JP5337085B2 - ワーク回転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワーク回転装置に関する。
ワーク回転装置は、減速機と、ワークを回転させる回転盤と、を備えており、回転盤上ではワークに多種多様な加工を施すため、回転盤の回転(回転方向や回転角)を制御する必要がある。しかしながら、回転盤周辺には、ワークや減速機等が配置されていたため、エンコーダ等のセンサを回転盤自体に取り付け、直接回転盤の回転を検出することが困難とされていた。
そのため、例えば、特許文献1では、図5に示すようなワーク回転装置により、回転盤の回転を検出しながら、ワークの加工を行っている。
ワーク回転装置1では、モータ7の回転は、減速機2により減速され、該減速機2のフランジ5から出力される。回転盤4は、該フランジ5の出力側5Aに連結されている。回転盤4の回転検出を行なうために付設された円筒棒3は、該フランジ5の出力側5Aに固定され、減速機2の反出力側に配置されたエンコーダ6の配置箇所まで伸ばされていた。エンコーダ6は、円筒棒3の自転方向や回転角を検出することにより、回転盤4の自転方向と回転角を検出している。
WO2007/125800(図1)
しかしながら、従来のワーク回転装置において、検出用回転部材としての円筒棒3は、フランジ5の出力側5Aに固定されており、エンコーダ6のターゲット位置(エンコーダ6の検知位置)は、該円筒棒3の反出力側に配置されていた。したがって、円筒棒3のフランジ5に対する固定位置からエンコーダ6のターゲット位置までの軸方向長さが長いため、例えば、回転時に発生した微小な振動や、円筒棒3の加工や組付け時の誤差による偏心や軸心の傾き等が増幅された状態で付加され、結果として、エンコーダ6の検出精度が低減される恐れがあった。
本発明では、上記の問題を解決するために、回転盤の回転の検出精度を向上させることを課題とする。
本発明は、減速機と、ワークを回転させる回転盤と、該回転盤の回転の検出を目的とする回転検出手段とを備えたワーク回転装置において、前記減速機は、ケーシングと、該ケーシングと相対回転可能に支持されているフランジ体と、を備え、前記ケーシングと前記フランジ体のいずれか一方が固定されると共に、他方が前記回転盤を回転させる出力回転部材とされ、前記回転盤が、前記出力回転部材の軸方向一方側に固定されると共に、前記回転検出手段が、前記出力回転部材の前記軸方向他方側に設けられ、前記回転検出手段が、前記回転盤の回転を、前記出力回転部材の軸方向他方側部分の回転を検出することによって検出し、更に、前記出力回転部材の前記軸方向他方側において、潤滑剤を有していない空間を備えると共に、該空間にモータの回転を入力するプーリが配置されており、前記回転検出手段は、前記空間の軸方向における前記出力回転部材と、前記プーリと、の間に配置されている構成により上記課題を解決した。
本発明は、減速機の出力回転部材(ケーシングまたはフランジ体)が、高トルクを扱うため、(従来の円筒棒に比べて)径方向に大きく、剛性が高くなっていると共に、安定した支持がなされていることに着目し、回転検出手段を該出力回転部材の反出力側に設けている。つまり、本発明は、振動が伝達し難い出力回転部材に回転検出手段を設けることにより、(該出力回転部材の)支持位置から回転検出手段の設置位置までの軸方向距離を短くしている。これにより、本発明は、例えば、回転盤等から回転検出手段に伝達される振動を低減することができ、結果として、回転盤の回転の検出精度を高めることができる。
本発明は、回転盤の回転の検出精度を向上させることができる。
本発明の実施形態の一例にかかるワーク回転装置の横断面図 図1の矢示IIで示す拡大図 本発明の他の実施形態の一例にかかるワーク回転装置の横断面図 本発明の更に他の実施形態の一例にかかるワーク回転装置の横断面図 従来のワーク回転装置の横断面図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例にかかるワーク回転装置100について詳細に説明する。
図1にワーク回転装置100の横断面図を示し、図2に図1の矢示IIで示す拡大図を示す。
概略から説明すると、ワーク回転装置100は、減速機102と、回転盤104と、回転盤104の回転の検出を目的とする光学式エンコーダ(回転検出手段)112と、を備えている。
減速機102は、ケーシング106と、該ケーシング106と相対回転可能に支持されているフランジ体108と、を備えている。該ケーシング106とフランジ体108のいずれか一方が固定されると共に、他方は回転盤104を回転させる出力回転部材となる。本実施形態においては、ケーシング106が固定部材であり、フランジ体108が出力回転部材である。フランジ体108は、第1フランジ部108A、第2フランジ部108B、連結部材108Cから主に構成されている。回転盤104がフランジ体108の(第2フランジ部108Bの)出力側(軸方向一方側)108B1に備えらえている。一方、光学式エンコーダ112のエンコーダ回転板112Cの取付けられる検出用回転部材112D1(及びこれと一体の補助部材112D2)は、第1フランジ部108Aの反出力側(軸方向他方側)108A1に固定されている。即ち、光学式エンコーダ112は、該検出用回転部材112D1(及び補助部材112D2)を介してフランジ体108の反出力側108A1部分の回転を検出することにより、回転盤104の回転を検出する。
以下、より具体的な構成について詳述する。
ワーク回転装置100は、断面長方形状の固定フレーム114に固定されている。この固定フレーム114内には、モータ116、減速機102が配置されている。モータ116は、減速機102の下側に配置されており、モータ116のモータ軸116Jは、減速機102のクランク軸122と平行である。
モータ軸116Jの軸方向端部には、第1プーリ118が固定されている。また、減速機102のクランク軸122の軸方向端部には、第1プーリ118より大径の第2プーリ(プーリ)120が固定されている。この第1プーリ118と第2プーリ120の間には、タイミングベルト124が掛け渡されている。
クランク軸122には、2つの偏心体126、128が一体的に形成されている。該偏心体126、128の外周には、ころ130、132を介して、外歯歯車134、136が組み込まれている。偏心体126、128の偏心位相は、180度ずれており、外歯歯車134、136の偏心位相差は、180度である。外歯歯車134、136は、内歯歯車138に内接噛合している。
内歯歯車138は、ケーシング106内周に一体的に形成されている。内歯歯車138の内歯は、ころ140によって構成されている。
外歯歯車134、136は、内歯歯車138よりも「1」だけ少ない歯数を有している。この外歯歯車134、136は、外歯歯車134、136を貫通する内ピン孔142、144を備えている。内ピン孔142、144には内ピン146が遊嵌している。内ピン146の外周には、摺動部品促進部材として内ローラ148が取り付けられている。
フランジ体108は、第1フランジ部108Aと、第2フランジ部108Bとが、連結部材108Cを介して図示せぬボルトあるいは圧入等により一体化された構成とされ、高剛性の「出力回転部材」を構成している。また、第1、第2フランジ部108A、108Bには、内ピン146が圧入により固定されており、外歯歯車134、136の自転成分が該内ピン146を介して伝達されてくる構成とされている。
フランジ体108は、第1、第2軸受(回転支持部材)152、154により回転自在に両持ち支持されている。
より具体的には、第1軸受152は、フランジ体108の第1フランジ部108Aとケーシング106の間に配置されているとともに、第2軸受154は、フランジ体108の第2フランジ部108Bとケーシング106の間に配置されている。つまり、フランジ体108は、減速機構102Aの軸方向両側に配置された第1、第2軸受152、154によりケーシング106と相対回転可能に両持ち支持されている。
回転盤104は、ボルト160、162によりフランジ体108の(第2フランジ部108Bの)出力側(軸方向一方側)108B1に連結・固定されている。また、センターパイプ123は、自身の出力側が回転盤104に固定されるとともに、(中空状の)クランク軸122内部を通過し、軸受159を介して反出力側の固定フレーム114に回転自在に支持されている。
減速機102のケーシング(固定部材)106は、ボルト121、123により、固定フレーム114に固定されている。
減速機102内部には、潤滑剤Jが封入されている。減速機102に配置された第1〜第4オイルシール164、166、168、170が、減速機102内部と外部空間172を仕切り、減速機102内部に封入されている潤滑剤Jが外部に漏れないようにしている。
より具体的には、第1オイルシール164は、クランク軸122と第1フランジ部108Aの間に配置されている。第2オイルシール166は、第1フランジ部108Aとケーシング106の間に配置されている。第3オイルシール168は、クランク軸122と第2フランジ部108Bの間に配置されている。第4オイルシール170は、第2フランジ部108Bとケーシング106の間に配置されている。フランジ体108の第1フランジ部108Aの反出力側(軸方向他方側)108A1において、潤滑剤Jを有していない空間Kを有している。該空間Kには、上述した第2プーリ120が配置されている。
光学式エンコーダ(回転検出手段)112は、フランジ体(出力回転部材)108の反出力側(軸方向他方側)108A1に備えられている。より具体的には、光学式エンコーダ112は、(第1フランジ部108Aの反出力側の)潤滑剤Jを有していない空間Kの軸方向に配置されている第1フランジ部108Aと第2プーリ120の間に配置されている。
光学式エンコーダ(回転検出手段)112は、発光部112A、受光部112B及びエンコーダ用回転板112C等から構成されている。発光、受光部112A、112Bは、共にケーシング106に固定されている。一方、検出用回転部材112D1が、フランジ体108(具体的には、その第1フランジ部108A)の反出力側108A1にボルト174により直接取り付けられている。エンコーダ用回転板112Cは、この検出用回転部材112D1と一体化された補助部材112D2に取付けられている。即ち、光学式エンコーダ112は、(フランジ体108の反出力側108A1に直接取付けられた)検出用回転部材112D1を介して、フランジ体108の反出力側108A1部分の回転を検出することにより、回転盤104の回転(回転速度、回転方向等)を検出する。
なお、光学式エンコーダの発光部と受光部の配置関係は、逆転していてもよい。
また、本実施形態において、回転検出手段として、光学式のエンコーダを用いているが、光学式のエンコーダに限らず、磁気センサ等の他の回転検出手段を用いてもよい。
次に、ワーク回転装置100の作用について説明する。
モータ軸116Jの回転は、第1プーリ118、タイミングベルト124、及び第2プーリ120により減速された後、クランク軸122に入力される。クランク軸122が回転し、外歯歯車134、136が揺動すると、外歯歯車134、136と内歯歯車138との噛合位置が歯数差に依存して順次ずれる。減速機102の内歯歯車138は、ケーシング106に固定されているため、外歯歯車134、136は、該内歯歯車138に対して相対回転する(クランク軸122の回転と逆方向に自転する)。この内歯歯車138に対する外歯歯車134、136の相対回転(自転)が内ピン146を介してフランジ体108に伝達される。つまり、減速機102は、モータ116の回転を減速して、フランジ体108に伝達し、該フランジ体108の第2フランジ部108Bと連結されている回転盤104を回転させる。これにより、回転盤104は、フランジ体108と同一の回転速度・回転方向に回転する。
光学式エンコーダ112は、このフランジ体108の反出力側108A1の部分、即ち、第1フランジ部108Aの反出力側108A1の回転速度を検出することにより、回転盤104の回転を検出することができる。
フランジ体108は、径方向に大きく、高剛性の出力回転部材であるとともに、減速機構102Aの軸方向両側に配置された第1、第2軸受152、154により両持ち支持され、安定した回転を実現している。つまり、フランジ体108自体が振動しにくくなっている。また、第1軸受(支持位置)152から光学式エンコーダ(計測位置)112までの軸方向距離が短くなっているため、この間に加わる振動等も極小である。これにより、例えば、回転盤104等から光学式エンコーダ112に伝達される振動が確実に低減される。更に、センターパイプ123は、軸受159により回転自在に支持されているため、振動しにくくなっている。これらの相乗的な作用により、光学式エンコーダ112は、回転盤104の回転を高精度に検出することができる。
次に、他の実施形態の一例にかかるワーク回転装置200について説明する。
図3にワーク回転装置200の横断面図を示す。
本実施形態にかかるワーク回転装置200に備えられた減速機202は、いわゆる振り分け式の減速機である。
入力軸282には、入力軸歯車282Aが形成されている。入力軸歯車282Aは、3本のクランク軸(図示の例では、1本のみ図示)222に形成されているクランク軸歯車222Aと噛合している。
偏心体226、228の外周に組み込まれている外歯歯車234、236には、フランジピン孔242、244が形成されており、連結部材208Cが、孔242、244を遊嵌している。減速機構202Aの軸方向の両側に配置されている第1、第2フランジ部208A、208Bは、連結体208Cを介してボルト250により連結されており、一体となったフランジ体208を構成している。ケーシング206は、固定フレーム214に固定されている。つまり、本実施形態においても、フランジ体208が出力回転部材であり、ケーシング206が固定部材である。
モータ216の回転は、入力軸282に入力され、入力軸歯車282A、クランク軸歯車222Aが回転する。これにより、クランク軸222に組み込まれた偏心体226、228が回転し、外歯歯車234、236が揺動回転する。減速機202の内歯歯車238はケーシング206を介して固定フレーム214に固定されているため、この揺動回転により、外歯歯車234、236は、内歯歯車238に対して相対回転を行う。外歯歯車234、236の相対回転(自転)が、クランク軸222の公転を介してフランジ体208に伝達され、該フランジ体208(具体的には、その第2フランジ体208B)の出力側(軸方向一方側)208B1に連結・固定されている回転盤204が回転する。
本実施形態においても、第1〜第4オイルシール264、266、268、270及びカバー280は、減速機202内部と外部空間272を仕切ることにより、フランジ体208の反出力側208A1に潤滑剤Jを有していない空間K2を構成している。光学式エンコーダ212は、潤滑剤Jを有していない空間K2(フランジ体208と、第2プーリ220の間)に配置されるとともに、検出用回転部材212D1は、フランジ体208の第1フランジ部208Aの反出力側208A1に固定されている。光学式エンコーダ212は、フランジ体208の第1フランジ部208Aの反出力側208A1部分の回転を検出することより、回転盤204の回転を検出している。高剛性の出力回転部材であるフランジ体208は、第1、第2軸受252、254によりケーシング206と相対回転可能に両持ち支持されているとともに、第1軸受252から光学式エンコーダ212の配置位置までの軸方向距離が短くなっている。これらの相乗的な作用により、例えば、回転盤204等から生じる振動が、光学式エンコーダ212に伝達しにくくなり、光学式エンコーダ212は、回転盤204の回転を高精度に検出することができる。
その他の構成については、図1に示すワーク回転装置(100)の構造と基本的に同一であるため、ワーク回転装置(100)と対応する部分(機能的に同様の部分)に、下2桁が同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
以下の実施形態にかかるワーク回転装置についても同様に、図1に示すワーク回転装置(100)の構造と対応する部分に、下2桁が同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
次に、図4に更に他の実施形態の一例にかかるワーク回転装置300の横断面図を示す。
入力軸382に形成されている入力軸歯車382Aは、振り分け歯車384と噛合している。振り分け歯車384は、ころ386を介して、中間軸388に支持されている。振り分け歯車384は、3本のクランク軸(図示の例では、1本のみ図示)322に形成されたクランク軸歯車322Aと噛合している。外歯歯車334、336の歯数は、内歯歯車138の歯数より「1」だけ多く設定されている。
フランジ体308は、図示せぬ連結体により連結された第1フランジ部308A、第2フランジ部308Bから主に形成されており、一体となっている。(該フランジ体308の)第1フランジ部308Aは、固定フレーム314に固定されており、フランジ体308自身が固定されている。ケーシング306は、第1、第2軸受352、354により、フランジ体308と相対回転可能に支持されている。つまり、本実施形態においては、フランジ体308が固定部材であり、ケーシング306が出力回転部材である。
回転盤304は、ボルト360により、ケーシング306の出力側(軸方向一方側)306Bの側面に連結されている。光学式エンコーダ312については、発光、受光部312A、312Bが、検出用回転部材312D1を介して、ケーシング306の反出力側(軸方向他方側)306Aに固定されている。このため、発光、受光部312A、312Bが回転する。一方、エンコーダ用回転板312Cは、(固定部材である)フランジ体308に固定されているため、静止している。そのため、減速機300は、回転盤304に備えられているワークに接続するケーブル等を通すためのセンターパイプを備えていない。
モータ316の回転が入力軸382に入力され、入力軸歯車382Aが回転する。これにより、振り分け歯車384、クランク軸歯車322Aの噛合により、クランク軸322に形成されている偏心体326、328が偏心回転し、偏心体326、328に嵌合している外歯歯車334、336が揺動回転する。ここで、外歯歯車334、336は、クランク軸322によって自転が拘束されているため、該揺動回転により、内歯歯車338が、外歯歯車334、336に対して相対回転する。該内歯歯車338の相対回転(自転)が、内歯歯車338が一体的に形成されているケーシング306から取り出され、ケーシング306の出力側(軸方向一方側)306Bに連結・固定されている回転盤304が回転する。
本実施形態においても、光学式エンコーダ312は、ケーシング306の反出力側306Aの潤滑剤Jを有していない空間K3(ケーシング306と第2プーリ320の間)に配置されているとともに、検出用回転部材312D1が、ケーシング306の反出力側306Aに固定されている。光学式エンコーダ312は、ケーシング306の反出力側306A部分の回転を検出することにより、回転盤304の回転を検出している。
高剛性の出力回転部材であるケーシング306は、第1、第2軸受352、354によりフランジ体308と相対回転可能に両持ち支持されているとともに、第1軸受352から光学式エンコーダ312の配置位置までの軸方向距離が短くなっている。これらの構成による相乗的な作用により、例えば、回転盤304等から生じる振動が、光学式エンコーダ312に伝達しにくくなり、光学式エンコーダ312は、回転盤304の回転を高精度に検出することができる。
なお、本発明を適用できる減速機の種類は、上記実施形態にかかる揺動内接型噛合減速機に限定されない。例えば、太陽歯車と、該太陽歯車に外接噛合する遊星歯車と、該遊星歯車が内接噛合する内歯歯車と、遊星歯車を回転自在に保持するキャリヤと、を有する単純遊星歯車減速機に本発明を適用することができる。また、歯車と歯車とを噛合させて動力を伝達する歯車減速機ではなく、ローラとローラとを潤滑油を介して接触させることによって動力を伝達するいわゆるトラクションドライブ型の減速機にも本発明を適用することができる。
更に、上記実施形態に係る減速機において、該減速機に備えられているクランク軸はいずれも「駆動」されているが、このような減速機に限らず、例えば、減速機に備えられている一部のクランク軸のみが駆動され、該クランク軸の駆動力によって他のクランク軸が「従動」されるタイプの減速機にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態において、モータの回転は、プーリにより減速機へ入力されているが、プーリをギヤ等に置換してもよい。
上記実施形態において、回転検出手段は、検出用回転部材等を介して、出力回転部材の軸方向他方側に固定されているが、検出用回転部材等を介さず、回転検出手段を直接出力回転部材に設置してもよい。この際、例えば、出力回転部材自体に検出用回転部材等に代替する形状を形成してもよい。
また、上記実施形態において、ケーシングやフランジ体は、いずれも2個の軸受により両持ち支持されているが、必ずしも2個の軸受により両持ち支持される必要はなく、例えば、これらの部材を1個の軸受により支持したり、3個以上の軸受により支持してもよい。
100…ワーク回転装置
102…減速機
104…回転盤
106…ケーシング(固定部材)
108…フランジ体(出力回転部材)
112…光学式エンコーダ(回転検出手段)

Claims (3)

  1. 減速機と、ワークを回転させる回転盤と、該回転盤の回転の検出を目的とする回転検出手段とを備えたワーク回転装置において、
    前記減速機は、ケーシングと、該ケーシングと相対回転可能に支持されているフランジ体と、を備え、
    前記ケーシングと前記フランジ体のいずれか一方が固定されると共に、他方が前記回転盤を回転させる出力回転部材とされ、
    前記回転盤が、前記出力回転部材の軸方向一方側に固定されると共に、前記回転検出手段が、前記出力回転部材の前記軸方向他方側に設けられ、
    前記回転検出手段が、前記回転盤の回転を、前記出力回転部材の軸方向他方側部分の回転を検出することによって検出し、更に、
    前記出力回転部材の前記軸方向他方側において、潤滑剤を有していない空間を備えると共に、該空間にモータの回転を入力するプーリが配置されており、
    前記回転検出手段は、前記空間の軸方向における前記出力回転部材と、前記プーリと、の間に配置されている
    ことを特徴とするワーク回転装置。
  2. 請求項において、
    更に、
    前記減速機の前記フランジ体と入力軸の間にシール部材が配置されており、
    前記プーリが、前記入力軸の前記軸方向他方側の端部に配置されている
    ことを特徴とするワーク回転装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記フランジ体が前記減速機の減速機構を貫通して該減速機構の軸方向両側に配置され、
    2個以上の軸受により前記ケーシングと相対回転可能に両持ち支持されている
    ことを特徴とするワーク回転装置。
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