JP5336963B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5336963B2
JP5336963B2 JP2009171404A JP2009171404A JP5336963B2 JP 5336963 B2 JP5336963 B2 JP 5336963B2 JP 2009171404 A JP2009171404 A JP 2009171404A JP 2009171404 A JP2009171404 A JP 2009171404A JP 5336963 B2 JP5336963 B2 JP 5336963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
mating
fitting
oblique
fitting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009171404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011028908A (ja
Inventor
正和 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2009171404A priority Critical patent/JP5336963B2/ja
Priority to TW099117891A priority patent/TWI406461B/zh
Priority to US12/802,330 priority patent/US8298010B2/en
Priority to CN201010209331.8A priority patent/CN101964486B/zh
Publication of JP2011028908A publication Critical patent/JP2011028908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5336963B2 publication Critical patent/JP5336963B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0518Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
    • H01R24/40Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2103/00Two poles

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関し、特に、ライトアングル接続型のコネクタに関する。
この種のコネクタとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1記載のコネクタは、同軸ケーブルの内部導体と接続されるコンタクトと、コンタクトを保持する保持部材と、保持部材の外側に配置された嵌合部を含む導電性部材とを備えている。
特許文献1の図4に示されるように、特許文献1の導電性部材は、一枚の金属板から切り出されたブランクを折り曲げて形成されたものであり、同軸ケーブルを保持するためのケーブル保持部を含む基部と、相手方コネクタ(レセプタクル)と嵌合するための環状部を含む嵌合部とを備えている。このうち、ケーブル保持部は、同軸ケーブルを第1方向に延びた状態で保持するためのものである。嵌合部は、ブランクを折り曲げ形成する工程の途中においては、第1方向と直交する第2方向に向かって基部の第1方向の端部から立ち上がるように形成されているが、その後、基部に向けて倒される部位である(例えば、特許文献1の図5等参照)。即ち、特許文献1の導電性部材は、ブランクを形成した後、基部と嵌合部とを互いに略直交した状態で形成し、更にその後に、基部に向けて嵌合部を倒すように嵌合部に圧力を加えて折り曲げることにより構成されるものである。
特開2005−310515号公報
特許文献1のコネクタを小型化していくと、特に導電性部材の折り曲げ工程において嵌合部を基部に向けて倒す際に嵌合部に対して加えられる圧力によって環状部等が変形してしまう恐れがある。加えて、相手方コネクタと嵌合する場合においても環状部が変形するおそれがある。
そこで、本発明は、折り曲げ工程上必要とされる圧力によって環状部等が変形してしまう恐れを低減すると共に、相手側コネクタとの嵌合時においても環状部が変形しない導電性部材を備えるコネクタを提供することを目的とする。
ケーブル保持部を含む基部と略円環状の環状部を含む嵌合部とを有する導電性部材を折り曲げ形成する工程において、嵌合部を基部に向けて倒すためには嵌合部に圧力を加えなければならない。この圧力が環状部に直交する方向のみにかかり続けていれば環状部を含めた嵌合部に歪み等が生じることはないが、そのようなことは事実上不可能であるので、嵌合部には前述の圧力に起因して少なからず剪断応力も加えられることとなる。この剪断応力は環状部を含め嵌合部全体に歪み等を生じさせる原因となるものであるので、当該剪断応力に対して何らかの対処をしなければならない。
また、嵌合時においては、嵌合部に対して嵌合方向に向かう力を加えることにより相手側コネクタと嵌合するが、この際、嵌合方向に斜交する方向に向かう力が嵌合部に加わることにより、嵌合部が変形するおそれがある。かかる力に対して何らかの対処をしなければならない。
本発明においては、剪断応力が嵌合部に加わらないようにすることは上述したように事実上不可能であることから、上述した剪断応力に対して耐性のあるような構造を嵌合部に持たせることとした。加えて、嵌合方向に斜交する力が嵌合部に加わった場合であっても、当該力を受けることのできる構造を持たせることとした。本発明は、具体的には、上述した課題を解決するための手段として、以下に掲げるコネクタを提供する。
即ち、本発明によれば、第1のコネクタとして、第1方向において相手側コネクタと嵌合する環状部を有する嵌合部を備える導電性部材を備えたコネクタであって、前記嵌合部は、第1部位及び第2部位を有し、前記環状部を少なくとも構成するように前記第1方向と直交する第2方向において前記第1部位の端部と前記第2部位の端部同士を合わせてなるものであり、前記第1部位及び前記第2部位の端部は、前記嵌合部に対して前記第1方向と斜交する方向に向かう力が加わった場合、一方の前記端部が他方の前記端部を受け止めることにより当該力を受ける合わせ部を構成するコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第2のコネクタとして、第1のコネクタにおいて、前記斜交する方向は、前記第1方向と前記第2方向とで規定される面内において、前記第1方向と前記第2方向との双方に斜交する方向であるコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタにおいて、前記導電性部材は、一枚の金属板から切り出された一次加工品を折り曲げることにより、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向に延びる基部と当該基部の前記第3方向の端部から前記第1方向に向かって立つ前記嵌合部とを形成した後、前記基部に向けて前記嵌合部を倒すように前記嵌合部に圧力を加えて折り曲げることにより得られるものであり、前記一次加工品は、前記第3方向の端部として、前記第2方向に沿って延びる延部を有しており、前記嵌合部の前記第1部位及び前記第2部位は、前記延部の前記第2方向における端部同士を合わせるようにして前記延部を折り曲げ加工して得られるものであり、前記合わせ部は、前記第2方向に斜交する方向であって且つ前記第2方向と直交する方向ではない第1斜交方向及び第2斜交方向のいずれに向かう力が加わった場合でも当該力を受けることのできるコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第4のコネクタとして、第1乃至第3いずれかのコネクタであって、前記合わせ部は2対あり、当該2対の合わせ部は、互いに独立しており、一方の前記合わせ部は、前記第1斜交方向及び前記第2斜交方向のうち、前記第1斜交方向に向かう力にのみ対抗し得るように合わせられてなる第1合わせ部を構成し、他方の前記合わせ部は、前記第1斜交方向及び前記第2斜交方向のうち、前記第2斜交方向に向かう力にのみ対抗し得るように合わせられてなる第2合わせ部を構成しているコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第5のコネクタとして、第4のコネクタであって、前記嵌合部は、前記嵌合部から延びる2つのアーム部を備えており、当該2つのアームの端部は、互いに合わせられて前記第1合わせ部を構成しており、前記嵌合部は、一か所のみにおいて合わせられて前記第2合わせ部を構成しているコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第6のコネクタとして、第5のコネクタであって、前記導電性部材は、ケーブルを保持するケーブル保持部を更に備えており、前記ケーブルは互いに絶縁された外部導体及び内部導体を有しており、前記嵌合部は、前記ケーブル保持部が前記ケーブルを保持する際に、前記基部を通じて前記外部導体に電気的に接続されるように構成されているものであるコネクタにおいて、前記内部導体に電気的に接続されるコンタクトと、該コンタクトを保持する保持部材とを更に備えており、前記2つのアーム部は、夫々、前記嵌合部から前記第3方向に沿って略L字状に延びるものであり、且つ、前記嵌合部が倒された状態において前記第1方向に沿って見た場合に、略コの字形状を有するように合わせられており、前記保持部材は、前記コンタクトを保持した状態において、前記基部と前記2つのアーム部と前記嵌合部とにより更に保持されているコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第7のコネクタとして、第4乃至第6のいずれかのコネクタであって、前記第1合わせ部と前記第2合わせ部は、いずれも略クランク形状の隙間を構成し、互いに異なる向きに折れ曲がってなる溝であるコネクタが得られる。
また、本発明によれば、第8のコネクタとして第4乃至第7のいずれかのコネクタであって、前記第1合わせ部の前記第2方向における中心は、前記第2合わせ部の前記第2方向における中心からずれているコネクタが得られる。
本発明によれば、嵌合部を基部に向けて倒す工程において剪断応力に起因して嵌合部に第1斜交方向及び第2斜交方向のいずれに向かう力が加えられてしまった場合であっても、嵌合部を形成する過程でブランクの端部同士を合わせてなる合わせ部がかかる力を受けるように構成した。即ち、合わせ部を構成する一方の端部が他方の端部を受け止めることにより第1斜交方向及び第2斜交方向のいずれに向かう力を受けることができる構成したことから、導電性部材の折り曲げ工程上必要とされる圧力によって環状部等が変形してしまう恐れを低減することができる。また、嵌合時において、嵌合部に対して嵌合方向と斜交する方向に向かう力が加わった場合でも、合わせ部を構成する一方の端部が他方の端部を受け止めることにより当該力を受けることができる。
本発明の実施の形態によるコネクタと同軸ケーブルを表す斜視図である。 図1のコネクタコネクタに対し、同軸ケーブルが接続された状態を表す図である。 図1に示されるコネクタに用いられる導電性部材を形成するための一次加工品を表す斜視図である。 図3に示される一次加工品の上面図である。 図4に示される一次加工品の第1合わせ部及び第2合わせ部を示す部分拡大図である。 図1に示されるコネクタに用いられるコンタクトを表す平面図である。 図1に示されるコネクタに用いられる保持部材を表す平面図である。 図6及び図7に示されるコンタクト及び保持部材を表す平面図である。なお、コンタクトは保持部材に保持されている。 図3に示される一次加工品に対し、図8に示される保持部材が組み込まれた状態を表す図である。なお、保持部材は、図6に示されるコンタクトを保持している。 図3に示される一次加工品に対し、図3に示される保持部材を組み込む様子を表す図である。 図3に示される一次加工品に対し、保持部材が組み込まれた状態を表す図である。 図11の一次加工品の嵌合部が基部に対して倒されている状態を表す図である。 図5に示される第1合わせ部及び第2合わせ部の変形例を示す部分拡大図である。 図5に示される第1合わせ部及び第2合わせ部の他の変形例を示す部分拡大図である。 図5に示される第1合わせ部及び第2合わせ部を1つの合わせ部とした場合の変形例を示す部分拡大図である。 図5に示される第1合わせ部及び第2合わせ部を1つの合わせ部とした場合の他の変形例を示す部分拡大図である
図1及び図2に示されるように、本発明の実施の形態によるコネクタ10は、Y方向(第3方向)に延びる同軸ケーブル20を接続するためのものである。コネクタ10は、導電性部材100と、導電性部材100に組み込まれた保持部材200と、保持部材200に保持されたコンタクト300とで構成されている。導電性部材100は、Y方向に延びる基部110及び当該基部110のY方向端部に位置する折曲げ部112と連続する嵌合部120で構成されている。基部110には、同軸ケーブル20を保持するためのケーブル保持部130が形成されている。同軸ケーブル20は、コネクタ10に接続された後、ケーブル保持部130によって挟持される。嵌合部120は、第1部位120a及び第2部位120bから構成されており、略円環状の環状部140が形成されている。なお、環状部140は、Z方向(第1方向)において相手側コネクタ(図示せず)と嵌合するためのものである。即ち、環状部140は、円環の中心を通る軸に沿った方向(図1の状態にあってはZ方向)を相手側コネクタとの嵌合方向とするものである。
本実施の形態による導電性部材100は、一枚の金属板をプレス加工して図3に示される一次加工品100aを得た後、嵌合部120を基部110に向けて倒してなるものである。ここで、当該金属板はY方向の端部としてX方向(第2方向)に沿って延びる延部を有している。詳しくは、この延部は、+X方向に延びる第1延部と−X方向に延びる第2延部から構成されている。第1延部及び第2延部の夫々には端部(後述)が形成されている。なお、第1延部及び第2延部は、第1部位140a第2部位140bに対応する(図3参照)。これら延部の2つの端部同士を合わせるようにして金属板をプレス加工することにより、図3に示される一次加工品100aが形成される。
本実施の形態において、上記の端部同士を合わせてなる合わせ部は2対形成される。具体的には、図3に示されるように、一次加工品100aは、環状部140から延びるように形成されたL字形状のアーム部150の端部150a、150b同士で構成される第1合わせ部160と、環状部140の端部140a、140b同士で構成される第2合わせ部170とを有している。本実施の形態によるアーム部150は、第1合わせ部160を構成することにより、全体としてコの字形状を有している。
図3及び図4に示されるように、本実施の形態において、第1合わせ部160を構成する端部150a、150bの形状は、互いに対応するように形成されている。同様に、第2合わせ部170を構成する端部140a、140bの形状も、互いに対応するように形成されている。詳しくは、図5に示されるように、第1合わせ部160を構成する2つのアーム部150の端部150a及び端部150bには、被受部162及び受部164が夫々形成されている。同様に、第2合わせ部170を構成する環状部140の端部140b及び端部140aにも、被受部172及び受部174が夫々形成されている。本実施の形態において、第1合わせ部160の中心M1は第2合わせ部170の中心M2とX方向においてずれているものである。かかる「ずれ」の効果については後述する。ここで、第1合わせ部160及び第2合わせ部170の間にできる隙間に着目した場合、第1合わせ部160及び第2合わせ部170は、Z方向から見た場合に第1合わせ部160及び第2合わせ部170夫々の間に略クランク形状の隙間ができるように構成されている。当該クランク形状は、互いに異なる向きに折れ曲がるよう構成されている。なお、本実施の形態における第1合わせ部160及び第2合わせ部170は、夫々の間に隙間を有しているが、隙間がなくなるように、即ち、第1合わせ部160及び第2合わせ部170を構成する端部140a、140b及び端部150a、150bの夫々が接触していてもよい。また、本実施の形態本実施の形態においては、図1及び図2に示されるように、環状部140の有する端部は、第2合わせ部170を構成する端部140a、140bのみである。換言すると、環状部140が有する隙間は、端部140a、140bによって構成される隙間のみである。
図6に示されるように、本実施の形態によるコンタクト300は、同軸ケーブルの内部導体22と接続される内部導体接続部310と、相手側コネクタのコンタクトと接続される相手側コンタクト接続部320を有している。本実施の形態による内部導体接続部310には、絶縁体23を突き破って内部導体22と接触を図るための突起が形成されている。また、図7に示されるように、本実施の形態による保持部材200は、アーム側部位210と嵌合側部位230とを備えている。アーム側部位210は、一次加工品100aのアーム部150に囲まれるようにして保持される部位である。嵌合側部位230は略円形状の部位を有しており、当該部位は導電性部材100の環状部140に挿入されるものである。なお、本実施の形態による保持部材200は絶縁体で構成されている。
本実施の形態によるコネクタ10は、概略、保持部材200に対してコンタクト100を保持させ、それらを一次加工品100aに組み込んだ後、一次加工品100aを折り曲げることにより、構成される。以下、かかる工程について、詳細に説明する。
まず、コンタクト100を保持部材200に対してY方向に沿って差し込むことにより、図8に示されるように、コンタクト100を保持部材200に保持させる。
次いで、図3及び図9及び図10に示されるように、保持部材200の嵌合側部位230を環状部140に挿入し且つアーム側部位210をアーム部150に囲ませるようにして、コンタクト100を保持した保持部材200を一次加工品100aの嵌合部120に組み込む。
その後、一次加工品100aに対して保持部材200を組み込んだ状態で、嵌合部120を基部110に向けて倒すようにして一次加工品100aを折り曲げる。詳しくは、図11に示されるように、一次加工品100aの初期状態においては、環状部140の軸がY方向を向いており且つ環状部140の軸に直交する面(嵌合面)がXZ平面と平行となっているので、これを折曲げ部112を支点として図12に示される状態を経て図1に示される状態となるように(即ち、環状部140の軸がZ方向を向き且つ嵌合面がXY平面と平行になるまで)嵌合部120を基部110に向けて倒す。
ここで、嵌合部120を基部110に向けて倒す際には、嵌合部120に対してX方向に直交する方向に向かう力(即ち、嵌合面に対して直交する方向に向かう力)を加えることとなるが、同時に嵌合部120に対してX方向に斜交する方向であってX方向と直交する方向ではない方向(即ち、嵌合面に斜交する方向)に向かう力が加わることもある。なお、X方向に斜交する方向であってX方向と直交する方向ではない方向(嵌合面に斜交する方向)は、2種類に大別することができる。一方は、X方向成分とそれに直交する方向成分とに分けた場合に、+X方向成分を有するものであり、これを第1斜交方向という。他方は、X方向成分とそれに直交する方向成分とに分けた場合に、−X方向成分を有するものであり、これを第2斜交方向という。即ち、嵌合部120を基部110に向けて倒す際には、嵌合部120に対してX方向に直交する方向に向かう力(即ち、嵌合面に対して直交する方向に向かう力)のみならず、図5に示されるように、第1斜交方向に向かう力S1や第2斜交方向に向かう力S2が加わる場合がある。
本実施の形態によれば、嵌合部120に対して第1斜交方向へ向かう力S1が加わった場合、第1合わせ部160の被受部162を受部164が受け止めることにより、当該力S1に対抗することができ、一方、嵌合部120に対して第2斜交方向へ向かう力S2が加わった場合、第2合わせ部170の被受部172を受部174が受け止めることにより、当該力S2に対抗することができる。即ち、本実施の形態による第1合わせ部160及び第2合わせ部170は、第1斜交方向に向かう力S1及び第2斜行方向へ向かう力S2のいずれが加わった場合であっても、当該力を受けることができる溝を構成している。これにより、嵌合部120を倒す際に剪断応力が生じたとしても、嵌合部120が左右にねじれることが防止される。従って、本実施の形態によれば、環状部140を変形させることなく、嵌合部120を基部110に向けて倒し、図1に示されるコネクタ10を得ることができる。なお、上述したように、第1合わせ部160の中心M1と第2合わせ部170の中心M2をずらすことにより、第1斜交方向及び第2斜交方向へ向かう力S1,S2の夫々をより効果的に受けることができる。
加えて、本実施の形態による第1合わせ部160及び第2合わせ部170によれば、相手側コネクタと環状部140との嵌合する際にも、Z方向に平行でない方向、即ちZ方向に斜交する方向に向かう力が嵌合部に加わった場合、嵌合部120の変形防止に寄与する。
なお、上述した第1合わせ部160及び第2合わせ部170の形状は、略クランク形状の隙間ができるように端部(140a、140b、150a、150b)を構成していたが、例えば、図13のような波状の溝ができるように第1合わせ部160a及び第2合わせ部170aを構成することとしてもよい。この場合、当該波状の溝が互いに異なる向きに曲がるようにすればよい。また、図14に示されるような斜線状の溝ができるように第1合わせ部160b及び第2合わせ部170bを構成することとしてもよい。この場合、当該斜線状の溝についても、互いに異なる方向に延びるものとすればよい。加えて、図15及び図16に示されるように、環状部140に対して、上述した第1合わせ部160及び第2合わせ部170を連続して1つの合わせ部160c及び合わせ部160dとし、嵌合方向に斜交する方向に向かう力を受けることができるようにしてもよい。更に、図15及び図16に示されるような連続した一つの合わせ部を環状部140ではなくアーム部150のみに設けることとしてもよい。
10 コネクタ
20 同軸ケーブル
22 内部導体
24 外部導体
100 導電性部材
100a 一次加工品
110 基部
112 端部
120 嵌合部
120a 第1部位
120b 第2部位
130 ケーブル保持部
140 環状部
140a、140b 端部
150 アーム部
150a、150b 端部
160 第1合わせ部
160c、160d 合わせ部
162 被受部
164 受部
170 第2合わせ部
172 被受部
174 受部
200 保持部材
210 アーム側部位
230 環状部側部位
300 コンタクト
310 内部導体接続部
320 相手側コンタクト接続部

Claims (8)

  1. 第1方向において相手側コネクタと嵌合する環状部を有する嵌合部を備える導電性部材を備えたコネクタであって、
    前記嵌合部は、第1部位及び第2部位を有し、前記環状部を少なくとも構成するように前記第1方向と直交する第2方向において前記第1部位の端部と前記第2部位の端部同士を合わせてなるものであり、
    前記第1部位及び前記第2部位の端部は、前記嵌合部に対して前記第1方向と斜交する方向に向かう力が加わった場合、一方の前記端部が他方の前記端部を受け止めることにより当該力を受ける合わせ部を構成する
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    前記斜交する方向は、前記第1方向と前記第2方向とで規定される面内において、前記第1方向と前記第2方向との双方に斜交する方向である
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタにおいて、
    前記導電性部材は、一枚の金属板から切り出された一次加工品を折り曲げることにより、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向に延びる基部と当該基部の前記第3方向の端部から前記第1方向に向かって立つ前記嵌合部とを形成した後、前記基部に向けて前記嵌合部を倒すように前記嵌合部に圧力を加えて折り曲げることにより得られるものであり、
    前記一次加工品は、前記第3方向の端部として、前記第2方向に沿って延びる延部を有しており、
    前記嵌合部の前記第1部位及び前記第2部位は、前記延部の前記第2方向における端部同士を合わせるようにして前記延部を折り曲げ加工して得られるものであり、
    前記合わせ部は、前記第2方向に斜交する方向であって且つ前記第2方向と直交する方向ではない第1斜交方向及び第2斜交方向のいずれに向かう力が加わった場合でも当該力を受けることのできる
    コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3いずれか記載のコネクタであって、
    前記合わせ部は2対あり、
    当該2対の合わせ部は、互いに独立しており、
    一方の前記合わせ部は、前記第1斜交方向及び前記第2斜交方向のうち、前記第1斜交方向に向かう力にのみ対抗し得るように合わせられてなる第1合わせ部を構成し、
    他方の前記合わせ部は、前記第1斜交方向及び前記第2斜交方向のうち、前記第2斜交方向に向かう力にのみ対抗し得るように合わせられてなる第2合わせ部を構成している
    コネクタ。
  5. 請求項4記載のコネクタであって、
    前記嵌合部は、前記嵌合部から延びる2つのアーム部を備えており、
    当該2つのアームの端部は、互いに合わせられて前記第1合わせ部を構成しており、
    前記嵌合部は、一か所のみにおいて合わせられて前記第2合わせ部を構成している
    コネクタ。
  6. 請求項5記載のコネクタであって、
    前記導電性部材は、ケーブルを保持するケーブル保持部を更に備えており、
    前記ケーブルは互いに絶縁された外部導体及び内部導体を有しており、
    前記嵌合部は、前記ケーブル保持部が前記ケーブルを保持する際に、前記基部を通じて前記外部導体に電気的に接続されるように構成されているものである
    コネクタにおいて、
    前記内部導体に電気的に接続されるコンタクトと、該コンタクトを保持する保持部材とを更に備えており、
    前記2つのアーム部は、夫々、前記嵌合部から前記第3方向に沿って略L字状に延びるものであり、且つ、前記嵌合部が倒された状態において前記第1方向に沿って見た場合に、略コの字形状を有するように合わせられており、
    前記保持部材は、前記コンタクトを保持した状態において、前記基部と前記2つのアーム部と前記嵌合部とにより更に保持されている
    コネクタ。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか記載のコネクタであって、
    前記第1合わせ部と前記第2合わせ部は、いずれも略クランク形状の隙間を構成し、互いに異なる向きに折れ曲がってなる溝である
    コネクタ。
  8. 請求項4乃至請求項7のいずれか記載のコネクタであって、
    前記第1合わせ部の前記第2方向における中心は、前記第2合わせ部の前記第2方向における中心からずれている
    コネクタ。
JP2009171404A 2009-07-22 2009-07-22 コネクタ Expired - Fee Related JP5336963B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009171404A JP5336963B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 コネクタ
TW099117891A TWI406461B (zh) 2009-07-22 2010-06-03 連接器
US12/802,330 US8298010B2 (en) 2009-07-22 2010-06-04 Connector
CN201010209331.8A CN101964486B (zh) 2009-07-22 2010-06-21 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009171404A JP5336963B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011028908A JP2011028908A (ja) 2011-02-10
JP5336963B2 true JP5336963B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=43497712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009171404A Expired - Fee Related JP5336963B2 (ja) 2009-07-22 2009-07-22 コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8298010B2 (ja)
JP (1) JP5336963B2 (ja)
CN (1) CN101964486B (ja)
TW (1) TWI406461B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5849784B2 (ja) * 2012-03-07 2016-02-03 第一精工株式会社 同軸型電気コネクタ
JP5763007B2 (ja) * 2012-04-19 2015-08-12 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ
CN102842838B (zh) * 2012-08-01 2015-01-07 番禺得意精密电子工业有限公司 线缆连接器的制造方法及其线缆连接器
TWD167751S (zh) * 2013-07-25 2015-05-11 第一精工股份有限公司 高頻用同軸連接器
JP6442740B2 (ja) * 2014-12-02 2018-12-26 ヒロセ電機株式会社 不連続部分を有する外部導体シェルを有した同軸ケーブルコネクタ
JP6379403B2 (ja) * 2014-12-02 2018-08-29 ヒロセ電機株式会社 芯線の保持、固定機能を有した同軸ケーブルコネクタ
US9941607B2 (en) 2015-10-29 2018-04-10 Hirose Electric Co., Ltd. Coaxial cable connector, carrier-equipped coaxial cable connector, and method for manufacturing coaxial cable connector
JP6643064B2 (ja) * 2015-10-29 2020-02-12 ヒロセ電機株式会社 同軸ケーブルコネクタ、キャリア付き同軸ケーブルコネクタ及び同軸ケーブルコネクタの製造方法
EP4087069A3 (fr) * 2021-02-18 2022-12-28 Raydiall Ebauche monobloc métallique d'assemblage par sertissage d'un connecteur à un câble isolé, sous-ensemble de connecteur préassemblé intégrant l'ébauche ou comprenant un contact central et deux parties de sertissage de matière et/ou épaisseur différente(s), procédés d'assemblage d'un connecteur à un câble associés

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3134082B2 (ja) * 1996-06-03 2001-02-13 エスエムケイ株式会社 同軸コネクター
JP3679651B2 (ja) * 1999-07-30 2005-08-03 ヒロセ電機株式会社 L型同軸コネクタ
JP4076157B2 (ja) * 2003-07-30 2008-04-16 ヒロセ電機株式会社 同軸電気コネクタ
JP4241488B2 (ja) * 2004-04-21 2009-03-18 ホシデン株式会社 同軸ケーブル用コネクタ
CN2726173Y (zh) * 2004-06-18 2005-09-14 美国莫列斯股份有限公司 同轴连接器
JP3875246B2 (ja) * 2004-08-06 2007-01-31 ヒロセ電機株式会社 L型同軸コネクタのための端子及びこれを有するコネクタ
TWM307242U (en) * 2006-07-14 2007-03-01 Insert Entpr Co Ltd Improved structure of microwave connector for RF communication
JP4386374B2 (ja) * 2006-07-26 2009-12-16 ヒロセ電機株式会社 L型同軸コネクタ
JP4097681B1 (ja) * 2007-02-01 2008-06-11 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
TWM324334U (en) * 2007-05-08 2007-12-21 Insert Entpr Co Ltd Microwave connector for RF communication
KR101031118B1 (ko) * 2007-06-01 2011-04-27 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 동축 커넥터
TWM365590U (en) * 2009-05-27 2009-09-21 Advanced Connectek Inc Coaxial micro-connector

Also Published As

Publication number Publication date
CN101964486B (zh) 2013-04-17
TW201108529A (en) 2011-03-01
CN101964486A (zh) 2011-02-02
TWI406461B (zh) 2013-08-21
US20110021073A1 (en) 2011-01-27
US8298010B2 (en) 2012-10-30
JP2011028908A (ja) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5336963B2 (ja) コネクタ
JP5112494B2 (ja) コネクタ
JP4802959B2 (ja) コネクタ
TWI776455B (zh) 連接器
TWI729127B (zh) 同軸連接器、及使用該同軸連接器的同軸連接器裝置
JP2008084795A (ja) コネクタ
EP2606536B1 (en) Electrical male terminal
US9564708B2 (en) Electrical connector
WO2018155132A1 (ja) 多接点型端子
JP4587934B2 (ja) インナーターミナルの製造方法及びインナーターミナル
TW200941849A (en) Right-angle connector
US7713100B2 (en) Male electrical terminal with a twisted contact section
JP2019067574A (ja) 音叉端子及び電気接続箱
JP2018085305A (ja) コネクタ端子
JP2003346956A (ja) 電線接続用端子
JP2019057454A (ja) 雌端子
JP7445551B2 (ja) コネクタ
EP2859622B1 (en) Terminal connection structure
US8668508B2 (en) Connector
JP4540582B2 (ja) シールドコネクタ用のインナーターミナル
JP6002484B2 (ja) コネクタ
JP2012064340A (ja) コネクタ
JP2019050078A (ja) 同軸コネクタ
JP2018010818A (ja) 端子構造
JP2014038724A (ja) 端子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5336963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees