JP5326347B2 - 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム - Google Patents

通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5326347B2
JP5326347B2 JP2008118581A JP2008118581A JP5326347B2 JP 5326347 B2 JP5326347 B2 JP 5326347B2 JP 2008118581 A JP2008118581 A JP 2008118581A JP 2008118581 A JP2008118581 A JP 2008118581A JP 5326347 B2 JP5326347 B2 JP 5326347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
terminal
network connection
center server
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008118581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009272664A (ja
Inventor
敏浩 邨田
仁志 秋山
毅彦 川▲原▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2008118581A priority Critical patent/JP5326347B2/ja
Publication of JP2009272664A publication Critical patent/JP2009272664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5326347B2 publication Critical patent/JP5326347B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

この発明は、家庭用電気機器の故障等の情報を通報する通報システム、およびこの通報システムで用いられる家庭用電気機器に関する。
一般に、家庭用電気機器(家電製品)に故障が発生した場合、ユーザがサービスセンタに電話をかけ、故障状況を伝えることが多い。サービスセンタではこのような故障通報を受けると、そのユーザ元に保守員を派遣して故障修理を行う。
しかし、多くの故障は、保守員の派遣が必要ない軽微なものが多い。例えばリセットを行うだけで簡単に復帰することがある。このような場合でも、ユーザが家電製品の操作を熟知していなければ、わざわざ保守員を派遣して故障状況の確認を行う必要があった。
そこで、家電製品をLANで接続し、管理装置からサービスセンタに顧客情報と修理情報を提示するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、同じく家電製品をLANで接続し、各家電製品の運転情報を集めるサーバを設置して定期的に家電製品の運転状況をサービスセンタへ送信し、その点検結果をユーザに連絡するものも提案されている(例えば特許文献2)。
また、近年、サービスセンタでは、自動電話応答サービスが普及しており、あらかじめ用意されたいくつかの質問に対してユーザがプッシュホンを押しながらメニュー選択をし、適切なオペレータに接続して問い合わせる態様が普及している。
特許3851733号公報 特開2007−305145号公報
しかし、現在、一般的な家電製品は、ネットワークに接続する機能を有していないものが多く、特許文献1、2のようなシステムを構成することが不可能であった。
また、特許文献1、2のシステムでは、サービスセンタに接続されるサーバを家庭内に新たに設置する必要があった。
さらに、上記のような自動電話応答サービスでは、ユーザが故障状態と質問内容を判断し難く、適切な答えを選ぶことが困難であった。また、質問に対してプッシュホンを押す操作が必要であり、時間がかかって煩わしいという問題もあった。また、ユーザ側から電話をかけない限り、サービスセンタ側から各家庭の家電製品の稼働状況を伺い知ることはできなかった。
そこで、この発明は、ネットワーク接続機能を有していない家電製品であっても、サービスセンタ側からの操作により各家電製品の稼働状況を通報させることができる通報システム、およびこの通報システムで用いられる家庭用電気機器を提供することを目的とする。
この発明の通報システムは、電気機器と、ネットワーク接続端末と、センタサーバと、を備えている。電気機器は、スピーカ(放音手段)やリモコン受光部(受信手段)を備えた一般の家電製品である。ネットワーク接続端末は、携帯電話等の赤外線送信部(送出手段)を備えた装置を用いることが可能であり、センタサーバから受信した指示情報が変調された変調光(赤外線)を送出する。なお、センタサーバからは指示情報のみ受信して、端末で符号化して変調するようにしてもよいし、符号化済の指示情報をセンタサーバから送信して、端末はそのまま家電製品に送出するだけとしてもよい。例えば、センタサーバから変調済の音声信号を送信し、端末は音声信号をそのまま放音すればよい。
家電製品は、端末から送信された変調光(受信手段がマイクであれば変調音声)を復調する復調手段を備えており、復調した指示情報に基づいて自身の稼働状態を示す機器情報を抽出する抽出手段と、機器情報を音声に重畳する機器側変調手段を備えている。なお、機器情報とは、その機器の固有の情報(製造品番等)や稼働履歴、故障状態等の情報を含むものである。端末は、家電製品が発した重畳音声に基づいて、センタサーバに機器情報を通報する。このようにして、サービスセンタ側からの操作により家電製品の機器情報を得ることができる。
なお、端末は、携帯電話以外にも、この通報システム用の専用端末や家庭用電話機、パーソナルコンピュータ、等、種々の装置を用いることが可能である。家庭用電話機を用いる場合、受話器のスピーカから重畳音声を発して、家電製品に指示情報を送信すればよい。
また、端末とセンタサーバとの接続態様は、一般電話回線網やインターネット網が用いられる。
端末として家庭用電話機や携帯電話機を用い、接続態様として一般電話回線網を用いる場合、サービスセンタ側からユーザの電話機に電話をかけるか、あるいはユーザがサービスセンタに電話をかけ、電話機のスピーカから変調音声を発して機器情報を通報させる。このとき、家電製品が発する音声としてプッシュトーン信号を用いてもよい。センタサーバが自動応答サービスを実行する場合、電話機がプッシュトーン信号を収音することで機器情報(故障内容)に合致した適切なオペレータに接続して問い合わせる態様とすることが可能である。
さらに、上記発明において、家電製品が、指示情報に基づいて復帰動作を実行することが望ましい。保守員の派遣が必要ない軽微な故障が発生した場合において、サービスセンタ側がユーザに復帰作業を提示しても、ユーザが家電製品の操作を熟知していなければ復帰作業を行うことができない。しかし、上記のようにセンタサーバ側から家電機器を制御することで、ユーザが何ら複雑な操作をしなくとも、故障状態から復帰させることが可能となる。
この発明によれば、ネットワーク接続機能を有していない家電製品であっても、サービスセンタ側からの操作により各家電製品の機器情報を通報させることができる。
以下、本発明の実施形態に係る通報システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る通報システムの主要構成を示すブロック図である。図2は、通報システムの動作を示すフローチャートである。
図1に示す通報システムは、家電製品1と、携帯電話等のネットワーク接続端末2と、センタサーバ(サービスセンタ)3と、からなる。ネットワーク接続端末2とセンタサーバ3は、インターネット網7に接続されている。
家電製品1は、テレビやエアコン等、一般的な家庭用電気機器である。なお、家電としての機能、構成は省略する。家電製品1は、チェック処理部11、マイク12、符号化器13、変調器14、チェック結果音記憶部15、スピーカ16、復調器17、およびコマンド受信処理部18を備えている。
チェック処理部11、符号化器13、変調器14、復調器17、およびコマンド受信処理部18は、同図の例ではハードウェア構成として記載、説明するが、RAM内蔵のマイコン等を用いてソフトウェアにより実現することも可能である。チェック結果音記憶部15は、家電製品に内蔵されるROMにより実現される。無論、チェック結果音をROMに記憶せず、ソフトウェアにより都度生成することも可能である。
ネットワーク接続端末2は、マイク21、復調器22、ネットワーク接続部23、受信処理部24、符号化器25、変調器26、コマンド送信音記憶部27、およびスピーカ28を備えている。このようなネットワーク接続端末は、本実施形態の通報システム専用の端末のみならず、携帯電話機、パーソナルコンピュータ等、ネットワーク接続機能を有した一般的な情報処理端末により実現可能である。また、復調器22、受信処理部24、符号化器25、および変調器26は、同図の例ではハードウェア構成として記載、説明するが、ソフトウェアにより実現することも可能である。なお、情報処理端末としてのその他の機能、構成は省略する。
この通報システムでは、センタサーバ3が、家電製品1に稼働状況のチェック指示を行う(指示情報を送信する)。家電製品1は、センタサーバ3からのチェック指示に応じて稼働状況のチェックを行い、その結果を機器情報としてセンタサーバへ通報する。図1および図2を用いて、この動作について説明する。
まず、センタサーバ3は、チェックコマンド(家電製品1のチェック処理部11が稼働状況をチェックする処理を実行するコマンド)をネットワーク接続端末2に送信する(s11)。ネットワーク接続端末2の受信処理部24は、ネットワーク接続部23を介してチェックコマンドを受信する(s21)。なお、ネットワーク接続端末2が携帯電話機である場合、ユーザが通報システム動作用のアプリケーションを立ち上げるようにしてもよいし、チェックコマンドの受信をトリガとして、アプリケーションが自動で立ち上がるようにしてもよい。
ネットワーク接続端末2は、符号化器25でチェックコマンドを符号化する(s22)。符号化されたチェックコマンドは、変調器26に送られる。変調器26は、コマンド送信音記憶部27からコマンド送信音(例えばビープ音)を読み出し、チェックコマンドを重畳した音声信号としてスピーカ28に入力する(s23)。スピーカ28は、入力された重畳音声を放音する(s24)。
なお、変調方式はどのような手法を用いてもよいが、ネットワーク接続端末2のスピーカ28や家電製品1のマイク12の音響特性を考慮した方式であるものが望ましい。また、この例では、ネットワーク接続端末2で指示情報を変調する構成を示しているが、センタサーバ3が変調済の指示情報を送信するようにしてもよい。
上記の重畳音声(コマンド送信音)が発生したとき、ユーザは、ネットワーク接続端末2を家電製品1に近づける。ネットワーク接続端末2に表示部があれば、コマンド送信音を発すると共にコマンド送信処理が発生した旨を表示し、ユーザに端末を家電製品へ近づけるよう促すメッセージを表示する。表示部がない場合、家電製品本体や取扱説明書に、コマンド送信音が発生した場合にネットワーク接続端末を近づける旨を表示しておいてもよい。さらに、「携帯電話を製品に近づけてください」等と、コマンド送信音でネットワーク接続端末を近づけるよう音声案内をしてもよい。
ユーザがネットワーク接続端末2を家電製品1に近づけると、家電製品1のマイク12は、上記スピーカ28が発した重畳音声を収音し、復調器17に入力する(s31)。復調器17は、重畳音声から符号化されたチェックコマンドを復調する(s32)。その後、コマンド受信処理部18は、チェックコマンドを復号化し、チェック処理部11へ送信する(s33)。チェック処理部11は、受信したチェックコマンドに応じて、自身の稼働状況のチェックを行う(s34)。稼働状況のチェックとは、自身の固有の情報(製造品番等)を取得する処理、稼働履歴(内蔵RAM等に記録されているもの)を取得する処理、自身が故障中であれば故障状態の情報(故障内容毎に細分化された数字、記号等からなるエラーコード)を取得する処理、等である。チェック処理部11は、これらの情報を機器情報として抽出する。
その後、チェック処理部11は、機器情報を符号化器13へ送信する。符号化器13は、機器情報を符号化し、変調器14に送信する(s35)。変調器14は、チェック結果音記憶部15からチェック結果音を読み出し、機器情報を重畳した音声信号としてスピーカ16に入力する(s36)。このチェック結果音(重畳音声)がスピーカ16から放音される(s37)。
なお、家電製品1の変調処理においても、どのような変調方式を用いてもよいが、スピーカ16とマイク21の音響特性に応じた周波数帯域を用いることが望ましい。
ネットワーク接続端末2のマイク21は、上記スピーカ16が発した重畳音声を収音し、復調器22に入力する(s25)。復調器22は、重畳音声から機器情報を復調する(s26)。復調器22は、復調した機器情報をネットワーク接続部23を介してセンタサーバ3に送信する(s27)。
センタサーバ3は、この機器情報を受信し(s12)、所定のデータベースに蓄積する。このようにして、センタサーバ3は、家電製品1の機器情報を取得する。蓄積された機器情報は、種々の処理に用いられる。例えば、センタサーバ3は、機器情報に含まれるエラーコードに応じた対処法、修理方法などを蓄積しており、この機器情報と対処法がオペレータに転送される。オペレータが家電製品1に故障が発生していると判断した場合、ユーザの家庭用電話機に電話をかけ、対処法を教える措置を行う。また、ユーザのeメールアドレスに対処法を送信したり、ネットワーク接続端末2に対処法を示す情報を送信して、ネットワーク接続端末2の表示部(不図示)に対処法を表示することも可能である。保守員の派遣が必要な故障であれば、保守員が故障情報と修理方法を参照し、修理に対する準備(必要部品の用意等)を行った後、ユーザ先に出向いて修理を行う。
また、センタサーバ3から家電製品1に再度コマンドを送信し、家電製品1で自動復帰処理を行うようにすることも可能である。例えば、センタサーバ3からリセットコマンドを送信し、チェック処理部11がリセットコマンドに応じてリセット処理を行う。この場合、センタサーバ側から家電製品を制御することができ、ユーザが何ら複雑な操作をしなくとも、故障状態から復帰させることが可能となる。なお、センタサーバ側からの制御態様は復帰動作に限るものではない。例えば、家電製品がAVアンプであれば、センタサーバ側で各種設定(音場補正等)を行い、これをAVアンプに反映させることができる。
なお、図1では、家電製品1がマイクを備えている例を示したが、図3に示すように、リモコン受光部を備えている家電製品についても図2と同様の動作を行うことができる。図3は、リモコン受光部を有する家電製品1、および赤外線ポートを有するネットワーク接続端末2を備えた通報システムの構成を示すブロック図である。なお、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3の通報システムでは、ネットワーク接続端末2は、赤外線ポート29を備えており、変調光(赤外線)を送信する。変調器26では、受信したチェックコマンドを赤外光で変調して赤外線ポート29を介して送信する。また、家電製品1は、リモコン受光部19を備えており、上記変調光を受信する。復調器17は、変調光からチェックコマンドを復調する。その他の動作は図2に示した動作と同様である。このように、リモコン受光部を備えた家電製品でも本発明の通報システムを実現することができる。
以上のように、本実施形態の通報システムによれば、ユーザが携帯電話機等を近づけるだけで、センタ側からの操作により機器情報を通報させることができる。
また、家電製品がネットワーク接続に対応していない場合であっても、ネットワーク経由で機器情報を送信することができ、サービス側が適切な措置を行うことができる。また、センタサーバ3からの処理により各家電製品の所在、稼働状況を知ることができるため、リコール対応等を迅速に行うことができる。
一般に、大多数の家電製品は、音声を発する機能や、赤外線受光部(またはマイク)を有しており、このような家電製品に情報を送受信するための新たなハードウェア構成を追加したり、家庭内にサーバを設置したりする必要なく、ファームウェアの変更等の軽微な構成変更だけで本発明の通報システムを実現することができる。また、ネットワーク接続端末2が携帯電話機であれば、スピーカ、マイクは無論のこと、IrDAに準拠した赤外線ポートを備えている場合が多く、端末側にも特別なハードウェア構成を追加する必要がない。
次に、図4は、通報システムの他の例を示すブロック図である。図5は、他の例に係る通報システムの動作を示すフローチャートである。図4に示す通報システムは、家電製品4と、電話機5と、サービスセンタ(センタサーバ)6と、からなる。電話機5とサービスセンタ6は、一般電話回線網9に接続されている。この例の通報システムは、家庭内にネットワーク接続環境がない場合においてもサービスセンタ側の操作により機器情報を通報させることができるものである。なお、電話機5は、携帯電話機でも代替可能である。
家電製品4は、上記家電製品1と同様に、一般的な家庭用電気機器である。家電としての機能、構成は省略する。家電製品4は、チェック処理部41、マイク42、符号化器43、変調器44、チェック結果音記憶部45、スピーカ46、復調器47、およびコマンド受信処理部48を備えている。チェック処理部41、符号化器43、変調器44、復調器47、およびコマンド受信処理部48は、ハードウェアであってもソフトウェアであっても実現可能である。
電話機5は、マイク51とスピーカ52を備えた一般的な家庭用電話機である。
サービスセンタ6は、復調器61、電話転送器62、オペレータ端末63、および変調器64を備えている。
この通報システムにおいても、サービスセンタ6が、家電製品4に稼働状況のチェック指示を行う。家電製品4は、サービスセンタ6からのチェック指示に応じて稼働状況のチェックを行い、その結果を機器情報としてサービスセンタへ通報する。図4および図5を用いて、この動作について説明する。
まず、サービスセンタ6は、チェックコマンドを符号化し(s51)、コマンド送信音に重畳して(s52)、重畳音声を電話機5に送信する(s53)。電話機5は、重畳音声を受信し(s61)、スピーカ52で放音する(s62)。なお、サービスセンタ6と電話機5の接続は、サービスセンタ6側から電話機5に電話をかけることで行ってもよいし、ユーザが電話機5を用いてサービスセンタ6に電話をかけることで行ってもよい。なお、変調方式はどのような手法を用いてもよいが、電話機の音響特性を考慮した方式であるものが望ましい。
上記の重畳音声(コマンド送信音)が発生したとき、ユーザは、電話機5を家電製品4に近づける。この場合、家電製品本体や取扱説明書に、コマンド送信音が発生した場合に電話機を近づける旨を表示しておく。また、コマンド送信音で電話機を近づけるよう音声案内をしてもよい。
ユーザが電話機5を家電製品4に近づけると、家電製品4のマイク42は、スピーカ52が発した重畳音声を収音し、復調器47に入力する(s71)。復調器47は、重畳音声から符号化されたチェックコマンドを復調する(s72)。その後、コマンド受信処理部48は、チェックコマンドを復号化し、チェック処理部41へ送信する(s73)。チェック処理部41は、受信したチェックコマンドに応じて、自身の稼働状況のチェックを行い、機器情報を抽出する(s74)。
その後、チェック処理部41は、機器情報を符号化器43へ送信する。符号化器43は、機器情報を符号化し、変調器44に送信する(s75)。変調器44は、チェック結果音記憶部45からチェック結果音を読み出し、機器情報を重畳した音声信号としてスピーカ46に入力する(s76)。このチェック結果音がスピーカ46から発音される(s77)。
スピーカ46からチェック結果音が発音されたとき、ユーザは、電話機5を家電製品4に近づける。家電製品4に表示部があれば、チェック結果音を発音するとともに、電話機を近づけるよう指示する旨を表示する。また、家電製品本体や取扱説明書に、チェック結果音が発生した場合に電話機を近づける旨を表示しておいてもよい。さらに、チェック結果音で、「電話機の受話器を近づけてください」等の音声を発するようにしてもよい。
ユーザが電話機5を家電製品4に近づけると、マイク51は、上記スピーカ46が発したチェック結果音を収音し(s63)、サービスセンタ6に送信する。
サービスセンタ6は、このチェック結果音を受信し(s54)、復調器61で機器情報を復調して所定のデータベースに蓄積する(s55)。このようにして、サービスセンタ6は、家電製品4の機器情報を取得する。
また、図6に示すように、家電製品4は、プッシュトーン信号生成部49を備えていてもよい。この場合、チェック結果音には、自動応答のメニュー選択用番号のプッシュトーン信号が含まれる。すなわち、チェック処理部41は、機器情報を符号化器43に送信するとともに、機器情報の内容に応じた接続先に接続されるように、プッシュトーン信号生成部45に所定のプッシュトーン信号を生成するように指示する。この場合、変調器44は、プッシュトーン信号生成部45が生成したプッシュトーン信号に機器情報を重畳し、この重畳音声をチェック結果音の音声信号としてスピーカ46に入力する。なお、この場合、連続したプッシュトーン信号が発音されるようにチェック結果音を構成し、機器情報に応じた適切なオペレータ部門に電話が転送されるようにする。転送はサービスセンタ6の電話転送器62が行う。
サービスセンタ6のオペレータ端末63は、各部門のオペレータが使用する端末であり、電話機能や情報処理端末の機能を有する。オペレータ端末63には、上記の復調器61で復調された機器情報が送信されたり、電話転送器62から電話機5が転送接続されたりする。オペレータは、送信された機器情報を参照し、家電製品に故障が発生していると判断した場合は、電話機5を介してユーザに対処法、修理方法等を教える措置を行う。また、送信された機器情報に含まれるエラーコードが保守員の派遣が必要な内容であれば、オペレータは、ユーザに修理派遣の連絡を行い、保守員の派遣を手配する。保守員は、エラーコードの内容に応じて、修理に対する準備(必要部品の用意等)を行った後、ユーザ先に出向き、適切な修理を行う。
なお、上記のセンタサーバ3と同様に、再度、家電製品4にコマンドを送信し、家電製品4で自動復帰処理を行うようにすることも可能である。
以上のような家庭用電話機を用いる通報システムにおいても、ユーザが電話機を近づけるだけで、サービスセンタ側の操作で機器情報を通報させることができる。
また、家電製品がネットワーク接続に対応していない場合に加え、家庭内にネットワーク接続環境が全くない状態であっても、一般電話回線網を通じてサービスセンタ側から機器情報の通報を行わせることができ、サービスセンタ側で適切な措置を行うことができる。
この場合においても、家電製品は、音声を発する機能、収音する機能を有しているだけでよく、このような家電製品に情報送信用の新たなハードウェア構成を追加したり、家庭内にサーバを設置したりする必要なく、ファームウェアの変更等の軽微な構成変更だけで本発明の通報システムを実現することができる。
通報システムの構成を示すブロック図である。 通報システムの動作を示すフローチャートである。 赤外線によりチェックコマンドを送信する場合の通報システムの構成を示すブロック図である。 通報システムの他の構成を示すブロック図である。 他の例に係る通報システムの動作を示すフローチャートである。 プッシュトーン信号を用いる場合の通報システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1−家電製品
2−ネットワーク接続端末
3−センタサーバ
7−インターネット網

Claims (7)

  1. 電気機器と、ネットワーク接続端末と、センタサーバと、を備えた通報システムであって、
    前記ネットワーク接続端末は、センタサーバからの指示情報が変調された変調音声を放音する端末側放音手段を備え、
    前記電気機器は、前記変調音声を収音する電気機器側収音手段と、
    前記指示情報を復調する復調手段と、
    前記指示情報に応じて、自身の稼働状態を示す機器情報を抽出する抽出手段と、
    前記機器情報を音声に重畳する機器側変調手段と、
    前記機器情報が重畳された重畳音声を放音する電気機器側放音手段と、を備え、
    前記ネットワーク接続端末は、
    前記重畳音声を収音する端末側収音手段と、
    前記端末側収音手段で収音した重畳音声に基づいて、前記機器情報を前記センタサーバに通報する通報手段と、を備え、
    前記端末側放音手段は、前記センタサーバからの指示情報を案内音に重畳して前記変調音声として放音し、
    前記機器側変調手段は、前記機器情報を案内音に重畳し、
    前記案内音は、前記ネットワーク接続端末を前記電気機器に近づける音声案内が含まれていることを特徴とする通報システム。
  2. 前記電気機器側放音手段が発する音声は、プッシュトーン信号を含み、
    前記通報手段は、前記プッシュトーン信号に基づいて前記センタサーバに電話回線を通じて接続し、かつ当該プッシュトーン信号に基づいて接続先の自動応答のメニュー選択を行い、前記機器情報を通報することを特徴とする請求項1または請求項に記載の通報システム。
  3. 前記センタサーバは、前記指示情報を音声に重畳して前記変調音声を生成するサーバ側変調手段と、
    前記機器情報が重畳された重畳音声から前記機器情報を復調するサーバ側復調手段と、を備え、
    前記端末側放音手段は、前記センタサーバから前記変調音声を受信して放音し、
    前記端末側収音手段は、前記端末側収音手段で収音した重畳音声を前記センタサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の通報システム。
  4. 前記電気機器は、前記指示情報に基づいて復帰動作を実行する復帰手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の通報システム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の通報システムにおいて用いられる電気機器。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の通報システムにおいて用いられるネットワーク接続端末。
  7. 電気機器およびネットワーク接続端末に実行される通報プログラムであって、
    前記ネットワーク接続端末に、センタサーバからの指示情報が変調された変調音声を放音する端末側放音ステップを実行させ、
    前記電気機器に、前記変調音声を収音する機器側収音ステップと、
    前記指示情報を復調する復調ステップと、
    前記指示情報に応じて、自身の稼働状態を示す機器情報を抽出する抽出ステップと、
    前記機器情報を音声に重畳する機器側変調ステップと、
    前記機器情報が重畳された重畳音声を放音する機器側放音ステップと、を実行させ、
    前記ネットワーク接続端末に、
    前記重畳音声を収音する端末側収音ステップと、
    前記端末側収音ステップで収音した重畳音声に基づいて、前記機器情報を前記センタサーバに通報する通報ステップを実行させ
    前記端末側放音ステップは、前記センタサーバからの指示情報を案内音に重畳して前記変調音声として放音し、
    前記機器側変調ステップは、前記機器情報を案内音に重畳し、
    前記案内音は、前記ネットワーク接続端末を前記電気機器に近づける音声案内が含まれていることを特徴とする通報プログラム。
JP2008118581A 2008-04-30 2008-04-30 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム Expired - Fee Related JP5326347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008118581A JP5326347B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008118581A JP5326347B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009272664A JP2009272664A (ja) 2009-11-19
JP5326347B2 true JP5326347B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=41438883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008118581A Expired - Fee Related JP5326347B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5326347B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150500A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 故障対応システム
JP2012069027A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Hitachi Systems Ltd アラーム音発生機能付き電子機器及びアラーム音による障害受付システム
JP2013099173A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 節電制御システム及び節電制御方法
KR101475863B1 (ko) * 2013-09-24 2014-12-23 (주)파워보이스 음파를 출력하는 디바이스 및 방법, 그리고 음파에 대응하는 제어 정보를 생성하는 모바일 디바이스 및 방법
JP6558873B2 (ja) * 2013-12-19 2019-08-14 三菱電機株式会社 機器情報取得システム、電気機器、及び、プログラム
JP7493670B2 (ja) 2021-02-24 2024-05-31 三菱電機株式会社 遠隔監視システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04358497A (ja) * 1991-06-04 1992-12-11 Yamatake Honeywell Co Ltd 遠隔故障診断装置
JPH1145474A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Sony Corp 音響制御信号の送信装置及び受信装置、音響制御信号による制御システム及び制御方法
JP2001345949A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Inax Corp 電気機器
JP2003198746A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Sony Corp 遠隔操作装置並びにリモートメンテナンスシステム及びその方法
JP2004260764A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Docomo Engineering Hokuriku Inc 音声感知による香り発生装置およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009272664A (ja) 2009-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326347B2 (ja) 通報システム、電気機器、ネットワーク接続端末、および通報プログラム
US6237027B1 (en) Electronic mail system, computer device, and remote notification method
US9735896B2 (en) Emergency response systems and methods
CN103037319B (zh) 通信转移方法、移动终端及服务器
JP5094377B2 (ja) Kvmスイッチ及び遠隔システム
CN105915527A (zh) 一种控制移动终端的方法和装置、移动终端
KR101569059B1 (ko) 방송 확인 시스템 및 방법
CN105474653A (zh) 未配对设备
US20060264241A1 (en) Base station log collection device, method for collecting logs of base station and computer program product
JP5298601B2 (ja) 通報システムおよび電気機器
JP5440730B2 (ja) 通報システムおよび電気機器
JP4605028B2 (ja) 遠隔制御システム、遠隔制御通信装置、及び被制御側通信装置
JP5326346B2 (ja) マニュアル情報取得システム、電気機器、端末、およびマニュアル情報取得プログラム
JP2006211471A (ja) 無線通信システム、通信端末
JP2008269110A (ja) 電化製品の制御装置及び制御方法
US20050144502A1 (en) Household internet connection monitoring and troubleshooting through voice based telephony devices
JP5428074B2 (ja) メッセージ発信装置、メッセージ発信システム、メッセージ発信方法、および、コンピュータをメッセージ発信装置として機能させるためのプログラム
JP2009218810A (ja) コールセンタ装置及びコールセンタ装置における呼接続方法
JP2011150500A (ja) 故障対応システム
GB2500701A (en) Automated wireless device configuration with a wireless network
JP2015095736A (ja) 車載装置用通信システム、車載装置、通話障害提示方法及び通話障害提示プログラム
JP2013157834A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、および通信プログラム
JP2012114625A (ja) 緊急無線接続システム及び緊急無線接続方法
JP2010068184A (ja) 小型基地局
JP2007129346A (ja) 遠隔制御システム、遠隔制御方法及び通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees