JP5333388B2 - 認証システムおよび認証装置 - Google Patents
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Description
まず、前記楽音再生装置は、当該楽音再生装置の備える再生側記憶部に記憶された楽音データに基づき、該楽音データで示される特定の楽音(特定楽音)をスピーカから再生出力させる楽音出力手段と、ユーザの操作を受けて、前記楽音出力手段が特定楽音を再生出力させる際の楽音に関するパラメータを変更可能なパラメータ変更手段と、前記楽音出力手段が再生出力する特定楽音と共に、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータの変更量を特定可能な音である付加音をスピーカから再生出力させる付加音出力手段と、を備えており、前記楽音出力手段が、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータに従って特定楽音を再生出力させる。
まず、前記楽音再生装置は、ユーザの操作を受けて、該ユーザの識別情報を前記管理装置へと送信する再生側送信手段と、前記再生側送信手段により識別情報が送信された後、該識別情報を受信した前記管理装置から送信されてくる楽音データを、前記特定楽音を示すものとして前記再生側記憶部に記憶させる再生側記憶手段と、を備えている。
また、上記構成において、ユーザに対応づけられる特定楽音は、どのように選択されることとしてもよいが、例えば、複数種類の楽音の中からランダムに選択することとすればよく、また、識別情報からユーザの属性(例えば、性別、年齢、所属など)などを識別できる場合であれば、その属性に合わせた楽音を選択することとしてもよい。
第3の構成の前記楽音再生装置において、前記付加音出力手段は、前記楽音出力手段による特定楽音の再生出力に先立って、前記付加音を再生出力させる、ように構成されている。そして、前記認証装置において、前記パラメータ整合手段は、前記楽音入力手段により、最初に前記付加音が入力された場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、該付加音の後で入力される前記特定楽音および前記対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更していくことで、両楽音のパラメータを整合させる。
第3−1の構成の楽音再生装置において、楽音出力手段は、再生出力手段に再生出力される楽音に重畳させた状態で付加音を再生出力させる。そして、認証装置には、楽音再生装置にて再生出力された楽音から付加音を分離する付加分離手段が備えられ、パラメータ整合手段は、楽音入力手段により入力された楽音から付加音が分離される場合、この付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、付加音が分離された特定楽音および比較対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更してパラメータを整合させる。
第3−2の構成の楽音再生装置において、楽音出力手段は、再生出力手段による特定楽音の再生出力後に付加音を再生出力させる、ように構成されている。そして、認証装置において、パラメータ整合手段は、楽音入力手段により特定楽音の後で付加音が入力された場合に、この付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、その特定楽音および比較対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更してパラメータを整合させる。
第4の構成の前記認証装置において、前記パラメータ整合手段は、前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、前記特定楽音における同一パラメータを変更することで、前記対象楽音のパラメータと整合させる。
ここでは、前記楽音再生装置が、当該楽音再生装置の備える再生側記憶部に記憶された楽音データに基づき、該楽音データで示される特定の楽音(特定楽音)をスピーカから再生出力させる楽音出力手段と、ユーザの操作を受けて、前記楽音出力手段が特定楽音を再生出力させる際の楽音に関するパラメータを変更可能なパラメータ変更手段と、前記楽音出力手段が再生出力する特定楽音と共に、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータの変更量を特定可能な音である付加音をスピーカから再生出力させる付加音出力手段と、を備え、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータに従って特定楽音が再生出力される、ように構成されている場合を前提としている。
なお、上記課題を解決するためには、上記各構成要素における各手段と同様の手順を各構成要素に実施させるプログラムとすることも考え、このプログラムを実行する構成要素それぞれは、上記各構成と同様の作用、効果を得ることができる。
(1)全体構成
認証システム1は、ユーザを認証するためのシステムであり、図1に示すように、ユーザの所有する端末装置2と、端末装置2のユーザを認証する認証装置4と、端末装置2および認証装置4それぞれと通信可能な管理装置6と、からなる。
この認証システム1では、まず、端末装置2が管理装置6へと登録要求を行うと(a)、管理装置6が、登録要求に伴う識別情報に応じた楽音データを選択、登録した後(b)、この楽音データを端末装置2へと送信すると共に(c)、この楽音データと識別情報とを認証装置4へと送信する(d)。端末装置2は、この楽音データを記憶部23に記憶させる一方(e)、認証装置4は、この楽音データと識別情報とを対応づけて記憶部43に記憶させる(f)。こうして端末装置2と認証装置4との間でユーザ認証の準備が整う。
(2)ユーザ認証の準備までの手順
以下に、端末装置2と認証装置4との間でユーザ認証の準備が整えられるまでの手順を、図3に示す各装置の処理に基づいて説明する。
(2−1)端末装置2による操作受付処理
はじめに、端末装置2の制御部23により実行される操作受付処理の処理手順を説明する。この操作受付処理は、ユーザインタフェース25の操作パネルを介して操作が受け付けられる毎に行われる。
こうして、登録要求が送信された後、管理装置6から楽音データを受信したら、この楽音データが認証用の特定楽音を示すものとして記憶部23に記憶された後(s130)、その旨のメッセージがユーザインタフェース25のモニタに表示された後(s140)、本操作受付処理が終了する。
また、受け付けられた操作が上記以外の操作であると判定された場合(s110:NO、s150:NO)、その操作に対応する処理(その他の処理)が行われた後(s170)、本操作受付処理が終了する。なお、ここで行われる処理の一部が、後述する被認証処理である。
(2−2)管理装置6によるユーザ登録処理
続いて、管理装置6の制御部63により実行されるユーザ登録処理の処理手順を説明する。このユーザ登録処理は、端末装置2から登録要求を受ける毎に行われる。
ここでは、識別情報に応じて、あらかじめ記憶部63に記憶された複数の楽音データの中からランダムに選択するように構成されているが、識別情報からユーザの属性(例えば、性別、年齢、所属など)なども識別できる場合であれば、その属性に合わせた楽音を示す楽音データを選択することとしてもよい。
(3)ユーザの認証を行う手順
以下に、端末装置2と認証装置4との間でユーザの認証を行う手順を、図5に示す各装置の処理に基づいて説明する。
(3−1)端末装置2による被認証処理
はじめに、端末装置2の制御部23により実行される被認証処理の処理手順を説明する。この被認証処理は、ユーザインタフェース25の操作パネルを介して、ユーザ認証を開始する旨の操作が受け付けられる毎に行われる。
次に、操作受付処理(s130)において認証用の特定楽音を示すものとして記憶部23に記憶された楽音データが読み出される(s450)。
上記s460にて特定楽音が再生出力された後、認証装置4からの認証結果が受信されるまで待機状態となり(s470:NO)、認証結果が受信されたら(s470:YES)、その認証結果がユーザインタフェース25のモニタに表示されて(s480)、被認証処理が終了する。
(3−2)認証装置4のユーザ認証処理
続いて、認証装置4の制御部43により実行されるユーザ認証処理の処理手順を説明する。このユーザ認証処理は、認証装置4が起動した以降、繰り返し実行される。
次に、パラメータが整合させられた特定楽音および対象楽音に基づき、特定楽音と対象楽音それぞれとの比較が行われる(s580)。
このs590にて一致する対象楽音が存在していると判定された場合(s590:YES)、端末装置2のユーザが、この対象楽音を示す楽音データに対応する識別情報のユーザとして正しく認識できた旨の認証結果が、端末装置2へと送信される(s610)。
(4)作用,効果
このような構成の認証システム1であれば、端末装置2から再生出力された楽音に付加音が含まれている場合(図5のs530「YES」)、認証装置4は、再生出力された楽音における特定楽音による認証を行うのに先立ち、特定楽音と対象楽音とのパラメータを付加音に基づいて整合させる(同図s560〜s570)。
(5)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
(6)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、 端末装置2が本発明における楽音再生装置であり、図5におけるs460が本発明における楽音出力手段であり、同図s440が本発明における付加音出力手段であり、図3におけるs160が本発明におけるパラメータ変更手段であり、同図s120が本発明における再生側送信手段であり、同図s130が本発明における再生側記憶手段である。
Claims (5)
- 楽音を再生可能な楽音再生装置と、該楽音再生装置のユーザを認証する認証装置と、からなる認証システムであって、
前記楽音再生装置は、
当該楽音再生装置の備える再生側記憶部に記憶された楽音データに基づき、該楽音データで示される特定の楽音(特定楽音)をスピーカから再生出力させる楽音出力手段と、
ユーザの操作を受けて、前記楽音出力手段が特定楽音を再生出力させる際の楽音に関するパラメータを変更可能なパラメータ変更手段と、
前記楽音出力手段が再生出力する特定楽音と共に、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータの変更量を特定可能な音である付加音をスピーカから再生出力させる付加音出力手段と、を備え、
前記楽音出力手段が、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータに従って特定楽音を再生出力させる、ように構成されており、
前記認証装置は、
前記楽音再生装置から再生出力された楽音を入力する楽音入力手段と、
前記楽音入力手段により入力された楽音における特定楽音を、それぞれがユーザと対応づけられた複数の異なる楽音(対象楽音)と比較し、所定のしきい値以上の類似度を示す対象楽音に対応づけられたユーザが、前記特定楽音を再生出力した前記楽音再生装置のユーザであるとして認証を行う楽音認証手段と、
前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、前記特定楽音および前記対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更して両楽音のパラメータを整合させるパラメータ整合手段と、を備え、
前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合に、前記パラメータ整合手段によりパラメータが整合させられた楽音同士が比較されることで、前記楽音認証手段による認証が行われる、ように構成されている
ことを特徴とする認証システム。 - 前記楽音再生装置と、前記認証装置と、管理装置と、からなる認証システムであって、
前記楽音再生装置は、
ユーザの操作を受けて、該ユーザの識別情報を前記管理装置へと送信する再生側送信手段と、
前記再生側送信手段により識別情報が送信された後、該識別情報を受信した前記管理装置から送信されてくる楽音データを、前記特定楽音を示すものとして前記再生側記憶部に記憶させる再生側記憶手段と、を備えており、
前記管理装置は、
前記楽音再生装置から前記識別情報を受信した場合に、該識別情報で識別されるユーザに対応づけるべき特定楽音を、複数種類の楽音の中から選択する楽音選択手段と、
前記楽音再生装置から受信した前記識別情報、および、該識別情報に基づいて前記楽音選択手段が選択した特定楽音を示す楽音データを、前記認証装置へと送信する管理側送信手段と、を備えており、
前記認証装置は、
前記管理装置から前記識別情報および前記楽音データを受信した場合に、これらを対応づけた状態で当該認証装置の備える認証側記憶部に記憶させる認証側記憶手段、を備え、
前記楽音認証手段は、前記楽音入力手段により入力された楽音における特定楽音を、前記認証側記憶部に記憶された楽音データで示される楽音(対象楽音)それぞれと比較して、所定のしきい値以上の類似度を示す対象楽音に対応づけられたユーザが、前記特定楽音を再生出力した前記楽音再生装置のユーザであるとして認証を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記楽音再生装置において、
前記付加音出力手段は、前記楽音出力手段による特定楽音の再生出力に先立って、前記付加音を再生出力させる、ように構成されており、
前記認証装置において、
前記パラメータ整合手段は、前記楽音入力手段により、最初に前記付加音が入力された場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、該付加音の後で入力される前記特定楽音および前記対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更していくことで、両楽音のパラメータを整合させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の認証システム。 - 前記認証装置において、
前記パラメータ整合手段は、前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、前記特定楽音における同一パラメータを変更することで、前記対象楽音のパラメータと整合させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の認証システム。 - 楽音を再生可能な楽音再生装置と共に、認証システムを構成する認証装置であって、
前記楽音再生装置が、当該楽音再生装置の備える再生側記憶部に記憶された楽音データに基づき、該楽音データで示される特定の楽音(特定楽音)をスピーカから再生出力させる楽音出力手段と、ユーザの操作を受けて、前記楽音出力手段が特定楽音を再生出力させる際の楽音に関するパラメータを変更可能なパラメータ変更手段と、前記楽音出力手段が再生出力する特定楽音と共に、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータの変更量を特定可能な音である付加音をスピーカから再生出力させる付加音出力手段と、を備え、前記パラメータ変更手段により変更されたパラメータに従って特定楽音が再生出力される、ように構成されている場合において、
前記楽音再生装置から再生出力された楽音を入力する楽音入力手段と、
前記楽音入力手段により入力された楽音における特定楽音を、それぞれがユーザと対応づけられた複数の異なる楽音(対象楽音)と比較し、所定のしきい値以上の類似度を示す対象楽音に対応づけられたユーザが、前記特定楽音を再生出力した前記楽音再生装置のユーザであるとして認証を行う楽音認証手段と、
前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合に、該付加音で特定されるパラメータの変更量に応じて、前記特定楽音および前記対象楽音の少なくとも一方における同一パラメータを変更して両楽音のパラメータを整合させるパラメータ整合手段と、を備え、
前記楽音入力手段により入力された楽音に前記付加音が含まれている場合、前記パラメータ整合手段によりパラメータが整合させられた楽音同士が比較されることで、前記楽音認証手段による認証が行われる、ように構成されている
ことを特徴とする認証装置。
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