JP6016410B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
したがって、特に、ポスター製作等で幅の太い描線を一度で筆記することが求められた場合、筆記ペン先を太くし、併せて軸筒も太くしていたが、これでは、著しく持ちづらくなり一般の筆記の使用に耐えられない。
ペン芯は軸筒の径より大きい幅かつ軸方向視で非円形状に形成されており、
前記先筒は二箇所以上の嵌合部によって前記ペン軸に着脱可能に装着されるものであることを特徴とする筆記具である。
前記先筒の楕円形部位には、キャップとの嵌合時にキャップの内周面部に密接してペン芯をキャップ内に密封するためのゴム弾性材を保持する保持部と、キャップ内周面に嵌着してキャップを抜け止めする嵌合部とが設けられてシールされることが好適である。
また、前記先筒10は、ペン芯14を前後動可能に装着して側方へのガタツキを少なくして誘導支持する概略椀状の誘導支持部10aが先方部に設けられ、ペン軸12の先方部に外嵌して固定する連結筒部10bが後方部に設けられている。この連結筒部10bに形成された二箇所(本発明では三箇所以上でもよい)の嵌合部18によって前記ペン軸12に着脱可能に装着されるものである。
ペン軸12は、先端部が段状に細径になっており、その先端部に筒状の継手筒20が覆うように嵌着され一体化している。ペン軸12はその内部がインクを収容するインク室16になった先端開放かつ後端端閉鎖の軸方向に長い筒体構造のものである。
図2〜図3に示すように、前記ペン軸12に先筒10を嵌合させる嵌合部18は、連結筒部10bに前記継手筒20の段状の外周面(後方部20r、中央部20c、先方部20fの各外周面)に対応した段状の内周面(後方部、中央部、先方部)を有し、かつ、段状の内周面の後方部の環状凸部からなる嵌合部18(18a)及び中央部の後方部寄りの位置の環状凸部からなる嵌合部18(18b)を設けている。嵌合部18aを継手筒20の後方部20r後端とペン軸12肩部との間で形成された凹みに嵌合させ、また、嵌合部18bを、継手筒20の中央部20cの後側端の段差付近の外周に形成された環状の凸部に乗り越えさせて嵌合させる。
ペン軸12の先端部及び継手筒20の内部に弁機構22を設けており、弁機構22を開閉することによってペン軸12のインク室16の先方部にある供給開口からペン芯14先端部に供給するインクの量を調整するものである。
前記保持枠24と支持杆28aとの間に付勢部材のスプリング32が緩く装着されて、弁体28が保持枠24に対して先方に閉鎖方向に付勢されている。通常、弁機構22は弁体28によって閉鎖する状態に保持される。
この第3実施形態では、図7や図8に示すように、キャップ34天面の凹部34cは、キャップ34の先方視で概略矩形または長円形の先端において、周囲が壁状に突出した部分に囲まれた中央部が相対的に凹んだ形態で凹部34cになっている。
さらにペン芯は、図7や図9に示すように、ペン芯14は、一本足状の誘導部14bと塗布部14a側(先端側)の間の幅方向側端部が、塗布部14a先端側に行くにつれて拡径するテーパー面のテーパー部14cが形成され、かつ、ペン芯14の正面から背面にかけて貫通する三角形状で複数の開口部14dが形成されている。複数の開口部14d同士は細い幅のブリッジ部14dで仕切られた形状を呈している。
なお、開口部14dは図面では三角形状のものが3つ空いているが、筆圧の強度に影響がなくインク供給性能が向上すれば、数や形状は特に指定しない。
10a 誘導支持部
10a1 誘導壁部
10b 連結筒部
12 ペン軸
14 ペン芯
14a 塗布部
14b 誘導部
14c テーパー部(第3の実施形態)
14d 開口部(第3の実施形態)
16 インク室
18(18a、18b) 嵌合部
20 継手筒
20c 継手筒の中央部
20f 継手筒の先方部
20r 継手筒の後方部
22 弁機構
24 保持枠
26 弁座部材
26a 弁孔
28 弁体
28a 支持杆
28b 筒部
30 通路
32 スプリング
34 キャップ
34a 縦溝
34c 凹部(第3の実施形態)
36 外周壁部
38 ゴム弾性材
40 保持部
42 第2の嵌合部
44 環状段部
46 梁部
48 インク受け部
Claims (3)
- 先端側に先筒を装着するペン軸と、この先筒の先端に、軸方向に移動可能に嵌入されるペン芯とを備え、このペン芯が前記先筒に嵌入された状態で軸方向に押圧されることでペン軸内のインク室に貯留されているインクがペン芯に供給され、上記押圧が解除されることにより上記ペン芯へのインク供給が阻止される筆記具において、
ペン芯はペン軸の径より大きい幅かつ軸方向視で非円形状に形成されており、
前記先筒は二箇所以上の嵌合部によって前記ペン軸に着脱可能に装着されるものであると共に、
前記ペン芯を着脱可能に覆うキャップの内周部及び先筒の外周部に軸方向視で楕円形の部位が形成され、このキャップを先筒に装着する際には、当該楕円形の部位同士を嵌合するように形成されており、
前記先筒の嵌合部は、先筒外周面に周方向に間隔を置いて複数設けられ、該複数の嵌合部間を繋ぐように周方向に沿って前記キャップを嵌着するための環状段部が形成されることを特徴とする筆記具。 - 前記先筒の楕円形の部位には、キャップとの嵌合時にキャップの内周面部に密接してペン芯をキャップ内に密封するためのゴム弾性材を保持する保持部と、キャップ内周面に嵌着してキャップを抜け止めする嵌合部とが設けられてシールされることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記ペン芯の誘導部と塗布部との間に、複数の開口部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
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