JP2006211471A - 無線通信システム、通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線電話回線以外の無線回線を介して接続可能な状態である場合に、複雑な操作を行うことなく無線電話回線以外の無線回線を介して通信を行うことができる通信端末、及び無線通信システムを提供する。
【解決手段】 携帯電話機2から携帯電話機3に対して通話を行う際、予め無線LAN回線7を介して接続可能であるかどうかの判定がされており、利用者が通常の操作を行って通信を試みると、無線LAN回線7を介して接続可能であれば無線LAN回線7を介して通信が行われ、接続不可能であれば無線電話回線8を介して通信が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線電話回線と無線電話回線以外の他の無線通信回線の双方に接続可能な構成である通信端末を含む無線通信システムに関するものである。又、本発明は、この無線通信システムに用いられる通信端末に関するものである。
近年、従来の無線電話機能に加えて、無線LAN(Local Area Network)等無線電話回線以外の他の無線通信回線に接続できる機能を備える携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型通信端末装置が開発されている。
そして、このような無線LAN接続可能な携帯電話機を含む通信システムとして、例えば携帯電話機の電話番号と端末番号とを認証コードとして利用するシステムが開示されている(特許文献1参照)。以下に、このシステムの概略を説明する。
図9は、特許文献1で想定するネットワークシステムの構成を示す図である。このネットワークシステム900は、無線電話回線と無線LAN回線の双方に接続可能な通信端末装置901−1、901−2、・・・、901−nと、無線LAN902と、無線LAN902に接続される管理サーバ903とで構成される。
図10は、通信端末901−1が備える端末情報の構成を示すテーブルである。端末情報は、通信端末に予め固有に与えられた電話番号と端末番号とで構成される。通信端末装置901−2、・・・、901−nについても同様の構成の端末情報を有する。尚、端末番号とは、通信端末そのものを識別するための固有の番号である。
管理サーバ903は、無線LANを利用可能な通信端末を管理するために設置されており、管理サーバ903内に備えられたデータベース(不図示)において、利用可能な端末装置の電話番号と端末番号が登録されている。
このように構成されるとき、まず、通信端末901−1を管理サーバ903に接続するために利用者が所定の電話番号を入力し、無線電話回線を介して管理サーバ903と接続された後、認証のために通信端末901−1の電話番号と端末番号の情報を管理サーバ903に送信する。そして、管理サーバ903においてデータベースとの照合が行われる。このとき、このデータベースに該当する電話番号及び端末番号が存在すれば、当該通信端末901−1は無線LAN902に接続可能な状態となる。
特開平11−175477号公報
しかしながら、特許文献1に記載の通信システムの場合、無線LANを利用する際は予め管理サーバに接続するために無線電話回線を介して認証を行う必要があり、利用者にとっては非常に煩わしいという問題がある。
又、特許文献1に記載の通信システムは、無線LANに接続することで、例えば当該LANに接続されたコンピュータに対して所定の情報を送受信する目的で考案されている。即ち、この無線LANに接続可能な構成である通信端末同士が通話する場合は、管理サーバに接続するために無線電話回線を介して認証を行った後、無線LAN回線を利用して通話を行わなければならない。
例えば通信端末Aが通信端末Bに対して無線LAN回線を利用して通話を行おうとする場合、通信端末Aは、無線LANに接続するために管理サーバに接続して認証を行わなければならない上、認証が完了しても通話先である通信端末Bが当該無線LANに接続されていない状態であれば無線LANを介して通話を行うことができないため、結果として通信端末Bに対して無線電話回線を介して呼び出しを行う必要が生じる場合も考えられる。このため、通信端末同士で通話を行う場合、利用者は通常の携帯電話と同様、通話先の電話番号に電話を掛けることで無線電話回線を介して通話を行うことが想定される。
しかしながら、このような構成の元では、無線LANに接続された状態の通信端末間においても無線電話回線を介して通話が行われることになり、無線LAN回線の使用機会を逸する結果となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みて、利用者が無線LAN回線等の無線電話回線以外の他の無線通信回線が利用可能な状態にある通信端末を用いて通話を行う際、複雑な操作を行うことなく無線電話回線以外の無線通信回線を介して通話を行うことができる無線通信システムを提供することを目的とする。
又、本発明は、上記無線通信システムで用いられる通信端末を提供することを別の目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の通信端末は、無線電話回線で構成される第1の無線回線と、前記第1の無線回線以外の無線通信回線で構成される第2の無線回線と、に接続可能な構成である通信端末であって、前記第1の無線回線と前記第2の無線回線の双方に接続可能な構成である他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるか否かの判定を行う判定部と、前記判定部において前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定された前記他の通信端末の情報を登録する接続可能相手記憶部と、を備え、利用者によって相手先通信端末との間で通信を行うための指示が行われると、前記相手先通信端末の情報が前記接続可能相手記憶部に登録されているか否かを確認するとともに、前記相手先通信端末の情報が前記接続可能相手記憶部に登録されている場合には前記第2の無線回線を介して前記相手先通信端末との間で通信を行い、登録されていない場合には前記第1の無線回線を介して前記相手先通信端末との間で通信を行うことを特徴とする。
このとき、第2の無線回線としては、無線LAN回線やBluetooth(登録商標)等の無線通信回線を利用することができる。また、このような通信端末としては、無線電話回線と無線電話回線以外の無線通信回線の双方を利用可能な携帯電話機やPDA等を利用することができる。
このように構成されることで、利用者が本発明の通信端末を用いて相手先に対して通信を行う際、利用者は第1の無線回線と第2の無線回線のいずれを用いて通信を行うかについて意識することなく、第2の無線回線が利用可能であれば、第2の無線回線を介して通信が行われ、利用不可能であれば第1の無線回線を介して通信が行われる。このため、第2の無線回線を利用する機会を向上させることができる。
なお、このとき、第2の無線回線を介して接続可能な状態である場合においても、利用者が意図的に第1の無線回線を介して接続を行いたい場合には、利用者によって第1の無線回線を介して接続を行う旨の指示を行うことが可能である構成としても良い。
また、例えば、利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、前記接続可能相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示される構成とすることができる。
このように構成されることで、第2の無線回線を介して接続可能な状態にある相手先の一覧を利用者が視覚的に確認することができる。
すなわち、相手先の通信端末が第2の無線回線を介して接続可能な状態にあるという情報が視覚的に確認できるため、実際に通信を行わずとも当該相手先が自端末から第2の無線回線を介して接続可能な範囲内に位置していることが確認できる。
従って、待ち合わせ等をしている場合において、相手がなかなか待ち合わせ場所に現れない状態にあっても、その相手が第2の無線回線を介して接続可能な状態にあることが確認されると、第2の無線回線を介して接続可能なエリア内、すなわち待ち合わせ場所からそう遠く離れたところには位置していないということを、実際に通信を行わずとも確認することができる。
また、例えば、前記判定部が、前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示す情報である通信可能データを、前記第2の無線回線を介して受信すると、該通信可能データの送信元である前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定する構成とすることができる。
また、例えば、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態である前記他の通信端末の情報を登録する通信中相手記憶部を備え、前記判定部が、前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示すとともに送信時点では他と通信中である旨を示す情報である通信中データを受信すると、該通信中データの送信元である前記他の通信端末を、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態であると判定し、前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記通信中相手記憶部に登録される構成とすることができる。
このように構成されることで、通信中データの送信元端末は、自端末との間で第2の無線回線を介して接続可能なエリア内に位置しているものの、現時点では他と通信中であるため、通話を行うことができない可能性があることを認識することができる。
更にこのとき、利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、前記通信中相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示される構成とすることができる。
このように構成されることで、利用者は、表示された端末が、自端末との間で第2の無線回線を介して接続可能なエリア内に位置しているものの、現時点では他と通信中であるため、通話を行うことができない可能性があることを視覚的に認識することができる。
また、各通信端末を識別するための個別の情報である識別子データを、前記第2の無線回線を介して接続可能な位置に存在する前記他の通信端末に対して逐次送信する構成とすることができる。
このとき、識別子データとしては自端末に付された電話番号の情報を利用することができる。また、識別子データは、所定の時間間隔で送信される構成としても良いし、不定期に送信される構成としても良い。更に、利用者の操作に基づいて送信される構成とすることもできる。
また、前記他の通信端末の内、前記第2の無線回線を介して接続可能状態にある場合には前記第2の無線回線を介して該通信端末と接続を行うことを許可する前記他の通信端末の情報が予め利用者によって登録される相手局識別子保存部を備え、前記判定部が、前記他の通信端末から送信された情報であって、前記他の通信端末それぞれを識別するための個別の情報である識別子データを前記第2の無線回線を介して受信すると、受信した前記識別子データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認するとともに、登録されている場合には前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定する構成とすることができる。
このとき、識別子データを送信する構成である通信端末から送信された識別子データを受信すると、この識別子データに該当する端末(端末の所有者)と第2の無線回線を介して接続を行っても良いかどうかの判定を行うことができるため、利用者によって予め指定された相手との間でのみ第2の無線回線を介した接続が行われる構成を実現することができる。
すなわち、識別子データを送信する構成である不特定の通信端末から送信された識別子データを受信した場合でも、予め利用者によって登録されていない送信元端末に対しては第2の無線回線を介して接続を行わない構成とすることができるため、見知らぬ相手から第2の無線回線を介して呼び出されることがない。
また、例えば、前記判定部が、前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示す情報である通信可能データを、前記第2の無線回線を介して受信すると、受信した前記通信可能データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認するとともに、登録されている場合には前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定する構成とすることができる。
また、例えば、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態である前記他の通信端末の情報を登録する通信中相手記憶部を備え、前記判定部が、前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示すとともに送信時点では他と通信中である旨を示す情報である通信中データを受信すると、受信した前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認し、登録されている場合には、該通信中データの送信元である前記他の通信端末を、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態であると判定し、前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記通信中相手記憶部に登録される構成とすることができる。
このように構成されることで、通信中データの送信元端末は、自端末との間で第2の無線回線を介して接続可能なエリア内に位置しているものの、現時点では他と通信中であるため、通話を行うことができない可能性があることを認識することができる。
また、例えば、利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、前記通信中相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示される構成とすることができる。
このように構成されることで、利用者は、表示された端末が、自端末との間で第2の無線回線を介して接続可能なエリア内に位置しているものの、現時点では他と通信中であるため、通話を行うことができない可能性があることを視覚的に認識することができる。
また、例えば、前記判定部によって前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定された前記他の通信端末に対し、前記第2の無線回線を介して接続可能である旨を示す情報である通信可能データを前記第2の無線回線を介して送信する構成とすることができる。
このとき、通信可能データを受信すると、この通信可能データの送信元との間で第2の無線回線を介して接続可能な状態になる構成である通信端末に対して当該通信可能データを送信することで、両端末ともが相互に第2の無線回線を介して接続可能な状態を実現することができる。
また、例えば、前記第1又は第2の無線回線を介して通信中に、前記他の通信端末より送信された前記識別子データを前記第2の無線回線を介して受信したとき、前記判定部によって前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定されると、前記他の通信端末に対し、通信中である旨を示す情報である通信中データを前記第2の無線回線を介して送信する構成とすることができる。
このとき、第2の無線回線を介して接続可能なエリア内に位置しているものの現時点では他と通信中であるため通話を行うことができない可能性がある状態を、送信先の通信端末に認識させることができる。
また、例えば、各通信端末を識別するための個別の情報である識別子データを、前記第2の無線回線を介して接続可能な位置に存在する前記他の通信端末に対して逐次送信する構成とすることができる。
このとき、識別子データとしては自端末に付された電話番号の情報を利用することができる。また、識別子データは、所定の時間間隔で送信される構成としても良いし、不定期に送信される構成としても良い。更に、利用者の操作に基づいて送信される構成とすることもできる。
また、本発明の無線通信システムは、無線電話回線で構成される第1の無線回線と、前記第1の無線回線以外の無線通信回線で構成される第2の無線回線と、前記第1の無線回線及び前記第2の無線回線の双方に接続可能な構成である第1及び第2の通信端末と、を有する無線通信システムであって、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との間で通信が行われる際、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記第2の無線回線を介して接続可能な状態であれば該第2の無線回線を介して通信が行われ、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記第2の無線回線を介して接続不可能な状態であれば前記第1の無線回線を介して通信が行われることを特徴とする。
このように構成されることで、第1の通信端末と第2の通信端末との間で通信が行われる際、利用者は第1の無線回線と第2の無線回線のいずれを用いて通信を行うかについて意識することなく、第2の無線回線が利用可能であれば、第2の無線回線を介して通信が行われ、利用不可能であれば第1の無線回線を介して通信が行われる。このため、第2の無線回線を利用する機会を向上させることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線通信システムの一実施形態を示す構成図である。
図1に示す無線通信システム1は、無線LAN回線を利用可能な携帯電話機2、携帯電話機3、及びそれぞれの携帯電話機が位置するエリアを管轄する無線電話回線の基地局4、5で構成される。尚、以下では、携帯電話機2の電話番号を0902とし、携帯電話機3の電話番号を0903として説明を行う。
携帯電話機2から携帯電話機3に対して通話の申し込みを行う場合について説明する。このとき、予め携帯電話機3の電話番号が携帯電話機2のメモリに登録されているものとする。携帯電話機2の利用者は、メモリより携帯電話機3の番号0903を選択して、当該番号の呼び出しを行う。
このとき、後述するように、携帯電話機2と携帯電話機3との位置が所定距離以上離れておらず、図1に示される無線LAN回線7を利用できる環境下であれば、無線LAN回線7を介して携帯電話機3に対し呼び出す旨を示す呼出信号を送信する。一方、携帯電話機2と携帯電話機3との位置が所定距離以上離れているために無線LAN回線が利用できない環境下であれば、無線電話回線を介して携帯電話機3に対して呼び出す旨の呼出信号を送信する。
無線LAN回線を利用しないで携帯電話機2から携帯電話機3に対して通話呼び出しを行う場合について説明する。このとき、利用者は携帯電話機2から携帯電話機3の電話番号である0903を呼び出す。そして、携帯電話機2からの呼出信号が、無線電話回線を介して基地局4へ送られ、基地局4から公衆網を経て移動制御局(不図示)へと送られる。その後、移動制御局が番号0903に該当する携帯電話機が存在する地点を管轄する基地局5を探索し、当該基地局5から無線電話回線9を介して携帯電話機3に呼び出す旨の呼出信号を送信する。
一方、無線LAN回線を利用できる環境下にある場合は、無線LAN回線7を介して携帯電話機3に呼び出す旨の呼出信号が送信される。このとき、無線電話回線、無線LAN回線のどちらの回線を利用する場合においても、呼び出し元である携帯電話機2の情報が送信される。即ち、携帯電話機3の利用者は、携帯電話機2からの呼び出しであることを確認することができる。
このような状態の下で、携帯電話機3の利用者が呼び出しに応じる操作を行うと、携帯電話機2と携帯電話機3との間で通話可能な状態となる。そして、無線電話回線を介して呼び出しがあった場合は、無線電話回線を介して音声信号が送受信され、無線LAN回線を介して呼び出しがあった場合は、無線LAN回線を介して音声信号が送受信される。即ち、携帯電話機3の利用者は、どちらの回線から呼び出しがあったかについて特に意識することなく、通常の携帯電話における応対動作と同様の動作を行うことで、無線LAN回線による呼び出しの場合は無線LAN回線を介して通話を行うことができ、無線電話回線による呼び出しの場合は無線電話回線を介して通話を行うことができる。
一方、呼び出し元である携帯電話機2の利用者においても、通常の携帯電話機と同様に呼び出し先である携帯電話機3の番号をメモリから呼び出して送信するのみで、無線LAN回線が利用可能な状態であれば無線LAN回線を介して携帯電話機3に対して呼び出す旨の信号が送信され、無線LAN回線が利用不可能な状態であれば無線電話回線を介して携帯電話機3に対して呼び出す旨の信号が送信されるため、どちらの回線を利用して相手を呼び出すかということについて特に意識する必要はない。
図2は、この無線通信システム1を用いて通話を行う全体的な動作の流れを示すフローチャートである。携帯電話機2の利用者が携帯電話機3を呼び出す場合を想定する。まず携帯電話機2の利用者が通話先(この場合は携帯電話機3の電話番号0903)を指定する(STEP1−1)。そして、携帯電話機3との間で無線LAN回線による接続が可能かどうかを確認する(STEP1−2)。なお、後述するように、無線LAN回線が利用可能な状態であるかどうかについての判定動作は、各携帯電話において逐次行われており、利用者が通話先を指定する時点で携帯電話機は当該通話先として指定された相手との間で無線LAN回線が利用可能であるかどうかについて把握している構成である。
STEP1−2において無線LAN回線が利用可能であると確認された場合(STEP1−2においてYes)、携帯電話機2が携帯電話機3に対して無線LAN回線を介して呼び出し動作を行う(STEP1−3)。そして、携帯電話機3からの応答があるかどうかを確認し(STEP1−4)、応答があれば(STEP1−4においてYes)、無線LAN回線を介して通話を行う(STEP1−5)。一方、応答がなければ(STEP1−4においてNo)、応答があるまで呼び出しを続ける。
一方、STEP1−2において無線LAN回線が利用不可能であると確認された場合(STEP1−2においてNo)、携帯電話機2が携帯電話機3に対して無線電話回線を介して呼び出し動作を行う(STEP1−7)。そして、携帯電話機3からの応答があるかどうかを確認し(STEP1−8)、応答があれば(STEP1−8においてYes)、無線LAN回線を介して通話を行う(STEP1−9)。一方、応答がなければ(STEP1−8においてNo)、応答があるまで呼び出しを続ける。
なお、上述において、所定時間の呼び出しが行われても応答がない場合は、自動的に呼び出しを中止する構成としても良い。
そして、接続が維持されている間(STEP1−6でYes、STEP1−10でYes)、それぞれ無線LAN回線、無線電話回線を介して通話が行われ、少なくともどちらか一方から回線を切断する旨の信号が送出されると(STEP1−6でNo、STEP1−10でNo)、通話が終了する(STEP1−11)。
次に、通話元の携帯電話機2と通話先の携帯電話機3とが無線LAN回線を介して接続可能であるかどうかを判定する方法について以下に説明を行う。図3は、携帯電話機2の構成を示すブロック図であり、図4は携帯電話機3の構成を示すブロック図である。後述するように、図3と図4に示される携帯電話機の構成の違いは、図3に示される携帯電話機が無線LAN回線が利用可能な状態であるかどうかの判定を要求する信号を送る機能を備える構成であるのに対し、図4に示される携帯電話は、無線LAN回線が利用可能かどうかについての判定を要求する信号を受信すると、実際に当該判定を行った後、利用可能な状態であれば、その旨の信号を返信する機能を備える構成である点である。
即ち、携帯電話機2が携帯電話機3に対して無線LAN回線を介して接続可能であるかどうかの判定を要求し、携帯電話機3が携帯電話機2に対して当該判定結果を返信する構成である。このとき、逆に携帯電話機3が携帯電話機2に対して無線LAN回線を介して接続可能であるかどうかの判定を要求し、携帯電話機2が携帯電話機3に対して当該判定結果を返信する構成であっても構わないし、両者が互いに無線LAN回線を介して接続可能かどうかの判定を要求する構成であっても構わない。以下では、携帯電話機2が携帯電話機3に対して無線LAN回線を介して接続可能であるかどうかの判定を要求し、携帯電話機3が携帯電話機2に対して当該判定結果を返信する構成であるものとして説明を行う。
まず、携帯電話機2及び携帯電話機3が備える各構成要素の動作について簡単に説明を行う。
図3に示す携帯電話機2は、無線電話回線からの信号を受信する無線電話回線受信部11と、無線電話回線に対して信号を送信する無線電話回線送信部12と、無線LAN回線からの信号を受信する無線LAN回線受信部13と、無線LAN回線に対して信号を送信する無線LAN回線送信部14と、無線電話回線受信部11から受信した信号に対して所定の制御を行う無線電話回線受信信号制御部38と、を備える。
無線電話回線受信信号制御部38は、無線電話回線受信部11より信号を受信した際、携帯電話機2が他の電話機との間で通信中である場合には、音声変換等の処理を行わずに送信元に対して通信中である旨の信号を無線電話回線送信部12から送信する指示を行う。また、他の電話機との間で通信中でない場合には、無線電話回線受信部11に対して、受信信号を音声出力変換部23に出力して、利用者によって聴覚可能な形式に変換する旨の指示を行う。
更に、携帯電話機2は、利用者が外部より音声を入力する音声入力部15と、音声入力部15に入力された音声を無線電話回線を介して送信できる形式に変換する入力音声変換部16と、無線電話回線を介して通信を行うか無線LAN回線を介して通信を行うかの選択を行う通信方法選択部17と、入力された音声を無線LAN回線を介して送信できる形式に変換する無線LAN用データ変換部18と、を備える。また、通信相手との通信開始あるいは通信停止等の制御を行う通信制御部35を備える。
更に、携帯電話機2は、無線LAN回線受信部13から受信されたデータの解析を行うデータ解析部19と、データ解析部19に対する制御を行うデータ解析制御部21と、データ解析部19によって無線LAN回線受信部13から受信されたデータが音声データと判別された場合に当該音声データを無線電話回線を介して受信された形式に変換する無線電話回線用データ変換部22と、無線電話回線受信部11及び無線電話回線用データ変換部22から与えられる音声データを利用者によって聴覚可能な形式に変換する音声出力変換部23と、音声出力変換部23から出力される音声データを外部に出力する音声出力部24と、を備える。利用者は、音声出力部24から出力される音声データを耳にすることで、通話相手の発声を認識することができる。
更に、携帯電話機2は、他の携帯電話機からの呼出信号を受信したときに、呼出音を出力させるための処理や、呼び出しがあった旨の内容を画面に表示させるための処理を行う呼出処理部36を備える。また、他の携帯電話機からの切断信号を受信したときに、切断音を出力させるための処理や、切断処理があった旨の内容を画面に表示させるための処理を行う切断処理部39を備える。
更に、携帯電話機2は、利用者によって操作される操作部25と、操作部25の操作内容に基づいて後段に所定の指示を与える操作制御部37と、を備える。操作部25は、複数の操作子で構成されており、利用者が操作部25を操作することで、例えば相手先の電話番号の入力や、発信及び応答処理の開始指示を行うことができる。
更に、携帯電話機2は、無線LAN回線受信部13から受信されたデータが相手局から送信された情報信号であって相手局と携帯電話機2との間で無線LAN回線を介して通信可能である旨の情報信号である通信可能データであるとデータ解析部19によって判別された場合に、この相手局とは無線LAN接続が可能であるという内容の情報を登録する無線LAN利用相手局記憶部28と、この無線LAN利用相手局記憶部28に記憶されている相手局に対しては無線LANを利用して接続可能な状態である旨の表示を画面上に行うための表示処理を行う表示処理部29と、表示処理部29によって表示された情報を表示する表示部31と、を備える。
更に、携帯電話機2は、データ解析部19によって無線LAN回線受信部13から受信されたデータが不要なデータであると判定された場合に当該データを廃棄するデータ廃棄部33と、他の携帯電話機によって携帯電話機2を識別させるための携帯電話機2自身の識別子データを作成する自局識別子データ作成部34と、を備える。この自局識別子データ作成部34で作成された識別子は、無線LAN回線送信部14に送られて、無線LAN回線を介して他の携帯電話機に出力される。なお、以下では自局識別子データとして、自身の携帯電話番号の情報を利用するものとする。
即ち、携帯電話機2は、携帯電話機2の電話番号である0902なる情報信号を自局識別子データ作成部34で作成するとともに、この電話番号の情報が無線LAN回線送信部14より送信される。この自局識別子データ作成部34は、定期的に逐次自局識別子を作成して、無線LAN回線送信部14に出力しているものとする。
次に、携帯電話機3の構成について図4を参照して説明する。
図4に示す携帯電話機3は、無線電話回線からの信号を受信する無線電話回線受信部41と、無線電話回線に対して信号を送信する無線電話回線送信部42と、無線LAN回線からの信号を受信する無線LAN回線受信部43と、無線LAN回線に対して信号を送信する無線LAN回線送信部44と、を備える。また、無線電話回線受信部41から受信した信号に対して所定の制御を行う無線電話回線受信信号制御部68と、を備える。
無線電話回線受信信号制御部68は、無線電話回線受信部41より信号を受信した際、携帯電話機3が他の電話機との間で通信中である場合には、音声変換等の処理を行わずに送信元に対して通信中である旨の信号を無線電話回線送信部42から送信する指示を行う。また、他の電話機との間で通信中でない場合には、無線電話回線受信部41に対して、受信信号を音声出力変換部53に出力して、利用者が耳で聞くことのできる形式に変換する旨の指示を行う。
更に、携帯電話機3は、利用者が外部より音声を入力する音声入力部45と、音声入力部45に入力された音声を無線電話回線を介して送信できる形式に変換する入力音声変換部46と、無線電話回線を介して通信を行うか無線LAN回線を介して通信を行うかの選択を行う通信方法選択部47と、入力された音声を無線LAN回線を介して送信できる形式に変換する無線LAN用データ変換部48と、を備える。また、通信相手との通信開始あるいは通信停止等の制御を行う通信制御部65を備える。
更に、携帯電話機3は、無線LAN回線受信部43から受信されたデータの解析を行うデータ解析部49と、データ解析部49に対する制御を行うデータ解析制御部51と、データ解析部49によって無線LAN回線受信部43から受信されたデータが音声データと判別された場合に当該音声データを無線電話回線を介して受信された形式に変換する無線電話回線用データ変換部52と、無線電話回線受信部41及び無線電話回線用データ変換部52から与えられる音声データを利用者によって聴覚可能な形式に変換する音声出力変換部53と、音声出力変換部53から出力される音声データを外部に出力する音声出力部54と、を備える。利用者は、音声出力部54から出力される音声データを耳にすることで、通話相手の発声を認識することができる。
更に、携帯電話機3は、他の携帯電話機からの呼出信号を受信したときに、呼び出し音を出力したり、呼び出しがあった旨の内容を画面に表示させるための表示処理を行う呼出処理部66を備える。また、他の携帯電話機からの切断信号を受信したときに、切断音を出力させるための処理や、切断処理があった旨の内容を画面に表示させるための処理を行う切断処理部69を備える。
更に、携帯電話機3は、利用者によって操作される操作部55と、操作部55の操作内容に基づいて後段に所定の指示を与える操作制御部67とを備える。操作部55は、複数の操作子で構成されており、利用者が操作部55を操作することで、例えば相手先の電話番号の入力や、発信及び応答処理の開始指示を行うことができる。
更に、携帯電話機3は、利用者が操作部55を操作することで登録された相手先の電話番号を記憶する相手局識別子記憶部56と、データ解析部49によって無線LAN回線受信部43から受信されたデータが、相手局から送信された情報信号であって相手局の電話番号の情報(識別子データ)であると判別された場合に当該電話番号に対応する相手との接続方法を無線電話回線と無線LAN回線のいずれを選択するかについての決定を行う通信方法決定部57と、この通信方法決定部57によって無線LAN接続が可能であると判断された場合に、この相手局とは無線LAN接続が可能であるという内容の情報を登録する無線LAN利用相手局記憶部58と、この無線LAN利用相手局記憶部58に記憶されている相手局に対しては無線LANを利用して接続可能な状態である旨の表示を画面上に行うための表示処理を行う表示処理部59と、表示処理部59によって表示された情報を表示する表示部61と、を備える。
更に、携帯電話機3は、データ解析部49によって無線LAN回線受信部43から受信されたデータが不要なデータであると判定された場合に当該データを廃棄するデータ廃棄部63と、無線LAN利用相手局記憶部58によって無線LAN回線を利用して接続する内容が記憶されている相手局に対してその旨の情報を記載した通信可能データを作成する通信可能データ作成部64と、を備える。
この通信可能データ作成部64によって作成された通信可能データは、無線LAN回線送信部44に送られ、無線LAN接続を行う各相手局に対して無線LAN回線を介して送信される。
このように携帯電話機2、携帯電話機3が構成されるとき、携帯電話機2と携帯電話機3との間で無線LAN回線を介して接続可能であるかどうかの判定動作の流れについて以下に説明する。
上述のように、携帯電話機2は、自局識別子データ作成部34によって作成される自身の携帯電話番号の情報を逐次無線LAN回線送信部14から送信する。このとき無線LAN回線送信部14から送信される識別子データは、その時点における携帯電話機2の位置から無線LAN回線で接続が可能なエリア内に放射される。
一方、携帯電話機3は、無線LAN回線受信部43から受信するデータをデータ解析部49によって解析する。このとき、データ解析部49において、受信されたデータが識別子データ(携帯電話機の電話番号情報)であると判定された場合、この電話番号の情報を通信方法決定部57に出力する。そして、無線LAN回線を介して接続しても良い相手であるという判定がされた場合、この相手局の電話番号を無線LAN利用相手局記憶部58に格納する。そして、通信可能データ作成部64が、無線LAN利用相手局記憶部58に格納された電話番号の相手先と無線LANを介して接続可能である旨の情報信号である通信可能データを作成し、この通信可能データを無線LAN回線送信部44より当該相手先に送信する。なお、通信方法決定部57において行われる無線LAN回線を介して接続しても良い相手であるかどうかの判定方法については後述する。
上記において、データ解析部49において受信データが識別子データであるという確認がされたということは、当該識別子データの送信元である携帯電話機と携帯電話機3とが無線LANを介してデータの送受信が可能である範囲内に位置していることを表す。
例えば携帯電話機2が携帯電話機3の位置から所定の距離以上離れているため、無線LANを介して正しくデータの送受信が行えない状態にある場合、携帯電話機2から送られた識別子データは、情報の欠損や雑音の重畳等によって誤った情報として携帯電話機3に受信されるか、あるいは全く受信できないことになる。このとき、いずれの場合においても、携帯電話機2との間で無線LAN回線を介して接続しても良い相手であるかどうかという判定動作が行われることがないため、通信可能データが作成されず、携帯電話機2に対して通信可能データが送信されないことになる。よって、携帯電話機2と携帯電話機3との間では無線LANを介して接続されることがない。
データ解析部49において、携帯電話機の識別子データであることが判定された場合、上述のようにこの電話番号の情報が通信方法決定部57に与えられる。通信方法決定部57は、相手局識別子記憶部56に記憶されている電話番号との照合を行って、当該電話番号が示す携帯電話機と無線LAN回線を介して接続をしても良いかどうかの判定を行う。
相手局識別子記憶部56は、予め利用者によって操作部55から入力された電話番号が登録されている。この相手局識別子記憶部56が携帯電話機の電話帳の機能を兼ねることもできる。このとき、相手先の電話番号の他に相手を識別するための名称や地理情報、及び無線LAN回線を介して接続しても良い相手である場合はその旨の情報を登録するものとする。
図5は、相手局識別子記憶部56に登録されるデータ構造の一例を示す。電話番号0901は「A野B夫」というキーワードで登録されており、無線LAN回線を利用して接続しない相手として無線LAN利用可能項目には「0」と登録されている。また、電話番号0902は「C田D子」というキーワードで登録されており、無線LAN回線を利用して接続する相手として無線LAN利用可能項目には「1」と登録されている。
通信方法決定部57は、相手局識別子記憶部56に格納されるデータ群から、送られた電話番号に該当する登録者を検索し、無線LAN回線を利用しても良い相手であるかどうかの判定を行う。そして、無線LAN回線を利用する相手として登録されている場合は、この相手局の電話番号を無線LAN利用相手局記憶部58に格納する。
また、無線LAN利用相手局記憶部58に格納された電話番号に対しては無線LANを利用して接続ができる旨を視覚的に表示するため、表示処理部59において画面表示のための信号処理が施された後、表示部61に無線LAN利用可能状態である相手局の情報が表示される。
図6は、表示部61に表示される無線LAN利用可能状態である相手局の一覧表示画面の一例である。このように利用者は、画面を確認することによって、その時点において無線LAN回線を利用して接続できる相手の一覧を確認することができる。このとき、例えば「C田D子」を選択して「OK」ボタンを操作することで、「C田D子」に対して無線LANを介して呼び出しを開始する構成とすることもできる。
また、通信可能データ作成部64が、無線LAN利用相手局記憶部58に格納された電話番号の相手先と無線LANを介して接続可能である旨の情報信号である通信可能データを作成し、この通信可能データを無線LAN回線送信部44より当該相手先に送信する。上の例では、電話番号0902で特定される携帯電話機2に対して携帯電話機3から通信可能データが送信される。
図7(a)は、無線LANを介して送受信されるデータのデータ構造を示している。また、図7(b)はこのデータの一例である。無線LANを介して送受信される無線LAN用データ70は、発信先情報71と、情報の種類を表す情報であるヘッダ情報72と、発信元情報73と、情報の内容を表す内容情報74と、で構成される。このように構成される情報のストリームが発信元の携帯電話機から発信される。
発信先情報71は、発信先の携帯電話機を特定するための情報であり、例えば発信先である携帯電話機の電話番号が記載される。また、ヘッダ情報72は、内容情報74に記載される内容の種類について識別するために記載される。このヘッダ情報72に記載される内容によって、内容情報74に記載される内容が音声データであるか、通信可能データであるか、識別子データであるか、呼出信号であるか、切断信号であるかを判定することができる。
また、発信元情報73は、発信元の携帯電話機を特定するための情報であり、例えば発信元である携帯電話機の電話番号が記載される。そして内容情報74には、発信元から発信先に対して実際に送信すべき内容が記載されており、例えば音声データ、通信可能データ、識別子データ、呼出信号、切断信号で構成される。
携帯電話機3の無線LAN回線送信部44から携帯電話機2に対して送信される通信可能データは、携帯電話機2の無線LAN回線受信部13によって受信される。そして、無線LAN回線受信部13によって受信されたデータは、データ解析部19に送られて解析が行われる。
上述のように、無線LANを介して送られるデータ構造のヘッダ情報72を解析することで、当該データの種類が判定できる。この場合、携帯電話機3から送信された通信可能データであるため、ヘッダ情報72には通信可能データである旨の情報が記載されており、データ解析部19は、この情報が通信可能データであることを判定して、その旨の情報をデータ解析制御部21に送信する。
データ解析制御部21は、データ解析部19が無線LAN回線受信部13から受信したデータが通信可能データであることを通知されると、データ解析部19に対し、当該通信可能データを無線LAN利用相手局記憶部28に出力させる指示を行う。そして、無線LAN利用相手局記憶部28は、送られた通信可能データに記載されている発信元の携帯電話機2を無線LAN回線を介して接続可能である相手先として記憶する。
そして、無線LAN利用相手局記憶部28に格納された電話番号に対しては無線LANを利用して接続ができる旨を視覚的に表示するため、表示処理部29において画面表示のための信号処理が施された後、表示部31に無線LAN利用可能状態である相手局の情報が表示される。
これによって、携帯電話機2には、無線LAN利用可能相手局として携帯電話機3が登録される。一方、上述のように、携帯電話機3には無線LAN利用可能相手局として携帯電話機2が登録されており、互いに無線LANを介して接続可能な状態であることが認識されている状況である。
この状態の下で、例えば携帯電話機2が携帯電話機3に対して通話を試みることを考える。利用者は携帯電話機2の操作部25を操作して、携帯電話機3を呼び出す指示を行う。操作部25の操作内容は操作制御部37に送られて、操作制御部37において、当該操作内容が携帯電話機3の呼出指示であることを確認すると、携帯電話機3に対して呼出処理を行うための指示を通信制御部35に与える。
通信制御部35は、通信方法選択部17に対して、呼び出し先である電話番号が無線LAN利用相手局記憶部28に登録されているかどうかの確認を行う指示を出し、通信方法選択部17は、呼出先電話番号が無線LAN利用相手局記憶部28に登録されていれば無線LAN回線を選択し、登録されていなければ無線電話回線を選択する。
この例では、携帯電話機3は既に無線LAN利用可能相手局として無線LAN利用相手局記憶部28に登録されているため、通信方法選択部17によって無線LAN回線が選択される。そして、無線LAN用データ変換部18によって、携帯電話機3を呼び出す内容である呼出信号が無線LANで送信できる形式に変換され、無線LAN回線送信部14から携帯電話機3に対してこのデータが送信される。
なお、通信方法選択部17は、通信方法を確認する指示が与えられるまで現状の通信方法を維持するものとする。即ち、現時点では、無線LAN回線が選択されたままの状態にあるものとする。
通信制御部35は、携帯電話機3に対して無線LAN回線を介して呼出信号を送出している旨の情報をデータ解析制御部21に出力する。これは、後述するように携帯電話機3を呼出中に携帯電話機2に対して他の携帯電話機からの呼び出しがあった場合に、呼出処理を行わないようにするための処置である。
携帯電話機3は、無線LAN回線受信部43によって、携帯電話機2からの呼出信号を受信する。この受信したデータは、データ解析部49に送られてデータの種類が判定される。データ解析部49はヘッダ情報72を解析することで受信データが呼出信号であることを確認すると、発信元情報73を解析して発信元の情報を取得してデータ解析制御部51に出力する。
データ解析制御部51は、データ解析部49が無線LAN回線受信部43から受信したデータが呼出信号であることを通知されると、与えられた発信元情報が無線LAN利用相手局記憶部58に登録されているかどうかの判定を行う。
上述のように、発信元からの携帯電話機から発信された識別子データを受信しており、更に、当該発信元が無線LAN回線を利用しても良い相手として相手局識別子記憶部56に予め登録されていれば、当該発信元の携帯電話機の電話番号は無線LAN利用相手局記憶部58に記憶されている。この場合、既に携帯電話機2の識別子データを受信しており、また相手局識別子記憶部56に携帯電話機2が無線LAN回線を利用してもよい相手として登録されているため、無線LAN利用相手局記憶部58には携帯電話機2の電話番号が登録されている。
データ解析制御部51は、発信元である携帯電話機の電話番号が無線LAN利用相手局記憶部58に登録されていることを確認すると、呼出処理部66に携帯電話機2からの呼出があったことを示す信号を出力する。呼出処理部66は、携帯電話機2からの呼び出しがあったことを携帯電話機3の画面に表示するための表示処理を表示処理部59に指示する。表示処理部59は、呼出処理部66からの指示に基づいて表示処理を行った後、当該処理された信号を表示部61に与え、表示部61が表示処理部59からの信号に基づいて携帯電話機2からの呼び出しがあった旨の内容を表示する。
また、呼出処理部66は、呼び出しがあったことを示す呼出音を音声出力変換部53に与える。音声変換出力部53は、呼出処理部66より与えられた呼出音を聴覚可能な形式に変換した後、音声出力部54に出力する。これによって、利用者は、音声出力部54から呼出音が鳴っていることを知覚し、他の電話機からの呼び出しがあったことを認識する。
更に、呼出処理部66は、通信制御部65に対して、携帯電話機2からの呼び出しに対する応答待ち状態である旨の信号を出力する。また、通信制御部65は、携帯電話機2からの呼び出しに対する応答待ち状態であることをデータ解析制御部51に出力する。これは、後述するように携帯電話機2から呼び出しが行われている最中に携帯電話機3に対して他の携帯電話機からの呼び出しがあった場合に、呼出処理を行わないようにするための処置である。
一方、発信元である携帯電話機の電話番号が無線LAN利用相手局記憶部28に登録されていない場合は、データ解析制御部51は呼出処理部66に対して呼出指示を行わず、データ解析部49に対して無線LAN回線受信部43からの受信データをデータ廃棄部63に出力させ、当該データを廃棄する。このようにすることで、自局の携帯電話機が他の携帯電話機に誤って無線LAN利用可能相手局として登録されている場合でも、発信元の携帯電話機が自局に登録されていない場合には無線LAN回線を介して呼び出しが行われないため、高い信頼性が確保できる。
なお、このとき、呼出があったことを利用者が後から確認できるように、受信したデータを保存する受信データ一時記憶部(不図示)を備えるとともに、この受信データ一時記憶部に当該受信データを出力して一時的に保存するものとしても良い。このようにすることで、呼出中に別の携帯電話機からの呼出があった場合に、利用者が呼出元の情報を受信データ一時記憶部から読み出して確認することができる。そして、確認後、この受信データ一時記憶部に保管されたデータをデータ廃棄部63に出力して、当該データを廃棄するものとしても良い。
また、このとき、通信元である携帯電話機2に対して無線LAN回線を介した通信ができない旨の信号を無線LAN回線送信部44から送信するものとしても良い。
携帯電話機3の利用者は、音声出力部54から出力される呼出音及び表示部61に出力される携帯電話機2からの呼び出しがあったことを示す通知より、携帯電話機2から呼び出しがあったことを知覚する。そして、当該呼出に応答をする際は、操作部55を操作することで呼出に応答する旨の信号を操作制御部67に与える。操作制御部67は、与えられた信号が呼出に対する応答信号であることを認識すると、当該応答信号を通信制御部65に出力する。通信制御部65は、送られてきた応答信号が携帯電話機2からの応答待ちに対する応答信号であることを認識すると、通信方法選択部47に対して無線LAN回線を利用して携帯電話機2との間で通信を行う旨の指示を行う。
なお、通信方法選択部47は、通信方法を確認する指示が与えられるまで現状の通信方法を維持するものとする。即ち、現時点では、無線LAN回線が選択されたままの状態にあるものとする。
また、通信制御部65は、データ解析制御部51に対して、携帯電話機2との間で無線LAN通信中であることを示す情報を出力する。これは、携帯電話機2との間で無線LAN回線を介して通信(通話)を行っている最中に携帯電話機3に対して他の携帯電話機からの呼び出しがあった場合に、呼出処理を行わないようにするための処置である。
なお、携帯電話機2との間で無線LAN回線を介して通信(通話)を行っている最中に、無線電話回線を介して他の電話機から呼出があった場合は、無線電話回線受信部41より受信された呼出信号が無線電話回線受信信号制御部68に与えられるとともに、この無線電話回線受信信号制御部68が通信制御部65からの信号に基づいて、携帯電話機3が通信中であることを確認すると、その旨の信号を無線電話回線送信部12から送信する指示を行う。このように構成されることで、無線LAN回線を介して通信中に、無線電話回線からの呼出があっても呼出処理が行われない。
利用者が音声入力部45から音声を入力すると、入力された音声が入力音声変換部46に送られて無線電話回線を介して送信できる形式に変換される。このとき、上記のように通信方法選択部47において無線LAN回線を介して通信を行うように選択されているため、入力音声変換部46から出力された音声データは無線LAN用データ変換部48に出力される。無線LAN用データ変換部48は、この音声データが無線LAN回線を介して携帯電話機2に送信されるように当該音声データに対してデータ形式の変換を行う。なお、無線LAN用データ変換部48において図7に示されるデータ構造の形式に変換されるものとして良い。
そして、無線LAN用データ変換部48で変換された音声データは、無線LAN回線送信部44に送られて、無線LAN回線を介して携帯電話機2に送信される。
携帯電話機2は、無線LAN回線受信部13において、無線LAN回線を介して携帯電話機3からの音声データを受信する。この受信されたデータは、データ解析部19に送られてデータ解析が行われる。上述のように、無線LANを介して送られるデータ構造のヘッダ情報72を解析することで、当該データの種類が判定できる。この場合、携帯電話機3から送信された音声データであるため、ヘッダ情報72には音声データである旨の情報が記載されており、データ解析部19は、この情報が音声データであることを判定して、その旨の情報をデータ解析制御部21に出力する。また、このとき、発信元情報73についても合わせてデータ解析制御部21に出力する。
上述したように、データ解析制御部21には予め通信制御部35より携帯電話機3に対して無線LAN回線を介して呼出信号を送出している旨の情報が与えられている。このとき、データ解析制御部21は、発信元情報73が携帯電話機3を示していない受信データを全てデータ廃棄部63に出力するようにデータ解析部49に指示するものとする。
このようにすることで、携帯電話機2は携帯電話機3からの応答以外の信号を受信できない構成とすることができる。即ち、現時点では、携帯電話機2は携帯電話機3に対して呼出を行っている最中であり、この間に例えば他の携帯電話機からの呼出信号を受信することで携帯電話機3以外の携帯電話機との間で通話が行われることを防止することができる。
データ解析制御部21は、データ解析部19より無線LAN回線受信部13より受信したデータが携帯電話機3からの音声データであることを通知されると、データ解析部19に対して当該音声データを電話回線用データ変換部22に出力する指示を行う。電話回線用データ変換部22は、データ解析部19より与えられた音声データに所定のデータ変換を施して、無線電話回線を介して受信した音声データと同一の形式に変換する。
更にこのとき、データ解析制御部21は、携帯電話機2が携帯電話機3との間で無線LAN通信中であることを認識する。従って、この状態の下で、携帯電話機2に対して他の携帯電話機からの呼び出しがあった場合にも、データ解析部21は携帯電話機3との間で通信中であるために、当該呼出信号に対しては呼出処理を行わない。
そして、電話回線用データ変換部22によって変換された音声データは、音声出力変換部23に出力されて、聴覚可能な形式に変換された後、音声出力部24に出力される。このようにして、携帯電話機2の利用者は、携帯電話機3の音声入力部45から入力された音声を音声出力部24より確認することができる。
そして、携帯電話機2の利用者が、音声出力部24からの出力音声に応答するため、音声入力部15より音声を入力すると、入力された音声が入力音声変換部16に送られて無線電話回線を介して送信できる形式に変換される。このとき、上述のように通信方法選択部17は無線LAN回線を利用して通信を行うように選択されているため、入力音声変換部16から出力された音声データは無線LAN用データ変換部18に出力される。無線LAN用データ変換部18は、この音声データが無線LAN回線を介して携帯電話機3に送信されるように当該音声データに対してデータ形式の変換を行う。なお、無線LAN用データ変換部18において図7に示されるデータ構造の形式に変換されるものとして良い。
そして、無線LAN用データ変換部18で変換された音声データは、無線LAN回線送信部14に送られて、無線LAN回線を介して携帯電話機3に送信される。
携帯電話機3は、携帯電話機2が携帯電話機3からの音声データを受信した場合と同様に、無線LAN回線受信部43において、無線LAN回線を介して携帯電話機2からの音声データを受信する。この受信されたデータは、データ解析部49に送られてデータ解析が行われる。上述のように、無線LANを介して送られるデータ構造のヘッダ情報72を解析することで、当該データの種類が判定できる。この場合、携帯電話機2から送信された音声データであるため、ヘッダ情報72には音声データである旨の情報が記載されており、データ解析部49は、この情報が音声データであることを判定して、その旨の情報をデータ解析制御部51に出力する。また、このとき、発信元情報73についても合わせてデータ解析制御部51に出力する。
データ解析制御部51は、上述のように携帯電話機3が携帯電話機2との間で無線LAN通信中であることを認識しているため、無線LAN回線受信部43から受信したデータが携帯電話機2から送信された音声データであることを確認すると、データ解析部49に対して当該音声データを電話回線用データ変換部52に出力する指示を行う。電話回線用データ変換部52は、データ解析部49より与えられた音声データに所定のデータ変換を施して、無線電話回線を介して受信した音声データと同一の形式に変換する。
そして、電話回線用データ変換部52によって変換された音声データは、音声出力変換部53に出力されて、聴覚可能な形式に変換された後、音声出力部54に出力される。このようにして、携帯電話機3の利用者は、携帯電話機2の音声入力部15から入力された音声を音声出力部54より確認することができる。
以上のように、携帯電話機2から携帯電話機3に対して呼出が行われたとき、携帯電話機3の利用者が当該呼出に応答して入力した音声が、携帯電話機2に無線LAN回線を介して送信され、携帯電話機2の利用者が携帯電話機3の利用者の音声に応答して入力した音声が、無線LAN回線を介して送信されて携帯電話機3の利用者によって確認される。このようにして、無線LAN回線を介して携帯電話機間での通信(通話)を行うことができる。
なお、携帯電話機3から携帯電話機2に対して呼出を行う場合も、上述と同様に行うことが可能である。
次に、このように接続された状態で、携帯電話機3が無線LAN回線を切断する場合について説明する。これは、携帯電話機2の利用者と携帯電話機3の利用者との間で行われていた通話を完了する手続に相当する。
携帯電話機3の利用者が、操作部55を操作して無線LAN回線を切断する指示を行う。操作部55の操作内容は操作制御部67に送られて、操作制御部67において、当該操作内容が接続中の無線LAN回線を切断する指示であることを確認すると、通信制御部65に対して接続中の無線LAN回線を切断する指示を与える。
通信制御部65は、通信方法選択部47を介して切断信号を無線LAN用データ変換部48に送信するとともに(通信方法選択部47によって無線LAN回線が選択された状態である)、データ解析制御部51に対して無線LAN回線切断中である旨の情報を送信する。切断信号は無線LAN用データ変換部48において無線LANで送信できる形式に変換され、無線LAN回線送信部44から携帯電話機2に対してこのデータが送信される。また、データ解析制御部51は、無線LAN回線切断状態であることを認識すると、この時点以後に無線LAN回線受信部43より受信した携帯電話機2からの音声データをデータ廃棄部63に出力する指示を与える。これによって、携帯電話機3の利用者が切断指示を行った後、携帯電話機2から送信された音声データが音声出力部54から出力されることがない。
一方、携帯電話機2は、無線LAN回線受信部13によって、携帯電話機3からの切断信号を受信する。この受信したデータは、データ解析部19に送られてデータの種類が判定される。データ解析部19はヘッダ情報72及び発信元情報73を解析し、解析結果をデータ解析制御部21に出力する。データ解析制御部21は、無線LAN回線受信部13から受信データが携帯電話機3からの切断信号であることを確認すると、切断処理部39に携帯電話機3からの切断指示があったことを示す信号を出力する。このとき、データ解析制御部21は、携帯電話機2が他のいずれの携帯電話機とも非接続状態であることを認識する。
またデータ解析制御部21は、通信制御部35に対し、携帯電話機2が非接続状態にある旨の信号を出力する。
切断処理部39は、携帯電話機3からの切断指示があったことを携帯電話機2の画面に表示するための表示処理を表示処理部29に指示する。表示処理部29は、切断処理部39からの指示に基づいて表示処理を行った後、当該処理された信号を表示部31に与え、表示部31が表示処理部29からの信号に基づいて携帯電話機3からの無線LAN回線が切断された旨の内容を表示する。
また、切断処理部39は、切断されたことを示す切断音を音声出力変換部23に与える。音声出力変換部23は、切断処理部39より与えられた切断音を聴覚可能な形式に変換した後、音声出力部24に出力する。これによって、利用者は、音声出力部24から切断音が鳴っていることを知覚し、携帯電話機2と切断されたことを認識する。
このようにして、切断指示を行った携帯電話機3、及び切断信号を受信した携帯電話機2の双方で切断処理が行われ、両者が無線LAN回線を介して接続されない状態に戻る。この状態の下で、他の携帯電話機からの呼出信号を受信すると、データ解析制御部21あるいはデータ解析制御部51は、他の携帯電話機と非接続状態であることを認識しているため、各携帯電話において上述した呼出処理が行われる。
なお、携帯電話機2と携帯電話機3とが無線LAN回線を介して接続中に、携帯電話機2の利用者が当該無線LAN回線を切断する指示を行う場合も、上述と同様に行うことが可能である。
上述したように、本発明の構成によれば、利用者が相手の携帯電話機に対して呼出を行う際、無線LAN回線を用いて接続を行うか無線電話回線を用いて接続を行うかということを意識することなく、無線LAN回線が利用可能な状態であれば無線LAN回線を介して相手の携帯電話機に対して呼び出す旨の信号が送信され、無線LAN回線が利用不可能な状態であれば無線電話回線を介して相手携帯電話機に対して呼び出す旨の信号が送信されるため、どちらの回線を利用して相手を呼び出すかということについて特に意識する必要はない。
このとき、無線LAN回線を介して呼び出された相手の携帯電話機も、通常の応答処理を行うことで、無線LAN回線を介した通信が行われるため、どちらの回線を利用して相手から呼び出されたかということについて特に意識する必要はない。
このため、無線LAN回線を介して接続可能な環境下にある相手に対しては、利用者は特に意識することなく無線LAN回線を介して通信が行われる構成であるため、無線LAN回線の利用機会が向上する。
また、無線LAN回線を利用可能な状態の下で、無線LAN回線を介して他の携帯電話機との間で通話を行うことにより、無線電話回線を介して通話を行う場合と比較して、通信にかかる費用を減少させることができる。
更に、災害等が発生した場合等で、無線電話回線が混雑して繋がりにくい状態である場合でも、無線LAN回線を介して接続可能な相手との間においては無線LAN回線を介して通話を行うことができるという効果もある。
また、各携帯電話機は、他の携帯電話機との間で無線LAN回線を介して接続が可能であるかどうかを携帯電話機内部において判断処理が行われ、無線LAN回線利用可能な相手については表示部に表示される構成である。このとき、無線LAN利用可能相手局として携帯電話機に表示されている相手は、その時点で自局と無線LAN回線を介して通信できる範囲内に位置していることを表している。
このため、例えば待ち合わせをする場合において、待ち合わせ相手の携帯電話機が無線LAN利用可能相手局として表示されていれば、待ち合わせ相手が無線LANで接続可能な範囲の距離に位置していることを通話せずとも確認することができる。
また、このとき無線LANを利用して通話を行うことができるため、無線電話回線を介して通話を行う場合と比較して、通信費用を抑えることができる。
なお、上述の実施形態において、無線LAN回線を介して通信可能な状態である場合には、当該相手局とは無線LAN回線を介して接続されるものとしたが、利用者が操作部を操作することによって、無線LAN回線と無線電話回線を選択できる構成としても良い。
また、上述において、携帯電話機2が自局識別子データを作成する構成であり、携帯電話機3が通信可能データを作成する構成であるとして説明を行ったが、各携帯電話機がこれら両方の機能を備える構成であるものとしても構わない。
この場合、各携帯電話機は、他の携帯電話機から送信される通信可能データを受信した時点で、無線LAN回線を介して接続可能な相手局として無線LAN利用相手局記憶部に記憶されるものとすることができる。
図8に示す携帯電話機3aは、図4に示す携帯電話機3の構成に加えて、携帯電話機3a自身の識別子データを作成する自局識別子データ作成部81を備える構成である。
即ち、図3に示す携帯電話機2の構成では、他の携帯電話機から送信された通信可能データを受信すると、当該通信可能データの送信元である携帯電話機とは自動的に無線LAN接続可能相手として無線LAN利用相手局記憶部に記憶される構成であったのに対し、図8に示すように各携帯電話機が通信可能データを作成する機能を備える構成にすることで、無線LANを介して接続する相手局かどうかの判定を通信方法決定部57によって行うことができるため、無線電話回線を介してのみ接続したい相手局に対しては予めその旨を相手局識別子記憶部56に登録しておくことができる。
また、相手局識別子記憶部56に登録されていない相手局についても、通信方法決定部57において無線LAN回線を利用しない相手として判定されるため、利用者は無線LAN回線を介して接続する相手を限定することができる。
なお、このとき、通信可能データ作成部64が通信制御部65から情報を受け取ることで、現時点での携帯電話機の状態を取得し、他の電話機との間で通信中である場合は、無線LAN回線を介して接続可能な相手に対して、他と接続中である旨の「busy」なる信号を送信し、他の電話機との間で通信が行われていない状態である場合は、他と接続中ではない旨の「online」なる信号を送信するものとしても構わない。
このとき、無線LAN受信部43において「busy」信号を受信した場合は、当該送信元である携帯電話機は「通話中」である旨の表示を表示部61に行う構成としても構わない。
このようにすることで、利用者は相手先に対して無線LAN回線を介して呼出を行わずとも、他の電話機と通話中であることを視覚的に確認することができる。そして、他の電話機との通話が終了し、当該携帯電話機から送信された「online」信号を受信すると、「通話可能」である旨の表示を表示部61に行う構成としても構わない。
このとき、各携帯電話機が、上記「通話中」あるいは「通話可能」なる表示を、表示部に文字以外の絵や記号、色等で表現するものとしても構わないし、その旨を示す音を音声出力部より出力するものとしても構わない。
更に、他の携帯電話機からの呼び出しがあったとき、呼出処理部66が携帯電話機をバイブレーションさせる指示を行うものとしても構わない。
更に、上述した携帯電話機に搭載される無線LANモジュールは、携帯電話機に内蔵される構成であっても構わないし、外付けされる構成であっても構わない。
更に、上述の実施形態では、無線電話回線以外の無線通信回線として、無線LAN回線に限定して説明を行ったが、bluetooth(登録商標)等の他の無線通信回線と接続可能な携帯電話機を含む無線通信システムにおいても、同様の効果を得ることができる。
更に、上述の実施形態においては、その構成要素として携帯電話機に限って説明を行ったが、これに限られるものではなく、無線電話回線と無線電話回線以外の無線通信回線の双方を利用可能な通信端末であれば良い。
本発明の無線通信システムは、無線LANモジュールが内蔵あるいは外付けされている携帯型通信端末で利用することができる。
は、本発明の一実施形態の無線通信システムである。 は、図1における無線通信システムにおいて通話が行われるまでの動作の流れを示すフローチャートである。 は、本発明の一実施形態である携帯電話機の構成を示すブロック図である。 は、本発明の一実施形態である携帯電話機の別の構成を示すブロック図である。 は、図4における相手局識別子記憶部に登録されるデータ構造の一例を示す。 は、携帯電話機の表示部に表示される無線LAN利用可能状態である相手局の一覧表示画面の一例である。 は、無線LANを介して送受信されるデータのデータ構造を示している。 は、本発明の一実施形態である携帯電話機の更に別の構成を示すブロック図である。 は、従来のネットワークシステムの構成を示す図である。 は、従来の通信端末が備える端末情報の構成を示すテーブルである。
符号の説明
1 無線通信システム
2 携帯電話機
3 携帯電話機
4 基地局
5 基地局
6 公衆網
7 無線LAN回線
8 無線電話回線
9 無線電話回線
11 無線電話回線受信部
12 無線電話回線送信部
13 無線LAN回線受信部
14 無線LAN回線送信部
15 音声入力部
16 入力音声変換部
17 通信方法選択部
18 無線LAN用データ変換部
19 データ解析部
21 データ解析制御部
22 電話回線用データ変換部
23 音声出力変換部
24 音声出力部
25 操作部
28 無線LAN利用相手局記憶部
29 表示処理部
31 表示部
33 データ廃棄部
34 自局識別子データ作成部
35 通信制御部
36 呼出処理部
37 操作制御部
38 無線電話回線受信信号制御部
39 切断処理部
41 無線電話回線受信部
42 無線電話回線送信部
43 無線LAN回線受信部
44 無線LAN回線送信部
45 音声入力部
46 入力音声変換部
47 通信方法選択部
48 無線LAN用データ変換部
49 データ解析部
51 データ解析制御部
52 電話回線用データ変換部
53 音声出力変換部
54 音声出力部
55 操作部
56 相手局識別子記憶部
57 通信方法決定部
58 無線LAN利用相手局記憶部
59 表示処理部
61 表示部
63 データ廃棄部
64 自局識別子データ作成部
65 通信制御部
66 呼出処理部
67 操作制御部
68 無線電話回線受信信号制御部
69 切断処理部
70 無線LAN用データ
71 発信先情報
72 ヘッダ情報
73 発信元情報
74 内容情報
81 自局識別子データ作成部
900 ネットワークシステム
901ー1〜901ーn 通信端末
902 無線LAN
903 管理サーバ

Claims (16)

  1. 無線電話回線で構成される第1の無線回線と、前記第1の無線回線以外の無線通信回線で構成される第2の無線回線と、に接続可能な構成である通信端末であって、
    前記第1の無線回線と前記第2の無線回線の双方に接続可能な構成である他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるか否かの判定を行う判定部と、
    前記判定部において前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定された前記他の通信端末の情報を登録する接続可能相手記憶部と、を備え、
    利用者によって相手先通信端末との間で通信を行うための指示が行われると、前記相手先通信端末の情報が前記接続可能相手記憶部に登録されているか否かを確認するとともに、前記相手先通信端末の情報が前記接続可能相手記憶部に登録されている場合には前記第2の無線回線を介して前記相手先通信端末との間で通信を行い、登録されていない場合には前記第1の無線回線を介して前記相手先通信端末との間で通信を行うことを特徴とする通信端末。
  2. 利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、
    前記接続可能相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記判定部が、
    前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示す情報である通信可能データを、前記第2の無線回線を介して受信すると、該通信可能データの送信元である前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態である前記他の通信端末の情報を登録する通信中相手記憶部を備え、
    前記判定部が、
    前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示すとともに送信時点では他と通信中である旨を示す情報である通信中データを受信すると、該通信中データの送信元である前記他の通信端末を、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態であると判定し、
    前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記通信中相手記憶部に登録されることを特徴とする請求項3に記載の通信端末。
  5. 利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、
    前記通信中相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 各通信端末を識別するための個別の情報である識別子データを、前記第2の無線回線を介して接続可能な位置に存在する前記他の通信端末に対して逐次送信することを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の通信端末。
  7. 前記他の通信端末の内、前記第2の無線回線を介して接続可能状態にある場合には前記第2の無線回線を介して該通信端末と接続を行うことを許可する前記他の通信端末の情報が予め利用者によって登録される相手局識別子保存部を備え、
    前記判定部が、
    前記他の通信端末から送信された情報であって、前記他の通信端末それぞれを識別するための個別の情報である識別子データを前記第2の無線回線を介して受信すると、受信した前記識別子データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認するとともに、登録されている場合には前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端末。
  8. 前記判定部が、
    前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示す情報である通信可能データを、前記第2の無線回線を介して受信すると、受信した前記通信可能データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認するとともに、登録されている場合には前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定することを特徴とする請求項7に記載の通信端末。
  9. 前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態である前記他の通信端末の情報を登録する通信中相手記憶部を備え、
    前記判定部が、
    前記他の通信端末から送信された、前記第2の無線回線を介して接続可能であると判定された旨を示すとともに送信時点では他と通信中である旨を示す情報である通信中データを受信すると、受信した前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記相手局識別子保存部に登録されているか否かを確認し、登録されている場合には、該通信中データの送信元である前記他の通信端末を、前記第2の無線回線を介して接続可能状態であるとともに他と通信中の状態であると判定し、
    前記通信中データの送信元である前記他の通信端末の情報が前記通信中相手記憶部に登録されることを特徴とする請求項8に記載の通信端末。
  10. 利用者によって視覚的に確認可能な表示部を有し、
    前記通信中相手記憶部に登録されている前記他の通信端末の情報が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項9に記載の通信端末。
  11. 前記判定部によって前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定された前記他の通信端末に対し、前記第2の無線回線を介して接続可能である旨を示す情報である通信可能データを前記第2の無線回線を介して送信することを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の通信端末。
  12. 前記第1又は第2の無線回線を介して通信中に、前記他の通信端末より送信された前記識別子データを前記第2の無線回線を介して受信したとき、
    前記判定部によって前記他の通信端末と前記第2の無線回線を介して接続可能状態であると判定されると、
    前記他の通信端末に対し、通信中である旨を示す情報である通信中データを前記第2の無線回線を介して送信することを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  13. 各通信端末を識別するための個別の情報である識別子データを、前記第2の無線回線を介して接続可能な位置に存在する前記他の通信端末に対して逐次送信することを特徴とする請求項7〜請求項12のいずれかに記載の通信端末。
  14. 無線電話回線で構成される第1の無線回線と、前記第1の無線回線以外の無線通信回線で構成される第2の無線回線と、前記第1の無線回線及び前記第2の無線回線の双方に接続可能な構成である第1及び第2の通信端末と、を有する無線通信システムであって、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との間で通信が行われる際、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記第2の無線回線を介して接続可能な状態であれば該第2の無線回線を介して通信が行われ、
    前記第1の通信端末と前記第2の通信端末とが前記第2の無線回線を介して接続不可能な状態であれば前記第1の無線回線を介して通信が行われることを特徴とする無線通信システム。
  15. 前記第1の通信端末が、請求項6に記載の通信端末であり、
    前記第2の通信端末が、請求項11又は請求項12に記載の通信端末であることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 前記第1及び第2の通信端末が、いずれも請求項13に記載の通信端末であることを特徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
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