JP5330681B2 - 管継手連結部品及び配管構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、主に給水給湯用に用いられる樹脂管を接続するための管継手同士を連結する管継手連結部品、及びこの管継手連結部品を用いて管継手同士を連結して構成される配管構造体に関する。
従来、樹脂製の管体(以下、樹脂管)用の管継手同士を非常に短い間隔で連結する場合には、連結部品として短く切断した樹脂管を用いていた。しかし、樹脂管の切断作業が施工現場で行われる場合には、外面(特に管継手との接続部分)に傷を付けない、切断面を潰さない、切断面周囲に切屑を残さない、などに注意を払いながら作業をする必要があるため、施工が煩雑となる問題があった。また、連結部品には管継手同士を支点にして曲げ応力が集中しやすく、樹脂管ではこの曲げ応力に対して十分な曲げ強度を確保することが難しいため、応力が集中しやすい部分が変形する虞があった。
これらの問題点を解決するために特許文献1では、管継手同士を連結する連結部品として金属製のコネクター連結管を提案している。しかし、金属製のコネクター連結管は曲げ強度に優れるが重く、また、給水給湯用に使用するには、鉛浸出基準(平成9年厚生省令第14号第二条)等の水質基準をクリアするためにNPb処理等の鉛溶出低減技術を施す必要がある。
そのため、市場では、軽量な連結部品が望まれているが、前述のように樹脂管では十分な曲げ強度を確保することが難しい課題がある。
特開平11−264492号公報
本発明は上記事実を考慮し、軽量且つ、十分な曲げ強度を確保する管継手連結部品を提供することを課題とする。また、この管継手連結部品を用いて管継手同士を連結して構成される配管構造体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の管継手連結部品は、管体を接続するための管体接続部を有する管継手同士を連結する管継手連結部品であって、両端部分が前記管体接続部に接続可能な少なくとも一部が樹脂製の連結管体と、前記連結管体の内周面に一体的に形成され、前記連結管体の周方向に沿って延びるリブと、を備え、前記管体接続部は、前記管体を挿入するための挿入部と、前記挿入部に挿入した前記管体の内周面に密着して前記管体と前記管体接続部との間をシールする環状の止水部材とを有し、前記連結管体の両端部分の外周面には、軸方向に延びる検査溝が軸方向の両側に形成されている
請求項1に記載の管継手連結部品では、連結管体の少なくとも一部が樹脂製のため従来の金属製の連結管と対比して軽量となる。また、連結管体の内周面に連結管体の周方向に沿って延びるリブが形成されるため、このようなリブが形成されない樹脂管(管体)と対比して厚肉となり、十分な曲げ強度を確保することができる。従って、連結管体を用いて管継手同士を連結した後で、連結管体に曲げ応力が作用した際の連結管体の変形が抑制又は防止される。
また、請求項1に記載の管継手連結部品では、内面シールタイプの管継手の挿入部に連結管体を挿入することで、連結管体の内周面に止水部材が密着して連結管体と管体接続部との間がシールされる。
さらに、請求項1に記載の管継手連結部品は、連結対象を内面シールタイプの管継手としている。このため、連結管体の外周面に軸方向に延びる検査溝を形成することで、誤って外面シールタイプの管継手に連結した場合に、外面シールタイプの管継手の止水部材では検査溝が十分にシールされず、後工程の漏水検査で流体が検査溝から漏れ出す。これにより、連結管体を誤った管継手に連結しているか、いないかを容易に判断することができる。
請求項2に記載の発明は、管体を接続するための管体接続部を有する管継手同士を連結する管継手連結部品であって、両端部分が前記管体接続部に接続可能な少なくとも一部が樹脂製の連結管体と、前記連結管体の内周面に一体的に形成され、前記連結管体の周方向に沿って延びるリブと、を備え、前記管体接続部は、前記管体を挿入するための挿入部と、前記挿入部に挿入した前記管体の外周面に密着して前記管体と前記管体接続部との間をシールする環状の止水部材とを有し、前記連結管体の両端部分の内周面には、軸方向に延びる検査溝が形成されている。
請求項2に記載の管継手連結部品では、連結管体の少なくとも一部が樹脂製のため従来の金属製の連結管と対比して軽量となる。また、連結管体の内周面に連結管体の周方向に沿って延びるリブが形成されるため、このようなリブが形成されない樹脂管(管体)と対比して厚肉となり、十分な曲げ強度を確保することができる。従って、連結管体を用いて管継手同士を連結した後で、連結管体に曲げ応力が作用した際の連結管体の変形が抑制又は防止される。
また、請求項2に記載の管継手連結部品では、外面シールタイプの管継手の挿入部に連結管体を挿入することで、連結管体の外周面に止水部材が密着して連結管体と管体接続部との間がシールされる。
さらに、請求項2に記載の管継手連結部品は、連結対象を外面シールタイプの管継手としている。このため、連結管体の内周面に軸方向に延びる検査溝を形成することで、誤って内面シールタイプの管継手に連結した場合に、内面シールタイプの管継手の止水部材では検査溝が十分にシールされず、後工程の漏水検査で流体が検査溝から漏れ出す。これにより、連結管体を誤った管継手に連結しているか、いないかを容易に判断することができる。
請求項3に記載の管継手連結部品は、請求項1または請求項2に記載の管継手連結部品において、前記連結管体の両端部に前記管継手を接続した状態で、両側の前記管継手間の中間部分に前記リブが配置されることを特徴としている。
連結管体の両端部に管継手を接続した状態、すなわち連結管体を用いて管継手同士を連結した状態で、管継手を支点とした曲げ応力を連結管体に作用させた場合に、曲げ応力は両側の管継手間の中間部分に集中しやすい。
ここで、請求項3に記載の管継手連結部品では、連結管体の曲げ応力が集中しやすい部分にリブを配置して曲げ強度を向上させている。これにより、曲げ応力による連結管体の変形を効果的に抑制又は防止することができる。
ところで、一般的な管継手の種類としては、挿入部に挿入された管体の内周面に止水部材を密着させて該管体と管継手との間をシールする内面シールタイプの管継手及び、挿入部に挿入された管体の外周面に止水部材を密着させて該管体と管継手との間をシールする外面シールタイプの管継手がある。
請求項4に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記連結管体の軸方向の長さは、前記管継手と前記連結管体とが嵌合する長さの2倍の長さと、12mm以下の長さと、を足したものであることを特徴としている。
請求項4に記載の管継手連結部品では、連結管体の軸方向の長さが、管継手と連結管体とが嵌合する長さの2倍の長さと、12mm以下の長さと、を足したものであることから、管継手同士の連結間隔を短くすることができる。
請求項5に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記リブが前記連結管体の内周面に形成される場合において、前記リブの高さが0.5mm以上、且つ前記連結管体のリブ部分の内径寸法が前記管継手の最小内径寸法以上を満たすことを特徴としている。
請求項5に記載の管継手連結部品では、リブの高さが0.5mm未満の場合には管継手連結部品の曲げ強度の向上代が少なく、リブ部分の内径寸法が管継手の最小内径寸法未満の場合には、このリブ部分で乱流が生じる虞がある。従って、リブは、リブの高さが0.5mm以上、且つ連結管体のリブ部分の内径寸法が管継手の最小内径寸法以上を満たすことが好ましい。
請求項6に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記管体接続部は、前記管体が前記挿入部に挿入されると弾性変形して前記管体の外周面を押圧し、挿入された前記管体に抜き出し方向の力が作用したときに先端部が前記管体の外周面に喰い込んで前記管体の抜き出しを阻止する弾性変形可能な爪部を備え、前記連結管体の外周面に、前記連結管体を前記挿入部に挿入したときに、前記爪部を引掛け可能な引掛溝を形成することを特徴としている。
請求項6に記載の管継手連結部品では、管継手の挿入部に連結管体を挿入すると、爪部が引掛溝に引っ掛かる。このため、連結管体に抜き出し方向の力が作用したときに、確実に爪部の先端部を連結管体に喰い込ませることができ、管体の外周面に爪部の先端部を喰い込ませるよりも、連結管体の抜き出しを効果的に阻止することができる。
請求項7に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記連結管体の外周面に複数の凹及び複数の凸の少なくとも一方からなる滑り止め部を形成することを特徴としている。
請求項7に記載の管継手連結部品では、管継手の挿入部に連結管体を挿入する挿入作業、及び連結管体を管継手から引き抜く引抜作業時に、滑り止め部が滑り止めとなるため作業者の挿入作業、及び引抜作業が容易になる。
請求項8に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記連結管体が工業的生産過程において生産されることを特徴としている。
請求項8に記載の管継手連結部品では、連結管体が射出成形、切削加工等の工業的生産過程において生産される。これにより、施工現場で樹脂管を切断して連結部品を製造するよりも、高品質の連結部品が得られる。また、連結管体は予め工業的生産過程において生産されることから、施工現場で樹脂管を切断する切断作業が不要となるため、切断作業が必要な場合と対比して、施工の煩雑さを解消することができ、さらに、施工時間を短縮することもできる。
請求項9に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記連結管体の一端部と他端部とが同径であることを特徴としている。
請求項9に記載の管継手連結部品では、連結管体の一端部と他端部とに同じサイズの管継手を連結することができる。つまり、連結管体の両端部の呼び径が同一であることを意味する。
請求項10に記載の管継手連結部品は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管継手連結部品において、前記連結管体の一端部と他端部とが異径であることを特徴としている。
請求項10に記載の管継手連結部品では、連結管体の一端部と他端部とに異なるサイズの管継手を連結することができる。このため、配管接続部が全て同径の同径管継手のみの持ち合わせでも、本請求項の管継手連結部品を用いれば、異径サイズの管体同士を連結することができる。さらに、管継手の品揃えを減らすことができ、コストダウンが可能となる。
請求項11に記載の配管構造体は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の管継手連結部品を用いて前記管継手同士を連結して構成されることを特徴としている。
請求項11に記載の配管構造体では、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の管継手連結部品が十分な耐曲げ強度を確保することから、配管構造体に曲げ応力が作用しても管継手連結部品の変形が抑制又は防止される。つまり、配管構造体の変形が抑制又は防止される。
本発明の管継手連結部品は上記構成としたので、軽量且つ、十分な曲げ強度を確保することができる。また、本発明の配管構造体は上記構成としたので、配管構造体に曲げ応力が作用しても管継手連結部品の変形が抑制又は防止されるため、配管構造体の変形を抑制又は防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の管継手連結部品、及び配管構造体の第1の実施形態について詳細に説明する。まず、第1の実施形態の管継手連結部品70を用いて連結する管継手12について詳細に説明する。なお、本実施形態の配管構造体10は、管継手連結部品70と、この管継手連結部品70によって連結される両側の管継手12によって構成される。
(管継手)
図4には、管継手12の中心軸方向に沿った部分断面図が示されている。本実施形態の管継手12は、中心線CLを挟んで左右対称のため片側のみを説明し、他側の説明を省略する。なお、図4の矢印Bは管継手12の中心軸K1方向と平行で且つ中心線CLに向かう方向を示し、矢印Fは管継手12の中心軸K1方向と平行で且つ中心線CLから離れる方向(矢印Bの反対方向)を示している。
管継手12は、本体14、スリーブ16、中間リング18、係合解除部材20、ロックリング52、及び止水部材としてのOリング22を備え、これらの部材は互いに中心軸を一致させて配置されている。なお、本実施形態では本体14、スリーブ16、中間リング18、及び係合解除部材20を合成樹脂製とするが、これらの部材は合成樹脂以外の材料から構成されてもよいものとする。
本体14は略筒状とされ、矢印F方向側が一般的な樹脂管P(図4では二点鎖線で表示)に挿入可能なコア部26とされている。このコア部26の外周面に一対の嵌挿溝36が形成され、Oリング22が夫々嵌め込まれている。このOリング22は、コア部26が樹脂管Pに挿入されると、樹脂管Pの内周面に密着し、樹脂管Pと本体14との間をシールする。また、本体14の外周の中心軸K1方向の中央部分には、コア部26よりも径が大とされた突起部28が形成されている。
中間リング18は略筒状とされ、且つ内周面の中心軸K1方向の中央部分に環状の溝40が形成されており、本体14の外周側に配置されている。この中間リング18と本体14とは二色成形で成形されており、突起部28が溝40に入り込むようにして一体化している。なお、中間リング18の内周面、コア部26の外周面、及び突起部28の軸方向の壁面41によって形成される中空部(挿入部38)は、樹脂管Pを挿入可能な大きさに設定されている。また、中間リング18の外周面の矢印F方向側には、凹凸状とされたスリーブ係合部42が形成されている。
スリーブ16は略筒状とされ、且つ内周面の矢印B方向側にスリーブ係合部42と嵌合可能な凹凸状の被係合部44が形成されており、この被係合部44にスリーブ係合部42が嵌合されて中間リング18の矢印F方向側に配置されている。スリーブ16の被係合部44よりも矢印F方向側には、矢印F方向へ向かうに従って内径が縮小する傾斜部46、一定内径の第1の一定径部48、及び第1の一定径部48よりも内径が小径の第2の一定径部50が順次形成されている。
ロックリング52は略リング状とされ、スリーブ16の傾斜部46の内周側、且つ中間リング18と後述する係合解除部材20との間に配置されている。このロックリング52は周方向に間隔をあけて内側へ突出する弾性変形可能な爪部53を複数備えており、この爪部53の先端部を通る仮想円の径が樹脂管Pの外径よりも若干小径に設定されている。
係合解除部材20は、内径が樹脂管Pの外径よりも若干大径の略筒状とされ、スリーブ16の内周側に中心軸K1方向に移動可能に配置されている。この係合解除部材20は、矢印B方向側に爪部53を押圧するための押圧部54、及び押圧部54よりも矢印F方向側に一定外径部分56を備えている。
(管継手連結部品)
図1には、第1の実施形態の管継手連結部品70の中心軸方向に沿った部分断面図が示されている。管継手連結部品70は、中心線SLを挟んで左右対称のため片側のみを説明し、他側の説明を省略する。また、図1中の矢印Bは管継手連結部品70の中心軸K2方向と平行で且つ中心線SLに向かう方向を示し、矢印Fは管継手連結部品70の中心軸K2方向と平行で且つ中心線SLから離れる方向(矢印Bの反対方向)を示している。
管継手連結部品70は、射出成形、切削加工等の工業的生産過程において生産された略筒状の樹脂成形品である連結管体72を備えている。この連結管体72の中心軸方向(中心軸K2方向)の両端部76側の径は同一径とされるとともに、樹脂管Pの径と略同じに設定されている。また、連結管体72の両端部(端面)76は、夫々連結管体72の中心軸K2に対して直角となるように形成されている。さらに、連結管体72の内周面73の中心軸K2方向の中央部分には、連結管体72の周方向に沿って延びる環状のリブ74が形成されている。このリブ74の突出高さH1は、管継手12の挿入部38に連結管体72の端部76を挿入した際に、コア部26の先端部27がリブ74の中心軸方向の壁面75に突き当たる程度の高さに設定することが好ましい。ただし、突出高さH1が高すぎると、管継手12同士を連結して流体を流した際に、このリブ74付近で乱流が生じ騒音原因となる。また、乱流が生じることで損失水頭が大きくなるため、リブ74の突出高さH1は、壁面75と先端部27とが接触する範囲で、且つ騒音及び損失水頭が最も小さくなる高さに設定することが好ましい。具体的には、リブ74の突出高さH1が0.5mm以上、且つ連結管体72のリブ部分(リブ74の径方向内側部分)の内径寸法が管継手12の最小内径寸法以上を満たすことが好ましい。
また、連結管体72の端部76とリブ74の壁面75との中心軸K2方向に沿った長さL1は、管継手12の突起部28の中心軸K1方向の壁面41とコア部26の先端部27との中心軸K1方向に沿った長さL2と同じ長さに設定することが好ましいが、長さL1よりも長さL2が若干短くてもよいものとする。ただし、連結管体72の端部76を管継手12の挿入部38に挿入し、コア部26の先端部27がリブ74の壁面75に突き当たった際に、端部76が管継手12のOリング22よりも突起部28の壁面41側に位置するように長さL1は設定する必要がある。
図2に示されるように、連結管体72の外周面77の両端部76側には、連結管体72の周方向に沿って延びる環状の引掛溝78が形成されている。この引掛溝78には、図5に示されるように、連結管体72を管継手12の挿入部38に挿入した際にロックリング52の爪部53の先端部が入り込む。このため、連結管体72に抜け出し方向の力が作用した際には、爪部53の先端部が引掛溝78の矢印F方向側の溝壁に確実に引っ掛かり、連結管体72の抜け出しが阻止される(図6参照)。
図3に示されるように、連結管体72の外周面77には、後述する梨地部82を挟んで中心軸K2方向両側に中心軸K2方向に沿って延びる検査溝80が形成されている。なお、本実施形態では、検査溝80が梨地部82を挟んで中心軸K2方向両側に中心軸K2方向に沿って延びているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、検査溝80が連結管体72の一端部から他端部へと連続して形成されていてもよく、さらに検査溝80が複数本形成されてもよいものとする。
また、図3に示されるように、連結管体72の外周面77の中心軸K2方向の中央部分には、連結管体72の周方向に沿って滑り止めと、連結管体72の差し込み確認の目印を兼ねた梨地部82(滑り止め部)が形成されている。なお、梨地部とは外周面77に均一な複数の凸凹を形成した部分を指す。
(連結手順)
次に、管継手連結部品70を用いて管継手12同士を連結する連結手順について説明する。まず、一つ目の管継手12の挿入部38に連結管体72の一方の端部76を挿入する。このとき、爪部53が連結管体72によって押し拡げられる。連結管体72をさらに挿入すると、爪部53の先端部が引掛溝78に至り、爪部53が復元し、先端部が引掛溝78に入り込む。そして、連結管体72をさらに挿入すると、管継手12のコア部26の先端部27がリブ74の壁面75に突き当たる(図5参照)。
ここで、管継手連結部品70と管継手12との連結作業時に、コア部26の先端部27がリブ74の壁面75に突き当たるまで連結管体72を管継手12に挿入することで、連結管体72が管継手12に一定量挿入される。これにより、管継手連結部品70と管継手12とが確実に連結される。もちろん、連結状態においては、連結管体72の端部76が管継手12のOリング22よりも突起部28の壁面41側に位置するため、連結管体72の内周面73にOリング22が密着する。これにより、連結管体72と管継手12との間のシール性が確保される。
また、爪部53の先端部が引掛溝78に入り込んでいるため、連結管体72に抜け出し方向の力が作用した際には、図6に示されるように、爪部53の先端部が引掛溝78の矢印F方向側の溝壁に確実に引っ掛かるため、樹脂管Pの外周面に爪部53の先端部を喰い込ませるよりも、連結管体72の抜き出しを効果的に阻止することができる。
さらに、連結管体72には滑り止めとしての梨地部82が設けられているため、管継手12の挿入部38に連結管体72を挿入する挿入作業が容易となる。一方、連結管体72と管継手12とを連結する際に、施工現場では連結管体72及び管継手12の少なくとも一方に潤滑剤を塗布することがあるが、連結管体72には梨地部82が形成されているため、潤滑剤が塗布されても挿入作業が難しくなることはない。なお、この梨地部82は、連結管体72を管継手12から引き抜く引抜作業時にも効果を発揮するのはもちろんのことである。またさらに、梨地部82は、管継手12の挿入部38に連結管体72を挿入する際の目印としても用いることができ、この梨地部82を目印に連結管体72を挿入部38に挿入することで、コア部26の先端部27をリブ74の壁面75に確実に突き当てることができる。すなわち、管継手連結部品70と管継手12とを確実に連結することができる。
次に、二つ目の管継手12の挿入部38に連結管体72の他方の端部76を挿入して、二つ目の管継手12と連結管体72とを前述した連結手順で連結する。これにより、管継手連結部品70によって管継手12同士が連結される(図5参照)。
ここで、管継手連結部品70は、連結管体72を樹脂成形品としているため従来の金属製の連結管と対比して軽量であり、さらに、連結管体72の内周面73にリブ74が形成されているため、このようなリブが形成されない樹脂管(施工現場で樹脂管Pを切断したものなど)と対比して厚肉であり、十分な曲げ強度を確保することができる。従って、連結管体72を用いて管継手12同士を連結した後で、連結管体72に曲げ応力が作用した際の連結管体72の変形が抑制又は防止される。なお、その他の実施形態では、連結管体72の外周面77にリブを形成してもよく、そのリブを管継手連結部品70の挿入作業、及び引抜作業時の滑り止めとして用いてもよいものとする。
また、管継手連結部品70を用いて管継手12同士を連結した状態で、管継手12を支点とした曲げ応力を連結管体72に作用させた場合に、曲げ応力は両側の管継手12間の中間部分に集中しやすい。このため、連結管体72の曲げ応力が集中しやすい部分にリブ74を配置して、曲げ強度を向上させている。これにより、曲げ応力による連結管体72の変形を効果的に抑制又は防止することができる。ここで、管継手連結部品70のリブ74による曲げ強度の向上代を、一例を用いて説明する。例えば、管継手連結部品70をポリブテン管の呼び径13に対応させる場合には、JIS規格(JIS K6792、JIS K6778)に従い管継手連結部品70の外径を17mm、内径を12.8mmとする。このとき、リブ74の突出高さH1を2.9mmに設定すると、リブ部分の肉厚が2.1mmから3.9mmへと厚肉化するため、管継手連結部品70の曲げ強度が約40%向上する。また、その他の例として、リブ74を管継手連結部品70の外周面に形成し、上述のように、JIS規格に従い管継手連結部品70の外径を17mm、内径を12.8mmとし、リブ74の突出高さH1を2.9mmに設定すると、同様にリブ部分の肉厚が2.1mmから3.9mmへと厚肉化し、曲げ強度が約3倍になる。
ところで、一般的な管継手の種類として、管継手12のような挿入された樹脂管Pの内周面にOリング22を密着させて樹脂管Pと管継手12との間をシールする内面シールタイプの管継手や、挿入された樹脂管Pの外周面にOリング(止水部材)を密着させて樹脂管Pと管継手との間をシールする外面シールタイプの管継手がある。一方、連結管体72を射出成形で生産すると、連結管体72の外周面に金型のパーティングラインによる樹脂のはみ出し余分部分(所謂、バリ)が形成される。ここで、バリが形成された連結管体72を外面シールタイプの管継手に連結するとOリングと外周面77との密着をバリが阻害して十分なシール性を確保できない虞がある。このため、連結管体72の外周面77にバリが形成される場合には、外周面77に検査溝80を形成することで、誤って外面シールタイプの管継手に連結した場合に、外面シールタイプの管継手のOリングでは検査溝80を十分にシールすることができないため、後工程の漏水検査で流体が検査溝80から漏れ出す。これにより、連結管体72を誤って外面シールタイプの管継手に連結しているか、いないかを容易に判断することができる。
また、連結管体72は、射出成形、切削加工等の工業的生産過程において生産される樹脂成形品のため、施工現場で樹脂管を切断して連結部品を製造するよりも、連結部品の外面に傷が付いたり、切断面が潰れたり、切断面周囲に切屑が残ったり、長さが短すぎたりなどの品質不良がない、すなわち高い品質を得ることができる。また、連結管体72は、予め工業的生産過程において生産されることから、施工現場での樹脂管切断作業が不要となるため、切断作業が必要な場合と対比して、施工の煩雑さを解消することができ、さらに、施工時間も短縮することができる。
また、施工現場で樹脂管を切断した場合に樹脂管の切断面が樹脂管の軸方向と直交する方向に対して傾斜すると、管継手に挿入した際に、切断面の傾斜部分の先端が先にOリングに圧力を作用させるため、Oリングが径方向にズレ、そのまま樹脂管を挿入するとOリングが脱落することがある。この状態で漏水検査を実施すると流体が漏れ出すため、施工をやり直す必要がある。しかし、連結管体72の端部(端面)76は、中心軸K2方向と直角となるように形成されているため、挿入時に管継手12のOリング22の脱落を防止することができる。結果、漏水検査で流体が漏れ出さないため、施工をやり直す必要もない。
また、本実施形態の管継手12から連結管体72を引き抜く際には、図示しない解放冶具を用いて、係合解除部材20を突起部28側に押し込むことで、爪部53の先端部が引掛溝78から抜け出る。この状態で連結管体72を抜き出し方向に引っ張ることで、管継手連結部品70と管継手12との連結を解除することができる。ここで、管継手連結部品70を用いて管継手12同士を連結した状態でのスリーブ16の先端部同士の距離は、前述した解放冶具を配置できる程度に設定する必要がある。なお、このスリーブ16の先端部同士の距離はリブ74の幅によって決定されるため、リブ74の幅は、解放冶具を配置することを考慮して設定することがより好ましい。
またさらに、連結管体72の軸方向の長さ(中心軸K2方向の距離)を、長さL1の2倍の長さと、12mm以下の長さとを足した長さに設定することで、管継手12同士の連結間隔を短くすることができる。特に、管継手連結部品70の長さを必要最低限の長さ(シール性が確保される範囲の最低限の長さ)に設定すれば、管継手12同士を最短で接続することも可能となる。このように設定した管継手連結部品70を用いることで、狭いスペースにも配管構造体10を設置することも可能となる。なお、本実施形態の配管構造体10は、図5に示されるように、両管継手12の管継手連結部品70の連結側と反対側の挿入部38に樹脂管Pを挿入して、配管構造体10を介して樹脂管P同士を連結する用途に用いるものである。
(第2の実施形態)
次に、本発明の管継手連結部品及び配管構造体の第2の実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図7には、第2の実施形態の管継手連結部品100の中心軸方向に沿った部分断面図が示されている。この管継手連結部品100は、一端部(図7では左側の端部)が前述した管継手12を連結できる構成とされ、他端部が管継手12よりもサイズの大きい管継手12Lを連結できる構成とされている。また、図1中の矢印Bは管継手連結部品100の中心軸K3方向と平行で且つ管継手連結部品100の中心側に向かう方向を示し、矢印Fは管継手連結部品100の中心軸K3方向と平行で且つ管継手連結部品100の中心側から離れる方向(矢印Bの反対方向)を示している。なお、管継手12と管継手12Lとは、構成要素が同じでサイズのみが異なる(本実施形態では管継手12よりも管継手12Lのサイズが大きい)ため、図7中では管継手12と区別するため、符号の末尾にLを付加するものとする。なお、連結管体102の一端部側は、第1の実施形態の連結管体72の一端部側と同一の構成なのでその説明を省略する。なお、本実施形態の配管構造体99は、管継手連結部品100と、この管継手連結部品70によって連結される管継手12、及び管継手12Lによって構成される。
管継手連結部品100は、射出成形、切削加工等の工業的生産過程において生産された略筒状の樹脂成形品である連結管体102を備えている。この連結管体102の中心軸方向(中心軸K3方向)の他端部側の径は、樹脂管Pの径よりも大きい管体の径に設定されている。また、連結管体102の他端部(端面)106は、夫々連結管体102の中心軸K3に対して直角となるように形成されている。さらに、連結管体102の内周面103の中心軸K3方向の中央部分には、連結管体102の周方向に沿って延びる環状のリブ104が形成されている。このリブ104の突出高さH2は、管継手12Lの挿入部38Lに連結管体102の他端部106を挿入した際に、コア部26Lの先端部27Lがリブ104の中心軸方向の壁面105に突き当たる程度の高さに設定することが好ましい。ただし、突出高さH2が高すぎると、管継手12,12Lを連結して流体を流した際に、このリブ104付近で乱流が生じ騒音原因となる。また、乱流が生じることで損失水頭が大きくなるため、リブ104の突出高さH2は、壁面105と先端部27Lとが接触する範囲で、且つ騒音及び損失水頭が最も小さくなる高さに設定することが好ましい。また、本実施形態ではリブ104に壁面105から矢印B方向側で且つ中心軸K3側に向かって傾斜する傾斜面116を形成している。この傾斜面116によって、連結管体102の他端部106を管継手12Lの挿入部38Lに挿入した際のリブ104と先端部27Lとの段差が滑らかになるため、流体を流した際の損失水頭を小さくすることができる。
また、連結管体102の他端部106とリブ104の壁面105との中心軸K2方向に沿った長さL3は、管継手12Lの突起部28Lの中心軸K1方向の壁面41Lとコア部26Lの先端部27Lとの中心軸K1方向に沿った長さL4と同じ長さに設定することが好ましいが、長さL3よりも長さL4が若干短くてもよいものとする。ただし、連結管体102の他端部106を管継手12Lの挿入部38Lに挿入し、コア部26Lの先端部27Lがリブ104の壁面105に突き当たった際に、他端部106が管継手12LのOリング22Lよりも突起部28Lの壁面41L側に位置するように長さL3は設定する必要がある。
図7に示されるように、連結管体102の外周面107の他端部106側には、連結管体102の周方向に沿って延びる環状の引掛溝108が形成されている。この引掛溝108には、図9に示されるように、連結管体102を管継手12Lの挿入部38Lに挿入した際にロックリング52Lの爪部53Lの先端部が入り込む。このため、連結管体102に抜け出し方向の力が作用した際には、爪部53Lの先端部が引掛溝108の矢印F方向側の溝壁に引っ掛かり、連結管体102の抜け出しが阻止される。
図8に示されるように、連結管体102の外周面107には、後述する梨地部112から中心軸K2方向の他端側に中心軸K3方向に沿って延びる検査溝110が形成されている。また、連結管体102の外周面107の中心軸K3方向の中央部分には、連結管体102の周方向に沿って滑り止めと、連結管体102の差し込み確認の目印を兼ねた梨地部112が形成されている。
次に第2の実施形態の作用について説明する。
管継手連結部品100では、連結管体102の一端部に管継手12を、他端部に管継手12Lを接続して管継手12と管継手12Lとを連結することができる。また、本実施形態の配管構造体99は、図8に示されるように、管継手12及び管継手12Lの管継手連結部品100の連結側と反対側の挿入部38に樹脂管P及び樹脂管P’を挿入することで、配管構造体99を介して異径サイズの樹脂管P及び樹脂管P’を連結することができる。すなわち、配管接続部が全て同径の同径管継手(例えば管継手12及び管継手12Lなど)のみの持ち合わせでも、異径サイズの樹脂管同士を連結することができる。従って、管継手の品揃え(サイズ)を減らすことができ、コストダウンが可能となる。なお、管継手12Lは樹脂管P’用の管継手である。
また、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、連結管体102の軸方向の長さ(中心軸K3方向の距離)を、長さL3の2倍の長さと、12mm以下の長さとを足した長さに設定することで、管継手12及び管継手12Lの連結間隔を短くすることができる。
(その他の実施形態)
前述の実施形態では、連結管体全体を樹脂製(樹脂成形品)とする構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、連結管体の少なくとも一部が樹脂で構成されればよく、例えば、内周側を樹脂、外周側を金属とする多層構造の連結管体などであってもよいものとする。この場合には、外周側が金属のため、例えば、一般的な材料の一つである砲金(青銅)において必要なNPb処理を施す必要がなく、さらに、曲げ強度を向上することができる。なお、NPb処理とは、鉛合金表面の鉛化合物(酸化物、水酸化物)を、溶液(例えば、特殊アルカリエッチング溶液等)に浸漬させることで溶解除去させて、表面の鉛を除去する処理のことである。
前述の実施形態では、管継手12を内面シールタイプの管継手としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、管継手12は外面シールタイプの管継手としてもよいものとする。この場合には、管継手連結部品の滑り止め部を、外面シールタイプの止水部材(例えばOリングなど)と接触しない位置に形成することが好ましい。また、管継手連結部品の連結対象が外面シールタイプの止水部材の場合には、連結管体の外周面にリブを形成してもよい。また、このリブを管継手連結部品の挿入作業、及び引抜作業時の滑り止めとして用いてもよいものとする。さらに、外面シールタイプの管継手を連結対象とした管継手連結部品の場合には、連結管体の内周面に検査溝を形成することで、誤って内面シールタイプの管継手に連結しても、漏水検査で連結対象が誤っていることを容易に発見することができる。
また、前述の実施形態では、引掛溝を周方向に沿って延びる環状の溝としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、爪部を引掛けることができればどのような形状でもよいものとする。ここで、管継手連結部品70を用いて一例を説明すると、引掛溝78は、図10に示されるように周方向に分割された環状の溝によって構成されてもよいものとする。
さらに、前述の実施形態では、連結管体の外周面に、複数の凹及び複数の凸の少なくとも一方からなる滑り止め部の一例として梨地部を形成したが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、複数の凹凸が不均一に形成されてもよく、溝状の凹が複数形成されてもよく、リブ状の凸が複数形成されてもよいものとする。ここで、管継手連結部品70を用いて一例を説明すると、滑り止め部は、図11に示されるように文字状の凸又は凹であってもよいものとする。なお、文字としては、ブランド名、サイズなど何れでもよい。
またさらに、前述の実施形態の配管構造体は管継手連結部品と、両側の管継手とによって構成されたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、配管構造体は複数の管継手連結部品を用いて複数の管継手を連結してもよいものとする。また、前述の実施形態では管継手を直線状、且つ配管接続部を2つ有する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、管継手はL字状であってもよく、また、配管接続部を3つ有するT字状、Y字状であってもよく、さらに、配管接続部を4つ有する十字状、またさらに、5つ以上の配管接続部を有する形状であってもよいものとする。なお、後述する図12及び図13中では、L字状管継手(所謂エルボー)を符号12E、図13中ではT字状管継手(所謂チーズ)を符号12Tで示すものとする。ここで、管継手連結部品70を用いてその他の実施形態の配管構造体の一例を説明すると、図12に示されるように、建築躯体200の狭いスペース202で配管を折り返す必要がある場合には、スペース202に配管構造体10Eを配置できる必要最低限の長さに管継手連結部品70の長さを調整し、一方の配管接続部が樹脂管Pに接続されたL字状管継手12E同士を連結することで、狭いスペース202でも配管を折り返すことができる。また、管継手連結部品70を用いてその他の実施形態の配管構造体のその他の例を説明すると、図13に示されるように、管継手連結部品70を用いて複数のT字状の管継手12同士を連結して配管構造体10Hを構成し、T字状管継手12Tの管継手連結部品70を接続していない配管接続部に、樹脂管Pの一端部を接続し、樹脂管Pの他端部を給水給湯用器具(図示省略)に接続することで、配管構造体10Hによる集中配管が可能となる。これにより、配管構造体10Hから給水給湯用器具までの配管途中に配管の接続部分が設けられないため接続部分に漏水対策を施す必要がなく、配管構造体10を目視確認が容易な場所に設置することでメンテナンスや点検が容易になり、さらに、給水給湯用器具を同時に使用しても圧力変化が少なく、安定した流量を供給することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、本発明の管継手連結部品は、前述の実施形態の管継手と異なる構造のメカニカル継手、及び熱融着継手(継手と管体との接続部を熱融着する継手)に対しても、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して適用させることができ、本発明の作用効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態の管継手連結部品の中心軸方向に沿った部分断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の第1の実施形態の管継手連結部品の斜視図である。 本発明の第1の実施形態の管継手連結部品と連結する管継手の中心軸方向に沿った部分断面図である。 本発明の第1の実施形態の管継手連結部品を用いて管継手同士を連結した状態を示す中心軸方向に沿った部分断面図である。 第1の実施形態の管継手連結部品の引掛溝に管継手の爪部が引っ掛かった状態を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態の管継手連結部品の中心軸方向に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態の管継手連結部品の斜視図である。 本発明の第2の実施形態の管継手連結部品を用いて管継手同士を連結した状態を示す中心軸方向に沿った部分断面図である。 本発明のその他の実施形態の管継手連結部品の引掛溝の一例を示す管継手連結部品の斜視図である。 本発明のその他の実施形態の管継手連結部品の滑り止め部の一例を示す管継手連結部品の側面図である。 本発明のその他の実施形態の配管構造体の一例を示す説明図である。 本発明のその他の実施形態の配管構造体のその他の例を示す説明図である。
符号の説明
10 配管構造体
10E 配管構造体
10T 配管構造体
12 管継手
12E L字状管継手(管継手)
12L 管継手
12T T字状管継手(管継手)
22 Oリング(止水部材)
22L Oリング(止水部材)
38 挿入部
53 爪部
53L 爪部
70 管継手連結部品
72 連結管体
73 内周面
74 リブ
75 壁面
76 端部
77 外周面
78 引掛溝
80 検査溝
82 梨地部(滑り止め部)
99 配管構造体
100 管継手連結部品
102 連結管体
103 内周面
104 リブ
105 壁面
106 他端部(端部)
107 外周面
108 引掛溝
110 検査溝
112 梨地部(滑り止め部)
K1 中心軸
K2 中心軸
K3 中心軸
P 樹脂管(管体)
P’ 樹脂管(管体)

Claims (11)

  1. 管体を接続するための管体接続部を有する管継手同士を連結する管継手連結部品であって、
    両端部分が前記管体接続部に接続可能な少なくとも一部が樹脂製の連結管体と、
    前記連結管体の内周面に一体的に形成され、前記連結管体の周方向に沿って延びるリブと、を備え、
    前記管体接続部は、前記管体を挿入するための挿入部と、前記挿入部に挿入した前記管体の内周面に密着して前記管体と前記管体接続部との間をシールする環状の止水部材とを有し、
    前記連結管体の両端部分の外周面には、軸方向に延びる検査溝が形成されている、ことを特徴とする管継手連結部品。
  2. 管体を接続するための管体接続部を有する管継手同士を連結する管継手連結部品であって、
    両端部分が前記管体接続部に接続可能な少なくとも一部が樹脂製の連結管体と、
    前記連結管体の内周面に一体的に形成され、前記連結管体の周方向に沿って延びるリブと、を備え、
    前記管体接続部は、前記管体を挿入するための挿入部と、前記挿入部に挿入した前記管体の外周面に密着して前記管体と前記管体接続部との間をシールする環状の止水部材とを有し、
    前記連結管体の両端部分の内周面には、軸方向に延びる検査溝が形成されている、ことを特徴とする管継手連結部品。
  3. 前記連結管体の両端部に前記管継手を接続した状態で、両側の前記管継手間の中間部分に前記リブが配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管継手連結部品。
  4. 前記連結管体の軸方向の長さは、前記管継手と前記連結管体とが嵌合する長さの2倍の長さと、12mm以下の長さと、を足したものであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  5. 前記リブの高さが0.5mm以上、且つ前記連結管体のリブ部分の内径寸法が前記管継手の最小内径寸法以上を満たすことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  6. 前記管体接続部は、前記管体が前記挿入部に挿入されると弾性変形して前記管体の外周面を押圧し、挿入された前記管体に抜き出し方向の力が作用したときに先端部が前記管体の外周面に喰い込んで前記管体の抜き出しを阻止する弾性変形可能な爪部を備え、
    前記連結管体の外周面に、前記連結管体を前記挿入部に挿入したときに、前記爪部を引掛け可能な引掛溝を形成することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  7. 前記連結管体の外周面に複数の凹及び複数の凸の少なくとも一方からなる滑り止め部を形成することを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の管継手連結部品。
  8. 前記連結管体が工業的生産過程において生産されることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  9. 前記連結管体の一端部と他端部とが同径であることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  10. 前記連結管体の一端部と他端部とが異径であることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の管継手連結部品。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の管継手連結部品を用いて前記管継手同士を連結して構成されることを特徴とする配管構造体。
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