JP4346574B2 - サーボモータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サーボモータを駆動する制御装置に関し、特に、モータに発生するリラクタンストルクを有効に利用するサーボモータ制御装置に関する。
従来のサーボモータ制御システムのブロック図を図6に示す。このサーボモータ制御システム100は、速度指令値ω*に従って三相交流電圧U,V,Wにより、モータ115のモータ速度である実回転数ωと速度指令値ω*が一致するように制御するシステムである。サーボモータ制御システム100は、減算器101,104,106,108,110、PI制御器102,105,109、電流指令演算部103、非干渉制御器107、dq/3φ変換器117、電力変換器111、カウンタ112、3φ/dq変換器113、電流検出器114、サーボモータ115、及び速度検出器116を備えている。
以下、サーボモータ制御システム100の動作について説明する。
減算器101は、速度指令値ω*と、サーボモータ115の速度を検出する速度検出器116からの実回転数ωとの偏差を出力し、PI制御器102は、当該偏差を入力してPI演算を施し、トルク指令値τ*を出力する。電流指令演算部103は、トルク指令値τ*、実回転数ω、及び、3φ/dq変換器113からのトルク分電流フィードバックIqを入力し、電流指令演算を施し、トルク分電流指令値Iq*及び励磁電流指令値Id*を出力する。
dq/3φ変換器117は、q軸電圧指令値Vq*、d軸電圧指令値Vd*、及び、カウンタからの角度θを入力し、dq/3φ変換を行い、三相交流電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を出力する。ここで、q軸電圧指令値Vq*は、減算器104及びPI制御器105を介した信号と非干渉制御器107からのフィードフォワード補償電圧Vqyとの偏差である。d軸電圧指令値Vd*は、減算器108及びPI制御器109を介した信号と非干渉制御器107からのフィードフォワード補償電圧Vdyとの偏差である。また、角度θは、実回転数ωを入力したカウンタ112からの出力信号である。
電力変換器111は、三相交流電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を入力し、電力変換を行い増幅し、サーボモータ115に三相交流電圧U,V,Wを供給する。電流検出器114は、サーボモータ115に供給される三相交流電圧U,V,Wにおける三相交流電流値iu,ivを検出する。3φ/dq変換器113は、三相交流電流値iu,ivを入力し、3φ/dq変換を行い、励磁電流フィードバックIdを減算器108に出力し、トルク分電流フィードバックIqを減算器104及び電流指令演算部103に出力する。
この従来のサーボモータ制御システムにおいて、電流指令演算部103は、サーボモータ115の電流位相角が一定になるように励磁電流指令値Id*を演算すると共に、当該励磁電流指令値Id*、電気子錯交磁束、q軸インダクタンス、d軸インダクタンス及び実回転数ωを用いて、トルク分電流指令値Iq*を演算する(特許文献1を参照)。
特開2000−92884号公報(段落〔0009〕〜〔0013〕、図1〜4、図6)
しかしながら、従来は、所定のトルクを得るために、電流位相角を既知の値のパラメータとして予め設定しておく必要がある。このため、サーボモータの特性確認の負荷試験を行い、電流位相角を測定しておく必要があった。
また、従来は、トルク分電流フィードバックIqに基づいてトルク分電流指令値Iq*を演算することにより、最大トルク位相制御を実現している。このため、トルク分電流指令値Iq*の演算に際し、測定誤差や検出遅れ等が生じる可能性があった。
また、従来は、トルク分電流指令値Iq*の演算は、定格トルクにマグネットトルクのみを考慮して行われていた。一般に、定格トルクは、マグネットトルク及びリラクタンストルクの各要素から成るものである。このため、トルクの線形化を実現するためには、リラクタンストルクを有効に活用する必要があった。
また、従来は、励磁電流指令値Id*が、サーボモータへ供給される電圧を変換してフィードバックした実電圧に基づいて演算されていないため、サーボモータの端子電圧抑制制御を実現できなかった。このため、サーボモータ制御装置の状態によっては、三相交流電圧U,V,Wが、モータ定格電圧を超えてしまう可能性があった。
そこで、上記課題を解決するため、本発明の目的は、
(1)電流位相角を予め測定する必要がなく、
(2)トルク分電流指令値Iq*の演算に際して測定誤差や検出遅れ等が生じることがなく、
(3)リラクタンストルクを有効に活用したトルク制御を実現し、
(4)サーボモータの端子電圧抑制制御を実現可能な、
サーボモータ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるサーボモータ制御装置は、トルク指令値及びサーボモータの回転速度である実回転数を入力し、励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を演算する電流指令演算部を備え、該励磁電流指令値及びトルク分電流指令値によりサーボモータを制御するサーボモータ制御装置において、前記電流指令演算部が、前記サーボモータに供給される電圧を変換した実電圧を入力し、該実電圧及び予め設定された定格電圧に基づいて第1の指令値を演算する第1の演算手段と、該電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、該励磁電流指令値と、トルク分電流指令値と、予め設定されたd軸リアクタンス、q軸リアクタンス、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算する第2の演算手段と、前記第1の指令値及び第2の指令値に基づいて励磁電流指令値を演算する励磁電流指令値演算手段と、前記サーボモータの実回転数を入力し、該実回転数及び予め設定された基底回転数に基づいて第3の指令値を演算する第3の演算手段と、該電流指令演算部により演算された励磁電流指令値、及び前記トルク指令値を入力し、該励磁電流指令値と、トルク指令値と、基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を表す定数と、d軸リアクタンス、q軸リアクタンス、定格電圧及び誘起電圧とに基づいて、前記定格トルクτ がマグネットトルク及びリラクタンストルクからなる場合の次式
τ =Pm×Φf×I ×(1−λ −1 ×Id0_)×√(1−Id0_
(ここで、Pmは極数、I は2相定格電流、Id0_は基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を正規化した定数、Φf及びλ −1 はそれぞれ以下の式で表されるものとする。
Φf=E /(Pm×ω
λ −1 =(Xq−Xd)×(V /E
ここで、E は誘起電圧、ω は基底回転数、Xqはq軸リアクタンス、Xdはd軸リアクタンス、V は定格電圧とする。)
から導かれた次式
Iq1=τ*×(1−λ −1 ×Id0)×√(1−Id0 )/(1−λ −1 ×Id*)
(ここで、Iq1は第4の指令値、τ*はトルク指令値、Id*は励磁電流指令値とする。)
を用いて、第4の指令値を演算する第4の演算手段と、前記第3の指令値及び第4の指令値に基づいてトルク分電流指令値を演算するトルク分電流指令値演算手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明によるサーボモータ制御装置は、電流指令演算部が、さらに、d軸リアクタンスと励磁電流指令値との間の関係、及びq軸リアクタンスとトルク分電流指令値との間の関係が予め測定されて、これらのデータが格納されたテーブルを有し、前記第2の演算手段が、前記電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、前記励磁電流指令値に対応するd軸リアクタンス、及び前記トルク分電流指令値に対応するq軸リアクタンスを前記テーブルから読み出し、前記励磁電流指令値及びトルク分電流指令値と、前記読み出したd軸リアクタンス及びq軸リアクタンスと、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算することを特徴とする。
また、本発明によるサーボモータ制御装置は、第2の演算手段が、前記電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、前記励磁電流指令値に対応するd軸リアクタンス、及び前記トルク分電流指令値に対応するq軸リアクタンスを前記テーブルから読み出し、前記トルク指令値と、前記基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を表す定数と、前記第3の演算手段により演算された第3の指令値と、前記読み出したd軸リアクタンス及びq軸リアクタンスと、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、電流位相角を用いることなく励磁電流指令値を演算するから、電流位相角を予め測定する必要がない。また、トルク分電流フィードバックを用いることなくトルク分電流指令値を演算するから、トルク分電流フィードバックによる測定誤差や検出遅れ等が生じることがない。
また、リラクタンストルクを考慮した線形化演算を施すことにより、トルク指令値に比例したトルク分電流指令値を得ることができるから、リラクタンストルクを有効に活用することができる。また、実電圧を用いて励磁電流指令値を演算するから、サーボモータの端子電圧抑制制御を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるサーボモータ制御装置を含むサーボモータ制御システムを示すシステム構成図である。このサーボモータ制御システム1は、従来のサーボモータ制御システム100の構成に加えて電圧変換器3を備え、電指令演算部103の代わりに本発明による電圧指令演算部2を備えている点で、図6に示した従来のサーボモータ制御システムと相違する。以下、図1において、図6と共通する部分には図6と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
本発明によるサーボモータ制御装置は、サーボモータ制御システム1の構成のうちのサーボモータ115と速度検出器116を除いた部分が相当する。電圧変換器3は、サーボモータ115に供給される三相交流電圧U,V,Wを入力し、3φ/dq電圧変換を行い、励磁電圧フィードバック及びトルク分電圧フィードバックを生成し、実電圧V(励磁電圧フィードバック)を電流指令演算部2に出力する。電流指令演算部2は、トルク指令値τ*、モータ速度である実回転数ω、及び実電圧Vを入力し、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いて、励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算することにより、モータ制御を実現する。以下に説明する第1の実施例では、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqとして、予め設定された固定の値を用いる。第2の実施例では、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を予め測定してテーブルに格納し、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqとして、前記テーブルの値を用いる。第3の実施例では、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqとして、第2の実施例と同様にテーブルの値を用い、さらに、スキャン遅れがないように励磁電流指令値Id*を演算する。以下、第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例について詳細に説明する。以下、記号*は指令値であることを示す。
まず、第1の実施例について説明する。
図2は、本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第1の実施例を示すブロック図である。この電流指令演算部2−1は、I演算器11、Id1演算器12、加算器13、減算器14、リミット付PI制御器15、Iq1演算器16、乗算器17、絶対値変換器18、リミット付比例出力器19、及び除算器20を備えている。電流指令演算部2−1は、図1に示したPI制御器102からトルク指令値τ*を、速度検出器116から実回転数ωを、電圧変換器3から実電圧Vをそれぞれ入力し、予め設定された固定値であるd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いて演算したλ,λ−1により、励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算し、当該励磁電流指令値Id*を減算器104に、トルク分電流指令値Iq*を減算器108にそれぞれ出力する。この電流指令演算部2−1と図6に示した電流指令演算部103とを比較すると、電流指令演算部2−1が、トルク分電流フィードバックIqを入力しないで実電圧を入力する点で相違する。
I演算器11は、加算器13から励磁電流指令値Id*を、乗算器17からトルク分電流指令値Iq*をそれぞれフィードバック入力し、以下の演算を行い、電流値Iを出力する。
Figure 0004346574
Id1演算器12は、I演算器11から電流値Iを入力し、以下の演算を行い、Id1を出力する。
Figure 0004346574
ここで、式(2)のλ,λ−2は、以下の式により演算された値である。この場合、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqは、予め設定された固定値である。
Figure 0004346574
ここで、Vは定格電圧、Eは誘起電圧であり、それぞれ予め設定された固定値である。
減算器14は、定格電圧V、及び電圧変換器3から実電圧Vを入力し、定格電圧Vから実電圧Vを減算し、その減算結果である偏差を出力する。リミット付PI制御器15は、減算器14から偏差を入力し、所定の設定範囲内になるように比例積分演算を行い、その結果Id2を出力する。
加算器13は、Id1演算器12からId1を、リミット付PI制御器15からId2をそれぞれ入力し、Id1とId2を加算し、その加算結果である励磁電流指令値Id*を出力する。
一方、Iq1演算器16は、加算器13から励磁電流指令値Id*を、PI制御器102からトルク指令値τ*を、予め設定された固定値であるId0をそれぞれ入力し、以下の演算を行い、Iq1を出力する。
Figure 0004346574
ここで、Id0とは、基底回転数ωで定格トルクを出力するときの励磁電流指令値Id*であり、以下の式により予め設定された固定値である。また、λ−1は式(3)により演算される値である。
Figure 0004346574
ここで、λ,λ−2は式(3)により演算される値である。
絶対値変換器18は、速度検出器116から実回転数ωを入力し、絶対値変換を行い、実回転数ωの絶対値を出力する。リミット付比例出力器19は、絶対値変換器18から実回転数ωの絶対値を入力し、当該絶対値が所定の値よりも小さい場合は一定値を、所定の値以上の場合は当該絶対値に比例した値をそれぞれ出力する。除算器20は、リミット付比例出力器19からの出力を、予め設定された固定値である基底回転数ωをそれぞれ入力し、前記出力をωで除算し、その除算結果であるIq2を出力する。
乗算器17は、Iq1演算器16からIq1を、除算器20からIq2をそれぞれ入力し、Iq1とIq2を乗算し、その乗算結果であるトルク分電流指令値Iq*を出力する。
ところで、前述のトルク分電流指令値Iq1を算出する式(4)は、定格トルクτにリラクタンストルクを考慮した式である。以下、式(4)について詳細に説明する。トルク分電流指令値Iq1(以下の説明ではIq*とする。)は、一般に、以下の式により算出される。尚、式(4)を導き出すまでの説明において、正規化されたデータに_(アンダーバー)を付ける。また、τ、Iq、Id、Ld及びLqは、正規化される前のトルク、トルク分電流指令値、励磁電流指令値、d軸インダクタンス及びq軸インダクタンスをそれぞれ示している。
Iq=τ/(((Ld−Lq)×Id+Φf)×Pm)
=τ/((Φf−(Lq−Ld)×Id)×Pm)
ここで、Lq,LdをI(2相定格電流)=(3/2)×I(3相定格電流)とV(定格電圧)で正規化し、
Lq=Lq_×V/I
Ld=Ld_×V/I
とする。また、Iq、IdをIで正規化し、
Iq=Iq_×I
Id=Id_×I
とする。また、τをτ(定格トルク)で正規化し、
τ=τ_×I×τ
とする。また、ΦfはE(誘起電圧(逆相起電圧))を用いると、
Φf=E/(Pm×ω
となり、
Iq_=τ_×(τ/I)/((E/(Pm×ω)−(Lq_−Ld_)×(V/I)×Id_×I)×Pm)
=τ_×(τ/I)/((E/ω)−(Lq_−Ld_)×V×Pm×Id_)
ここで、式(3)より、
λ−1=(Lq_−Ld_)×Pm×ω/(E/V
とすると、
Iq_=τ_×(τω/E)/(1−λ−1×Id_)
となり、(τω/E)が残ることになる。
定格トルクτをマグネットトルクのみとすると、τ=Pm×Φf×Iとなり、(τω/E)=1となる。トルク分電流指令値Iq*は、前述の背景技術で説明した図6の電流指令演算部103によって以下の式により算出される。
Iq_=τ_×(τω/E)/(1−λ−1×Id_)
すなわち、指令値を示す*を用いると、
Iq*=τ*×(τω/E)/(1−λ−1×Id*)
となる。
一方、定格トルクτをマグネットトルク及びリラクタンストルクとすると、すなわち定格トルクτにリラクタンストルクを考慮すると、
τ=Pm×Φf×I×(1−λ−1×Id0_)×√(1−Id0_
となり、
(τω/E)=(1−λ−1×Id0_)×√(1−Id0_
となる。つまり、
Iq_=τ_×((1−λ−1×Id0_)/(1−λ−1×Id_))×√(1−Id0_
となる。ここで、指令値を示す*により、Iq_をIq*とし、τ_をτ*とし、Id_をId0とし、Id_をId*とすると、定格トルクτにリラクタンストルクを考慮した場合のトルク分電流指令値Iq*(Iq1)を算出する式は、前述の式(4)となる。これは、Iq1演算器16が、定格トルクτにリラクタンストルクを考慮してトルク分電流指令値Iq1を演算していることを意味する。
このように、本発明による第1の実施例によれば、サーボモータ制御装置の電流指令演算部2−1は、トルク指令値τ*、実回転数ω、及び実電圧Vをそれぞれ入力し、予め設定されたd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いて、励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算するようにした。このd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqは、サーボモータ115の仕様の値であり、例えば、サーボモータ115の製造メーカから購入時に予め指定される値である。これにより、電流指令演算部2−1は、電流位相角を用いて演算しないから、電流位相角を予め設定する必要がない。つまり、電流位相角を測定するための特性確認の負荷試験を行う必要がないから、負荷試験を行う手間を省くことができる。
また、電流指令演算部2−1は、トルク分電流フィードバックIqを用いて演算しないから、トルク分電流フィードバックIqによる測定誤差や検出遅れ等が生じることがない。
また、電流指令演算部2−1のIq1演算器16は、前述の式(4)によりIq1を演算するようにしたから、トルク指令値τ*に対して線形化演算を施すことができると共に、定格トルクτにリラクタンストルクを考慮した演算を施すことができる。したがって、リラクタンストルクを有効に活用することができる。この場合、サーボモータ115が小型の場合には、リラクタンストルクを有効に活用することにより、大きなトルクを得ることができるから、モータの急加減速を実現することができる。したがって、サーボモータ制御装置だけでなく、例えば、急加減速制御を必要とする自動車ミッション試験装置にも好適である。
また、電流指令演算部2−1は、実電圧Vに基づいて励磁電流指令値Id*を演算しているから、サーボモータ115の連続的な端子電圧抑制制御を実現することができる。すなわち、三相交流電圧U,V,Wがモータ定格電圧を超えてしまうことがない。
次に、第2の実施例について説明する。
前述の第1の実施例では、式(3)に示したd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqは、予め設定された固定値である。これらの固定値は、サーボモータ115の製造メーカにより指定されるものであるが、製造メーカはこれらの値を必ずしも正確に把握できるとは限らないため、正確な値とは言えない。そこで、第2の実施例では、試運転モードにおいて、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を予め測定してテーブルに格納しておき、実運転モードにおいて、当該テーブルに格納されたd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いるようにした。
図3は、本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第2の実施例を示すブロック図である。この電流指令演算部2−2は、図2に示した電流指令演算部2−1の構成に加えて、テーブル21及びλ演算器22を備えている。以下、図3において、図2と共通する部分には図2と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
まず、サーボモータ制御装置が試運転モードのときに、電流指令演算部2−2は、3φ/dq変換器113から励磁電流フィードバックId及びトルク分電流フィードバックIqを、電圧変換器3から励磁電圧フィードバックVd及びトルク分電圧フィードバックVqを、速度検出器116から実回転数ωをそれぞれ入力する(図示せず)。そして、電流指令演算部2−2の図示しない手段は、抵抗値r及びd軸リアクタンスXdを、無負荷運転またはサーボモータ115単体の運転により同定し、q軸リアクタンスXqを、前述の抵抗値r及びd軸リアクタンスXdを用いて、通常の負荷運転により同定する。すなわち、電流指令演算部2−2の図示しない手段は、逐次最小2乗法によるパラメータ同定により、以下の演算を行い、抵抗値r、d軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを測定し、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を求め、テーブル21に格納する。
Figure 0004346574
ここで、Pは同定定数、cemfは誘起電圧Eである。このようにして、試運転モードのときにテーブル21が作成される。
図4は、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を示すグラフである。電流指令演算部2−2の図示しない手段は、図4に示すデータをテーブル21に格納する。図4において、励磁電流指令値Id*が変化するとd軸リアクタンスXdも変化し、トルク分電流指令値Iq*が変化するとq軸リアクタンスXqも変化する関係にあることがわかる。
そして、サーボモータ制御装置が実運転モードのときに、図3に示す構成により、テーブル21に格納されたd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いて励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算する。以下、具体的に説明する。
図3に戻って、λ演算器22は、加算器13からの励磁電流指令値Id*に基づいて、テーブル21からd軸リアクタンスXdを読み出し、乗算器17からのトルク分電流指令値Iq*に基づいて、テーブル21からq軸リアクタンスXqを読み出す。そして、λ演算器22は、以下の演算を行い、λxを出力する。
Figure 0004346574
Id1演算器12は、I演算器11から電流値Iを、λ演算器22からλxをそれぞれ入力し、以下の演算を行い、Id1を出力する。
Figure 0004346574
加算器13は、Id1演算器12からId1を、リミット付PI制御器15からId2をそれぞれ入力し、Id1とId2を加算し、その加算結果である励磁電流指令値Id*を出力する。
一方、Iq1演算器16は、加算器13から励磁電流指令値Id*を、PI制御器102からトルク指令値τ*を、予め設定された固定値であるId0を、λ演算器22からλxをそれぞれ入力し、以下の演算を行い、Iq1を出力する。
Figure 0004346574
尚、λ−1は、図示しない同定回路により式(3)により演算される固定値であり、最大位相制御における値である。
乗算器17は、Iq1演算器16からIq1を、除算器20からIq2をそれぞれ入力し、Iq1とIq2を乗算し、その乗算結果であるトルク分電流指令値Iq*を出力する。
このように、本発明による第2の実施例によれば、サーボモータ制御装置の電流指令演算部2−2は、トルク指令値τ*、実回転数ω、実電圧Vをそれぞれ入力し、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を予め測定して格納したテーブル21から、励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*に応じてd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを読み出し、これらの値を用いて励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算するようにした。これにより、例えば磁束飽和によるq軸リアクタンスXqの変動に対応することができるから、実施例1と同様の効果を奏することに加えて、より一層適切な励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算することができる。また、式(9)によるトルクの線形化を実現する場合に、より一層線形化の精度を高めることができる。
また、電流指令演算部2−1は、試運転モードにおいて、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を予め測定してテーブル21に格納するようにした。これにより、サーボモータ制御のために必要なd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqをサーボモータ毎に測定することができ、適正な値を用いた制御を実現することができる。
次に、第3の実施例について説明する。
前述の第2の実施例では、I演算器11が励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*をフィードバック入力し、Id1演算器12が励磁電流指令値Id1を演算しているため、その演算は1スキャン遅れてしまう。そこで、第3の実施例では、Id1演算器23が、励磁電流指令値Id*をフィードバックして演算するのではなく、フィードフォワードにより演算するようにした。
図5は、本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第3の実施例を示すブロック図である。この電流指令演算部2−3は、図3に示した電流指令演算部2−2のI演算器11及びId1演算器12の代わりにId1演算器23を備えている点で、図3に示した電流指令演算部2−2と相違する。以下、図5において、図3と共通する部分には図3と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。尚、試運転モードにおいて、d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を予め測定してテーブル21に格納し、実運転モードにおいて、当該テーブル21に格納されたd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを用いる点は、図3に示した実施例2と同様である。
サーボモータ制御装置が実運転モードのときに、Id1演算器23は、PI制御器102からトルク指令値τ*を、予め設定された固定値のId0を、除算器20からIq2であるωBxを、λ演算器22からλxをそれぞれ入力する。ここで、ωBxは、絶対値変換器18、リミット付比例出力器19及び除算器20により、実回転数ωの絶対値をリミットした値を基底回転数ωで除算した値である。そして、Id1演算器23は、以下の演算を行ってId1を求め、当該Id1を出力する。
Figure 0004346574
尚、λ−1は、図示しない同定回路により式(3)により演算される固定値であり、最大位相制御における値である。
加算器13は、Id1演算器23からId1を、リミット付PI制御器15からId2をそれぞれ入力し、Id1とId2を加算し、その加算結果である励磁電流指令値Id*を出力する。
このように、本発明による第3の実施例によれば、サーボモータ制御装置の電流指令演算部2−3は、トルク指令値τ*、実回転数ω、実電圧Vをそれぞれ入力し、テーブル21から励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*に応じてd軸リアクタンスXd及びq軸リアクタンスXqを読み出し、これらの値を用いて励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*を演算するようにした。この場合、Id1演算器23は、励磁電流指令値Id*及びトルク分電流指令値Iq*をフィードバック入力して励磁電流指令値Id1を演算するのではなく、トルク指令値τ*及びId0を直接入力してフィードフォワードにより演算するようにした。これにより、実施例2と同様の効果を奏することに加えて、スキャン遅れを生じることなくサーボモータ制御を実現することができる。
尚、サーボモータ制御装置は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体等を備えたコンピュータ装置によって構成されるようにしてもよい。この場合、サーボモータ制御装置の電流指令演算部2−1,2−2,2−3に備えた演算器11、Id1演算器12,23、加算器13、減算器14、リミット付PI制御器15、Iq1演算器16、乗算器17、絶対値変換器18、リミット付比例出力器19、除算器20、テーブル21及びλ演算器22の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピィーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
本発明によるサーボモータ制御装置を含むサーボモータ制御システムを示すシステム構成図である。 本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第1の実施例を示すブロック図である。 本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第2の実施例を示すブロック図である。 d軸リアクタンスXdと励磁電流指令値Id*との間の関係、及びq軸リアクタンスXqとトルク分電流指令値Iq*との間の関係を示すグラフである。 本発明によるサーボモータ制御装置に用いる電流指令演算部の第3の実施例を示すブロック図である。 従来のサーボモータ制御システムを示すシステム構成図である。
1,100 サーボモータ制御システム
2,103 電流指令演算部
3 電圧変換器
11 I演算器
12,23 Id1演算器
13 加算器
14 減算器
15 リミット付PI制御器
16 Iq1演算器
17 乗算器
18 絶対値変換器
19 リミット付比例出力器
20 除算器
21 テーブル
22 λ演算器
101,104,106,108,110 減算器
102,105,109 PI制御器
107 非干渉制御器
117 dq/3φ変換器
111 電力変換器
112 カウンタ
113 3φ/dq変換器
114 電流検出器
115 サーボモータ
116 速度検出器

Claims (3)

  1. トルク指令値及びサーボモータの回転速度である実回転数を入力し、励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を演算する電流指令演算部を備え、該励磁電流指令値及びトルク分電流指令値によりサーボモータを制御するサーボモータ制御装置において、
    前記電流指令演算部は、
    前記サーボモータに供給される電圧を変換した実電圧を入力し、該実電圧及び予め設定された定格電圧に基づいて第1の指令値を演算する第1の演算手段と、
    該電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、該励磁電流指令値と、トルク分電流指令値と、予め設定されたd軸リアクタンス、q軸リアクタンス、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算する第2の演算手段と、
    前記第1の指令値及び第2の指令値に基づいて励磁電流指令値を演算する励磁電流指令値演算手段と、
    前記サーボモータの実回転数を入力し、該実回転数及び予め設定された基底回転数に基づいて第3の指令値を演算する第3の演算手段と、
    該電流指令演算部により演算された励磁電流指令値、及び前記トルク指令値を入力し、該励磁電流指令値と、トルク指令値と、基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を表す定数と、d軸リアクタンス、q軸リアクタンス、定格電圧及び誘起電圧とに基づいて、前記定格トルクτ がマグネットトルク及びリラクタンストルクからなる場合の次式
    τ =Pm×Φf×I ×(1−λ −1 ×Id0_)×√(1−Id0_
    (ここで、Pmは極数、I は2相定格電流、Id0_は基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を正規化した定数、Φf及びλ −1 はそれぞれ以下の式で表されるものとする。
    Φf=E /(Pm×ω
    λ −1 =(Xq−Xd)×(V /E
    ここで、E は誘起電圧、ω は基底回転数、Xqはq軸リアクタンス、Xdはd軸リアクタンス、V は定格電圧とする。)
    から導かれた次式
    Iq1=τ*×(1−λ −1 ×Id0)×√(1−Id0 )/(1−λ −1 ×Id*)
    (ここで、Iq1は第4の指令値、τ*はトルク指令値、Id*は励磁電流指令値とする。)
    を用いて、第4の指令値を演算する第4の演算手段と、
    前記第3の指令値及び第4の指令値に基づいてトルク分電流指令値を演算するトルク分電流指令値演算手段と、
    を有することを特徴とするサーボモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のサーボモータ制御装置において、
    前記電流指令演算部は、さらに、d軸リアクタンスと励磁電流指令値との間の関係、及びq軸リアクタンスとトルク分電流指令値との間の関係が予め測定されて、これらのデータが格納されたテーブルを有し、
    前記第2の演算手段は、前記電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、前記励磁電流指令値に対応するd軸リアクタンス、及び前記トルク分電流指令値に対応するq軸リアクタンスを前記テーブルから読み出し、前記励磁電流指令値及びトルク分電流指令値と、前記読み出したd軸リアクタンス及びq軸リアクタンスと、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算することを特徴とするサーボモータ制御装置。
  3. 請求項に記載のサーボモータ制御装置において、
    前記第2の演算手段は、前記電流指令演算部により演算された励磁電流指令値及びトルク分電流指令値を入力し、前記励磁電流指令値に対応するd軸リアクタンス、及び前記トルク分電流指令値に対応するq軸リアクタンスを前記テーブルから読み出し、前記トルク指令値と、前記基底回転数で定格トルクを出力するときの励磁電流指令値を表す定数と、前記第3の演算手段により演算された第3の指令値と、前記読み出したd軸リアクタンス及びq軸リアクタンスと、前記定格電圧及び誘起電圧とに基づいて第2の指令値を演算することを特徴とするサーボモータ制御装置。
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