JP5315572B2 - フラボノイドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フラボノイドの製造方法に関する。
フラボノイドは、多くの植物や食品に含有される化合物で、抗腫瘍効果、抗菌効果、抗炎症効果、抗酸化活性(活性酸素(フリーラジカル)消去作用)を示すことが知られており、この性質により例えば抗がん剤、抗菌剤、抗炎症剤、健康食品として応用が期待されている。すでに多くの健康食品が販売されており有用なものである。
ところで、フラボノイドを製造する従来の技術として、例えば下記非特許文献1及び2に記載の技術がある。下記非特許文献1及び2には、出発物質からフラボノイドを一段階の反応で製造するいわゆるワンポットにより製造する技術が記載されている。
Chawala,H.M.,Sharma,S.K.、" A novel one−pot synthesis of 3−benzal−2,3−dihydro−4H−1−benzopyran−4−ones"、Indian J.Chem.1987、26B、1075−1077. Dhara M.G.,Mallik U. K.,Mallik A.K.、"Alkali−catalysed condensation of flavanones and aromatic aldehydes:Synthesis of E−3−arylideneflavanones and related compounds"、Indian J.Chem.1996、35B,1214−1217.
確かに、上記特許文献1及び2に記載の技術によると、フラボノイドをいわゆるワンポットで製造することができる。しかしながら、上記特許文献1には低から中程度の収率という問題があり、製造するフラボノイドのバリエーションに制限が加わってしまっている。また、生理活性化合物として期待されるN含有へテロ環置換基のワンポット製造法はこれまで報告されていない。さらに、2,3に2重結合を有する、すなわち内部オレフィンのフラボノイド;flavanoneのワンポット製造法は報告されていない。なお、N含有へテロ環置換フラボノイドの生理活性として、女性ホルモンを合成する生体内酵素アロマターゼの阻害活性が報告されている。(Pouget C.,Fagnere C.,Basly J.P.,Habrioux G.,Chulia A.J.、“New Aromatase Inhibitors.Synthesis and inhibitory activity of pyridinyl−substituted flavanone derivatives”,Bioog.Med. Chem.Lett.2002,12,1059−1061.)
そこで、本発明は、上記を鑑みより豊富な種類のフラボノイドの製造が可能な製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を行っていたところ、フラボノイドの製造方法において、アルデヒドとピリジン誘導体との間の反応時間に着目し、これらを時間差を設けて加えることで、2位及び3位それぞれにおいて異なる置換基を有するフラボノイドを製造することができる点に想到し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の一手段に係るフラボノイドの製造方法は、塩基の存在下においてケトンと芳香族アルデヒドを反応させ、その後、ピリジン誘導体を加えることとする。
なお本手段において、限定されるわけではないが、ケトンは、下記式(1)で示されるものであることは好ましい一態様である。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R2は化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
また本手段において、限定されるわけではないが、芳香族アルデヒドは、下記式(2)又は(3)で示されるものであることも好ましい一態様である。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R2は化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。

なお上記式において、R及びRは、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンの少なくともいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
また本手段において、限定されるわけではないが、ピリジン誘導体は、下記式(4)又は(5)の少なくともいずれかであることは好ましい一態様である。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
なお上記式において、R及びRは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
以上、本発明によると、より豊富な種類のフラボノイドの製造が可能な製造方法となる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明するが、本発明は多くの異なる態様による実施が可能であり、以下に示す実施形態、実施例の記載そのものに限定されるものでないことはいうまでもない。
本実施形態に係るフラボノイドの製造方法は、塩基の存在下で、ケトンと芳香族アルデヒドとを反応させ、その後、ピリジン誘導体を加えることを特徴とする。
本実施形態におけるケトンとアルデヒドの反応は、溶媒中において行われることが好ましい。この溶媒としては、限定されることはないが、たとえば水、アルコール、THF、CHCl等が好適である。なお溶媒がアルコールの場合、限定されるわけではないがメタノール、エタノール、イソプロパノール等が好適である。
また本実施形態において溶媒におけるケトンの濃度としては、溶媒の種類や出発物質のケトンの種類により適宜調整可能であり限定されるわけではないが、0.05 mol/l以上0.20 mol/l以下の範囲内にあることが好ましい。
また本実施形態において、まず反応させるケトンとアルデヒドの量の比は、限定されるわけではないが、ケトンを1モルとした場合アルデヒドは2モル以上10モル以下の範囲となっていることが好ましい。2モル以上とすることで反応を円滑に進行させることが可能となり、10モル以下とすることで副反応を押さえることが可能となるといった利点がある。
本実施形態に係る塩基は、限定されることなく様々なものを使用することができ、例えばKOH、NaOH、KCO、CsCOの少なくともいずれかを用いることは好ましい一態様である。また本実施形態において、ケトンとアルデヒドの反応において用いる塩基の濃度としては、溶媒の種類やケトン、アルデヒドの濃度により適宜調整可能であり限定されるわけではないが、ケトン1モルに対し5モル以上10モル以下であることが好ましい。5モル以上とすることで反応を円滑に進行させるといった利点を有し、10モル以下とすることで副反応を押さえるといった利点がある。
また本実施形態において、反応時間としては、ケトン、アルデヒド、塩基、溶媒の種類などにより適宜調整可能であり限定されるわけではないが、始めのアルデヒドを加えた後は5時間以上26時間以下であることが好ましい。5時間以上とすることでケトンが消失し1段階目の目的であるカルコン誘導体が生成し、26時間以下とすることで2,3位に始めのアルデヒド由来の置換基が導入されたフラボノイドの生成を押さえるができる。
また、本実施形態において、反応温度としては、ケトン、アルデヒド、塩基、溶媒の種類などにより適宜調整可能であり限定されるわけではないが、20℃以上50℃以下であることが好ましい。
また本実施形態においてケトンは、限定されるわけではないが、下記式(1)に示すものであることが好ましい。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
また、上記式の具体的な化合物の例として、限定されるわけではないが、下記に示す化合物であることは好ましい。
また、本実施形態において芳香族アルデヒドは、限定されるわけではないが、下記式(2)又は(3)の少なくともいずれかを含んでなることも好ましい。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R2は化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
なお上記式において、R及びRは、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンの少なくともいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
なお、上記式の具体的な例としては、限定されるわけではないが、例えば下記に示す化合物の少なくともいずれかであることは好ましい態様である。
また本実施形態において、上記ケトンとアルデヒドとを反応させた後加えるピリジン誘導体の量は、限定されるわけではないが、ケトンの量を1モルとした場合、3モル以上10モル以下となっていることが好ましい。
また本実施形態において、上記ピリジン誘導体を加える工程は、ケトンやアルデヒドの種類等により調整可能であり、限定されるわけではないがケトンとアルデヒドを混合したときから5時間以上経過した後に加えることが好ましく、26時間経過する前に加えておくことが好ましい。5時間以上とすることでケトンが消失し1段階目の目的であるカルコン誘導体が生成し、26時間以下とすることで2,3位に始めのアルデヒド由来の置換基が導入されたフラボノイドの生成を押さえることとなる。
また、本実施形態において、ピリジン誘導体を加えた後の反応における反応温度としては、限定されるわけではないが20℃以上50℃以下であることが好ましい。
またこのピリジン誘導体を加えた後の反応時間としては、限定されるわけではないが、2時間以上17時間内であることが好ましい。
また本実施形態においてピリジン誘導体は、限定されるわけではないが、下記式(4)又は(5)の少なくともいずれかを含んでなることも好ましい。
なお上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
なお上記式において、R及びRは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。
なお上記式の具体的な化合物としては、限定されるわけではないが、例えば下記に示す化合物の少なくともいずれかであることが好ましい。
本実施形態により得られるフラボノイドは、限定されるわけではないが、上記(1)乃至(5)の組み合わせを採用した場合、下記式(6)又は(7)に示されるフラボノイドとなる。

以上、本実施形態では、アルデヒドとピリジン誘導体とを時間差で加え、ピリジン誘導体のこれまで見いだされていなかったカルコン誘導体との反応性を利用し、従来に比べより工程が省略可能となり、いわゆるワンポットでさまざまなフラボノイドを製造できるといった効果を有する。ピリジンアルデヒド誘導体を利用することで、従来法と比べ飛躍的な反応時間の短縮が起こり、2,3位に異なる置換基を有するフラボノイドをワンポットで製造できる。さらにピリジン置換基を有するフラボノイドのワンポット製造法として初めてのものとなる。
上記実施形態に係る発明について、実際に反応を行い、本発明の効果について確認した。以下に説明する。
本実施例では、ケトン、アルデヒド及びピリジン誘導体について複数の組み合わせを検討し、そのそれぞれについてフラボノイドを実際に作成した。
(実施例1)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−1)で示すアルデヒド25.5mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で7.5時間反応させた。その後、下記式(4−1)で示すピリジン誘導体を60.0mg加え、40℃2時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色の粉末21.7mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−1)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−1)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は65%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1630,1600,1444,1385,1362,1241,1180,1102,1002,920,795,765,721,697cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ
3.92(s,2H),5.17(s,2H),6.95(d,J=2.4Hz,1H),7.04(dd,J=4.4,1.7Hz,2H),7.08(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.34−7.55(m,10H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),8.43(dd,J= 4.4,1.7Hz,2H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.2,163.2,163.0,157.8,149.7,149.3,135.6,132.8,130.6,128.74,128.66,128.40,128.38,127.5,127.4,123.5,118.7,116.9,115.3,101.1,70.5,30.8.
FAB−MS(M+1):420.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C2822N 420.1600,found 420.1560.
(実施例2)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−1)で示すアルデヒド25.5mgと、塩基CsCO156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で7.5時間反応させた。その後、下記式(4−2)で示すピリジン誘導体を104.2mg加え、40℃2時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色のアモルファス状固体28.9mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−2)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−2)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は72%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1609,1440,1381,1240,1170,1096,1021,695cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.90(s,2H),5.16(s,2H),6.94(d,J=2.4Hz,1H),7.08(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.33−7.57(m,10H),7.61(t,J=1.8Hz,1H),8.16(d,J=9.0Hz,1H),8.18(d,J=2.0Hz,1H),8.45(d,J= 2.2Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.1,163.3,163.0,157.8,148.5,147.7,138.4,137.6,135.6,132.7,130.7,128.8,128.7,128.42,128.38,127.5,127.4,120.6,119.0,117.0,115.3,101.1,70.5,28.2.
FAB−MS(M+1):498.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C2821NBr 498.0705,found 498.0710.
また、本化合物に対し、HeLaがん細胞に対する細胞毒性を測定したところ、50mMにおいて11%の細胞毒性があることが確認できた。
(実施例3)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−2)で示すアルデヒド28.8mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で15時間反応させた。その後、下記式(4−3)で示すピリジン誘導体を104.2mg加え、40℃で9時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色のアモルファス状固体40.6mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−3)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−3)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は99%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1623,1600,1440,1379,1241,1174,778,736,696cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.36(s,3H),3.97(s,12H),5.18(s,2H),6.99(d,J=2.4Hz,1H),7.03(dd,J=4.9,0.5Hz,1H),7.10(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.20(m,1H),7.23(s,1H),7.29−7.47(m,7H),8.17(d,J=8.8Hz,1H),8.35(d,J=4.9Hz,1H),8.66(d,J=0.5Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.2,163.6,163.3,157.9,151.5,148.5,148.3,138.6,135.6,132.5,131.5,128.73,128.68,128.58,128.4,127.5,127.4,125.2,123.9,122.9,117.4,116.7,115.3,101.1,70.5,31.9,21.4.
FAB−MS(M+1):512.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C2923NBr 512.0861,found 512.0815.
また、本化合物に対し、HeLaがん細胞に対する細胞毒性を測定したところ、25μMにおいて15%の細胞毒性があることが確認できた。
また、本化合物に対し、膵臓がんで異常亢進しているHedgehog/GLIシグナル伝達系における、GLIによる転写の阻害活性を、HaCaT細胞において、ルシフェラーゼレポーターアッセイにて測定したところ、50μMにおいて22%の阻害活性があることが確認できた。
(実施例4)
本化合物では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−3)で示すアルデヒド32.7mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で48時間反応させた。その後、下記式(4−4)で示すピリジン誘導体を67.8mg加え、40℃で2時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固体30.5mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(7−1)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−4)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は82%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1666,1599,1573,1508,1440,1244,1161,1101,1007,793,735,696cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.46(s,3H),3.73(s,3H),5.06(d,J=11.7Hz,1H),5.07(d,J=11.5Hz,1H),6.49(d,J=2.2Hz,1H),6.62(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),6.77(d,J=8.8Hz,2H),7.06(d,J=7.8Hz,1H),7.28(d,J=7.3Hz,1H),7.33−7.42(m,7H),7.59(t,J=7.8Hz,1H),7.79(d,J=1.0Hz,1H),7.91(d,J=8.8Hz,1H),8.01(s,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ181.5,165.4,161.7,159.1,158.5,153.0,136.7,135.9,135.7,134.3,131.1,129.5,128.63,128.59,128.2,127.6,125.1,123.0,116.0,113.6,110.4,102.5,77.5,70.2,55.1,24.5.
FAB−MS(M+1):464.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C3026N 464.1862,found 464.1834.
また、本化合物に対し、HeLaがん細胞に対する細胞毒性を測定したところ、25μMにおいて38%の細胞毒性があることが確認できた。
また、本化合物に対し、膵臓がんで異常亢進しているHedgehog/GLIシグナル伝達系における、GLIによる転写の阻害活性を、HaCaT細胞において、ルシフェラーゼレポーターアッセイにて測定したところ、50μMにおいて61%の阻害活性があることが確認できた。
(実施例5)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−4)で示すアルデヒド44.4mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で8時間反応させた。その後、下記式(4−2)で示すピリジン誘導体を104.2mg加え、40℃で5時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固体32.8mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−4)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−5)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は71%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1624,1609,1440,1379,1240,1172,1011,827,696cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.88(s,2H),5.17(s,2H),6.92(d,J=2.4Hz,1H),7.09(dd,J=8.9,2.3Hz,1H),7.34−7.45(m,7H),7.62(t,J=2.1Hz,1H),7.65(d,J=8.8Hz,2H),8.15(d,J=8.8Hz,1H),8.20(d,J=2.0Hz,1H),8.47(d,J=2.2Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ176.9,163.4,161.8,157.7,148.7,147.6,138.3,137.3,135.5,132.1,131.5,130.0,128.8,128.4,127.5,127.4,125.3,120.7,119.1,116.9,115.4,101.1,70.5,28.2.
FAB−MS(M+1):576.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C2820NBr 575.9810,found 575.9827.
(実施例6)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−5)で示すアルデヒド47.1mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で26時間反応させた。その後、下記式(4−3)で示すピリジン誘導体を104.2mg加え、40℃で3時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色の固体47mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−5)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−6)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は99%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1633,1603,1582,1577,1497,1441,1378,1239,1175,1120,1096,999,831,779,724,686cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.66(s,6H),3.89(s,3H),3.99(s,2H),5.20(s,2H),6.59(s,2H),7.01(d,J=2.4Hz,1H),7.05(d,J=4.6Hz, 1H),7.12(dd,J=9.0,2.4Hz,1H),7.35−7.47(m,5H),8.19(d,J=9.0Hz,1H),8.39(d,J=5.1Hz,1H),8.67(s,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.2,163.4,163.2,157.8,153.2,151.6,148.8,148.5,135.6,128.8,128.5,127.60,127.57,127.46,123.9,123.1, 117.0,116.7,115.4,105.5,101.2,70.6,61.0,55.9,32.4.
FAB−MS(M+1):588.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C3127NBr 588.1022,found 588.1006.
(実施例7)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−2)で示すアルデヒド28.8mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で15時間反応させた。その後、下記式(5−1)で示すピリジン誘導体を88.0mg加え、40℃で4時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色の液体(オイル)29.2mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−6)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−7)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は75%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1611,1570,1502,1440,1380,1239,1172,781,728,696cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.35(s,3H),4.24(s,2H),5.16(s,2H),6.97(d,J=2.4Hz,1H),7.05(d,J= 9.0,2.4Hz,1H),7.27−7.51(m,9H),7.62−7.65(m,3H),7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.99(d,J=8.5Hz,1H),8.04(d,J=8.5Hz,1H),8.14(d,J=8.8Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.7,163.3,163.1,160.7,157.9,147.9,138.1,136.2,135.8,133.0,131.1,129.7,129.04,129.01,128.7,128.34,128.29,127.47,127.46,127.42,126.9,126.0,125.7,121.8,119.3,117.1,115.0,101.1,70.5,35.2,21.4.
FAB−MS(M+1):484.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C3326N 484.1913,found 484.1891.
(実施例8)
本実施例では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−6)で示すアルデヒド39.9mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で26時間反応させた。その後、下記式(4−5)で示すピリジン誘導体を60.0mg加え、40℃で7時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色の固体23.9mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−7)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−8)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は62%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1627,1594,1569,1440,1379,1245,1207,1156,1057,1025,822,736,696cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.74(s,6H),3.93(s,2H),5.16(s,2H),6.59(s,3H),6.93(d,J=2.2Hz,1H),7.07(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),7.15(dd,J=7.9,4.8Hz,1H),7.34−7.45(m,5H),7.53(d,J=8.1Hz,1H),8.16(d,J=8.9Hz,1H),8.34(d,J=2.2Hz,1H),8.39(dd,J=4.5,1.0Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.3,163.2,162.6,160.9,157.8,149.7,147.4,135.9,135.8,135.6,134.5,128.7,128.4,127.4,123.3,119.4,117.0,115.2,106.5,102.6,101.1,70.5,55.5,28.6.
FAB−MS(M+1):480.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C3026N 480.1811,found 480.1828.
また、本化合物に対し、HeLaがん細胞に対する細胞毒性を測定したところ、50μMにおいて51%の細胞毒性があることが確認できた。
また、本化合物に対し、膵臓がんで異常亢進しているHedgehog/GLIシグナル伝達系における、GLIによる転写の阻害活性を、HaCaT細胞において、ルシフェラーゼレポーターアッセイにて測定したところ、50μMにおいて64%の阻害活性があることが確認できた。
(実施例9)
本化合物では、下記式(1−1)で示すケトン20mgと、下記式(2−5)で示すアルデヒド47.1mgと、塩基CsCO 156.4mgをエタノール0.5ml中に溶解し、40℃で26時間反応させた。その後、下記式(4−6)で示すピリジン誘導体を77.9mg加え、40℃で16.5時間反応させた。その後、分液操作に続くシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色のアモルファス状固体29.3mgを得た。
この得られた化合物について、NMRスペクトルを測定したところ、下記式(6−8)で示されるフラボノイドであることが確認でき、この結果、下記式(8−9)で示される反応が起こっていることを確認した。なお、各種スペクトルのデータを下記に示す。また、本反応において、収率は68%であることを確認した。
(化合物のデータ)
IR(ATR):1623,1610,1583,1498,1441,1172,1122,1000,697cm−1
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.75(s,6H),3.78(s,3H),3.91(s,3H),3.92(s,2H),5.17(s,2H),6.67(s,2H),6.96(d,J=2.2Hz,1H),7.06(d,J=3.2Hz,1H),7.08(dd,J=9.0,2.4Hz,1H),7.34−7.45(m,5H),7.96(s,1H),8.07(d,J=2.7Hz,1H),8.16(d,J=9.0Hz,1H).
13C−NMR(500MHz,CDCl):δ177.3,163.2,162.7,157.7,155.6,153.3,141.9,136.7,135.6,134.9,128.7,128.4,128.0,127.5,127.4,120.7,119.0,116.9,115.2,105.8,101.1,70.5,61.0,56.1,55.5,28.7
FAB−MS(M+1):540.
FAB−HRMS(M+1):calcd for C3230N 540.2022,found 540.2004.
また、本化合物に対し、HeLaがん細胞に対する細胞毒性を測定したところ、50mMにおいて56%の細胞毒性があることが確認できた。
また、本化合物に対し、膵臓がんで異常亢進しているHedgehog/GLIシグナル伝達系における、GLIによる転写の阻害活性を、HaCaT細胞において、ルシフェラーゼレポーターアッセイにて測定したところ、50μMにおいて52%の阻害活性があることが確認できた。

Claims (5)

  1. 塩基の存在下において、
    下記式(1)で示されるケトンと、下記式(2)又は(3)で示される芳香族アルデヒドを反応させてカルコン誘導体を生成し、その後、前記カルコン誘導体に下記式(4)又は(5)で示されるピリジン誘導体を加える工程を、ワンポットで行うフラボノイドを製造する方法。
    (上記式においてRは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。)
    (上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。)
    (上記式において、R及びRは、水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンの少なくともいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。)
    (上記式において、Rは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、Rは化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。)
    (上記式において、R及びRは水素、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、又はハロゲンのいずれかであり、R及びRはそれぞれ化合物中において複数あってもよく、複数ある場合それらは同じであっても異なっていてもよい。)
  2. 前記ケトンは、下記式で示す化合物を含む請求項1記載のフラボノイドを製造する方法。
  3. 前記芳香族アルデヒドは、下記式に示す化合物のうち少なくともいずれかを含む請求項1記載のフラボノイドを製造する方法。
  4. 前記ピリジン誘導体は、下記式で示す化合物のうち少なくともいずれかを含む請求項1記載のフラボノイドを製造する方法。
  5. 前記塩基は、KOH、NaOH、KCO、CsCOの少なくともいずれかである請求項1記載のフラボノイドの製造方法。
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