JP5315895B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置および画像形成装置に関する。
従来より、電子写真方式を用いた画像形成装置において、感光体に対してレーザビームによる走査露光を行う光走査装置が用いられている。
例えば特許文献1では、次のような技術が記載されている。すなわち、回転軸を駆動することによって回転する回転多面鏡を用いて、レーザユニットから出射されたレーザビームを偏向走査し、感光体に対してレーザビームによる走査露光を行う。また、特許文献1に記載の光走査装置においては、光学箱本体と板金との間に熱伝導率の高いシリコンラバー等の弾性部材を挟み込んで、光学箱本体が板金に固定されている構成が記載されている。
特開平6−75184号公報
光走査装置の筐体内部に備えられた回転多面鏡が高速で回転すると多量の熱が発生する。そして、光走査装置の筐体内部の温度が高温になると、筐体内部に備えられた光学系の部品や電子部品に対して悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、回転多面鏡が高速で回転するのに伴い発生する熱により筐体内部の温度が上昇することを効率よく抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、多面鏡を回転させる回転軸と、当該回転軸を支持する回転軸軸受部とを有する光偏向器と、前記光偏向器を収容するとともに、当該光偏向器の前記回転軸軸受部を露出する露出孔が形成された筐体と、前記筐体と当該筐体が支持される筐体支持部材との間に配置され、当該筐体支持部材に接触するように前記回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持される放熱部材と、を有し、前記放熱部材には締結部位が設けられており、当該放熱部材は当該締結部位が頂点となるような凸形状に塑性変形した形状であるとともに前記回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持されたときには弾性変形をすることを特徴とする光走査装置である。
請求項2に記載の発明は、前記放熱部材は、前記回転軸軸受部と対向するように前記光偏向器に固定される締結部位と、当該締結部位の外側に設けられて凹凸が交互に連なった屈曲部を有し、前記筐体が前記筐体支持部材に支持されているときに当該屈曲部の複数の折り返し部位が当該筐体支持部材に接触することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置である。
請求項3に記載の発明は、前記放熱部材の前記締結部位は、前記回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形することを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置である。
請求項4に記載の発明は、前記放熱部材は、前記締結部位における前記回転軸軸受部側の面に、当該回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持される前には当該回転軸軸受部の方へ突出し、当該回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する突出部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光走査装置である。
請求項5に記載の発明は、前記放熱部材は、前記筐体が前記筐体支持部材に支持される前には前記締結部位が頂点となるような凸形状に湾曲した状態で前記光偏向器に固定され、当該筐体が当該筐体支持部材に取り付けられたときには前記回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光走査装置である。
請求項6に記載の発明は、本体フレームに回転自在に支持された像保持体と、多面鏡を回転させる回転軸と、当該回転軸を支持する回転軸軸受部とを有する光偏向器と、当該光偏向器を収容するとともに当該回転軸軸受部を露出する露出孔が形成された筐体と、前記筐体と前記本体フレームとの間に配置され当該本体フレームに接触するように当該回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持される放熱部材とを備え、光源から出射された光を偏向走査し前記像保持体上に静電潜像を形成する光走査装置と、を含み、前記光走査装置の前記放熱部材には締結部位が設けられており、当該放熱部材は当該締結部位が頂点となるような凸形状に塑性変形した形状であるとともに前記回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持されたときには弾性変形をすることを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記筐体と前記本体フレームとの間に冷却風を送る送風手段をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記光走査装置の放熱部材は、前記回転軸軸受部と対向するように前記光偏向器に固定される締結部位と、当該締結部位の外側に設けられて凹凸が交互に連なった屈曲部とを有し、前記筐体が前記本体フレームに支持されているときに当該屈曲部の複数の折り返し部位が当該本体フレームに接触することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記光走査装置の前記放熱部材の前記締結部位は、前記回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記放熱部材は、前記締結部位における前記回転軸軸受部側の面に、当該回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持される前には当該回転軸軸受部の方へ突出し、当該回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する突出部を有する
ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記光走査装置の前記放熱部材は、前記筐体が前記本体フレームに支持される前には前記締結部位が頂点となるような凸形状に湾曲した状態で前記光偏向器に固定され、当該筐体が当該本体フレームに取り付けられたときには前記回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持されることを特徴とする請求項から10のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、筐体と筐体支持部材との間に放熱部材を挟み込んだ構成に比べて、筐体内部に発生した熱をより効率よく外部に放熱することができる。また、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体内部に発生した熱を効率よく外部に放熱することをより簡易な構成で実現できる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体内部の熱をより精度高く外部に放熱させることができる。
本発明の請求項6によれば、筐体と本体フレームとの間に放熱部材を挟み込んだ構成に比べて、画像形成装置に搭載された光走査装置の筐体内部に発生した熱をより効率よく外部に放熱することができる。また、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体内部の熱をより迅速に放熱することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体内部に発生した熱を効率よく外部に放熱することをより簡易な構成で実現できる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体の密封性を向上させることができる。
本発明の請求項11によれば、本発明を採用しない場合に比べて、筐体内部の熱をより精度高く外部に放熱させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は第1の実施形態に係る光走査装置20が適用された画像形成装置1の全体構成を示す図である。
画像形成装置1は、電子写真方式による複数の画像形成部10Y,10M,10C,10K(以下、「画像形成部10」とも称する。)によってカラー画像を形成する、いわゆるタンデム型のデジタルカラー機である。この画像形成装置1は、各色の画像を形成する画像形成部10と、各画像形成部10の感光体ドラム11を露光して静電潜像を形成する光走査装置20と、感光体ドラム11に保持されたトナー像を重畳して保持する中間転写ベルト12とを備えている。
中間転写ベルト12は、駆動ロール12A,バックアップロール12B,アイドルロール12C,12Dにループ状に張架されている。そして、中間転写ベルト12を挟んで各画像形成部10の感光体ドラム11と対向する位置には、それぞれ一次転写ロール13が配設されている。
また、画像形成装置1の内部には、記録用紙(シート)Pが収容されている給紙カセット14と、給紙カセット14から上方に向かって記録用紙Pを搬送する搬送経路15とを備えている。その搬送経路15の途中には、バックアップロール12Bと、中間転写ベルト12を挟んで対向する位置に配設された二次転写ロール16と、定着装置17とが配設されている。また、画像形成装置1の上面には、定着装置17によりトナー像が定着された記録用紙Pが排出され積載される排紙積載部18が配置されている。
画像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応して4組設けられており、各画像形成部10は、感光体ドラム11の周囲に画像形成のための各種デバイスを備えている。すなわち、感光体ドラム11の周囲に、その回転方向に沿って、感光体ドラム11を帯電させる帯電装置と、光走査装置20による露光によって感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、中間転写ベルト12へのトナー像の転写後に感光体ドラム11上に残存する残留トナーを除去するクリーナとが配設されている。
次に、光走査装置20について詳述する。
光走査装置20は、複数の発光点を有する面発光レーザアレイチップ21と、複数の反射面を有し、面発光レーザアレイチップ21が出射したレーザビームLY,LM,LC,LKを走査動作させる回転多面鏡22とを備えている。また、光走査装置20は、回転多面鏡22によって走査動作されるレーザビームLY,LM,LC,LKをそれぞれ各画像形成部10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11に導く光学系23を備えている。そして、面発光レーザアレイチップ21が出射したレーザビームLY,LM,LC,LKで各画像形成部10Y,10M,10C,10Kの各感光体ドラム11を露光して、潜像を形成する。
図2は、光走査装置20の、図1におけるA−A断面を示す図である。
光走査装置20は、回転多面鏡22を有する光偏向器100と、光偏向器100を収容するとともに画像形成装置1の本体フレーム30に取り付けられる筐体200と、光偏向器100と本体フレーム30とで挟持される放熱部材300とを有する。なお、本体フレーム30は、筐体支持部材の一例である。
光偏向器100は、回転多面鏡22を有し高速で回転する回転体110と、下端が封止され回転体110の回転軸111を支持するスリーブ120とを有している。
回転体110は、回転多面鏡22と、回転軸111と、N極,S極を交互に多極着磁した駆動マグネット112とが取り付けられた回転体本体部113を有している。これら回転多面鏡22,回転軸111,駆動マグネット112の回転体本体部113への取り付けは、例えば、圧入または接着で行われる。そして、回転多面鏡22は、板バネ114およびワッシャ115により、回転体本体部113に固定されている。
スリーブ120は、回転軸111のラジアル方向を支持するラジアル軸受部120aと、回転軸111のスラスト方向を支持するスラスト軸受部120bとを有している。そして、回転軸111とスリーブ120のラジアル軸受部120aとの間の隙間量は数μm〜数十μm程度であり、この隙間に潤滑油が満たされている。
スラスト軸受部120bは、回転軸111の下端部と、摺動部材(例えば熱可塑型の工業用樹脂剤)121とで形成されたピポット軸受である。このスラスト軸受部120bにより、回転体110の軸方向が支持されている。そして、摺動部材121は、摺動部材121よりも下端側に設けられた蓋部材130で、封止されている。
また、図2に示すように、スリーブ120には、駆動マグネット112に対して径方向に対向する位置に、駆動マグネット112とでモータを構成する電機子コイル122が取り付けられている。電機子コイル122のスリーブ120への取り付けは、例えば、圧入、接着により行われる。
また、スリーブ120には、プリント基板123が、例えばかしめなどで取り付けられている。このプリント基板123には、電機子コイル122と軸方向に対向する位置に、マグネット位置検出器124(例えばホール素子等)が実装されている。また、プリント基板123には、駆動IC125と、コネクタ126とが実装されている。
本実施形態におけるモータ方式は、径方向に磁気ギャップを有し、電機子コイル122の外径部に駆動マグネット112がレイアウトされるアウターロータ型といわれる方式である。回転体110は、駆動マグネット112の磁界によりマグネット位置検出器124から出力される信号を位置信号として参照し、駆動IC125により電機子コイル122の励磁切り替えを行い回転する。駆動マグネット112は径方向に着磁されており、電機子コイル122の外周とで回転トルクを発生し回転する。なお、コネクタ126には不図示のハーネスが接続され、画像形成装置1本体からの電力供給とモータの起動停止、回転数等の制御信号の入出力が行われる。
そして、上述のように構成された光偏向器100は、筐体200に収容される。但し、スリーブ120のスラスト軸受部120bとラジアル軸受部120aの軸方向下部とが、筐体200に形成された軸受部支持部201に嵌合され、スラスト軸受部120bの下端面が筐体200から外部に露出する。そして、スラスト軸受部120bに設けられた蓋部材130に形成されたネジ穴とボルト140とで、放熱部材300がワッシャ150を介して蓋部材130に締め付けられている。なお、光偏向器100の回転軸111の軸受部120a,120bは、軸受部支持部201に形成された軸受部120a,120bを嵌合するための孔を介して筐体200の外部に露出することから、軸受部支持部201は、回転軸111の軸受部120a,120bを露出する露出孔を形成している。
なお、ワッシャ150の外径は、筐体200の軸受部支持部201の内径よりも大きい。そのため、筐体200の外側からスリーブ120の蓋部材130に放熱部材300を締め付ける際に、光偏向器100が下方へ引っ張られ、プリント基板123の下面と軸受部支持部201の上面とが接触し、筐体200内の密閉状態を保つ。
放熱部材300は、図2に示すように、凹凸が交互に連なった蛇腹状の屈曲部301を有している。そして、筐体200が筐体支持部材の一例としての本体フレーム30に取り付けられているときには屈曲部301の複数の折り返し部位が本体フレーム30に接触する。すなわち、放熱部材300は、本体フレーム30側は屈曲部301の複数の折り返し部位で本体フレーム30に接触しており、光偏向器100側はワッシャ150と接触している。そして、放熱部材300と接触するワッシャ150は、回転軸111の軸受部位と接触している。これにより、光偏向器100の回転軸111が回転するのに起因して発生した熱が、直接ワッシャ150および放熱部材300に伝達し、その後本体フレーム30へと伝達する。それゆえ、回転軸111が回転するのに起因して筐体200内部に発生した熱を効率よく外部に放熱することができる。したがって、回転多面鏡22が高速で回転するのに起因して発熱量が増加しても、筐体200内部の温度上昇を抑制することができる。
なお、背景技術の項で述べた、光学箱本体と板金との間に弾性部材を挟み込んだ特許文献1に記載の構成においては、弾性部材は光学箱本体と板金に接触するように挟み込まれている。これに対して、本実施形態に係る放熱部材300はワッシャ150と接触し、ワッシャ150は回転軸111の軸受部位と接触している。そのため、特許文献1に記載の構成に比べて、回転軸111が回転するのに起因して発生した熱が、放熱部材300を介して本体フレーム30により多く伝達するので、より迅速に放熱させることができ、筐体200内部の温度上昇をより効率よく抑制することができる。
放熱部材300は、折り曲げ加工が施された板金、あるいはダイカスト法により成型されたアルミ材であることを例示することができる。
図3は、放熱部材300が折り曲げ加工が施された板ばね材である場合に、放熱部材300が光偏向器100のスリーブ120に組み付けられる様子を示す図である。
図3に示すように、組み付け時にワッシャ150と対向する放熱部材300の締結部位302の形状は、ボルト140を通すためのボルト孔303が頂点となるような凸形状である。また、締結部位302の上面から突出する突出部304を設ける。このような形状とすることにより、締結部位302を板バネとして機能させ、プリント基板123と軸受部支持部201との接触圧力を高め、筐体200の密封性を向上させる。
なお、放熱部材300をこのようにして組み付けた場合でも筐体200を変形し難くするために、筐体200の底面にリブ200a(図2参照)を複数設けている。
図4は、放熱部材300を組み付けた状態の光走査装置20を示す図である。
放熱部材300は弾性変形し易い部材・形状であるため、放熱部材300が光偏向器100のスリーブ120に組み付けられた状態では、図4に示すように、放熱部材300の屈曲部301は、湾曲した状態に弾性変形する。そして、この状態で本体フレーム30に筐体200を締結することで、図2に示すように、放熱部材300は、屈曲部301の複数の折り返し部位が本体フレーム30に接触するように、回転軸111の軸受部120a,120bと本体フレーム30とで挟持される。
そして、第1の実施形態に係る光走査装置20が適用される画像形成装置1においては、光走査装置20を冷却する冷却手段を備えている。すなわち、図1に示すように、光走査装置20の筐体200と本体フレーム30との間に風を送るファン40を備えている。なお、ファン40による送風の向きは、放熱部材300の屈曲部301の凹凸を有する断面に略直交する向き、すなわち、図2における紙面に略直交する向きであることが好適である。
また、上述した第1の実施形態に係る光走査装置20においては、スリーブ120のスラスト軸受部120bとラジアル軸受部120aの軸方向下部とを軸受部支持部201に嵌合するとともに、放熱部材300を、筐体200の外側からスリーブ120の蓋部材130に締め付けることで、光偏向器100を筐体200に固定している。
これに対し、光偏向器100を筐体200に固定する方法としては、プリント基板123の四隅を筐体200に形成したボスにネジで締結することも考えられる。しかし、この方法だと、筐体200の本体フレーム30への締結面200bに対する光偏向器100の回転軸111の傾きを抑制するには、プリント基板123の平面度やプリント基板123締結用のボスの平面度のバラツキ、スリーブ120の軸受部120a,120bと軸受部支持部201との嵌合部の寸法バラツキなどを考慮しなければならない。
本実施形態に係る光走査装置20においては、上述したようにして光偏向器100を筐体200に固定することで、筐体200の本体フレーム30への締結面200b(図2参照)に対する光偏向器100の回転軸111の傾きの抑制をより簡易に実現している。
また、上述した第1の実施形態に係る光走査装置20の放熱部材300は、屈曲部301の凹凸を有する断面に略直交する向き、すなわち、図2における紙面に略直交する向きに、図2に示す断面形状のまま伸びている(図1参照)。
ゆえに、光走査装置20が画像形成装置1に対して、図1の紙面に平行な方向に横から挿入されて本体フレーム30に組み付けられる場合に、放熱部材300が本体フレーム30に接触しながら挿入されたとしても、放熱部材300と本体フレーム30との接触抵抗は小さい。ゆえに、光走査装置20の下部に放熱部材300を設けたとしても、光走査装置20の画像形成装置1内部への組み付け性に悪影響を及ぼすことはない。
図5は、光偏向器100のスリーブ120の他の実施例を示す図である。
図5に示すスリーブ160は、プリント基板123を取り付ける段差部の径が、図2に示すスリーブ120よりも大きい。そして、放熱部材300を、筐体200の外側からスリーブ160の蓋部材130に締め付けることで、光偏向器100を筐体200に固定する際に、スリーブ160の段差部の下面と筐体200の軸受部支持部201の上面とが接触するようにする。そして、スリーブ160の軸受部支持部201との接触面に、面素度が小さくなるように機械加工を施す。
このようなスリーブ160を用いることで、プリント基板123を安定して保持するとともに、筐体200の本体フレーム30への締結面200bに対して光偏向器100の回転軸111が傾くことを抑制できる。また、筐体200の密封性も向上させることができる。
図6は、放熱部材の他の実施例を示す図である。
図6に示す放熱部材400は、屈曲部401の領域を図2に示す放熱部材300の屈曲部301の領域よりも増やしている。そして、屈曲部401の領域を増やす際に、筐体200の底面に設けたリブ200aの形状に沿う形状にする。このような形状を有する放熱部材400を備えることで、筐体200の剛性を損なうことなく放熱性能を向上させることができる。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態に係る光走査装置500を示す図であり、図7(a)は組み付ける前の状態を示す図であり、図7(b)は組み付けられた後の状態を示す図である。
第2の実施形態に係る光走査装置500は、光偏向器100を保持する保持部材600を有している点に特徴がある。なお、第1の実施形態に係る光走査装置20と同様の機能については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態に係る光走査装置500の保持部材600は、光偏向器100の筐体200の底面側の形状、すなわちスリーブ120とプリント基板123の形状に沿う形状をしている。また、保持部材600には、プリント基板123を締結するためのネジ穴(不図示)が四隅に形成されている。一方、プリント基板123には、保持部材600のネジ穴に対応する位置にネジを通す孔(不図示)が形成されている。そして、光偏向器100を保持部材600にネジ601にて固定した状態で、光偏向器100の軸受部120a,120bに相当する部位を、筐体200の軸受部支持部201に嵌合する。そして、放熱部材300を、ボルト140で、保持部材600の下端面に形成されたネジ穴に締結する。
かかる構成により、例えば、保持部材600を切削加工で仕上げることにより、光偏向器100を組み付けた状態の寸法精度がよくなるとともに筐体200内部の密封性が向上する。また、保持部材600の材質が、熱伝導がよい、例えばアルミニウムである場合には、光偏向器100から発生する熱が効率よく外部に放出される。
なお、上述した実施形態においては、放熱部材300,400の形状として、凹凸が交互に連なった蛇腹状の形状を例示しているが、特にかかる形状に限定されない。
図8は、放熱部材の他の実施例を示す図である。放熱部材の形状としては、図8(a)の放熱部材700のように、波のように高く低くうねった形状であってもよい。また、図8(b)の放熱部材800のように、放熱部材800と本体フレーム30とが面で接触するように鈍角に折り曲げられた形状であってもよい。このような形状であっても、回転軸111が回転するのに起因して筐体200内部に発生した熱を効率よく外部に放熱することができる。
第1の実施形態に係る光走査装置が適用された画像形成装置の全体構成を示す図である。 光走査装置の、図1におけるA−A断面を示す図である。 放熱部材が光偏向器のスリーブに組み付けられる様子を示す図である。 放熱部材を組み付けた状態の光走査装置を示す図である。 光偏向器のスリーブの他の実施例を示す図である。 放熱部材の他の実施例を示す図である。 第2の実施形態に係る光走査装置を示す図であり、(a)は組み付ける前の状態を示す図、(b)は組み付けられた後の状態を示す図である。 放熱部材の他の実施例を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…感光体ドラム、12…中間転写ベルト、20,500…光走査装置、22…回転多面鏡、30…本体フレーム、40…ファン、100…光偏向器、110…回転体、111…回転軸、112…駆動マグネット、113…回転体本体部、120,160…スリーブ、121…摺動部材、122…電機子コイル、123…プリント基板、130…蓋部材、200…筐体、300,400,700,800…放熱部材、301,401…屈曲部、600…保持部材

Claims (11)

  1. 多面鏡を回転させる回転軸と、当該回転軸を支持する回転軸軸受部とを有する光偏向器と、
    前記光偏向器を収容するとともに、当該光偏向器の前記回転軸軸受部を露出する露出孔が形成された筐体と、
    前記筐体と当該筐体が支持される筐体支持部材との間に配置され、当該筐体支持部材に接触するように前記回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持される放熱部材と
    を有し、
    前記放熱部材には締結部位が設けられており、当該放熱部材は当該締結部位が頂点となるような凸形状に塑性変形した形状であるとともに前記回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持されたときには弾性変形をすることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記放熱部材は、前記回転軸軸受部と対向するように前記光偏向器に固定される締結部位と、当該締結部位の外側に設けられて凹凸が交互に連なった屈曲部を有し、前記筐体が前記筐体支持部材に支持されているときに当該屈曲部の複数の折り返し部位が当該筐体支持部材に接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記放熱部材の前記締結部位は、前記回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記放熱部材は、前記締結部位における前記回転軸軸受部側の面に、当該回転軸軸受部と前記筐体支持部材とで挟持される前には当該回転軸軸受部の方へ突出し、当該回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する突出部を有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記放熱部材は、前記筐体が前記筐体支持部材に支持される前には前記締結部位が頂点となるような凸形状に湾曲した状態で前記光偏向器に固定され、当該筐体が当該筐体支持部材に取り付けられたときには前記回転軸軸受部と当該筐体支持部材とで挟持される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 本体フレームに回転自在に支持された像保持体と、
    多面鏡を回転させる回転軸と、当該回転軸を支持する回転軸軸受部とを有する光偏向器と、当該光偏向器を収容するとともに当該回転軸軸受部を露出する露出孔が形成された筐体と、前記筐体と前記本体フレームとの間に配置され当該本体フレームに接触するように当該回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持される放熱部材とを備え、光源から出射された光を偏向走査し前記像保持体上に静電潜像を形成する光走査装置と
    を含み、
    前記光走査装置の前記放熱部材には締結部位が設けられており、当該放熱部材は当該締結部位が頂点となるような凸形状に塑性変形した形状であるとともに前記回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持されたときには弾性変形をすることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記筐体と前記本体フレームとの間に冷却風を送る送風手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記光走査装置の放熱部材は、前記回転軸軸受部と対向するように前記光偏向器に固定される締結部位と、当該締結部位の外側に設けられて凹凸が交互に連なった屈曲部を有し、前記筐体が前記本体フレームに支持されているときに当該屈曲部の複数の折り返し部位が当該本体フレームに接触する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記光走査装置の前記放熱部材の前記締結部位は、前記回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記放熱部材は、前記締結部位における前記回転軸軸受部側の面に、当該回転軸軸受部と前記本体フレームとで挟持される前には当該回転軸軸受部の方へ突出し、当該回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持されて当該回転軸軸受部における当該放熱部材に対向する面の形状に沿うように変形する突出部を有する
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記光走査装置の前記放熱部材は、前記筐体が前記本体フレームに支持される前には前記締結部位が頂点となるような凸形状に湾曲した状態で前記光偏向器に固定され、当該筐体が当該本体フレームに取り付けられたときには前記回転軸軸受部と当該本体フレームとで挟持される
    ことを特徴とする請求項から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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