JP5321053B2 - 缶製造装置及び缶の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば飲料用の金属製ボトル缶(以下、単にボトル缶という)等の円筒缶を搬送するために用いられる搬送用ホイール使用した缶製造装置及び缶の製造方法に関する。
飲料用アルミニウム缶等のボトル缶においては、肩部が滑らかなテーパー状に形成され、かつ口部を胴部より細く絞り、絞った口部の外周にネジ加工が施され、内容物が充填された後アルミニウム等の材質のキャップで口部が密封される構成のものがある。
このようなボトル缶を製造する装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。これは有底筒状のワークを保持する複数のチャックユニットを環状に支持し回転軸線を中心に間欠回転可能な円盤状のインデックステーブルと、ワーク加工用の複数の加工ツールを支持しインデックステーブルと回転軸線方向に対向配置される円盤状のダイテーブルとを備え、ダイテーブルがクランク機構を用いた駆動装置によりインデックステーブルと近接離間され、各テーブルの間に配置されたワークへの加工を行うよう構成されるものである。
複数の加工ツールはワークへの加工順に配列され、インデックステーブルに供給されたワークは、インデックステーブルとダイテーブルと(以下「各テーブル」と省略する)が近接離間する一ストローク毎に次の加工ツールによる加工位置まで間欠回転移動される。そして各テーブルの近接離間とワークの間欠回転移動とを繰り返すことでワークへの加工が順次行われ、一連の加工が終了した時点で所定の形状を有するボトル缶が完成し、インデックステーブルから排出されるようになっている。
また、インデックステーブルへのワークの供給及び排出は、円盤形状をなし外周面に複数形成された収納凹部にワークを保持して搬送する、いわゆるスターホイール(搬送用ホイール)によって行われている。このスターホイールは、インデックステーブルの間欠回転と同期して回転され、インデックステーブルへのワークの供給又は排出ができるように構成されている。
一般的なスターホイールとしては、例えば特許文献2に示すように、各収納凹部のスターホイール回転方向後方側にワーク保持部が形成されたものが知られている。また、インデックステーブルとスターホイールの間欠回転を同期させる方法としては、それぞれの回転軸を例えばギア等で連結して機械的に同期を取る方法の他、それぞれ別々の駆動源を備えさせて電気的な制御によって同期を取る方法が採用されている。後者は、ギア等の構成部材を用いる必要がないため、装置自体のコンパクト化を図ることができるという利点がある。
特開2005−329423号公報 特開2000−657576号公報
ところで、上記のようにインデックステーブル及びスターホイールの間欠回転を電気的に同期制御した場合、各回転軸の負荷の違いから、場合によってはワークの供給及び排出位置においてそれぞれの回転速度が完全には同期されずに間欠回転の始動加速度やタイミングにずれが生じることがあった。
特にスターホイールに比べて負荷が大きいインデックステーブルの始動加速度はスターホイールの始動加速度よりも小さくなる場合があるため、ワークの供給及び排出の際にスターホイールのワーク保持部がワークを後方側から押すことによって、ワークがスターホイールとインデックステーブルとの間に挟まれて圧力を受けることがあった。
この結果、スターホイールとインデックステーブルとの動作がワークを介して互いに干渉してスムーズに成形加工を行うことが困難となり、さらにワークの表面に傷や凹みが生じてしまうという問題があった。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、インデックステーブルとスターホイールとの間欠回転の始動加速度やタイミングにずれが生じた場合であっても、互いに干渉せずにスムーズにワークを搬送することができるとともに、ワークに傷や凹みが生じることがなくワークの品質維持を図ることが可能な缶製造装置及び缶の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る缶製造装置は、複数の円筒形状のワークを環状に支持し回転軸線を中心に間欠回転可能なインデックステーブルを備えるワーク支持台と、ワーク加工用の複数の加工ツールを支持し、前記ワーク支持台と前記回転軸線の方向に対向配置されるツール支持台と、前記インデックステーブルを間欠回転させながら前記加工ツールを前記インデックステーブルに近接離間させて前記ワークの加工を行う缶製造装置において、前記インデックステーブルから前記ワークを排出するディスチャージスターホイールとして搬送用ホイールが用いられ、前記インデックステーブルよりも前記ディスチャージスターホイールの始動加速度が大きくなるように間欠回転させる制御部が設けられ、前記搬送用ホイールは、軸線回りに回転される円盤形状をなし、外周面に複数形成された収納凹部に前記ワークを吸着保持して搬送する構成とされ、かつ、前記搬送用ホイールは、前記軸線に直交する断面において、前記収納凹部の搬送用ホイール回転方向前方側の壁面が、前記回転方向前方側に向かって凹曲面状をなすワーク保持部とされ、しかも、前記収納凹部の搬送用ホイール回転方向後方側の壁面が、前記回転方向後方側に向かうに従い径方向外側に延びるワーク導入部とされていることを特徴とする。
負荷の違いによるディスチャージテーブルとインデックステーブルとの始動加速度の差異が不安定であるのに対し、ディスチャージスターホイールの始動加速度をインデックステーブルの始動加速度よりも大きくなるように制御することで、ディスチャージスターホイールをインデックステーブルよりも確実に先に移動させることができる。
これによって、ディスチャージスターホイールに排出されたワークをインデックステーブルよりも常に先に逃がすことができるため、ディスチャージスターホイールとインデックステーブルとの干渉が起こることを確実に防止することができ、よりスムーズな間欠回転が可能となりワークに傷や凹みが付くのを防止することができる。
また、本発明に係る缶の製造方法は、上記記載の缶製造装置を使用し、前記加工ツールを前記ワーク支持台に対して前記ワークの軸線方向で近接離間させてこれらの間に配置された前記ワークへの加工を行うようにしたことを特徴としている。
本発明に係る製造装置及び缶の製造方法によれば、インデックステーブルとスターホイールとが互いに干渉することなく、スムーズなワークの供給及び排出が可能になるとともに、ワークに傷や凹みが生じることを防止してワークの品質維持を図ることができる。
以下、本発明の缶製造装置およびこれを用いた缶の製造方法の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態によるボトル缶製造装置の概略構成を示す側面図、図2は図1に示すツール支持台のA−A線矢視図、図3はワーク支持台の斜視図、図4はワーク支持台の正面図、図5は図3におけるディスチャージスターホイールの拡大図、図6は図4の部分拡大図、図7はディスチャージスターホイールの側面図である。
図1に示すように、本実施の形態によるボトル缶製造装置1は、支持フレーム11と、その支持フレーム11の一側に略水平な回転軸線を中心としてワークWを円周方向に回転させるためのワーク支持台10と、このワーク支持台10と所定間隔をもって対向配置されるとともにワークWへの軸線方向での近接離間動作を行うツール支持台20とを有している。
図2に示すように、ツール支持台20は、ワークWを加工するための複数の加工ツール3を支持するとともに、加工ツール3が配置される円周方向に複数に分割されてなる加工ツールユニット30(30A、30B、30C)を備えている。図1及び図2に示すように、加工ツールユニット30A、30B、30Cのそれぞれは、後述するインデックステーブル13側の外周部において、インデックステーブル13に設けられているワーク支持具2に対応した位置に多数(本実施の形態では1ユニットにつき3箇所)の加工ツール3を固定させる構成となっている。
そして、これら加工ツールユニット30A、30B、30Cは、リニアモータからなるリニア駆動機構40を介して外側支持フレーム21に連結支持され、インデックステーブル13に保持されたワークWの軸線方向に往復移動可能な状態となっている。すなわち加工ツールユニット30は、ワークWに対して近接離間させてワークWへの加工が行えるように構成されている。
外側支持フレーム21は、上枠部材21aと、側枠部材21b、21cとから正面視で門型状に枠組みされてなり、底盤23上に固定されている。上枠部材21aに上部ツールユニット30Aが支持され、側枠部材21b、21cのそれぞれに側部ツールユニット30B、30Cが支持されている。そのため、各加工ツールユニット30A、30B、30Cによって囲まれた内側領域には空間Sが形成されている。
図2に示すように、加工ツールユニット30は、基台31と、そのインデックステーブル13側の一端に立設されて複数の加工ツール3を固定させるためのツール保持部32とからなる。ツール保持部32は、加工ツール3をインデックステーブル13に対向するように突出させた状態で保持できるようになっている。そして、各加工ツールユニット30に保持された各加工ツール3は、インデックステーブル13の回転方向、すなわちワークWへの加工順に配列されている。
また、それぞれの加工ツールユニット30には往復移動可能とさせるリニア駆動機構40が備えられている。リニア駆動機構40は、周知技術のリニアモータが採用されており、図2に示すように、ベースプレート41と、ベースプレート41に固定されるとともにワークWの軸線方向に沿って配置されたガイド部42と、ベースプレート41に固定された電磁コイル43と、加工ツールユニット30の基台31に固定されガイド部42に沿って摺動可能な一対の摺動レール44と、電磁コイル43と対向するように基台31に固定されるとともに電磁コイル43との間でガイド部42に推力を発生する磁石板45とから概略構成されている。また、電磁コイル43と磁石板45とでリニアモータが構成されている。
ベースプレート41は、平板形状をなしており、外側支持フレーム21に固定されている。ガイド部42は、ベースプレート41の中心軸線を挟んだ両側にワークWの軸線方向に沿って設けられている。このガイド部42は、所定の長さ寸法をもったブロック体をなし、摺動レール44を摺動可能に係合させる断面視凹状をなし、同軸上に適宜な間隔をもって複数配置されている。
電磁コイル43は、平板形状をなし、二つの軸線方向に配置されるガイド部42の間に所定の長さ寸法をもって配置されてベースプレート41に固定されている。加工ツールユニット30に固定される一対の摺動レール44は、加工ツールユニット30の基台31の長手方向にわたって延設され、前記ガイド部42に係合されている。
また、磁石板45は、平板状の磁石であって、一対の摺動レール44同士の間に所定の長さ寸法をもって配置され、基台31に固定されている。つまり、摺動レール44がガイド部42に係合している状態で、電磁コイル43と磁石板45とは、所定間隔をもって対向した状態で配置された構造になっている。
このように構成されるリニア駆動機構40は、電磁コイル43に電気を流すと、電磁コイル43と磁石板45との間に磁場が発生し、その磁場の変化によって電磁コイル43と磁石板45とが摺動レール44の軸線方向に直線的に相対移動する。このとき、電磁コイル43がベースプレート41を介して外側支持フレーム21に固定されていることから、加工ツールユニット30がインデックステーブル13に対して近接離間するように往復移動する構成となっている。
なお、加工ツールユニット30Cの下部には、図1及び図2に示すように、加工ツール3が配置される同一円周上に、その軸線が該加工ツールと平行となるように配置された押込み部33が設けられている。この押込み部33は、インデックステーブル13側の外周部において、インフィードスターホイール60がインデックステーブル13上のワーク支持具2にワークWを受け渡す位置に対応するように配置されている。そして、加工ツール30Cの往復移動とともにインデックステーブル13に対して近接離間して、インフィードスターホイール60上のワークWをインデックステーブル側に押し込むように構成されている。
図1、図3及び図4に示すように、ワーク支持台10は、フレーム11に回転可能に設けられた回転軸部12と、この回転軸部12に軸線回りに回転可能に支持されたインデックステーブル13とを備えている。インデックステーブル13は、有底円筒状のワークWの底部側を保持可能なワーク支持具2を1加工動作毎に円周方向に移動させるように構成されている。すなわち、インデックステーブル13のツール支持台20側の外周部には、ワーク支持具2が所定のピッチで環状に多数配列されている。
これら各ワーク支持具2に保持されたワークWは、その軸線がインデックステーブル13の回転軸線と平行となるように配置される。インデックステーブル13は、ワーク支持具2及びこれに保持されたワークWと共に、図示しない回転駆動装置により図3及び図4における反時計回り(図中矢印Fで示す)に間欠的に所定の角度ずつ回転可能とされている。なお、ワーク支持具2には、その軸線方向に突出可能な図示しないエアシリンダが備えられており、インデックステーブル13の間欠回転によってワークWが排出される位置まで移動した際にはこのエアシリンダが駆動し、後述するディスチャージホイール60側にワークを押し出すように構成されている。
ワーク支持台10には、インデックステーブル13にワークWを供給するインフィードスターホイール60と、成型されたワークWを排出するためのディスチャージスターホイール50とが設けられている。なお、図1ではインフィードスターホイール60のみが示された図となっている。また、本実施形態においては、インフィードスターホイール60とディスチャージスターホイール50のうち、ディスチャージスターホイール50のみが本発明に係る搬送用ホイールを採用している。
インフィードスターホイール60は、インデックステーブル13の回転軸部12と平行な軸線回りに回転される円盤形状をなし、図3及び図4に示すようにインデックステーブル13のワーク支持具2の列にその外周の一部が重なるようにして加工工程の上流側に配置されている。このインフィードスターホイール60は、搬送装置66により搬送されてきたワークWを、外周面に複数備えられた収納凹部61に収納し、前記インデックステーブル13と同期して図中E方向に間欠回転しながら、ガイド65に沿ってワークWを搬送し、インデックステーブル13のワーク支持具2に順次ワークWを供給できるように構成されている。なお、本実施形態におけるインフィードスターホイール60の収納凹部61は、該インフィードスターホイール60の軸線に直交する断面において、収納凹部61の回転方向E後方側にワーク保持部62が形成されており、該ワーク保持部62に設けられた図3に示すバキューム孔63によってワークWが吸着保持されて搬送される。
図3から図7に示すようにディスチャージスターホイール50は、インデックステーブル13の回転軸部12と平行な軸線回りに図中G方向に回転される円盤形状を有し、インフィードスターホイール60と同様にインデックステーブル13のワーク支持具2の列にその外周の一部が重なるようにして、加工工程の下流側に配置されている
このディスチャージスターホイール50の外周部には径方向内側に向かって凹む収納凹部51が周方向に連続するように複数形成されている。この収納凹部51は、詳しくは図5、図6及び図7に示すように、ディスチャージスターホイール50に直交する断面において、そのスターホイール回転方向G前方側の壁面が、回転方向G前方側に向かって凹曲面状をなすワーク保持部52とされており、該ワーク保持部52の表面にはワークWを吸着するためのバキューム孔53が形成されている。また、ワーク保持部52はワークWの外周面と等しい曲率半径を有し、ワークWの外周面の周方向1/12以上1/4以下の部分が当接するように形成されている。これによって、ワークWの外周面の当接部分が形成する円弧に対する中心角αは、30°以上90°以下に設定される。
一方、この収納凹部51の回転方向G後方側の壁面は、ワーク保持部52の回転方向G後方側に連なり、回転方向G後方側に向かうに従い径方向外側に直線状に、あるいは僅かに湾曲して円弧状に延びるワーク導入部54とされている。
また、本実施形態においては、図7に示すように、ワーク保持部52の凹曲面に対してワーク導入部54との境界部51aにおける接線lを引いた際に、該接線lとワーク導入部54とのなす角度θは−15°≦θ<0°の範囲内に設定され、具体的には−10°に設定されている。ここで、当該角度θは接線lを基準としてワーク導入部54が径方向内側に形成されている場合を負としている。つまり、ワーク導入部54は、接線lよりも径方向内側に後退しているのである。
このようなディスチャージスターホイール50は、インデックステーブル13から受け取ったワークWを収納凹部51のワーク保持部52に保持して、インデックステーブル13と同期してG方向に間欠回転しながらガイド55に沿ってワークWを搬送して、搬出路装置56に順次排出できるよう構成されている。
本実施形態においては、インデックステーブル13、インフィードスターホイール60及びディスチャージスターホイール50の間欠回転の始動加速度の大きさは、図示しない制御部によって制御されている。図8は一回の間欠回転におけるインデックステーブル13の回転速度P、ディスチャージスターホイール50の回転速度Q及びインフィードスターホイール60の回転速度Rと時間との関係を示した図である。この図からわかるように、それぞれの回転速度P、Q、Rの立ち上がりである加速度(始動加速度)は、インデックステーブル13に比べてディスチャージスターホイール50の方が大きくなるように、また、インデックステーブル13に比べてインフィードスターホイール60の方が小さくなるように制御されている。
次に、ボトル缶製造装置1を用いてワークWを成型する製造方法とボトル缶製造装置1の作用について図面に基づいて説明する。図1、図2に示すように、ボトル缶製造装置1では、各加工ツールユニット30A、30B、30Cをインデックステーブル13に近づく方向に前進させ、それぞれの加工ツール3によって各工程に応じた加工を各ワークWに施し、各加工ツールユニット30A、30B、30Cが進退方向に1往復する毎にインデックステーブル13が所定角度ずつ回転してワークWが1ピッチ回転する動作が順次繰り返される。
まず、インフィードスターホイール60が回転方向Eに間欠回転しながら、収納凹部61のワーク保持部62に保持されたワークWをインデックステーブル13のワーク支持具2に順次供給していく。具体的には、インフィードスターホイール60の間欠回転によりワークWが図6におけるXの位置に移動した際に、加工ツールユニット30Cが前進移動をすることによって、該加工ツールユニット30Cに付随する押込み部33がワークWをインデックステーブル13側に押し込み、ワークWがインフィードスターホイール60のワーク保持部62からインデックステーブル13のワーク支持具2に受け渡される。
なお、この際、間欠回転の始動加速度は、インデックステーブル13に比べてインフィードスターホイール60の方が小さくなるように制御されているため、回転方向E後方側に配置されたワーク保持部62よりもワークWを先に逃がすことができ、インフィードスターホイール60とインデックステーブル13とがワークWを介して干渉することはない。
このようにワークWがインデックステーブル13に供給された状態において、加工ツールユニット30が1回の加工動作を行う度にインデックステーブル13を1ワーク分のピッチ角度だけ間欠回転させるとワーク支持具2(ワークW)が順次ずれて行き、次の加工動作に備えて静止する。そして、1加工後、各加工ツールユニット30A、30B、30Cがリニア駆動機構40により後退移動し、インデックステーブル13に保持されているワークWとの干渉がなくなる程度に離れるとインデックステーブル13は再び1ワークW分のピッチ角度だけ回転して静止し、再び加工動作を行うという工程を繰り返すことでこれらの間に配置されたワークWへの加工が順次行われて成型が進み、一連の加工が終了した時点で所定の形状を有するボトル缶としてのワークWが完成する。
そして、このように完成されたワークWは、ディスチャージスターホイール50によってインデックステーブル13のワーク支持具2から排出される。
具体的には、インデックステーブル13の間欠回転によりワークWが図6におけるYの位置に移動する際に、ワーク支持具2のエアシリンダが突出することによりワークWがディスチャージスターホイール50側に移載される。また、このとき、ワークWにはワーク保持部52のバキューム孔53による吸引力が及ぶため、ワークWをワーク保持部52に確実に保持することが可能となっている。
この際、ワーク保持部52が各収納凹部51の回転方向G前方側に形成されていることから、該ワーク保持部52がワークWを回転方向G後方側から押すようなことはないためワークWがディスチャージスターホイール50とインデックステーブル13との間に挟まれることはなく不要な圧力が及ぶこともない。
さらに、制御部によって、ディスチャージスターホイール50の始動加速度がインデックステーブル13の始動加速度よりも大きく設定されていることによって、ディスチャージ50がインデックステーブル13よりも常に先に移動する。
これによってディスチャージスターホイール50に排出されたワークWをインデックステーブル13よりも確実に先に逃がすことができるため、ディスチャージスターホイール50とインデックステーブル13との干渉が起こることがなく、スムーズな間欠回転が可能となりワークWに傷や凹みが付くのを防止することができる。
また、本実施形態においては、ワーク保持部52のワーク導入部54との境界部51aにおける接線lと、ワーク導入部54とのなす角度θが−15°≦θ<0°の範囲内、具体的には−10°に設定されているため、ワークWを干渉することなく確実に逃がすことができるため、よりスムーズにインデックステーブル13とディスチャージスターホイール50とを間欠回転させることが可能となる。
また、ワークWの外周面の周方向1/12以上1/4以下の部分がワーク保持部52に当接する構成とされているため、ワークWを確実に吸着保持しつつも該ワークWの排出を円滑に行うことができる。
以上、本発明による製造装置及び缶の製造方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、ディスチャージスターホイール50にのみ本発明の搬送用ホイールを適用した例について説明したが、これに限られることはなく、インフィードスターホイール60に上記スターホイールを適用してもよい。
この場合においても、インフィードスターホイール60の始動加速度をインデックステーブル13の始動加速度よりも大きくすることによって、ワークWを受け渡したインフィードスターホイール60が確実に先に逃げることになるため、インフィードスターホイール60とインデックステーブル13とのワークWを介しての干渉が起こることはなく、ワークに傷や凹みが発生するのを防止することができる。
本発明の実施の形態によるボトル缶製造装置の概略構成を示す側面図である。 図1に示すツール支持台のA−A線矢視図である。 ワーク支持台の斜視図である。 ワーク支持台の正面図である。 図3におけるディスチャージスターホイールの斜視図である。 図4の部分拡大図である。 ディスチャージスターホイールの側面図である。 一回の間欠回転におけるインデックステーブル、ディスチャージスターホイール及びインフィードスターホイールの速度と時間との関係を示した図である。
符号の説明
1 ボトル缶製造装置
3 加工ツール
10 ワーク支持台
13 インデックステーブル
20 ツール支持台
30 加工ツールユニット
50 ディスチャージスターホイール(搬送用ホイール)
51 収納凹部
51a 境界部
52 ワーク保持部
54 ワーク導入部
60 インフィードスターホイール
G ディスチャージスターホイール(搬送用ホイール)回転方向

Claims (2)

  1. 複数の円筒形状のワークを環状に支持し回転軸線を中心に間欠回転可能なインデックステーブルを備えるワーク支持台と、
    ワーク加工用の複数の加工ツールを支持し、前記ワーク支持台と前記回転軸線の方向に対向配置されるツール支持台と、
    前記インデックステーブルを間欠回転させながら前記加工ツールを前記インデックステーブルに近接離間させて前記ワークの加工を行う缶製造装置において、
    前記インデックステーブルから前記ワークを排出するディスチャージスターホイールとして搬送用ホイールが用いられ、
    前記インデックステーブルよりも前記ディスチャージスターホイールの始動加速度が大きくなるように間欠回転させる制御部が設けられ、
    前記搬送用ホイールは、軸線回りに回転される円盤形状をなし、外周面に複数形成された収納凹部に前記ワークを吸着保持して搬送する構成とされ、
    かつ、前記搬送用ホイールは、前記軸線に直交する断面において、前記収納凹部の搬送用ホイール回転方向前方側の壁面が、前記回転方向前方側に向かって凹曲面状をなすワーク保持部とされ、しかも、前記収納凹部の搬送用ホイール回転方向後方側の壁面が、前記回転方向後方側に向かうに従い径方向外側に延びるワーク導入部とされていることを特徴とする缶製造装置。
  2. 請求項に記載の缶製造装置を使用し、前記加工ツールを前記ワーク支持台に対して前記ワークの軸線方向で近接離間させてこれらの間に配置された前記ワークへの加工を行うようにしたことを特徴とする缶の製造方法。
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