JP5326261B2 - 車両用シートパッド - Google Patents

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Description

本発明は車両用シートパッドに係り、特にパッド本体の少なくとも一部にスラブフォームが貼着された車両用シートパッドに関する。
車両用シートパッドとして、着座部や背もたれ部におけるパッド表層部を柔らかくし、その下側の部分を比較的剛性の高い素材で構成した異硬度パッドが用いられることがある。特開平9−271423には、スラブフォーム(同号公報では、「ウレタンフォームブロック体より所定の大きさに切り出されたパッド表層部」と記載されている。)をパッド本体の凹部に嵌め込んで一体化させた車両用シートパッドが記載されている。
特開平9−271423
上記特開平9−271423では、パッド本体の腿下部を深くえぐって凹所を形成し、この凹所に分厚いスラブフォームを嵌合する構成が示されているが、このように分厚いスラブフォームを装着したのでは、所定のクッション性能を得ることができないおそれがある。
そこで、スラブフォームを薄くし、パッド本体の表面の腿下部から車両用シートパッドの前端面にかけて湾曲させながら貼着することが考えられるが、平たい板状のスラブフォームを湾曲させて貼着した場合、スラブフォームの曲げ残留応力がスラブフォームをパッド本体から剥離させるように作用し、スラブフォームがパッド本体から剥離するおそれがある。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、パッド本体の湾曲面に対してスラブフォームがしっかりと貼着されている車両用シートパッドを提供することを目的とする。
請求項1の車両用シートパッドは、パッド本体と、該パッド本体の少なくとも一部に貼着されたスラブフォームとを備えてなる車両用シートパッドにおいて、該パッド本体のスラブフォーム貼着面の少なくとも一部が湾曲面となっており、該スラブフォームのうち該湾曲面と重なる部分に、湾曲変形補助用の溝又はスリットが設けられており、該溝又はスリットは、その長手方向の途中で途切れるように設けられており、該溝又はスリットの途切れた部分の間隔は30〜80mmであり、該溝又はスリットは左右方向に延在しており、該溝又はスリットは、該スラブフォームの左右の側辺から所定距離離隔して設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の車両用シートパッドは、請求項1において、該溝又はスリットは、スラブフォームの凸に湾曲する部分に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の車両用シートパッドは、請求項1又は2において、該スラブフォームは車両用シートパッドの少なくとも腿下部から車両用シートパッドの前端面に設けられており、前記溝又はスリットは車両用シートパッドの前縁部において左右方向に延在していることを特徴とするものである。
請求項の車両用シートパッドは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記スラブフォームの厚さが3〜30mmであることを特徴とするものである。
請求項の車両用シートパッドは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記溝の深さはスラブフォームの厚さの25%以上であることを特徴とするものである。
本発明の車両用シートパッドにあっては、スラブフォームのうちパッド本体の湾曲面に貼着される部分に湾曲変形補助用の溝又はスリットが設けられているため、この湾曲面に沿って湾曲されて貼着されたスラブフォームの曲げ残留応力が小さい。このため、スラブフォームがパッド本体から剥離することが防止される。
この溝又はスリットをスラブフォームの凸に湾曲する部分に設けた場合、スラブフォームはこの溝又はスリットの幅を広げるように湾曲し、曲げ残留応力が極めて小さいものとなり、スラブフォームの剥離が十分に防止される。
スラブフォームを腿下部に設ける場合、湾曲方向は車両用シートパッドの前後方向となるので、この場合には、溝又はスリットを車両用シートパッドの左右方向に設けるのが好ましい。また、湾曲の曲率半径は車両用シートパッドの前縁部において小さくなるので、溝又はスリットを車両用シートパッドの前縁部に設けるのが好ましい。
この溝又はスリットを、その長手方向の途中で途切れるように設けることにより、溝又はスリットに沿ってスラブフォームを湾曲させた際のスラブフォームの分断が防止される。
本発明は、スラブフォームが10〜20mm程度の場合に適用するのに好適である。また、溝の深さをスラブフォームの厚さの50〜75%とすることにより、スラブフォームが湾曲し易くなると共に、湾曲させてもスラブフォームが溝部分で断裂することが防止されるようになる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図はこの車両用シートパッドの分解断面図、第4図はスラブフォームの一部の拡大断面図である。
この車両用シートパッド1は、パッド本体10と、該パッド本体10の凹所11に貼着されたスラブフォーム20とからなる。
この車両用シートパッド1は、ポリウレタンフォームよりなり、腿下部2、尻下部3、及びサイド部4を有する。
車両用シートパッド1の上面には、表皮材(図示略)を吊り込むための、前後方向の吊込溝5と横幅方向の吊込溝6とがH字形状を呈するように設けられている。この吊込溝5よりも前方で且つ左右の吊込溝6,6の間の部分が腿下部2となっている。
この実施の形態では、この腿下部2から車両用シートパッド1の前端面にかけて凹所11が設けられている。この凹所11の底面にスラブフォーム20が接着剤によって接着されている。
スラブフォーム20は、ブロック状に発泡させたポリウレタンフォームから所定大きさの平板状に切り出したものである。このスラブフォーム20の上面のうち、車両用シートパッド1の上面と前端面とが交わる前縁部付近に配置される箇所に、車両用シートパッド1の左右幅方向に延在した、湾曲変形補助用の溝21が設けられている。この溝21を設けたことにより、スラブフォーム20を凹所11に貼り合わせるときに、スラブフォーム21を、パッド本体10の上面から前端面にかけての湾曲形状に沿うように、容易に湾曲させることができると共に、貼り合わせた後の曲げ残留応力を軽減し、スラブフォーム20の剥離を防止することができる。特に、スラブフォーム20のうちパッド本体10の前端面側に貼り合わされた部分には、前方斜め上方に跳ね上がろうとする弾性復元力が強く作用しがちであるが、湾曲の曲率半径が小さいシートパッド前縁部においてスラブフォーム20に溝21を設けたことにより、上記の弾性復元力が小さくなり、スラブフォーム20の剥離が十分に防止される。
なお、溝21は第3,4図では前後方向に間隔をあけて2条設けられているが、1条又は3条以上であってもよい。通常の乗用車用シートパッドの場合、溝は1〜7条特に1〜5条程度設ければ足りる。
溝21は、スラブフォーム20の左端から右端までの間で、途中の少なくとも一箇所で途切れ30〜80mm程度の間隔があくように設けられる。このように長手方向の途中で途切れるように溝21を設けることにより、スラブフォーム20を湾曲させた際にスラブフォームが溝21部分で切れて分断されることが防止される。同様の目的で、溝21をスラブフォーム20の左右の側辺から若干、例えば20〜40mm程度離隔させて設けるのが好ましい。溝はミシン目状であってもよい。一直線上に位置する溝の合計の長さは、スラブフォーム20の左右幅の30〜90%特に50〜75%程度が好ましい。
スラブフォーム20の厚さtは3〜30mm、特に8〜20mm程度が好ましい。溝21の深さdは、スラブフォーム20を湾曲させ易くすると共に、湾曲させても断裂しない程度が好ましく、具体的にはスラブフォーム20の厚さtの25%以上、例えば25〜90%、特に75〜85%程度が好ましい。
溝21は、切込により形成されるのが好ましいが、V溝、角溝、U溝、半円形、半楕円形などの断面形状に形成されたものであってもよい。
シートパッド本体10の構成材料としては、コア密度40〜80kg/m、25%ILD硬度20〜35kgf/φ200mm程度のポリウレタンフォームが望ましく、スラブフォーム20はコア密度15〜35kg/m、25%ILD硬度5〜15kgf/φ200mm程度のポリウレタンフォームが望ましい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の態様をもとりうる。例えば、スラブフォームは図示以外の箇所に貼り合わされてもよい。本発明は、シートバックパッドにも適用することができる。
上記実施の形態では、スラブフォーム20の外向き面(上面)に溝21を設けているが、パッド本体に貼り合わされる面(下面)に溝を設けてもよく、上面と下面の双方に溝を設けてもよい。
上記実施の形態では、スラブフォームに溝を設けているが、溝の代わりにスラブフォームを貫通するスリットを設けてもよい。なお、溝の一部がスラブフォームの裏側にまで貫通してもよい。
第5図のスラブフォーム30のように、溝又はスリット31を途切れ途切れに且つ複数列設けると共に、隣接する列において切り込み位置を交互にずらすことにより、湾曲させたときの反力を効率よく逃がすことができる。
実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図である。 第1図のII−II線に沿う断面図である。 実施の形態に係る車両用シートパッドの分解断面図である。 実施の形態に係るスラブフォームの一部の拡大断面図である。 実施の形態に係るスラブフォームの平面図である。
符号の説明
1 車両用シートパッド
2 腿下部
10 パッド本体
11 凹所
20,30 スラブフォーム
21 湾曲変形補助用の溝
31 溝又はスリット

Claims (5)

  1. パッド本体と、該パッド本体の少なくとも一部に貼着されたスラブフォームとを備えてなる車両用シートパッドにおいて、
    該パッド本体のスラブフォーム貼着面の少なくとも一部が湾曲面となっており、
    該スラブフォームのうち該湾曲面と重なる部分に、湾曲変形補助用の溝又はスリットが設けられており、
    該溝又はスリットは、その長手方向の途中で途切れるように設けられており、
    該溝又はスリットの途切れた部分の間隔は30〜80mmであり、
    該溝又はスリットは左右方向に延在しており、該溝又はスリットは、該スラブフォームの左右の側辺から所定距離離隔して設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 請求項1において、該溝又はスリットは、スラブフォームの凸に湾曲する部分に設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  3. 請求項1又は2において、該スラブフォームは車両用シートパッドの少なくとも腿下部から車両用シートパッドの前端面に設けられており、前記溝又はスリットは車両用シートパッドの前縁部において左右方向に延在していることを特徴とする車両用シートパッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記スラブフォームの厚さが3〜30mmであることを特徴とする車両用シートパッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記溝の深さはスラブフォームの厚さの25%以上であることを特徴とする車両用シートパッド。
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