JP5316013B2 - 積載領域ネスティング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、一つの板材組立製品となる板材セットの各板材部品につき、素材板材からの切り取り加工後に搬送台車上等の積載領域に積載するにつき、その板材部品の配置のネスティングを行う積載領域ネスティング装置に関する。
板金製のボックス類等では、複数枚の板材部品を溶接やボルト止め等で組み立てて板材組立製品とされる。各板材部品は、素材板材からの切り取り加工をパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機により行い、切り取られた板材部品を搬送台車等に積載し、曲げ工程、タップ工程、溶接工程等の次工程に搬送する。
前記板材加工機による板材加工では、必ずしも一つの板材組立製品分となる板材部品のセット品毎に加工せず、素材板材の歩留り等の観点から、素材板材に対する板材部品のネスティングを重視した加工順が採られることが多い。そのため、種類の互いに異なる複数セット分の板材部品が、入り交じって切り取り加工される。
このように切り取り加工された板材部品は、セット品外の一般的な切り取り加工と同様に、大きさや、切り取り順等で搬送台車等の積載領域に積載される。
パンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機により、素材板材から切り取った板材部品を積載領域に積載する一般的な積載形態としては、素材板材に対する板材部品のネスティングした状態での積載形態や、板材部品の種類別、部品属性別等に積載している(例えば特許文献1)。上記セット品の場合や、このような積載形態が採られる。
特許第2830823号公報
上記のように、従来は素材板材へのネスティング状態での積載、板材部品の種類別、部品属性別等に積載しているため、台車などに積載した状態で、そのまま溶接等の後工程へ移動する場合などに、後工程でセット品となる部品の纏まりが分からない。そのため、作業者が板材部品を識別して、溶接等の後工程の纏まりを判断し、溶接等の後工程の作業を行う必要がある。または、再度、積載し直して後工程へ移動する必要が発生していた。
この発明の目的は、一板材組立製品となるセット品の各板材部品が混じることなく積載できて、後工程で作業者がセット品の判断を板材部品毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れるネスティングが可能な積載領域ネスティング装置を提供することである。
この発明の他の目的は、セット品の各板材部品を同じ場所に重ねて積載するにつき、セット品内の最大の板材部品からはみ出す板材部品があっても、適切にセット毎の積載領域を定めることを可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、搬送台車へ積載する場合に効果的に適用可能とすることである。
この発明に係る第1の積載領域ネスティング装置を、実施形態に対応する図1と共に説明する。この積載領域ネスティング装置(21)は、切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品となる複数の板材部品(W)からなる板材セット(SA,SB,…)の各板材部品(W)を、複数セット分、積載領域(R)に集積するために前記積載領域(R)を板材部品(W)の形状データでネスティングする装置である。
この積載領域ネスティング装置(21)は、前記各板材部品(W)の形状データ(Dw)、および各板材部品(W)がどの板材セット(SA,SB,…)に属するかを示すセット品区分データ(Ds)を含む板材部品データ(D)を、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する板材部品データ記憶手段(22)と、
この板材部品データ記憶手段(22)に記憶された各板材部品(W)の中から、個々の板材セット(SA,SB,…)の中の最も大きい板材部品(W)を抽出する最大部品抽出手段(24)と、
この最大部品抽出手段(24)で抽出した板材部品(W)の形状によって前記積載領域(R)を設定規則に従ってネスティングすることで、個々の板材セット(S1,S2,…)の積載領域であるセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を定める領域ネスティング手段(25)と、
前記板材部品データ記憶手段(22)に記憶された各板材部品(W)につき、前記領域ネスティング手段(25)で定められた対応する板材セット(SA,SB,…)のセット毎積載領域(RSA,RSB,…)内に配置を、設定規則に従って定める部品ネスティング手段(26)とを備える。
この構成によると、まず、個々の板材セット(SA,SB,…)の中の最も大きい板材部品(W)を抽出し、その抽出した板材部品(W)の形状によって従ってネスティングする。これにより、個々の板材セット(SA,SB,…)の積載領域であるセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を確保する。各板材部品(W)は、この定められたセット毎積載領域(RSA,RSB,…)内に配置を定める。
このため、複数の板材セット(SA,SB,…)の板材部品(W)を同時に積載するにつき、板材セットの板材部品(W)がまざらないように積載することができる。そのため、後工程で作業者が、セット品の判断を板材部品(W)毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れる。また、板材セットの中の最も大きい板材部品(W)で積載領域(R)をネスティングしてセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を確保するため、1セット分の積み重ね範囲を演算することなく、簡単な演算処理でセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を定めることができる。一般的に板材組立製品は、主となる1枚の大きな板材部品(W)と、これに組付けられる補助的な板材部品(W)と構成されるため、主となる1枚の大きな板材部品(W)の範囲に全ての板材部品(W)を積載することが可能である。そのため、最も大きい板材部品(W)でセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を確保すれば、大抵の場合は、その定めたセット毎積載領域(RSA,RSB,…)内に全ての板材部品(W)を配置することができる。なお、「最も大きい」とは、板材部品(W)の面積で判断しても、また板材部品(W)の縦横寸法の中で最大となる寸法で判断しても良い。面積で判断する場合は、例えば各板材部品(W)が収まる矩形範囲を求め、その矩形範囲の面積で判断しても良い。
この発明に係る第2の積載領域ネスティング装置(21A)を、実施形態に対応する図5と共に説明する。この積載領域ネスティング装置(21A)は、切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品となる複数の板材部品(W)からなる板材セット(S1,S2,…)の各板材部品(W)を、複数セット分、積載領域(R)に集積するために前記積載領域(R)を板材部品(W)の形状データでネスティングする装置であって、前記各板材部品(W)の形状データ(Dw)、および各板材部品(W)がどの板材セット(SA,SB,…)に属するかを示すセット品区分データ(Ds)を含む板材部品データ(D)を、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する板材部品データ記憶手段(22)を有する点、および前記板材部品データ記憶手段(22)に記憶された各板材部品(W)につき、前記領域ネスティング手段(25A)で定められた対応する板材セット(SA,SB,…)のセット毎積載領域(RSA,RSB,…)内に配置を、設定規則に従って定める部品ネスティング手段(26)とを備える点については、上記第1の積載領域ネスティング装置(21)と同様である。
第2の第2の積載領域ネスティング装置(21A)では、板材部品データ記憶手段(22)に記憶された各板材セット(SA,SB,…)毎に、その板材セット内の板材部品(W)を積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状(KSA,KSB,…)を、設定規則に従って計算するセット毎積載所要形状計算手段(24A)を備える。
領域ネスティング手段(25A)は、上記の計算されたセット毎積載所要形状(KSA,KSB,…)で前記積載領域(R)を設定規則に従ってネスティングすることにより、個々の板材セット(SA,SB,…)の積載領域であるセット毎積載領域(RSA,RSB,…)を定めるものとする。
この構成の場合は、セット毎積載所要形状計算手段(24A)が、板材セット内の板材部品(W)を積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状(KSA,KSB,…)を計算し、このセット毎積載所要形状(KSA,KSB,…)でネスティングするため、演算処理は最大部品抽出に比べて煩雑とはなるが、セット内の最大の板材部品(W)の範囲内に収まらない形状の板材部品(W)が存在しても、適切なネスティングが行える。その他の作用,効果は、第1の積載領域ネスティング装置(21)と同様である。
これら第1および第2の積載領域ネスティング装置(21,21A)において、前記積載領域は、搬送台車(3)の積載部であっても良い。搬送台車(3)であると、積載された板材部品(W)を後工程へその搬送台車(3)に載せたままで搬送することができる。このような搬送台車(3)へ積載する場合に、この発明における、セット品の各板材部品(W)が混じることなく積載できて、後工程で作業者がセット品の判断を板材部品毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れるという効果が、より効果的に発揮される。
この発明における第1の積載領域ネスティング装置は、切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品となる複数の板材部品からなる板材セットの各板材部品を、複数セット分、積載領域に集積するために前記積載領域を板材部品の形状データでネスティングする装置であって、前記各板材部品の形状データ、および各板材部品がどの板材セットに属するかを示すセット品区分データを含む板材部品データを、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する板材部品データ記憶手段と、この板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品の中から、個々の板材セットの中の最も大きい板材部品を抽出する最大部品抽出手段と、この最大部品抽出手段で抽出した板材部品の形状によって前記積載領域を設定規則に従ってネスティングすることで、個々の板材セットの積載領域であるセット毎積載領域を定める領域ネスティング手段と、前記板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品につき、前記領域ネスティング手段で定められた対応する板材セットのセット毎積載領域内に、設定規則に従って配置を定める部品ネスティング手段とを備えるため、一板材組立製品となるセット品の各板材部品が混じることなく積載できて、後工程で作業者がセット品の判断を板材部品毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れるネスティングが可能となる。また、演算処理も簡単である。
この発明における第2の積載領域ネスティング装置は、板材部品データ記憶手段に記憶された各板材セット毎に、その板材セット内の板材部品を積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状を設定規則に従って計算するセット毎積載所要形状計算手段と、この計算されたセット毎積載所要形状で前記積載領域を設定規則に従ってネスティングすることにより、個々の板材セットの積載領域であるセット毎積載領域を定める領域ネスティング手段と、前記板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品につき、前記領域ネスティング手段で定められた対応する板材セットのセット毎積載領域内に、設定規則に従って配置を定める部品ネスティング手段とを備えるため、一板材組立製品となるセット品の各板材部品が混じることなく積載できて、後工程で作業者がセット品の判断を板材部品毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れる。また、セット品の各板材部品を同じ場所に重ねて積載するにつき、セット品内の最大の板材部品からはみ出す板材部品があっても、適切にセット毎の積載領域を定めることができる。
また、この発明は、前記積載領域が搬送台車の積載部である場合に、この発明におけるセット品の各板材部品が混じることなく積載できて、後工程で作業者がセット品の判断を板材部品毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れるという効果が、より一層効果的となる。
この発明の一実施形態に係る積載領域ネスティング装置の概念構成を示すブロック図である。 同積載領域ネスティング装置の処理の概略説明図である。 同積載領域ネスティング装置のネスティング対象となる載置領域を含む板材加工設備の一例を示す斜視図である。 同載置領域を有する搬送台車の斜視図である。 この発明の他の実施形態に係る積載領域ネスティング装置の概念構成を示すブロック図である。 同積載領域ネスティング装置の処理の概略説明図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図4は、積載領域ネスティングの対象の一例となる搬送台車3を備えた板材加工設備の一例を示す。この板材加工設備は、板材加工機1、板材搬送装置2、および上記搬送台車3を備える。
板材加工機1は、素材板材W0から複数の板材部品Wを切り取る加工が可能な加工機であり、パンチプレスまたはレーザ加工機等からなる。板材加工機1は、加工を施す加工ヘッド4、およびテーブル5上の素材板材Wを加工ヘッド部4に前後(Y方向),左右(X方向)に送る板材送り機構6を備える。板材加工機1は、コンピュータ式の加工機制御装置33により制御される。
板材搬送装置2は、板材加工機1のテーブル5上に対して、各板材部品Wの搬出、および素材板材Wの搬入を行う装置である。板材搬送装置2は、レール7上を前後移動する前後移動台8に、左右方向に延びる架設レール9を設け、この架設レール9に走行体10を走行自在に設置したものである。走行体10は、素材板材Wや板材部品Wを吸着して把持する板材保持部11を有している。板材保持部11は、複数の真空吸着パッド等により構成される。板材搬送装置2は、2本のレール7間の載置エリアEに設置されて複数のパレットを有する板材ストッカ(図示せず)と、載置エリアEの側方に置かれた上記搬送台車3とに、板材部品Wを振り分けて搬出する。板材搬送装置2は、搬送制御装置30により制御される。
図3に示すように、搬送台車3は、台車本体15にキャスタ16を設けたものであり、立掛け載置部17と、上段載置部18と、下段載置部19との3種類の載置部を有している。立掛け載置部17は、底板部17aと持たせ用の立板部17bとを有する。上段載置部18は、台車本体15の上面である。下段載置部19は、台車本体15に対して引出しおよび収納自在な可動棚として設けられている。下段載置部19は、引出しとなるボックス状としても良い。
図1において、加工機制御装置33は、加工プログラム32によって制御される数値制御式の装置であり、その加工加工プログラム32は、自動プログラミング装置からなる加工プログラム作成装置31によって生成される。
搬送制御装置30は、搬送プログラム29によって制御されるコンピュータ制御式の装置であり、搬送プログラム29は、自動プログラミング装置からなる搬送プログラム作成装置28によって生成される。この搬送プログラム作成装置28の一部として、またはそのプログラム作成に使用するデータの生成手段として、この積載領域ネスティング装置21が設けられる。
この積載領域ネスティング装置21は、複数の板材部品からなる板材セットSA,SB…の各板材部品W(WSA1,WSA2,…WSB1,…)を、複数セット分、積載領域Rに集積するために、前記積載領域Rを板材部品Wの形状データでネスティングする装置である。
板材セットSA,SB…は、板材加工機1による切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品(図示せず)となる各板材部品Wの組のことである。板材組立製品は、例えば配電ボックス等の板金製の箱類等であり、溶接やねじ止め等により組み立てられる。切取加工後の後工程としては、曲げ工程、溶接工程、タップ工程、ねじ止め工程等があり、各板材部品Wに応じて施される。
積載領域Rは、前記搬送台車3の各載置部17〜19(図3)であり、上段載置部18が第1の積載領域R1となり、下段載置部19が第2の積載領域R2となり、立掛け載置部17が第3の積載領域R3となる。なお、この実施形態では、立掛け載置部17からなる第3の積載領域R1は、使用していない。搬送台車3は、積載された板材部品Wを、走行によって後工程へ搬送する台車である。
積載領域ネスティング装置21は、コンピュータおよびこれに実行されるプログラム(図示せず)により構成される。積載領域ネスティング装置21には、板材部品データ記憶手段22、積載領域記憶手段23、最大部品抽出手段24、領域ネスティング手段25、部品ネスティング手段26、およびネスティング結果記憶手段27を有している。積載領域記憶手段23は、各積載領域R1〜R3の範囲を記憶した手段である。
板材部品データ記憶手段22は、各板材部品W(WSA1,WSA2,…WSB1,…)の形状データ、および各板材部品Wがどの板材セットSA,SB…に属するかを示すセット品区分データ、並びに各板材部品Wの識別データを含む板材部品データDを、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する手段である。各板材部品(WSA1,WSA2,…WSB1,…)の記憶順は任意で良い。
最大部品抽出手段24は、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材部品Wの中から、個々の板材セットSA,SB…の中の最も大きい板材部品Wを抽出する手段である。この場合の大きさの比較は、板材部品Wの面積で判断しても、また板材部品Wの縦横寸法の中で最大となる寸法で判断しても良い。面積で判断する場合は、例えば各板材部品(W)が収まる矩形範囲を求め、その矩形範囲の面積で判断しても良い。
領域ネスティング手段25は、最大部品抽出手段24で抽出した板材部品Wの形状によって前記積載領域R(R1,R2)を設定規則に従ってネスティングすることで、個々の板材セットSA,SB…の積載領域であるセット毎積載領域RSA,RSB…を定める手段である。上記設定規則は、任意に定めた規則で良く、例えば各積載領域R1,R2に端から順に配置するものとしても良い。
部品ネスティング手段27は、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材部品Wにつき、領域ネスティング手段25で定められた対応する板材セットSA,SB…のセット毎積載領域RSA,RSB…内に、設定規則に従って配置を定める手段である。この場合の設定規則も、任意に定めた規則であっても良い。また、各セット毎積載領域RSA,RSB…内での積載順は、必ずしも最大の板材部品Wを最層に積載する必要はなく、例えば切り取り加工順にセット毎積載領域RSA,RSB…内に板材部品Wを並べて載せ、セット毎積載領域RSA,RSB…における同じ層内に載置できないときに積み重ねる規則としても良い。
ネスティング結果記憶手段27は、部品ネスティング手段27による板材部品Wのネスティング結果を記憶する手段である。ネスティング結果記憶手段27には、この板材部品Wのネスティング結果と共に、領域ネスティング手段25のネスティング結果であるセット毎積載領域RSA,RSB…についても記憶するようにしても良い。これらのネスティング結果は、搬送プログラム作成装置28に入力され、搬送プログラム29の生成に用いられる。
上記構成による積載領域ネスティング装置21の処理方法を説明する。図2は、その処理の具内的内容の例を示す。この例は、説明の簡明のために、一般的に想定される実施の場合に比べて、板材部品Wの枚数を少なくして示している。
板材部品データ記憶手段22には、ネスティング対象分の複数の板材セットSA,SB,…の各板材部品Wについて、その形状データDwおよびセット品区分データDsを含む板材部品データDを記憶させておく。図2の例では、同図(B)に示す板材部品Wがネスティング対象分の板材部品Wである。同図の例では、板材セットSAに板材部品WとしてWSA1,WSA2,WSA3の3枚がある。板材セットSBに板材部品Wとしては、WSB2,WSB2,WSB3の3枚がある。板材セットSCの板材部品Wは、WSC1の1枚である。なお、同図(A)は積載領域R(R1〜R3)を示す。
最大部品抽出手段24は、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材部品Wの中から、個々の板材セットSA,SB,…の中の最も大きい板材部品Wを、図2(C)のように抽出する。同図の例では、板材セットSA,SBの中の最も大きい板材部品Wは、WSA1,WSB1である。板材セットSCについては、含まれる板材部品WがWSC1の1枚のみであるから、このWSC1が抽出される。
領域ネスティング手段25は、上記のように最大部品抽出手段24で抽出した板材部品WSA1,WSB1,WSC1の形状によって、積載対象となる積載領域R1,R2をネスティングする。例えば、図2(D)のように個々の板材セットSA,SB,SCの積載領域であるセット毎積載領域RSA,RSB,RSC1を定める。なお、複数ある積載領域R1,R2のいずれにセット毎積載領域RSA,RSB,RSCを定めるかは、上記設定規則に従って定められる。
部品ネスティング手段26は、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材部品Wにつき、上記のように領域ネスティング手段25で定められたセット毎積載領域RSA,RSB,RSC内で、対応する板材セットSA,SB,SCに含まれる各板材部品Wの配置を定める。図2(E)はその配置結果の例を示す。セット毎積載領域RSA,RSB,RSC内におけるどの位置に各板材部品Wを配置するかは、前記設定規則に従って定められる。このように定められたネスティング結果が、ネスティング結果記憶手段27に記憶される。
この構成の積載領域ネスティング装置21によると、このように、まず、個々の板材セットSA,SB,…の中の最も大きい板材部品Wを抽出し、その抽出した板材部品Wの形状によって従って積載領域R1,R2をネスティングする。これにより、個々の板材セットSA,SB,…の積載領域であるセット毎積載領域RSA,RSB,…を確保する。各板材部品Wは、この定められたセット毎積載領域RSA,RSB,…内に配置を定める。 このため、複数の板材セットSA,SB,…の板材部品Wを同時に積載するにつき、板材セットの板材部品Wがまざらないように積載することができる。そのため、後工程で作業者が、セット品の判断を板材部品W毎に行う必要がなく、後工程の効率化が図れる。また、板材セットの中の最も大きい板材部品Wで積載領域R1,R2をネスティングしてセット毎積載領域RSA,RSB,…を確保するため、1セット分の積み重ね範囲を演算することなく、簡単な演算処理でセット毎積載領域RSA,RSB,…を定めることができる。一般的に板材組立製品は、主となる1枚の大きな板材部品Wと、これに組付けられる補助的な板材部品Wと構成されるため、主となる1枚の大きな板材部品Wの範囲に全ての板材部品Wを積載することが可能である。そのため、最も大きい板材部品Wでセット毎積載領域RSA,RSB,…を確保すれば、大抵の場合は、その定めたセット毎積載領域RSA,RSB,…内に全ての板材部品Wを配置することができる。
図5,図6は、この発明の他の実施形態に係る積載領域ネスティング装置およびその処理内容例を説明する。
この実施形態は、図1〜図4に示す第1の実施形態において、図1の最大部品抽出手段24を設ける代わりに、セット毎積載所要形状計算手段24Aを設け、また領域ネスティング手段25Aは、上記セット毎積載所要形状計算手段24Aにより定められたセット毎積載所要形状KSA,KSB,KSCを用いてネスティングを行うものとされる。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
セット毎積載所要形状計算手段24Aは、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材セットSA,SB,…毎に、その板材セットSA,SB,…内の板材部品W(WSA1,WSA2,WSA3,WSB2,WSB2,WSB3,WSC1)を積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状K(KSA,KSB,KSC)を設定規則に従って計算する手段である。上記設定規則は任意に定められる。
領域ネスティング手段25Aは、セット毎積載所要形状計算手段24Aで計算されたセット毎積載所要形状KSA,KSB,KSCで積載領域R(R1,R2,…)を設定規則に従ってネスティングすることにより、個々の板材セットの積載領域であるセット毎積載領域RSA,RSB…を定める手段である。
この実施形態の場合の処理例を図6と共に説明する。この実施形態では、セット毎積載所要形状計算手段24Aが、板材部品データ記憶手段22に記憶された各板材セットSA,SB,…毎に、セット毎積載所要形状K(KSA,KSB,KSC)を計算する。セット毎積載所要形状Kは、板材セットSA,SB,…内の板材部品Wを積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状である。
図6の例では、同図(C)のように、板材セットSAについては、板材部品WSA1,WSA2,WSA3の3枚を積み重ねて積載するのに必要な平面形状がセット毎積載所要形状KSAとなる。この場合、最大の板材部品WSA1の範囲内に、はみ出すことなく残りの各板材部品WSA2,WSA3を積み重ねることができるため、最大の板材部品WSA1の形状がセット毎積載所要形状KSAとなる。
板材セットSBについては、板材部品WSB1,WSB2,WSB3の3枚を積み重ねて積載するのに必要な平面形状がセット毎積載所要形状KSBとなる。この場合、最大の板材部品WSB1に対して板材部品WSB3を積み重ねるとはみ出し部分が生じるが、このはみ出し状態に積み重ねられた全ての板材部品Wが含まれる範囲が、セット毎積載所要形状KSBとなる。この例では、セット毎積載所要形状KSBは、形状を矩形に定め、積み重ねられた全ての板材部品Wが含まれる最小の矩形を、セット毎積載所要形状KSBとしている。
板材セットSCについては、含まれる板材部品Wが板材部品WSC1の1枚のみであるから、この板材部品WSC1の形状がセット毎積載所要形状KSCとなる。
なお、板材セットSAのように、最大の板材部品WSA1の範囲内に、はみ出すことなく残りの各板材部品WSA2,WSA3を積み重ねることができる場合や、板材セットSCのように属する板材部品Wが板材部品WSC1の1枚のみである場合にも、それぞれ、その板材部品WSA1,WSC1が含まれる最小の矩形を、セット毎積載所要形状KSA,KSC,としても良い。
領域ネスティング手段25Aは、このように定められたセット毎積載所要形状KSA,KSB,KSCによって、積載対象となる積載領域R1,R2をネスティングする。例えば図6(D)のように、個々の板材セットSA,SB,SCの積載領域であるセット毎積載領域RSA,RSB,RSCを定める。
以下の処理は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態の場合は、セット毎積載所要形状計算手段24Aが、板材セットSA,SB…内の板材部品Wを積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状KA,KB,…を計算し、このセット毎積載所要形状KA,KB,…でネスティングするため、演算処理は最大部品抽出に比べて煩雑とはなるが、セットSA,SB…内の最大の板材部品Wの範囲内に収まらない形状の板材部品Wが存在しても、適切なネスティングが行える。その他の作用,効果は、第1の実施形態と同様である。
1…板材加工機
2…板材搬送装置
3…搬送台車
18…上段載置部
19…下段載置部
21…積載領域ネスティング装置
22…板材部品データ記憶手段
23…積載領域記憶手段
24…最大部品抽出手段
24A…セット毎積載所要形状計算手段
25,25A…領域ネスティング手段
26…部品ネスティング手段
27…ネスティング結果記憶手段
D…板材部品データ
Da…板材部品識別データ
Ds…セット品区分データ
Dw…形状データ
KSA,KSB,KSC…セット毎積載所要形状
R,R1,R2,R3…積載領域
RSA,RSB…セット毎積載領域
SA,SB,SC…板材セット
W…板材部品
WSA1,WSA2,…WSB1,…板材部品

Claims (3)

  1. 切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品となる複数の板材部品からなる板材セットの各板材部品を、複数セット分、積載領域に集積するために前記積載領域を板材部品の形状データでネスティングする装置であって、
    前記各板材部品の形状データ、および各板材部品がどの板材セットに属するかを示すセット品区分データを含む板材部品データを、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する板材部品データ記憶手段と、
    この板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品の中から、個々の板材セットの中の最も大きい板材部品を抽出する最大部品抽出手段と、
    この最大部品抽出手段で抽出した板材部品の形状によって前記積載領域を設定規則に従ってネスティングすることで、個々の板材セットの積載領域であるセット毎積載領域を定める領域ネスティング手段と、
    前記板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品につき、前記領域ネスティング手段で定められた対応する板材セットのセット毎積載領域内に、設定規則に従って配置を定める部品ネスティング手段とを備えた、
    積載領域ネスティング装置。
  2. 切取加工後の後工程で互いに組み立てられて一つの板材組立製品となる複数の板材部品からなる板材セットの各板材部品を、複数セット分、積載領域に集積するために前記積載領域を板材部品の形状データでネスティングする装置であって、
    前記各板材部品の形状データ、および各板材部品がどの板材セットに属するかを示すセット品区分データを含む板材部品データを、ネスティング対象分となる複数セット分記憶する板材部品データ記憶手段と、
    この板材部品データ記憶手段に記憶された各板材セット毎に、その板材セット内の板材部品を積み重ねて積載するにつき必要となる平面形状であるセット毎積載所要形状を設定規則に従って計算するセット毎積載所要形状計算手段と、
    この計算されたセット毎積載所要形状で前記積載領域を設定規則に従ってネスティングすることにより、個々の板材セットの積載領域であるセット毎積載領域を定める領域ネスティング手段と、
    前記板材部品データ記憶手段に記憶された各板材部品につき、前記領域ネスティング手段で定められた対応する板材セットのセット毎積載領域内に、設定規則に従って配置を定める部品ネスティング手段とを備えた、
    積載領域ネスティング装置。
  3. 前記積載領域は、搬送台車の積載部である請求項1または請求項2記載の積載領域ネスティング装置。
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