JP5333411B2 - 誘導電動機のベクトル制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導電動機のベクトル制御装置に関するものである。
従来技術として、JEC−37に示されるような巻線抵抗測定、拘束試験、無負荷試験を行って電動機定数を求める方法をインバータの制御ソフトウェアに組込んだものがある(従来例1)。また、誘導電動機を停止したままの状態で、誘導電動機の定数をチューニングする方法として、特開平7−55899がある(従来例2)。この方法では、単相交流を誘導電動機に供給し、d軸電流検出値あるいはq軸電流検出値をフーリエ級数展開し、誘導電動機の定数を求めていた。ここで、d−q軸座標は電動機の回転磁界と同じ速度で回転する回転座標である。
従来例1に示す方法では、拘束試験と無負荷電流試験の間に誘導電動機の回転子の固定および固定の解除といった作業が必要であり、インバータ駆動による自動計測には向いていない面がある。また、無負荷電流試験では、誘導電動機単体で運転する必要があり、負荷が既に結合されている場合には、一旦切り離し電動機単体にするという作業が必要となり、効率が悪いという問題があった。
また、従来例2では、単相交流を印加し、フーリエ級数展開を利用して求めているのでソフトが複雑になり、ソフトの処理時間が長くなり、ソフトに大きな記憶容量を要するといった問題があった。
特開平7−55899号公報
したがって、本発明の目的は、誘導電動機に負荷が結合された状態でも誘導電動機の定数を高精度にチューニングすることが可能であり、かつ、このための演算が簡単な、誘導電動機のベクトル制御装置を提供することである。
本発明は、d軸電流比例積分制御器と、q軸電流比例積分制御器と、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値から電圧指令の大きさv_refと電圧位相θvを演算し、電圧指令の大きさと電圧指令の位相を基に直流を三相交流に変換して誘導電動機へ出力する電力変換器とを備えた、誘導電動機のベクトル制御装置において、任意の負荷状態、任意の速度で電動機を運転した状態で、任意の時刻において、q軸電圧指令vq_ref、q軸電流検出値iq_fb、出力周波数fphi、d軸電流検出値id_fb、一次抵抗値R1、漏れインダクタンスLから中間値Vqqを、d軸電圧指令vd_ref、d軸電流検出値id_fb、出力周波数fphi、q軸電流検出値iq_fb、一次抵抗値R1、漏れインダクタンスLから中間値Vddを算出し、中間値Vqq、Vdd、d軸電流検出値id_fb、q軸電流検出値iq_fbから中間値Qを算出し、中間値Vqq、Vddから中間値Eを算出し、中間値E、Qと出力周波数fphiから電動機の相互インダクタンスMを求めるか、または、漏れインダクタンスL、相互インダクタンスM、基底電圧v_base、基底周波数f_baseから無負荷電流I0を求めることを特徴とする
以上述べたように本発明によれば、誘導電動機を高精度に制御するために必要となる誘導電動機の一次抵抗および二次抵抗および漏れインダクタンスおよび相互インダクタンスあるいは無負荷電流を、該誘導電動機に負荷が結合されている状態においても高精度にチューニングすることができるという効果がある。
請求項1記載の実施形態を適用したブロック図である。 請求項2〜4記載の発明の実施形態を適用したブロック図である。 誘導電動機のT−1型等価回路図である。 誘導電動機に直流を流した場合の等価回路図である。 一次抵抗チューニング時の電圧指令値・電流検出値のタイムチャートである。 一次抵抗チューニング時の電圧指令値・電流検出値のグラフである。 請求項5、6記載の実施形態を適用したブロック図である。 平均値・位相差演算器8の構成図である。 二次抵抗および漏れインダクタンスチューニング時の等価回路である。 二次抵抗および漏れインダクタンスチューニング時の電圧指令値・電流検出値のタイムチャートである。 二次抵抗および漏れインダクタンスチューニング時の等価回路のインピーダンスのベクトル図である。 二次抵抗および漏れインダクタンスチューニング時の等価回路のインピーダンスの実部成分の周波数による変化図である。 15Hzと30Hzの信号を与えたときの電流と電圧値の関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明における誘導電動機の制御装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。比例積分制御器10はq軸電流指令iq_refとq軸電流検出値iq_fbの偏差が零となるように制御するものであり、比例積分制御器10の出力q軸電圧指令vq_refを作成する。同様に、比例積分制御器11はd軸電流指令id_refとd軸電流検出値id_fbの偏差が零となるように制御するものであり、比例積分制御器11の出力d軸電圧指令vd_refを作成する。比例積分器の比例ゲインはKi、積分ゲインは(1/T)で表している。電圧指令演算器12はvq_refおよびvd_refから電圧指令の大きさv_refおよび電圧位相θvを演算し、さらにθvに磁束の位相θfphiを加算して三相交流座標での電圧位相を計算する。電力変換器2は前記v_refおよびθrefに基づく三相交流電圧を誘導電動機3に供給するための電力変換器である。誘導電動機3に流れる電流は電流検出器4および5で検出され、座標変換器6に入力され、d−q座標に変換され、iq_fbおよびid_fbとなる。
通常のベクトル制御を行う構成からq軸電圧指令値vq_ref、d軸電圧指令値vd_ref、q軸電流検出値iq_fb、d軸電流検出値id_fbおよび出力周波数値fphiを取り出して、電動機定数演算器1に入力して、相互インダクタンスMおよび無負荷電流値I0を求める。速度制御器14は速度指令に基づいてq軸電流指令値iq_ref、d軸電流指令値id_refおよび出力周波数値fphiを演算するもので、一般に用いられているベクトル制御方式であり、本発明の特徴に関わるものではないので簡略化して記載している。座標変換器6は相電流の検出値をdq座標系に変換する座標変換器であり、磁束位相θphiは出力周波数fphiを積分することにより求める。
ここでは、運転指令入力後、誘導電動機3の加速が完了した時点から1秒経過後に、出力周波数fphi、d軸電圧指令vd_ref、q軸電圧指令vq_ref、d軸電流検出値id_fb、q軸電流検出値iq_fbを読み込み、予め設定されている電動機の基底電圧v_base、基底周波数f_baseおよび別途求めた一次抵抗値R1、漏れインダクタンスLを用いて、
Figure 0005333411
を計算することにより、電動機の相互インダクタンスMおよび無負荷電流I0が求まる。
ここでは、加速完了時としているが、運転中の任意の時刻で測定しても差し支えない。
本発明の方法は通常の運転状態において、各部の信号を抜き出して演算しているので、PGの有無などによる速度制御器の構成の違いに関係なく適用することが可能である。
図2は本発明の請求項2記載の誘導電動機のベクトル制御装置の構成を示すブロック図である。電動機定数演算器1は電流指令i_refを出力する。誘導電動機3に流れる電流値は、U相に設けられた電流検出器4で検出された電流iuとV相に設けられた電流検出器5で検出されたivとして取り込み、三相二相変換器6によって(1)式および(2)式の演算を行い二相交流電流iα、iβに変換する。
Figure 0005333411
電流を検出する相はU相とV相の組み合わせに限らず任意の二相あるいは三相すべてを検出してもよい。
電流演算器7は二相交流電流iα、iβの二乗の和の平方根を計算し、電流検出値i_fbを求める。i_fbを平均値・位相差演算器8に入力し、平均値i_fb_aveを計算する。ここでは平均値の計算は、i_fbの絶対値をとり、その結果を、ローパスフィルタを通すことにより得ているが、移動平均等の別の方法を用いて平均値を計算してもよい。電流PI制御器13は電流指令i_refと電流検出平均値i_fb_aveが一致するように制御する。電流PI制御器13の出力は電圧指令v_refとなる。電力変換器2では、電圧指令値v_refを線間電圧として換算し、電動機定数演算器1から与えられた電圧位相θvを用いて三相交流の出力位相を演算し、誘導電動機3に三相交流電力を供給する。
請求項2の実施形態について説明する。
誘導電動機の一相当たりのT−1型等価回路を図3に示す。R1は一次抵抗、Lは漏れインダクタンス、Mは相互インダクタンス、R2は二次抵抗、sはすべりである。直流を流した場合には、相互インダクタンスMのインピーダンス分は零となるので、等価回路は図4のようになる。
以下では、U相の電流がピークとなるときの位相を0°として説明する。
本実施形態では、電圧位相θvの位相を0°とする。
まず、電流指令値i_refとして誘導電動機定格電流の20%の値を与えると、電流PI制御器13の働きにより図5に示すように電圧指令v_refが変化し、電流検出値i_fb_aveがi_ref1に一致したところで、v_refが一定になる。ここでは、2秒間待つようにして、時間で電流制御を行う区間Aの幅を決定している。この安定になるまでの時間は制御特性に関係するため通常は2秒間待てば十分であるが、負荷機の特性等で電流PI制御器13のゲインが上げられないような場合には、この時間を長くする。2秒間経過した後、電流PI制御器13のゲインKiを零とし、積分器に溜まった値をv_refとして出力することにより電圧指令値v_refを固定する。さらに一定時間(ここでは1秒間とした)待った後、v_refの平均値v_ref_aveおよびi_fb_aveを読み込み、v_ref1、i_fb1とする。v_ref_aveはv_refの値を平均値・位相差計算器8に入力し計算する。次に、電流指令i_refとして誘導電動機定格電流の40%を与え、同様に制御を行い、電圧指令値v_ref_aveおよび電流検出値i_fb_aveを読み込み、v_ref2、i_fb2とする。この2点のデータをグラフにすると図6のようになる。この傾きが一次抵抗値R1を表すので、
Figure 0005333411
により計算する。そして2×R1を線間抵抗値RL-Lとする。電流値はここでは誘導電動機定格電流の20%、40%としたが、これとは異なる値としてもよいし、3点以上の電流値について実行してもよい。
請求項3記載のベクトル制御装置は3点以上の測定を行った場合で、例えば20%、40%、60%の3種類の電流値で行った場合は、20%−40%、40%−60%、20%−60%の間でそれぞれ傾きを計算し、その傾きの平均を取って用いればよい。
請求項4記載のベクトル制御装置について説明する。図6に示すように、先の測定したデータを一次式で近似して延長し、電流値が零のときのv_refの値を電圧オフセット値v_ref0として記録する。これは、電力変換器2に用いられる素子などによる電圧降下分に相当するものである。3種類以上の電流値について測定している場合には、任意の2点の直線近似あるいは平均2乗誤差法による回帰曲線によって求めればよい。
請求項5の実施形態について説明する。図7と図8は請求項5および請求項6記載の実施形態のブロック図である。
図7において、電動機定数演算器1から出力電圧指令v_refと出力電圧位相θvを電力変換器2に与え、これに基づき三相交流を出力して誘導電動機3を運転する。誘導電動機3に流れる電流値は、U相に設けられた電流検出器4で検出された電流iuとV相に設けられた電流検出器5で検出されたivとして取り込み、座標変換器6によって(1)式および(2)式の演算を行い、二相交流電流iα、iβに変換する。電流を検出する相はU相とV相の組み合わせに限らず任意の二相あるいは三相すべてを検出してもよい。
電流演算器7において二相交流電流iα、iβの二乗の和の平方根を計算し、電流検出値i_fbを求める。電圧指令v_ref、電流検出値i_fbおよび電動機定数演算器1によって与えられるv_refの振幅の瞬時値を与える位相θhは平均値・位相差演算器8に入力され、v_refの平均値v_ref_ave、i_fbの平均値i_fb_aveおよび位相差θdifが演算され、電動機定数演算器1に入力され、電動機定数の演算を行う。図2との相違点は、電流指令を与えるのではなく、電圧指令v_refを与えている点と、電圧指令v_refとして与える周波数成分の位相θhを平均値・位相差演算回路8に入力している点である。図8は平均値・位相差演算器6の構成を示すブロック図である。図8のブロック図の処理によりv_ref、i_refの平均値i_fb_aveおよび位相差θdifを演算する。
図3に示した誘導電動機の等価回路は、周波数が高くなると相互インダクタンスMによるインピーダンスωMがR2に比べて大きくなるため、図9に示すようにR1、L、R2の直列回路で近似できる。したがって、電圧、電流の大きさおよび両者の位相差から、抵抗分R1+R2とリアクタンス分ωLが求まる。
本実施形態では、θvを0°とし、第1の周波数fh1=15Hz、第2の周波数fh2=30Hz、請求項に記載の電流設定値は誘導電動機定格電流の80%としている。まず、電圧振幅の大きさVamp=0として、電圧指令の大きさvrefをv_ref=vamp・sin(2・π・15・t)、[tは時刻]で与えて運転する。電流検出平均値i_fbが誘導電動機の定格電流の80%になるようにi_fbを監視しながら電圧振幅Vampを加減する。Vampの加減量は、電流が急激に変化しないように適切な大きさとする。本実施形態では、誘導電動機定格電圧の1000分の1の大きさをVampに加減算した。電流検出平均値i_fbが誘導電動機の定格電流の80%になった後、任意の設定時間(ここでは3秒とした)経過した後に、電圧指令の大きさv_refの絶対値の平均値をv_ref_ave1および電流検出値i_fbの大きさの絶対値の平均値をi_fb_ave1およびv_refを基準としたi_fbの位相をθdif1とし、次に、周波数を30Hzとし、15Hzのときと同様の運転を行い、このときの電圧指令の大きさv_refの絶対値の平均値をv_ref_ave2、電流検出値i_fbの大きさの絶対値の平均値をi_fb_ave2、v_refを基準としたi_fbの位相をθdif2とする。ここでは、平均値はそれぞれの飽和値をローパスフィルタに入力しその出力を用いている。このときの電圧指令、電流検出値のタイムチャートを図10に示す。ここで求めた電圧、電流、位相差の関係を図11に示すように複素数で取り扱うこととすると、インピーダンスおよびその実部成分と虚部成分は次式で得られる。
Figure 0005333411
このとき実部成分Zxr1、Zxr2が抵抗分R1+R2を、虚部成分Zxi1、Zxi2がリアクタンス成分ωLを表す。まず、実部成分について考える。fh1(15Hz)のときのZxr1およびfh2(30Hz)のときのZxr2をグラフに表すと図12のようになり、周波数で変化している。これは、表皮効果などの影響によるものと考えられる。R2=Zxr−R1で求まるが、R1は直流を流して測定したものであるので、図12に示すように、測定値を直線近似して、周波数fh=fh1・fh2/(fh1+fh2)=15・30/(15+30)=10Hzのときの値をZxrとして用いている。次に、虚数成分について考える。虚数成分については周波数成分にほぼ比例するので、fh2(30Hz)のときの値を用いて、Zxi=Zxi2、fh_1=fh2として、漏れインダクタンスをL=Zxi/(2・π・fh_1)より求める。ここで、fh2を用いたのは周波数が高いほうが、電圧値が大きくなるため、測定誤差が小さくできるからである。低いほうの周波数を用いてもよいし、2つの周波数における傾きから計算してもよい。
次に、請求項6の実施形態について説明する。前記二次抵抗および漏れインダクタンスの測定において、先に求めた電圧オフセット値v_ref0を用いてZx1およびZx2を次式により計算する。
Figure 0005333411
以降の計算は前述と同様である。
請求項5の実施形態において、前記と同じ周波数で、前記測定時に流した電流値とは異なる大きさの電流i_fb2を流した状態で同様の測定を行う。ここでは例としてi_fb2をモータ定格電流の40%(前記の2分の1)とし、15Hzにおける電圧指令値の絶対値の平均値をv_ref_ave3、電流検出値の絶対値の平均値をi_fb_ave3とし、30Hzにおける電圧指令値の平均値をv_ref_ave4、電流検出値の絶対値の平均値をi_fb_ave4とする。図13(a)(b)に示すように、15Hz、30Hzにおいてそれぞれ2つの電流値で直線近似し、電流値が零のときの値を、15Hzにおける電圧オフセットv_ofs15、30Hzにおける電圧オフセットv_ofs30として求める。これらのオフセット値を請求項4記載の電圧オフセット値v_ref0の代わりに15Hz、30Hzにおける電圧指令値に対して用いることで、電圧オフセットを補償する方法もある。また、電圧オフセット値を求めずに、電流値を変えたときの傾きから、15Hz、30Hzそれぞれのインピーダンスを求めても良い。また、インピーダンスの実部、虚部を求めるための位相については、2つの電流値の平均値を用いてもよい。
なお、上記に述べた処理では簡単のため説明を省略したが、上記15Hz、30Hzの信号を与えたときの電圧値・電流値は絶対値をとった後ローパスフィルタを通すことで平均化したもので平均値であるのに対し、請求項の実施の形態で述べた電圧値オフセット値v_ref0は直流値から得たもので実効値あるいは最大値であるため、v_ref0を平均値換算した値を用いる。ここでは平均値としたが、それぞれの換算の整合が取れていれば、実効値、平均値、最大値のどれを用いてもよい。
1 電動機定数演算器
2 電力変換器
3 誘導電動機
4,5 電流検出器
6 座標変換器(三相−二相変換)
7 電流検出値演算器
8 平均値・位相差演算器
10 q電流PI制御器
11 d電流PI制御器
12 電圧指令演算器
14 速度制御器

Claims (6)

  1. d軸電流比例積分制御器と、q軸電流比例積分制御器と、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値から電圧指令の大きさv_refと電圧位相θvを演算し、電圧指令の大きさと電圧指令の位相を基に直流を三相交流に変換して誘導電動機へ出力する電力変換器とを備えた、誘導電動機のベクトル制御装置において、
    任意の負荷状態、任意の速度で電動機を運転した状態で、任意の時刻において、q軸電圧指令vq_ref、q軸電流検出値iq_fb、出力周波数fphi、d軸電流検出値id_fb、一次抵抗値R1、漏れインダクタンスLから中間値Vqqを、
    d軸電圧指令vd_ref、d軸電流検出値id_fb、出力周波数fphi、q軸電流検出値iq_fb、一次抵抗値R1、漏れインダクタンスLから中間値Vddを算出し、
    中間値Vqq、Vdd、d軸電流検出値id_fb、q軸電流検出値iq_fbから中間値Qを算出し、
    中間値Vqq、Vddから中間値Eを算出し、
    中間値E、Qと出力周波数fphiから電動機の相互インダクタンスMを求めるか、または、
    漏れインダクタンスL、相互インダクタンスM、基底電圧v_base、基底周波数f_baseから無負荷電流I0を求める
    ことを特徴とする、誘導電動機のベクトル制御装置。
  2. インバータにより三相交流を誘導電動機に供給し、該電動機の可変速運転を行うベクトル制御装置であって、インバータ出力の任意の二相あるいは三相を流れる電流を検出する電流検出器と、電動機に流す一次電流の電流指令値と該電流検出器により検出された電流値から得られた一次電流検出器の一次電流値i_fbとを入力とし、両者の偏差を零とするように出力電圧指令値v_refを制御する比例積分制御器と、電圧指令値v_refと電圧出力位相θvを基に三相交流を出力する電力変換器を有する、誘導電動機のベクトル制御装置において、
    電圧出力位相θvは予め設定された任意の位相とし、予め任意に設定された一定値の電流指令値i_ref1を1番目の指令値として与え、前記比例積分制御器を動作させ、予め設定された第1の時間経過した後、前記比例積分制御器の比例ゲインを零とし、この時刻から予め設定された第2の時間経過した後に、この第2の時間内の任意の時間内において記録したv_refの平均値とi_fbの平均値を第1番目のデータv_ref1、i_fb1とし、
    次に、前記比例積分制御器のゲインを元の値に戻し、予め任意に設定された一定値の電流指令値i_ref2を2番目の指令値として与え、前記比例積分制御器を動作させ、予め設定された第1の時間経過した後、前記比例積分制御器の比例ゲインを零とし、この時刻から予め設定された第2の時間経過した後に、この第2の時間内の任意の時間内において記録したv_refの平均値とi_fbの平均値を2番目のデータv_ref2、i_fb2とし、
    電動機の1次抵抗R1を、v_ref2とv_ref1の差、およびi_fb2とi_fb1の差に基づいて求め、電動機の線間抵抗値をRL-L=2・R1より求めることを特徴とする、誘導電動機のベクトル制御装置。
  3. 予め任意に設定された一定値の指令値である電流指令値を3種類以上のレベルとし、それぞれの区間において求めた一次抵抗の値の平均値を一次抵抗値として求める、請求項2記載の誘導電動機のベクトル制御装置。
  4. 計測した値v_ref1、i_fb1、v_ref2、i_fb2から得られる一次方程式から電流検出値if_fbが零のときの電流指令値v_ref0を演算し、電圧オフセット値とする、請求項2記載の誘導電動機のベクトル制御装置。
  5. インバータにより三相交流を誘導電動機に供給し、該電動機の可変速運転を行うベクトル制御装置であって、インバータ出力の任意の二相あるいは三相に設けられた電流検出器と、電動機に流す一次電流の電流指令値と該電流検出器により検出された電流値から得られた一次電流検出器の一次電流値i_fbを入力し、両者の偏差を零とするように出力電圧指令値v_refを制御する比例積分制御器と、電圧指令値v_refと電圧出力位相θvを基に三相交流を出力する電力変換器を有する、誘導電動機のベクトル制御装置において、
    電圧位相θvを予め設定された任意の固定値とし、電圧指令の大きさvrefを、電動機の基底運転周波数の10分の1以上の周波数fh1および電圧の振幅をvampとしてv_ref=vamp・sin(2・π・fh1・t)で与え、電流検出値i_fbが予め任意に設定された電流設定値になるようにi_fbを監視しながらvampを加減調整し、i_fbが前記電流設定値になった後、任意の設定時間を経過した後に、電圧指令の大きさv_refの絶対値の平均値をv_ref_ave1、電流検出値i_fbの大きさの絶対値の平均値をi_fb_ave1、v_refを基準としたi_fbの位相をθdif1とし、
    次に、周波数を電動機の基底運転周波数の10分の1以上でfh1とは異なる周波数fh2とし、前記電流設定値になるようにvampを調整し、前記設定時間を経過した後に、電圧指令の大きさv_refの絶対値の平均値をv_ref_ave2、電流検出値i_fbの大きさの絶対値の平均値をi_fb_ave2、v_refを基準としたi_fbの位相をθdif2とし、
    v_ref_ave1、i_fb_ave1、位相θdif1に基づく中間値Zxr1、v_ref_ave2、i_fb_ave2、位相θdif2に基づく中間値Zxr2を計算し、
    周波数fh1のときのZxr1および周波数fh2のときのZxr2を用いて得られる一次方程式から周波数fhがfh1・fh2/(fh1+fh2)のときのZxrの値を演算し、これと電動機の一次抵抗値R1を用いて電動機の二次抵抗をR2=Zxr−R1により求め、
    また、前記周波数fh1およびfh2の高い方の周波数をfh_1とし、この周波数に対する前記電圧指令の大きさv_refの絶対値の平均値をv_ref_ave_1、電流検出値i_fbの大きさの絶対値の平均値をi_fb_ave_1、前記v_refを基準とした電流検出値i_fbの位相をθdif_1とし、v_ref_ave_1、i_fb_ave_1、位相θdif_1に基づく中間値Zxiを計算し、漏れインダクタンスをL=Zxi/(2・π・fh_1)より求めることを特徴とする、誘導電動機のベクトル制御装置。
  6. 請求項4記載の方法で求めた電圧オフセット値v_ref0を用いて、v_ref_ave1、v_ref0の差をi_fb_ave1で除算したものを中間値Zx1、v_ref_ave2、v_ref0の差をi_fb_ave2で除算したものを中間値Zx2とし、前記中間値Zx1と前記位相θdif1とから前記中間値Zxr1、前記中間値Zx2と前記位相θdif2とから前記中間値Zxr2を計算することにより、前記電動機の二次抵抗R2を求め、前記中間値Zx1、Zx2のうち前記周波数fh_1に対して計算したものを中間値Zx_1とし、前記中間値Zx_1と前記位相θdif_1とから前記中間値Zxiを計算することにより、前記電動機の二次抵抗R2および漏れインダクタンスLを求める、請求項5記載の誘導電動機のベクトル制御装置。
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