JP5326267B2 - 紙幣整理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、銀行等の金融機関および大型ディスカウント店等の流通業に設置され、紙幣を計数、整理して所定の結束枚数の束に結束する紙幣整理装置に関する。
従来の紙幣整理装置は、紙幣を投入する投入部と、投入部から搬送された紙幣の金種、正損等の各種の識別を行う識別部と、識別部の識別結果に基づいて紙幣を金種、正損等からなる種別毎に集積する複数の一時集積部と、一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣をテープで結束して放出する施封部と、一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を施封部へ移送する移送部と、識別部で識別された紙幣の種別毎の計数結果の表示等を行う表示画面とタッチパネルを有する操作表示部とを備えて構成され、一つの一時集積部に集積された紙幣が所定の結束枚数(100枚)になったときに、その一時集積部の紙幣を束のまま一時集積部から移送部により施封部へ移送し、移送された100枚の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−197509号公報(主に第3頁段落0007−第5頁段落0029、第6頁段落0036、第1図)
海外向けの紙幣整理装置の場合には、その仕向地、例えば中国、韓国、台湾では、それぞれの国毎に紙幣を結束するときの紙幣の金種別の結束位置、つまり紙幣の長手方向の一の端面から紙幣を結束する紙帯等の結束帯までの距離が異なっており、仕向地毎に結束位置を変更して出荷することが必要になる。
しかしながら、上述した従来の技術においては、紙幣を複数の一時集積部に種別毎に集積し、一つの一時集積部に集積された紙幣が100枚になったときに、その一時集積部の紙幣を束のまま施封部へ移送して移送されたままの状態で結束しているため、結束位置は紙幣の金種が異なっていても同じ位置で結束されてしまい、仕向地に応じて紙帯の金種別の結束位置を変更することができないという問題がある。
このため、紙幣を識別、計数して100枚毎に集積する集積装置と、専用の施封装置とを別に設置すると、集積装置と施封装置との間を人手により運搬することが必要になり、大量の紙幣を施封する場合に施封処理に時間を要し、処理効率が低下する他、途中に人手が介在するので、不正が生じやすくなるという問題が生ずる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、紙帯の結束位置を金種別に容易に変更することが可能な紙幣整理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙幣を投入する投入部と、該投入部から1枚毎に繰出された紙幣の種別を認識する識別部と、ステージ上に前記識別部で識別された種別に応じて紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部とを備えた紙幣整理装置において、前記一時集積部は、前記ステージ上に集積された紙幣の長手方向を整位するときの基準面を有すると共に紙幣の長手方向に往復移動可能に構成された基準板と、前記ステージ上に集積された紙幣の長手方向を前記基準面に整位させる整位アームと、を備え、前記一時集積部に集積する紙幣の、紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置に応じて前記基準板の位置を移動させ、前記施封部へ移送する所定の結束枚数の紙幣を長手方向に予め移動させておくことを特徴とする。
また、紙幣を投入する投入部と、該投入部から1枚毎に繰出された紙幣の種別を認識する識別部と、ステージ上に前記識別部で識別された種別に応じて紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部と、を備えた紙幣整理装置において、前記移送部は、前記ステージ上に集積された紙幣を束のまま把持する一対の把持爪と、前記把持爪を前記一時集積部の方向に往復移動させる挿抜機構と、前記把持爪を紙幣の長手方向に往復移動させる位置決め機構と、を備え、前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を前記把持爪で把持して前記挿抜機構により前記一時集積部から引抜いて移動させる間に、前記位置決め機構により紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置に応じて前記把持爪を紙幣の長手方向に移動させ、前記施封部へ移送する所定の結束枚数の紙幣を長手方向に予め移動させておくことを特徴とする。
これにより、本発明は、紙幣の金種別の結束位置に応じて、一時集積部または移送部を用いて、紙幣の長手方向の位置を容易に変更することが可能になり、通常の施封部を用いた紙幣整理処理においても紙幣の金種別の結束位置を容易に変更することができ、仕向地からの要求に応じて結束位置を設定した紙幣整理装置を即座に提供することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙幣整理装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣整理装置の内部構成を示す概略側面図、図2は実施例1の紙幣整理装置を示すブロック図、図3は実施例1の一時集積部を示す斜視図である。
図1、図2において、1は紙幣整理装置であり、銀行等の金融機関および大型ディスカウント店等の流通業等に設置され、紙幣Pを計数、整理して所定の結束枚数の紙幣Pを紙帯等の結束帯で結束して紙幣束として排出する機能を有している。
本実施例の紙幣束を形成するための所定の結束枚数は、100枚に設定されている。
2は紙幣整理装置1の制御部であり、紙幣整理装置1内の各部を制御して紙幣整理結束処理等を実行する機能を有している。
3は記憶部であり、制御部2が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部2による処理結果等が格納される。
5は投入部であり、金種等を整理する紙幣Pをセットする投入口5aと、投入口5aにセットされた紙幣Pを下側から1枚毎に分離して繰出す機能を有する分離繰出機構5b等を備えている。
7は識別部であり、投入部5から繰出され、搬送路8aにより搬送された紙幣Pの真偽や正損、表裏、金種等を識別して、これらを2以上組合せた種別(例えば、裏向きの正券の10元紙幣、損券の100元紙幣等)を識別する機能、および連鎖、重送、斜行等の搬送異常を識別する機能等を有している。
9は表裏反転部であり、識別部7から搬送路8bにより搬送された紙幣Pを識別部7からの表裏情報を基に、切替ブレード10aにより反転ルート9aまたは無反転ルート9bに振分けることにより紙幣Pの表裏を揃えて搬送路8cへ搬出する機能を有している。
11は操作表示部であり、紙幣整理装置1の正面に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面に係員が行う各種の業務の指示ボタン等を表示した業務画面や、紙幣Pの識別部7における金種別の識別枚数等を表示する他、入力手段により紙幣整理装置1を操作する係員からの入力を受付ける。
12はリジェクトポケットであり、搬送路8bから切替ブレード10bにより搬送方向を切替えて搬送路8dにより搬送されたリジェクト紙幣(識別部7で他国紙幣等のために認識できなかった紙幣Pや、搬送異常と判定された紙幣P等)が集積される。
13はオープンポケットであり、投入部5に投入された紙幣Pの種別毎の枚数を計数して操作表示部11に表示する計数モードにおける計数後の紙幣Pや、結束対象外の紙幣Pが、搬送路8cから切替ブレード10cにより搬送方向を切替えられて搬送路8eにより搬送されて集積される。
15は一時集積部であり、搬送路8cに接続する振分搬送路16に設けられた切替ブレード10d〜10fにより搬送方向を切替えて金種や正損レベルに応じて振分けられた紙幣Pを集積するステージ31(後述)上に放出する集積機構17が設けられており、紙幣Pを種別毎に100枚集積する大きさを有している。
本実施例では、一時集積部15a〜15dの4つの一時集積部15が設けられている。
上記の搬送路8a〜8eおよび振分搬送路16は、ベルト対またはローラ対で紙幣Pを挟持して搬送する搬送路として形成され、それぞれの搬送路の各分岐部に設けられた切替ブレード10a〜10f等および図示しないこれらの駆動機構により搬送部18が構成されている。
また、本実施例の搬送部18における紙幣Pの搬送は、紙幣Pの短手方向を搬送方向として行われる。
20は移送部であり、一対の把持爪により一時集積部15に集積された100枚の紙幣を束のまま把持する把持部21と、この把持部21を昇降させる図示しない昇降機構と、把持部21の把持爪を一時集積部15の方向へ挿入し、引抜く機能を有する図示しない挿抜機構等により構成される。
23は施封部であり、移送部20により束のまま移送された紙幣Pを受取口24に設けられた搬送ベルトで受取り、これを移送された状態のままで結束して排出口25から排出する通常の構成を有しており、受取口24で受取った束のままの紙幣Pをクランプするためのオープン搬送路、束のままの紙幣Pを結束するための結束帯を収容する結束帯リール、結束帯に通番や日付等を印字するドットインパクトプリンタ等の印字部、結束帯を搬送するための結束帯フィード部、結束帯を切断するカッタ、束のままの紙幣Pに巻きつけた結束帯の裏面の接着剤を溶かして接合するためのヒータヘッド、束のままの紙幣PをクランプしてZ字型に湾曲させて結束帯を巻きつけることで施封力を与える押圧部、銀行スタンプや損券スタンプ等を捺印するスタンプ部、束のままの紙幣Pに巻きつけた結束帯の張りが戻らないように結束帯を押える結束帯押え等を備えている。
図3において、31は一時集積部15のステージであり、振分搬送路16により振分けられて、図3に矢印Aで示す放出方向に放出された紙幣Pを集積する板状部材であって、フレーム32等に設けられた図示しない昇降機構により紙幣Pの集積枚数に応じて昇降可能に支持されている。
33は基準板であり、そのステージ31側に、ステージ31上に集積された紙幣Pの長手方向を整位するときの基準面33aが設けられており、図示しないステッピングモータ等の駆動機構によって矢印Bで示す紙幣Pの長手方向に往復移動可能に構成され、ステージ31に集積した紙幣Pの長手方向の集積位置を決定する機能を有している。
34は整位アームであり、図示しないステッピングモータ等の駆動機構によって矢印Cで示す方向に回動し、ステージ31上に集積された紙幣Pの長手方向の基準面33aと反対側の端部を叩いて、紙幣Pの基準面33a側の端部を基準面33aに突き当てて整位させる機能を有している。
35はシャッタであり、ステージ31上に集積される紙幣Pの放出方向Aの先端を整位して短手方向の集積位置を決定する短手整位板として機能すると共に、図示しないステッピングモータ等の駆動機構によって矢印Dで示す紙幣Pの短手方向に往復移動可能に構成されている。
また、シャッタ35は、ステージ31上に100枚の紙幣Pが集積されたときに、開作動して把持部21の挿入を受入れ、紙幣Pが束のまま引抜かれたときに、閉作動して前記の短手整位板として機能するよう開閉可能に構成されている。
上記の紙幣整理装置1の記憶部3には、投入部5に投入された紙幣Pを、その種別毎に複数の一時集積部15にそれぞれ集積し、一時集積部15に集積された紙幣Pが100枚になったときに、その束のままの紙幣Pを把持部21で把持して抜取り、これを移送部20により一時集積部15から施封部23へ移送し、束のまま移送された紙幣Pをその状態で結束して排出する機能を有する通常の紙幣整理処理プログラムに、金種別に結束位置を設定する結束位置設定処理を行う機能や、各一時集積部15に集積される紙幣Pの金種に設定された結束位置に応じて基準板33を長手方向に移動させ、紙幣Pの金種に応じてシャッタ35を短手方向に移動させ、紙幣Pの長手方向および短手方向の集積位置を変更して金種別に結束位置を変更する本実施例の結束位置変更処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部2が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の紙幣整理装置1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
記憶部3には、前記の他、施封部23で紙幣束を作成するときの所定の結束枚数(本実施例では、100枚)が格納されると共に、各一時集積部15に集積された紙幣Pの枚数を一時集積部15別にカウントする一時集積部15別の集積枚数記憶エリア、識別部7で識別された紙幣の金種別の枚数を金種別にカウントする金種別の識別枚数計数エリア、およびそれぞれの一時集積部15に集積する紙幣Pの種別、結束位置等の集積紙幣設定情報を一時集積部15別に記憶する集積紙幣設定情報記憶エリアが確保されている。
また、記憶部3には、紙幣Pの長手方向長さ、短手方向長さ、結束位置からなる紙幣整理情報を金種別に記した図4に示す整理情報テーブルが予め格納されている。
本実施例の紙幣整理装置1は中国向けであるので、金種1として10元紙幣、金種2として20元紙幣、金種3として50元紙幣、金種4として100元紙幣の長手寸法および短手寸法が書込まれ、それぞれの金種別の結束位置には、結束位置の初期値(本実施例では、30mm)が書込まれている。
以下に、図5に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って、本実施例の結束位置設定処理について説明する。
S1、紙幣整理装置1に電源が投入されると、制御部2は、業務処理実行プログラムにより、操作表示部11の画面に図6に示す業務画面を表示する。
業務画面には、紙幣Pの整理モードの選択を指示するためのモード選択ボタンや、処理の開始を指示するための準備完了ボタン、結束位置の設定変更を指示するための結束位置ボタン等の各種の指示ボタン、および紙幣整理時に認識された金種別の識別枚数表示欄、施封部23により結束した結束数等の金種別の結束数表示欄等が表示される。
係員は、表示された業務画面から結束位置の設定変更を行うために結束位置ボタンを押下する。
S2、制御部2は、操作表示部11の入力手段により指示ボタンの押下を待って待機しており、結束位置ボタンが押下されたときにステップS3へ移行する。結束位置ボタンが押下されない場合は、業務画面を表示しながら、係員の指示入力の受付を継続する。
S3、操作表示部11の入力手段により結束位置ボタンの押下の入力を受付けた制御部2は、結束位置設定処理プログラムにより、記憶部3に格納されている整理情報テーブルから金種別の結束位置を読出し、これを表示した図7に示す結束位置設定画面を操作表示部11の画面に表示する。
結束位置設定画面には、結束位置として定義されている長さを示す説明図、および金種別の結束位置の表示欄、結束位置の長さを長くするときに押下する正ボタン、短くするときに押下する負ボタン、設定の終了を指示するための確認ボタン等が表示される。
係員は、表示された金種別の結束位置を確認し、結束位置を変更するときは、当該金種の正ボタンまたは負ボタンを押下する。
正ボタンまたは負ボタンの押下の入力を受付けた制御部2は、そのボタンが正ボタンのときは、表示した結束位置に1mmを加え、負ボタンのときは結束位置から1mmを減じて当該金種の結束位置の表示を変更する。
係員は、結束位置の設定変更を終えると、確認ボタンを押下する。
S4、制御部2は、確認ボタンの押下を待って待機しており、確認ボタンが押下されたときにステップS5へ移行する。確認ボタンが押下されない場合は、結束位置設定画面を表示しながら、係員の設定変更入力の受付を継続する。
S5、確認ボタンの押下の入力を受付けた制御部2は、入力された金種別の結束位置を認識し、記憶部3の整理情報テーブルの金種別の結束位置を、入力された金種別の結束位置に書替えて整理情報テーブルを更新し、結束位置設定処理を終了させてステップS1へ戻り、業務画面を表示して待機する。
このようにして、紙幣Pの結束位置が設定された紙幣整理装置1による紙幣整理処理について、図8に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
本実施例では、係員が業務画面からモード選択ボタンを押下し、整理モードとして、3つの金種(10元、50元、100元)を正損の別に関わらず金種別に結束する3金種結束モードが選択されたものとして説明する。
SA1、紙幣整理装置1に電源が投入されると、制御部2は、上記ステップS1と同様に、業務処理実行プログラムにより、操作表示部11の画面に図6に示す業務画面を表示する。
このとき、各一時集積部15の基準板33およびシャッタ35は原位置(基準板33は結束位置0mmの位置、シャッタ35は紙幣整理装置1が取扱う紙幣(日本国紙幣、外国紙幣を含む。)の中の短手方向長さの最大寸法に、所定の余裕代を加えた位置)に位置している。
係員は、金種および正損の混在した複数の紙幣を一度に投入部5の投入口5aへセットし、業務画面から準備完了ボタンを押下する。
SA2、制御部2は、業務画面の指示ボタンの押下を待って待機しており、準備完了ボタンが押下されたときにステップSA3へ移行する。準備完了ボタンが押下されない場合は、業務画面を表示しながら、係員の指示入力の受付を継続する。
SA3、準備完了ボタンの押下の入力を受付けた制御部2は、紙幣整理処理プログラムにより、各一時集積部15の集積紙幣設定情報を実行する。
すなわち、制御部2は、記憶部3の全ての識別枚数計数エリアの金種別のカウント数、および集積枚数カウントエリアの各一時集積部15のカウント数を「0」に設定すると共に、一時集積部15bへ集積する紙幣の種別を10元紙幣の正損券とし、一時集積部15cへ集積する紙幣の種別を50元紙幣の正損券とし、一時集積部15dへ集積する紙幣の種別を100元紙幣の正損券とし、一時集積部15aを一時集積部15bないし15dのいずれか一つに結束枚数の紙幣が集積されたときに、それ以降の紙幣を集積する種別指定のない補助集積部として設定する。
そして、制御部2は、結束位置変更処理プログラムにより、記憶部3に格納されている整理情報テーブルの金種別の紙幣整理情報を読出し、各一時集積部15に設定された種別の金種を基に、読出した紙幣整理情報の長手方向長さと結束位置を認識し、その長手方向長さと結束位置から整位アーム34の回動範囲(本実施例では、ステッピングモータへ供給するパルス数)を算出すると共に、読出した紙幣整理情報の集積する紙幣Pの短手方向の長さを基に、その紙幣Pの短手方向を整位するのに適切な位置の原位置からの長さであるシャッタ35の短手整位位置を算出する。
次いで、制御部2は、記憶部3の各一時集積部15の集積紙幣設定情報記憶エリアに、それぞれ設定した紙幣の種別、紙幣整理情報、算出した回動範囲、短手整位位置等を書込んで記憶すると共に、一時集積部15b〜15dの基準板33を原位置から結束位置へB方向に、シャッタ35を原位置から短手整位位置へC方向に図示しないそれぞれの駆動機構を用いて移動させて、各一時集積部15の紙幣Pの集積位置を設定する。
このようにして、本実施例の紙幣整理処理における準備動作が行われる。
SA4、準備動作を終えた制御部2は、投入部5の分離繰出機構5bにより、投入部5の最下位の紙幣Pから順に1枚毎に分離して搬送部18の搬送路8aへ繰出し、これを搬送路8aにより識別部7へ搬送して、識別部7により搬送した紙幣Pの重送等の搬送異常等の識別を行うと共に、正常搬送と識別された紙幣Pの真偽、正損、金種等の識別を行い、これらの識別結果を認識する。
SA5、識別結果を認識した制御部2は、その紙幣Pが、20元紙幣等の結束対象外の紙幣Pである場合は、結束対象外の紙幣Pが識別されたことを認識してステップSA6へ移行し、他の識別結果の場合はステップSA7へ移行する。
SA6、結束対象外の紙幣Pが識別されたことを認識した制御部2は、その紙幣Pを搬送路8b、表裏反転部9の無反転ルート9b、搬送路8c、搬送路8eによりオープンポケット13へ搬送して集積し、ステップSA15へ移行する。
SA7、識別結果を認識した制御部2は、その紙幣Pが、リジェクト紙幣である場合は、リジェクト紙幣が識別されたことを認識してステップSA8へ移行し、他の識別結果の場合はステップSA9へ移行する。
SA8、リジェクト紙幣が識別されたことを認識した制御部2は、その紙幣を搬送路8b、搬送路8dによりリジェクトポケット12へ搬送して集積し、ステップSA15へ移行する。
SA9、識別結果を認識した制御部2は、その紙幣Pが、真券の紙幣Pである場合は、その種別(本実施例では金種と同義)を認識し、記憶部3の現在の識別枚数計数エリアの当該種別のカウント数に「1」を加えてその識別枚数を計数すると共に、その種別を基に、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアを参照して、その紙幣Pを集積する集積先の一時集積部15を認識する。
SA10、紙幣Pの集積先を認識した制御部2は、その紙幣を搬送路8bにより表裏反転部9に搬送して表裏反転部9で表裏を揃えた後に、搬送路8cにより振分搬送路16へ搬送し、振分搬送路16により振分けて集積先の一時集積部15に集積する。
このとき、一時集積部15は、上記ステップSA3における準備動作によって、その基準板33やシャッタ35が所定の集積位置に移動しているので、集積機構17により放出方向Aに放出された紙幣Pは、その先端をシャッタ35に当接させて短手方向が整位されてステージ31上に集積される。
また、制御部2は、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアから読出した当該一時集積部15の整位アーム34の回動範囲を基に、整位アーム34を回動させて紙幣Pの基準面33aと反対側の端部を叩いて、結束位置が設定値となるように移動している基準面33aにより紙幣Pの長手方向を整位する。
SA11、集積先の一時集積部15に紙幣を集積した制御部2は、記憶部3の集積枚数カウントエリアの当該一時集積部15のカウント数に「1」を加えて当該一時集積部15に集積された紙幣の集積枚数を計数する。
SA12、そして、制御部2は、記憶部3から読出した結束枚数と、更新された集積枚数とを比較し、集積枚数が結束枚数より少ない場合はステップSA15へ移行する。
集積枚数と結束枚数が等しい場合、つまり結束枚数(本実施例では、100枚)の紙幣がいずれか一つの一時集積部15に集積された場合は、ステップSA13へ移行する。
SA13、いずれか一つの一時集積部15、例えば一時集積部15bに結束枚数の紙幣が集積されたことを判定した制御部2は、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアの集積紙幣設定情報に補助集積部が設定されているか否かを確認し、補助集積部が設定されているときは、集積紙幣設定情報の変更が必要と判定してステップSA14へ移行する。
補助集積部が設定されていない場合は、制御部2は、集積紙幣設定情報の変更を不要と判定し、一時集積部15bのシャッタ35を開作動させ、移送部20によりその結束枚数の紙幣Pを束のまま把持部21により引抜いて施封部23へ移送し、シャッタ35を閉作動させると共に、記憶部3の集積枚数カウントエリアの一時集積部15bの集積枚数を「0」にリセットしてステップSA15へ移行する。
SA14、集積紙幣設定情報の変更が必要と判定した制御部2は、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアの集積紙幣設定情報を読出すと共に、補助集積部として設定されている一時集積部15、本実施例では一時集積部15aへ集積する紙幣の種別を一時集積部15bと同じ種別(本実施例では、10元紙幣の正損券)に設定し、一時集積部15bを補助集積部として設定し、上記ステップSA3と同様にして、結束位置変更処理プログラムにより、記憶部3に格納されている整理情報テーブルの金種別の紙幣整理情報を読出し、一時集積部15aに設定された種別の金種を基に、その整位アーム34の回動範囲およびシャッタ35の短手整位位置を算出し、記憶部3の一時集積部15aの集積紙幣設定情報を、設定した紙幣の種別、紙幣整理情報、算出した回動範囲、短手整位位置等に書替えて変更すると共に、一時集積部15aの基準板33を原位置から結束位置へB方向に、シャッタ35を原位置から短手整位位置へC方向に図示しないそれぞれの駆動機構を用いて移動させて、一時集積部15aの紙幣Pの集積位置を変更する。
また、制御部2は、上記ステップSA13と同様にして、移送部20により一時集積部15bの紙幣Pを束のまま施封部23へ移送し、記憶部3の集積枚数カウントエリアの一時集積部15bの集積枚数を「0」にリセットすると共に、一時集積部15bのシャッタ35を閉作動させた後に、その基準板33およびシャッタ35を原位置に戻してステップSA15へ移行する。
一方、移送部20により紙幣Pを束のまま施封部23へ移送した制御部2は、ステップSA13またはSA14と並行して、施封部23の受取口24により移送部20から束のまま受取った紙幣に、移送された状態のままで結束帯を巻き掛けて紙幣束を作成し、これを排出口25に送って装置の外部へ排出する。
SA15、一時集積部15の集積枚数の更新、または結束枚数の紙幣が集積されたことによる記憶部3の集積紙幣設定情報の変更等を行った制御部2は、上記ステップSA4で識別した紙幣Pが、投入部5にセットされた紙幣Pの最後の紙幣Pであるか否かを判定し、識別した紙幣Pが最後の紙幣Pではない場合は、ステップSA4へ戻って上記の紙幣Pの繰出し、識別、集積を継続する。
識別した紙幣Pが最後の紙幣Pである場合は、制御部2は、最後の紙幣Pが集積されたことを認識し、操作表示部11の業務画面に、識別部7による識別枚数や施封部23による結束数等を表示すると共に、各一時集積部15の基準板33およびシャッタ35を原位置へ戻し、選択された3金種結束モードの紙幣整理処理を終了させ、ステップSA1へ戻って業務画面を表示しながら指示ボタンの押下を待って待機する。
このように、本実施例においては、通常の施封部23を有する紙幣整理装置1の各一時集積部15の基準板33を往復移動させる駆動機構を設け、結束位置設定処理において設定した金種別の結束位置に応じて、各一時集積部15の紙幣Pの長手方向の集積位置を、基準板33を長手方向に移動させて変更するので、通常の施封部23を用いた紙幣整理処理においても紙幣Pの金種別の結束位置を変更することができ、認識部7の紙幣Pの識別データを仕向地の紙幣Pの識別データに書替え、各画面の表示を仕向地の言語に書替えて結束位置設定処理により紙幣Pの結束位置を種別毎に変更すれば、仕向地からの要求に応じて金種別に結束位置を設定した紙幣整理装置1を即座に出荷することができ、開発コストを低減して安価な紙幣整理装置1を提供できる他、仕向地における大量の紙幣Pの施封処理の時間を短縮して紙幣整理処理の効率を向上させることができると共に、仕向地においても結束位置の変更を必要に応じて容易に行うことができる。
また、紙幣整理処理に人手が介在することがないので、不正の発生を未然に防止することができる。
更に、各一時集積部に、ステージ31上に集積される紙幣Pの先端を整位する機能を兼ねる開閉可能なシャッタ35を往復移動させる駆動機構を設け、予め設定された金種別の短手方向の長さに応じて、各一時集積部15の紙幣Pの短手方向の集積位置を、シャッタ35を短手方向に移動させて変更するので、大きさの異なる外国紙幣に容易に対応することが可能になり、仕向地の異なる紙幣整理装置1を容易に製作することができると共に、開発コストを低減して安価な紙幣整理装置1を提供することができる。
以上説明したように、本実施例では、紙幣整理装置の一時集積部に、紙幣Pを集積するステージと、ステージ上に集積された紙幣Pの長手方向を整位するときの基準面を有すると共に、紙幣Pの長手方向に往復移動可能に構成された基準板と、ステージ上に集積された紙幣Pの長手方向を基準面に整位させる整位アームとを設け、一時集積部に集積する紙幣Pの金種別の結束位置に応じて基準板の長手方向の位置を移動させるようにしたことによって、紙幣Pの金種別の結束位置に応じて、一時集積部における紙幣Pの長手方向の集積位置を容易に変更することが可能になり、通常の施封部を用いた紙幣整理処理においても紙幣Pの金種別の結束位置を容易に変更することができ、仕向地からの要求に応じて結束位置を設定した紙幣整理装置を即座に提供することができると共に、仕向地においても結束位置の変更を容易に行うことができる。
また、一時集積部に、ステージ上に集積される紙幣Pの先端を整位すると共に、紙幣Pの短手方向に往復移動可能に構成された開閉可能なシャッタを設け、シャッタの短手方向の位置を移動させるようにしたことによって、一時集積部に集積する紙幣Pの短手方向の長さに応じて、一時集積部の紙幣の短手方向の集積位置を、シャッタを短手方向に移動させて変更することが可能になり、大きさの異なる外国紙幣に容易に対応することができ、仕向地の異なる紙幣整理装置を容易に製作することができる。
なお、本実施例においては、集積ステージにおける紙幣Pの長手方向の整位は、回動する整位アームにより行うとして説明したが、往復移動する整位板等であってもよい。
図9は実施例2の把持部の側面を示す説明図、図10は実施例2の把持部の上面を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9、図10において、41は移送部20の把持部21の基台であり、底板とこれに立設された側板とでL字状に形成された板状部材であって、把持部21を昇降させる無端の歯付ベルトである昇降ベルト42に、側板に設けられたクランプ部43により取付けられている。
44は挿抜機構であり、基台41の側板に取付けられたモータ45と、これにより回転駆動される小径のギアであるモータギア46aと、このモータギア46aに噛合い、基台41の底板に回転自在に設けられた回転軸46bを中心に回動するリングギア46cと、一端を回転軸46bに固定されたリンク棒47aと、リンク棒47aの他端に設けられた連結ピン47bを介して回動自在に連結されたリンク棒47c等を備えており、底板と側板からなるL字状の支持台49の底板の下面に設けられた連結ピン47dに、リンク棒47cの連結ピン47bの反対側の端部で連結して、図示しない案内レールに移動可能に支持された支持台49を一時集積部15の方向へ往復移動させる。
51は移動台であり、底板と側板からなるL字状に形成された板状部材であって、支持台49の底板上に固定されたスライドレール52により、紙幣Pの長手方向に沿って往復移動可能に支持されている。
53は一対の把持爪であり、天板と側板とからなるL字状のブラケット54の側板の端部に固定されて昇降可能に構成された把持爪53aと、移動台51の底板に一体に形成された把持爪53bとで構成されており、一時集積部15のステージ31上に集積された所定の結束枚数(100枚)の紙幣Pを、短手方向に沿って束のまま把持する。
55は円リンクであり、周縁の一箇所に押上ピン55aが固定された円盤状部材であって、移動台51の側板に取付けられたモータ56により回転駆動され、紙幣Pの把持力を発生させる引張スプリング57により移動台51の底板の方向に付勢されたブラケット54の天板の下面を、押上ピン55aで押上げて把持爪53aを昇降させる機能を有している。
58はセンサレバーであり、円リンク55の押上ピン55aの反対側の面に、押上ピン55aと同位相で取付けられている。
59aは上死点センサ、59bは下死点センサであり、発光部と受光部とを所定の隙間を介して対向させた光学式のセンサであって、センサレバー58が発光部から光を遮断したことを受光部が検出して、受光部が出力する光の明、暗により円リンク55の押上ピン55aの位置を検出する。
61は位置決め機構であり、支持台49の側板に取付けられたステッピングモータ等の位置決めモータ62と、これにより回転駆動されるピニオンギア63と、このピニオンギア63に噛合い、移動台51の側板側に固定されたラック64と、移動台51の側板に固定されたセンサレバー65と、支持台49の側板に固定された上死点センサ59aと同様の構成の位置センサ66等を備えており、位置決めモータ62により回転駆動されるピニオンギア63がラック64を直線的に移動させ、スライドレール52により移動可能に支持された移動台51を、位置センサ66がセンサレバー65を検出している原位置(図10に示す位置)から紙幣Pの長手方向に沿って往復移動させる。
上記の構成により、本実施例の移送部20の把持部21が形成される。
なお、本実施例の一時集積部15の基準板33は、上記実施例1で説明した原位置に固定されている。
本実施例の紙幣整理装置1の記憶部3には、上記実施例1と同様の通常の紙幣整理処理プログラムに、実施例1と同様の結束位置設定処理を行う機能や、各一時集積部15に集積される紙幣の金種に応じてシャッタ35を短手方向に移動させ、固定された基準板33および移動させたシャッタ35により長手方向および短手方向を整位された紙幣Pが、所定の結束枚数になったときに、紙幣Pを束のまま把持部21の把持爪53で把持して施封部23へ移送するときに、紙幣の金種に設定された結束位置に応じて、把持爪53を長手方向に移動させ、金種別に結束位置を変更する本実施例の結束位置変更処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部2が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の紙幣整理装置1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
また、記憶部3には、上記実施例1と同様に、紙幣束を作成するときの所定の結束枚数(本実施例では、100枚)が格納されると共に、一時集積部15別の集積枚数記憶エリア、金種別の識別枚数計数エリア、および集積紙幣設定情報記憶エリアが確保されている。
更に、記憶部3には、上記実施例1と同様に、中国紙幣の紙幣整理情報を金種別に記した図4に示す整理情報テーブルが予め格納されている。
本実施例の結束位置設定処理の作動は、上記実施例1で図5を用いて説明した作動と同様であるので、その説明を省略する。
結束位置設定処理によって、紙幣Pの結束位置が設定された紙幣整理装置1による紙幣整理処理について、図11に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って説明する。
本実施例では、上記実施例1と同様に、係員が業務画面からモード選択ボタンを押下し、整理モードとして、3つの金種(10元、50元、100元)を正損の別に関わらず金種別に結束する3金種結束モードが選択されたものとして説明する。
SB1、紙幣整理装置1に電源が投入されると、制御部2は、上記実施例1のステップS1と同様に、業務処理実行プログラムにより、操作表示部11の画面に図6に示す業務画面を表示する。
このとき、各一時集積部15のシャッタ35は、実施例1と同様の原位置に位置している。
また、把持部21の移動台51は、位置センサ66がセンサレバー65を検出している原位置に位置し、その把持爪53aは、上死点センサ59aがセンサレバー58を検出した位置、つまり上死点位置に位置する円リンク55の押上ピン55aにより押上げられた開状態になっている。
係員は、金種および正損の混在した複数の紙幣を一度に投入部5の投入口5aへセットし、業務画面から準備完了ボタンを押下する。
SB2、制御部2は、業務画面の指示ボタンの押下を待って待機しており、準備完了ボタンが押下されたときにステップSB3へ移行する。準備完了ボタンが押下されない場合は、業務画面を表示しながら、係員の指示入力の受付を継続する。
SB3、準備完了ボタンの押下の入力を受付けた制御部2は、紙幣整理処理プログラムにより、各一時集積部15の集積紙幣設定情報を実行する。
すなわち、制御部2は、実施例1のステップSA3と同様に、記憶部3の各識別枚数計数エリアおよび各集積枚数カウントエリアのカウント数を「0」に設定すると共に、一時集積部15bへ集積する紙幣の種別を10元紙幣の正損券とし、一時集積部15cへ集積する紙幣の種別を50元紙幣の正損券とし、一時集積部15dへ集積する紙幣の種別を100元紙幣の正損券とし、一時集積部15aを補助集積部として設定する。
そして、制御部2は、結束位置変更処理プログラムにより、記憶部3に格納されている整理情報テーブルの金種別の紙幣整理情報を読出し、各一時集積部15に設定された種別の金種を基に、読出した紙幣整理情報の長手方向長さを認識し、その長手方向長さから整位アーム34の回動範囲(本実施例では、ステッピングモータへ供給するパルス数)を算出すると共に、読出した紙幣整理情報の集積する紙幣Pの短手方向の長さを基に、その紙幣Pの短手方向を整位するのに適切な位置の原位置からの長さであるシャッタ35の短手整位位置を算出する。
次いで、制御部2は、記憶部3の各一時集積部15の集積紙幣設定情報記憶エリアに、それぞれ設定した紙幣の種別、紙幣整理情報、算出した回動範囲、短手整位位置等を書込んで記憶すると共に、一時集積部15b〜15dのシャッタ35を原位置から短手整位位置へC方向に図示しない駆動機構を用いて移動させて、各一時集積部15の紙幣Pの集積位置を設定する。
このようにして、本実施例の紙幣整理処理における準備動作が行われる。
その後のステップSB4〜SB9の作動は、上記実施例1のステップSA4〜SA9の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SB10、紙幣Pの集積先を認識した制御部2は、実施例1のステップSA10と同様にして、その紙幣の表裏を揃えた後に、集積先の一時集積部15に集積する。
このとき、一時集積部15は、上記ステップSB3における準備動作によって、そのシャッタ35が所定の集積位置に移動しているので、集積機構17により放出方向Aに放出された紙幣Pは、その先端をシャッタ35に当接させて短手方向が整位された状態でステージ31上に集積される。
また、制御部2は、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアから読出した当該一時集積部15の整位アーム34の回動範囲を基に、整位アーム34を回動させて紙幣Pの基準面33aと反対側の端部を叩いて、固定された基準面33aにより紙幣Pの長手方向を整位する。
SB11、集積先の一時集積部15に紙幣を集積した制御部2は、実施例1のステップSA11と同様にして、当該一時集積部15に集積された紙幣の集積枚数を計数する。
SB12、そして、制御部2は、記憶部3から読出した結束枚数と、更新された集積枚数とを比較し、集積枚数が結束枚数より少ない場合はステップSB16へ移行する。
集積枚数と結束枚数が等しい場合、つまり結束枚数(本実施例では、100枚)の紙幣がいずれか一つの一時集積部15に集積された場合は、ステップSB13へ移行する。
SB13、いずれか一つの一時集積部15、例えば一時集積部15bに結束枚数の紙幣が集積されたことを判定した制御部2は、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアの集積紙幣設定情報の一時集積部15bの紙幣整理情報から、当該紙幣P(本実施例では、10元紙幣の正損券)の結束位置を読出して記憶部3に保存すると共に、記憶部3の集積紙幣設定情報記憶エリアの集積紙幣設定情報に補助集積部が設定されているか否かを確認し、補助集積部が設定されているときは、集積紙幣設定情報の変更が必要と判定してステップSB14へ移行する。
補助集積部が設定されていない場合は、制御部2は、集積紙幣設定情報の変更を不要と判定して、ステップSB15へ移行する。
SB14、集積紙幣設定情報の変更が必要と判定した制御部2は、実施例1のステップSA14と同様にして、補助集積部として設定されている一時集積部15aへ集積する紙幣の種別を一時集積部15bと同じ種別に設定し、一時集積部15bを補助集積部として設定し、上記ステップSB3と同様にして、結束位置変更処理プログラムにより、記憶部3に格納されている整理情報テーブルの金種別の紙幣整理情報を読出し、一時集積部15aに設定された種別の金種を基に、その整位アーム34の回動範囲およびシャッタ35の短手整位位置を算出し、記憶部3の一時集積部15aの集積紙幣設定情報を、設定した紙幣の種別、紙幣整理情報、算出した回動範囲、短手整位位置等に書替えて変更すると共に、一時集積部15aのシャッタ35を原位置から短手整位位置へC方向に図示しない駆動機構を用いて移動させて、一時集積部15aの紙幣Pの集積位置を変更する。
SB15、集積紙幣設定情報の変更を不要と判定した、または集積紙幣設定情報の変更を終えた制御部2は、一時集積部15bのシャッタ35を開作動させ、移送部20の昇降ベルト42を起動して、把持部21を一時集積部15bの位置に停止させ、挿抜機構44のモータ45を回転させて、把持爪53を、昇降ベルト42に近接する初期位置(図9に示す位置)からリングギア46c、リンク棒47a、47cにより一時集積部15bの受取位置に移動させ、モータ56により円リンク55を回転させて上死点位置に位置する押上ピン55aを下死点位置まで回転させ、押上ピン55aによる把持爪53aの押上を解除して引張スプリング57による把持力により、紙幣Pを短手方向に沿って束のまま把持爪53aと53bとの間に把持する。
次いで、制御部2は挿抜機構44のモータ45を逆転させ、把持爪53に把持された所定の結束枚数の紙幣Pを束のまま紙幣Pの短手方向に引抜いて、紙幣Pを初期位置に移動させる。
このとき、制御部2は、記憶部3に保存された当該紙幣Pの結束位置を読出し、一時集積部15に整位された状態で集積された紙幣Pを、移動台51の原位置から施封部23による結束位置が所定の結束位置となる位置へ移動させるための位置決めモータ62の回転方向と回転量(本実施例では、ステッピングモータへ供給するパルス数)を算出し、位置決め機構61の位置決めモータ62を算出した回転量で回転させて、ピニオンギア63、ラック64、移動台51を介して把持爪53を紙幣Pの長手方向に移動させ、紙幣Pを所定の結束位置となる位置に停止させる。
そして、紙幣Pが初期位置に停止すると、制御部2は、所定の結束位置となる位置で把持爪53に束のまま把持された紙幣Pを、昇降ベルト42により施封部23に移送し、記憶部3の集積枚数カウントエリアの一時集積部15bの集積枚数を「0」にリセットすると共に、一時集積部15bのシャッタ35を閉作動させた後に、そのシャッタ35を原位置に戻してステップSB16へ移行する。
この場合に、補助集積部が設定されていないときは、シャッタ35の位置を移動させずに、そのままの位置としてステップSB16へ移行する。
一方、移送部20により紙幣Pを束のまま施封部23へ移送した制御部2は、ステップSB15と並行して、昇降ベルト42により、把持部21を施封部23の受取口24の位置に停止させ、円リンク55を回転させて押上ピン55aを上死点位置まで回転させ、把持爪53aを開状態にして、紙幣Pを受取口24から施封部23へ引渡し、施封部23で束のまま受取った紙幣に、移送された状態のままで結束帯を巻き掛けて紙幣束を作成し、これを排出口25に送って装置の外部へ排出する。
この場合に、把持部21の移動台51は、紙幣Pを施封部23へ引渡した後に、把持爪53aを開状態としたままで、その原位置に戻される。
SB16、一時集積部15の集積枚数の更新、または結束枚数の紙幣が集積されたことによる記憶部3の集積紙幣設定情報の変更等を行った制御部2は、上記ステップSB4で識別した紙幣Pが、投入部5にセットされた紙幣Pの最後の紙幣Pであるか否かを判定し、識別した紙幣Pが最後の紙幣Pではない場合は、ステップSB4へ戻って上記の紙幣Pの繰出し、識別、集積を継続する。
識別した紙幣Pが最後の紙幣Pである場合は、制御部2は、最後の紙幣Pが集積されたことを認識し、操作表示部11の業務画面に、識別部7による識別枚数や施封部23による結束数等を表示すると共に、各一時集積部15のシャッタ35を原位置へ戻し、把持部21の把持爪53aを開状態としたまま移動台51を原位置に戻し、選択された3金種結束モードの紙幣整理処理を終了させ、ステップSB1へ戻って業務画面を表示しながら指示ボタンの押下を待って待機する。
このように、本実施例においては、通常の施封部23を有する紙幣整理装置1の移送部20の把持部21に位置決め機構61を設け、一時集積部15に集積された所定の結束枚数の紙幣Pを把持部21で引抜いた後に、結束位置設定処理において設定した金種別の結束位置に応じて、紙幣Pを束のまま把持した把持爪53を位置決め機構61により紙幣Pの長手方向に移動させて、紙幣Pの長手方向の位置を変更するので、通常の施封部23を用いた紙幣整理処理においても紙幣Pの金種別の結束位置を変更することができ、認識部7の紙幣Pの識別データを仕向地の紙幣Pの識別データに書替え、各画面の表示を仕向地の言語に書替えて結束位置設定処理により紙幣Pの結束位置を種別毎に変更すれば、仕向地からの要求に応じて金種別に結束位置を設定した紙幣整理装置1を即座に出荷することができ、開発コストを低減して安価な紙幣整理装置1を提供できる他、仕向地における大量の紙幣Pの施封処理の時間を短縮して紙幣整理処理の効率を向上させることができると共に、仕向地においても結束位置の変更を必要に応じて容易に行うことができる。
また、紙幣整理処理に人手が介在することがないので、不正の発生を未然に防止することができる。
なお、本実施例では、一時集積部15に集積された所定の結束枚数の紙幣Pを把持爪53で把持して引抜き、把持部21を初期位置に戻すまでの間に位置決め機構61により、把持爪53に把持された紙幣Pの長手方向の位置を移動させるとして説明したが、位置決め機構61により紙幣Pの長手方向の位置を移動させるタイミングは前記に限らず、紙幣Pを把持爪53で把持して引抜き、施封部23の受取口24に把持部21を停止させるまでの間であれば、どのタイミングであってもよい。
以上説明したように、本実施例では、紙幣整理装置の移送部に、ステージ上に集積された紙幣を短手方向に沿って束のまま把持する一対の把持爪と、この把持爪を紙幣の長手方向に往復移動させる位置決め機構とを設け、一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して施封部へ移送するときに、位置決め機構により、把持爪に把持された紙幣の長手方向の位置を移動させるようにしたことによって、紙幣Pの金種別の結束位置に応じて、移送部の把持部における紙幣Pの長手方向の位置を容易に変更することが可能になり、上記実施例1と同様に、通常の施封部を用いた紙幣整理処理においても紙幣Pの金種別の結束位置を容易に変更することができ、仕向地からの要求に応じて結束位置を設定した紙幣整理装置を即座に提供することができると共に、仕向地においても結束位置の変更を容易に行うことができる。
なお、上記各実施例においては、3金種結束モードの場合を例に説明したが、他の整理モードの場合も同様である。
また、上記各実施例においては、各画面は、日本語により図示したが、上記各実施例で説明した紙幣整理装置は中国向けであるので、実際の画面は中国語で表示される。
更に、上記各実施例においては、図4に示す整理情報テーブルを用いるとして説明したが、図12に示す、金種別の結束位置に、仕向地において通常用いる結束位置を初期値として書込んだ整理情報テーブルを用いるようにしてもよい。このようにすれば、結束位置設定処理における結束位置の設定変更の入力を簡略化することができ、結束位置の設定を行う係員の負担を軽減することができる。
実施例1の紙幣整理装置1の内部構成を示す概略側面図 実施例1の紙幣整理装置1を示すブロック図 実施例1の一時集積部を示す斜視図 実施例1の整理情報テーブルを示す説明図 実施例1の結束位置設定処理を示すフローチャート 実施例1の業務画面の表示例を示す説明図 実施例1の結束位置設定画面の表示例を示す説明図 実施例1の紙幣整理処理を示すフローチャート 実施例2の把持部の側面を示す説明図 実施例2の把持部の上面を示す説明図 実施例2の紙幣整理処理を示すフローチャート 実施例の整理情報テーブルの他の態様を示す説明図
符号の説明
1 紙幣整理装置
2 制御部
3 記憶部
5 投入部
5a 投入口
5b 分離繰出機構
7 識別部
8a〜8e 搬送路
9 表裏反転部
9a 反転ルート
9b 無反転ルート
10a〜10f 切替ブレード
11 操作表示部
12 リジェクトポケット
13 オープンポケット
15、15a〜15d 一時集積部
16 振分搬送路
17 集積機構
18 搬送部
20 移送部
21 把持部
23 施封部
24 受取口
25 排出口
31 ステージ
32 フレーム
33 基準板
33a 基準面
34 整位アーム
35 シャッタ
41 基台
42 昇降ベルト
43 クランプ部
44 挿抜機構
45、56 モータ
46a モータギア
46b 回転軸
46c リングギア
47a、47c リンク棒
47b、47d 連結ピン
49 支持台
51 移動台
52 スライドレール
53、53a、53b 把持爪
54 ブラケット
55 円リンク
55a 押上ピン
57 引張スプリング
58、65 センサレバー
59a 上死点センサ
59b 下死点センサ
61 位置決め機構
62 位置決めモータ
63 ピニオンギア
64 ラック
66 位置センサ

Claims (6)

  1. 紙幣を投入する投入部と、該投入部から1枚毎に繰出された紙幣の種別を認識する識別部と、ステージ上に前記識別部で識別された種別に応じて紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部と、を備えた紙幣整理装置において、
    前記一時集積部は、前記ステージ上に集積された紙幣の長手方向を整位するときの基準面を有すると共に紙幣の長手方向に往復移動可能に構成された基準板と、前記ステージ上に集積された紙幣の長手方向を前記基準面に整位させる整位アームと、を備え、
    前記一時集積部に集積する紙幣の、紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置に応じて前記基準板の位置を移動させ
    前記施封部へ移送する所定の結束枚数の紙幣を長手方向に予め移動させておくことを特徴とする紙幣整理装置。
  2. 紙幣を投入する投入部と、該投入部から1枚毎に繰出された紙幣の種別を認識する識別部と、ステージ上に前記識別部で識別された種別に応じて紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部と、を備えた紙幣整理装置において、
    前記移送部は、前記ステージ上に集積された紙幣を束のまま把持する一対の把持爪と、前記把持爪を前記一時集積部の方向に往復移動させる挿抜機構と、前記把持爪を紙幣の長手方向に往復移動させる位置決め機構と、を備え、
    前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を前記把持爪で把持して前記挿抜機構により前記一時集積部から引抜いて移動させる間に、前記位置決め機構により紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置に応じて前記把持爪紙幣の長手方向移動させ
    前記施封部へ移送する所定の結束枚数の紙幣を長手方向に予め移動させておくことを特徴とする紙幣整理装置。
  3. 請求項または請求項において、
    前記一時集積部に、前記ステージ上に集積される紙幣の先端を整位すると共に、紙幣の短手方向に往復移動可能に構成された開閉可能なシャッタを設け、
    該シャッタを、前記一時集積部に集積する紙幣の短手方向の長さに応じて短手方向に移動させることを特徴とする紙幣整理装置。
  4. 紙幣を集積するステージと、該ステージ上に集積された紙幣の長手方向を整位するときの基準面を有すると共に紙幣の長手方向に往復移動可能に構成された基準板と、前記ステージ上に集積された紙幣の長手方向を前記基準面に整位させる整位アームとを有し、紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、
    所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、
    前記一時集積部に集積された所定の結束枚数の紙幣を把持して、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部と、を備えた紙幣整理装置であって、
    紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置の入力を、金種別に受付ける手段と、
    該入力された金種別の前記結束位置を記憶する記憶手段と、
    前記一時集積部に集積する紙幣の金種を基に、前記記憶手段から当該金種の前記結束位置を読出す手段と、
    当該一時集積部の基準板を、前記読出した当該金種の前記結束位置に応じて紙幣の長手方向に移動させる手段と、を備えることを特徴とする紙幣整理装置。
  5. ステージ上に紙幣を種別毎に集積する複数の一時集積部と、
    所定の結束枚数の紙幣を移送されたままの状態で結束して排出する施封部と、
    前記一時集積部のステージ上に集積された所定の結束枚数の紙幣を束のまま把持する一対の把持爪と、前記把持爪を前記一時集積部の方向に往復移動させる挿抜機構と、前記把持爪を紙幣の長手方向に往復移動させる位置決め機構とを有し、前記それぞれの一時集積部から前記施封部へ紙幣を束のまま移送する移送部と、を備えた紙幣整理装置であって、
    紙幣を結束する結束帯の紙幣の長手方向の位置である結束位置の入力を、金種別に受付ける手段と、
    該入力された金種別の前記結束位置を記憶する記憶手段と、
    前記一時集積部に集積する紙幣の金種を基に、前記記憶手段から当該金種の前記結束位置を読出す手段と、
    当該一時集積部に集積された紙幣を、前記把持爪で束のまま把持する手段と、
    前記把持爪で紙幣を束のまま把持して前記挿抜機構により前記一時集積部から引抜いて移動させる間に、前記位置決め機構により前記把持爪を、前記読出した当該金種の前記結束位置に応じて紙幣の長手方向に移動させる手段と、を備えることを特徴とする紙幣整理装置。
  6. 請求項または請求項において、
    前記一時集積部に、前記ステージ上に集積される紙幣の先端を整位すると共に、紙幣の短手方向に往復移動可能に構成された開閉可能なシャッタを設け、
    紙幣の短手方向の長さを金種別に記した整理情報テーブルを格納する手段と、
    前記一時集積部に集積する紙幣の金種を基に、前記整理情報テーブルから当該金種の短手方向の長さを読出す手段と、
    当該一時集積部の前記シャッタを、前記読出した当該金種の短手方向の長さに応じて短手方向に移動させる手段と、を備えることを特徴とする紙幣整理装置。
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