JP2013222037A - 画像形成装置及びテスト画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチビーム走査方式の画像形成装置において、特性の異なるレーザ光源を特定可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム表面の潜像が形成可能な領域を主走査方向及び副走査方向に複数に分割した分割領域毎に、複数のレーザA〜Hの内の1つから出射されるレーザ光により潜像を形成する。主走査方向に並ぶ分割領域に、レーザA〜Hの順序で1つずつレーザ光を出射して潜像を形成する。副走査方向に隣接する次の主走査方向に並ぶ各分割領域に、レーザB〜H、Aの順で1つずつレーザ光を出射させて潜像を形成する。これをレーザ光を出射する順序を1つずつずらしながら繰り返して、潜像が形成可能な領域の主走査方向及び副走査方向の端から端まで、各レーザA〜Hからの単一のレーザ光による潜像を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばレーザプリンタや複写機等の電子写真方式により画像形成処理を行う画像形成装置に関する。
レーザプリンタやデジタル複写機などの画像形成装置では、画像形成に際して、光走査装置が使用されている。この種の光走査装置では、例えばレーザダイオードから放出したレーザ光を、一定速度で回転しているポリゴンミラーによって反射させることにより、感光体ドラム上に走査線を形成している。
画像形成装置においては、高速かつ高画質に画像を形成することが求められている。そのため、近年の画像形成装置では、光走査装置に、複数のレーザ光源から複数のレーザ光を発光し、複数のレーザ光によって感光体を走査するマルチビーム走査方式が採用されている。しかしながら、マルチビーム走査方式の場合、使用する複数のレーザ光源の特性のばらつき等により各レーザ光の光量にばらつきが生じることがある。レーザ光の光量のばらつきは、画像の濃度ムラとなって表れ、出力画像の品質低下の原因になる。
特許文献1には、このような各レーザ光の光量のばらつきによる画像の濃度ムラを抑制する画像形成装置が開示される。この画像形成装置では、画像の形成面を主走査方向に複数の領域に分割しておき、1つのレーザ光源からのレーザ光により1つの領域に画像を形成する。これにより、主走査方向に各々異なるレーザ光源からのレーザ光で形成された画像が並んだテストパターンの出力画像が得られる。このテストパターンの出力画像によりレーザ光毎の光量のばらつきによる濃度ムラが判定可能であり、判定結果に従ってレーザ光源の出力を調整して、レーザ光の光量を調整することができる。光量の調整により、画像の濃度ムラを抑制する。
特開2004−341171号公報
しかしながら、画像の濃度ムラの原因には、各レーザ光源の特性のばらつき以外にも、光学系に起因する主走査方向のムラや感光体ドラムに起因する主走査方向及び副走査方向のムラがある。特許文献1のようなテストパターンは、走査方向のムラや感光体ドラムに起因する主走査方向及び副走査方向のムラがテストパターンの濃度に影響を与える。そのため、テストパターンから複数のレーザ光源の光量のばらつきを特定することは困難である。
本発明は、上記の問題に鑑み、例えばマルチビーム走査方式のような複数の発光素子の中から、光量の異なるレーザ光を出射する発光素子を検出することができる画像形成装置を提供することをその課題とするものである。
本発明の他の課題は、上記ムラ等の検出に適したテスト画像の形成方法を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、X(Xは2以上の自然数)個の発光素子と、これらの発光素子からの出射光で露光されることにより、その表面に画像を形成する画像形成体と、制御手段とを有する。制御手段は、予め定めたテストパターンに従い、画像形成体のテスト用露光領域を主走査方向にY(Y>X)分割し、副走査方向にZ(Z>X)分割して、それぞれ1つの発光素子からの出射光により露光されるY列Z行の分割領域を設定する。そして、X個の発光素子の少なくとも一つにより、1行乃至Z行ですべてのY個の分割領域を同一の画像形成条件で露光する。
本発明のテスト画像形成方法は、以下の処理を実行する方法である。
(1)予め定めたテストパターンに従い、画像形成体のテスト用露光領域を、主走査方向にY(Y>X)分割し、副走査方向にZ(Z>X)分割して、それぞれ1つの発光素子からの出射光により露光されるY列Z行のテスト用の分割領域を設定する処理、
(2)前記X個の発光素子の少なくとも一つにより、1行乃至Z行ですべてのY個の分割領域を同一の画像形成条件で露光する処理、
(3)前記画像形成体に形成された画像を、どの発光素子からの出射光で露光された分割領域の画像かを判別可能にする識別情報と共に記録媒体に転写する処理。
本発明は、複数の発光素子の中から光量の異なるレーザ光を出射する発光素子を特定するテストパターンを出力することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図。 光走査装置の構成図。 レーザ光源の例示図。 プリンタ部の構成を示すブロック図。 テストパターンの例示図。 分割領域の走査例示図。 テストパターン形成時のタイミングチャート。 テストパターン形成時のタイミングチャート。 レーザ光量調整前のテストパターンの例示図。 レーザ光の光量調整手順のフローチャート。 レーザ光量調整モード時の表示部の表示例示図。 レーザ光量調整後のテストパターンの例示図。 レーザ光量調整テストパターンの出力処理のフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。この画像形成装置は、記録用紙等の記録媒体に原稿画像を出力するプリンタ部10と、原稿を読み取るスキャナ部11とから構成される。スキャナ部11の上部には、自動原稿送り機構12が設けられる。
画像形成装置では、ユーザが操作部14を介してコピーモードやレーザ光量調整モード等を設定することにより、オペレーションが可能である。操作ボタン14aは、これらのオペレーションを行うための入力インタフェースである。操作部14の表示部14bは、画像形成装置の各種設定値や現在のジョブ状況を表示する。表示部14bには、画像形成装置内にトラブルが生じた場合にサービスマンコールが表示されたり、ジャム(JAM)発生時において装置内に滞留した記録媒体の位置が表示される場合もある。
スキャナ部11では、原稿台上に置かれた原稿に、図1の左右方向に移動可能な光源21から光が照射される。この照射光は、原稿によって反射され、その光学像がミラー22、23、24及びレンズ25を通してCCD(Charge Coupled
Device)26に結像される。CCD26は、結像された光学像を電気信号に変換してデジタル画像データを生成する。このデジタル画像データに対して、ユーザの要求に応じて拡大・縮小等の画像変換処理が可能である。画像変換処理後の画像データは、制御部120内の図示しない画像メモリに格納される。
制御部120は、画像出力時に、画像メモリに格納された画像データを読み出して、読み出した画像データをデジタル信号からアナログの画像信号に再変換し、光走査装置100に供給する。光走査装置100は、制御部120から供給されるアナログの画像信号に応じて、画像形成体の一例である感光体ドラム111の表面を走査する。
感光体ドラム111の表面の走査は、半導体レーザ101から出射されるレーザ光を、スキャナ27、レンズ107及びミラー108を介して感光体ドラム111の表面に照射することで行われる。
この画像形成装置は、マルチビーム走査方式であり、半導体レーザ101は、複数のレーザ光源(発光素子)を有している。スキャナ27は、ポリゴンミラー及びポリゴンミラーを駆動するスキャナモータから構成される。
感光体ドラム111は、表面に有機光導電体からなる光導電層を有し、コピージョブ中、一定の速度で回転駆動される。感光体ドラム111の表面には、レーザ光の走査により潜像が形成される。感光体ドラム111表面に形成される潜像は、現像器33からトナーが付着させられることで、可視画像(トナー画像)となる。
プリンタ部10には、記録媒体が格納可能な複数の給紙段34、35、36、37が設けられる。ユーザは、記録媒体を、そのサイズに応じた給紙段34、35、36、37に振り分けて収容する。プリンタ部10の外部には、大容量のペーパーデッキ15が接続可能である。記録媒体は、図示しないモータによって駆動される給紙搬送ローラ38、39、40、41、42によって搬送される。
給紙段34、35、36、37から搬送される記録媒体は、感光体ドラム111表面の可視画像の形成タイミングに合わせて感光体ドラム111の下側を通過する。このとき転写帯電器48によって、感光体ドラム111の表面の可視画像は記録媒体に転写される。転写された可視画像は、記録媒体上に未定着な未定着画像である。未定着画像を載せた記録媒体は、定着ローラ32と加圧ローラ43の間に搬送される。未定着画像は、定着ローラ32と加圧ローラ43によって記録媒体に溶着されて定着する。画像が定着した記録媒体は、プリンタ部10外に排出される。
図2は、画像形成装置の光走査装置100の構成図である。
光走査装置100は、制御部120から画像信号を受け取るレーザ駆動部202において、レーザ駆動信号を生成する。光走査装置100は、レーザ駆動部202で生成したレーザ駆動信号を基に、半導体レーザ101によりレーザ光を出射する。半導体レーザ101は、図3に示すように複数のレーザ光源(発光素子)401を備えており、同時に複数のレーザ光を出射可能である。複数の発光素子は、各発光素子から出射されたレーザ光が感光体ドラムの回転方向においてそれぞれ異なる位置に結像するように配置されている。なお、複数の発光素子から出射されたレーザ光が感光体ドラムの回転方向において同一の位置に結像するように、複数の発光素子が配置されていても良い。
半導体レーザ101により出射されたレーザ光は、コリメータレンズ203により平行光にされて、スキャナ27を構成するポリゴンミラー105に入射する。ポリゴンミラー105は、図示しないスキャナモータにより一定の角速度で回転している。そのためにポリゴンミラー105に入射したレーザ光は、角度を変えながら反射光となる。この反射光は、f−θレンズ等のレンズ107により走査速度を補正されて、感光体ドラム111表面を等速度で走査する。BDセンサ205は、ポリゴンミラー105からの反射光を検出する。反射光を検出したときは、ポリゴンミラー105の回転と画像信号の同期をとるための水平同期信号であるBD信号を生成する。
図4は、画像形成装置のプリンタ部10の構成を示すブロック図である。
制御部120は、通常画像や図5に示すような後述するテストパターン(テスト画像)の画像信号からレーザ駆動信号を生成して、レーザ駆動部202に供給する。メモリ302には各レーザ光源401の目標光量を示す目標光量値が格納されている。制御部120は、各レーザ光源401の目標光量値をメモリ302から読み出して、レーザ駆動部202に設定することにより各レーザ光源401から出射されるレーザ光の光量の調整を行うことが可能である。
レーザ駆動部202は、制御部120から供給されたレーザ駆動信号に従って半導体レーザ101にレーザ光を出射させる。半導体レーザ101から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー105の反射面で反射する。ポリゴンミラー105で反射したレーザ光は、BDセンサ205で検知される。BDセンサ205は、レーザ光を検知してBD信号を出力する。レーザ光による感光体ドラム111表面の走査は、BD信号を基準にしたタイミングで行われる。
レーザ光の走査により感光体ドラム111の表面に形成された潜像は、上述の通り、現像器33により現像される。その後、転写帯電器48を含む転写部303と、定着ローラ32及び加圧ローラ43を含む定着部305とにより記録媒体308に定着される。現像器33、転写部303、及び定着部305により、印刷機構を構成する。
記録媒体308は、給紙搬送ローラ38、39、40、42を含む原稿搬送部306により、搬送される。
図5は、テストパターンの一例を示す図である。このテストパターンは、制御部120により、レーザ光源401の特性のばらつきに起因する画像の濃度ムラを確認するために設定される。より具体的には、記録媒体308に転写される表示領域として設定される。この表示領域は、テストパターンに従い、感光体ドラム111の表面に潜像を形成するためのテスト用露光領域に相当する。図5の例では、テストパターンの表示領域(テスト用露光領域)が、主走査方向に11分割、副走査方向に9分割された11列9行のマトリクス状に設定される。各分割領域は、1つのレーザ光源401により画像が形成される。以下、主走査方向の各行の分割領域の集合を、便宜上「テストパターン領域」という。
図5には、テストパターン領域910、920、930、940が示されている。テストパターンの表示領域の副走査方向の長さの総和は、光学系や感光体ドラム111に起因する濃度ムラか各レーザ光の光量の差異による濃度ムラかの判別を容易にするために、感光体ドラム111の周長より長くする。
テストパターンの表示領域の上側及び左側には、A〜Hの文字970、980が印字される。これらの文字970、980は、テストパターンを記録媒体308に出力した際に、複数のレーザ光源401のうち、どのレーザ光源401から出射されたレーザ光の光量が濃度ムラとなって表れているかを容易に判別可能にするための識別情報である。なお、文字A〜Hで判別に代えて、数字や他の文字であってもよい。以下、図面の表示に合わせて、個々のレーザ光源をレーザA〜Hと記す。
文字970は、テストパターン領域910の各分割領域を走査するレーザ光を出射したレーザ光源に対応する。文字980は、各テストパターン領域の先頭の分割領域を走査するレーザ光を出射したレーザ光源に対応する。
テストパターン領域910の先頭の分割領域は、図6に示すようにレーザAのみで走査(露光、以下同じ)される。主走査方向の次の分割領域の走査は、レーザBのみで行い、更にその次の分割領域の走査はレーザCのみで行う。これを、順繰りに繰り返す。
レーザHによる走査の後、テストパターン領域910の主走査方向にまだ分割領域が残っていれば、再びレーザAによる走査を行う。つまり、レーザA〜レーザHの順を1つの配列とし、1つの配列が一巡してレーザHまで達したら、配列の先頭レーザであるレーザAによる走査を行う。テストパターン領域910のすべての分割領域の走査の終了後、副走査方向の次のテストパターン領域920の走査を行う。
テストパターン領域920では、配列の先頭レーザ光源を、テストパターン領域910におけるレーザAからレーザBに切り替える。テストパターン領域920の先頭の分割領域をレーザBにより走査し、順次、分割領域が主走査方向に移るにつれて、レーザC、レーザD、レーザE、レーザF、レーザG、レーザHと走査するレーザ光源を切り替える。レーザHの後には、レーザA、レーザB、レーザC、レーザDと切り替えて、テストパターン領域920の各分割領域について、1つのレーザ光源による走査を行う。
このように、テストパターン領域が副走査方向の次のテストパターン領域に移るにつれて、各テストパターン領域の先頭の分割領域を走査するレーザ光源が、レーザAからレーザB、レーザC、レーザD、レーザE、レーザF、レーザG、レーザHへと切り替わる。テストパターン領域930では、配列の先頭レーザ光源をレーザHとして先頭の分割領域の走査を行い、レーザA、レーザB、レーザC、レーザD、レーザE、レーザF、レーザG、レーザH、レーザA、レーザBの順で、走査方向の各分割領域を走査する。
副走査方向も各分割領域を走査するレーザA〜レーザHの配列が一巡したら、テストパターン領域940のように、配列の先頭レーザ光源をレーザAとして、テストパターン領域910と同じテストパターンを形成する。
このようにして、レーザA〜レーザHは、それぞれ、主走査方向の11個の分割領域をいずれかのレーザ光で走査する同様に、レーザA〜レーザHは、それぞれ、副走査方向の複数の分割領域をいずれかのレーザ光で走査することになる。
例えばレーザAにより走査された分割領域を、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ1列に並べたとすると、主走査方向及び副走査方向の端から端まで、レーザAが走査することとなる。他のレーザB〜レーザHについても同様である。
テストパターン領域910を走査する際のBD信号と各レーザA〜Hの発光のタイミングを、図7のタイムチャートにより説明する。また、図8のタイムチャートにより、テストパターン領域920を走査する際のBD信号と各レーザA〜Hの発光のタイミングを説明する。
テストパターン領域910を走査する際には、BD信号の入力からTs時間経過後にレーザAを発光する。レーザAを発光してTl時間経過した後にレーザAを消灯し、同時にレーザBを発光する。レーザBを発光してTl時間経過した後にレーザBを消灯し、同時にレーザCを発光する。このように、テストパターン領域910の最後の分割領域に対応させて、各レーザA〜HをTl時間ずつ順に発光し、レーザHを発光させたあとレーザA〜Cを発光する。その後、再びBD信号の入力からTs時間経過後にレーザAを発光し、Tl時間経過した後にレーザAを消灯し、同時にレーザBを発光する。レーザBを発光してTl時間経過した後にレーザBを消灯し、同時にレーザCを発光する。このように、テストパターン領域910の最後の分割領域に対応させて、各レーザA〜HをTl時間ずつ順に発光し、レーザHを発光させたあとレーザA〜Cを発光する。この制御を複数走査周期繰り返す。
所定の走査周期上記の制御が行われた後、テストパターン領域920の形成に移行する。テストパターン領域920を走査する際には、BD信号の入力からTs時間経過後にレーザBを発光する。レーザBを発光してTl時間経過した後にレーザBを消灯し、同時にレーザCを発光する。レーザCを発光してTl時間経過した後にレーザCを消灯し、同時にレーザDを発光する。このように、テストパターン領域920の最後の分割領域に対応させて、各レーザB〜H、AをTl時間ずつ順に発光し、レーザAを発光させたあとレーザB〜Dを発光する。その後、再びBD信号の入力からTs時間経過後にレーザBを発光し、Tl時間経過した後にレーザBを消灯し、同時にレーザCを発光する。レーザCを発光してTl時間経過した後にレーザCを消灯し、同時にレーザDを発光する。このように、テストパターン領域920の最後の分割領域に対応させて、各レーザB〜H、AをTl時間ずつ順に発光し、レーザAを発光させたあとレーザB〜Dを発光する。この制御を複数走査周期繰り返す。以上の制御をテストパターン領域910〜940に対して行う。
図9は、記録媒体308に実際に印字されたテストパターンの例示図である。図9は、各レーザ光源401からのレーザ光で形成された画像の濃度が均一でない場合を示している。この例では、レーザCのレーザ光の光量がその他のレーザ光源401のレーザ光の光量より低いために、レーザCで画像形成された分割領域の画像濃度が低下している。その結果、記録媒体308の印字面に対して、斜め方向に規則的に濃度ムラが現れる。テストパターンの主走査方向の中央の縦筋ムラは、光学系に起因するムラである。つまり、レーザ光源401に起因するムラは、テストパターンの斜め方向に規則的に出現する。これにより、レーザ光源401に起因する濃度ムラなのか、光学系または感光体に起因する濃度ムラなのかが容易に切り分けできる。
図10のフローチャートは、テストパターンの出力結果に基づいて各レーザA〜Hから出射されるレーザ光の光量を調整する手順を示す。「S」は処理ステップを表す。
制御部120は、ユーザにより操作部14が操作されてレーザ光量調整モードが選択されたか否かを判別する(S100)。レーザ光量調整モードが選択されていれば、レーザ光量調整モード用に、後述する現像条件の変更を行う(S101)。現像条件の変更後、制御部120は、図9のようなレーザ光量調整用のテストパターンの出力処理を実行する(S102)。テストパターンの出力後、制御部120は、レーザ光量調整モードの終了が選択されたかどうかを判別する。レーザ光量調整モードの終了が選択されれば、レーザ光量調整モードの処理を終了する(S103:Y)。レーザ光量調整モードの終了が選択されていない場合、制御部120は、ユーザにより操作部14から入力されるレーザ光量設定値を取得する(S103:N、S104)。
ユーザは、記録媒体308上に印字された図9のようなテストパターンを目視で確認して、レーザ光量調整モードを終了させるか否かを決定することになる。ユーザは、テストパターンの各分割領域の画像の濃度が均一であれば、レーザ光量調整モードの終了を選択し、テストパターンの各分割領域の画像の濃度が均一でなければ、レーザ光量調整モードを続行することになる。続行する場合、ユーザは、テストパターンの各分割領域の画像の濃度に応じて、各レーザ光源401の光量設定値の変更を操作部14にて行う。
図11は、レーザ光量調整モード時の操作部14の表示部14bの表示例示図である。表示部14bは、タッチパネルになっており、表示面のタッチ操作により各種データの入力等が可能である。表示部14bには、レーザ名と各レーザ光源401の設定値の表示1601と各レーザ光源401の設定値の調整ボタン1602、1603が表示される。ユーザが各レーザ光源401の設定値の調整ボタン1602を押すことにより、設定値の表示1601の数値が1ずつ上がる。また、各レーザ光源401の設定値の調整ボタン1603を押すことにより、設定値の表示1602の数値が1ずつ下がる。なお、表示部14bがタッチパネルでない場合には、操作ボタン14aにより、設定値の表示1601を変更可能である。
制御部120は、ユーザにより操作部14から入力される各レーザ光源401の光量設定値をメモリ302に書き込む(S104、S105)。その後、制御部120は、ステップS102からの処理を再び実行する。
図12は、レーザ光量調整モードにおいて、各レーザ光源401からのレーザ光の光量が、画像の濃度が均一になるよう調整された後に記録媒体308に印字されたテストパターンの例示図である。この例では、図9のテストパターンの印字に応じて調整した結果を示している。各レーザ光源401で形成された画像の濃度が均一になった結果、光学系に起因する濃度ムラだけが残っていることを示している。
ステップS102のレーザ光量調整テストパターンの出力処理について、図13を参照して説明する。
制御部120は、メモリ302から各レーザ光量設定値を読み出して、レーザ駆動部202に設定する(S201)。設定後、制御部120は、テストパターンの画像形成を開始するか否かを判別する。画像形成開始であれば、BDセンサ205からのBD信号入力を待つ(S202:Y、S203)。制御部120は、BD信号が入力されると図7に示すTs時間経過した後に、複数のレーザ光源401のうち1つのレーザのみ発光させる(S203:Y、S204:Y、S205)。例えば、図5に示すようなテストパターンの画像形成開始時には、A列A行の分割領域を走査するレーザAのみを発光させる。
レーザ光源401を発光させてTl時間経過後、制御部120は、発光するレーザ光源401を切り替える(S206:Y、S207)。例えば、レーザAを消灯して同時にレーザBを発光させる。発光するレーザを切り替えてTl時間経過後に制御部120は、テストパターン領域の主走査方向が終了したか否かを判別する(S208:Y、S209)。ここで、テストパターン領域の主走査方向の終了の判別は、図7のBD信号から、TsにTlの11倍を加算した時間(「Tl×11」は、主走査方向のテストパターン領域の11分割分である)が経過したか否かにより可能である。
制御部120は、テストパターン領域の主走査方向が終了していない場合には、発光するレーザ光源401を切り替える(S209:N、S207)。S207〜S209の処理のループにより、発光するレーザ光源401を順次切り替えていく。制御部120は、テストパターン領域の主走査方向が終了している場合、全レーザ光源401を消灯する(S209:Y、S210)。
以上のようにして、テストパターンの1走査分の処理が行われる。同じ処理をN回繰り返す(S211)。例えば、図5のテストパターン領域910の副走査方向のサイズが、200走査分であれば、Nは「200」となる。
制御部120は、1走査分の処理がN回繰り返されていない場合、ステップS203に戻り、ステップS203からの1走査の処理を実行する(S211:N、S203)。
制御部120は、1走査分の処理がN回終了した場合(S211:Y)、つまり、図5のテストパターン領域910のテストパターンの画像形成が終了した場合、発光するレーザ光源401の切り替えを行う(S212)。これは、図5のテストパターン領域910のテストパターン開始のレーザ光源401がレーザAだったのに対し、テストパターン領域920のテストパターン開始のレーザ光源401がレーザBに切り替わることに相当する。
制御部120は、テストパターン領域の副走査方向が終了したか否かを判別する(S213)。テストパターン領域の副走査方向が終了しない場合、ステップS203からの処理を実行する(S213:N、S203)。例えば、図5のテストパターンのB行であるテストパターン領域920の画像形成を行い、逐次、C行〜H行、A行と画像形成を行う。制御部120は、テストパターン領域の副走査方向が終了した場合、レーザ光量調整テストパターン出力の処理を終了する(S213:Y)。
以上のような処理により、図5のテストパターンの画像形成が行われる。
なお、本実施形態で出力されるテストパターンは、図6に示すように、1つのレーザ光の線幅で画像形成される。そのため、感光体ドラム111上に十分な潜像を形成できずに通常の画像形成時と同じ画像濃度で出力できないことがある。そこで、本実施形態では、通常の画像形成と同じ画像濃度を得るために、テストパターンの画像形成時に、現像条件を変更する(図10のステップS101の処理)。
具体的には、露光電位と現像バイアス電位の電位差である現像Vコントラスト電位差Vcontを、通常の画像形成時と同じにする。通常の画像形成時には、露光電位が200[V]、現像バイアス電位が400[V]、帯電電位が600[V]であるときに、現像Vコントラスト電位差Vcontは200[V]となる。テストパターンの画像形成時には、1レーザの線幅で潜像されるために、露光電位は通常画像形成と異なり、例えば300[V]となる。そのために、通常画像形成時と同じ現像Vコントラスト電位差Vcont(=200[V])が得られるように、現像バイアス電位を500[V]へと変更してテストパターンの画像形成を行う。
以上のように、本実施形態によれば、光学系や感光体ドラムに起因する濃度ムラがある場合でも、テストパターンを各レーザによって規則的な並びで画像形成されるように配置することで、レーザに起因する画像の濃度ムラを確認できる。これにより、濃度ムラを抑制するように各レーザの光量の調整を行い、画像の濃度ムラを減少させることが可能となる。
なお、上記実施形態に記載されているテストパターンは一例であって、本発明の範囲は上記例示するもののみに限定されものではない。
100…光走査装置、101…半導体レーザ、401…レーザ光源、105…ポリゴンミラー、111…感光体ドラム、120…制御部、205…BDセンサ、302…メモリ、303…転写部、33…現像器、305…定着部、306…原稿搬送部

Claims (7)

  1. X個の発光素子と、
    これらの発光素子からの出射光で露光されることにより、その表面に画像を形成する画像形成体と、
    予め定めたテストパターンに従い、前記画像形成体のテスト用露光領域を主走査方向にY(Y>X)分割し、副走査方向にZ(Z>X)分割して、それぞれ1つの発光素子からの出射光により露光されるY列Z行の分割領域を設定し、前記X個の発光素子の少なくとも一つにより、1行乃至Z行ですべてのY個の分割領域を同一の画像形成条件で露光する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、主走査方向に並ぶY個の分割領域のうち同一の発光素子で露光する分割領域を、副走査方向に隣り合う他の行では、1つの分割領域分だけずれた位置に設定する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成体は感光体ドラムであり、感光体ドラム前記分割領域の副走査方向の長さの総和は前記感光体ドラムの周長よりも長い、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体ドラムに形成された画像を記録媒体に転写する転写手段をさらに備え、前記記録媒体には、どの発光素子からの出射光で露光された分割領域の画像かを判別可能にする識別情報が付されている、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、二つの発光素子を同時に出射させて、それぞれ対応する分割露光領域に画像を形成し、
    前記転写手段は、二つの前記画像の濃度を対比可能な態様で転写する、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記X個の発光素子からの出射光の光量を個々に調整するための調整値が入力可能な操作部をさらに有しており、
    前記制御手段は、前記操作部から入力された前記調整値に応じて個々の発光素子からの出射光の光量を調整する、
    請求項1ないし5のいずれかの項記載の画像形成装置。
  7. 予め定めたテストパターンに従い、画像形成体のテスト用露光領域を、主走査方向にY(Y>X)分割し、副走査方向にZ(Z>X)分割して、それぞれ1つの発光素子からの出射光により露光されるY列Z行のテスト用の分割領域を設定する処理と、
    前記X個の発光素子の少なくとも一つにより、1行乃至Z行ですべてのY個の分割領域を同一の画像形成条件で露光する処理と、
    前記画像形成体に形成された画像を、どの発光素子からの出射光で露光された分割領域の画像かを判別可能にする識別情報と共に記録媒体に転写する処理と、
    を実行することを特徴とするテスト画像形成方法。
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