JP5328395B2 - 液体塗布具のキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、直液式や中綿式で軸筒内に液体化粧料等の塗布液を貯蔵し、その貯蔵した塗布液を塗付体によって塗布するようにした液体塗布具の塗付体を覆うキャップに関する。
液体化粧料等の塗布液を塗布部(塗布体)によって対象部に塗布する液体塗布具には、内筒内部に塗布液(流動体も含む)を貯留し、内筒前端開口部にバルブセットを装着し、内筒を、ノック操作によって外筒内部に軸方向移動可能に収納し、バルブが開いたときに貯留液を塗布部に流すものがある。
この種の液体塗布具において、例えば実開平1−122886号(特許文献1)では、バルブが開状態時に液を吐出する液導入管の先方部を塗布体の穂首(筆)内に挿入させており、バルブから吐出された液が液導入管の外周に漏れないよう、バルブ部品の弁座(鍔部)端面にパッキンを設けている。このパッキン部材は摺動しつつ且つ、液漏れを防止するため、弾性力のあるゴム材や軟質樹脂を使用している。
しかしながら、特許文献1の機構において、特に溶剤を含有する液を貯蔵したものであると、パッキン部から溶剤分が透過し、キャップを嵌めた際も穂首が乾燥する恐れがある。
そこで、穂首乾燥を抑制させる方法として、キャップ側にも液貯蔵部分を設ければ良い。例えば特開2008−6267(特許文献2)では、キャップ内に穂先へ1回分の液体化粧料を供給することができる液状化粧料吸収保持手段を設けている。
また、例えば特開平10−174613号(特許文献3)では、キャップ(蓋体)内に封止部材を介して液状化粧料を収容したタンクを設けている。
実開平1−122886号 特開2008−6267号 特開平10−174613号
しかしながら、上記の特許文献1では、特に溶剤系の液を貯蔵した際に、パッキン部から溶剤分が透過し、キャップを嵌めても長期の不使用等で穂首の乾燥が発生することがある。
また、特許文献2、3において、キャップを締めて長期の保管した場合、穂首の乾燥は防ぐことは出来るが、塗布液が必要以上に流れ込み塗布体を乗り越えて先軸等の塗布体保持部の外壁が液で汚れてしまうことがある。
本発明は、上記の実情に鑑み、長期の保存をしても塗付体が乾燥することなくかつ塗付体の保持部も塗布液で汚れることを確実に防止できる液体塗布具のキャップを提供しようとするものである。
本発明は液体塗布具のキャップに係るものである。
本発明は、塗布具本体の先端部から塗布体が突出して設けられた液体塗布具に対してその不使用時に該先端部を着脱可能に覆う液体塗布具のキャップであって、
前記キャップは、該塗布具本体の先端部周囲に密接する内ャップを外キャップ内に設けた二重構造とし、
前記内キャップの内側に前記塗布体に対向して蓋体を設け、
前記内キャップと蓋体との間の貯蔵空間内に塗布液の溶剤を貯蔵する構造とし、
前記蓋体に、前記貯蔵空間内に貯蔵した塗布液の溶剤を浸透させて該溶剤を貯蔵空間内から前記塗布体周囲の空間に供給する補給部を設けたことを特徴とする液体塗布具のキャップである。
なお、貯蔵空間内の塗布液の溶剤は、該溶剤そのものを貯蔵する他、溶剤を含有している液体例えば塗布液自体の形で貯蔵することも含むものである。また、貯蔵態様は、貯蔵空間内に直接溶剤を収容しても、多孔質体や繊維体に溶剤を含浸させて貯蔵してもよい。
本発明おいて、前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間とを連通させる孔を形成し、その孔内に溶剤浸透性の樹脂弾性体を嵌め込み、樹脂弾性体を介して前記塗布体周囲の空間に前記溶剤を供給するようにしたものであり、
内キャップには、前記塗布体側に向けて樹脂弾性体を押圧する突起部を突出形成したことが好適である。
また、本発明において、前記孔は、塗布体側がすり鉢状に細くなる斜面状縮径部を設けた構造であり、樹脂弾性体は、その孔の斜面状縮径部の斜面に当接して孔内に嵌め込まれていることが好適である。
また、本発明において、前記孔は、塗布体側が段付で細くなる段状縮径部を設けた構造であり、樹脂弾性体は、その孔の段状縮径部の塗布体反対側面に当接して孔内に嵌め込まれていることが好適である。
また、本発明において、前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間と仕切りかつ、溶剤浸透性の樹脂膜体を形成し、該樹脂膜体を介して前記塗布体周囲の空間に溶剤を供給するようにしたことが好適である。
本発明の液体塗布具のキャップによれば、前記内キャップの内側に前記塗布体に対向して蓋体を設け、前記内キャップと蓋体との間の貯蔵空間内に塗布液の溶剤を貯蔵する構造とした。前記蓋体に、前記貯蔵空間内に貯蔵した塗布液の溶剤を浸透させて該溶剤を貯蔵空間内から前記塗布体周囲の空間に供給する補給部を設けて、キャップを嵌めた状態で塗布体周囲の空間内に溶剤を供給できるようにした。そのため、キャップを嵌めた際に長期にわたって未使用となっても塗布体が乾燥して塗布不能になることを確実に抑制できる。また、補給部は、塗布液の溶剤を浸透させて塗布体周囲の空間に供給できるようにしているため、適量の溶剤供給が可能で、先軸等の塗布体保持部の外壁が塗布液や溶剤で汚れることを確実に防止できる。
本発明において、前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間とを連通させる孔を形成し、その孔内に溶剤浸透性の樹脂弾性体を嵌め込み、樹脂弾性体を介して前記塗布体周囲の空間に溶剤を供給するようにした。内キャップには、前記塗布体側に向けて樹脂弾性体を押圧する突起部を突出形成することで、樹脂弾性体を孔内で押圧して孔内で不要な空隙が生じるのを確実に防止することができる。
また、前記孔を、塗布体側がすり鉢状に細くなる斜面状縮径部を設けた構造とし、樹脂弾性体を、その孔の斜面状縮径部の斜面に当接して孔内に嵌め込んだものにする方法もある。そうすれば、蓋体と樹脂弾性体で貯蔵空間をシールすることで、液体や溶剤が貯蔵空間から不用意に出ることを確実に防止できる。
更に、前記孔を、塗布体側が段付で細くなる段状縮径部を設けた構造とし、樹脂弾性体を、その孔の段状縮径部の塗布体反対側面に当接して孔内に嵌め込んだものにする方法もある。そうすれば、段状縮径部の塗布体反対側面で当接するので、突起部の長さの設定等によって当接圧の設定をし易く、気密性の高低が設定しやすくなる。
また、前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間と仕切りかつ、その溶剤浸透性の樹脂膜体を形成し、該樹脂膜体を介して前記塗布体周囲の空間に溶剤を供給するようにすれば、弾性樹脂体を介装することなく蓋体に補給部を成形できる。また、弾性樹脂体が不要であるなど部品点数を少なくできるので簡単な構成で乾燥防止等の本発明の作用効果を奏するキャップを構成できる。
本発明の実施形態1に係る液体塗布具の説明図であって、(a)が全体側面図、(b)が全体縦断面図である。 実施形態1に係る液体塗布具のキャップ周辺の縦断した詳細説明図である。 図1、図2に示す液体塗布具のキャップに設ける蓋体の説明図であって、(a)は貯蔵空間側から見た正面図、(b)は蓋体の縦断面図、(c)は蓋体の斜視図である。 実施形態2に係る液体塗布具のキャップ周辺の縦断した詳細説明図である。 図4に示す液体塗布具のキャップに設ける蓋体の説明図であって、(a)は貯蔵空間側から見た正面図、(b)は蓋体の縦断面図、(c)は蓋体の斜視図である。 実施形態3に係る液体塗布具のキャップ周辺の縦断した詳細説明図である。 図6に示す液体塗布具のキャップに設ける蓋体の説明図であって、(a)は貯蔵空間側から見た正面図、(b)は蓋体の縦断面図、(c)は蓋体の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態1に係る液体塗布具およびそのキャップの説明図、図4〜図5は本発明の実施形態2に係る液体塗布具およびそのキャップの説明図、図6〜図7は本発明の実施形態3に係る液体塗布具およびそのキャップの説明図である。図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1〜図2に示すように、実施形態に係る塗布具(液体塗布具)は、外軸10(塗布具本体)の先端部10aから塗布体16が突出して設けられ、その液体塗布具に対してその不使用時に該先端部10aをキャップ24で着脱可能に覆うものである。実施形態は、該塗布具本体の先端部(先軸22)周囲に密接するインナーキャップ(内キャップ)24aを外キャップ(キャップ本体)内に設けた二重構造のキャップ24に関するものである。
具体的には前記塗布具は、後端部10bの開放された概略円筒状の外軸10内に進退動可能にタンク状の内軸12が配置されている。ユーザーが内軸12後端部12bを先方に向けてノックすることによって、内軸12が外軸10に対して前進してバルブ機構14を作動させ、塗布液を外軸10先端部10aに設けた塗布体16に供給するようになっている。
外軸10先端部10aは、段状に細径になっており、その先端部10a前面に、インク導入管(バルブ機構14から塗布体16側に塗布液を流通させる管路)18の椀状の先端部18a外周(フランジ状に拡がっている)を当接させている。そのインク導入管18の先端部18aには、シールリング20を介して塗布体16後部を挿入している。中空で先が細い筒状の先軸22の中空部に前記塗布体16の中央部からシールリング20および前記インク導入管18の先端部18aを通した状態で、該先軸22を前記外軸先端部10aに外嵌することによって、塗布体16、シールリング20およびインク導入管先端部18aを外軸10に固定するようになっている。
塗布体16は実施形態では、繊維束、連続気泡体のいずれでもよい。
また、外軸先端部10aには、塗布体16を覆って保護するキャップ24が着脱可能に外嵌するようになっており、内側のインナーキャップ24aがスプリング24bによって先軸22を押圧するように付勢している。キャップ24の構成の詳細は後述する。
前記内軸12は、後端部12bが閉鎖されて内部が塗布液を収容する液体収容空間12cになっている(撹拌ボール12dを収容する場合がある)。一方、前端部12aに前記バルブ機構14を内装した状態で内先軸26によって固定している。詳しくは、内軸12の先細になった前端部12aにバルブ機構14を内装した状態で、インク導入管18の後端部18bをバルブ機構14に摺動自在に繋ぎ、バルブ機構14前端部を介装して内先軸26を内軸先端部12aに螺合等によって固定している。
ここで、前記バルブ機構14は、塗布液を収容する前記液体収容空間12cと塗布体16との連通路途上に、弁座体30および弁棒体38が軸方向に相対移動することによって塗布液の塗布体16に向けての供給を許容・制止するものである。
バルブ機構14の弁座体30は、軸方向の両端部に開口がある略筒体である。内部の先方側(先側弁部材32)および後方側(後側弁部材34)に弁棒体38に摺接する液密部が形成され、前記後方側開口が液体収容空間12cに面し、かつ、先方側開口が塗布体16側に面して設けられる。
具体的には、図1(b)に示すように、先側弁部材32は、先方端にフランジが拡径した全体が略筒形状を呈している。また、後側弁部材34は先方端にフランジが拡径し、該後側弁部材34の前部に先側弁部材32が後方向きに嵌入している。後側弁部材34の先方側内周面が弁棒体38前部の摺接する先方側液密部になり、後方側端が段状に縮径して開口した略筒形状を呈しており、この縮径部内周面が弁棒体38後部の後方側液密部になっている。先側弁部材32を後側弁部材34内に後方向きに同心状に挿入し重畳した状態でそれらのフランジを重ね、内先軸26で覆って内軸先端部12aに螺合して固定する。
なお、後側弁部材34の後方側端の縮径部の前面がスプリング部材36を受ける部分になっている。
前記弁棒体38は、前記先側弁部材32および後側弁部材34の中空内に進退動可能に収容されている。
弁棒体38の外周部に、前記弁座体30内の先側弁部材32先方側液密部に液密状態で摺接する先方側のピストン部38aが、前記弁座体30内の後側弁部材34の後方側液密部に液密状態で摺接する後方側のピストン部38bがそれぞれ設けられると共に、該弁棒体38のほぼ中央部の外周部と前記弁座体30内面との間に塗布液を流通する空間が設けられる。具体的には、弁棒体38の先方側ピストン部38aは、拡径した傘状のフランジが可撓性を有した形成されたものである。また、後方側のピストン部38bは、後方窄まりに平滑外周面に形成されており、弁棒体38が後方に移動するときに、後側弁部材34の開口を細径の後端部が通過したあとに太径の中央部が後側弁部材34の後方側液密部に密着して摺接するものである。
上記のようにバルブ機構14は、弁座体30および弁棒体38間にスプリング部材36を介装しており、スプリング部材36は弁棒体38の先方側のピストン部38aを後方から当設していて、弁座体30に対して先方側端に位置するように付勢している。したがって、内軸12の後端をノックして押圧力を加えないと、図1に示すようにスプリング部材36によって先方側のピストン部38aが先方側液密部先端に内接して位置する。なお、外軸10内の環状突起42に内先軸26が当接して内軸12がそれ以上後方に移動して抜けてしまうのを防止している。
また、弁座体30の先方側開口(先側弁部材32の先端側開口)には、当該先方側開口を塗布体16に連通するインク導入管(管路)18の後端部18bが挿入されて設けられている。このインク導入管18の先端部18a内には、塗布液を塗布体16に向けて導入する誘導パイプ44が嵌入されている。
ここで、実施形態1に係るキャップ24は、図2に示すように、前記インナーキャップ24aの内側に前記塗布体16に対向して蓋体28を設けている。
キャップ24は、前記インナーキャップ24aと蓋体28との間の貯蔵空間24c内に塗布液の溶剤を貯蔵する構造とし、前記蓋体28に、前記塗布液の溶剤を浸透させて該溶剤を貯蔵空間24c内から前記塗布体16周囲の空間に供給する補給部46を設けている。
前記補給部46は、前記蓋体28に貯蔵空間24cと塗布体16周囲の空間とを連通させる孔46aを形成し、その孔46a内に溶剤浸透性の樹脂弾性体48を嵌め込み、この樹脂弾性体48を介して前記塗布体16周囲の空間に溶剤を供給するようにしている。インナーキャップ24aには、前記塗布体16側に向けて樹脂弾性体48を押圧する突起部24dを柱状かつ後方に向けて突出形成した構成になっている。
貯蔵空間24cに貯蔵する塗布液の溶剤は、少なくとも溶剤を含んでいれば、溶剤の形のみならず塗布液そのものを貯蔵してもよい。また、貯蔵空間24cに多孔質体または繊維体を収容してそれらに溶剤を含浸させて溶剤が安定して収容するようにしてもよい。
樹脂弾性体48は、ゴム、NBR、シリコン、SBR(スチレンブタジエンゴム)、FKM(フッ素ゴム)、ACM(アクリルゴム)、CR(クロロブレンゴム)、IIR(ブチルゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等、塗布液の溶剤を浸透できるものならば種々に材料を用いることができる。
蓋体28の材質は、高密度ポリエチレン(HDPE)やPBT等の樹脂を材質とすることできる。
前記孔46aは、塗布体16側がすり鉢状に細くなる斜面状縮径部50を設けた構造である。樹脂弾性体48は、その孔46aの内側面および斜面状縮径部50の斜面に当接して孔46a内に嵌め込んだものである.
図2〜図3に詳細に示すよう、蓋体28は前方の筒状部分28aと後方の概略的に椀状部分28bが連続形成され、軸中心に孔46aが貫通形成されている。前方の筒状部分28a内は軸中心向きに突出形成されたリブ部28cが複数形成されており、筒状部分28aの後端付近で縮径して斜面状縮径部50になっている。この斜面状縮径部50の最小径部分が孔46aの最小径部分で椀状部分28b側に解放している。
上記孔46aにはめ込まれた樹脂弾性体48は突起部24dで押圧されて、斜面状縮径部50に押し当たっていると共に、孔46a内側面にはリブ部28cで挟持されて、リブ部28c同士の谷間が通気路となる。樹脂弾性体48が斜面で当たっている状態で樹脂弾性体48から溶剤成分が気散して塗布体16周囲の空間に溶剤成分が補給されるようになっている。
実施形態1では、前記孔46a内に溶剤浸透性の樹脂弾性体48を嵌め込み、樹脂弾性体48を介して前記塗布体16周囲の空間に溶剤を供給するようにしている。インナーキャップ24aには、前記孔46a内に向けて樹脂弾性体48を押える突起部24dを突出形成するので、樹脂弾性体48を孔46a内で押さえ付けて空隙が生じるのを確実に防止することができる。
また、前記孔46aを、塗布体16側がすり鉢状に細くなる斜面状縮径部50を設けた構造とし、樹脂弾性体48は、その孔46aの斜面状縮径部50の斜面に当接して孔46a内に嵌め込んだものである。前記蓋体28と樹脂弾性体48で貯蔵空間24cをシールすることで、貯蔵空間24cから塗布液が不用意に出ることを防止できる。
次に、実施形態2に係る液体塗布具のキャップ24について図4〜図5を参照して説明する。上記実施形態1の塗布具のキャップ24と同様部分には同一部分には同様の符号を付している。
図4〜図5に示すように、実施形態2の塗布具のキャップ24においては、前記孔46aは、塗布体16側が段付で細くなる段状縮径部52を設けた構造である。樹脂弾性体48は、その孔46aの段状縮径部52の塗布体16反対側面に当接して孔46a内に嵌め込んだものである。
前記孔46aを、塗布体16側端が段付で細くなる段状縮径部52を設けた構造とした。樹脂弾性体48は、段状縮径部52の塗布体16の反対側面に当接して孔46a内に嵌め込んだものにする。段状縮径部52の段状の角部で塗布体16の反対側面に当接するので、突起部24dの長さの設定等によって当接圧の設定をし易く、気密性の高低が設定しやすくなる。
次に、実施形態3に係る液体塗布具のキャップ24について図6〜図7を参照して説明する。上記実施形態1の液体塗布具およびキャップ24と同様部分には同一部分には同様の符号を付している。
図6〜図7に示すように、前記補給部46は、前記蓋体28に貯蔵空間24cと塗布体16周囲の空間と仕切りかつ、その溶剤浸透性の樹脂膜体54を形成し、該樹脂膜体54を介して前記塗布体周囲の空間に溶剤を供給するようにしたものである。
蓋体28の材質は高密度ポリエチレン(HDPE)やPBT、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、PEを用いることができる。
樹脂膜体54は蓋体28に一体形成しても別体形成してもよい。
また、実施形態3に係るキャップでは、実施形態1〜2の樹脂弾性体48の形成を必要としないため、部品点数が少なく簡単な構成で補給部46を形成できる。
また、実施形態3に係るキャップでは、突起部24dは形成しており、蓋体28の筒状部分28a内の孔46aに突起部24を臨ませることによって樹脂膜体54への通路断面積を設定可能にして樹脂膜体54に接触する溶剤の量を設定可能にしている。本発明はこれに限定されず、蓋体28の筒状部分28aおよび突起部24の形成しせずにインナーキャップ24aおよび蓋体28の構成を簡単化してもよい。この場合、樹脂膜体54の膜厚の設定によって溶剤の供給量を調整料できる。
10 外軸(軸本体)
10a 外軸の先端部
10b 外軸の後端部
12 内軸
12a 内軸先端部
12b 内軸後端部
12c 液体収容空間
12d 撹拌ボール
14 バルブ機構
16 塗布体
18 インク導入管
18a インク導入管の先端部
18b インク導入管の後端部
20 シールリング
22 先軸
24 キャップ
24a インナーキャップ
24b スプリング
24c 貯蔵空間
24d 突起部
24d 突起部
26 内先軸
28 蓋体
28a 蓋体の筒状部分
28b 蓋体の椀状部分
28c 蓋体のリブ部
30 弁座体
32 先側弁部材
34 後側弁部材
36 スプリング部材
38 弁棒体
38a 先方側ピストン部
38b 後方側のピストン部
40 空間
42 環状突起
44 誘導パイプ
46 補給部
46a 孔
48 樹脂弾性体
50 斜面状縮径部
52 段状縮径部
54 樹脂膜体

Claims (5)

  1. 塗布具本体の先端部から塗布体が突出して設けられた液体塗布具に対してその不使用時に該先端部を着脱可能に覆う液体塗布具のキャップであって、
    前記キャップは、該塗布具本体の先端部周囲に密接する内ャップを外キャップ内に設けた二重構造とし、
    前記内キャップの内側に前記塗布体に対向して蓋体を設け、
    前記内キャップと蓋体との間の貯蔵空間内に塗布液の溶剤を貯蔵する構造とし、
    前記蓋体に、前記貯蔵空間内に貯蔵した塗布液の溶剤を浸透させて該溶剤を貯蔵空間内から前記塗布体周囲の空間に供給する補給部を設けたことを特徴とする液体塗布具のキャップ。
  2. 前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間とを連通させる孔を形成し、その孔内に溶剤浸透性の樹脂弾性体を嵌め込み、樹脂弾性体を介して前記塗布体周囲の空間に前記溶剤を供給するようにしたものであり、
    内キャップには、前記塗布体側に向けて樹脂弾性体を押圧する突起部を突出形成したことを特徴とする請求項1に記載の液体塗布具のキャップ。
  3. 前記孔は、塗布体側がすり鉢状に細くなる斜面状縮径部を設けた構造であり、樹脂弾性体は、その孔の斜面状縮径部の斜面に当接して孔内に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の液体塗布具のキャップ。
  4. 前記孔は、塗布体側が段付で細くなる段状縮径部を設けた構造であり、樹脂弾性体は、その孔の段状縮径部の塗布体反対側面に当接して孔内に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の液体塗布具のキャップ。
  5. 前記補給部は、前記蓋体に貯蔵空間と塗布体周囲の空間と仕切りかつ、溶剤浸透性の樹脂膜体を形成し、該樹脂膜体を介して前記塗布体周囲の空間に溶剤を供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の液体塗布具のキャップ。
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