の歪補償信号生成部に入力させ、該拘束情報に含まれる歪補償信号を前記誤差演算部に入力させ、その結果前記誤差演算部から出力される誤差に基づいて前記係数更新部を動作させる拘束情報制御部と、
    を含むことを特徴とする歪補償装置。
  3. 前記拘束情報メモリ部は、前記送信信号の電力範囲を所定数に分割した各部分電力範囲毎に、前記送信信号の電力値が各部分電力範囲に含まれるときの前記歪補償信号と前記電力増幅出力のフィードバック信号とを、前記拘束情報としてそれぞれ記憶し、
    前記拘束情報制御部は、前記送信信号の電力値が前記所定値未満のとき、前記拘束情報メモリ部から該所定値以上の各部分電力範囲の前記拘束情報を読み出して前記係数更新部に与えることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の歪補償装置。
  4. 前記電力増幅出力の帯域外電力値が所定値未満であるとき、又は前記電力増幅出力のフィードバック信号から生成される第2の歪補償信号と前記歪補償信号との誤差が所定値未満であるときに、前記拘束情報メモリ部内の拘束情報を更新する拘束情報更新部を更に含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の歪補償装置。
  5. 送信信号に対して級数演算処理による歪補償処理を実行する歪補償信号生成ステップと、該歪補償信号生成ステップで出力される歪補償信号の出力に電力増幅処理を行って出力される電力増幅信号のフィードバック信号と前記歪補償信号とを比較して、前記級数演算処理に用いられる級数演算係数組を更新する係数更新ステップとを含む歪補償方法において、
    所定値以上の電力値の送信信号に対する前記歪補償信号と前記電力増幅信号のフィードバック信号とを拘束情報として記憶する拘束情報メモリステップと、
    第1の期間において前記係数更新ステップにより前記所定値未満の電力値の送信信号に対する前記歪補償信号と前記電力増幅出力のフィードバック信号とに基づいて前記級数演算係数組を更新した場合、第2の期間において前記記憶した拘束情報を読み出して、前記係数更新ステップにより前記級数演算係数組を更新する際に該拘束情報を用いるよう制御する拘束情報制御ステップと、
    を含むことを特徴とする歪補償方法。
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