JP5332831B2 - 紙製表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、小売り店舗などにおいて、販売商品陳列棚の前柵に設置して、商品名や販売価格、その他の情報を表示する表示体に関するものである。
従来からスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売り店舗においては、商品の落下を防止する前柵を設けた陳列棚が一般的に使用されている。商品名や価格などを表示する表示体は、この前柵に設置される場合が多いが、その表示面は、正面を向いているか、若干上向きの傾斜面であるものが一般的であり、表示角度は一定の角度に固定されていた。
このような表示体は、商品を陳列する棚の高さが、顧客の目の高さに近い範囲であれば、問題はないが、低い棚に陳列された場合、表示面が見難くなるという問題があった。また表示体の材料としては、プラスチック製の外枠に、紙製のラベルを挿入する形式のものが多かった。
特許文献1に記載された商品陳列棚用の表示体は、プラスチック製の表示面と紙製の商品載せ台を組み合わせ、表示面を取り替えられるようにした表示体である。この表示体は、さまざまな商品に対して、共通に使用できる汎用性の高い表示体であり、表示面の交換が容易に可能である点を特徴とする。
実開平5-76371号公報
特許文献1に記載された表示体は、表示面の角度が一定であるため、商品の設置場所によっては、視認性が劣る場合があった。また構成材料がプラスチックと紙の複合であるため、廃棄時の分別の手間がかかり、廃棄のコストもかかるという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、商品を陳列する高さに応じて、表示面の角度を変えることが可能であり、廃棄処理の容易な紙材料のみからなる表示体を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板を有し、
前記表示部は、該表示部を前記固定部に接着する接着片と、該接着片の下辺に折線を介して順次連設した表示板保持板と表示板を有し、かつ、前記表示板の下辺に表示板角度変更板が折線を介して連設され、この表示板角度変更板の下辺に差込片が折線を介して連設されており、
前記接着片は前記固定部本体の表示部保持板の上部に接着され、かつ、この接着片の下半分は表示部保持板の中央部に位置して、しかも、接着されずに浮いており、
前記固定部本体の表示部保持板の下部には切込線が設けられており、
前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成しており、前記差込片の差込み位置を、前記表示部保持板の中央部であって、接着片の下半分が浮いている部分と、前記表示部保持板の下部の切込線との間で変更することによって、前記表示板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体である。
次に、本発明の請求項2に係る発明は、紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板を有し、
前記表示部は、該表示部を前記固定部に接着する接着片と、該接着片の上辺に折線を介して順次連設した表示板保持板と表示板を有し、かつ、前記表示板の上辺に表示板角度変更板が折線を介して連設され、この表示板角度変更板の上辺に差込片が折線を介して連設されており、
前記固定部本体は、箱構造を構成する表示部保持板と上面板とを有するものであり、
前記接着片は前記固定部本体の表示部保持板の下部に接着されており、
前記上面板には、その前部と後部に切込線が設けられており、
前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成しており、前記差込片の差込み位置を、前記上面板の前部の切込線と、前記上面板の後部の切込線との間で変更することによって、前記表示板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体である。
また、請求項3に記載の発明は、紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板と該固定部本体の表示部保持板下部に折線を介して連設した2枚の表示板角度変更板と表示板保持板と接着片を有し、該接着片は、前記固定部本体の表示部保持板上部に接着されており、前記表示部は、前記表示板保持板に接着された表示板からなり、前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と前記2枚の表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成し、前記2枚の表示板角度変更板の屈伸によって前記表示板保持板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体である。
また、請求項4に記載の発明は、前記2枚の表示板角度変更板の左右両端部に、折線を介して伸時固定用耳辺を設けたことを特徴とする請求項3に記載の紙製表示体である。
本発明に係る紙製表示体は、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有するものであるから、固定部を利用して表示板を一定の角度に保持し表示することができ、かつこの角度を変更することが可能であるから、例えば小売り店舗の商品陳列棚に表示した場合、高い棚においては、表示角度を垂直に近い角度とし、低い棚においては、表示角度を上向きにして視認性を高めることが可能となる。
また、本発明に係る紙製表示体は、すべての部品が紙材料からなるので、不要となった時点での廃棄処理が容易であり、古紙としてのリサイクルも可能である。また表示体を構成するのは、2つの部品だけであり、いずれも紙材料のみからなるため、コスト的にも有利である。従って、長期間使用せず、一時期のみ使用する、例えばキャンペーン用のPOPなどには好適に使用できる。
また、本発明においては、固定部が、箱構造の固定部本体と引掛板を有するので、表示体としての必要な強度を確保することができ、引掛板を利用して、商品陳列棚の前柵に簡単に引っ掛けることができる。また、表示部は、表示部を固定部に接着する接着片と、接着片に折線を介して順次連設した表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と差込片を有
し、前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成し、前記差込片の、差込み位置を変更することによって、前記表示板の角度を変更するものであるから、表示角度の設定変更が容易に可能である。
また、請求項3に記載の発明においては、固定部が、箱構造の固定部本体と引掛板と該固定部本体の表示部保持板下部に折線を介して連設した2枚の表示板角度変更板と表示板保持板と接着片を有し、該接着片は、前記固定部本体の表示部保持板上部に接着されており、前記表示部は、前記表示板保持板に接着された表示板からなり、前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と前記2枚の表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成し、前記2枚の表示板角度変更板の屈伸によって前記表示板保持板の角度を変更するものであるため、固定部に表示板以外のすべての機能が集中しており、従って固定部は、さまざまな表示体に対して共通に使用できるという効果がある。また表示部は、表示板のみからなるので、表示板の外形形状に対する自由度が高く、さまざまな形状の表示板を用いることが可能である。また表示角度の変更は、2枚の表示角度変更板の屈伸によって行われるため、設定変更が極めて容易であり、瞬時に切り替えることができる。
さらに請求項4に記載の発明においては、2枚の表示板角度変更板の左右両端部に、折線を介して伸時固定用耳辺を設けたので、2枚の表示角度変更板を伸ばして平らにすることにより表示板の傾きを上向きにしたときに、この耳片を上に向かって折ることにより、表示板を傾いた状態に保持することが容易に可能である。
図1は、本発明に係る紙製表示体の一実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図2は、図1に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図3は、図1、図2に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、(B)図は、固定部の展開図である。 図4は、本発明に係る紙製表示体の他の実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図5は、図4に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図6は、図4、図5に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、(B)図は、固定部の展開図である。 図7は、本発明に係る紙製表示体の他の実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図8は、図7に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。 図9は、図7、図8に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、表示板を示している。(B)図は、固定部の展開図である。 図10は、実施例1の表示板を示したものである。
以下、図面に従って本発明に係る紙製表示体について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る紙製表示体の一実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を
斜めに傾けた状態を示している。図2は、図1に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。また図3は、図1、図2に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、(B)図は、固定部の展開図である。以下の説明は、図1、図2、図3を並行して参照しながら行う。なおこの実施態様は、請求項1、2、3に記載の発明に対応するものである。
本発明に係る紙製表示体1は、必要な情報を表示する表示板4を少なくとも含む表示部3と、該表示部を保持する固定部2とを有し、前記表示板4の角度を変更する表示板角度変更機構を有することを特徴とする。固定部2は、箱構造の固定部本体5と引掛板6を有しており、図1に示したように、この固定部2を利用して商品陳列棚の前柵に簡単に引っ掛けることができる。
表示部3は、表示部3を固定部2に接着する接着片7と、接着片7に折線13〜16を介して順次連設した表示板保持板8と表示板4と表示板角度変更板9と差込片10を有し、接着片7は、固定部2の表示部保持板11の上部に接着されている。
表示角度変更機構としては、表示板保持板8と表示板4と表示板角度変更板9と固定部本体5の表示部保持板11の4辺で疑似リンク機構を構成し、差込片10の、差込み位置を変更することによって、表示板4の角度を変更するものであることを特徴とする。
この実施態様においては、表示板4の下辺に表示板角度変更板9が折線15を介して連設されており、差込片10の差込み位置が固定部本体5の表示部保持板11の中央部と下部の2箇所であることを特徴とする。この表示部保持板中央部の差込み位置は、接着片7の下半分が接着されずに浮いている部分であり、表示部保持板下部の差込み位置は、表示部保持板11と固定部本体底面板20の間の折線28上に設けた切込線27である。
固定部2は、図3(B)の展開図に示したように、引掛板6から下方向に順に折線23、24、28、29、30を介して、固定部本体上面板17、表示部保持板11、固定部本体底面板20、固定部本体背面板21、接着片22が順に連設されている。表示部保持板11の両側には、折線25、26を介して引掛板補強板18と接着片19が連設されている。折線を紙面から見てすべて山折りし、接着片22を固定部本体上面板17の裏面に接着し、接着片19を引掛板6の裏面に接着することにより、固定部2が形成される。
固定部2は、このように直方体状の箱構造を持っているため、ねじれや折曲げに対する抵抗力を持ち、しっかりした表示体を形成する。
図4は、本発明に係る紙製表示体の他の実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。また図5は、図4に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。また、図6は、図4、図5に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、(B)図は、固定部の展開図である。以下の説明は、図4、図5、図6を並行して参照しながら行う。なおこの実施態様は、請求項1、2、4に記載の発明に対応するものである。
本発明に係る紙製表示体1は、必要な情報を表示する表示板4を少なくとも含む表示部3と、該表示部を保持する固定部2とを有し、前記表示板4の角度を変更する表示板角度変更機構を有することを特徴とする。固定部2は、箱構造の固定部本体5と引掛板6を有しており、図4に示したように、この固定部2を利用して商品陳列棚の前柵に簡単に引っ掛けることができる。
表示部3は、表示部3を固定部2に接着する接着片7と、接着片7に折線13〜16を介して順次連設した表示板保持板8と表示板4と表示板角度変更板9と差込片10を有し、
接着片7は、固定部2の表示部保持板11の下部に接着されている。
表示角度変更機構としては、表示板保持板8と表示板4と表示板角度変更板9と固定部本体5の表示部保持板11の4辺で疑似リンク機構を構成し、差込片10の、差込み位置を変更することによって、表示板4の角度を変更するものであることを特徴とする。
この実施態様においては、表示板4の上辺に表示板角度変更板9が折線15を介して連設されており、差込片10の差込み位置が固定部本体上面板17の前部と後部の2箇所であることを特徴とする。2箇所の差込み位置は、それぞれ折線24、23の位置に設けた切込線32、31である。
固定部2は、図6(B)の展開図に示したように、引掛板6から下方向に順に折線23、24、28、29、30を介して、固定部本体上面板17、表示部保持板11、固定部本体底面板20、固定部本体背面板21、接着片22が順に連設されている。表示部保持板11の両側には、折線25、26を介して引掛板補強板18と接着片19が連設されている。折線を紙面から見てすべて山折りし、接着片22を固定部本体上面板17の裏面に接着し、接着片19を引掛板6の裏面に接着することにより、固定部2が形成される。
固定部2は、このように直方体状の箱構造を持っているため、ねじれや折曲げに対する抵抗力を持ち、しっかりした表示体を形成する。
図7は、本発明に係る紙製表示体の他の実施態様を、商品陳列棚の前柵に掛けた状態を示した斜視図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。図8は、図7に示した紙製表示体を横から見た時の断面模式図である。(1)図は、表示板を立てた状態を示しており、(2)図は、表示板を斜めに傾けた状態を示している。また図9は、図7、図8に示した紙製表示体の展開図である。(A)図は表示部の展開図であり、表示板を示している。(B)図は、固定部の展開図である。以下の説明は、図7、図8、図9を並行して参照しながら行う。なおこの実施態様は、請求項1、5、6に記載の発明に対応するものである。
本発明に係る紙製表示体1は、必要な情報を表示する表示板4を少なくとも含む表示部3と、該表示部を保持する固定部2とを有し、前記表示板4の角度を変更する表示板角度変更機構を有することを特徴とする。この実施態様においては、表示部3は表示板4のみからなり、固定部2の表示板保持板8に直接接着されている。
固定部2は、箱構造の固定部本体5と引掛板6と固定部本体5の表示部保持板11の下部に折線36、35、34、13を介して連設した2枚の表示板角度変更板12と表示板保持板8と接着片7を有し、接着片7は、固定部本体5の表示部保持板11の上部に接着されており、表示部3は、表示板保持板8に接着された表示板4からなり、表示角度変更機構としては、表示板保持板8と前記2枚の表示板角度変更板9と固定部本体5の表示部保持板11の4辺で疑似リンク機構を構成し、前記2枚の表示板角度変更板9の屈伸によって前記表示板保持板8の角度を変更するものであることを特徴とする。
表示部保持板11の中央部には、切込線33によって形成された引掛板補強板18と接着片19が、折線25、26を介して連設されている。固定部2は、図9(B)の展開図において、折線23、24、25を山折りし、折線13、26、34、35、36を谷折りし、接着片7を表示部保持板11の表面に、また接着片19を引掛板6の裏面に接着することにより形成される。固定部本体5は、直方体状の箱構造を有し、さらに前記疑似リンク機構は、これを構成する4辺がつながった状態であるため、固定部2は、ねじれや折曲げに対する抵抗力を持ち、しっかりした表示体を形成する。
この実施態様においては、固定部2に表示板4以外のすべての機能が集中しており、従
って固定部2は、さまざまな表示体に対して共通に使用できるという特徴がある。また表示部3は、表示板4のみからなるので、表示板4の外形形状に対する自由度が高く、さまざまな形状の表示板を用いることが容易に可能である。また表示角度の変更は、2枚の表示角度変更板9の屈伸によって行われるため、設定変更が極めて容易であり、瞬時に切り替えることができる。
さらにこの実施態様においては、2枚の表示板角度変更板9の左右両端部に、折線37を介して伸時固定用耳辺12を設けたので、2枚の表示角度変更板9を伸ばして平らにすることにより表示板4の傾きを上向きにしたときに、この耳片12を上に向かって折ることにより、表示板4を傾いた状態に保持することが容易に可能となる。
なお折線34、35、36上に設けた切込線38は、これら3本の折線が容易に折れるようにするためのものである。
本発明に用いる紙材料としては、一般的に使用される厚紙や、異なる種類の紙を貼り合わせた材料や、紙と金属箔やフィルムを貼り合わせた材料等が用いられる。用途やデザインに応じて様々な材料が使用可能である。紙の表面には、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法等の印刷法を用いて、必要な情報を形成することができる。また例えば価格を記入すべき部分を空欄にしておき、後から価格だけを追記するというような使い方もできる。
以下実施例に基づき、本発明に係る紙製表示体について具体的に説明する。
図7〜9に示した形状の表示体を作成した。ただし表示板の形状は、図10のような、絵柄に合わせた変形形状とした。絵柄は、新発売の缶ビールの販売キャンペーンに関する絵柄であり、表示板4の形状は、缶ビールの外形に合わせたものである。この表示体は、小売店の陳列棚の落下防止柵に簡単に差込むことができ、下段の陳列棚では、表示角度を上向きにすることにより、視認性が良く、宣伝効果も良好であった。またキャンペーン終了後は、古紙としてリサイクルすることができた。
1・・・紙製表示体
2・・・固定部
3・・・表示部
4・・・表示板
5・・・固定部本体
6・・・引掛板
7・・・接着片
8・・・表示板保持板
9・・・表示板角度変更板
10・・・差込片
11・・・表示部保持板
12・・・伸時固定用耳片
13・・・折線
14・・・折線
15・・・折線
16・・・折線
17・・・固定部本体上面板
18・・・引掛板補強板
19・・・接着片
20・・・固定部本体底面板
21・・・固定部本体背面板
22・・・接着片
23・・・折線
24・・・折線
25・・・折線
26・・・折線
27・・・切込線
28・・・折線
29・・・折線
30・・・折線
31・・・切込線
32・・・切込線
33・・・切込線
34・・・折線
35・・・折線
36・・・折線
37・・・折線
38・・・切込線

Claims (4)

  1. 紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
    前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板を有し、
    前記表示部は、該表示部を前記固定部に接着する接着片と、該接着片の下辺に折線を介して順次連設した表示板保持板と表示板を有し、かつ、前記表示板の下辺に表示板角度変更板が折線を介して連設され、この表示板角度変更板の下辺に差込片が折線を介して連設されており、
    前記接着片は前記固定部本体の表示部保持板の上部に接着され、かつ、この接着片の下半分は表示部保持板の中央部に位置して、しかも、接着されずに浮いており、
    前記固定部本体の表示部保持板の下部には切込線が設けられており、
    前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成しており、前記差込片の差込み位置を、前記表示部保持板の中央部であって、接着片の下半分が浮いている部分と、前記表示部保持板の下部の切込線との間で変更することによって、前記表示板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体。
  2. 紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
    前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板を有し、
    前記表示部は、該表示部を前記固定部に接着する接着片と、該接着片の上辺に折線を介して順次連設した表示板保持板と表示板を有し、かつ、前記表示板の上辺に表示板角度変更板が折線を介して連設され、この表示板角度変更板の上辺に差込片が折線を介して連設されており、
    前記固定部本体は、箱構造を構成する表示部保持板と上面板とを有するものであり、
    前記接着片は前記固定部本体の表示部保持板の下部に接着されており、
    前記上面板には、その前部と後部に切込線が設けられており、
    前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と表示板と表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成しており、前記差込片の差込み位置を、前記上面板の前部の切込線と、前記上面板の後部の切込線との間で変更することによって、前記表示板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体。
  3. 紙製の表示体であって、必要な情報を表示する表示板を少なくとも含む表示部と、該表示部を保持する固定部とを有し、前記表示板の角度を変更する表示板角度変更機構を有する紙製表示体において、
    前記固定部は、箱構造の固定部本体と引掛板と該固定部本体の表示部保持板下部に折線を介して連設した2枚の表示板角度変更板と表示板保持板と接着片を有し、該接着片は、前記固定部本体の表示部保持板上部に接着されており、前記表示部は、前記表示板保持板に接着された表示板からなり、前記表示角度変更機構は、前記表示板保持板と前記2枚の表示板角度変更板と前記固定部本体の表示部保持板の4辺で疑似リンク機構を構成し、前記2枚の表示板角度変更板の屈伸によって前記表示板保持板の角度を変更するものであることを特徴とする紙製表示体。
  4. 前記2枚の表示板角度変更板の左右両端部に、折線を介して伸時固定用耳辺を設けたことを特徴とする請求項3に記載の紙製表示体。
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