JP5088038B2 - 紙幣整理装置 - Google Patents
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Description
そして、紙幣が一定枚数集積されると、その紙幣を移送手段により施封部に移送し、この施封部により紙幣をテープで結束して放出する。また、セットされた紙幣の鑑別、計数が終了した後、各一時集積部に一定枚数に達しない端数枚の紙幣が存在する場合は、移送体により各端数の紙幣を引き取り、端数紙幣集積部にまとめて集積させるようにしている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1には、上記端数枚の紙幣を金種別に結束して端数紙幣集積部に集積することも開示されている。
しかしながら、端数紙幣は枚数がその時々の処理において変動する。上記施封部は一般に予め定められた所定枚数、例えば100枚の紙幣を施封することを目的に設計、製造されており、100枚以下或いは100枚以上の紙幣を施封する場合、テープの張りが十分に保たれず、束状態から紙幣が抜け落ちてしまう場合や或いはテープの糊付けが正しく行えず、束の作成に失敗する可能性があるという問題があった。
図において1は紙幣(以後、符号Mを付与し、他の紙幣形態には適宜、適当な符号を付ける)の投入部で、紙幣整理装置(以後、装置とする)100の正面上部に設けられている。2は紙幣Mの真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行う鑑別部で、装置100内に設けられている。3は紙幣Mの搬送路で、この搬送路3については後で説明する。4は紙幣Mの表裏反転を行う表裏反転部で、装置100内の鑑別部2の後段(下流側)に位置するように設けられている。
8は鑑別部2で、金種不明と鑑別されたり、あるいは搬送異常が検知されたリジェクト紙幣Mrを集積するリジェクトポケットで、前記投入部1の上方に設けられており、このリジェクトポケット8に集積されたリジェクト紙幣Mrにオペレータが直接的にアクセスできるものとなっている。9は移送機構、10は結束部としての紙幣結束機構で、両者とも装置100内に設けられており、この両者についても後で説明する。
この操作表示部13の表示例についても後述する。
装置100内の上部において、搬送路3は図4に示したように搬送路3a〜3dからなり、搬送路3aは投入部1から鑑別部2を経て分岐点Aに至るように設けられ、搬送路3bは分岐点Aからリジェクトポケット8に至るように設けられている。
また、搬送路3cは分岐点Aから表裏反転部4を経て分岐点Bに至るように設けられている。そして搬送路3dは分岐点Bから図4に示した矢印Gから装置100の下部に伸びて集積機構6の一時集積部6a〜6dに沿うように設けられ、更に搬送路3eは分岐点Bからオープンポケット5に至るように設けられている。尚、分岐点A、Bのそれぞれの近傍には紙幣Mの搬送方向を切替える図示しない切替えブレードが設けられ、後述する制御部により動作制御される。
図8は本発明の実施例1の移送機構の斜視図である。この移送機構9は、紙幣クランプ部30、クランプ部移動手段31、上下動手段32を備えている。
紙幣クランプ部30は、上下方向に開閉するクランプ爪35a、35bを有し、この紙幣クランプ部30はクランプ部移動手段31上に搭載されている。一時集積部6a〜6bからクランプ爪35a、35bで紙幣Mをクランプして引き抜くときは、クランプ部移動手段31が紙幣クランプ部30を一時集積部6a〜6bに対して押し出し、100枚の紙幣Mをクランプできる位置まで移動できるようになっている。
この移送機構9の一連の動作を説明すると、例えば一時集積部6aに集積された紙幣Mを引き抜く場合、まず上下動手段32により紙幣クランプ部30をクランプ部移動手段31と共にポジションセンサ33aの位置まで移動させ、ポジションセンサ33aがクランプ部移動手段31を検知した位置で移動を停止させると同時にストッパカム34を回転させてクランプ部移動手段31に係止させる。
まず、搬送手段40が移送機構9の紙幣クランプ部30から100枚の紙幣Mを一括して受け取り(矢印I)、ローラ及びベルトを矢印J方向に回転させ、紙幣Mを矢印K方向に移動させ、結束位置まで搬送する。
続けて、テープ供給手段43はテープ41を矢印L方向に供給する。図示しない結束手段は紙幣Mに施封する。その際、印字手段42はテープ41にて結束する紙幣Mの金種や端数紙幣束の場合の特定の印(識別マーク)等を、インクリボンを介して印字する。印字されたテープ41は所定の長さにカッタ44で切断され、この切断されたテープ41aを結束手段が結束位置に搬送された100枚の紙幣Mに巻き掛けて結束することにより紙幣束を作る。
こうして作られた紙幣束は更に搬送手段40により矢印N方向に搬送され、放出口11に送られる。
50は本装置100全体の動作処理制御を行う制御部、51a〜51dはカウンタで、このカウンタ51a〜51dは一時集積部6a〜6dに1対1で対応し、例えば一時集積部6aに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51aにカウントされ、集積板21に載置される毎にカウントアップされる。同様に一時集積部6bに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51b、一時集積部6cに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51c、一時集積部6dに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51dにカウントされる。
52は記憶部で、一時集積部6a〜6dに集積される紙幣Mの金種や、計数された金種毎の紙幣Mの枚数等を記憶するものであり、半導体メモリやHDDで構成される。この記憶部52はバッテリ等でバックアップされているので、電源遮断時でも記憶内容が保持される。なお、2は前述した鑑別部である。
図は操作表示部13に表示される初期設定画面の中のモード選択画面131を示す。同図において、入力枠131aは、本装置100による動作をオフラインで行うか又は上位装置と回線接続した状態、即ちオンラインで行うかを設定するために、オンラインキーとオフラインキーを設けてある。
入力枠131bは、入金モードを設定するための入金キーと、整理モードを設定するための整理キーを配する。入金モードは、現金の入金取引を行って紙幣Mを計数し、取引の番号毎、指定した区分毎等に分類集計した結果を記憶部52に記憶する処理を行うモードであり、また整理モードは、分類集計結果を記憶部52に記憶しないモードとしている。
施封キーが押下されると、施封モードとなり、投入部1にセットした紙幣Mを鑑別部2に搬送し、金種鑑別及び計数を行って、一時集積部6a〜6dに集積して、所定枚数の紙幣Mを自動的に施封する動作設定となる。
入力枠131eは、端数施封モードが全金種別端数モードであるか、混合金種モードかを選択入力する部位である。全金種キーが選択されると全金種別端数モードとなり、各々の金種毎に独立して施封され、混合キーが選択されると混合金種モードとなり、金種別の端数を合計し、所定枚数以下になる組合せを制御部50が算出,選択し、その組合せに基づき施封を行うことになる。
他方、万円紙幣Mmの端数が70枚で千円紙幣Msの端数が50枚であった場合、その合計枚数が所定枚数(100枚)を超えるため、即ち、万円紙幣Mmと千円紙幣Msの合計が120枚となるので、端数を一緒にして施封することは行わず、各々単独で施封することになる。
指定キーが押下されると指定金種結束モードとなり、四金種すべてを同時に整理して結束することを基本とするが、図示しない入力画面から万円、千円、五千円、二千円の各ボタンを任意に押下して金種指定することにより、その単一金種、及び二金種の紙幣Mの結束も可能になる。
損券キーが押下されると損券分類結束モードとなり、鑑別部2により損券と判定された紙幣のみを集積して結束する。
正損キーが押下されると正損券分類結束モードとなり、万円紙幣Mm、千円紙幣Msの正損を分類して結束する処理を基本とするが、万円、千円、五千円、二千円の各ボタンを任意に押下して金種指定することにより、単一金種の指定、及二金種の指定が可能になっている。紙幣Mの正損鑑別を行うが、予め0〜9の段階に設定された汚損度を示す数値によりレベル指定することができ、その指定された正損レベルを鑑別の基準値として、基準値未満を正券とし、基準値以上を損券として鑑別する。正損券分類結束モードは、鑑別部2により正券または損券と判定された紙幣Mをそれぞれ集積して結束する。
通常施封モードキー131gは、日常的に多く設定する処理モードを予め登録しておき、このキーが押下されると、記憶部52に予め格納されている設定情報が読み出され、自動的に動作モードが指定されるようになる。
確認キー131iは、入力枠131aから131hまでの各入力キーの押下または表示している初期設定のままでよい場合等に押下するもので、この確認キー131iの押下した信号を制御部50が検知することで設定が終了となる。
取消キー131jは言うまでもなく、入力枠131aから131hまでの各設定を取り消す場合に押下するもので、1回押されると1ステップ前の状態に戻すように制御部50が制御する。
S1:装置100の電源が投入されると制御部50は、操作表示部13に初期設定画面としてモード選択画面131を表示させる。この初期設定画面の各モードキーを押下して選択する。
S2:オペレータは複数の金種が混在している紙幣M(万円紙幣Mmと千円紙幣Msのはずであるが、識別していないので紙幣Mとする)を投入部1にセットし、操作部7に配置された計数開始ボタン7aを押下すると、搬送路3aに紙幣Mの取込みが開始される。
S6:制御部50は、投入部1に紙幣Mが無くなったことを図示しない検出器が検出すると、その計数結果を操作表示部13に表示する。なお、この表示は一時集積部6a〜6cに紙幣Mが集積される毎に変化(カウントアップ)するようにしてもよい。
この施封動作について、一時集積部6aに集積する万円紙幣Mmを例に簡単に説明する。まず、一時集積部6aに万円紙幣Mmが100枚集積されると、その100枚の万円紙幣Mmは移送機構9により抜き取られて、図3の太線矢印C〜Fで示したように紙幣結束機構10に移送され、紙幣結束機構10により1個の紙幣束に施封され、放出口11から放出される。即ち、一時集積部6aに万円紙幣Mmが100枚集積されると、投入部1からの紙幣Mの取込みが一旦停止され、移送機構9が矢印C方向に移動し、100枚の万円紙幣Mmを把持し矢印D方向に戻り、更に矢印F方向に下降して紙幣結束機構10と対応する位置に位置付けられた後、移動機構9から100枚の万円紙幣Mmが一括して矢印C方向に送り込まれて紙幣結束機構10に受け渡される。
受け渡された100枚の万円紙幣Mmは紙幣結束機構10により紙テープによる施封用の帯で1個に束ねられて紙幣束として放出口11から放出される。
尚、施封用の帯には紙幣結束機構10に設けられている印字手段により施封の直前に、金融機関名、店舗名、金種、枚数、合計金額、施封日および通番などの文字情報が印字される。
金種別施封モードが選択されている場合、制御部50は金種別端数の枚数から、束として扱える所定枚数に必要な紙葉類(以後、模擬媒体とも称する)Mdの枚数を算出して表示する。ここでの模擬媒体Mdは、万円紙幣Mmと略同等の紙質を有する紙葉類であるが、印刷は紙幣を想定できない無地または文字、絵柄のみとしたものとしてある。
S10:次に制御部50は、端数処理としてバラのままでよいか施封するのかをチェックする。金種別施封モードのときにはステップS11に移る。この金種別施封モードは各々の金種毎に独立して施封するモードであり、混合金種モードは金種別の端数を合計し、所定枚数内になる組合せに基づき施封を行うことになる。
金種別端数モードの場合には、各金種別の端数、即ち、一時保留部6a〜6dに集積されているそれぞれの紙幣枚数に対して、所定枚数(80枚)との差異を算出する。
例えば、万円紙幣Mmの端数が30枚で千円紙幣Msの端数が45枚であった場合、万円紙幣Mmは、所定枚数(80枚)から集積枚数(30枚)との差異が50枚となる。同様に千円紙幣Msの端数(45枚)の場合には、差異は35枚となる。この差異枚数が加算すべき模擬媒体Mdの数量として算出(50+35=85枚)される。なお、端数が所定枚数内(80枚〜100枚)であれば、加算すべき模擬媒体Mdの数量0(ゼロ)とされる。
また、制御部50は混合金種モードである場合、金種別の端数を合計し所定枚数内になる組合せを選択することになる。(ステップS13で説明)
S13:混合金種モードである場合の制御部50は、金種別の端数を合計し所定枚数内になる組合せを選択し、その組合せに基づき施封を行う。例えば万円紙幣Mmの端数が30枚で千円紙幣Msの端数が45枚であった場合、その合計枚数が所定枚数(80枚〜100枚)以内であることから万円紙幣Mmと千円紙幣Msの端数を一緒(合計75枚)にして、更に模擬媒体Mdを5枚加えての施封を行うことになる。なお、詳細な説明は後述する。
また、万円紙幣Mmの端数が70枚で千円紙幣Msの端数が50枚であった場合、その合計枚数が所定枚数内(100枚)を超えるため、万円紙幣Mmと千円紙幣Msの端数を一緒にして施封することは行わず、それぞれに模擬媒体Mdを10枚と30枚を加えて、各々単独で施封することになる。以上の枚数情報は一時集積部6a〜6d毎に記憶部52に格納される。
なお、模擬媒体Mdの投入枚数は、正確に計数しての投入でなくて良いが追加投入も可としている。従って、投入させる模擬媒体Mdの大よその厚さとして、例えば「模擬紙幣40枚、およそ合計厚5mm程度を投入」などとしても良い。
S15:制御部50は投入部1にセットされた模擬媒体Mdを分離して内部に搬送する。この際には鑑別部2を通過するごとに紙幣Mと同様に真偽、金種、表裏、正損および重送等の検知を行うが、その鑑別結果としては「偽券」判定になるが、リジェクトポケット8に搬送することなく、一時集積部6a〜6dに搬送することになる。なお、「重送」判定となっても、計数上は「1枚」として管理し、一時集積部6a〜6dに搬送するようにしてもよい。
この時、万円紙幣Mm及び千円紙幣Msの束は模擬媒体Mdを合わせて80枚になった状態で施封されるため、きちんと施封されることが可能となる。
紙幣結束機構10は移送機構9から80枚(紙幣M及び模擬媒体Md)の束を受け取り、受け取った束を前述したようにテープで結束して混合体Mzとして放出口11から放出する。このようにして端数施封処理を完了する。
この集積動作自身は、通常の集積動作と同じである。制御部50はカウンタ51aのカウント値「35」にて動作を停止させる。
紙幣束を把持した紙幣クランプ部30を矢印D方向に移動させる。ここまでの紙幣クランプ部30の把持動作自身は、短手整位機構23の回転退避を除き、通常の把持動作と同じである。
なお、短手整位機構23の回転退避させる理由は、引き抜く紙幣Mの枚数が少ない場合に、付勢手段により積層位置ずれ等が起きないようにするためである。
停止したら、ストッパカム34を回転させると共に図13(a)に示すように、一時集積部6cの押え板24を矢印U方向に開放させ、千円紙幣Ms上に空間を確保させる。同時に短手整位機構23を右方(矢印W方向)に回転退避させる。
位置付けされたら、図13(c)に示すように短手整位機構23を矢印X方向に回転させて元に戻す。
続けて、紙幣クランプ部30を矢印D方向に移動させると、集積板21上にある千円紙幣Ms上からクランプ爪35a、35bが引き抜かれる。このとき短手整位機構23が紙幣束の矢印D方向への移動を先に述べたように阻止する壁面となるので、図13(d)に示すように模擬媒体Mdと万円紙幣Mmは千円紙幣Ms上に重ねられる。
以後は、紙幣クランプ部30を矢印C方向に移動させて、一時集積部6a上の混合体Mzをクランプして、紙幣結束機構10に引き渡す。制御部50は印字手段により施封の直前に、金融機関名、店舗名、金種、枚数、合計金額、施封日および通番などの文字情報、加えて端数紙幣束であることを意味するマークPが印字されるのは前述の通りである。
なお、以上の説明では、一時集積部6a上の万円紙幣Mm上に模擬媒体Mdを集積してから、一時集積部6c上の千円紙幣Ms上に載せるようにしたが、これに限定されない。即ち、一時集積部6c上の千円紙幣Ms上に一時集積部6aからの万円紙幣Mmを移した後に、一時集積部6cにて模擬媒体Mdを集積させても良い。また、積層位置は変わるが下段の一時集積部6c側の千円紙幣Msを上段側の一時集積部6aの万円紙幣Mm上に載せるようなものでも良い。
かつ、複数金種の端数紙幣を束にする場合、模擬媒体を複数金種の上側に揃えて施封するようにしたので束状態から、各々の金種の紙幣を抜き取る場合も容易に識別が可能となり、誤区分を防止でき、作業性が向上する。
上記の実施例では、束として作成および以後の取扱いに不具合の生じない一束の紙幣枚数としては「80枚〜100枚」を所定枚数として説明した。この「所定枚数」は予め実験的に求められ設定されるが、本装置で処理する紙幣種により差異が生じる。即ち、紙幣の損傷度や海外紙幣のように紙質や厚さにより変化させることができる。本変形例は、鑑別部が鑑別した結果により所定枚数値を決定するもので、図14に示すような所定枚数値情報が記憶部に記憶されている。
本変形例では、新券であるか流通券であるかをそれぞれ計数して行き、端数施封が指示されたとき、記憶部52に格納されている所定枚数値が読み出されて、模擬媒体Mdの追加枚数の算出に利用される。
このようにすることで、模擬媒体の使用枚数を可能な限り減らすことができると共に、多種の紙幣を整理する装置が提供できることになる。
更に、端数紙幣を所定枚数にするためには模擬媒体を使用するようにしたので、その束から端数紙幣を抜いた場合、残った模擬媒体は再度本装置で使用可能であり資源の効率的運用が可能となる。
又、結束用のテープが二種類使用可能な結束部であればテープの色を違えて、その使用を切り替えることにより識別マークの代わりにすることも可能である。更に、シール状のラベル貼付でも良いことは言うまでもない。
2 鑑別部
3 搬送路
6 集積機構
6a〜6d 一時集積部
9 移送機構
10 結束部(紙幣結束機構)
13 操作表示部
50 制御部
51a〜51d カウンタ
52 記憶部
100 紙幣整理装置
M 紙幣
Ms 千円紙幣
Mm 万円紙幣
Md 模擬媒体
Mz 混合体
Claims (6)
- 複数の集積部と、各集積部に集積された紙幣をテープで結束する結束部を備え、
投入部から投入された紙幣を分離搬送して、鑑別部により真偽、金種、正損等の鑑別を行うと共に計数し、計数された紙幣を前記集積部にそれぞれ集積して、前記集積部毎に所定枚数集積された紙幣を前記結束部に送り、結束する紙幣整理装置であって、
集積部に集積された紙幣が所定枚数に満たないとき、前記所定の枚数に満たない枚数を必要な模擬媒体の枚数として算出し、前記投入部に模擬媒体を投入して前記必要な模擬媒体の枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送して前記鑑別部で鑑別し、前記集積部に集積された紙幣に、前記必要な枚数の模擬媒体を追加して前記所定枚数の混合体として前記結束部に送り、結束することを特徴とする紙幣整理装置。 - 前記模擬媒体は前記鑑別部により偽券と判定され、前記集積部に集積された紙幣に追加されることを特徴とする請求項1に記載の紙幣整理装置。
- 複数の集積部に集積された紙幣が各々所定枚数に満たず、かつ複数の集積部の合計枚数が所定枚数に満たないとき、模擬媒体を投入して前記合計枚数が所定枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送し、前記複数の集積部に集積された紙幣と模擬媒体の混合体を前記結束部に送り、結束する請求項1に記載の紙幣整理装置。
- 前記混合体の模擬媒体は複数の集積部に集積された紙幣の上段に集積する請求項2又は請求項3に記載の紙幣整理装置。
- 前記結束部には印字手段を配し、前記端数紙幣と模擬媒体の混合体をテープで結束するとき、前記テープに端数媒体の束であることを明示的に認識可能な印字を行う請求項1又は請求項3に記載の紙幣整理装置。
- 前記紙幣整理装置には操作表示部を配し、
集積部に集積された紙幣が所定枚数に満たないとき、模擬媒体を投入して所定枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送し、集積部に集積された紙幣と模擬媒体の混合体を前記結束部に送り、テープで結束して放出することを選択的に実施可能とした請求項3又は請求項4に記載の紙幣整理装置。
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