JP5328353B2 - Pbフリー銅合金摺動材料及びその製造方法 - Google Patents

Pbフリー銅合金摺動材料及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、銅基焼結合金に関するものであり、さらに詳しく述べるならばPbを含有しなくとも摺動特性が優れたPbフリー銅合金摺動材料及びその製造方法に関するものである。
摺動用銅合金に、通常添加されているPbは摺動時の温度上昇によって摺動面に膨張・展伸する結果、Pbは摺動面を冷却すると同時に、その優れた自己潤滑作用により焼付きを防止する。さらにPbは軟質分散相であるから、なじみ性及び異物埋収性にすぐれている。このように優れた性質を有するもののPbは硫酸以外の酸に腐食され易く、また有害物質であるから、PbをBiで代替した摺動材料用Cu−Bi系焼結合金が開発されている。Cu−Bi系焼結合金は、銅マトリックスとBiが分離した組織となっており、摺動面に存在するBi相が耐焼付性に対して有効である。
その一つである特許文献1:特許第3421724号公報によると、0.5〜15重量%のSn、1〜20重量%のBi、0.1〜10体積%の、ホウ化物、ケイ化物、酸化物、窒化物、炭化物、金属間化合物から選択される硬質粒子、残部Cuの組成を有しており、硬質粒子は平均粒径が1〜45μmであり、銅マトリックスに分散したBi相中に混在している。硬質粒子は軟質のBi相中に混在することにより、Biがクッションとなってマトリックスの表面に露出している硬質粒子が相手材を攻撃する性質を緩和している。さらに、Bi相は脱落した硬質粒子を埋収する性質も有している。また、図面では、硬質粒子の各1個は摺動面においてBi相中に完全に包囲されているか、あるいは一部がBi相中に包囲され、残部が銅マトリックスと接合されている。
他の従来例である、本出願人が出願した特許文献2:特開2005−200703号公報によると、質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、0.1〜10%の平均粒径が10〜50μmの硬質粒子を含有し、硬質粒子と接しているBi相に関し、硬質粒子全周に対するBi相の接触割合が50%以下である硬質粒子の存在割合が70%以上とする焼結銅合金が提案されている。上記硬質粒子接触割合が50%であると、1個の硬質粒子は、周囲長さ換算で50%がBi相と接触し、残りの50%は銅マトリックスに接していることなる。この割合を特許文献2では「硬質物接触率」と称している。したがって、特許文献2では、硬質物接触率が50%以下であるから、銅マトリックスと接している長さがBi相と接している長さより多くなる。また、特許文献2では、このような硬質粒子が全体の粒子個数に対して70%以上である。この割合を特許文献2では「硬質物存在比率」と称しており、最高で94%が達成されている。この94%の残り6%は、硬質物接触率が50〜100%であり、100%の場合は、硬質粒子はBi相内に完全に包囲されている。
したがって、特許文献2においては、個々の硬質粒子に着目すると、硬質粒子は長さで半分以下がBi相に取りこまれ、また硬質粒子全体に着目すると、できるだけ多くの割合でBi相に接触しないように組織調整を行なっている。このような組織制御のためには、高周波焼結による短時間焼結が採用されている。
特許第3421724号公報 特開2005−200703号公報
従来のCu−Sn−Bi系焼結合金では、摺動面に存在するBi相に耐焼付性の向上を期待している。すなわち、Bi相は摺動初期に相手軸となじみ、その後は摺動材表面は焼付きが起こり難い安定した表面になることが期待されている。しかしながら、定常摺動中にCu相が相手軸により流動してBi相を被覆する結果、Bi相の表面露出量が徐々に低下し、これとともに耐焼付性が初期と比較して低下する問題があることが分かった。したがって、本願発明は、経時的耐焼付性低下を防止することができるCu−Sn−Bi−硬質粒子系摺動材料及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係るPbフリー銅合金摺動材料は、質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、1〜10%の平均粒径が10〜70μmの硬質粒子を含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなり、銅マトリックス中にBi相及び硬質粒子が分散してなる焼結合金において、前記硬質粒子のすべてがBi相及び銅マトリックスに接合されていることを特徴とする。以下、本発明を詳しく説明する。
(1)組成
Sn:本発明において、Snはマトリックスを強靭にするとともに、再結晶温度を高め、焼結組織に影響する元素である。Snの含有量が1質量%未満であると、銅合金の再結晶温度が低くなりすぎ、(3)焼結方法の段落で説明するように、Biが優先的に銅合金粉末表面を覆い、硬質粒子と銅マトリックスが接合されにくくなる。一方、Snの含有量が15質量%以上であると、Cu−Sn系金属間化合物が生成するために銅合金マトリックスが脆くなり、摺動初期の耐焼付性が低下する。好ましいSnの含有量は2〜10質量%であり、より好ましくは2〜6質量%である。
Bi:Biは従来材料のPbと同等の作用を発揮する元素であり、なじみ性と耐焼付性を高める。さらに、Biは液相焼結に必要な液相を生成する。Bi含有量が1質量%未満であると、摺動初期からBiの表面露出が少ないため、摺動初期時点で耐焼付性が低くなる。また、Bi含有量が15質量%以上であると硬質物がBiと接触しやすくなることで硬質粒子が保持されにくくなるため、Cuマトリックスの流動を阻止できなくなり耐焼付性が低下する。好ましいBi含有量は2〜10質量%であり、より好ましくは3〜8質量%である。
硬質粒子:硬質粒子は耐摩耗性を高めるとともに、Cuマトリックスの流動を阻止する成分である。硬質粒子の含有量が1質量%未満であると、これらの効果が不足して耐焼付性が低くなる。一方、硬質粒子の含有量が10質量%以上であると、硬質粒子と銅マトリックスの界面を起点に金属疲労が起こり易くなり、耐焼付性が低下する。
硬質粒子としては、Fe3P、Fe2PなどのFe−P系化合物を使用する。この硬質粒子は、焼結中に銅マトリックスとの拡散接合が起こり易くかつ硬度が適切である。
硬質粒子の平均粒径が5μm未満であると、銅マトリックスの流動防止効果が少なくなり、耐焼付性の経時的低下が大きくなる。一方、硬質粒子の平均粒径が70μm以上であると、硬質粒子とBi相は同じ位置に存在する確率が高くなるので、硬質粒子が銅マトリックスと接合し難くなり、経時的耐焼付性が低くなる。好ましい硬質粒子の平均粒径は10〜50μmであり、より好ましくは15〜40μmである。
P:Pを銅マトリックス成分に添加することが可能である。Pの効果としては、銅マトリックスの焼結性を向上させるのと同時に、裏金との密着性を向上させることである。Pの含有量が0.02質量%未満ではその効果が小さく、0.2質量%を超えると銅マトリックスが硬くなり過ぎて耐焼付性の低下を招くと同時に、裏金との密着力が低下する。
上記以外の成分は不純物であり、特にPbは不純物レベルでしか許容されない。
(2)組織
本発明のCu−Sn−Bi‐硬質粒子系焼結材料の基本的組織構成相は、銅マトリックス、Bi相、硬質粒子であり、銅マトリックスを構成する粒子の境界にBi相と硬質粒子が存在している点では特許文献1、2に示されている従来材料の組織と同じである。本発明の組織上の特長点は、摺動面においてすべての硬質粒子が銅マトリックスと接合しているところにある。この点に関連して、硬質粒子は銅マトリックスと相互拡散し易いリン化物であると、硬質物中のPとマトリックスのCuとの間で相互拡散が起こり、Bi相を介在しないで接合した硬質粒子と銅マトリックスの接合強度が高くなる。さらに、焼結法としては特許文献2で行われている高周波誘導加熱焼結ではなく、電気抵抗加熱炉焼結が好ましい。
硬質粒子の接合形態は銅マトリックス及びBi相との間の二種類である。硬質粒子とBi相との間の結合力はアンカー効果による「形状的な結合」に起因し、一方リン化物系硬質粒子と銅マトリックスとの結合は、相互拡散を伴う「拡散接合」に相当し、強い。したがって、後者の結合力により銅マトリックスは流動し難くなっている。さらに、摺動面において温度が上昇してBi相が軟化しても、銅マトリックスは硬質粒子と結合しており、硬質粒子はまったく軟化しないので、硬質粒子近傍で銅マトリックスの流動が起こることはない。
これに対して、Bi相とのみ結合している硬質粒子を排除しない本発明外の組織では、硬質粒子が相手軸からの荷重に対して沈み込み易くなる。また、摺動面の温度が摺動中に上昇するとBiが軟化して、上記の接合力が低下するために、銅マトリックスは相手軸により流動され易くなり、結果としてBi相を被覆してBi相の露出面積が低下する。
次に、硬質粒子は、通常、1mmの視野に20〜80個程度の多数が存在している。かかる硬質粒子が1個でも銅マトリックスと接合していない場合、この1個の硬質粒子の周囲近傍の銅マトリックスの軟化が起こると、この近傍の銅マトリックスが流動を起こして、微小焼付きが起こる。一旦、微小焼付きが起こると、これが成長して部品全体の焼付きが起こる。
本発明において、後述の焼結方法によると、焼結材料のすべての硬質粒子を銅マトリックスと接合させることができる。但し、摺動面及び摺動予定面、即ち摺動部材の寿命中に起こる摩耗深さが分かっている場合は、例えば、ATブシュの摩耗予定深さが10〜80μm程度である場合は、この深さについて所定接合状態が得られていることで充分である。
(3)焼結方法
本発明においては、Fe−P系化合物硬質粒子とCu−Sn−Bi系合金の焼結が行われる。粉末の原料は、アトマイズ粉末などがある。
従来技術も引用しながら本発明の組織制御を説明する。
特許文献1の組織制御方法は、硬質粒子とBi相が混在するようにするものである。硬質粒子としてFe−P系化合物が使用されていない。また、硬質粒子の中にはBi相のみと接しており、銅マトリックスと接合していないものが含まれている。
特許文献2の組織制御方法は、個々の硬質粒子に着目すると、硬質粒子は長さで半分以下がBi相に取りこまれている。これに対して本発明では、個々の硬質粒子のBi相への取込み(硬質物接触比率)に関しては50%以下でも以上でもよいが、100%(硬質粒子が銅マトリックスと完全に非接触)ではない。次に、特許文献2の制組織御方法は、硬質粒子全体に着目すると、硬質粒子はできるだけ多くの割合でBi相に接触しないものであるが、本発明はBi相との接触割合に関しては限定されない。但し、硬質粒子は全部が銅マトリックスと接触するものである。また、本発明の特徴である全硬質粒子の銅マトリックスとの接触を実現するためには、電気炉焼結において次の焼結過程の制御が重要である。
焼結においては、(イ)Fe−P系化合物が銅マトリックスと焼結・接合する過程と、(ロ)BiがCu−Sn−Bi系合金粉末の内部から界面に押出されて焼結が進行する過程があり、これらの過程は別々に進行すると考えられる。
前者のFe−P系化合物が銅マトリックスと焼結・接合する過程では、400℃以上でFe−P系化合物が存在する場合は、そのPがCu−Sn−Bi系合金粉末表面を脱酸して、粉末表面の活性化度を高めることによってFe−P系化合物と銅マトリックスの接合が進む。この脱酸及び硬質粒子の接合は焼結中の昇温時の温度上昇勾配が小さい方が起こり易い。好ましくは、室温〜600℃の温度領域で300〜1000℃/minの温度上昇勾配が好ましい。この温度上昇勾配が低すぎると、Pによる脱酸効果が昇温中になくなってしまい、一方高すぎるとBiがCu−Sn−Bi粉末からFe−P系化合物粒子の周囲に集まってくる。この集中は粉末表面の活性度が上がる前に起こる。
後者の(ロ)は、アトマイズにより急冷凝固したCu−Sn−Bi系合金が約400℃以上で再結晶して結晶が再配列されると、Biが粉末界面に押出され、かつ硬質粒子、例えばFe−P系化合物が存在する箇所に集合してくる。これら二つの位置は、Biが完全に押し出された状態ではほとんど重複している。しかし銅合金の再結晶温度が低すぎると、低温で銅合金粉末粒子から押出されるBiが銅合金粉末粒子の全面を被覆するようになって、硬質粒子と銅マトリックスの接合が阻害される。このことは両者の位置が一致する確率はほぼ100%であるということである。一方、硬質粒子量がBi添加量より相対的に非常に多くなると、上記確率は低くなり、硬質粒子はBiを介在せず、銅マトリックスと接合される割合が高くなる。
実施例1
表1に示す組成となるようにCu−Sn−Bi合金を予備合金を調製し、アトマイズ法により粉末粒径を150μm以下とした。また、Cu−Sn−Bi合金粉末と表1に示す硬質粒子をV型ブレンダーにより通常の条件で混合し、混合粉を幅150mm、長さ2000mmの鋼板上に厚さが1mmとなるように散布し、水素雰囲気中で電気炉内で焼結を行った。焼結条件は、温度勾配を室温〜600℃の温度領域で600℃/minに設定し、焼結温度は700〜900℃、焼結時間は5〜30分とした。その後、圧延により焼結層を緻密化し、再び同じ条件で2次焼結を行った。
Figure 0005328353










耐焼付性試験は次の方法及び条件で行った。
(1)初期焼付性試験
試験機−ピンオンディスク試験機
荷重−4MPa/10minステップアップ
油種−パラフィン系ベースオイル
油温−室温
相手材−SUJ2
(2)定常摺動後耐焼付性試験
試験機−ピンオンディスク試験機
荷重−8MPa、300min摺動後、4MPa/10minステップアップ
油種−パラフィン系ベースオイル
油温−室温
相手材−SUJ2
表1において、比較例は次のとおり性能が劣っている。まず、比較例1はBiを含有していないために、初期及び定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例2はBi含有量が多いために、やはり初期及び定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例3はSn含有量が低いために、初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性は不良である。比較例4はSn含有量が多いために初期及び定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例5は硬質物がAlであるために初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例6は硬質粒子を含有していないために、初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例7は硬質粒子の添加量が多いために、初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例8は硬質粒子の平均粒径が大きいために、初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性が不良である。比較例9は硬質物の平均粒径が小さいために、初期耐焼付性は良好であるが、定常摺動後の耐焼付性が不良である。
組織観察は次のとおりである。上記した焼結材の表面中の実製品に適用可能な部位において、10mm×10mmの範囲の観察を3ヶ所において行った。この表面積を視野が0.50mmで倍率が100倍の光学顕微鏡で観察するためには600回の測定が必要である。先ず、予備試験として表1のNo.1とNo.22について、上記600回の顕微鏡観察をOLYMPUS社製PC制御顕微鏡で行ったところ、各回ともすべての硬質粒子が銅マトリックスと摺動面において接合していることが確認された。
次に、特許文献2、表1、No.1とNo.12の焼結材について、上記と同様の光学顕微鏡観察を行ったところ、13回につき1回の割合で、完全にBi相に取り込まれた硬質粒子が観察された。
以上の予備顕微鏡観察から、焼結法では偏析がなく、また上記した顕微鏡視野に着目すると均質材料であることが確認された。したがって、焼結材料の代表的箇所を顕微鏡で観察すると、材料全体の組織を把握できる。これらの考察から、本発明の表1のNo.1とNo.22以外については、表面の任意の箇所を50回顕微鏡観察した。
本発明の実施例における材料No.1、22以外は上記した光学顕微鏡観察法により、すべての硬質粒子が銅マトリックスと結合していることが確かめられた。また、本発明の実施例の初期及び定常摺動後の耐焼付性はいずれも良好である。
本願実施例のNo.5、9、21の試験片の表面を研磨した面の顕微鏡写真をそれぞれ図1、2,3に示す。これらから、硬質粒子は銅マトリックスと接合していることが分かる。これらの顕微鏡写真を特許文献2に示された顕微鏡写真(10%Bi−2%Fe3P−1%Fe2P−残部Cu)について、同一面積当りのBi相の個数、即ち、非定形孤立粒子として観察されるBi相の個数に着目してみる。但し、これらの焼結材のBi量及び硬質物量は同じでないので、この点は修正した上で比較すると、本発明の方が特許文献2よりもBi相の個数は少ない傾向にある。したがって、本発明においては、Fe−P系化合物がBi相と接触せず、銅マトリックスと反応する確率が高くなっていることは、この組織比較からも裏付けられる。
さらに、比較例2は図4に示すように硬質粒子はBi相に完全に取囲まれていた。比較例3はSn含有量が少ないために再結晶温度が低く、硬質粒子の幾つかはBi相に完全に取り囲まれていた。
実施例2
また、表2のように、表1の実施例1の一部の組成にPを添加して表1と同一方法で作成した試験片について同一の試験を行ったところ、Pを適量添加した実施例2の初期焼付面圧及び定常摺動後焼付面圧は、Pを添加していない表1の実施例1よりも更に良好になった。これはPを添加することにより、さらに焼結が進行して銅マトリックスと硬質物との拡散接合が進み、硬質物の保持が良くなったためである。
一方、表2の比較例2のようにPを添加し過ぎると、初期焼付面圧及び定常摺動後焼付面圧は逆に著しく低下してしまう。
Figure 0005328353
上述したように、本発明の摺動材料は摺動による耐焼付性の劣化が少ないために、安定した性能が発揮される。したがって、本発明の材料は、オートマチックトランスミッション(AT)ブシュ、ピストンピンブシュ、一般機械用ブシュとして信頼性がある部品を提供することができる。
本発明実施例No.5の焼結合金の光学顕微鏡写真である(倍率250倍)である。 本発明実施例No.9の焼結合金の光学顕微鏡写真である(倍率250倍)である。 本発明実施例No.21の焼結合金の光学顕微鏡写真である(倍率250 倍)である。 比較例2の焼結合金の光学顕微鏡写真である(倍率250倍)である。

Claims (5)

  1. 質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、1〜10%の平均粒径が10〜70μmのFe−P系化合物を含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなり、銅マトリックス中にBi相及び前記Fe−P系化合物が分散している焼結材料からなるPbフリー銅合金摺動材料において、摺動面においてすべてのFe−P系化合物銅マトリックスに接合していることを特徴とするPbフリー銅合金摺動材料。
  2. 質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、0.02〜0.2%のP、1〜10%の平均粒径が10〜70μmのFe−P系化合物を含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなり、銅マトリックス中にBi相及び前記Fe−P系化合物が分散している焼結材料からなるPbフリー銅合金摺動材料において、摺動面においてすべてのFe−P系化合物が前記銅マトリックスに接合していることを特徴とするPbフリー銅合金摺動材料。
  3. Cu−Sn−Bi系銅合金アトマイズ粉末と、平均粒径が10〜70μmのFe−P系化合物粉末とを混合し、混合粉末の組成を、質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、1〜10%の前記Fe−P系化合物、残部Cu及び不可避的不純物とし、700〜900℃の焼結温度で前記混合粉末を焼結する方法において、前記焼結温度に昇温する際に、室温〜600℃の温度領域の温度上昇勾配を300〜1000℃/minとすることを特徴とする請求項1記載のPbフリー銅合金摺動材料の製造方法。
  4. Cu−Sn−Bi-P系銅合金アトマイズ粉末と、平均粒径が10〜70μmのFe−P系化合物粉末とを混合し、混合粉末の組成を、質量%で、1〜15%のSn、1〜15%のBi、0.02〜0.2%P、1〜10%の前記Fe−P系化合物、残部Cu及び不可避的不純物とし、700〜900℃の焼結温度で前記混合粉末を焼結する方法において、前記焼結温度に昇温する際に、室温〜600℃の温度領域での温度上昇勾配を300〜1000℃/minとすることを特徴とする請求項2記載のPbフリー銅合金摺動材料の製造方法。
  5. 前記焼結を電気炉で行うことを特徴とする請求項3または4記載のPbフリー銅合金摺動材料の製造方法。
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