JP5317846B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子回路を備えた駆動装置に関する。
近年、車両のステアリングの操舵を補助する機構として、モータでトルクを発生させる駆動装置が注目されている。この駆動装置の動力発生源としては、例えば三相交流を印加することで回転駆動されるブラシレスモータが挙げられる。このようなブラシレスモータを用いる場合、複数相(例えば三相)の巻線へ位相の異なる巻線電流を供給するため、所定電圧(例えば12V)の直流出力から位相がずれた交流出力を作り出す必要がある。したがって、巻線電流を切り換えるための電子回路が必要となってくる。ここで、電子回路には、スイッチング機能を実現する半導体チップを有する半導体モジュール、および、その作動を制御するマイコン等の制御回路が含まれる。従来、上記半導体モジュールをモータの近傍に配置した駆動装置が開示されている(例えば、特許文献1、2および3参照)。
特開平10−234158号公報 特開平10−322973号公報 特開2004−159454号公報
上述の駆動装置において、例えばモータを収容するモータケースに対し所定の位置に半導体モジュールを配置する場合、製造時または製造後に半導体モジュールがモータケースに対して位置ずれする可能性がある。特に、モータケースに対し半導体モジュールを縦置きするような構成を考えた場合、製造時に半導体モジュールが倒れ、その後の製造工程に支障をきたすおそれがある。このような半導体モジュールの位置ずれを防ぐには、半導体モジュールを支える(位置決めする)ための治具等を用いればよいが、この場合、製造コストが増大することが懸念される。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、モータを制御する半導体モジュールの位置ずれを治具等を用いることなく抑制し、製造容易な駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載の駆動装置は、モータおよび半導体モジュールを備えている。モータの外郭は筒状のモータケースにて形成されている。ここでのモータケースは、端部が塞がれた有底筒状のものも含む。このモータケースの径方向内側には、ステータが配置される。ステータは、複数相を構成するよう巻線が巻回されてなる。さらにステータの径方向内側に配置されるのがロータであり、このロータと共にシャフトは回転する。
半導体モジュールは、複数相の巻線に流れる巻線電流を切り換えるための半導体チップを具備している。例えば、半導体チップには半導体スイッチ素子が構成されており、この半導体スイッチ素子のオン/オフによって、巻線電流が切り換えられるという具合である。前記半導体チップは、封止体により覆われている。ここで、「覆う」とは、半導体チップの全てを包むようにして覆うという意味に限らず、半導体チップの少なくとも一部を覆うという意味も含む。
なお、本発明の構成としては、半導体モジュールによって複数相の巻線に流す巻線電流を調節することでモータの駆動を制御する電子回路を含む構成を例示することができる。さらに、例えば半導体モジュールおよび電子回路を収容するカバーを設け、半導体モジュールおよび電子回路を保護するような構成を考えることもできる。
本発明では、特に、半導体モジュールの封止体に、特別端子が埋設されることを特徴とする。ここで、特別端子の埋設方法としては、封止体を例えば樹脂により形成する場合、特別端子を封止体にインサート成形する方法が考えられる。モータケースには、当該特別端子に対応する係合部が形成されている。そして、特別端子は、係合部に係合されることでモータケースに対する半導体モジュールの位置ずれを規制可能なよう、封止体から突出した状態で封止体に設けられている。この構成により、半導体モジュールをモータ(モータケース)に組み付けるとき、特別端子が係合部に係合されるようにして半導体モジュールをモータケースに設置すれば、半導体モジュールは、設置後の位置ずれが規制されるのである。そのため、設置後の半導体モジュールに例えば他の電子部品が搭載された基板を接続する場合やステータの巻線を接続する場合など、半導体モジュール設置後の製造工程等において、半導体モジュールの倒れを含む位置ずれを抑制することが可能となる。
このように、本発明では、半導体モジュールを支えるための治具等を用いることなく、半導体モジュールの位置ずれを抑制することができる。したがって、駆動装置の製造を容易にすることができ、その結果、製造コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明では、モータケースは、その壁面から延出する放熱部を有している。半導体モジュールは、モータケースの放熱部に当接するよう設けられている。ここで、半導体モジュールが放熱部に「当接」するとは、半導体モジュールと放熱部とが直に当接するという意味に限らず、半導体モジュールと放熱部との間に例えば放熱シート等を挟んで両者が当接するといった意味も含む。この構成により、半導体チップの発熱が大きい場合でも、半導体チップ(半導体モジュール)が発する熱を放熱部を経由して効果的に放熱することができる。これにより、半導体チップの過熱による誤作動および破壊を抑制することができる。
さらに、半導体モジュールが放熱部に当接するよう設けられることにより、モータケースに対する半導体モジュールの放熱部側への位置ずれが規制される。したがって、本発明では、製造時等における半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより高めることができる。
請求項3に記載の発明では、半導体モジュールの封止体は、略直方体形状に形成されている。そして、封止体の6つの面のうち、半導体チップのチップ面と略平行となる面を背面、当該背面の反対側の面を前面とし、その他の4つの面のうちの1つを下面とし、当該下面の反対側の面を上面とし、残る2つの面をそれぞれ右側面および左側面とすると、半導体モジュールは、背面が放熱部に当接するよう設けられている。そのため、半導体チップのチップ面を、放熱部と半導体モジュールとの当接面に対向するよう位置させることが可能となる。これにより、半導体チップが発する熱を放熱部を経由してより効果的に放熱することができる。
なお、半導体チップを覆う封止体としては、半導体チップのチップ面と略平行となる背面の面積が他の面のそれぞれの面積よりも大きくされたものを考えることができる。この場合、半導体モジュールと放熱部との当接面積が大きくなるため、放熱の効果を高めつつ、製造時等における半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより一層高めることができる。
上述の発明のより具体的な構成としては、請求項4〜10に記載の発明の構成を例示することができる。
請求項4に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面に形成されている。特別端子は、前記壁面に形成された溝に挿入されることで係合部に係合されるよう、封止体の下面から突出している。本発明では、係合部は、特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「前面」方向、「背面」方向、「右側面」方向、および、「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。ここで、「前面」方向とは、封止体の「背面」から「前面」へ向かう方向をいう。同様に、「背面」方向とは、封止体の「前面」から「背面」へ向かう方向をいう。「右側面」方向および「左側面」方向についても同様の意味である。
請求項5に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する右端子受け部に形成されている。特別端子は、右端子受け部に形成された溝に挿入されることで係合部に係合されるよう、封止体の右側面から突出している。本発明では、係合部は、特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「前面」方向および「背面」方向の位置ずれを規制可能である。また、本発明では、右端子受け部が半導体モジュールの右側面側に位置している。そのため、右端子受け部は、半導体モジュールの「右側面」方向の位置ずれについても規制可能である。
請求項6に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する左端子受け部に形成されている。特別端子は、左端子受け部に形成された溝に挿入されることで係合部に係合されるよう、封止体の左側面から突出している。本発明では、係合部は、特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「前面」方向および「背面」方向の位置ずれを規制可能である。また、本発明では、左端子受け部が半導体モジュールの左側面側に位置している。そのため、左端子受け部は、半導体モジュールの「左側面」方向の位置ずれについても規制可能である。
請求項7に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する前端子受け部に形成されている。特別端子は、前端子受け部に形成された溝に挿入されることで係合部に係合されるよう、封止体の前面から突出している。本発明では、係合部は、特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「右側面」方向および「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。また、本発明では、前端子受け部が半導体モジュールの前面側に位置している。そのため、前端子受け部は、半導体モジュールの「前面」方向の位置ずれについても規制可能である。
請求項8に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する前端子受け部に形成されている。特別端子は、第1特別端子および第2特別端子からなる。当該第1特別端子および第2特別端子は、間に前端子受け部が位置することで係合部に係合されるよう、封止体の前面から突出している。本発明では、係合部は、第1特別端子と第2特別端子との間に位置して第1特別端子および第2特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「右側面」方向および「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。また、本発明では、請求項7に記載の発明と同様、前端子受け部が半導体モジュールの前面側に位置している。そのため、前端子受け部は、半導体モジュールの「前面」方向の位置ずれについても規制可能である。
請求項9に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する第1前端子受け部および第2前端子受け部に形成されている。特別端子は、第1特別端子および第2特別端子からなる。当該第1特別端子および第2特別端子は、第1前端子受け部と第2前端子受け部との間に位置することで係合部に係合されるよう、封止体の前面から突出している。本発明では、係合部は、第1特別端子および第2特別端子を間に挟むようにして係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「右側面」方向および「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。また、本発明では、第1前端子受け部および第2前端子受け部が半導体モジュールの前面側に位置している。そのため、第1前端子受け部および第2前端子受け部は、半導体モジュールの「前面」方向の位置ずれについても規制可能である。
請求項10に記載の発明では、係合部は、モータケースの壁面から延出する放熱部に形成されている。特別端子は、放熱部に形成された溝に挿入されることで係合部に係合されるよう、封止体の背面から突出している。本発明では、係合部は、特別端子に係合することによって、モータケースに対する半導体モジュールの「右側面」方向および「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。
上述の請求項4〜10に記載の発明では、半導体モジュールは、背面が放熱部に当接するよう設けられているため、放熱部によっても「背面」方向の位置ずれが規制されている。また、特別端子の長さや、特別端子と係合部との間の隙間を所定の大きさに設定すれば、モータケースに対する半導体モジュールの相対的な移動だけでなく、例えば半導体モジュールの「前面」方向の倒れまたは傾きをも含めた位置ずれを規制することが可能となる。
請求項4〜10に記載の発明は、阻害要因がない限りそれぞれの構成を組み合わせることが可能である。請求項4〜10に記載の発明のそれぞれの構成を組み合わせることにより、半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより高めることができる。
請求項11に記載の発明では、特別端子は、封止体の少なくとも1つの面の複数箇所から突出するよう、1つの面あたり複数設けられている。そして、モータケースには、複数の特別端子それぞれに対応する係合部が形成されている。このように特別端子を複数設けることによって、半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより一層高めることができる。
請求項12に記載の発明では、特別端子は、少なくとも1つがL字状に形成されている。また、請求項13に記載の発明では、特別端子は、少なくとも1つがT字状に形成されている。このように、特別端子の形状をL字状またはT字状に形成し、特別端子が係合部によって係合されるよう構成すれば、例えば係合部から遠ざかる方向の半導体モジュールの位置ずれを規制可能である。
請求項14に記載の発明では、特別端子と半導体チップとの間は、電気的に絶縁されている。この構成の場合、特別端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制するための端子」として利用できる。
請求項15に記載の発明では、特別端子と半導体チップとの間は、電気的に接続されている。この構成の場合、特別端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制するための端子」としてだけではなく、「半導体チップと他の部材との間を電気的に接続するための端子」としても利用できる。これにより、特別端子を例えば半導体チップのグランド用端子として利用することができる。
あるいは、封止体から突出する半導体チップのグランド用端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制する」ための特別端子として利用することとしてもよい。この場合、グランド用端子に対応する係合部をモータケースに形成すれば、半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果を奏することができる。
請求項16に記載の発明では、半導体モジュールは、複数設けられている。各半導体モジュールはそれぞれ特別端子を有しているため、半導体モジュール毎にその位置ずれが抑制される。
請求項17に記載の発明では、半導体モジュールは、モータケースのシャフトの中心線方向の反ロータ側に、半導体チップのチップ面の垂線がシャフトの中心線と非平行となるよう縦配置されている。なお、以下では、必要に応じて適宜「シャフトの中心線」を単に「モータ軸線」と記載し、「シャフトの中心線方向」を単に「モータ軸方向」と記載することとする。本発明では、モータケースは、例えば有底筒状に形成されたものを考えることができる。この場合、半導体モジュールは、モータケースのモータ軸方向の反ロータ側、すなわちモータケースの底部の反ロータ側に配置されている。このように本発明では、半導体モジュールをモータケースのモータ軸方向に配置しているため、ステータの周りに半導体モジュールを配置する構成(例えば、特許文献3参照)と比べ、径方向の体格を小さくすることができる。
ここで特に、本発明では、半導体モジュールは半導体チップのチップ面の垂線がモータ軸線と非平行となるよう縦配置されていることを特徴としている。つまり、モータ軸方向へ立ち上がった状態で半導体モジュールを配置しているのである。半導体モジュールを縦配置することにより、限られたスペースに多くの半導体モジュールを配置することができる。また、半導体モジュールを縦配置することで確保されるスペースに他の部材等を配置することも可能である。
このように半導体モジュールを縦配置する構成とした場合、製造時等、特に半導体モジュールの倒れが懸念される。しかしながら、本発明では、半導体モジュールは特別端子を有し、モータケースは特別端子に係合する係合部を有している。そのため、半導体モジュールを縦配置する構成であっても、半導体モジュールの倒れを含む位置ずれを規制可能である。
上述の請求項17に記載の発明では半導体モジュールの縦配置を特徴としているが、一例として、請求項18に示すように、半導体チップ面の垂線がシャフトの中心線に垂直となるよう半導体モジュールを配置することが考えられる。半導体モジュールは、半導体チップ面の方向に広い板状であるのが一般的である。このようにすれば、モータ軸方向に傾斜させて半導体モジュールを配置する場合と比べ、径方向のスペース確保に一層寄与する。なお、半導体チップ面の垂線がモータ軸線に垂直とは、厳密な意味で垂直でなくてもよく、僅かに傾斜するものも含む趣旨である。
請求項19に記載の発明は、筒状のモータケース、当該モータケースの径方向内側に配置され複数相を構成するよう巻線が巻回されたステータ、当該ステータの径方向内側に配置されるロータ、および、当該ロータと共に回転するシャフトを有するモータに組み付けられる半導体モジュールの発明である。本発明は、複数相の巻線に流れる巻線電流を切り換えるための半導体チップと、半導体チップを覆う封止体と、モータケースに形成された係合部に係合されることでモータケースに対する半導体モジュールの位置ずれが規制されることが可能なよう、封止体から突出した状態で封止体に設けられる特別端子と、を備える。すなわち、本発明は、請求項1に記載の駆動装置を構成する半導体モジュールに対応する発明である。よって、本発明では、請求項1に記載の発明による効果と同様、半導体モジュールを支える(位置決めする)ための治具を用いることなく、半導体モジュールの位置ずれを抑制することができる。
半導体モジュールの形状としては、請求項20に記載するように、封止体が略直方体形状に形成されたものを例示することができる。
請求項21に記載の発明では、特別端子は、封止体の少なくとも1つの面の複数箇所から突出するよう、1つの面あたり複数設けられている。そのため、本発明では、請求項11に記載の発明による効果と同様、半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより一層高めることができる。
請求項22に記載の発明では、特別端子は、少なくとも1つがL字状に形成されている。また、請求項23に記載の発明では、特別端子は、少なくとも1つがT字状に形成されている。このように特別端子の形状をL字状またはT字状に形成すれば、請求項12または13に記載の発明による効果と同様、例えば係合部から遠ざかる方向の半導体モジュールの位置ずれを規制可能である。
請求項24に記載の発明では、特別端子と半導体チップとの間は、電気的に絶縁されている。この構成の場合、請求項14に記載の発明と同様、特別端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制するための端子」として利用できる。
請求項25に記載の発明では、特別端子と半導体チップとの間は、電気的に接続されている。この構成の場合、請求項15に記載の発明と同様、特別端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制するための端子」としてだけではなく、「半導体チップと他の部材との間を電気的に接続するための端子」としても利用できる。
本発明の第1実施形態による駆動装置の断面図。 電動パワーステアリングの概略構成を示す説明図。 本発明の第1実施形態による駆動装置の平面図。 本発明の第1実施形態による駆動装置の側面図。 本発明の第1実施形態による駆動装置の斜視図。 本発明の第1実施形態による駆動装置の分解斜視図。 本発明の第1実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第2実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第3実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第4実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第5実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第6実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第7実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第8実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第9実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第10実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第11実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第12実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第13実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。 本発明の第14実施形態による駆動装置の半導体モジュールおよびモータケースの概略構成を示す模式図。
以下、本発明による複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による駆動装置は、電動パワーステアリング(以下「EPS」という)の駆動装置として適用されるものである。
最初に、EPSの電気的構成を、図2に基づいて説明する。
駆動装置1は、モータ30、パワー部50、および、制御部70を備えている。駆動装置1は、車両のステアリング91の回転軸たるコラム軸92に取り付けられたギア93を介しコラム軸92に回転トルクを発生させ、ステアリング91による操舵をアシストする。具体的には、ステアリング91が運転者によって操作されると、当該操作によってコラム軸92に生じる操舵トルクをトルクセンサ94によって検出し、また、車速情報をCAN(Controller Area Network)から取得して(不図示)、運転者のステアリング91による操舵をアシストする。もちろん、このような機構を利用すれば、制御手法によっては、操舵のアシストのみでなく、高速道路における車線キープ、駐車場における駐車スペースへの誘導など、ステアリング91の操作を自動制御することも可能である。
モータ30は、上記ギア93を正逆回転させるブラシレスモータである。このモータ30へ電力供給を行うのがパワー部50である。パワー部50は、電源51からの電源ラインに介在するチョークコイル52、シャント抵抗53、および、インバータ60を有している。
インバータ60は、電界効果トランジスタの一種である7つのMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)61、62、63、64、65、66、67で構成されている。これらMOSFET61〜67は、スイッチング素子である。具体的には、ゲートの電位により、ソース−ドレイン間がON(導通)またはOFF(遮断)される。
以下、MOSFET61〜67を、単に、FET61〜67と記述する。なお、シャント抵抗53に最も近いFET67は、逆接保護のためのものである。すなわち、このFET67は、電源の誤接続がなされた場合に、逆向きの電流が流れないようにする。
ここで、残りの6つのFET61〜66の接続について説明しておく。
3つのFET61〜63のドレインが、電源ライン側に接続されている。また、FET61〜63のソースがそれぞれ、残り3つのFET64〜66のドレインに接続されている。さらにまた、これらのFET64〜66のソースが接地されている。また、6つのFET61〜66のゲートは、後述するプリドライバ71の6つの出力端子に接続されている。そして、図2中で上下ペアとなるFET61〜66同士の接続点がそれぞれ、モータ30のU相コイル、V相コイル、W相コイルに接続されている。
FET61〜66を区別する必要があるときは、図2中の記号を用い、FET(Su+)61、FET(Sv+)62、FET(Sw+)63、FET(Su−)64、FET(Sv−)65、FET(Sw−)66と記述する。
また、FET(Su+)61の電源ラインとFET(Su−)64のグランドとの間には、アルミ電解コンデンサ54が並列に接続されている。同様に、FET(Sv+)62の電源ラインとFET(Sv−)65のグランドとの間にはアルミ電解コンデンサ55が並列に接続されており、FET(Sw+)63の電源ラインとFET(Sw−)66のグランドとの間にはアルミ電解コンデンサ56が並列に接続されている。以下、アルミ電解コンデンサを単に「コンデンサ」と記述する。
制御部70は、上記プリドライバ71、カスタムIC72、位置センサ73、および、マイコン74を備えている。カスタムIC72は、機能ブロックとして、レギュレータ部75、位置センサ信号増幅部76、および、検出電圧増幅部77を含む。
レギュレータ部75は、電源を安定化する安定化回路である。このレギュレータ部75は、各部へ供給される電源の安定化を行う。例えばマイコン74は、このレギュレータ部75により、安定した所定電源電圧(例えば5V)で動作することになる。
位置センサ信号増幅部76には、位置センサ73からの信号が入力される。位置センサ73は、後述するように、モータ30に設けられ、モータ30の回転位置信号を出力する。位置センサ信号増幅部75は、この回転位置信号を増幅してマイコン74へ出力する。
検出電圧増幅部77は、パワー部50に設けられたシャント抵抗53の両端電圧を検出し、当該両端電圧を増幅してマイコン74へ出力する。
したがって、マイコン74には、モータ30の回転位置信号、および、シャント抵抗53の両端電圧が入力される。また、マイコン74には、コラム軸92に取り付けられたトルクセンサ94から操舵トルク信号が入力される。さらにまた、マイコン74には、CANを経由して車速情報が入力される。
これにより、マイコン74は、操舵トルク信号および車速情報が入力されるとステアリング91による操舵を車速に応じてアシストするように、回転位置信号に合わせ、プリドライバ71を介し、インバータ60を制御する。インバータ60の制御は、具体的には、プリドライバ71を介したFET61〜66のON/OFFによって行う。つまり、6つのFET61〜66のゲートはプリドライバ71の6つの出力端子に接続されているため、プリドライバ71により、これらゲート電位が変化させられる。
また、マイコン74は、検出電圧増幅部77から入力されるシャント抵抗53の両端電圧に基づき、モータ30へ供給する電流を正弦波に近づけるべくインバータ60を制御する。
このようなインバータ60の制御に際し、チョークコイル52は、電源51によるノイズを低減する。また、コンデンサ54〜56は、電荷を蓄えることで、FET61〜66への電力供給を補助したり、サージ電圧などのノイズ成分を抑制したりする。なお、逆接保護用のFET67が設けられているため、電源の誤接続があっても、コンデンサ54〜56が損傷することはない。
ところで、このようにモータ30の駆動制御のためにはパワー部50および制御部70が必要となる。本実施形態では、これらのパワー部50および制御部70が、いわゆるコントロールユニット(ECU)として構成される。
なお、EPSに用いられるモータ30の出力は200W〜500W程度であり、駆動装置1全体に占めるパワー部50および制御部70の物理的な領域は、20〜40%程度となる。また、モータ30の出力が大きいため、パワー部50が大型化する傾向にあり、パワー部50および制御部70の占める領域のうちの70%以上がパワー部50の占める領域となる。
パワー部50を構成する部品で大きなものは、チョークコイル52、コンデンサ54〜56、そして、FET61〜67を構成する半導体モジュールである。
本実施形態では、逆接保護用のFET67、FET(Su+)61、および、FET(Su−)64が半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて一つの半導体モジュールとなっている。
また、FET(Sv+)62、および、FET(Sv−)65が半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて一つの半導体モジュールとなっている。
さらにまた、FET(Sw+)63、および、FET(Sw−)66が半導体チップとして構成されており、半導体チップが樹脂モールドされて一つの半導体モジュールとなっている。
つまり、図2のインバータ60は、3つの半導体モジュールで構成される。本実施形態では、図2に示すインバータ60を計2組備えるようにしており、インバータ60に流れる電流を半分に減らしている。このようにインバータ60を2組備えることから、本実施形態では、6つの半導体モジュール、および、6つのコンデンサを有することとなる。
次に、本実施形態の駆動装置1の物理的な構成について図1、および、図3〜6に基づいて説明する。ここで、図1は図3のI−I線断面図であり、図4は図3をIV方向から見た側面図である。
最初に、図1に基づいて、駆動装置1の構成を説明しておく。
駆動装置1は、その外郭として、円筒状のモータケース101とフレームエンド102とカバー103とを備えている。モータケース101は、一方の端部が隔壁107で塞がれている。フレームエンド102は、モータケース101の反隔壁107側端部を塞いでいる。本実施形態では、隔壁107の反フレームエンド102側に電子回路(パワー部50および制御部70)が設けられている。カバー103は、この電子回路を覆うようにしてモータケース101に取り付けられている。
モータ30は、モータケース101と、モータケース101の径方向内側に配置されたステータ201と、ステータ201の径方向内側に配置されたロータ301と、ロータ301と共に回転するシャフト401とを有している。ここで、隔壁107は、駆動装置1の内部において、ロータ301等の稼動部材が配置される「稼動領域」と電子回路等のモータ制御用の部品が配置される「制御領域」とを隔てている。
ステータ201は、モータケース101の径内方向に突出する12個の突極202を有している。この突極202は、モータケース101の周方向に所定間隔で設けられている。突極202は、磁性材料の薄板を積層してなる積層鉄心203と、積層鉄心203の軸方向外側に嵌合するインシュレータ204とを有している。このインシュレータ204には、巻線としてのコイル線205が巻回されている。コイル線205は、U相、V相、および、W相の三相巻線を構成している。また、コイル線205へ電流を供給するための取出線206は、コイル線205の6箇所から引き出されており、モータケース101の軸方向端部に設けられた6つの穴から電子回路側へ引き出されている。
ロータ301は、例えば鉄等の磁性体から筒状に形成されている。ロータ301は、ロータコア302と、当該ロータコア302の径方向外側に設けられた永久磁石303とを有している。永久磁石303は、N極とS極とを周方向に交互に有している。
シャフト401は、ロータコア302の軸中心に形成された軸穴304に固定されている。また、シャフト401は、モータケース101の隔壁107に設けられた軸受け104と、フレームエンド102に設けられた軸受け105とによって、回転可能に軸支されている。これにより、シャフト401は、ステータ201に対し、ロータ301と共に回転可能となっている。さらにまた、シャフト401は、電子回路側(「制御領域」側)へ延び、電子回路側の先端には、回転位置を検出するためのマグネット402が設けられている。シャフト401の電子回路側の先端付近には、樹脂製のプリント基板80が配置される。このプリント基板80は、その中央に、位置センサ73(図1中には不図示)を有している。これにより、マグネット402の回転位置、すなわちシャフト401の回転位置が、位置センサ73によって検出される。
次に、図3〜図6を参照しつつ、電子回路の物理的な構成を説明する。なお、図3〜6では、図1に示したカバー103およびプリント基板80を省略している。
ここでは、最初にパワー部50の構成について説明し、次に、制御部70の構成について説明する。
パワー部50のインバータ60を構成する7つのFET61〜67が3つの半導体モジュールとして構成されることは既に述べた。そして、本実施形態の駆動装置1は、インバータ60を2組備えているため、6つの半導体モジュールを備えていることも既に述べた通りである。
すなわち、図3に示すように、駆動装置1は、6つの半導体モジュール501、502、503、504、505、506を備えている。これら半導体モジュール501〜506を区別する場合、図3中の記号を用い、U1半導体モジュール501、V1半導体モジュール502、W1半導体モジュール503、U2半導体モジュール504、V2半導体モジュール505、W2半導体モジュール506と記述することとする。
図2との対応関係について言及すれば、U1半導体モジュール501が、U相に対応するFET61、64および逆接保護用のFET67を有している。また、V1半導体モジュール502が、V相に対応するFET62、65を有している。さらにまた、W1半導体モジュールが、W相に対応するFET63、66を有している。同様に、U2半導体モジュール504がU相に対応するFET61、64および逆接保護用のFET67を有し、V2半導体モジュール505がV相に対応するFET62、65を有し、W2半導体モジュール506がW相に対応するFET63、66を有している。すなわち、U1、V1、W1の3つの半導体モジュール501〜503によって一組のインバータ60が構成されており、U2、V2、W2の3つの半導体モジュール504〜506によってもう一組のインバータ60が構成されている。
これらインバータ60を構成するU1〜W1の3つの半導体モジュール501〜503、および、U2〜W2の3つの半導体モジュール504〜506は、バスバー507で連結されてモジュールユニットを形成している。バスバー507は、連結機能と共に、電源ラインを兼る。すなわち、バスバー507を経由して半導体モジュール501〜506へ電力が供給される。
なお、図3〜図6は、半導体モジュール501〜506等の組み付け構造を示すものであり、電力供給構造については図示していない。この点、実際には、カバー103にコネクタが取り付けられ、そのコネクタを経由してバスバー507へ電力が供給される。
次に、半導体モジュール501〜506の配置について説明する。
半導体モジュール501〜506は、モータケース101の隔壁107からシャフト401の中心線方向へ延設されたヒートシンク601に対し取り付けられている。
ここで、放熱部としてのヒートシンク601について説明しておく。
ヒートシンク601は、図3および図6に示すように、中心に円柱状の空間が形成されている。また、当該円柱状の空間の略中心には、シャフト401が位置している。ヒートシンク601は、肉厚の筒形状とも言え、シャフト401の中心線の周りに側壁602を有している。側壁602には、不連続部分を構成する2つの切り欠き部603、604が設けられている。
また、ヒートシンク601の側壁602は、径外方向へ向く側壁面605を有している。側壁面605は、円周方向に計6つ形成されている。
以上のように形成されたヒートシンク601に対し、半導体モジュール501〜506は、径外方向を向く側壁面605に一つずつ配置されている。半導体モジュール501〜506は、モールドされた半導体チップのチップ面の方向に広がる板状であり、相対的に面積の大きな面の一方が放熱面となっている。半導体モジュール501〜506は、その放熱面が側壁面605に当接するように配置されている。このとき、側壁面605は平面で構成されており、これに合わせて、半導体モジュール501〜506の放熱面も平面となっている。
半導体モジュール501〜506は、上述のごとくヒートシンク601の側壁面605に配置されることで、ちょうど半導体チップのチップ面の垂線がシャフト401の中心線に垂直となっている。すなわち、本実施形態において半導体モジュール501〜506は、縦配置されている。
半導体モジュール501〜506は、モータケース101側の端部に、巻線用端子508を有している(図3等参照)。コイル線205へ電流を供給するための取出線206がモータケース101の軸方向端部に設けられた6つの穴から電子回路側へ引き出されていることは上述したが、取出線206は各半導体モジュール501〜506の巻線用端子508に挟持されるようにして電気的に接続されている。
また、半導体モジュール501〜506は、反モータケース101側の端部に、複数の制御用端子509と、2本のコンデンサ用端子510とを有している。制御用端子509は、後述するようにプリント基板80(図1参照)の所定箇所に半田付けされる。これにより、半導体モジュール501〜506が、制御部70(図2参照)に電気的に接続される。一方、コンデンサ用端子510はそれぞれ、半導体モジュール501〜506の内部で電源ラインおよびグランドに接続している。そして、いずれのコンデンサ用端子510も、モータケース101の径内方向へ折り曲げられている。
さらに、半導体モジュール501〜506は、モータケース101側の端部に、特別端子530を有している(図1および図4〜6参照)。そして、半導体モジュール501〜506は、モータケース101の壁面108に形成された溝109に挿入されるようにして、モータケース101に設置されている。特別端子530および溝109については、後に詳述する。
図3等に示すように、半導体モジュール501〜506に対し、ヒートシンク601と同じ側に、6つのコンデンサ701、702、703、704、705、706が配置されている。これらコンデンサ701〜706を区別するため、図3中の記号を用い、U1コンデンサ701、V1コンデンサ702、W1コンデンサ703、U2コンデンサ704、V2コンデンサ705、W2コンデンサ706と記述する。
図2との対応関係について言及すれば、U1コンデンサ701がコンデンサ54に対応する。また、V1コンデンサ702がコンデンサ55に対応する。さらにまた、W1コンデンサ703がコンデンサ56に対応する。同様に、U2コンデンサ704がコンデンサ54に対応し、V2コンデンサ705がコンデンサ55に対応し、W2コンデンサ706がコンデンサ56に対応する。
ヒートシンク601の径方向内側には、ホルダ606が配置されている。ホルダ606は、略円筒状に形成され、一方の端部に鍔部607を有している(図6参照)。ホルダ606の外径は、ヒートシンク601の内径よりやや小さく形成されている。ホルダ606は、鍔部607がヒートシンク601の反フレームエンド102側の壁面に当接するようにして、ヒートシンク601の径方向内側の空間に配置されている(図5参照)。ホルダ606の径方向内側には、6つの収容部608が形成されている。
コンデンサ701〜706は、ホルダ606の収容部608に収容されて半導体モジュール501〜506に対して一つずつ、半導体モジュール501〜506のシャフト401側に配置されている(図3参照)。コンデンサ701〜706は円柱状を呈し、その軸がシャフト401の中心線に略平行となるように配置されている。また、半導体モジュール501〜506の有するコンデンサ用端子510が径内方向へ折り曲げられていることで、この折り曲げられたコンデンサ用端子510に対し、コンデンサ701〜706の端子が、直接的に接続されている。
図1および図6に示すように、ホルダ606の径方向内側には、コンデンサ701〜706の反鍔部607側にチョークコイル52が収容されている。チョークコイル52はドーナツ状の鉄心にコイル線が巻回されてなり、コイル端は、ヒートシンク601の一方の切り欠き部603を通り、径外方向へ引き出されている。また、シャフト401が電子回路側へ延びていることは既に述べたが、このシャフト401が貫通した状態でチョークコイル52がホルダ606に収容されている。
なお、チョークコイル52のコイル端は電源ラインに介在するように接続されるが(図2参照)、図3〜図6では、電力供給構造については図示していない。
次に、制御部70について説明する。制御部70は、上述した「制御領域」に設けられている。制御部70は、図1に示すプリント基板80上に形成される。すなわち、プリント基板80には、エッチング処理等により配線パターンが形成され、ここに制御部70を構成するICなどの電子部品が実装される(図1には不図示)。電子部品が実装されたプリント基板80は、所定箇所に形成された端子孔に半導体モジュール501〜506の制御用端子509が挿通されるようにして、モータケース101から延出する複数の支柱106に螺着されている。半導体モジュール501〜506の制御用端子509は、プリント基板80の配線パターンに半田付けされている。
本実施形態の駆動装置1では、半導体モジュール501〜506がシャフト401の中心線方向に配置されている。これにより、径方向の体格を小さくすることができる。また、半導体モジュール501〜506を縦配置とし、これによって確保されるスペースを利用することにより、径方向にチョークコイル52および6つのコンデンサ701〜706を並べて配置した。すなわち、6つの半導体モジュール501〜506の径内方向にコンデンサ701〜706を配置した。これにより、駆動装置1の特に径方向の体格を可及的に小さくすることができる。
次に、本実施形態の特徴部分である半導体モジュール501〜506の特別端子530およびその近傍について詳述する。
図7は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール501、および、モータケース101の隔壁107の一部を概略的に示す模式図である。なお、半導体モジュール501〜506はいずれも同様の構成のため、6つの半導体モジュール(501〜506)のうち半導体モジュール501のみを図7に図示する。また、図7では、巻線用端子508、制御用端子509およびコンデンサ用端子510について図示を省略している。
半導体モジュール501は、半導体チップ511、封止体520、および特別端子530を有している。
半導体モジュール501の半導体チップ(511)が逆接保護用のFET67、FET(Su+)61、および、FET(Su−)64を構成することは既に述べたとおりである(図2参照)。すなわち、半導体チップ511は、複数相を構成するコイル線205に流れる巻線電流を切り換えるためのものである。
半導体チップ511は、封止体520により覆われている。本実施形態では、封止体520は、樹脂により形成され、半導体チップ511の全体を包むようにして覆っている。封止体520のその他の材料としては、例えばセラミックあるいは金属等を考えることができる。封止体520は、半導体モジュール501の外形を構成し、内部の半導体チップ511を外部からの衝撃、熱および湿気等から守る役割を果たす。
封止体520は、略直方体形状に形成されている。ここでいう「略直方体」は、概ね直方体であることをいい、例えば全ての隣接する面同士が正確に直角に交わっていないもの、あるいは、直方体の角や辺を面取りしたものも含む。本実施形態では、図7に示すように、封止体520は、平板の直方体形状に形成されている。封止体520は、背面521、前面522、下面523、上面524、右側面525、および、左側面526の6つの面を有している。背面521は、封止体520の6つの面のうち最も面積が大きい面の一方である。また、封止体520は、半導体チップ511のチップ面が背面521に略平行となるようにして半導体チップ511を覆っている。
特別端子530は、例えばインサート成形により封止体520に埋設されている。本実施形態では、特別端子530は、角柱状に形成されている。特別端子530は、その端部が下面523から突出するよう封止体520に設けられている。また、特別端子530と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
本実施形態では、半導体モジュール502〜506は、上述の半導体モジュール501と同等の構成を採る。
上述したように、ヒートシンク601は、モータケース101の隔壁107からシャフト401の中心線方向へ延設されている。また、モータケース101(隔壁107)には、ヒートシンク601の側壁面605に隣接する壁面108が形成されている(図1および図6等参照)。ヒートシンク601は、側壁面605が壁面108と略直角に交わるよう形成されている。すなわち、図7に示すように、壁面108をxyz座標空間におけるxy平面上の壁面とすると、側壁面605は、壁面108からz軸方向へ立ち上がるようにして形成されている。ここで、z軸方向は、シャフト401の中心線方向(モータ軸方向)と一致する。つまり、側壁面605は、yz平面上の壁面であり、シャフト401の中心線に対し略平行(側壁面605の垂線がシャフト401の中心線に対し略垂直)となるよう形成されている。なお、図7において、x軸はシャフト401の径方向に対応し、y軸はシャフト401の周に接する直線の方向に対応する。
半導体モジュール501〜506は、背面521が側壁面605に当接するようにして配置されている(図1および図3参照)。これにより、半導体モジュール501〜506は、半導体チップ511のチップ面の垂線がシャフト401の中心線に略垂直となるようにモータケース101に縦配置されている。なお、背面521は、半導体モジュール501〜506の放熱面を構成する。
モータケース101の壁面108には、溝109が形成されている。溝109は、半導体モジュール501がモータケース101に設置されるときの特別端子530の位置、および、特別端子530の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
溝109は、壁面108に平行な仮想平面(xy平面)による断面が、特別端子530の端部の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。そのため、特別端子530は、溝109に挿入された場合、溝109に係合される。すなわち、モータケース101の溝109が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図7において係合部110で示す部分である。
次に、駆動装置1の製造について説明する。
駆動装置1の製造工程では、特に半導体モジュールに関係する工程として、例えば次の工程を含む。(1)半導体モジュール設置工程、(2)巻線接続工程、(3)コンデンサ接続工程、および、(4)プリント基板接続工程である。
(1)半導体モジュール設置工程では、背面521をヒートシンク601の側壁面605に当接させながら特別端子530を溝109に挿入し、半導体モジュール501〜506をモータケース101に設置する(図7参照)。このとき、特別端子530は、溝109に挿入されることで溝109に係合される。
(2)巻線接続工程では、モータケース101に設置された半導体モジュール501〜506の巻線用端子508でコイル線205の取出線206を挟持する、または取出線206を巻線用端子508に当接させることにより、巻線用端子508と取出線206とを接続する。
(3)コンデンサ接続工程では、半導体モジュール501〜506のコンデンサ用端子510とコンデンサ701〜706の端子とを接続する。
(4)プリント基板接続工程では、電子部品が実装されたプリント基板80を、その端子孔に半導体モジュール501〜506の制御用端子509が挿通されるようにして、モータケース101から延出する複数の支柱106に螺着する。そして、半導体モジュール501〜506の制御用端子509を、プリント基板80の配線パターンに半田付けする。
このように、駆動装置1の製造工程では、(1)の半導体モジュール設置工程の後、(2)〜(4)のように半導体モジュールと他の部材とを接続等する工程が複数存在する。そのため、(1)半導体モジュール設置工程の後、他の部材が半導体モジュールに接触等すると、半導体モジュールがモータケース101に対して位置ずれすることが懸念される。しかしながら、本実施形態では、(1)半導体モジュール設置工程において、半導体モジュール501〜506の特別端子530が溝109(係合部110)に係合される。これにより、半導体モジュール501〜506は、(2)〜(4)の工程においてもモータケース101に対する位置ずれが規制される。
続いて、特別端子530および溝109による半導体モジュールの位置ずれの規制について説明する。
ここで、説明を容易にするために、封止体520の背面521から前面522へ向かう方向を「前面」方向とし、封止体520の前面522から背面521へ向かう方向を「背面」方向とし、封止体520の左側面526から右側面525へ向かう方向を「右側面」方向とし、封止体520の右側面525から左側面526へ向かう方向を「左側面」方向とする。また、以下で「上面」方向または「下面」方向という場合、「上面」方向は封止体520の下面523から上面524へ向かう方向を意味し、「下面」方向は封止体520の上面524から下面523へ向かう方向を意味することとする。
本実施形態では、封止体520の下面523から突出する特別端子530と溝109(係合部110)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール501の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)、ならびに、「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される(図7参照)。また、半導体モジュール501は、封止体520の背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によっても「背面」方向の位置ずれが規制される。
(1)の半導体モジュール設置工程で例えばフレームエンド102を底面として重力の方向とシャフト401の中心軸とを合わせたモータケース101に対し半導体モジュールを立てて設置(縦配置)する場合、以降の工程((2)〜(4)等)において半導体モジュールが倒れたり傾いたりすることが懸念される。しかしながら、本実施形態では、上述のように溝109が特別端子530の端部よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成され、これにより、溝109を形成するモータケース101(係合部110)と特別端子530との隙間が所定の大きさに設定されている。このような構成によれば、半導体モジュール501の「前面」方向の倒れまたは傾きを含めた位置ずれについても規制可能である。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール501〜506の封止体520に、特別端子530が埋設されている。モータケース101には、特別端子530に対応する係合部110が形成されている。そして、特別端子530は、係合部110に係合されることでモータケース101に対する半導体モジュール501〜506の位置ずれを規制可能なよう、封止体520から突出した状態で封止体520に設けられている。この構成により、例えば半導体モジュール501をモータ30(モータケース101)に組み付けるとき、特別端子530が係合部110に係合されるようにして半導体モジュール501をモータケース101に設置すれば、半導体モジュール501は、設置後の位置ずれが規制される。そのため、設置後の半導体モジュール501に例えば他の電子部品が搭載されたプリント基板80を接続する場合やコイル線205の取出線206を接続する場合など、半導体モジュール501設置後の製造工程等において、半導体モジュール501の倒れを含む位置ずれを抑制することが可能となる。このように、本実施形態では、半導体モジュール501を支えるための治具等を用いることなく、半導体モジュール501の位置ずれを抑制することができる。したがって、駆動装置1の製造を容易にすることができ、その結果、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、モータケース101は、壁面108から延出するように形成されたヒートシンク601を有している。半導体モジュール501は、ヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられている。この構成により、半導体チップ511の発熱が大きい場合でも、半導体チップ511(半導体モジュール501)が発する熱をヒートシンク601を経由して効果的に放熱することができる。これにより、半導体チップ511の過熱による誤作動または破壊を抑制することができる。さらに、半導体モジュール501がヒートシンク601に当接するよう設けられることにより、モータケース101に対する半導体モジュール501の「背面」方向への位置ずれが規制される。したがって、製造時等における半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果をより高めることができる。
また、本実施形態では、半導体モジュール501の封止体520は、略直方体形状に形成されている。そして、半導体モジュール501は、背面521がヒートシンク601に当接するよう設けられている。そのため、半導体チップ511のチップ面を、ヒートシンク601と半導体モジュール501との当接面(側壁面605)に対向するよう位置させることが可能となる。これにより、半導体チップ511が発する熱をヒートシンク601を経由してより効果的に放熱することができる。また、本実施形態では、背面521は、封止体520の6つの面のうちで最も面積が大きい面として形成されている。これにより、半導体モジュール501とヒートシンク601との当接面積が大きくなるため、放熱の効果を高めつつ、製造時等における半導体モジュール501の位置ずれを抑制する効果をより一層高めることができる。
また、本実施形態では、係合部110は、モータケース101の壁面108に形成されている。特別端子530は、壁面108に形成された溝109に挿入されることで係合部110に係合されるよう、封止体520の下面523から突出している。本実施形態では、係合部110は、特別端子530に係合することによって、半導体モジュール501の「前面」方向、「背面」方向、「右側面」方向、および、「左側面」方向の位置ずれを規制可能である。
また、本実施形態では、溝109を形成するモータケース101(係合部110)と特別端子530との隙間は、所定の大きさに設定されている。これにより、半導体モジュール501の「前面」方向の倒れまたは傾きを含めた位置ずれについても規制可能である。
さらに、本実施形態では、特別端子530と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。そのため、特別端子530を純粋に「半導体モジュールの位置ずれを規制するための端子」として用いることができ、特別端子530に電磁的なノイズや意図しない電圧等が印加された場合でも半導体チップ511への影響を低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による駆動装置を図8に基づいて説明する。第2実施形態では、半導体モジュールに埋設される特別端子の数、および、モータケースに形成される係合部の数が第1実施形態と異なる。
図8は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール810、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第2実施形態では、第1実施形態と同様、半導体モジュール810と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール810は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子811および特別端子812)有している。特別端子811および特別端子812は、第1実施形態の特別端子530と同様、角柱状に形成されている。特別端子811および特別端子812は、それぞれの端部が下面523から突出するよう封止体520に設けられている。なお、特別端子811および特別端子812は、下面523における「右側面」(y軸)方向の直線上に、互いに所定の間隔を空けて設けられている。特別端子811および特別端子812と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101(隔壁107)の壁面108には、溝111および溝112が形成されている。溝111および溝112は、それぞれ、半導体モジュール810がモータケース101に設置されるときの特別端子811および特別端子812の位置、ならびに、特別端子811および特別端子812の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
溝111および溝112は、それぞれ、壁面108に平行な仮想平面(xy平面)による断面が、特別端子811の端部および特別端子812の端部の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。この構成により、特別端子811および特別端子812のそれぞれが溝111および溝112に挿入されるようにして半導体モジュール810がモータケース101に設置された場合、特別端子811および特別端子812は、それぞれ、溝111および溝112に係合される。すなわち、モータケース101の溝111および溝112が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図8において係合部113および係合部114で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の下面523から突出する特別端子811および特別端子812と溝111(係合部113)および溝112(係合部114)との係合によって、第1実施形態と同様、モータケース101に対する半導体モジュール810の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)、ならびに、「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール810は、2つの特別端子(特別端子811および特別端子812)を有し、これら2つの特別端子によってモータケース101に対する位置ずれが規制される。したがって、本実施形態では、第1実施形態に比べ、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による駆動装置を図9に基づいて説明する。第3実施形態では、半導体モジュールに埋設される特別端子の位置、および、モータケースに形成される係合部の位置が第2実施形態と異なる。
図9は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール820、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第3実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール820と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
第3実施形態では、特別端子811および特別端子812は、第2実施形態と異なり、下面523の対角線上に設けられている。
モータケース101(隔壁107)の壁面108には、半導体モジュール820がモータケース101に設置されるときの特別端子811および特別端子812の位置、ならびに、特別端子811および特別端子812の突出側端部の形状にそれぞれ対応するよう、溝111および溝112が形成されている。
本実施形態では、特別端子811および特別端子812と溝111(係合部113)および溝112(係合部114)との係合によって、第2実施形態と同様、モータケース101に対する半導体モジュール820の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)、ならびに、「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
また、本実施形態では、特別端子811および特別端子812が下面523の対角線上に設けられているため、第2実施形態に比べ、半導体モジュール820をより安定した状態でモータケース101に設置する(立たせる)ことができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による駆動装置を図10に基づいて説明する。第4実施形態では、封止体からの特別端子の突出方向(面)、ならびに、モータケースに形成される係合部の位置および形状等が上述の実施形態と異なる。
図10は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール830、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第4実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール830と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール830は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子831および特別端子832)有している。特別端子831および特別端子832は、それぞれ角柱状に形成されている。特別端子831は、その端部が右側面525から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子832は、その端部が左側面526から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子831および特別端子832と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する右端子受け部131および左端子受け部132を有している。右端子受け部131には、溝133が形成されている。左端子受け部132には、溝134が形成されている。溝133および溝134は、それぞれ、半導体モジュール830がモータケース101に設置されるときの特別端子831および特別端子832の位置、ならびに、特別端子831および特別端子832の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
溝133および溝134は、それぞれ、z軸方向へ延びるようにして右端子受け部131および左端子受け部132に形成されている。また、溝133および溝134は、それぞれに特別端子831および特別端子832が挿入されるようにして半導体モジュール830がモータケース101に設置されたとき背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう、形成されている。さらに、溝133および溝134は、それぞれ、x軸方向の幅が特別端子831および特別端子832の突出側端部の幅よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。
この構成により、特別端子831および特別端子832のそれぞれが溝133および溝134に挿入されるようにして半導体モジュール830がモータケース101に設置された場合、半導体モジュール830の背面521は、側壁面605に当接する。また、特別端子831および特別端子832は、それぞれ、溝133および溝134に挿入された場合、溝133および溝134に係合される。すなわち、モータケース101の溝133および溝134が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図10において係合部135および係合部136で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の右側面525および左側面526のそれぞれから突出する特別端子831および特別端子832と溝133(係合部135)および溝134(係合部136)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール830の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
また、本実施形態では、右端子受け部131は、半導体モジュール830の右側面525に当接あるいは右側面525との間に僅かな隙間を形成するよう設けられている。一方、左端子受け部132は、半導体モジュール830の左側面526に当接あるいは左側面526との間に僅かな隙間を形成するよう設けられている。すなわち、右端子受け部131と左端子受け部132との間の距離は、半導体モジュール830の封止体520の幅(右側面525から左側面526までの距離)と同等、あるいは当該幅よりやや大きく設定されている。そのため、半導体モジュール830は、右端子受け部131と左端子受け部132との間に位置することにより、モータケース101に対する半導体モジュール830の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
さらに、本実施形態では、半導体モジュール830は、上述の実施形態と同様、封止体520の背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によっても「背面」方向の位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール830は、2つの特別端子(特別端子831および特別端子832)を有し、これら2つの特別端子によってモータケース101に対する位置ずれが規制される。さらに、半導体モジュール830は、右端子受け部131、左端子受け部132およびヒートシンク601によってもその位置ずれが規制される。したがって、本実施形態では、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
本実施形態では、図10に示すように特別端子831および特別端子832は、「右側面」方向(y軸方向)の直線上に位置するよう設けられている。本実施形態の変形例としては、特別端子831および特別端子832が「右側面」方向(y軸方向)の直線上にない構成を考えることができる。つまり、特別端子831と特別端子832とは、封止体20に対し互いに「前面」方向(x軸方向)あるいは「上面」方向(z軸方向)にずれて配置されていてもよい。本実施形態のさらに別の変形例としては、モータケース101に右端子受け部131および左端子受け部132のいずれか一方のみを設ける構成を考えることができる。このような構成(変形例)であっても、半導体モジュール830の所定方向の位置ずれを規制することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による駆動装置を図11に基づいて説明する。第5実施形態では、封止体からの特別端子の突出方向(面)、ならびに、モータケースに形成される係合部の位置および形状等が上述の実施形態と異なる。
図11は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール840、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第5実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール840と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール840は、封止体520に埋設される特別端子841を有している。特別端子841は、角柱状に形成されている。特別端子841は、その端部が前面522から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子841と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する前端子受け部141を有している。前端子受け部141には、溝142が形成されている。溝142は、半導体モジュール840がモータケース101に設置されるときの特別端子841の位置、および、特別端子841の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
溝142は、z軸方向へ延びるようにして前端子受け部141に形成されている。また、溝142は、y軸方向の幅が特別端子841の突出側端部の幅よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。この構成により、特別端子841が溝142に挿入されるようにして半導体モジュール840がモータケース101に設置された場合、特別端子841は、溝142に係合される。すなわち、モータケース101の溝142が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図11において係合部143で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の前面522から突出する特別端子841と溝142(係合部143)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール840の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
また、本実施形態では、前端子受け部141は、半導体モジュール840の前面522に当接あるいは前面522との間に僅かな隙間を形成するよう設けられている。一方、ヒートシンク601は、側壁面605が半導体モジュール840の背面521に当接するよう設けられている。すなわち、前端子受け部141とヒートシンク601との間の距離は、半導体モジュール840の封止体520の厚み(前面522から背面521までの距離)と同等、あるいは当該厚みよりやや大きく設定されている。そのため、半導体モジュール840は、前端子受け部141とヒートシンク601との間に位置することにより、モータケース101に対する「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール840は、特別端子841を有し、当該特別端子841によってモータケース101に対する位置ずれが規制される。さらに、半導体モジュール840は、前端子受け部141およびヒートシンク601によってもその位置ずれが規制される。したがって、本実施形態では、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による駆動装置を図12に基づいて説明する。
図12は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール840、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第6実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール840と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
第6実施形態では、モータケース101の前端子受け部141の形状が、第5実施形態と異なるのみである。第6実施形態では、図12に示すように、前端子受け部141には、そのヒートシンク601側壁面と反ヒートシンク601側壁面とを接続するように溝142が形成されている。その他の部分は第5実施形態と同一のため、説明を省略する。
このような構成であっても、第5実施形態と同様、半導体モジュールの位置ずれを規制する効果を奏することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態による駆動装置を図13に基づいて説明する。第7実施形態では、封止体に埋設される特別端子の数、および、モータケースに形成される前端子受け部の数等が第5実施形態と異なる。
図13は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール860、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第7実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール860と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール860は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子861および特別端子862)を有している。特別端子861および特別端子862は、角柱状に形成されている。特別端子861および特別端子862は、それぞれの端部が前面522から突出するよう封止体520に設けられている。なお、本実施形態では、特別端子861は、前面522の右下端、すなわち右側面525および下面523の近傍に位置している。特別端子862は、前面522の左下端、すなわち左側面526および下面523の近傍に位置している。特別端子861および特別端子862と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する前端子受け部を2つ(前端子受け部161および前端子受け部162)有している。前端子受け部161および前端子受け部162には、それぞれ、溝163および溝164が形成されている。溝163は、半導体モジュール860がモータケース101に設置されるときの特別端子861の位置、および、特別端子861の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。溝164は、半導体モジュール860がモータケース101に設置されるときの特別端子862の位置、および、特別端子862の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
前端子受け部161および溝163ならびに前端子受け部162および溝164は、それぞれ、第5実施形態の前端子受け部141および溝142と同様の形態をなしている。つまり、本実施形態では、第5実施形態の前端子受け部162と同様の前端子受け部を2つ有していると言うことができる。すなわち、前端子受け部161の溝163が形成された部分、および、前端子受け部162の溝164が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図13において係合部165および係合部166で示す部分である。
本実施形態では、特別端子861と溝163(係合部165)との係合および特別端子862と溝164(係合部166)との係合により、第5実施形態と同様、モータケース101に対する半導体モジュール860の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。さらに、前端子受け部163および前端子受け部164とヒートシンク601とにより、モータケース101に対する半導体モジュール860の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
このように、本実施形態では、前端子受け部を2つ有しているため、第5実施形態に比べ、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
本実施形態では、図13に示すように特別端子861および特別端子862は、前面522の下面523近傍に配置されている。本実施形態の変形例としては、特別端子861または特別端子862が、前面522の上面524近傍あるいは上面524と下面523との略中間に配置されるような構成を考えることもできる。つまり、特別端子861および特別端子862は、前面522において「上面」方向(z軸方向)のどの位置に配置されていてもよい。
なお、前端子受け部163および前端子受け部164は、少なくとも一方を、第6実施形態の前端子受け部141と同様の形状に形成することももちろん可能である。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態による駆動装置を図14に基づいて説明する。第8実施形態では、封止体に埋設される特別端子の数、および、モータケースに形成される前端子受け部の形状等が第5実施形態と異なる。
図14は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール870、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第8実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール870と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール870は、封止体520に埋設される第1特別端子871および第2特別端子872を有している。すなわち、本実施形態では、特別端子は、第1特別端子871および第2特別端子872からなる。第1特別端子871および第2特別端子872は、それぞれ角柱状に形成されている。第1特別端子871および第2特別端子872は、それぞれの端部が前面522から突出するよう封止体520に設けられている。なお、本実施形態では、第1特別端子871および第2特別端子872は、前面525の下端、すなわち下面523の近傍に位置している。第1特別端子871および第2特別端子872と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する前端子受け部171を有している。前端子受け部171は、x軸に略平行な壁面172および壁面173を有している。第1特別端子871および第2特別端子872は、互いの間の距離が前端子受け部171の幅(壁面172から壁面173までの距離)と同等、あるいは当該幅よりやや大きくなるよう、封止体520に設けられている。そのため、半導体モジュール870がモータケース101の所定の位置に設置されたとき、前端子受け部171は、第1特別端子871と第2特別端子872との間に位置する。このとき、壁面172は第1特別端子871に係合可能であり、壁面173は第2特別端子872に係合可能である。すなわち、前端子受け部171の壁面172および壁面173が形成された部分は、それぞれ、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図14において係合部174および係合部175で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の前面522から突出する第1特別端子871および第2特別端子872と前端子受け部171の壁面172(係合部174)および壁面173(係合部175)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール870の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
また、本実施形態では、第5実施形態と同様、前端子受け部171とヒートシンク601との間の距離が、半導体モジュール870の封止体520の厚み(前面522から背面521までの距離)と同等、あるいは当該厚みよりやや大きく設定されている。そのため、半導体モジュール870は、前端子受け部171とヒートシンク601との間に位置することにより、モータケース101に対する「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール870は、第1特別端子871および第2特別端子872を有し、当該2つの特別端子によってモータケース101に対する位置ずれが規制される。さらに、半導体モジュール870は、前端子受け部171およびヒートシンク601によってもその位置ずれが規制される。したがって、本実施形態では、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
本実施形態では、図14に示すように第1特別端子871および第2特別端子872は、前面522の下面523近傍に配置されている。本実施形態の変形例としては、第1特別端子871または第2特別端子872が、前面522の上面524近傍あるいは上面524と下面523との略中間に配置されるような構成を考えることもできる。つまり、第1特別端子871および第2特別端子872は、前面522において「上面」方向(z軸方向)のどの位置に配置されていてもよい。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態による駆動装置を図15に基づいて説明する。第9実施形態では、モータケースに形成される前端子受け部の数等が第8実施形態と異なる。
図15は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール880、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第9実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール880と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール880は、封止体520に埋設される第1特別端子881および第2特別端子882を有している。すなわち、本実施形態では、特別端子は、第1特別端子881および第2特別端子882からなる。第1特別端子881および第2特別端子882は、それぞれ角柱状に形成されている。第1特別端子881および第2特別端子882は、それぞれの端部が前面522から突出するよう封止体520に設けられている。なお、本実施形態では、第1特別端子881および第2特別端子882は、前面525の下端、すなわち下面523の近傍に位置している。第1特別端子881および第2特別端子882と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する第1前端子受け部181および第2前端子受け部182を有している。第1前端子受け部181は、x軸に略平行な壁面183を有している。一方、第2前端子受け部182は、x軸に略平行な壁面184を有している。第1特別端子881および第2特別端子882は、第1特別端子881の右側面525側壁面と第2特別端子882の左側面526側壁面との距離が第1前端子受け部181と第2前端子受け部182との間の距離(壁面183から壁面184までの距離)と同等、あるいは当該距離よりやや大きくなるよう、封止体520に設けられている。そのため、半導体モジュール880がモータケース101の所定の位置に設置されたとき、第1特別端子881および第2特別端子882は、第1前端子受け部181と第2前端子受け部182との間に位置する。このとき、壁面183は第1特別端子881に係合可能であり、壁面184は第2特別端子882に係合可能である。すなわち、第1前端子受け部181の壁面183が形成された部分、および、第2前端子受け部182の壁面184が形成された部分は、それぞれ、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図15において係合部185および係合部186で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の前面522から突出する第1特別端子881および第2特別端子882と第1前端子受け部181の壁面183(係合部185)および第2前端子受け部182の壁面184(係合部186)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール880の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。
また、本実施形態では、第8実施形態と同様、前端子受け部(第1前端子受け部181および第2前端子受け部182)とヒートシンク601との間の距離が、半導体モジュール880の封止体520の厚み(前面522から背面521までの距離)と同等、あるいは当該厚みよりやや大きく設定されている。そのため、半導体モジュール880は、第1前端子受け部181および第2前端子受け部182とヒートシンク601との間に位置することにより、モータケース101に対する「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施形態では、半導体モジュール880は、第1特別端子881および第2特別端子882を有し、当該2つの特別端子によってモータケース101に対する位置ずれが規制される。さらに、半導体モジュール880は、第1前端子受け部181、第2前端子受け部182およびヒートシンク601によってもその位置ずれが規制される。したがって、本実施形態では、モータケース101に対する半導体モジュールの位置ずれを規制する効果が高い。
本実施形態では、図15に示すように第1特別端子881および第2特別端子882は、前面522の下面523近傍に配置されている。本実施形態の変形例として、第1特別端子881または第2特別端子882が、前面522の上面524近傍あるいは上面524と下面523との略中間に配置されるような構成を考えることもできる。つまり、第1特別端子881および第2特別端子882は、前面522において「上面」方向(z軸方向)のどの位置に配置されていてもよい。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態による駆動装置を図16に基づいて説明する。第10実施形態では、封止体からの特別端子の突出方向(面)、および、モータケースに形成される係合部の位置等が第2実施形態と異なる。
図16は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール910、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第10実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール910と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール910は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子911および特別端子912)有している。特別端子911および特別端子912は、それぞれ角柱状に形成されている。特別端子911および特別端子912は、それぞれの端部が背面521から突出するよう封止体520に設けられている。なお、特別端子911および特別端子912は、背面521における「右側面」方向(y軸方向)の直線上に、互いに所定の間隔を空けて設けられている。特別端子911および特別端子912と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
ヒートシンク601の側壁面605には、溝611および溝612が形成されている。溝611および溝612は、それぞれ、半導体モジュール910がモータケース101に設置されるときの特別端子911および特別端子912の位置、ならびに、特別端子911および特別端子912の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
溝611および溝612は、それぞれ、側壁面605に平行な仮想平面(yz平面)による断面が、特別端子911の端部および特別端子912の端部の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。この構成により、特別端子911および特別端子912のそれぞれが溝611および溝612に挿入されるようにして半導体モジュール910がモータケース101に設置された場合、特別端子911および特別端子912は、それぞれ、溝611および溝612に係合される。すなわち、ヒートシンク601の溝611および溝612が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図16において係合部613および係合部614で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の背面521から突出する特別端子911および特別端子912と溝611(係合部613)および溝612(係合部614)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール910の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。また、本実施形態では、特別端子911および特別端子912と溝611および溝612との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール910の「下面」方向および「上面」方向(z軸方向)の位置ずれについても規制可能である。さらに、本実施形態では、半導体モジュール910は背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によって、モータケース101に対する半導体モジュール910の「背面」方向の位置ずれについても規制可能である。
本実施形態では、図16に示すように特別端子911および特別端子912は、背面521において「右側面」方向(y軸方向)の直線上に位置し、互いに所定の間隔を空けて配置されている。本実施形態の変形例としては、特別端子911および特別端子912が「右側面」方向(y軸方向)の直線上にない構成を考えることができる。つまり、特別端子911と特別端子912とは、背面521に対し互いに「上面」方向(z軸方向)にずれて配置されていてもよい。
なお、本実施形態では半導体モジュール910は2つの特別端子(特別端子911および特別端子912)を有しているが、半導体モジュール910の構成として、前記2つの特別端子のうちの1つを有する構成を考えることもできる。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態による駆動装置を図17に基づいて説明する。第11実施形態では、特別端子の形状、および、ヒートシンクに形成される溝の形状等が第10実施形態と異なる。
図17(A)は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール920、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第11実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール920と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール920は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子921および特別端子923)有している。特別端子921および特別端子923は、それぞれの端部が背面521から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子921は、その突出側の端部から「左側面」方向へ延びる延出部922を有している(図17(B)参照)。特別端子923は、その突出側の端部から「右側面」方向へ延びる延出部924を有している。すなわち、特別端子921および特別端子923は、それぞれ、「上面」方向(z軸方向)から見ると略L字状に形成されている。なお、特別端子921および特別端子923は、背面521における「右側面」方向(y軸方向)の直線上に、互いに所定の間隔を空けて設けられている。特別端子921および特別端子923と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
ヒートシンク601の側壁面605には、溝621および溝622が形成されている。溝621および溝622は、それぞれ、半導体モジュール920がモータケース101に設置されるときの特別端子921および特別端子923の位置、ならびに、特別端子921および特別端子923の封止体520からの突出部分の形状に対応するよう形成されている。
溝621および溝622は、それぞれ、側壁面605においてz軸方向へ延びるように形成され、一方の端部がヒートシンク601の上壁面609に開口している。ここで、上壁面609は、側壁面605の反壁面108側端部に隣接する壁面であり、壁面108と略平行に形成されている。溝621および溝622は、上壁面609に平行な仮想平面(xy平面)による断面が、特別端子921および特別端子923の封止体520からの突出部分の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。すなわち、溝621および溝622は、それぞれ、上壁面609に平行な仮想平面(xy平面)による断面の形状が略L字状となるよう形成されている。
この構成により、特別端子921および特別端子923のそれぞれが溝621および溝622に挿入されるようにして半導体モジュール920がモータケース101に設置された場合、特別端子921および特別端子923は、それぞれ、溝621および溝622に係合される。すなわち、ヒートシンク601の溝621および溝622が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図17(A)において係合部623および係合部624で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の背面521から突出する特別端子921および特別端子923と溝621(係合部623)および溝622(係合部624)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール920の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。また、本実施形態では、特別端子921および特別端子923がそれぞれ略L字状に形成されているため、モータケース101に対する半導体モジュール920の「前面」方向(半導体モジュール920がヒートシンク601から遠ざかる方向)の位置ずれについても規制可能である。さらに、本実施形態では、半導体モジュール920は背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によって、モータケース101に対する半導体モジュール920の「背面」方向の位置ずれについても規制可能である。
本実施形態では、図17に示すように特別端子921および特別端子923は、背面521において「右側面」方向(y軸方向)の直線上に位置し、互いに所定の間隔を空けて配置されている。本実施形態の変形例としては、特別端子921および特別端子923が「右側面」方向(y軸方向)の直線上にない構成を考えることができる。つまり、特別端子921と特別端子923とは、背面521に対し互いに「上面」方向(z軸方向)にずれて配置されていてもよい。
なお、本実施形態では半導体モジュール920は同形状の2つの特別端子(特別端子921および特別端子923)を有しているが、半導体モジュール920の構成として、前記2つの特別端子のうちの1つを有する構成を考えることもできる。
(第12実施形態)
本発明の第12実施形態による駆動装置を図18に基づいて説明する。第12実施形態では、特別端子の形状、および、ヒートシンクに形成される溝の形状等が第11実施形態と異なる。
図18(A)は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール930、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第12実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール930と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール930は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子931および特別端子933)有している。特別端子931および特別端子933は、それぞれの端部が背面521から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子931および特別端子933は、背面521の上端、すなわち上面524の近傍に位置している。特別端子931は、その突出側の端部から「下面」方向へ延びる延出部932を有している(図18(B)参照)。特別端子933は、その突出側の端部から「下側面」方向へ延びる延出部934を有している。すなわち、特別端子931および特別端子933は、それぞれ、「右側面」方向(y軸方向)から見ると略L字状に形成されている。なお、特別端子931は、背面521の右上端、すなわち右側面525および上面524の近傍に位置している。一方、特別端子933は、背面521の左上端、すなわち左側面526および上面524の近傍に位置している。特別端子931および特別端子933と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
ヒートシンク601の上壁面609には、溝631および溝632が形成されている。溝631および溝632は、それぞれ、半導体モジュール930がモータケース101に設置されるときの延出部932および延出部934の位置、ならびに、延出部932および延出部934の形状に対応するよう形成されている。溝631および溝632は、それぞれ、上壁面609に平行な仮想平面(xy平面)による断面が、延出部932および延出部934の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。
この構成により、延出部932および延出部934のそれぞれが溝631および溝632に挿入されるようにして半導体モジュール930がモータケース101に設置された場合、特別端子931および特別端子933は、それぞれ、溝631および溝632に係合される。すなわち、ヒートシンク601の溝631および溝632が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図18(A)において係合部633および係合部634で示す部分である。
本実施形態では、特別端子931および特別端子933のそれぞれから延出する延出部932および延出部934と溝631(係合部633)および溝632(係合部634)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール930の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。また、本実施形態では、特別端子931および特別端子933がそれぞれ略L字状に形成されているため、モータケース101に対する半導体モジュール930の「前面」方向(半導体モジュール930がヒートシンク601から遠ざかる方向)の位置ずれについても規制可能である。さらに、本実施形態では、半導体モジュール930は背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によって、モータケース101に対する半導体モジュール930の「背面」方向の位置ずれについても規制可能である。
なお、本実施形態では半導体モジュール930は同形状の2つの特別端子(特別端子931および特別端子933)を有しているが、半導体モジュール930の構成として、前記2つの特別端子のうちの1つを有する構成を考えることもできる。
(第13実施形態)
本発明の第13実施形態による駆動装置を図19に基づいて説明する。第13実施形態では、特別端子の数および形状、ならびに、ヒートシンクに形成される溝の形状および数等が第11実施形態と異なる。
図19は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール940、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第13実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール940と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール940は、封止体520に埋設される特別端子941を有している。特別端子941は、その端部が背面521から突出するよう封止体520に設けられている。特別端子941は、その突出側の端部から「左側面」方向へ延びる延出部942を有している。また、特別端子941は、その突出側の端部から「右側面」方向、すなわち延出部942とは反対方向へ延びる延出部943を有している。つまり、特別端子941は、「上面」方向(z軸方向)から見ると略T字状に形成されている。特別端子941と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
ヒートシンク601の側壁面605には、溝641が形成されている。溝641は、半導体モジュール940がモータケース101に設置されるときの特別端子941の位置、および、特別端子941の封止体520からの突出部分の形状に対応するよう形成されている。
溝641は、側壁面605においてz軸方向へ延びるように形成され、一方の端部がヒートシンク601の上壁面609に開口している。溝641は、上壁面609に平行な仮想平面(xy平面)による断面が、特別端子941の封止体520からの突出部分の断面よりやや大きく、あるいは概ね同等に形成されている。すなわち、溝641は、上壁面609に平行な仮想平面(xy平面)による断面の形状が略T字状となるよう形成されている。
この構成により、特別端子941が溝641に挿入されるようにして半導体モジュール940がモータケース101に設置された場合、特別端子941は、溝641に係合される。すなわち、ヒートシンク601の溝641が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図19において係合部642で示す部分である。
本実施形態では、封止体520の背面521から突出する特別端子941と溝641(係合部642)との係合によって、モータケース101に対する半導体モジュール940の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。また、本実施形態では、特別端子941が略T字状に形成されているため、モータケース101に対する半導体モジュール940の「前面」方向(半導体モジュール940がヒートシンク601から遠ざかる方向)の位置ずれについても規制可能である。さらに、本実施形態では、半導体モジュール940は背面521がヒートシンク601の側壁面605に当接するよう設けられるため、ヒートシンク601によって、モータケース101に対する半導体モジュール940の「背面」方向の位置ずれについても規制可能である。
なお、本実施形態では半導体モジュール940は略T字状の特別端子941を1つ有しているが、半導体モジュール940の構成として、特別端子941を複数有する構成を考えることもできる。
(第14実施形態)
本発明の第14実施形態による駆動装置を図20に基づいて説明する。第14実施形態は、上述の実施形態の組み合わせの一例を示すものである。
図20は、モータケース101への設置前の状態の半導体モジュール890、および、モータケース101の一部を概略的に示す模式図である。第14実施形態では、上述の実施形態と同様、半導体モジュール890と同じ形態のものが合計6つモータケース101に設置されている(図示せず)。
半導体モジュール890は、封止体520に埋設される特別端子を2つ(特別端子891および特別端子892)有している。特別端子891および特別端子892は、角柱状に形成されている。特別端子891は、その端部が右側面525から突出するよう封止体520に設けられている。一方、特別端子892は、その端部が前面522から突出するよう封止体520に設けられている。本実施形態では、特別端子891は、右側面525の下端、すなわち下面523の近傍に位置している。特別端子892は、前面522の左下端、すなわち左側面526および下面523の近傍に位置している。特別端子891および特別端子892と半導体チップ511との間は、電気的に絶縁されている。
モータケース101は、隔壁107の壁面108からz軸方向へ延出する右端子受け部191および前端子受け部192を有している。右端子受け部191および前端子受け部192には、それぞれ、溝193および溝194が形成されている。溝193は、半導体モジュール890がモータケース101に設置されるときの特別端子891の位置、および、特別端子891の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。溝194は、半導体モジュール890がモータケース101に設置されるときの特別端子892の位置、および、特別端子892の突出側端部の形状に対応するよう形成されている。
右端子受け部191および溝193は、第4実施形態の右端子受け部131および溝133と同様の形態をなしている。前端子受け部192および溝194は、第5実施形態の前端子受け部141および溝142と同様の形態をなしている。つまり、本実施形態は、第4実施形態および第5実施形態の要部を組み合わせた形態を示すものである。右端子受け部191の溝193が形成された部分、および、前端子受け部192の溝194が形成された部分は、特許請求の範囲における「係合部」をなす。当該「係合部」は、図20において係合部195および係合部196で示す部分である。
本実施形態では、特別端子891と溝193(係合部195)との係合により、モータケース101に対する半導体モジュール890の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。また、特別端子892と溝194(係合部196)との係合により、モータケース101に対する半導体モジュール890の「右側面」方向および「左側面」方向(y軸方向)の位置ずれが規制される。さらに、前端子受け部192とヒートシンク601とによっても、モータケース101に対する半導体モジュール890の「前面」方向および「背面」方向(x軸方向)の位置ずれが規制される。
このように、本実施形態では、右端子受け部191(係合部195)および前端子受け部192(係合部196)を有している。そのため、右端子受け部191および前端子受け部192は、それぞれ、半導体モジュール890の所定方向の位置ずれを規制する効果を発揮する。したがって、本実施形態では、第4実施形態による効果および第5実施形態による効果の両方を享受することができる。
(他の実施形態)
上述の第14実施形態では、第4実施形態および第5実施形態の要部を組み合わせた形態を示した。本発明の他の実施形態では、第14実施形態のように、構成上の阻害要因がない限り上述の各実施形態のいかなる構成をも組み合わせることができる。また、上述の各実施形態のように特別端子が封止体の1つの面あたり1つまたは2つ設けられる構成に限らず、特別端子が封止体の1つの面あたり3つ以上設けられる構成を考えることもできる。
また、本発明の他の実施形態では、特別端子は、角柱状に限らず、円柱状、多角柱状、および半球状等、あらゆる立体形状に形成されていてもよい。ただし、この場合、特別端子に対応する係合部の形状は、特別端子の形状に対応するよう形成する必要がある。
また、本発明の他の実施形態では、モータのステータに巻回されるコイル線の取出線は、6つに限らず、いくつであってもよい。当該取出線の数に対応した個数の半導体モジュールが駆動装置に搭載される。
また、本発明の他の実施形態では、半導体チップと特別端子との間を電気的に接続した構成としてもよい。この構成の場合、特別端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制するための端子」としてだけではなく、「半導体チップと他の部材との間を電気的に接続するための端子」としても利用できる。これにより、特別端子を例えば半導体チップのグランド用端子として利用することができる。
あるいは、封止体から突出する半導体チップのグランド用端子を「半導体モジュールの位置ずれを抑制する」ための特別端子として利用することとしてもよい。この場合、グランド用端子の位置および形状等に対応する係合部をモータケースに形成すれば、半導体モジュールの位置ずれを抑制する効果を奏することができる。
また、本発明の他の実施形態では、半導体モジュールの半導体チップは、一部が封止体から露出していてもよい。つまり、半導体チップが封止体の背面に露出するという具合である。この場合、半導体モジュールの背面(半導体チップの一部)とヒートシンクの側壁面とを、例えば絶縁放熱シート等を間に挟んで当接させれば、半導体チップの熱を効果的に放熱することができる。なお、このとき、絶縁放熱シートは、封止体の一部を構成する部材とみなすことができる。
また、本発明の他の実施形態では、ヒートシンクはモータ軸方向に延出されていなくてもよい。すなわち、ヒートシンクの側壁面は、モータ軸に対し傾斜、あるいはモータ軸に対し垂直となるよう形成されていてもよい。また、ヒートシンクの側壁面とモータケースの壁面(半導体モジュールの下面に対向する壁面)とのなす角は、直角でなくてもよい。また、半導体モジュールの背面をヒートシンクの側壁面に十分に接触させるよう付勢部材としての板ばね等を備える構成としてもよい。
また、本発明の他の実施形態として、ヒートシンクを設けない構成を考えることもできる。本発明の場合、ヒートシンクを設けなくても、特別端子およびモータケースの係合部により半導体モジュールの位置ずれを規制することができる。
上述の実施形態では、半導体チップのチップ面の垂線がモータ軸に対して垂直となるよう半導体モジュールを縦配置する例を示した。本発明の他の実施形態では、半導体モジュールを縦配置とせず、前記垂線がモータ軸に対して傾斜するような斜め配置、あるいは前記垂線がモータ軸に対して平行となるような横配置としてもよい。また、上述の各実施形態のように半導体モジュールがモータケースのモータ軸方向に配置される構成に限らず、半導体モジュールがモータケースの径方向外側に配置される構成を考えることもできる。
上記実施形態はEPSに採用されるものを例に挙げたが、他の分野への適用ももちろん可能である。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1:駆動装置、30:モータ、101:モータケース、110、113、114、135、136、143、165、166、174、175、185、186、195、196、613、614、623、624、633、634、642:係合部、201:ステータ、301:ロータ、401:シャフト、501、502、503、504、505、506、810、820、830、840、860、870、880、890、910、920、930、940:半導体モジュール、511:半導体チップ、520:封止体、530、811、812、831、832、841、861、862、871、872、881、882、911、912、921、923、931、933、941、891、892:特別端子

Claims (25)

  1. 筒状のモータケース、当該モータケースの径方向内側に配置され複数相を構成するよう巻線が巻回されたステータ、当該ステータの径方向内側に配置されるロータ、および、当該ロータと共に回転するシャフトを有するモータと、
    前記複数相の巻線に流れる巻線電流を切り換えるための半導体チップ、当該半導体チップを覆う封止体、および、当該封止体に埋設される特別端子を有する半導体モジュールと、を備え、
    前記モータケースは、前記特別端子に対応する係合部を有し、
    前記特別端子は、前記係合部に係合されることで前記モータケースに対する前記半導体モジュールの位置ずれを規制可能なよう、前記封止体から突出していることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記モータケースは、その壁面から延出する放熱部を有し、
    前記半導体モジュールは、前記放熱部に当接するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記封止体は、略直方体形状に形成され、
    前記封止体の6つの面のうち、前記半導体チップのチップ面と略平行となる面を背面、当該背面の反対側の面を前面とし、その他の4つの面のうちの1つを下面とし、当該下面の反対側の面を上面とし、残る2つの面をそれぞれ右側面および左側面とすると、
    前記半導体モジュールは、前記背面が前記放熱部に当接するよう設けられていることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記係合部は、前記壁面に形成されており、
    前記特別端子は、前記壁面に形成された溝に挿入されることで前記係合部に係合されるよう、前記下面から突出していることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記係合部は、前記壁面から延出する右端子受け部に形成されており、
    前記特別端子は、前記右端子受け部に形成された溝に挿入されることで前記係合部に係合されるよう、前記右側面から突出していることを特徴とする請求項3または4に記載の駆動装置。
  6. 前記係合部は、前記壁面から延出する左端子受け部に形成されており、
    前記特別端子は、前記左端子受け部に形成された溝に挿入されることで前記係合部に係合されるよう、前記左側面から突出していることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の駆動装置。
  7. 前記係合部は、前記壁面から延出する前端子受け部に形成されており、
    前記特別端子は、前記前端子受け部に形成された溝に挿入されることで前記係合部に係合されるよう、前記前面から突出していることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  8. 前記係合部は、前記壁面から延出する前端子受け部に形成されており、
    前記特別端子は、第1特別端子および第2特別端子からなり、
    前記第1特別端子および前記第2特別端子は、間に前記前端子受け部が位置することで前記係合部に係合されるよう、前記前面から突出していることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 前記係合部は、前記壁面から延出する第1前端子受け部および第2前端子受け部に形成されており、
    前記特別端子は、第1特別端子および第2特別端子からなり、
    前記第1特別端子および前記第2特別端子は、前記第1前端子受け部と前記第2前端子受け部との間に位置することで前記係合部に係合されるよう、前記前面から突出していることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  10. 前記係合部は、前記放熱部に形成されており、
    前記特別端子は、前記放熱部に形成された溝に挿入されることで前記係合部に係合されるよう、前記背面から突出していることを特徴とする請求項3〜9に記載の駆動装置。
  11. 前記特別端子は、前記封止体の少なくとも1つの面の複数箇所から突出するよう、1つの面あたり複数設けられ、
    前記モータケースには、複数の前記特別端子それぞれに対応する係合部が形成されていることを特徴とする請求項3〜10のいずれか一項に記載の駆動装置。
  12. 前記特別端子は、少なくとも1つがL字状に形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の駆動装置。
  13. 前記特別端子は、少なくとも1つがT字状に形成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の駆動装置。
  14. 前記特別端子と前記半導体チップとの間は、電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の駆動装置。
  15. 前記特別端子と前記半導体チップとの間は、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の駆動装置。
  16. 前記半導体モジュールは、複数設けられていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の駆動装置。
  17. 前記半導体モジュールは、前記モータケースの前記シャフトの中心線方向の反ロータ側に、前記半導体チップのチップ面の垂線が前記シャフトの中心線と非平行となるよう縦配置されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の駆動装置。
  18. 前記半導体モジュールは、前記垂線が前記シャフトの中心線に垂直となるよう配置されていることを特徴とする請求項17に記載の駆動装置。
  19. 筒状のモータケース、当該モータケースの径方向内側に配置され複数相を構成するよう巻線が巻回されたステータ、当該ステータの径方向内側に配置されるロータ、および、当該ロータと共に回転するシャフトを有するモータに組み付けられる半導体モジュールであって、
    前記複数相の巻線に流れる巻線電流を切り換えるための半導体チップと、
    前記半導体チップを覆う封止体と、
    前記モータケースに形成された係合部に係合されることで前記モータケースに対する前記半導体モジュールの位置ずれが規制されることが可能なよう、前記封止体から突出した状態で前記封止体に設けられる特別端子と、を備えることを特徴とする半導体モジュール。
  20. 前記封止体は、略直方体形状に形成されていることを特徴とする請求項19に記載の半導体モジュール。
  21. 前記特別端子は、前記封止体の少なくとも1つの面の複数箇所から突出するよう、1つの面あたり複数設けられていることを特徴とする請求項20に記載の半導体モジュール。
  22. 前記特別端子は、少なくとも1つがL字状に形成されていることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一項に記載の半導体モジュール。
  23. 前記特別端子は、少なくとも1つがT字状に形成されていることを特徴とする請求項19〜22のいずれか一項に記載の半導体モジュール。
  24. 前記特別端子と前記半導体チップとの間は、電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載の半導体モジュール。
  25. 前記特別端子と前記半導体チップとの間は、電気的に接続されていることを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載の半導体モジュール。
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