JP5314052B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、測定対象の粘弾性を測定する測定装置および測定方法に関する。
従来、測定対象の弾性などを測定するために、固有共振周波数を有する圧電素子などの先端部を測定対象に当てて、測定部位の附加質量に応じて変化する共振周波数を測定する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1,2参照。)。このような測定技術は、触覚に関わる医療分野や食品の品質管理など様々な分野で利用されている。
特開平5−322731号公報 特願平11−225970号公報
しかしながら、上述した従来技術では、圧電素子などの先端部を測定対象に押し当てる力によって測定結果が変化するという問題がある。たとえば、ユーザが測定装置を把持して圧電素子の先端部を測定対象に押し当てる場合は、呼吸に伴う体動や手ぶれなどの筋肉振動があるため、先端部を測定対象に押し当てる力を常に一定にすることが困難である。
また、上述した従来技術では、圧電素子などの先端部を測定対象に押し当てる角度によっても測定結果が変化するという問題がある。たとえば、ユーザが測定装置を把持して圧電素子などの先端部を測定対象に押し当てる場合は、呼吸に伴う体動や手ぶれなどの筋肉振動があるため、先端部を測定対象に対して常に垂直に押し当てることが困難である。
したがって、上述した従来技術では、測定対象の弾性を精度よく測定することが困難である。特に、測定装置が、ユーザが把持して使用できるタイプのものである場合は、ユーザに過度の集中や忍耐を強いたり、測定結果がばらついたりする。このため、従来技術では、ユーザが把持して使用できるタイプの測定装置に適用することが困難であった。
開示の測定装置および測定方法は、上述した問題点を解消するものであり、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる測定装置は、測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、前記接触部材に設けられた圧電素子と、前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、前記測定手段による測定結果を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、接触部材を測定対象に突き出すことにより、測定対象の粘弾性に応じた反作用が接触部材を通じて圧電素子に伝わり、反作用の大きさに応じた電圧が圧電素子から出力される。
また、この発明にかかる測定装置は、前記測定対象との接触を検知する接触電極と、前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、接触部材の突き出し直前の接触部材と測定対象との距離が一定になるため、ユーザが測定装置を測定対象に押しつける力の大きさを意識しなくても、接触部材を測定対象に一定の力で突き出すことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記接触電極は、前記所定方向の高さが前記駆動手段による突き出し後の前記接触部より低いことを特徴とする。
この発明によれば、接触電極が測定対象と接触したときに、測定対象に対して接触部材を確実に押し込むことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記接触電極は、前記所定方向の高さが前記駆動手段による突き出し前の前記接触部の高さ以上であることを特徴とする。
この発明によれば、接触電極が測定対象と接触する前は接触部材が測定対象に押し込まれないようにできるため、測定対象の粘弾性を測定対象からの反作用に精度よく反映させることができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記接触電極は、前記所定方向と直交する平面上に2つ以上設けられ、前記駆動制御手段は、2つ以上の前記接触電極によって前記測定対象との接触が同時に検知されると前記駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは、少なくとも一方向の角度に注意して測定対象に2つ以上の接触電極を接触させることで、測定対象の面に対して接触部材を直角に突き出すことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記接触電極は、前記所定方向と直交する平面上に3つ以上設けられ、前記駆動制御手段は、3つ以上の前記接触電極によって前記測定対象との接触が同時に検知されると前記駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザは、測定装置の角度に注意しなくても、測定対象に3つ以上の接触電極を接触させることで、測定対象の面に対して接触部材を直角に突き出すことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記接触電極は、前記駆動手段の突き出しによる前記接触部材の通過領域を囲んで設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、測定対象における、3つ以上の接触電極が接触した部分に囲まれる位置へ接触部材を直角に突き出すことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記駆動手段は、入力される駆動電流に応じた力で前記接触部材を突き出し、前記駆動制御手段は、前記駆動電流として方形波を前記駆動手段へ入力することにより前記駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明によれば、測定対象に対して接触部材を瞬時に突き出すことができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出しの前における前記出力電圧と、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し時における前記出力電圧のピークと、の差分を測定することを特徴とする。
また、この発明にかかる測定装置は、前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出しから10msec以下の期間内において前記突き出しの前における前記出力電圧および前記ピークを取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの呼吸性の体動や筋肉振動の影響を受けずに測定対象の粘弾性を測定することができる。
この発明によれば、接触部材が測定対象へ突き出される前の圧電素子の出力電圧のばらつきを補償して測定対象の粘弾性を測定することができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し後における前記出力電圧を複数回取得し、取得した各出力電圧の減衰量を測定することを特徴とする。
この発明によれば、測定対象のダンピング特性を測定することができる。
また、この発明にかかる測定装置は、前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し後における前記出力電圧の振幅を複数回取得し、取得した各振幅の減衰量を測定することを特徴とする。
この発明によれば、測定対象のダンピング特性を測定することができる。
また、この発明にかかる測定装置は、ユーザの把持操作によって変位可能なことを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの把持操作によって変位可能なタイプの測定装置であっても、ユーザの技術や筋肉振動に関わらず測定対象の粘弾性を精度よく測定することができる。
開示の測定装置および測定方法によれば、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる測定装置を示す正面断面図である。 図2は、所定方向101の側から見た測定装置100を示す上面図である。 図3は、所定方向101の反対側から見た圧電素子155を示す下面図である。 図4は、測定装置100の動作例を示す図(その1)である。 図5は、測定装置100の動作例を示す図(その2)である。 図6は、回路基盤130の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図7は、回路基盤130の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、回路基盤130の動作の他の例を示すフローチャートである。 図9は、回路基盤130の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 図10は、測定装置100によるフィルタスポンジの測定例を示すグラフである。 図11は、測定装置100によるクッションスポンジの測定例を示すグラフである。 図12は、測定装置100による餅の測定例を示すグラフである。 図13は、測定装置100によるクッションスポンジの測定例を示すグラフである。 図14は、測定装置100による前腕皮膚の測定例を示すグラフである。 図15は、測定装置100による頬皮膚の測定例を示すグラフである。 図16は、測定装置100による測定した餅の経時変化を示すグラフである。 図17は、制振性能の半値幅法による測定方法を説明するグラフである。 図18は、制振性能の減衰率法による測定方法を説明するグラフである。
符号の説明
100 測定装置
101 所定方向
110 ケース
111 電池フタ
121 電池
122,123 電極
130 回路基盤
140 駆動部
141 ヨーク
142 マグネット
143 プレート
144 ダンパ
150 接触部材
151 接触部
152,158 基板
153 支持部材
154 ボイスコイル
155 圧電素子
156 導線
157 増幅器
160 開口板
161,162,201 接触電極
170 表示部
400 測定対象
611 誘導ハム検出部
612 方形波生成部
613 波形測定部
t1,t2,t3,t4 時期
h1,h2 差分
以下に添付図面を参照して、この測定装置および測定方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(測定装置の構成)
図1は、実施の形態にかかる測定装置を示す正面断面図である。実施の形態にかかる測定装置は、測定対象の粘弾性(堅さや粘性抵抗など)を測定する測定装置である。図1に示すように、実施の形態にかかる測定装置100は、ケース110と、電池121と、回路基盤130と、駆動部140と、接触部材150と、接触電極161,162,201(接触電極201については図2参照)と、を備えている。
測定装置100は、ユーザの把持操作によって変位可能な測定装置である。すなわち、測定装置100は、ユーザが手に持って動かすことができる小型の測定装置である。ユーザは、測定装置100を手に持って、測定装置100の所定方向101側の先端部を測定対象に当てることで、測定対象の粘弾性などを測定することができる。
ケース110は、電池121と、回路基盤130と、駆動部140と、接触部材150と、を収納している。電池121は、電極122,123を介して回路基盤130および駆動部140へ電力を供給する電源である。また、電池121は、ケース110に設けられた電池フタ111を取り外すことによって交換することができる。
ただし、回路基盤130および駆動部140へ電力を供給する電源は電池121に限らない。たとえば、回路基盤130へ電力を供給する電源は、電気ケーブルを介して回路基盤130に接続された外部の電源であってもよい。
回路基盤130は、駆動部140の制御を行う駆動制御手段である。具体的には、回路基盤130は、接触電極161,162,201からの出力に応じて駆動部140へ駆動電流を入力することで、接触部材150を突き出すように駆動部140を制御する。また、回路基盤130は、圧電素子155の出力電圧を測定する測定手段である。回路基盤130は、圧電素子155の出力電圧の測定結果を表示部170に表示させる。
駆動部140は、接触部材150を所定方向101へ突き出す駆動手段である。具体的には、駆動部140は、ヨーク141と、マグネット142と、プレート143と、ダンパ144と、接触部材150に設けられたボイスコイル154と、によって構成されている。ヨーク141はケース110の内壁に固定されている。ヨーク141の内部における底面の中心部にはマグネット142が設けられている。
プレート143は、マグネット142の上に設けられている。ダンパ144はヨーク141上に設けられている。ダンパ144は、接触部材150が所定方向101の反対方向へ過度に変位しないように接触部材150を支持している。回路基盤130から駆動部140へ入力された駆動電流は、図示しない導線を介してボイスコイル154に流れる。
ボイスコイル154に電流が流れると、ボイスコイル154に電磁力が働き、マグネット142に対して接触部材150が所定方向101へ突き出される。したがって、駆動部140は、回路基盤130から入力される駆動電流に応じた力で接触部材150を突き出す。たとえば、回路基盤130から駆動部140へ駆動電流として方形波が入力されると、ボイスコイル154に急激な電流が流れ、接触部材150が瞬時に突き出る。
接触部材150は、測定対象に接触させるための接触部151を有する。接触部151は、接触部材150の所定方向101側が球面状に形成されている。接触部材150における接触部151と反対側の面には基板152が貼り付けられている。基板152の面積は、接触部材150における接触部151と反対側の面の面積よりも大きい。したがって、基板152は、接触部材150における接触部151と反対側の面に対してはみ出している。基板152は、たとえば、厚さが0.3[mm]程度のアルミ基板である。
基板152における接触部材150とは反対側の面の外周部には、接触部材150とは反対方向に延びる支持部材153が設けられている。支持部材153における接触部材150とは反対方向の先端部は、マグネット142と接触しないようにマグネット142を囲む筒状に形成されている。そして、支持部材153における接触部材150とは反対方向の先端部にはボイスコイル154が巻き付けられている。
また、基板152における接触部材150とは反対側の面には圧電素子155が貼り付けられている。したがって、圧電素子155は、基板152の歪みに応じて歪む。圧電素子155は、圧電素子155の歪みに応じた電圧を、導線156を通じて増幅器157へ出力する。圧電素子155は、たとえばユニモルフ圧電素子である。
増幅器157は、支持部材153に固定された基板158上に設けられている。増幅器157は、圧電素子155の出力電圧を増幅する。そして、増幅器157は、増幅した出力電圧を、図示しない導線を介して回路基盤130へ出力する。増幅器157は、たとえば、圧電素子155の出力電圧のインピーダンス変換を行うインピーダンス変換器である。インピーダンス変換器としては、たとえば、FET(Field effect transistor:電界効果トランジスタ)を用いることができる。
ケース110の所定方向101側の先端部には開口板160が設けられている。開口板160には開口部が設けられており、開口板160の開口部を通じて接触部材150が外部へ突き出るようになっている。開口板160上には、接触電極161,162,201が設けられている。接触電極161,162,201のそれぞれは、測定対象との接触を検知し、図示しない導線を通じて回路基盤130へ検知結果を出力する。
接触電極161,162,201のそれぞれは、所定方向101の高さが、駆動部140による接触部材150の突き出し前における接触部151の高さとほぼ同じである。したがって、接触電極161,162,201のそれぞれは、所定方向101の高さが、駆動部140による接触部材150の突き出し後における接触部151の高さより低い。
表示部170は、圧電素子155の出力電圧の測定結果を出力する出力手段である。表示部170は、回路基盤130の制御に従って、回路基盤130によって測定された圧電素子155の出力電圧の測定結果をユーザに対して表示する。
図2は、所定方向101の側から見た測定装置100を示す上面図である。接触電極161,162,201は、所定方向101と直交する平面(図2の紙面)上に設けられている。このため、接触電極161,162,201のすべてを測定対象に接触させると、測定対象の面に対して接触部材150の突き出し方向(所定方向101)が直角になる。
したがって、接触電極161,162,201のすべてが測定対象との接触を検知したときに接触部材150を突き出すことで、測定対象の面に対して接触部材150を直角に突き出すことができる。これにより、ユーザは、測定装置100の角度を特に注意しなくても、接触電極161,162,201を同時に測定対象に接触させることで、測定対象の粘弾性を精度よく測定することができる。
また、接触電極161,162,201のすべてが測定対象との接触を検知したときに接触部材150を突き出すことで、接触部材150の突き出し直前における接触部151と測定対象との距離を常に一定にすることができる。これにより、測定対象に対して接触部151を常に一定の力で押し込み、測定対象の粘弾性に応じた反作用を得ることができる。このため、ユーザが測定装置100を測定対象に押し当てる力を意識しなくても、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することができる。
また、接触電極161,162,201は、接触部151の通過領域を中心とした円上に設けられている。このように、接触部材150の通過領域を囲んで接触電極161,162,201を設けることで、測定対象における接触電極161,162,201が接触した各部分に囲まれる位置へ接触部材150を突き出すことができる。
これにより、測定対象の面に対する接触部材150の突き出し方向をより確実に直角にすることができる。このため、ユーザは、接触電極161,162,201を同時に測定対象に接触させることで、測定対象の粘弾性をより簡単に精度よく測定することができる。
ここでは、3つの接触電極(接触電極161,162,201)を設ける構成について説明したが、接触電極を2つにする構成も可能である。たとえば、接触電極201を省いた構成にしてもよい。この構成においては、接触電極161,162の両方が測定対象との接触を検知したときに接触部材150を突き出すようにする。
これにより、ユーザは、一方向の角度のみに注意しながら接触電極161,162を同時に測定対象に接触させることで、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することができる。ここで、ユーザが注意する一方向の角度とは、接触電極161,162を結ぶ直線を回転軸として変化する測定装置100の角度である。
また、接触電極を1つにする構成も可能である。たとえば、接触電極162,201を省いた構成にしてもよい。この構成においては、接触電極161が測定対象との接触を検知したときに接触部材150を突き出すようにする。これにより、接触部材150の突き出し直前における接触部151と測定対象との距離を常に一定にすることができる。
したがって、測定対象に対して接触部151を常に一定の力で押し込み、測定対象の粘弾性に応じた反作用を得ることができる。このため、ユーザが測定装置100を測定対象に押し当てる力を意識しなくても、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することができる。また、接触電極を1つにする構成にする場合には、接触電極161をたとえば接触部151の表面に設ける構成とすることも可能である。
また、接触電極を4つ以上にする構成も可能である。たとえば、接触部151の通過領域を中心とした円上にさらに接触電極を追加する構成にしてもよい。この構成においては、接触電極161,162,201および追加した接触電極のすべてが測定対象との接触を検知したときに接触部材150を突き出すようにする。
なお、図示しないが、測定装置100に電源スイッチを設け、電源スイッチがONのときに接触電極161,162,201を測定対象に接触させると接触部材150を突き出すようにしてもよい。これにより、たとえば測定装置100の未使用時などに、ユーザの意に反して接触部材150が突き出ることを回避することができる。
図3は、所定方向101の反対側から見た圧電素子155を示す下面図である。圧電素子155は、基板152よりも面積が小さく、圧電素子155の全面が基板152の一部に対して貼り付けられている。また、基板152と圧電素子155のそれぞれは円形に形成されている。このため、基板152と圧電素子155の取り付け方向に関わらず、基板152の歪みに応じて圧電素子155を歪ませることができる。
(測定装置の使用例)
図4は、測定装置100の動作例を示す図(その1)である。図5は、測定装置100の動作例を示す図(その2)である。上述したように、接触電極161,162,201のそれぞれは、所定方向101の高さが、駆動部140による接触部材150の突き出し前における接触部151の高さ以上(図では同じ)である。
これにより、接触部材150の突き出し前においては接触部151が測定対象400に押し込まれないようにすることができる。このため、接触部材150の突き出し時に、測定対象400の粘弾性を測定対象400からの反作用に精度よく反映させることができる。
図4に示すように、測定対象400に接触電極161,162,201を同時に接触させると、回路基盤130の制御によって駆動部140が接触部材150を所定方向101へ突き出す。これにより、図5に示す状態になる。ここで、接触電極161,162,201のそれぞれは、所定方向101の高さが、駆動部140による接触部材150の突き出し後における接触部151の高さより低く形成されている。
このため、図5に示すように、突き出し後の接触部151は、測定対象400と接触した接触電極161,162,201よりも所定方向101側へ変位するため、測定対象400に押し込まれる。測定対象400へ押し込まれた接触部151は、測定対象400から、測定対象400の粘弾性に応じた反作用を所定方向101とは反対方向に受ける。
接触部151が受けた反作用は、接触部材150の接触部151とは反対側に設けられた基板152に伝わる。そして、基板152は、接触部材150との接触面よりも面積が大きい。このため、基板152が接触部材150からの反作用を所定方向101とは反対方向に受けると、基板152の接触部材150からはみ出した部分が所定方向101へわずかに変位し、その結果、基板152全体が歪む。
そして、基板152全体の歪みに応じて、基板152の接触部材150とは反対側に貼り付けられた圧電素子155も歪み、圧電素子155の歪みに応じた電圧が回路基盤130へ出力される。したがって、回路基盤130へ出力される圧電素子155の出力電圧は、測定対象400の粘弾性に応じて変化する。このため、圧電素子155の出力電圧を取得することで、測定対象400の粘弾性を測定することができる。
(測定装置の機能的構成)
図6は、回路基盤130の機能的構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、測定装置100の回路基盤130は、誘導ハム検出部611と、方形波生成部612と、波形測定部613と、を備えている。誘導ハム検出部611は、接触電極161,162,201のそれぞれの誘導ハムを検知する。
誘導ハムは、接触電極161,162,201が測定対象と接触したときに接触電極161,162,201に発生する。誘導ハム検出部611は、接触電極161,162,201のすべてから同時に誘導ハムを検知すると、方形波生成部612および波形測定部613のそれぞれに対して検知信号を出力する。
方形波生成部612は、誘導ハム検出部611から検知信号が出力されると方形波を生成する。そして、方形波生成部612は、生成した方形波を駆動電流として駆動部140へ入力する。方形波生成部612から駆動部140へ方形波を入力することで、ボイスコイル154に急激な電流が流れ、駆動部140による接触部材150の突き出しを瞬時に行うことができる(ステップファンクション)。
波形測定部613は、誘導ハム検出部611から検知信号が出力されると、圧電素子155の出力電圧の波形測定を行い、波形測定の結果を表示部170によって表示させる。ところで、ユーザの呼吸性の体動や筋肉振動は通常20Hz以下である。このため、波形測定部613は、駆動部140による接触部材150の突き出しから10msec以下の期間内に圧電素子155の出力電圧を取得することが望ましい。これにより、ユーザの呼吸性の体動や筋肉振動の影響を受けずに測定対象の弾性を測定することができる。
波形測定部613は、たとえば、駆動部140による接触部材150の突き出しの前における圧電素子155の出力電圧と、駆動部140による接触部材150の突き出し時における圧電素子155の出力電圧のピークと、の差分を測定する(たとえば図7参照)。
または、波形測定部613は、駆動部140による接触部材150の突き出しの後における圧電素子155の出力電圧を複数回取得し、取得した各出力電圧の減衰量を測定するようにしてもよい(たとえば図8参照)。または、波形測定部613は、駆動部140による接触部材150の突き出しの後における圧電素子155の出力電圧の振幅を複数回取得し、取得した各振幅の減衰量を測定するようにしてもよい(たとえば図9参照)。
(回路基盤の動作)
図7は、回路基盤130の動作の一例を示すフローチャートである。まず(START)、誘導ハム検出部611が、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知したか否かを判断し(ステップS701)、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知するまで待つ(ステップS701:Noのループ)。
ステップS701において、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知すると(ステップS701:Yes)、波形測定部613が、圧電素子155の出力電圧を取得する(ステップS702)。また、方形波生成部612が、方形信号を駆動部140へ出力する(ステップS703)。これにより、駆動部140によって接触部材150が、測定対象に対して瞬時に突き出される。
つぎに、波形測定部613が、圧電素子155の出力電圧のピークを取得する(ステップS704)。つぎに、波形測定部613が、ステップS702によって取得された出力電圧と、ステップS704によって取得されたピークの出力電圧と、の差分を算出する(ステップS705)。つぎに、波形測定部613が、ステップS705による算出結果を表示部170へ出力し(ステップS706)、一連の動作を終了する(END)。
このように、回路基盤130は、駆動部140による接触部材150の突き出し前における圧電素子155の出力電圧と、駆動部140による接触部材150の突き出し時における圧電素子155の出力電圧のピークと、の差分を測定する。これにより、接触部材150が測定対象へ突き出される前の圧電素子155の出力電圧におけるばらつきを補償して測定対象の堅さを測定することができる。
ここでは、接触部材150の突き出しの直前における圧電素子155の出力電圧を取得する方法を説明したが、このような方法に限らない。たとえば、接触部材150の突き出し前における圧電素子155の出力電圧が安定している場合は、ステップS701の前に圧電素子155の出力電圧を取得するようにしてもよい。そして、ステップS705においては、ステップS701の前に取得した圧電素子155の出力電圧と、ステップS704によって取得されたピークの出力電圧と、の差分を算出する。これにより、測定対象の堅さを測定することができる。
図8は、回路基盤130の動作の他の例を示すフローチャートである。まず(START)、誘導ハム検出部611が、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知したか否かを判断し(ステップS801)、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知するまで待つ(ステップS801:Noのループ)。接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知すると(ステップS801:Yes)、波形測定部613が、圧電素子155の出力電圧を取得する(ステップS802)。
つぎに、方形波生成部612が方形信号を駆動部140へ出力する(ステップS803)。これにより、接触部材150が駆動部140によって突き出される。つぎに、波形測定部613が、ステップS802またはステップS806(後述)によって出力電圧を所定回数取得したか否かを判断する(ステップS804)。
ステップS804において、出力電圧を所定回数取得していない場合(ステップS804:No)は、出力電圧を最後に取得してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS805)。そして、所定時間が経過するまで待つ(ステップS805:Noのループ)。ステップS805において待機する所定時間は、常に一定の時間にせずに、ステップS805を実行するたびに変更してもよい。
ステップS805において所定時間が経過すると(ステップS805:Yes)、波形測定部613が圧電素子155の出力電圧を取得し(ステップS806)、ステップS804へ戻って処理を続行する。ステップS804において出力電圧を所定回数取得した場合(ステップS804:Yes)は、波形測定部613が、ステップS802またはステップS806によって取得された各出力電圧の減衰量を算出する(ステップS807)。
つぎに、波形測定部613が、ステップS807による算出結果を表示部170へ出力し(ステップS808)、一連の動作を終了する(END)。このように、接触部材150の突き出し後における圧電素子155の出力電圧を複数回取得し、取得した各出力電圧の減衰量を測定することで、測定対象の減衰率を測定することができる。
図9は、回路基盤130の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。まず(START)、誘導ハム検出部611が、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知したか否かを判断し(ステップS901)、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知するまで待つ(ステップS901:Noのループ)。
ステップS901において、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムを検知すると(ステップS901:Yes)、方形波生成部612が方形信号を駆動部140へ出力する(ステップS902)。これにより、接触部材150が駆動部140によって突き出される。つぎに、波形測定部613が、圧電素子155の出力電圧の波高値を取得する(ステップS903)。
つぎに、波形測定部613が、圧電素子155の出力電圧の波低値を取得する(ステップS904)。つぎに、波形測定部613が、ステップS903によって取得された波高値と、ステップS904によって取得された波低値と、に基づいて圧電素子155の出力電圧の振幅を算出する(ステップS905)。
つぎに、ステップS905によって出力電圧の振幅を所定回数算出したか否かを判断する(ステップS906)。出力電圧の振幅を所定回数算出していない場合(ステップS906:No)は、ステップS903へ戻って処理を続行する。出力電圧の振幅を所定回数算出した場合は(ステップS906:Yes)、波形測定部613が、ステップS905によって算出された各振幅の減衰量を算出する(ステップS907)。
つぎに、波形測定部613が、ステップS907による算出結果を表示部170へ出力し(ステップS908)、一連の動作を終了する(END)。このように、接触部材150の突き出し後における圧電素子155の出力電圧の振幅を複数回取得し、取得した各振幅の減衰量を測定することで、測定対象の対数減衰率を測定することができる。
(測定結果の例)
図10は、測定装置100によるフィルタスポンジの測定例を示すグラフである。図11は、測定装置100によるクッションスポンジの測定例を示すグラフである。図10および図11において、横軸は時間[msec]を示している。また、図10および図11において、縦軸は圧電素子155の出力電圧[V]を示している。
図10の波形1000は、図7に示した動作によってフィルタスポンジの硬さを測定した結果を示している。フィルタスポンジは、フィルタに用いられるウレタンフォーム(イノアック社製CFH−20)である。図11の波形1100は、図7に示した動作によってクッションスポンジの硬さを測定した結果を示している。クッションスポンジは、クッションに用いられるウレタンフォーム(イノアック社製ECM)である。
図10および図11に示す測定例において、基盤は0.3[mm]圧のアルミ板とした。また、増幅器157は時定数1秒のインピーダンス変換器とした。また、圧電素子155はユニモルフ圧電素子とした。また、駆動部140の突き出しによる接触部材150の変位量(ストローク長)は0.3mmとした。これらの各測定条件は、図12〜図16に示す測定例においても同様である。
図10および図11において、時期t1は、誘導ハム検出部611によって、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムが検知された時期を示している。時期t2は、時期t1の後に圧電素子155の出力電圧がピークとなった時期を示している。図10の差分h1および図11の差分h2のそれぞれは、時期t1と時期t2における圧電素子155の各出力電圧の差分を示している。
波形測定部613は、差分h1や差分h2を算出する。図10および図11に示す例では、フィルタスポンジを測定した場合に波形測定部613によって算出される差分h1(図10)は、クッションスポンジを測定した場合に波形測定部613によって算出される差分h2(図11)よりも大きい。この場合は、測定対象のフィルタスポンジは、測定対象のクッションスポンジよりも堅いことが分かる。
図12は、測定装置100による餅の測定例を示すグラフである。図13は、測定装置100によるクッションスポンジの測定例を示すグラフである。図12および図13において、横軸は時間[msec]を示している。また、図12および図13において、縦軸は圧電素子155の出力電圧[V]を示している。
図12の波形1200は、図8に示した動作によって餅の減衰率を測定した結果を示している。図13の波形1300は、図8に示した動作によってクッションスポンジの減衰率を測定した結果を示している。図12および図13において、時期t1は、誘導ハム検出部611によって、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムが検知された時期を示している。
時期t2は、時期t1の後、時間aが経過した時期を示している。時期t3は、時期t1の後、時間b(>a)が経過した時期を示している。差分haは、時期t1と時期t2における圧電素子155の各出力電圧の差分を示している。差分hbは、時期t1と時期t3における圧電素子155の各出力電圧の差分を示している。波形測定部613は、差分haに対する差分hbの減衰量を算出する。
図12および図13に示す例では、餅を測定した場合に波形測定部613によって算出される差分haに対する差分hbの減衰量(図12)は、クッションスポンジを測定した場合に波形測定部613によって算出される差分haに対する差分hbの減衰量(図13)よりも大きい。この場合は、測定対象の餅は、測定対象のクッションスポンジよりも減衰率が大きいことが分かる。
ここで、測定対象の減衰率を測定する具体的な方法の一例について説明する。ステップファンクションによる接触部材150の突き出しに対する測定対象の応答h(t)は、下記(1)式のように示すことができる。
Figure 0005314052
上記(1)式において、tは時間を示している。h0は、接触部材150の突き出しに対する測定対象の反作用の初期波高値を示している。βは測定系の時定数を示している。
測定系の時定数を1秒とすると、時間t=aの場合の応答haおよび時間t=bの場合の応答hbは、それぞれ下記(2)式および(3)式のように示すことができる。
Figure 0005314052
Figure 0005314052
上記(2)式および(3)式において、γは測定対象の時定数(減衰率の逆数)を示している。上記(2)式および(3)式によって、下記(4)式が成り立つ。
Figure 0005314052
上記(4)式において、Kは定数である。上記(4)式により、時間t=aの場合の応答haおよび時間t=bの場合の応答hbをそれぞれ測定することで、測定対象の時定数γを算出することができる。応答haおよび応答hbには、たとえば、図12および図13に示した差分haおよび差分hbを用いることができる。したがって、測定対象の減衰率として、図12および図13に示した差分haおよび差分hbと、上記(4)式と、に基づく時定数γを算出することができる。
図14は、測定装置100による前腕皮膚の測定例を示すグラフである。図15は、測定装置100による頬皮膚の測定例を示すグラフである。図14および図15において、横軸は時間[msec]を示している。また、図14および図15において、縦軸は圧電素子155の出力電圧[V]を示している。
図14の波形1400は、図9に示した動作によって前腕皮膚の対数減衰率を測定した結果を示している。図15の波形1500は、図9に示した動作によって頬皮膚の対数減衰率を測定した結果を示している。図14および図15において、時期t1は、誘導ハム検出部611によって、接触電極161,162,201のすべてから誘導ハムが検知された時期を示している。
時期t2は、時期t1の後に圧電素子155の出力電圧が波高値となった時期を示している。差分h1は、時期t1と時期t2における圧電素子155の各出力電圧の差分を示している。時期t3は、時期t2の後に圧電素子155の出力電圧が波高値となった時期を示している。時期t4は、時期t3の後に圧電素子155の出力電圧が波低値となった時期を示している。差分h2は、時期t3と時期t4における圧電素子155の各出力電圧の差分を示している。
波形測定部613は、差分h1に対する差分h2の減衰量を算出する。図14および図15に示す例では、前腕皮膚を測定した場合に波形測定部613によって算出される差分h1に対する差分h2の減衰量(図14)は、頬皮膚を測定した場合に波形測定部613によって算出される差分h1に対する差分h2の減衰量(図15)より小さい。この場合は、測定対象の頬皮膚は測定対象の前腕皮膚よりダンピング特性が大きいことが分かる。
ここで、測定対象のダンピング特性を測定する具体的な方法の一例について説明する。たとえば、測定対象のダンピング特性として、図14および図15に示した差分h1に対する差分h2の対数減衰率Δ=ln(h1/h2)を算出することができる。
図16は、測定装置100による測定した餅の経時変化を示すグラフである。図16において、横軸は時間[分]を示している。また、図16において、縦軸は圧電素子155の出力電圧[mV]を示している。図16の波形1600は、図7に示した動作を15[分]毎に行った結果を示している。波形1600に示すように、時間経過によって餅が堅くなっていく様子を測定装置100により測定することができることが分かる。
(制振性能について)
波形測定部613によって測定する指標は、上述した各種指標に限らず、圧電素子155の出力電圧に基づく様々な指標を用いることができる。圧電素子155の出力電圧に2次遅れ系の信号が強調される場合は、たとえば、波形測定部613によって測定対象の制振性能を測定してもよい。以下に、波形測定部613によって測定対象の制振性能を測定する例について説明する。
図17は、制振性能の半値幅法による測定方法を説明するグラフである。図17において、横軸は圧電素子155の出力電圧の周波数[Hz]を示している。図17において、縦軸は圧電素子155の出力電圧の振幅を示している。波形1700は、圧電素子155の出力電圧の周波数に対する圧電素子155の出力電圧の振幅の特性を示している。
たとえば、波形1700がピーク値となる周波数をω0とし、波形1700がピーク値から3[dB]小さくなる各周波数をω1およびω2とすると、波形測定部613は、ω0、ω1およびω2を用いて損失係数η=(ω2−ω1)/ω0を算出する。損失係数ηは、測定対象の制振性能を示している。
図18は、制振性能の減衰率法による測定方法を説明するグラフである。図18において、横軸は時間を示し、縦軸は圧電素子155の出力電圧の振幅を示している。波形1800は、圧電素子155の出力電圧の振幅の経時変化を示している。
たとえば、波形1800において、1[sec]の期間における圧電素子155の出力電圧の振幅の減少量をD[dB]とし、共振周波数をfとすると、波形測定部613は、減少量Dおよび共振周波数fを用いて損失係数η=D/(27.3f)を算出する。損失係数ηは、測定対象の制振性能を示している。
(測定結果の表示例)
測定装置100を肌の弾性測定に用いる場合の表示部170による表示例について説明する。この場合は、波形測定部613は、波形測定部613から出力された弾性に関する算出結果を、ユーザに対して分かりやすい情報に変換して表示部170に表示させてもよい。たとえば、波形測定部613は、あらかじめ統計によって得られた弾性の標準値を記憶しており、弾性の算出結果と標準値とを比較する。
そして、波形測定部613は、比較結果を表示部170に表示させる。たとえば、波形測定部613は、「弾性が標準的」、「弾性が標準より高い」または「弾性が標準より低い」などの情報を表示部170に表示させる。
または、波形測定部613は、あらかじめ統計によって得られた年齢別の弾性の標準値を記憶しており、弾性の算出結果に対応する年齢を肌年齢として表示部170に表示させてもよい。たとえば、波形測定部613は、「肌年齢20歳」、「肌年齢30歳」または「肌年齢40歳」などの情報を表示部170に表示させる。
以上説明したように、この発明にかかる測定装置および測定方法によれば、測定対象の粘弾性を簡単に精度よく測定することができる。なお、上述した実施の形態においては、測定対象の粘弾性などを測定する構成について説明したが、通電電極をさらに設け、測定対象の粘弾性とともに皮膚の濡れ特性なども同時に測定する構成としてもよい。

Claims (12)

  1. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられ、前記所定方向からみて円形に形成された圧電素子と、
    前記測定対象との接触を検知する接触電極と、
    前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し前における前記出力電圧と、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し時における前記出力電圧のピークと、の差分を測定することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出しから10msec以下の期間内において前記突き出しの前における前記出力電圧および前記ピークを取得することを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記測定手段は、前記駆動手段による前記接触部材の突き出し後における前記出力電圧を複数回取得し、取得した各出力電圧の減衰量を測定することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  5. ユーザの把持操作によって変位可能なことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の測定装置。
  6. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記測定対象との接触を検知し、前記所定方向の高さが前記駆動手段による突き出し後の前記接触部より低い接触電極と、
    前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  7. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記測定対象との接触を検知し、前記所定方向の高さが前記駆動手段による突き出し前の前記接触部の高さ以上である接触電極と、
    前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  8. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記所定方向と直交する平面上に2つ以上設けられ、前記測定対象との接触を検知する接触電極と、
    2つ以上の前記接触電極によって前記測定対象との接触が同時に検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  9. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記所定方向と直交する平面上に3つ以上設けられ、前記測定対象との接触を検知する接触電極と、
    3つ以上の前記接触電極によって前記測定対象との接触が同時に検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  10. 前記接触電極は、前記駆動手段の突き出しによる前記接触部材の通過領域を囲んで設けられていることを特徴とする請求項9に記載の測定装置。
  11. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    入力される駆動電流に応じた力で前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記測定対象との接触を検知する接触電極と、
    前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記駆動電流として方形波を前記駆動手段へ入力することにより、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記圧電素子の出力電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
  12. 測定対象に接触させるための接触部を有する接触部材と、
    前記接触部材を所定方向に突き出す駆動手段と、
    前記接触部材に設けられた圧電素子と、
    前記測定対象との接触を検知する接触電極と、
    前記接触電極によって前記測定対象との接触が検知されると、前記接触部材を突き出すように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記駆動手段による前記接触部材の突き出し後における前記圧電素子の出力電圧の振幅を複数回取得し、取得した各振幅の減衰量を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする測定装置。
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