JP5333047B2 - 光書込装置および光書込方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチビームを使用して画像形成する画像形成装置の光書込装置および光書込方法に関する。
電子写真法を使用して画像を形成する画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電荷を、半導体レーザにより露光して静電潜像を形成し、現像剤により現像して画像形成を行っている。従来の半導体レーザは、1つの半導体素子から1本〜4本、多くて8本程度のレーザビームを照射する。近年では、VCSELとして参照される面発光レーザが市販され、実用化されている。これに伴い、近年、VCSELを使用して、高精細、高速画像形成などを行う画像形成装置が提案されている。
VCSELは、1つのチップから40本程度のレーザビームを射出することができる。このため、画像形成装置の潜像形成にVCSELを使用することで、高精細、高速画像形成などが可能になるものと考えられる。VCSELを潜像形成のためのレーザ装置として使用する場合、単に半導体レーザをVCSELに置代えただけで充分な特性の潜像を形成することができるわけではない。例えば、VCSELは、所定の発光領域から面状に多数のレーザビームを発生させる。潜像形成に使用するレーザ装置は、射出するレーザビームの光量を狙いの光量に制御する必要がある。また、VCSELの場合、発光領域内での集積度が高まり、レーザビームの光量を管理することが、高精度の潜像を安定して形成するために必要とされる。
一方、半導体レーザやVCSELなどの光源は、静電気や長期の使用の影響で劣化などの現象が起きる。劣化の症状としては、同じ電流量を印加しても、初期の時よりも点灯光量が小さくなる症状や、印加する電流の増加分に対し、発光量がその増加分に対して比例して増加しないという症状が発生しうる。
また、現状のレーザビームを狙いの光量に制御する技術は、制御対象の半導体レーザやVCSELなどの光源が劣化していないことを前提にしている。このため、劣化している光源を光量制御した場合、制御側は狙いの光量で点灯させているつもりでも、実際の光源の発光量は、劣化の影響を受けて、狙いの光量になっていないことがある。したがって、たとえレーザビームの数を増やしたり、より高精度の光量制御を行っても、光源が劣化した場合には、正確な光量制御が行えなくなる。これにより、高精細の画像を提供できなくなり、最悪の場合、不具合画像を出力することになる。
このような理由から、光源の劣化を検出するための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1では、現在光源に印加している駆動電流と相関する電圧値を測定する装置を備え、現在の電圧値と予め設定された電圧値を比較し、現在の電圧値が予め設定された電圧値を超えた場合、光源の劣化と判断する技術が提案されている。
特許文献1では、製造される画像形成装置全てで共通の電圧値を用いて光源の劣化を判断している。しかし、通常、個々の半導体レーザの発光量が同じであっても、そのときの駆動電流は各半導体レーザ間で異なる。このため、画像形成装置間で検出される光源の劣化レベルは異なる。この結果、ある半導体レーザの劣化レベルが印刷画質に影響を与えない場合であっても、劣化と判断され、印刷を中断する可能性がある。
また、特許文献2では、光源が所定の光量で点灯している時の初期の電流量を記録媒体に記憶し、その後所定光量で点灯させた時の電流量と記録媒体の初期の電流量と比較し、その後の電流量が初期の電流量に対し規定した比率分増加した場合、光源が劣化したと判定する技術が提案されている。この方法では、画像形成装置ごとに個別に初期の駆動電流を測定し、個別に保持することができるので、光源のバラツキの影響を受けることなく光源の劣化を判定できる。
しかしながら、通常、半導体レーザやVCSELなどの光源は、劣化していない状態であっても温度特性を有する。このため、例えば、光源の周囲温度が上がれば、同じ電流量で制御していると、その光量が下がる場合がある。そこで、光源の光量を制御する手段は、光量を目標光量まで上げるために電流量を増加させる。特許文献2の方法では、このようにして増加した電流量の増加分であっても、光源が劣化したことによる増加分と認識する。このため、実際には光源は劣化していない場合であっても、劣化したと判定する可能性がある。
また、上記特許文献1および2の方法では、光源の駆動電流を検出する装置が必要となるが、VCSELなどの数十ビームを持つ光源の場合は、駆動電流を検出する装置もそのビーム数分必要となるため、回路規模が例えば数十倍に増大するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回路規模の拡大を最小限に抑制しつつ、光源の温度変化の影響等による誤判定を回避し、多数のレーザビームの劣化等の状態を効率的に管理することができる光書込装置および光書込方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のレーザビームを射出する光源と、複数の前記レーザビームのそれぞれを、光量を測定するためのモニタビームと、感光体を走査して画像データを作像するための走査ビームとに分離する分離手段と、前記モニタビームの光量を測定して前記モニタビームの光量に応じたモニタ電圧を出力する光電変換手段と、前記光源から前記レーザビームを射出するために複数の前記レーザビームに対して共通に設定される共通電流を補正する補正値の初期値として、複数の前記レーザビームそれぞれに対して予め定められた複数の初期補正値を記憶する記憶手段と、前記モニタ電圧に基づいて前記共通電流を更新し、更新した前記共通電流を前記初期補正値で補正した基準電流を算出する算出手段と、前記モニタ電圧に基づいて前記初期補正値を更新した前記補正値を算出し、算出した前記補正値で前記共通電流を補正した補正電流を求め、前記補正電流に基づいて前記レーザビームの光量を制御する制御手段と、前記補正電流の前記基準電流に対する割合を求め、前記割合が予め定められた閾値より大きいか否かを判定し、前記割合が前記閾値より大きい場合に、前記光源が劣化したと判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記光書込装置で実行される光書込方法である。
本発明によれば、回路規模の拡大を最小限に抑制しつつ、光源の温度変化の影響等による誤判定を回避し、多数のレーザビームの劣化等の状態を効率的に管理することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態の画像形成装置の概略図である。 図2は、第1の実施形態について、光書込装置の平面構成を示す概略図である。 図3は、紙間APCのタイミングの具体例を示す図である。 図4は、レーザビームの進行方向より見た場合の光反射部材を用いたアパーチャミラーを示す図である。 図5は、(a)アパーチャミラーによって整形される前のビームの形状、(b)整形後のビーム断面、(c)アパーチャミラーを通過しないビーム断面の例を示す図である。 図6は、VCSELの駆動回路の詳細なブロック図である。 図7は、ドライバの詳細を示すブロック図である。 図8は、第1の実施形態におけるレーザビームの出力特性示す図である。 図9は、初期化直後の共通電流および補正値の状態の例を示す図である。 図10は、マイクロコントローラのROM領域に格納されるVCSELの制御値の例を示す図である。 図11は、ラインAPC等の補正値がI−L(I−Lカーブ)特性的に与えられる場合の関係を示す図である。 図12は、第1の実施形態におけるAPC制御手順を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態における画像形成処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、第1の実施形態におけるVCSELの初期化処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、第1の実施形態におけるラインAPCの処理手順を示すフローチャートである。 図16は、第1の実施形態における劣化判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図17は、第1の実施形態におけるラインAPCおよび劣化判定処理のタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光書込装置および光書込方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。以下、本発明を、第1または第2の実施形態に沿って説明するが、これらの各実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態における画像形成装置100の構成を示す。画像形成装置100は、半導体レーザ、ポリゴンミラーなどの光学要素を含む光書込装置102と、感光体ドラム、帯電装置、現像装置などを含む像形成部112と、中間転写ベルトなどを含む転写部122を含んで構成される。光書込装置102は、半導体レーザ素子LD(図示せず)などの光源から放出された光ビームを、ポリゴンミラー102cにより偏向させ、fθレンズ102bに入射させている。光ビームは、図示した実施形態ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応した数発生されていて、fθレンズ102bを通過した後、反射ミラー102aで反射される。
WTLレンズ102dは、光ビームを整形した後、反射ミラー102eへと光ビームを偏向させ、露光のために使用される光ビームLとして感光体ドラム104a、106a、108a、110aへと、光ビームを像状照射する。感光体ドラム104a、106a、108a、110aへの光ビームLの照射は、上述したように複数の光学要素を使用して行われるため、主走査方向および副走査方向に関して、光ビームLを照射するタイミングの同期が取られている。なお、以下、主走査方向を、光ビームの走査方向として定義し、副走査方向を、主走査方向に対して直交する方向、多くの画像形成装置100では、感光体ドラム104a、106a、108a、110aの回転する方向として定義する。
感光体ドラム104a、106a、108a、110aは、アルミニウムなどの導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と、電荷輸送層とを含む光導電層を備えている。光導電層は、それぞれ感光体ドラム104a、106a、108a、110aに対応して配設され、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラなどを含んで構成される帯電器104b、106b、108b、110bにより表面電荷が付与される。
各帯電器104b、106b、108b、110bにより感光体ドラム104a、106a、108a、110a上に付与された静電荷は、光ビームLにより像状露光され、静電潜像が形成される。感光体ドラム104a、106a、108a、110a上に形成された静電潜像は、現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレードなどを含む現像器104c、106c、108c、110cにより現像され、現像剤像が形成される。
感光体ドラム104a、106a、108a、110a上に担持された現像剤は、搬送ローラ114a、114b、114cにより矢線Bの方向に移動する中間転写ベルト114上に転写される。中間転写ベルト114は、C、M、Y、Kの現像剤を担持した状態で2次転写部へと搬送される。2次転写部は、2次転写ベルト118と、搬送ローラ118a、118bとを含んで構成される。2次転写ベルト118は、搬送ローラ118a、118bにより矢線Cの方向に搬送される。2次転写部には、給紙カセットなどの受像材収容部128から上質紙、プラスチックシートなどの受像材124が搬送ローラ126により供給される。
2次転写部は、2次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト114上に担持された多色現像剤像を、2次転写ベルト118上に吸着保持された受像材124に転写する。受像材124は、2次転写ベルト118の搬送と共に定着装置120へと供給される。定着装置120は、シリコーンゴム、フッソゴムなどを含む定着ローラなどの定着部材130を含んで構成されていて、受像材124と多色現像剤像とを加圧加熱し、印刷物132として画像形成装置100の外部へと出力する。多色現像剤像を転写した後の中間転写ベルト114は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残現像剤が除去された後、次の像形成プロセスへと供給されている。
なお、各感光体ドラム104a、106a、108a、110aの主走査方向の終点付近には、副走査ずれ検出装置(図示せず)が配設されていて、副走査方向のずれを検出している。
図2は、画像形成装置100の光書込装置102を矢線Aの方向から見た場合の平面構成を示す。光書込装置102は、VCSELの駆動を制御するための制御手段として機能するVCSELコントローラ(以下、GAVDと呼ぶ。)200を含んで構成されている。GAVD200は、特定用途集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)として構成されていて、画像形成装置100の画像形成を制御するメインCPU300からの制御信号を受領して、VCSEL208の駆動制御を行うための指示信号をドライバ206に出力する。また、GAVD200は、メインCPUからの制御信号に応答してVCSEL208に対する工場調整信号、初期化信号、ラインAPC(Auto Power Control)信号、および紙間APC信号などの制御信号をドライバ206に出力する。APCとは、光源を所定の発光量で点灯させるため、その駆動電流を制御することである。また、工場調整信号とは、画像形成装置100を工場から出荷する時点の走査ビームの光量を調整するための制御信号である。また、ラインAPCとは、画像形成装置100が動作中に、レーザビームが主走査方向に走査される毎のタイミングでレーザビームの光量補正を行う制御である。また、紙間APCとは、複数の枚数を連続印刷中の印刷物と印刷物の間(紙間)において、ラインAPCとは異なる手法にてレーザビームの光量補正を行う制御のことである。
具体的には、紙間APCとは、図3に示すように、例えば、中間転写ベルトが搬送方向Bに移動する場合において、用紙Pのためのトナー像を形成するために光ビームLが感光体ドラム104aを走査し、その後次の用紙P’に対する照射がされた場合に、光ビームLが感光体ドラム104aを走査するまでの間であるINTで示した間隔において、GAVD200が出力するレーザビームの光量補正を行う制御のことである。
さらに、光書込装置102は、VCSEL208およびVCSEL208に対して駆動電流を供給するドライバ206を含んで構成されている。ドライバ206は、GAVD200から出力されたラインAPC信号等の各種の制御信号を受領して、VCSEL208の各チャネルに対応する駆動電流でVCSEL208を駆動させ、レーザビームを発生させる。VCSEL208からのレーザビームは、本実施形態では、40チャネルに対応する40本射出されるものとして以下説明を行うが、射出されるレーザビームの数は特に限定はない。
レーザビームは、カップリング光学素子210により平行光とされた後、光を分離する分離手段としてのアパーチャミラー212によりモニタビームと走査ビームとに分離される。アパーチャミラー212は、特許文献3に示されるような一部のビームを通過させ、残りのビームを反射させる光反射部材を用いる。なお、以下の説明において、単にレーザビームと記載した場合は、上述したアパーチャミラー212によりモニタビームと走査ビームとに分離される前の状態のものを指すものとする。
図4に、光反射部材を用いたアパーチャミラー212を、レーザビームの進行方向より見た図を示す。このアパーチャミラー212の形状は、ビームを整形する役割も担っており、図5(a)〜(c)に示すように、図5(a)が略円形の断面のビームとすると、図5(b)は整形後のビーム断面を、図5(c)はアパーチャミラー212を通過しないビーム断面を示している。通常のアパーチャでは捨ててしまう図5(c)のビームを、このアパーチャミラー212では、光反射部212bにより反射し、この反射されるビームをモニタビーム、開口部212aを通過するビームを走査ビーム、とする(以後この光分離形態をアパーチャミラー方式と呼ぶ)。
なお、感光体ドラム104aの走査開始位置には、それぞれフォトダイオード(PD)を含む同期検出装置220aが配置されている。同期検出装置220aは、走査ビームを検出し、ラインAPC(第1光量補正)を含む各種制御についてのタイミングを与える同期信号を発行する。
アパーチャミラー212で分離された他方のレーザビームは、モニタビームとして利用される。モニタビームは、全反射ミラー214により第2集光レンズ216へと反射され、第2集光レンズ216を経てフォトダイオードなど光電変換素子218に照射される。光電変換素子218は、モニタビームの光量に対応したモニタ電圧Vpdを発生させる。発生したモニタ電圧Vpdは、電圧変換部202に入力され、演算処理を実行する駆動電流制御部204へと送られる。駆動電流制御部204は、モニタビームの光量に対応したモニタ電圧Vpdの値から計算された、例えば8ビットのVCSEL制御値をGAVD200に出力する。GAVD200は、ドライバ206による駆動電流の制御のために生成されたVCSEL制御値を、ドライバ206へと送っている。なお、電圧変換部202および駆動電流制御部204は、別モジュールとして構成することもできる。また、電圧変換部202および駆動電流制御部204が一体として構成され、後述する各種処理のために使用する各種制御値を格納するROM、RAMなどを備えるマイクロコントローラとして構成してもよい。
図6は、図2で説明したVCSEL208の駆動回路の詳細なブロック図を示す。GAVD200は、メインCPU300からの制御信号を受領して、VCSEL208の工場設定、初期化動作、および同期検出装置220の動作時制御を開始する。一方、図6では、図2に示す電圧変換部202は、A/D変換部304として構成され、また、図2に示す駆動電流制御部204は、演算部306として構成されている。これらの電圧変換部202および駆動電流制御部204は、演算部306(駆動電流制御部204)が使用する各種制御値などを格納するメモリ308を含むマイクロコントローラ302として実装される。メモリ308は、ROM領域とRAM領域とを含んで構成される。ROM領域は、画像形成装置100を工場から出荷する際に設定された、走査ビームやモニタビームの光量を制御するための各種のデータである工場設定データなどを格納する。RAM領域は、走査ビームやモニタビームの光量の制御を行うために必要な値を格納するレジスタメモリなどとしても利用される。
図6に戻り、マイクロコントローラ302は、GAVD200からの指令に対応して、工場設定データと、モニタビームの光量とを使用して初期化動作を実行し、その値を、RAM領域の一部に格納する。その後、マイクロコントローラ302は、GAVD200からの指令に応答して、動作時制御のための値を計算する。またマイクロコントローラ302は、メモリ308のRAM領域に格納されたVCSEL208を制御するための各種のデータを更新して、VCSEL208から射出されたレーザビームの光量の制御や画像形成装置の発熱等に伴う環境変動が生じた場合に、VCSEL208から射出されたレーザビームの光量の制御を実行する。
マイクロコントローラ302から送られたVCSEL制御値は、GAVD200に送られる。VCSEL制御値には、共通電流を表すデジタル値SW_Dと、チャネル共通のバイアス電流を表すデジタル値BI_Dと、チャネルごとに設定された補正値を表すデジタル値DEV_D_ch(chはチャネル番号)とが含まれる。そして、GAVD200は、VCSEL制御値を、各チャネルに対応する光源を点灯させるための点灯信号(図6ではch点灯信号)と共にドライバ206に出力する。ドライバ206は、入力されたVCSEL制御値に含まれる各デジタル値から算出される電流値をPWM変換して駆動電流を設定し、ch点灯信号により指定されたチャネルへと当該駆動電流レベルの電流を供給し、VCSEL208の該当するチャネルのレーザビームの光量にフィードバックする。
ドライバ206は、半導体レーザ素子LDごとにチャネルが割り当てられている。ドライバ206は、当該チャネルごとに、バイアス電流Ibi、共通電流Isw、および補正値Dev_chを使用して、VCSEL208に対してPWM制御を行う。chはVCSEL208のレーザビームの各チャネルを表しており、本実施形態ではch=1〜40の値を取るものとする。
図7はこのドライバ206の詳細を示すブロック図である。図7において、ドライバ206は、補正値設定部206a、バイアス電流設定部206b、LD電流供給部206c、および共通電流供給部206dから基本的に構成されている。補正値設定部206a、およびLD電流供給部206cは各半導体レーザ素子LDにそれぞれ設けられている。各補正値設定部206aには共通電流供給部206dから共通電流Iswが供給される。LD電流供給部206cは、補正値設定部206a、バイアス電流設定部206bでそれぞれ設定された電流値を加算して半導体レーザ素子LDに供給する。前述のように半導体レーザ素子LDは40チャネル設けられていることから、図7では、1chから40chまで各符号に添え字を付けて、チャネルごとの補正値設定部206a、およびLD電流供給部206cを区別している。
共通電流供給部206dは、GAVD200から入力された共通電流を表すデジタル値SW_Dに応じた共通電流Iswを供給する。共通電流供給部206dは、例えば、8ビットで指定されるデジタル値SW_D[7:0]に対応して、0〜5mAの間の共通電流Iswを出力するデジタルアナログ変換器により構成できる。
補正値設定部206aは、GAVD200から入力されたチャネルごとに設定された補正値を表すデジタル値DEV_D_chに応じて、供給される共通電流をチャネル毎に補正するための補正値であるDev_chを設定する。補正値設定部206aは、例えば、8ビットで指定されるデジタル値DEV_D_ch[7:0]に対応して、共通電流Iswを補正する補正値として、68%〜132%の間の補正値Dev_chを出力するDACにより構成できる。また、補正値設定部206aは、共通電流Iswに補正値Dev_chを乗じて補正した補正電流(Isw×Dev_ch)を出力する。なお、以下では共通電流を補正値で補正した補正電流を駆動電流ともいう。
バイアス電流設定部206bは、各チャネル共通のバイアス電流Ibiを設定する。バイアス電流設定部206bは、例えば、8ビットで指定されるデジタル値BI_D[7:0]に対応して、0〜5mAの間のバイアス電流Ibiを出力するDACにより構成できる。
このような各部を備えたドライバ206では、例えば各チャネルの半導体レーザ素子LDch(chは1〜40の整数)では、Isw×Dev_ch+Ibiの駆動電流が供給できる。
図8は、本実施形態でのレーザビームの出力特性(以下、I−L特性と呼ぶ。)400を示す図である。また、VCSEL208は、40chの半導体レーザ素子LDから構成されているものとして説明する。半導体レーザ素子LDは、それぞれ、素子特性に対応して、出力L−駆動電流レベルIが相違する。このため、各半導体レーザ素子LDに対して同一のレーザビーム光量を与えるため、駆動電流Iηは、初期設定時であっても値ΔIで示される分だけ相違することになる。また、図8の縦軸を、感光体上の走査ビームの光量とすると、VCSEL208は、各chでビーム広がり角の大きさが異るため、チャネル間でアパーチャミラー212のビーム透過率に大小が生じ、例えVCSEL208から射出された直後の光量は同じでも、感光体に届く光量は違ってくる。そのため、感光体上で各チャネルの半導体レーザ素子LDから射出された光量を同じにするには、上記チャネル間の素子特性の差異と、感光体までの光の透過率の差異を調整する必要がある。
本実施形態では、その差異を吸収するために、上記図7に示したドライバ206により対応する。感光体上の走査ビームを同じにするために、各チャネルに適応した異なる電流値を設定するには、図9に示すように、全チャネルの駆動電流IηのバラツキΔIの中央に、全チャネル共通の電流Iswを設定し、この共通電流Iswに対し、各チャネル個別の補正値Dev_chを掛けた電流をチャネルごとに流すことにより、その差異を吸収する。
図10は、マイクロコントローラ302の構成の一部であるメモリ308のROM領域に格納される、VCSEL208の制御値の例を示す図である。図10に示すように、VCSEL208の制御値は、半導体レーザ素子LDに割り当てられたチャネルごとに登録された各種制御値を表している。メモリ308のROM領域には、設定光量発光時のモニタ電圧Vpdと、初期化共通電流Isw(Isw(0))と、補正値の初期値Dev_ch(0)(以下、初期補正値Dev_ch(0)という。)と、が制御値として記憶される。
設定光量発光時のモニタ電圧Vpdとは、工場出荷時に測定された、VCSEL200の各チャネルが設定光量で発光した時の光電変換素子218のモニタ電圧をA/D変換部304でデジタル値に変換したものである。初期化共通電流Isw(0)および初期補正値Dev_ch(0)は、それぞれ各半導体レーザ素子LDに設定光量を与えるための工場設定時に得られた電流値および電流値を補正するための補正値である。これらの値から、初期化光量制御時のモニタビームの光量を与えるための電流が算出される。なお、「(0)」は、工場出荷時に設定された値であることを表すための記号である。
一方、メモリ308のRAM領域には、画像形成装置100が画像形成動作を実行している時に得られる各チャネルの半導体レーザ素子LDが設定光量を得るための補正値Dev_ch(n)(Dev_1(n)〜Dev_40(n))、および共通電流Isw(n)が登録される。
なお、「(n)」は、工場出荷後、画像形成動作を実行時に算出された値であることを表すための記号である。すなわち、nは、1以上の整数であり、ラインAPC、および紙間APCにより与えられる補正値を計算する処理を説明するために用いるものであって、特定の回数を登録するために使用するものではない。
上述した関係は、補正値Dev_ch(n)が、I−L特性的に、図11で与えられる関係にある場合に適用されるものである。図11で示すように、設定光量が出力されていれば、図2に示した光電変換素子218のモニタ電圧は、Vpd_ch(0)となる。ここで、ラインAPC制御時に光電変換素子218のモニタ電圧が、Vpd_ch(n)であることが検出されると、レーザビームの光量が低下しているものと判断され、予め各素子特性で設定された、補正値であるDev_ch(n)を計算し、GAVD200に通知する。Dev_ch(n)の値を通知されたGAVD200は、チャネル番号とそのチャネル番号の補正値Dev_ch(n)とをドライバ206に送付する。
ドライバ206は、GAVD200から受領したチャネル番号およびチャネル番号毎の補正値を表すデジタル値DEV_D_chの値を使用してPWM信号を生成させ、チャネル番号で指定される半導体レーザ素子LDに駆動電流を供給する。
また、図11に示す共通電流を補正値により補正した値であるIsw(n)×Dev_ch(n)も、VCSEL208の周囲温度の変化や劣化により、その値を増減させるため、固定値のままでは、補正値Dev_ch(n)の補正範囲を超えることがある。そこで、VCSEL初期化動作時およびラインAPC実行時に補正値Dev_ch(n)の値をマイクロコントローラ302が計算し、GAVD200に通知する。その際、補正値Dev_ch(n)が補正範囲を超える場合には、紙間APC実行時に、共通電流Isw(n)の値をマイクロコントローラ302が変更し、GAVD200に通知する。共通電流Isw(n)の値を通知されたGAVD200は、共通電流Isw(n)の値をドライバ206に送付する。なお、本実施形態では、GAVD200より送信される共通電流Isw(n)の値は、8ビットの分解能で設定されるデジタル値SW_Dであり、共通電流Isw(n)を、例えば0〜5mAの範囲で可変としている。
以下、本実施形態での光量制御(APC)と光源劣化検知法について説明する。
(1)工場設定
工場出荷時において、VCSEL208の各チャネルが、感光体ドラム面上に設定光量で走査ビームを照射している場合のモニタビームの光電変換素子218によるモニタ電圧の値を、マイクロコントローラ302がメモリ308のROM領域に記録する。このときの測定では、感光体ドラム面に相当する位置に光センサ(不図示)を配置し、モニタ電圧の値と感光体ドラム面上での走査ビーム光量との相関性を示すデータを取得する。光センサは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ。)に接続されている。また、PCは、GAVD200を制御しており、PCからGAVD200を介して演算部306に、工場調整信号が送られる。
マイクロコントローラ302は、GAVD200に対して、最初に工場調整を行うチャネル(ch1とする。)の動作イネーブル信号をONさせるON信号を出力する。GAVD200は、受け取ったON信号をドライバ206に出力し、ドライバ206は、ON信号を受け取ると、その後、共通電流Iswを徐々に上げていく。光センサは、ch1のモニタビームの光量が設定光量に達したことを検出すると、PCに通知する。当該通知を受領したPCは、GAVD200に対してch1のモニタビームの光量が設定光量に達した旨を通知する。そして、GAVD200は、マイクロコントローラ302に、ch1のモニタビームの光量が設定光量に達したことを通知する。マイクロコントローラ302は、当該通知を受け取ると、その時点における光電変換素子218の出力電圧であるモニタ電圧Vpd_1(0)をメモリ308のROM領域に記録する。上述した処理を、40ch記録するまで繰り返す。
また、この時点で、先ほどROM領域に書込んだモニタ電圧Vpd_1(0)〜Vpd_40(0)を元にAPCを1回実行する。図12は、APC制御手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS1001では、マイクロコントローラ302は、APCを実行するVCSEL208のチャネル番号(例えば、ch1)と、工場設定として初期設定されているメモリ308内のROM領域に記録されたIsw(0)を、GAVD200を介して、ドライバ206に送信する。
次いで、GAVD200は、ステップS1002で同期検出装置220からの同期検知信号(以下、DETP信号と呼ぶ。)に同期してch1を、工場設定のために予め定められた共通の駆動電流Iswで一定時間点灯させる。一定時間点灯している期間内に、マイクロコントローラ302は、A/D変換部304によりモニタ電圧Vpd_1(1)を取得する。その後、ステップS1003で、マイクロコントローラ302は、取得したモニタ電圧Vpd_1(1)と、ROM領域に記録され初期値として使用される設定光量出力時の光電変換素子218の出力値Vpd_1(0)とから、ch1の補正値であるDev_1(1)=Vpd_1(0)/Vpd_1を計算する。
ステップS1004では、マイクロコントローラ302は、すべてのチャネルについて処理が終了したか否かを判断し、すべてのチャネルについて終了していない場合(ステップS1004:No)、DETP信号に同期して、未処理のチャネル(ch2、ch3、・・・、ch40)について処理を繰り返す(ステップS1001)。
すべてのチャネルについて処理が終了した場合(ステップS1004:Yes)、マイクロコントローラ302は、ステップS1005で、共通電流Iswを再計算する(ステップS1005)。具体的には、マイクロコントローラ302は、すべてのチャネルに対して、共通電流Iswと計算した補正値Dev_chとの積である駆動電流Isw×Dev_chを計算する。そして、マイクロコントローラ302は、駆動電流Isw×Dev_chの平均値、または、駆動電流Isw×Dev_chの最大値と最小値との平均値を算出し、算出した値で共通電流Iswを更新する。
次に、マイクロコントローラ302は、ステップS1001からステップS1003と同様の手順で、補正値Dev_chを求める(ステップS1006〜ステップS1009)。そして、工場調整時には、再計算した共通電流Iswおよび算出した補正値Dev_chを、Isw(0)、Dev_ch(0)として、メモリ308のROM領域に書き込む(ステップS1010)。このように、共通電流および初期補正値を、チャネルごとにメモリ308のROM領域に記録させることによって、画像形成装置100の工場出荷時における設定が完了する。
(2)画像処理装置での光量制御
画像形成装置100は、感光体ドラムが組み込まれ、ユーザにより使用される場合、画像形成装置100の起動時または動作開始時にVCSEL208の光量制御が実行される。図13は、画像形成装置100が実行する画像形成処理の処理手順を示すフローチャートである。画像形成装置100は、通常、B5、A4、B4、A3などの規格とされたサイズの上質紙やプラスチックフィルムに画像形成を行う。以下に説明する手順では、予めユーザにより画像形成装置100の電源がONされているか、またはオートモードでユーザからの画像形成指令を受け付けて画像形成が開始可能な状態になっているものとする。
最初に、ステップS1101でVCSEL208の初期化が実行され、初期化処理終了後、ステップS1102で劣化判定の基準とする基準電流(以下、劣化基準電流という)の設定が実行され、ステップS1103でラインAPCが実行され、ステップS1104で劣化の判定が行われる。次に、紙間であるか否かが判定され(ステップS1105)、紙間でない場合は(ステップS1105:No)、次のラインAPCが繰り返し実行される(ステップS1103)。紙間の場合は(ステップS1105:Yes)、ステップS1106で紙間APCが実行される。その後、ステップS1107で、作像が終了したか否かが判定される。作像が終了していない場合(ステップS1107:No)、ステップS1103に戻り、ラインAPC、劣化の判定、および紙間APCが繰り返し実行される。作像が終了した場合(ステップS1107:Yes)、画像形成処理が終了する。
(2−1)VCSELの初期化動作
続いて、図13に示したステップS1101で行われるVCSELの初期化処理について、図14を用いて具体的に説明する。以下に説明する手順では、メインCPU300からGAVD200へと、初期化信号が送られ、さらに、GAVD200からマイクロコントローラ302に初期化信号が通知され、VCSELの初期化処理が開始可能な状態になっているものとする。図14の初期化処理のフローチャートは、工場出荷時のAPC制御手順を示す図12とほぼ同様であり、ステップS1202およびステップS1210が図12のステップS1002およびステップS1010と異なる。
ステップS1202では、工場調整時にメモリ308のROM領域に書込んだIsw(0)を用いる点がステップS1002と異なる。また、ステップS1210では、再計算した共通電流Iswおよび算出した補正値Dev_chを、Isw(1)、Dev_ch(1)として、メモリ308のRAM領域に書き込む点が、ステップS1010と異なる。
なお、初期化処理が終了すると、ポリゴンミラー102cを回転させ、同期検知装置220の数mm手前でVCSEL208の所定のチャネルを点灯させることにより、画像の書出し位置を決める同期信号がGAVD200に入力される。
(2−2)VCSEL劣化基準電流の設定
続いて、図13に示したステップS1102で行われる劣化基準電流の設定手順について説明する。劣化基準電流は、チャネルごとに設定される。マイクロコントローラ302は、メモリ308のROM領域に記録されている初期補正値Dev_ch(0)と、初期化時に求めた共通電流Isw(1)との積であるIsw(1)×Dev_ch(0)により劣化基準電流を算出する(算出手段)。マイクロコントローラ302は、計算した劣化基準電流をメモリ308のRAM領域に記録する(記憶制御手段)。
上述の特許文献2の方法は、工場調整時のIsw(0)を用いてIsw(0)×Dev_ch(0)によりVCSEL劣化検知の基準電流を計算することに相当する。これに対し、本実施形態では、装置立上げ時の共通電流Isw(1)を使用する。VCSEL208やその他半導体レーザは、発光量と駆動電流との関係に温度特性を有し、光源の周囲温度が変われば、劣化でなくとも同じ光量で制御している時の電流量は異なってくるためである。
すなわち、例えば工場調整時の周囲温度が20℃であり、その時所定の光量になるようAPC制御した時の電流量と、出荷先の温度が30℃であり、電源立上げ時の所定の光量になるようAPC制御した時の電流量とでは、温度差による温度特性の分、値が異なることになる。したがって、特許文献2のように、工場調整時の電流値を記憶し、その値を出荷先での光源劣化の基準量とする方法では、工場と出荷先との温度差による電流量の差を、光源劣化と誤検知する可能性がある。
それに対し、本実施形態では、出荷先での電源立上げ時の電流量を基準とする。このため、工場出荷時と出荷先での装置立上げ時の温度特性による電流変動分は吸収され、その後の光源劣化による駆動電流の増加分を正しく検知することができる。
(2−3)ラインAPC
画像形成装置100は、初期化動作によって決定された補正値Dev_chを用いて、画像形成動作を開始する。また、画像形成装置100は、コピー動作の期間中、ラインAPCを使用して、環境変動に伴うレーザビーム光量を制御して画像形成を実行する。なお、初期化動作以降のDev_chの計算、およびレーザビーム光量制御を、以下、ラインAPCと呼ぶ。
図15は、ラインAPCの全体の流れを示すフローチャートである。ラインAPCは、初期化処理の終了後、主走査ラインの1走査ごとにDETP信号に同期して行われる。GAVD200は、同期検知装置220からDETP信号を受け取ると、マイクロコントローラ302へラインAPC信号を送信する。マイクロコントローラ302は、ラインAPC信号を受信すると、指定したチャネルの補正値Dev_chを更新する。
補正値Dev_chの更新方法は、基本的に初期化処理時とほぼ同じである。すなわち、マイクロコントローラ302は、まずステップS1301で、ラインAPCを行うVCSEL208のチャネル番号(例えば、ch1)をGAVD200に送信する。
次いで、GAVD200が、ステップS1302で、ch1を共通の駆動電流Isw(n)で一定時間点灯させる。一定時間点灯している期間内に、マイクロコントローラ302は、A/D変換部304によりモニタ電圧Vpd_1(n)を取得する。その後、ステップS1303で、マイクロコントローラ302は、取得したモニタ電圧Vpd_1(n)と、ROM領域に記録され初期値として使用される設定光量出力時の光電変換素子218の出力値Vpd_1(0)とから、ch1の補正値であるDev_1(n)をVpd_1(0)/Vpd_1(n)により計算し、ch1の補正値Dev_chを更新する。
この1回の同期信号(DETP信号)のサイクルで1チャネルのラインAPCが完了する。その後、ステップS1304で、マイクロコントローラ302が、紙間のタイミングであるか否かを判断する。紙間でなければ(ステップS1304:No)、つぎのチャネルのラインAPCを行う(ステップS1301〜ステップS1303)。紙間であれば(ステップS1304:Yes)、紙間APCの処理を行う(ステップS1305)。紙間APCについては後述する。
(2−4)光源の劣化判定
次に、図13に示したステップS1104の劣化判定処理について、図16を用いて具体的に説明する。劣化判定処理では、ステップS1102で設定された劣化基準電流とステップS1103のラインAPCの結果とから、光源の劣化を判定する。
まず、ステップS1401で、マイクロコントローラ302が、ラインAPCを行ったチャネルの駆動電流Isw(n)×Dev_ch(n)を求める。つぎにステップS1402で、マイクロコントローラ302が、初期化動作後に求めた劣化基準電流Isw(1)×Dev_ch(0)に予め定められた劣化係数ηを掛けたη×Isw(1)×Dev_ch(0)の値を算出する。劣化係数ηは、一般的には1.2程度の値を設定する。そして、ステップS1403にて、マイクロコントローラ302が、駆動電流の劣化基準電流に対する割合を算出し、割合が閾値(劣化係数)より大きいか否かを判定することにより、光源が劣化したか否かを判定する(判定手段)。具体的には、マイクロコントローラ302は、駆動電流Isw(n)×Dev_ch(n)が、劣化基準電流と劣化係数との積であるη×Isw(1)×Dev_ch(0)より大きいか否かを判断する。そして、駆動電流が劣化基準電流と劣化係数との積より大きい場合(ステップS1403:Yes)、マイクロコントローラ302は、光源が劣化したと判断し、劣化検出時処理が実行される(ステップS1404)。劣化検出時処理は、マイクロコントローラ302が、GAVD200に劣化検知信号を送信することにより開始される。そして、メインCPU300が、GAVD200に劣化検知信号が入力されたことを検知し、装置の強制停止、走査画面に印刷中断を表示するなどの劣化検出時処理を実行する。なお、同図および図13には示していないが、劣化検出時処理の後は、画像形成処理は終了する。
劣化が検知されなかった場合、すなわち、駆動電流が劣化基準電流と劣化係数との積以下である場合は(ステップS1403:No)、ラインAPCおよび紙間APCが続行される(図13のステップS1103、ステップS1106)。
図17は、GAVD200およびマイクロコントローラ302により実行されるラインAPCおよび劣化判定処理のタイミングチャートである。なお、図17のタイミングチャートは、連続的なラインAPCの制御を説明するために、前回のラインAPCのチャネル40測定終了時点から開始している。図17に示すように、GAVD200が、同期検出装置220からの同期信号DETP_Nを受領すると、GAVD200は、画像データを感光体ドラム104a、106a、108a、110aへ書込むためのゲートlgateを設定する。その後、GAVD200は、lgateをネゲートした画像データ領域外でPWMON信号を発行し、図示した実施形態では、チャネル1の半導体レーザ素子LDをIsw(n)で駆動させ、モニタビームを発生させる。
マイクロコントローラ302は、Vpd_1(n)を取得し、Dev_1(n)を計算する。Dev_1(n)の計算が終了すると、シリアル通信を使用してGAVD200に対し、Dev_1(n)を送信し、その値をドライバ206に確定する。また、上記した光源劣化判定により、劣化が検知された場合は、レーザ素子がエラーであることを通知する信号LDERRをマイクロコントローラ302が発行する。
そして、GAVD200は、つぎにch2を指定して、Dev_2(n)を算出する。以後、印刷動作が終了するまで、ch3、ch4、・・・、ch40、ch1の順で処理を繰り返す。
(2−5)紙間APC
次に、図13に示したステップS1106の紙間APCについて説明する。ラインAPCを実行している間、光源の劣化の度合いやVCSEL初期化後の温度変動により、Devの可変範囲ではレーザビーム光量が補正できない場合も想定される。この場合、Iswの値を修正することにより対応せざるを得ないことになる。しかし、画像形成中にレーザビーム光量の大きな修正を行うと、画像欠陥が発生してしまう。このため、画像形成装置100は、紙間タイミングとなったことに対応して、共通電流Isw(n)の修正、および補正値Dev_ch(n)の更新を実行する。
更新する共通電流Isw(n)の値は、現在の共通電流Isw(n−1)と、現在の補正値Dev_ch(n−1)の最大値および最小値とを使用して計算される。共通電流Isw(n)の計算は、工場出荷時やVCSEL初期化時と同じように、すべてのチャネル(40ch)の駆動電流Isw×Dev_chの平均値、または、すべてのチャネルの駆動電流Isw×Dev_chの最大値および最小値の平均値で算出する。共通電流Iswを、(1)すべてのチャネルの駆動電流の平均値で求めるか、(2)最大値と最小値の平均値で求めるかでは、以下のような違いがある。
(1)の方法では、例えば40chの内、1チャネルだけ劣化した場合、算出される平均値はそれほど変化しない。その代わり、劣化したチャネルの補正値Dev_chが大きく変化することになるので、光源の劣化検知は、そのチャネルを劣化判定している時に発生することになる。
(2)の方法では、同じく40chの内、1チャネルだけ劣化し、そのチャネルの駆動電流が全チャネル中の最大値になった場合、算出される平均値が大きく変化する。このため、更新する共通電流Iswは大きく変化することになる。そうなると、全体的に各チャネルの補正値Dev_chが大きく変化することになるので、光源の劣化検知は、実際に劣化したチャネル以外を劣化判定している時に発生することになる。
使用するVCSELの特性や、画像形成装置100の仕様により、上記(1)または(2)のうちいずれか最適な方法を選べばよい。
以上が通常の画像印刷中に共通電流を更新する動作である。一方、VCSEL初期化後にも印刷が連続して続いた場合や、長い時間待機状態になった場合は、劣化基準電流を設定した時から光源の近傍の温度が変化する場合がある。この場合、温度変化分の駆動電流の変化が生じ、その変化分が劣化量として換算されるおそれがある。
そこで、VCSEL初期化後より、所定印刷枚数、または所定時間に到達したら、現在の共通電流Isw(n)を用いて、新しい劣化基準電流Isw(n)×Dev_ch(0)を算出するように構成してもよい。これにより、VCSEL初期化後の温度変化分による電流変化分を吸収し、劣化による電流変化分を正確に判定することができる。
また、光書込装置102内に配置された温度センサ224により、VCSEL初期化後から、ある一定以上の温度変化量が確認されたときに劣化基準電流を現在の共通電流Isw(n)を用いて更新するように構成してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、VCSELの初期化処理の後、所定の印刷枚数の画像形成、所定時間の経過、または所定量の温度変化があった場合に、劣化基準電流を現在の共通電流Isw(n)を用いて更新していた。この方法では、劣化基準更新されるまでの時間間隔が大きくなるため、温度変化による駆動電流変化分が、VCSEL208の劣化として検出される可能性がある。
そこで、第2の実施形態では、劣化基準電流の更新タイミングを紙間APC時とする。すなわち、紙間APC時に共通電流Isw(n)を更新したら、同時に劣化基準電流を更新した共通電流Isw(n)を用いて更新する。これにより、VCSEL初期化処理後、1枚の紙媒体(出力媒体)の印刷処理が実行されるごとに、劣化基準電流を更新できる。このように、ほぼリアルタイム(1枚印刷毎)で温度変化による駆動電流の変化分を吸収することにより、第1の実施形態と比較して、より正確にVCSELの劣化判定を行うことができる。
なお、第1の実施形態では、VCSELの初期化処理(図13のステップS1101)の後に、劣化基準電流Isw(1)×Dev_ch(0)を設定し(ステップS1102)、以降の作像動作(ステップS1103〜ステップS1107)では、ステップS1102で設定した劣化基準電流を用いて劣化を判定していた。すなわち、第1の実施形態では、劣化基準電流と劣化係数との積であるη×Isw(1)×Dev_ch(0)と、現在の駆動電流Isw(n)×Dev_ch(n)との大小関係により劣化を判定していた。
一方、第2の実施形態では、紙間APC(図13ではステップS1106)を実行するごとに劣化基準電流をIsw(n)×Dev_ch(0)に更新する。すなわち、第2の実施形態では、劣化基準電流はIsw(n)×Dev_ch(0)であり、共通電流Isw(n)の部分が、劣化基準電流と現在の駆動電流とで共通となる。したがって、第2の実施形態では、駆動電流の補正値のみを用いて劣化を判定してもよい。すなわち、劣化基準補正値η×Dev_ch(0)と、現在の補正値Dev_ch(n)とで劣化を判定してもよい。
例えば、マイクロコントローラ302は、駆動電流の現在の補正値Dev_ch(n)が、初期補正値Dev_ch(0)と劣化係数との積であるη×Dev_ch(0)より大きいか否かを判断する。そして、現在の補正値が初期補正値と劣化係数との積より大きい場合、マイクロコントローラ302は、光源が劣化したと判断する。
以上説明したように、第1または第2の実施形態における画像形成装置100は、VCSEL208の光量補正を、VCSEL208による多数のレーザビームが射出されることを効果的に利用して行うことを可能とする。また、劣化判定の基準に用いる値として、各画像形成装置に共通の固定値ではなく、装置起動後に動的に算出した値を用いることができる。すなわち、回路規模の拡大を最小限に抑制しつつ、温度変化の影響等による誤判定を回避し、多数のレーザビームの劣化等の状態を効率的に管理することが可能となる。
これまで本発明を、第1または第2の実施形態をもって説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100 画像形成装置
102 光書込装置
102a 102e 反射ミラー
102b fθレンズ
102c ポリゴンミラー
104a 106a 108a 110a 感光体ドラム
104b 106b 108b 110b 帯電器
104c 106c 108c 110c 現像器
112 像形成部
114 中間転写ベルト
114a 114b 114c 搬送ローラ
118 2次転写ベルト
120 定着装置
122 転写部
124 受像材
130 定着部材
132 印刷物
140 トナー濃度センサ
150 トナーパターン
200 VCSELコントローラ(GAVD)
202 電圧変換部
204 駆動電流制御部
206 ドライバ
208 VCSEL
210 カップリング光学素子
212 アパーチャミラー
214 全反射ミラー
216 第2集光レンズ
218 光電変換素子
226 光束分割プリズム
220 同期検出装置
300 メインCPU
302 マイクロコントローラ
304 A/D変換部
306 演算部
308 メモリ
400 出力特性(I−L特性)
特開2002−141605号公報 特開平10−083102号公報 特開2007−298563号公報

Claims (11)

  1. 複数のレーザビームを射出する光源と、
    複数の前記レーザビームのそれぞれを、光量を測定するためのモニタビームと、感光体を走査して画像データを作像するための走査ビームとに分離する分離手段と、
    前記モニタビームの光量を測定して前記モニタビームの光量に応じたモニタ電圧を出力する光電変換手段と、
    前記光源から前記レーザビームを射出するために複数の前記レーザビームに対して共通に設定される共通電流を補正する補正値の初期値として、複数の前記レーザビームそれぞれに対して予め定められた複数の初期補正値を記憶する記憶手段と、
    前記モニタ電圧に基づいて前記共通電流を更新し、更新した前記共通電流を前記初期補正値で補正した基準電流を算出する算出手段と、
    前記モニタ電圧に基づいて前記初期補正値を更新した前記補正値を算出し、算出した前記補正値で前記共通電流を補正した補正電流を求め、前記補正電流に基づいて前記レーザビームの光量を制御する制御手段と、
    前記補正電流の前記基準電流に対する割合を求め、前記割合が予め定められた閾値より大きいか否かを判定し、前記割合が前記閾値より大きい場合に、前記光源が劣化したと判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする光書込装置。
  2. 前記算出手段は、作像開始前に出力された前記モニタ電圧に基づいて前記共通電流を更新し、更新した前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  3. 前記制御手段は、さらに、複数の前記レーザビームそれぞれに対して求められた前記補正電流の平均値で前記共通電流を更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  4. 前記制御手段は、さらに、複数の前記レーザビームそれぞれに対して求められた前記補正電流の最大値および最小値を求め、前記最大値と前記最小値との平均値で前記共通電流を更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  5. 前記算出手段は、さらに、前記画像データを作像した件数が予め定められた規定件数に達するごとに、更新された前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光書込装置。
  6. 前記算出手段は、さらに、前記基準電流を算出してからの経過時間が予め定められた規定期間に達するごとに、更新された前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光書込装置。
  7. 前記光源近傍の温度を測定するセンサをさらに備え、
    前記算出手段は、さらに、前記基準電流を算出したときの前記温度に対する前記温度の変化量が予め定められた規定温度に達するごとに、更新された前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光書込装置。
  8. 前記算出手段は、さらに、前記走査ビームが出力媒体のための前記感光体への走査を終了し、次の出力媒体のための前記感光体への走査を開始するまでの間に、更新された前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光書込装置。
  9. 前記判定手段は、前記制御手段により更新された前記補正値の前記初期補正値に対する割合を、前記補正電流の前記基準電流に対する割合として求め、求めた前記割合が前記閾値より大きい場合に、前記光源が劣化したと判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の光書込装置。
  10. 複数のレーザビームを射出する光源を備える光書込装置で実行される光書込方法であって、
    分離手段が、複数の前記レーザビームのそれぞれを、光量を測定するためのモニタビームと、感光体を走査して画像データを作像するための走査ビームとに分離する分離ステップと、
    光電変換手段が、前記モニタビームの光量を測定して前記モニタビームの光量に応じたモニタ電圧を出力する光電変換ステップと、
    記憶制御手段が、前記光源から前記レーザビームを射出するために複数の前記レーザビームに対して共通に設定される共通電流を補正する補正値の初期値として、複数の前記レーザビームそれぞれに対して予め定められた複数の初期補正値を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    算出手段が、前記モニタ電圧に基づいて前記共通電流を更新し、更新した前記共通電流を前記初期補正値で補正した基準電流を算出する算出ステップと、
    制御手段が、前記モニタ電圧に基づいて前記初期補正値を更新した前記補正値を算出し、算出した前記補正値で前記共通電流を補正した補正電流を求め、前記補正電流に基づいて前記レーザビームの光量を制御する制御ステップと、
    判定手段が、前記補正電流の前記基準電流に対する割合を求め、前記割合が予め定められた閾値より大きいか否かを判定し、前記割合が前記閾値より大きい場合に、前記光源が劣化したと判定する判定ステップと、
    を含むことを特徴とする光書込方法。
  11. 前記算出ステップは、作像開始前に出力された前記モニタ電圧に基づいて前記共通電流を更新し、更新した前記共通電流を前記初期補正値で補正した前記基準電流を算出する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の光書込方法。
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