JP5088038B2 - 紙幣整理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣を計数し、その計数した紙幣を集積部に集積して、設定した枚数毎に結束して整理する紙幣整理装置に関するものである。
従来、例えば4個の一時集積部を備え、オペレータが操作部より四金種の紙幣の金種毎の施封あるいは任意の二金種の正券と損券別の施封を指定して、紙幣をセットすると、セットした紙幣を鑑別部に搬送して金種等の鑑別及び計数を行い、計数した紙幣を例えば金種毎あるいは正損に分けて複数の一時集積部に集積する。
そして、紙幣が一定枚数集積されると、その紙幣を移送手段により施封部に移送し、この施封部により紙幣をテープで結束して放出する。また、セットされた紙幣の鑑別、計数が終了した後、各一時集積部に一定枚数に達しない端数枚の紙幣が存在する場合は、移送体により各端数の紙幣を引き取り、端数紙幣集積部にまとめて集積させるようにしている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1には、上記端数枚の紙幣を金種別に結束して端数紙幣集積部に集積することも開示されている。
一方、所定枚数の紙葉類を結束した束を所定個数集積して包装した包装物を投入し、破封して包装材を除去し、中の各束から帯を切断し、紙葉類を1枚ずつ検査し、検査済の紙葉類を再び束にして包装する紙葉類処理装置がある(例えば、特許文献2)。この装置では、包装物として包装する束が10束に満たない場合に包装物の体裁を整えるために包装物内に装填されるダミー束があり、該ダミー束は紙葉類の束と略同じ形とし、かつ装置外から投入するための投入部も有している。
更には、紙幣などの紙葉類をその種類に応じて区分集積する紙葉類処理機に適用される紙葉類結束装置において、紙葉類が100枚で施封された把と、100枚未満で施封された把とでは、目視によっては判断できないため、結束材に情報を印字するものがある(例えば、特許文献3)。この装置の印字手段は、所定枚数の集積紙幣に結束材が巻き付けられるときには、先の情報が集積紙幣類の側面に位置しないように印字し、所定枚数未満のときには、前記情報の一部が集積紙幣類の側面に位置するように印字することで、目視で容易に判別できるようにしている。
特開2007−066249号公報(段落0011〜0013、0024〜0026、0028〜0031) 特開2001−357428号公報(段落0014、0028) 特開2007−076723号公報(段落0022、0025)
上述した従来の技術において、端数紙幣をそのまま端数紙幣集積部に集積した場合、オペレータは一括して端数の紙幣を抜き取ることができるため、操作の煩わしさを解消できると共に抜き取り忘れを防止できる。しかしながら、抜き取られた端数紙幣はその後、施封された結束と共に例えば現金バスに収納される。その際にはバラ状態の紙幣を輪ゴムなどで縛って収納するため、場合によりばらけてしまうこともあり、施封された束と同様にばらけない状態にして現金バス等に収納されることが望まれている。
一方、上述した従来の技術においては端数紙幣を一旦施封部に運び、金種別若しくはまとめてテープにより結束し、その後、端数紙幣集積部に集積させる技術が開示されている。この場合は端数紙幣も束状態になるため、現金バスへの収納は一定枚数毎に施封された束と同様な形状になることからきちんと収納できると想定される。
しかしながら、端数紙幣は枚数がその時々の処理において変動する。上記施封部は一般に予め定められた所定枚数、例えば100枚の紙幣を施封することを目的に設計、製造されており、100枚以下或いは100枚以上の紙幣を施封する場合、テープの張りが十分に保たれず、束状態から紙幣が抜け落ちてしまう場合や或いはテープの糊付けが正しく行えず、束の作成に失敗する可能性があるという問題があった。
また、特許文献3に開示される技術では、所定枚数未満のとき、情報の一部が集積紙幣類の側面に位置するようにタイミングをずらして印字するものであるが、施封枚数が少ない場合、その側面(厚さ)は極めて少ないことから、印字タイミング制御が複雑化することが懸念される。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の集積部と、各集積部に集積された紙幣を結束する結束部を備え、投入された紙幣を1枚ずつ分離搬送して真偽、金種、正損等の鑑別を行うと共に計数し、計数された紙幣を前記集積部にそれぞれ一時集積して、前記集積部毎に一定枚数集積された紙幣を前記結束部に送り、テープで結束して放出する紙幣整理装置であって、集積部に集積された紙幣が所定枚数に満たないとき、模擬媒体を投入して所定枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送し、集積部に集積された紙幣と模擬媒体の混合体を結束部に送り、テープで結束して放出する。
本発明は集積部に集積された端数の紙幣に対し、模擬媒体を追加して所定枚数にし、テープで結束して放出するようにしたため、端数も必ず所定枚数の束として取り扱うことができるため、例えば現金バスへの収納時にも効率的に作業が行えると共に、常に所定枚数の束を施封することにより施封動作の安定性が確保できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明による紙幣整理装置について説明する。
図2は本発明の実施例1の外観を示す斜視図、図3は本発明の実施例1の紙幣整理装置の内部構造を示す概略側面図である。また、図4は図3の上部の拡大図、図5は図4の操作部の拡大平面図である。
図において1は紙幣(以後、符号Mを付与し、他の紙幣形態には適宜、適当な符号を付ける)の投入部で、紙幣整理装置(以後、装置とする)100の正面上部に設けられている。2は紙幣Mの真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行う鑑別部で、装置100内に設けられている。3は紙幣Mの搬送路で、この搬送路3については後で説明する。4は紙幣Mの表裏反転を行う表裏反転部で、装置100内の鑑別部2の後段(下流側)に位置するように設けられている。
5は結束対象外の金種の紙幣Mを集積するオープンポケットで、装置100の上面に設けられており、このオープンポケット5に集積された紙幣Mはオペレータが直接的にアクセスできるものとなっている。6は集積機構で、本実施例1においては、この集積機構6には縦1列に4個の集積部(以後、一時集積部とする)6a〜6dが並べて装置100内に設けられており、その一時集積部6a〜6dにそれぞれ予め定められた枚数、例えば本実施例1では100枚の紙幣Mが集積できるようになっている。尚、一時集積部は4個に限らず3個以上であればよい。
7は前記投入部1の一側に設けられた操作部で、この操作部7には紙幣Mの計数を指示する計数開始ボタン7a、計数及び結束処理の完了を指示する完了ボタン7b、装置100の障害復旧時等に再稼働させるためのリセットボタン7cが設けられている。なお、7dは状態表示ランプであり、稼働時は緑色、アラーム時には赤色に発光する。
8は鑑別部2で、金種不明と鑑別されたり、あるいは搬送異常が検知されたリジェクト紙幣Mrを集積するリジェクトポケットで、前記投入部1の上方に設けられており、このリジェクトポケット8に集積されたリジェクト紙幣Mrにオペレータが直接的にアクセスできるものとなっている。9は移送機構、10は結束部としての紙幣結束機構で、両者とも装置100内に設けられており、この両者についても後で説明する。
11は紙幣束の放出口、12は装置100の正面に設けられた扉で、この扉12を開けることでオペレータは集積機構6にアクセスできるものなっている。13は装置100上面においてオープンポケット5の後方に位置するように設けられた操作表示部で、LCDとその表面に配置したタッチパネルによって構成されており、オペレータはこの操作表示部13を操作して動作モードの指定や、一時集積部6a〜6dに集積する紙幣Mの金種、集積順序等の設定を行う。また、この操作表示部13には鑑別部2で鑑別された紙幣Mの金種や正損及び計数結果等の表示も行われる。
この操作表示部13の表示例についても後述する。
ここで搬送路3について説明する。
装置100内の上部において、搬送路3は図4に示したように搬送路3a〜3dからなり、搬送路3aは投入部1から鑑別部2を経て分岐点Aに至るように設けられ、搬送路3bは分岐点Aからリジェクトポケット8に至るように設けられている。
また、搬送路3cは分岐点Aから表裏反転部4を経て分岐点Bに至るように設けられている。そして搬送路3dは分岐点Bから図4に示した矢印Gから装置100の下部に伸びて集積機構6の一時集積部6a〜6dに沿うように設けられ、更に搬送路3eは分岐点Bからオープンポケット5に至るように設けられている。尚、分岐点A、Bのそれぞれの近傍には紙幣Mの搬送方向を切替える図示しない切替えブレードが設けられ、後述する制御部により動作制御される。
図6は本発明の実施例1の集積機構の側面図である。集積機構6には、前記のように4個の一時集積部6a〜6dが上下方向に並べて配置されており、これらの一時集積部6a〜6dは同一の構造を有しているので、以下に一時集積部6aを例に説明する。搬送路3dにより搬送されてきた紙幣Mは、一時集積部6aの振り分けゲート27により集積板21に向かって取り込まれ、これにより一時集積部6aに侵入した紙幣Mは叩き車20により後部が叩かれて集積板21の上に集積される。また、以降侵入してくる紙幣Mも同様の動作で集積板21上に集積した紙幣Mの上に集積される。
図7は本発明の実施例1の一時集積部の斜視図である。一時集積部6aに進入した図示しない紙幣Mは、前記は叩き車20により叩かれるだけでなく、一時集積部6aの一側に設けられた長手整位機構22により長手方向の位置が揃えられ、更に一時集積部6aの前端側に設けられた短手整位機構23により短手方向の位置が揃えられる。
ここで、長手整位機構22は正逆両方向への回転が可能なモータ22aと、このモータ22aに連結部材22bを介して連結された棒あるいは板状等の整位部材22cを備え、進入してくる紙幣Mを検知する図示しない進入センサの検知信号にタイミングをとってモータ22aにより整位部材22cを回動させることにより、紙幣Mを反対側に設置された基準面25に押し付けることで整位する。
また、短手整位機構23は、図示しないトーションスプリング等の付勢手段によって付勢された棒状部材により構成され、集積された紙幣Mを進入口側に付勢することにより整位するものとなっている。集積板21上に紙幣Mが集積され、その集積高さが図示しない高さセンサにより基準値を越えたことが検知されると、集積板21は自動的に下降して一時集積部6aの空間を広げ、この動作により皺や折り目等に起因する紙幣Mの状態によって集積高さが変化しても安定した集積が行える。
集積板21の上方には押え板24が対向するように設けられ、この押え板24は集積板21上への紙幣Mの集積中は一時集積部6aの上方に待機しており、順次取り込まれる紙幣Mの進入の邪魔にならないようになっている。一時集積部6aの集積板21上に予め定められた枚数の紙幣M、例えば100枚の紙幣Mが集積されると、振り分けゲート27が紙幣Mを取り込まない姿勢に動作され、101枚目以降の紙幣Mは一時集積部6b〜6dのいずれかへ集積するように制御される。
紙幣Mの進入が停止した一時集積部6aでは集積板21を上昇させ、押え板24を下降させることにより紙幣Mを挟持する。この動作により皺等の紙幣Mの状態によって集積高さの異なる紙幣Mの厚みを一定にし、移送機構9への受渡しを容易にする。集積板21と押え板24により挟持された紙幣Mは、後述する移送機構9の紙幣クランプ部が短手整位機構23側から一時集積部6aに進入して引き抜かれる。このとき、短手整位機構23は引き抜き動作に支障のないように退避できる構成となっている。本発明では図示しないが、水平方向への回転による退避構造でるが、下方に退避できるものであってもよい。
尚、一時集積部6b〜6dも一時集積部6aと同様の構造になっているので、一時集積部6aと同様に紙幣Mを整位、集積、挟持することが可能である。
図8は本発明の実施例1の移送機構の斜視図である。この移送機構9は、紙幣クランプ部30、クランプ部移動手段31、上下動手段32を備えている。
紙幣クランプ部30は、上下方向に開閉するクランプ爪35a、35bを有し、この紙幣クランプ部30はクランプ部移動手段31上に搭載されている。一時集積部6a〜6bからクランプ爪35a、35bで紙幣Mをクランプして引き抜くときは、クランプ部移動手段31が紙幣クランプ部30を一時集積部6a〜6bに対して押し出し、100枚の紙幣Mをクランプできる位置まで移動できるようになっている。
紙幣クランプ部30とクランプ部移動手段31は上下動手段32により一時集積部6aから6dの間を図示しないステッピングモータを駆動源として上昇及び下降し、紙幣100枚の集積が完了した一時集積部6a〜6bのいずれか1個に対応して停止するように制御されるものとなっている。そのため、上下動手段32のフレームには、一時集積部6a〜6dのそれぞれの位置に対応してポジションセンサ33a〜33dが配設されており、例えば、一時集積部6aに集積された紙幣Mを抜き取るときは、ポジションセンサ33aの位置まで上下動手段32によりクランプ部移動手段31が引き上げられる。
引き上げられたクランプ部移動手段31は、紙幣クランプ部30が紙幣Mを一時集積部6aから抜き取る間、この位置に固定する必要があるので、ポジションセンサ33aで停止した位置で回転可能なストッパカム34がクランプ部移動手段31に係止して移動を阻止する。
この移送機構9の一連の動作を説明すると、例えば一時集積部6aに集積された紙幣Mを引き抜く場合、まず上下動手段32により紙幣クランプ部30をクランプ部移動手段31と共にポジションセンサ33aの位置まで移動させ、ポジションセンサ33aがクランプ部移動手段31を検知した位置で移動を停止させると同時にストッパカム34を回転させてクランプ部移動手段31に係止させる。
これによってクランプ部移動手段31を一時集積部6aと対応する位置に固定し、この状態でクランプ移動手段31により紙幣クランプ部30のクランプ爪35a、35bを上下方向に開いて100枚の紙幣Mをクランプする準備を行い、更にクランプ部移動手段31により紙幣クランプ部30を一時集積部6aの方向に押し出す。
押し出された紙幣クランプ部30のクランプ爪35a、35bは、一時集積部6aの短手整位機構23側に設けられている開口部に挿入され、集積板21と押え板24により挟持されている紙幣Mを上下から挟みつけて把持する。次に、集積板21と押え板24を開くことで、両者による紙幣Mの挟持を解除すると、これにより100枚の紙幣Mが紙幣クランプ部30に渡されたことになるので、クランプ爪35a、35bで紙幣Mを把持した紙幣クランプ部30をクランプ部移動手段31により引き戻す。
このときクランプ爪35a、35bに把持された紙幣Mは一時集積部6aの短手整位機構23に当たるが、そのまま紙幣クランプ部30を引き戻すと短手整位機構23は紙幣Mの押圧力により付勢手段に抗して整位方向と逆の方向に倒れ、これにより紙幣Mは一時集積部6aからスムーズに抜き取られる。そして、紙幣クランプ部30が元の位置まで引き戻されると、クランプ部移動手段31に係止しているストッパカム34が回転され、その係止が解除される。続けて、紙幣Mを把持した紙幣クランプ部30と共にクランプ移動手段31が上下動手段32により移動経路の最下端に位置する紙幣結束機構10まで移動し、紙幣クランプ部30のクランプ爪35a、35bに把持された紙幣Mが紙幣結束機構10に引き渡される。
図9は本発明の実施例1の紙幣結束機構の側面図である。この結束部としての紙幣結束機構10は、ローラ及びベルト等から成る搬送手段40と、紙テープ等による結束用のテープ41と、印字手段42と、テープ41を供給するテープ供給手段43と、テープ41を所定の長さに切断するカッタ44と、図示しない結束手段を備えている。なお、搬送手段40を構成するローラ及びベルトは矢印H方向に図示しない手段により昇降可能となっていて、施封する紙幣Mの枚数が略70枚程度であっても搬送可能に構築されている。
紙幣結束機構10は以下のように紙幣Mを結束する。
まず、搬送手段40が移送機構9の紙幣クランプ部30から100枚の紙幣Mを一括して受け取り(矢印I)、ローラ及びベルトを矢印J方向に回転させ、紙幣Mを矢印K方向に移動させ、結束位置まで搬送する。
続けて、テープ供給手段43はテープ41を矢印L方向に供給する。図示しない結束手段は紙幣Mに施封する。その際、印字手段42はテープ41にて結束する紙幣Mの金種や端数紙幣束の場合の特定の印(識別マーク)等を、インクリボンを介して印字する。印字されたテープ41は所定の長さにカッタ44で切断され、この切断されたテープ41aを結束手段が結束位置に搬送された100枚の紙幣Mに巻き掛けて結束することにより紙幣束を作る。
こうして作られた紙幣束は更に搬送手段40により矢印N方向に搬送され、放出口11に送られる。
図10は本発明の実施例1の制御系を示すブロック図である。
50は本装置100全体の動作処理制御を行う制御部、51a〜51dはカウンタで、このカウンタ51a〜51dは一時集積部6a〜6dに1対1で対応し、例えば一時集積部6aに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51aにカウントされ、集積板21に載置される毎にカウントアップされる。同様に一時集積部6bに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51b、一時集積部6cに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51c、一時集積部6dに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51dにカウントされる。
52は記憶部で、一時集積部6a〜6dに集積される紙幣Mの金種や、計数された金種毎の紙幣Mの枚数等を記憶するものであり、半導体メモリやHDDで構成される。この記憶部52はバッテリ等でバックアップされているので、電源遮断時でも記憶内容が保持される。なお、2は前述した鑑別部である。
図11は本発明の実施例1の初期設定画面の一例を示す説明図である。
図は操作表示部13に表示される初期設定画面の中のモード選択画面131を示す。同図において、入力枠131aは、本装置100による動作をオフラインで行うか又は上位装置と回線接続した状態、即ちオンラインで行うかを設定するために、オンラインキーとオフラインキーを設けてある。
入力枠131bは、入金モードを設定するための入金キーと、整理モードを設定するための整理キーを配する。入金モードは、現金の入金取引を行って紙幣Mを計数し、取引の番号毎、指定した区分毎等に分類集計した結果を記憶部52に記憶する処理を行うモードであり、また整理モードは、分類集計結果を記憶部52に記憶しないモードとしている。
入力枠131cは、計数キーと施封キーが設けられ、計数キーが押下されると、計数モードとなり、投入部1にセットした紙幣Mを鑑別部2に搬送し、金種鑑別及び計数を行ってオープンポケット5に放出するもので、この計数モードについては本願発明との関係がないので、説明を省略する。
施封キーが押下されると、施封モードとなり、投入部1にセットした紙幣Mを鑑別部2に搬送し、金種鑑別及び計数を行って、一時集積部6a〜6dに集積して、所定枚数の紙幣Mを自動的に施封する動作設定となる。
入力枠131dは、端数施封を行うか否かを設定するための、(施封)無しキーと(施封)有りキーが設けられており、このキーの選択により端数施封動作の有無が設定できる。
入力枠131eは、端数施封モードが全金種別端数モードであるか、混合金種モードかを選択入力する部位である。全金種キーが選択されると全金種別端数モードとなり、各々の金種毎に独立して施封され、混合キーが選択されると混合金種モードとなり、金種別の端数を合計し、所定枚数以下になる組合せを制御部50が算出,選択し、その組合せに基づき施封を行うことになる。
例えば万円紙幣(符号Mmとする)の端数が30枚で千円紙幣(符号Msとする)の端数が50枚であった場合、その合計枚数が所定枚数(100枚)以内であることから万円紙幣Mmと千円紙幣Mの端数を一緒、すなわち80枚を1つの束にして施封を行う。
他方、万円紙幣Mmの端数が70枚で千円紙幣Msの端数が50枚であった場合、その合計枚数が所定枚数(100枚)を超えるため、即ち、万円紙幣Mmと千円紙幣Msの合計が120枚となるので、端数を一緒にして施封することは行わず、各々単独で施封することになる。
入力枠131fは、装置100が処理する券種を指定できる部位であり、指定キー、正券キー、損券キー、正損キー、混在キーがある。
指定キーが押下されると指定金種結束モードとなり、四金種すべてを同時に整理して結束することを基本とするが、図示しない入力画面から万円、千円、五千円、二千円の各ボタンを任意に押下して金種指定することにより、その単一金種、及び二金種の紙幣Mの結束も可能になる。
正券キーが押下されると正券分類結束モードとなり、四金種すべての正券を整理して結束する。但し、基本的には四金種とするが、図示しない入力画面から万円、千円、五千円、二千円の各ボタンを任意に押下して金種指定することにより、その単一金種、及び二金種の紙幣Mの結束も可能になる。
損券キーが押下されると損券分類結束モードとなり、鑑別部2により損券と判定された紙幣のみを集積して結束する。
正損キーが押下されると正損券分類結束モードとなり、万円紙幣Mm、千円紙幣Msの正損を分類して結束する処理を基本とするが、万円、千円、五千円、二千円の各ボタンを任意に押下して金種指定することにより、単一金種の指定、及二金種の指定が可能になっている。紙幣Mの正損鑑別を行うが、予め0〜9の段階に設定された汚損度を示す数値によりレベル指定することができ、その指定された正損レベルを鑑別の基準値として、基準値未満を正券とし、基準値以上を損券として鑑別する。正損券分類結束モードは、鑑別部2により正券または損券と判定された紙幣Mをそれぞれ集積して結束する。
混在キーが押下されると混在結束モードとなり、例えば指定した金種とその枚数を一まとめとして集積して施封する。なお、施封枚数は限度(例えば、100枚)があるので、それ以上の場合には複数の小束として整理することになるのは言うまでもない。
通常施封モードキー131gは、日常的に多く設定する処理モードを予め登録しておき、このキーが押下されると、記憶部52に予め格納されている設定情報が読み出され、自動的に動作モードが指定されるようになる。
短縮登録キー131hは、複数存在する動作モードの中から、設定頻度の多い動作モードパターンに符号(例えば、01,02・・)を付して登録できるようにしておき、店舗別または日時別の特徴付けされた動作モードパターンを記録しておけるようにしたものである。
確認キー131iは、入力枠131aから131hまでの各入力キーの押下または表示している初期設定のままでよい場合等に押下するもので、この確認キー131iの押下した信号を制御部50が検知することで設定が終了となる。
取消キー131jは言うまでもなく、入力枠131aから131hまでの各設定を取り消す場合に押下するもので、1回押されると1ステップ前の状態に戻すように制御部50が制御する。
次に、上述した構成の作用について説明する。図1は本発明の実施例1の動作フローチャートであり、Sは動作ステップを意味する。また、結束する金種として万円紙幣Mmと千円紙幣Msが指定されているものとし、束として作成および以後の取扱いに不具合の生じない一束の紙幣枚数を「所定枚数」と称し、その枚数は「80枚〜100枚」とする。また、端数状態ではない一束を「一定枚数」と称し、その枚数は「100枚」として説明する。
S1:装置100の電源が投入されると制御部50は、操作表示部13に初期設定画面としてモード選択画面131を表示させる。この初期設定画面の各モードキーを押下して選択する。
S2:オペレータは複数の金種が混在している紙幣M(万円紙幣Mmと千円紙幣Msのはずであるが、識別していないので紙幣Mとする)を投入部1にセットし、操作部7に配置された計数開始ボタン7aを押下すると、搬送路3aに紙幣Mの取込みが開始される。
S3:制御部50は装置100全体を制御して、まず、鑑別部2で紙幣Mを鑑別する。真券、かつ千円紙幣Msまたは万円紙幣Mmと鑑別された紙幣Mは計数されると共に正損の鑑別結果に関わらず搬送路3cにより表裏反転部4に搬送される。また、金種不明と鑑別されたり、あるいは搬送異常が検知された紙幣Mは分岐点Aより搬送路3bリジェクトポケット8に搬送される。
S4:表裏反転部4で表裏が揃えられた後、搬送路3dにより集積機構6に搬送されて一時集積部6a〜6dに集積される。例えば、一時集積部6aには万円紙幣Mmの正券が、一時集積部6bには万円紙幣Mmの損券が、そして、一時集積部6cには千円紙幣Msの正券が、一時集積部6dには千円紙幣Msの損券が集積される。一時集積部6a、6cに集積された万円紙幣Mm、千円紙幣Msの枚数はカウンタ51aおよび51cでカウントされ、一時集積部6b、6dに集積された紙幣Mの枚数はカウンタ51bおよび51dでカウントされる。つまり、一時集積部6a〜6dに紙幣Mが1枚集積される枚に制御部50によりカウンタ51〜51dの値が「1」ずつ加算される。また、紙幣Mの取り込みが進み、一時集積部6aに集積された紙幣Mが100枚に達すると、集積枚数のない一時集積部があればその金種の紙幣Mの集積場所に101枚目(当該一時集積部としては1枚目)から集積される。
S5:投入部1に存在する全ての紙幣Mがなくなったことを図示しない検出器が検出(紙幣なし)するまで取込みが行われる。制御部50は投入部1に紙幣Mがなくなると、追加投入はないかを操作表示部13に表示し、追加投入も受け付ける。
S6:制御部50は、投入部1に紙幣Mが無くなったことを図示しない検出器が検出すると、その計数結果を操作表示部13に表示する。なお、この表示は一時集積部6a〜6cに紙幣Mが集積される毎に変化(カウントアップ)するようにしてもよい。
S7:制御部50は、並行して一時集積部6a〜6bに集積した万円紙幣Mmおよび千円紙幣Msの集積枚数を監視し、一定枚数(100枚)に到達した場合には次ステップS8に移行し、一定枚数に到達しない場合には、そのままステップS3以降の紙幣Mの取込み計数を続行する。
S8:一時集積部6a〜6dに100枚集積された紙幣Mは施封される。
この施封動作について、一時集積部6aに集積する万円紙幣Mmを例に簡単に説明する。まず、一時集積部6aに万円紙幣Mmが100枚集積されると、その100枚の万円紙幣Mmは移送機構9により抜き取られて、図3の太線矢印C〜Fで示したように紙幣結束機構10に移送され、紙幣結束機構10により1個の紙幣束に施封され、放出口11から放出される。即ち、一時集積部6aに万円紙幣Mmが100枚集積されると、投入部1からの紙幣Mの取込みが一旦停止され、移送機構9が矢印C方向に移動し、100枚の万円紙幣Mmを把持し矢印D方向に戻り、更に矢印F方向に下降して紙幣結束機構10と対応する位置に位置付けられた後、移動機構9から100枚の万円紙幣Mmが一括して矢印C方向に送り込まれて紙幣結束機構10に受け渡される。
なお、制御部50は、この移動機構6により一時集積部6aから100枚の万円紙幣Mmが一括して水平方向に引き取られると、投入部1からの紙幣Mの取り込みが再開させる。
受け渡された100枚の万円紙幣Mmは紙幣結束機構10により紙テープによる施封用の帯で1個に束ねられて紙幣束として放出口11から放出される。
尚、施封用の帯には紙幣結束機構10に設けられている印字手段により施封の直前に、金融機関名、店舗名、金種、枚数、合計金額、施封日および通番などの文字情報が印字される。
S9:操作部7の完了ボタン7bが押されると、制御部50は端数施封モードが選択されている場合、金種別施封モードか否かがチェックされる。
金種別施封モードが選択されている場合、制御部50は金種別端数の枚数から、束として扱える所定枚数に必要な紙葉類(以後、模擬媒体とも称する)Mdの枚数を算出して表示する。ここでの模擬媒体Mdは、万円紙幣Mmと略同等の紙質を有する紙葉類であるが、印刷は紙幣を想定できない無地または文字、絵柄のみとしたものとしてある。
S10:次に制御部50は、端数処理としてバラのままでよいか施封するのかをチェックする。金種別施封モードのときにはステップS11に移る。この金種別施封モードは各々の金種毎に独立して施封するモードであり、混合金種モードは金種別の端数を合計し、所定枚数内になる組合せに基づき施封を行うことになる。
S11:制御部50は金種別端数モードが混合金種モードであるかを判定する。
金種別端数モードの場合には、各金種別の端数、即ち、一時保留部6a〜6dに集積されているそれぞれの紙幣枚数に対して、所定枚数(80枚)との差異を算出する。
例えば、万円紙幣Mmの端数が30枚で千円紙幣Msの端数が45枚であった場合、万円紙幣Mmは、所定枚数(80枚)から集積枚数(30枚)との差異が50枚となる。同様に千円紙幣Msの端数(45枚)の場合には、差異は35枚となる。この差異枚数が加算すべき模擬媒体Mdの数量として算出(50+35=85枚)される。なお、端数が所定枚数内(80枚〜100枚)であれば、加算すべき模擬媒体Mdの数量0(ゼロ)とされる。
また、制御部50は混合金種モードである場合、金種別の端数を合計し所定枚数内になる組合せを選択することになる。(ステップS13で説明)
S12:制御部50は、算出された模擬媒体Mdの数量を操作表示部13に表示する。例えば、上記例では万円紙幣Mm側への模擬媒体Md50枚と千円紙幣Ms側への模擬媒体Md35枚の合計枚数として「模擬紙幣85枚以上を投入してください」と表示する。
S13:混合金種モードである場合の制御部50は、金種別の端数を合計し所定枚数内になる組合せを選択し、その組合せに基づき施封を行う。例えば万円紙幣Mmの端数が30枚で千円紙幣Msの端数が45枚であった場合、その合計枚数が所定枚数(80枚〜100枚)以内であることから万円紙幣Mmと千円紙幣Msの端数を一緒(合計75枚)にして、更に模擬媒体Mdを5枚加えての施封を行うことになる。なお、詳細な説明は後述する。
また、万円紙幣Mmの端数が70枚で千円紙幣Msの端数が50枚であった場合、その合計枚数が所定枚数内(100枚)を超えるため、万円紙幣Mmと千円紙幣Msの端数を一緒にして施封することは行わず、それぞれに模擬媒体Mdを10枚と30枚を加えて、各々単独で施封することになる。以上の枚数情報は一時集積部6a〜6d毎に記憶部52に格納される。
S14:オペレータが操作表示部13に表示された数量の模擬媒体Mdを投入部1にセットし、操作部7に配置された計数開始ボタン7aを押下すると、模擬媒体Mdの取込みが開始される。
なお、模擬媒体Mdの投入枚数は、正確に計数しての投入でなくて良いが追加投入も可としている。従って、投入させる模擬媒体Mdの大よその厚さとして、例えば「模擬紙幣40枚、およそ合計厚5mm程度を投入」などとしても良い。
S15:制御部50は投入部1にセットされた模擬媒体Mdを分離して内部に搬送する。この際には鑑別部2を通過するごとに紙幣Mと同様に真偽、金種、表裏、正損および重送等の検知を行うが、その鑑別結果としては「偽券」判定になるが、リジェクトポケット8に搬送することなく、一時集積部6a〜6dに搬送することになる。なお、「重送」判定となっても、計数上は「1枚」として管理し、一時集積部6a〜6dに搬送するようにしてもよい。
S16:制御部50は記憶部52に格納した模擬媒体Mdの枚数情報と一致するまで一時集積部6a〜6dに模擬媒体Mdを集積する。例えば、万円紙幣Mmの端数が30枚で千円紙幣Msの端数が45枚であった場合には、30枚の万円紙幣Mmが集積されている一時集積部6aには、50枚の模擬媒体Mdが集積される。また、45枚の千円紙幣Msが集積されている一時集積部6cには、35枚の模擬媒体Mdが集積される。この集積順は万円紙幣Mm側または千円紙幣Ms側のいずれからでもよい。
制御部50は一時集積部6a〜6dに模擬媒体Mdが集積される毎にその合計枚数を演算し、所定枚数(80枚)になるまで動作する。ここで、投入部1に模擬媒体Mdがなくなった場合には、操作表示部13に追加投入を促す表示を行う。ここで、オペレータが模擬媒体Mdを追加投入し、操作部7に配置された計数開始ボタン7aを押下すると、模擬媒体Mdの取込みが再度開始される。
S17:所定枚数(80枚)に達した一時集積部6の紙幣Mは、前述したように移送機構9により一時集積部6a〜6dから引き抜かれて紙幣結束機構10に送られ施封される。これにより、例えば、一時集積部6aは空の状態になるので、新たに一時集積部6cまたは6dの紙幣Mの集積枚数が100枚に達した場合、空になった一時集積部6aへの切替えが可能になる。このとき、カウンタ51aの値はクリア(ゼロ)される(一時集積部6b〜6dの紙幣Mが抜き取られた場合も、カウンタ51b〜51dの値がクリアされる)。
制御部50は印字手段により施封の直前に、金融機関名、店舗名、金種、枚数、合計金額、施封日および通番などの文字情報、加えて端数紙幣束であることを意味するマークPが印字される。この印字は図12に示すように施封された状態で束の側端面に位置するよう制御される。
この時、万円紙幣Mm及び千円紙幣Msの束は模擬媒体Mdを合わせて80枚になった状態で施封されるため、きちんと施封されることが可能となる。
紙幣結束機構10は移送機構9から80枚(紙幣M及び模擬媒体Md)の束を受け取り、受け取った束を前述したようにテープで結束して混合体Mzとして放出口11から放出する。このようにして端数施封処理を完了する。
S18:ステップS10にて、端数紙幣はバラのままでよい旨の動作モードと判断されたときには、一時集積部6a〜6dの扉12を開けることにより取出しを指示する。以上の施封動作により、混合体Mzは図12に示すような状態になる。図12(a)は千円紙幣Msの上層に模擬媒体Mdが重ねられテープにより結束される。図示するようにマークPは混合体Mzの側面に位置させている。また、図12(b)には、万円紙幣Mmの上に千円紙幣Msが載せられ、更に上層に模擬媒体Mdが重ねられテープにより結束される。
次に、混合施封モードとしての動作を説明する。ここでは、一時集積部6aに万円紙幣Mmの端数が30枚、一時集積部6cに千円紙幣Msの端数が45枚であり、その合計枚数が所定枚数(80枚〜100枚)以内であることから万円紙幣Mmと千円紙幣Msの端数を一緒(合計75枚)にして、更に模擬媒体Mdを5枚加えての施封を例に、図13に示す混合施封の動作工程の説明図を併用して説明する。
図13は本発明の実施例1の混合施封の動作工程の説明図である。制御部50は一時集積部6aに集積されている万円紙幣Mm(この時点では30枚集積)に対して、投入部1にセットされた模擬媒体Mdを取り込み、カウンタ51aのカウント値「35」になるまで動作する。即ち、模擬媒体Md5枚を一時集積部6aの万円紙幣Mmの上に重ねるように集積する。
この集積動作自身は、通常の集積動作と同じである。制御部50はカウンタ51aのカウント値「35」にて動作を停止させる。
続いて、クランプ部移動手段31を制御して、紙幣クランプ部30を一時集積部6aにポジションセンサ33aの検知信号により位置付ける。即ち、図3に示す矢印E又はF方向に紙幣クランプ部30を昇降動作する。一時集積部6aに位置付けられたら、短手整位機構23を右方に回転退避させ、紙幣クランプ部30を矢印C方向(図3)に移動させて、一時集積部6a上の紙幣類をクランプする。
紙幣束を把持した紙幣クランプ部30を矢印D方向に移動させる。ここまでの紙幣クランプ部30の把持動作自身は、短手整位機構23の回転退避を除き、通常の把持動作と同じである。
なお、短手整位機構23の回転退避させる理由は、引き抜く紙幣Mの枚数が少ない場合に、付勢手段により積層位置ずれ等が起きないようにするためである。
制御部50は紙幣クランプ部30の下降動作にあたり、ポジションセンサ33aの検知からの下降動作量を減ずるようにクランプ部移動手段31の動作量を変化させる。即ち、通常の下降動作ではポジションセンサ33cの検知位置で停止すれば、一時集積部6cに対応しての停止となるが、既に一時集積部6c上に集積されている千円紙幣Msの上部に載せるためには、正規の位置より上部での停止とする。
停止したら、ストッパカム34を回転させると共に図13(a)に示すように、一時集積部6cの押え板24を矢印U方向に開放させ、千円紙幣Ms上に空間を確保させる。同時に短手整位機構23を右方(矢印W方向)に回転退避させる。
制御部50は、紙幣束を把持したまま紙幣クランプ部30を図13(b)に示す矢印C方向に移動させ、集積される千円紙幣Ms上に模擬媒体Mdと万円紙幣Mmを把持したまま位置付ける。
位置付けされたら、図13(c)に示すように短手整位機構23を矢印X方向に回転させて元に戻す。
続けて、紙幣クランプ部30を矢印D方向に移動させると、集積板21上にある千円紙幣Ms上からクランプ爪35a、35bが引き抜かれる。このとき短手整位機構23が紙幣束の矢印D方向への移動を先に述べたように阻止する壁面となるので、図13(d)に示すように模擬媒体Mdと万円紙幣Mmは千円紙幣Ms上に重ねられる。
制御部50は、集積板21を上昇させると共に押え板24を下降させて模擬媒体Mdと万円紙幣Mmおよび千円紙幣Msの混合体Mzを把持する。一方、ストッパカム34を開放しクランプ部移動手段31をポジションセンサ33cにより一時集積部6cに対応した正規の停止位置まで移動(下降)させる。
以後は、紙幣クランプ部30を矢印C方向に移動させて、一時集積部6a上の混合体Mzをクランプして、紙幣結束機構10に引き渡す。制御部50は印字手段により施封の直前に、金融機関名、店舗名、金種、枚数、合計金額、施封日および通番などの文字情報、加えて端数紙幣束であることを意味するマークPが印字されるのは前述の通りである。
なお、以上の説明では、一時集積部6a上の万円紙幣Mm上に模擬媒体Mdを集積してから、一時集積部6c上の千円紙幣Ms上に載せるようにしたが、これに限定されない。即ち、一時集積部6c上の千円紙幣Ms上に一時集積部6aからの万円紙幣Mmを移した後に、一時集積部6cにて模擬媒体Mdを集積させても良い。また、積層位置は変わるが下段の一時集積部6c側の千円紙幣Msを上段側の一時集積部6aの万円紙幣Mm上に載せるようなものでも良い。
以上により紙幣の混合体は、最上層から模擬媒体/万円紙幣/千円紙幣の順に重ねて束ねられているため、後日その帯から紙幣を外して使う場合にも容易に視認でき区分できるようになっている。
かつ、複数金種の端数紙幣を束にする場合、模擬媒体を複数金種の上側に揃えて施封するようにしたので束状態から、各々の金種の紙幣を抜き取る場合も容易に識別が可能となり、誤区分を防止でき、作業性が向上する。
次に、本発明の変形例を説明する。
上記の実施例では、束として作成および以後の取扱いに不具合の生じない一束の紙幣枚数としては「80枚〜100枚」を所定枚数として説明した。この「所定枚数」は予め実験的に求められ設定されるが、本装置で処理する紙幣種により差異が生じる。即ち、紙幣の損傷度や海外紙幣のように紙質や厚さにより変化させることができる。本変形例は、鑑別部が鑑別した結果により所定枚数値を決定するもので、図14に示すような所定枚数値情報が記憶部に記憶されている。
制御部50は鑑別部2を通過する毎にその流通程度の判定を行う。例えば、紙幣発行元の金融機関(日本の場合は日本銀行)より発行された未使用の紙幣(以後、新券とする)は紙幣自身の剛度は高く、比較的に少ない枚数でも施封できる。また、市場を流通することにより、皺や折れ、紙幣自身の剛度は低くなっている紙幣(以後、流通券とする)がある。
本変形例では、新券であるか流通券であるかをそれぞれ計数して行き、端数施封が指示されたとき、記憶部52に格納されている所定枚数値が読み出されて、模擬媒体Mdの追加枚数の算出に利用される。
更に、図14の右列欄に示すように、新券と流通券の混合比率を設定することで、より細分化した設定が可能となる。しかしながら、温湿度や施封整理機構の性能誤差などを想定すると、実験的に所定枚数を決めるのは現実的には複雑化するので、二段階程度でよい。
このようにすることで、模擬媒体の使用枚数を可能な限り減らすことができると共に、多種の紙幣を整理する装置が提供できることになる。
次に、実施例2として装置内に模擬媒体の収納部を設けておき、その収納部から追加枚数に相当する模擬媒体を搬送路に繰り出す実施例を説明する。図15は本発明の実施例2の外観を示す斜視図であり、図16は本発明の実施例2の内部構造を示す概略側面図である。図において、実施例1と同じ部位については同じ符号を付して、その説明は省略する。
15は紙幣整理装置101の側面に設けられた小扉で、この小扉15を開けることでオペレータは模擬媒体収納部16にアクセスできるようになっていて、その模擬媒体収納部16は投入部1と同様に紙幣Mや模擬媒体Mdを積層状態でセットできる。そして、図示しない繰出し手段により搬送路3eに紙幣Mや模擬媒体Mdを送り出すことができる。なお、この模擬媒体収納部16への模擬媒体Mdの補充は、投入部1からの搬送も可能とするので、実施例1で説明した模擬媒体Mdの投入部1への投入、取込みにより一時保留部6への追加積層後に、余剰枚数として投入部1に残っている場合などに、この模擬媒体収納部16に取込み保管することもできる。
以上の構成とすることで制御部50は、例えば、実施例1における万円紙幣Mm側への模擬媒体Md50枚と千円紙幣Ms側への模擬媒体Md35枚の合計枚数として「模擬紙幣85枚以上を投入してください」と表示することに代えて、実施例2では模擬媒体収納部16から模擬紙幣85枚を自動的に送り出して、矢印Q方向に搬送し指示された一時保留部6に集積させる。なお、図示するように模擬紙幣Mdは鑑別部2を通過しないので、重送が発生しても、そのまま一時集積部6まで搬送して紙幣Mに上乗せする。このように、模擬媒体収納部16を装置101内に設けてあるので、オペレータが模擬紙幣Mdを投入するという煩わしさを解消できるという効果がある。
以上説明したように、端数紙幣の束のテープには一定枚数(100枚)の束のテープとは異なる印字をするようにしたので、例えば現金バスから取り出したときに、端数紙幣の束を一定枚数の束と間違えることも防止できる。なお、束のテープへの印字に代えて、模擬媒体への印字を可能な結束部として、最上層の模擬媒体に内訳等を印字しても良いことは言うまでもない。
更に、端数紙幣を所定枚数にするためには模擬媒体を使用するようにしたので、その束から端数紙幣を抜いた場合、残った模擬媒体は再度本装置で使用可能であり資源の効率的運用が可能となる。
尚、本実施例では模擬媒体として万円紙幣に外形形状が近似した模擬媒体を例として説明したがこれに限定されるものではない。例えば、万円紙幣、千円紙幣に形状が近似した二種の模擬媒体を用意し、万円端数を所定枚数にする場合は千円紙幣に近似した模擬媒体を使用し、千円端数を所定枚数にする場合は万円紙幣に近似した模擬媒体を使用するようにすれば、束から端数紙幣を抜くときに模擬媒体とは明らかに外形形状が異なるため、抜き間違いを一層防止できる効果がある。
又、本実施例で端数媒体の小束を認識可能なマークとしてテープに「●」印を印字する例で説明したがこれに限定されるものではなく、種々の識別可能なマークが使用可能である。インクリボンが多色リボンであれば印字色を切り替えて色相の異なる識別マークとすることもできる。
又、結束用のテープが二種類使用可能な結束部であればテープの色を違えて、その使用を切り替えることにより識別マークの代わりにすることも可能である。更に、シール状のラベル貼付でも良いことは言うまでもない。
本発明の実施例1の動作フローチャートである。 本発明の実施例1の外観を示す斜視図である。 本発明の実施例1の内部構造を示す概略側面図である。 図3の上部の拡大図である。 図2の操作部の拡大平面図である。 本発明の実施例1の集積機構の側面図である。 本発明の実施例1の一時集積部の斜視図である。 本発明の実施例1の移送機構の斜視図である。 本発明の実施例1の紙幣結束機構の側面図である。 本発明の実施例1の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例1の初期設定画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の識別マークの印字例である。 本発明の実施例1の混合施封の動作工程の説明図である。 本発明の実施例1の変形例を示す表である。 本発明の実施例2の外観を示す斜視図である。 本発明の実施例2の内部構造を示す概略側面図である。
符号の説明
1 投入部
2 鑑別部
3 搬送路
6 集積機構
6a〜6d 一時集積部
9 移送機構
10 結束部(紙幣結束機構)
13 操作表示部
50 制御部
51a〜51d カウンタ
52 記憶部
100 紙幣整理装置
M 紙幣
Ms 千円紙幣
Mm 万円紙幣
Md 模擬媒体
Mz 混合体

Claims (6)

  1. 複数の集積部と、各集積部に集積された紙幣をテープで結束する結束部を備え、
    投入部から投入された紙幣を分離搬送して、鑑別部により真偽、金種、正損等の鑑別を行うと共に計数し、計数された紙幣を前記集積部にそれぞれ集積して、前記集積部毎に所定枚数集積された紙幣を前記結束部に送り、結束する紙幣整理装置であって、
    集積部に集積された紙幣が所定枚数に満たないとき、前記所定の枚数に満たない枚数を必要な模擬媒体の枚数として算出し、前記投入部に模擬媒体を投入して前記必要な模擬媒体の枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送して前記鑑別部で鑑別し、前記集積部に集積された紙幣に、前記必要な枚数の模擬媒体を追加して前記所定枚数の混合体として前記結束部に送り、結束することを特徴とする紙幣整理装置。
  2. 前記模擬媒体は前記鑑別部により偽券と判定され、前記集積部に集積された紙幣に追加されることを特徴とする請求項1に記載の紙幣整理装置。
  3. 複数の集積部に集積された紙幣が各々所定枚数に満たず、かつ複数の集積部の合計枚数が所定枚数に満たないとき、模擬媒体を投入して前記合計枚数が所定枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送し、前記複数の集積部に集積された紙幣と模擬媒体の混合体を前記結束部に送り、結束する請求項に記載の紙幣整理装置。
  4. 前記混合体の模擬媒体は複数の集積部に集積された紙幣の上段に集積する請求項2又は請求項3に記載の紙幣整理装置。
  5. 前記結束部には印字手段を配し、前記端数紙幣と模擬媒体の混合体をテープで結束するとき、前記テープに端数媒体の束であることを明示的に認識可能な印字を行う請求項1又は請求項3に記載の紙幣整理装置。
  6. 前記紙幣整理装置には操作表示部を配し、
    集積部に集積された紙幣が所定枚数に満たないとき、模擬媒体を投入して所定枚数に至るまで1枚ずつ分離搬送し、集積部に集積された紙幣と模擬媒体の混合体を前記結束部に送り、テープで結束して放出することを選択的に実施可能とした請求項3又は請求項4に記載の紙幣整理装置。
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