JP4100276B2 - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置及びプロジェクタ、特に、液晶型空間光変調装置を用いるプロジェクタの照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、Sequential Color Recapture方式(以下、「カラーリキャプチャ方式」という。)を採用する単板式のプロジェクタが知られている。カラーリキャプチャ方式のプロジェクタは、光を供給する光源部と、光源部からの光を均一化させるためのロッドインテグレータと、ロッドインテグレータの射出側に設けられ、色分離を行うカラーホイールとを有する。カラーホイールは、光源部からの光を、例えば、赤色光(以下、「R光」という。)、緑色光(以下、「G光」という。)、青色光(以下、「B光」という。)の、3つの波長領域の光に色分離する。カラーリキャプチャ方式のプロジェクタの技術は、以下の特許文献1に提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−242416号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光源部からの光をR光と、G光と、B光とに色分離する場合、カラーホイールには、R光のみを透過するR光透過ダイクロイック膜と、G光のみを透過するG光透過ダイクロイック膜と、B光のみを透過するB光透過ダイクロイック膜と、が形成される。それぞれのダイクロイック膜は、それぞれ特定の波長領域の光のみを透過し、他の波長領域の光を反射する。ダイクロイック膜で反射された光は、ダイクロイック膜に到達するまでとは逆の方向へ進行し、再びロッドインテグレータに入射する。ロッドインテグレータの光源部側の端面には、反射面が形成されている。このため、ダイクロイック膜で反射された光は、ロッドインテグレータの反射面で反射され、再びカラーホイールの方向に進行する。再びカラーホイールの方向に進行した光は、初めにカラーホイールに入射した光路とは異なる光路を進行する。また、カラーホイールは、光軸と略平行な軸を中心として高速回転している。このため、再びカラーホイールに入射する光は、初めにカラーホイールに入射した位置とは異なる位置に入射する。このため、再びカラーホイールの方向に進行した光のうちいずれかの成分の光は、カラーホイールを透過することができる。このような手順を繰り返して、光利用効率を向上することができる。
【0005】
しかしながら、従来技術のカラーリキャプチャ方式のプロジェクタの空間光変調装置は、カラーホイールの高速回転に対応して、高速に駆動する必要がある。例えば、カラーホイールは、R光透過ダイクロイック膜と、G光透過ダイクロイック膜と、B光透過ダイクロイック膜とを螺旋型に形成して回転する。プロジェクタによる画像表示には、各色光について60Hz程度の駆動速度を要する。このため、R光、G光、B光の3色を用いる場合、空間光変調装置を、1フレームあたり180Hz(=60Hz×3)程度の速さで駆動させる必要がある。このため、高速な駆動を行うことが困難な空間光変調装置、例えば、液晶型空間光変調装置を用いる単板式のプロジェクタは、カラーホイールを用いたカラーリキャプチャ方式を採用することが困難である。このことから、液晶型空間光変調装置を用いる場合、単板式とし、かつ、光利用効率を向上することが困難であるという問題がある。また、液晶型空間光変調装置は、光の利用効率を上げるため、偏光光の透過率、又は反射率を制御している。このため、空間光変調装置として液晶型空間光変調装置を用いる場合、その照明装置は、特定の振動方向の偏光光を効率良く供給する必要がある。
【0006】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、特定の振動方向の偏光光で、かつ特定の波長領域の光を高い効率で供給でき、液晶型空間光変調装置を用いる単板式プロジェクタに好適な照明装置、及びその照明装置を用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、目的を達成するために、第1の本発明によれば、光を供給する光源と、記光源からの光の強度分布を略均一化させるロッドインテグレータと、前記ロッドインテグレータの射出側に設けられ、特定の振動方向の偏光光を透過させ、前記特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板を透過した光のうち、特定の波長領域の光を透過させ、前記特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射させるカラーフィルタと、を有し、前記ロッドインテグレータは、さらに、前記光源側の入射端面と、前記光源からの光を入射させる前記入射端面に形成された開口部と、前記開口部の周辺に形成されている反射部と、前記反射型偏光板側の射出端面とを有し、前記反射部は、前記反射型偏光板で反射され、前記射出端面から前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する偏光光を前記射出端面の方向へ反射させ、前記反射部は、さらに、前記射出端面の第1の位置から射出して前記カラーフィルタで反射され前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する前記他の波長領域の光を、前記射出端面の方向へ反射させて、前記射出端面の前記第1の位置とは異なる第2の位置から射出させ、前記反射型偏光板と前記カラーフィルタとの間の光路内にレンズ系をさらに有し、前記レンズ系は、前記ロッドインテグレータの前記射出端面と前記カラーフィルタとを共役関係にし、かつ、前記ロッドインテグレータの前記射出端面から射出した光により前記カラーフィルタをテレセントリックに照明することを特徴とする照明装置を提供することができる。
【0008】
第1の本発明では、ロッドインテグレータを射出した光のうち、特定の振動方向の偏光光は反射型偏光板を射出する。これに対して、他の振動方向の光は反射型偏光板で反射されて、射出端面からロッドインテグレータへ再度入射する。ロッドインテグレータへ再入射した光は、例えば、硝子で構成されたロッドインテグレータの場合、空気との界面で全反射を繰り返しながら、入射端面の方向へ進む。再入射した光は、ロッドインテグレータ内で繰り返し反射すること、又は開口部から射出し光源を経由した後再びロッドインテグレータに入射すること等により複雑な光路を経て、楕円偏光になる。楕円偏光となった光は、入射端面の反射部で射出端面の方向へ反射される。反射部で反射された楕円偏光光は、射出端面から射出する。そして、反射型偏光板は、楕円偏光光のうち、特定の振動方向の偏光光を透過し、他の振動方向の偏光光を反射する。従って、反射型偏光板で反射された他の振動方向の偏光光は、再度全反射を繰り返して上述の光路を進行する。これにより、入射端面の反射部と反射型偏光板との間の光路を偏光光が再循環(リサイクル)する過程において、反射型偏光板で特定の振動方向の偏光光を次々と取り出すことができる。この結果、高い利用効率で特定の振動方向の偏光光を得ることができる。さらに好ましくは、ロッドインテグレータの内部にλ/4位相板を設けることが望ましい。λ/4位相板は、反射型偏光板で反射された、例えば直線偏光を円偏光に変換する。λ/4位相板で変換された円偏光は、全反射又は反射するたびに位相がπずれることにより偏光が回転する向きを変化させる。そして、再度、λ/4位相板を透過した後に、特定の振動方向に変換された直線偏光光は反射型偏光板を透過する。これに対して、再度、λ/4位相板を透過した後に、他の振動方向に変換された直線偏光光は、反射型偏光板で反射され、上述の再循環を繰り返す。このように、ロッドインテグレータ内において円偏光状態で反射させることで、さらに効率良く、所望の直線偏光成分を取り出すことができる。
【0009】
また、ロッドインテグレータの射出端面の第1の位置から射出し、反射型偏光板を透過した偏光光は、カラーフィルタに入射する。カラーフィルタは、特定の波長領域の光を透過させ、他の波長領域の光を反射させる。即ち、カラーフィルタは、反射型偏光板を透過した特定の振動方向の偏光光のうち、さらに特定の波長領域の光を透過する。これに対して、カラーフィルタで反射された他の波長領域の光は、反射型偏光板を透過して、ロッドインテグレータの射出端面から再度入射する。そして、上述したように、入射端面の反射部は、ロッドインテグレータ内で全反射を繰り返して入射端面の方向へ進行する他の波長領域の光を射出端面の方向へ反射する。反射部で反射された他の波長領域の光は、射出端面の第1の位置とは異なる第2の位置から射出する。このように、反射型位相板を透過した特定の振動方向の偏光光のうち他の波長領域の光は、射出端面の第1の位置とは異なる第2の位置から射出する。これにより、2回目にカラーフィルタに入射する他の波長領域の光は、1回目にカラーフィルタに入射した位置とは異なるカラーフィルタの位置に入射する。このため、カラーフィルタを例えば、R光と、G光と、B光とをそれぞれ透過させる3つのカラーフィルタとから構成させる場合、第1回目にカラーフィルタに入射して反射された光は、第2回目にカラーフィルタの第1回目とは異なる位置に入射する。このため、第2回目に入射した位置でカラーフィルタを透過できる場合がある。また、第2回目にカラーフィルタに入射して、さらに反射された光は、再度全反射を繰り返して上述の光路を進行する。これにより、入射端面の反射部とカラーフィルタとの間の光路を光が再循環(リサイクル)する過程において、カラーフィルタで特定の波長領域の光を次々と取り出すことができる。この結果、高い利用効率で特定の波長領域の光を得ることができる。このように、上記構成によれば、特定の振動方向で、かつ特定の波長領域の光を高い効率で得ることができる。
【0010】
また、ロッドインテグレータの入射端面の反射部と、カラーフィルタとの間で光を効率良く往復させるためには、カラーフィルタで反射された光を効率良く、ロッドインテグレータの射出端面へ入射させる必要がある。本態様のレンズ系は、ロッドインテグレータの射出端面とカラーフィルタとを共役関係にする。従って、ロッドインテグレータの射出端面とカラーフィルタとは物像関係にある。このため、ロッドインテグレータの射出端面の特定の位置から射出してカラーフィルタで反射された他の波長領域の光は、射出端面のこの特定の位置へ戻る。これにより、カラーフィルタで反射された光が、例えば、ロッドインテグレータの射出端面へ入射できない方向へ進行してしまうことを避けることができる。従って、高い光の利用効率を得ることができる。また、レンズ系は、カラーフィルタをテレセントリックに照明する機能をも有している。例えば、本態様の照明装置と組み合わせて液晶型空間光変調装置を使用する場合がある。液晶型空間光変調装置は、入射光を画像信号に応じて変調できる入射光の角度範囲が液晶の特性上制限されている。カラーフィルタをテレセントリックに照明すると、カラーフィルタに対して略平行に配置されている液晶型空間光変調装置もテレセントリックに照明される。液晶型空間光変調装置がテレセントリックに照明されると、その変調面に対して主光線が略垂直に入射する。液晶型空間光変調装置は、その変調面に対して略垂直に入射する光を最も効率良く変調することができる。このため、本態様の照明装置を液晶型空間光変調装置に適用すると、効率良く光を利用することができる。
【0011】
また、第2の本発明の好ましい態様としては、光を供給する光源と、前記光源からの光の強度分布を略均一化させるロッドインテグレータと、前記ロッドインテグレータの射出側に設けられ、特定の振動方向の偏光光を透過させ、前記特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射させる反射型偏光板と、前記反射型偏光板を透過した光のうち、特定の波長領域の光を透過させ、前記特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射させ、複数の領域を一組とした画素を有するカラーフィルタと、を有し、前記ロッドインテグレータは、さらに、前記光源側の入射端面と、前記光源からの光を入射させる前記入射端面に形成された開口部と、前記開口部の周辺に形成されている反射部と、前記反射型偏光板側の射出端面とを有し、前記反射部は、前記反射型偏光板で反射され、前記射出端面から前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する偏光光を前記射出端面の方向へ反射させ、前記反射部は、さらに、前記射出端面の第1の位置から射出して前記カラーフィルタで反射され前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する前記他の波長領域の光を、前記射出端面の方向へ反射させて、前記射出端面の前記第1の位置とは異なる第2の位置から射出させることを特徴とする照明装置を提供することができる。
【0012】
また、第の本発明の好ましい態様によれば、前記ロッドインテグレータは、前記入射端面の面積が前記射出端面の面積よりも小さいようなテーパを有する円錐形状であることが望ましい。
【0013】
入射端面の面積が射出端面の面積よりも小さいようなテーパを有する円錐形状のロッドインテグレータ内を光が往復する場合、射出端面からの光は、ロッドインテグレータの中心軸とのなす角度が小さい方向、即ち中心軸に略平行な方向となるように射出する。このため、カラーフィルタをロッドインテグレータの中心軸に対して略垂直に配置する場合、ロッドインテグレータから射出した光は、光軸AXに略平行、即ちテレセントリックな状態でカラーフィルタに入射する。これにより、カラーフィルタで反射された光が、例えば、ロッドインテグレータの射出端面へ入射できない方向へ進行してしまうことを避けることができる。従って、高い光の利用効率を得ることができる。また、本態様の照明装置を、液晶型空間光変調装置に適用すると、テレセントリックに照明できるため効率良く光を利用することができる。
【0014】
さらに、第の本発明によれば、光を供給する光源と、前記光源からの光の強度分布を略均一化させるロッドインテグレータと、前記ロッドインテグレータの射出側に設けられ、前記光源からの光を特定の振動方向の偏光光へ変換して射出する偏光変換素子と、前記偏光変換素子から射出した光のうち、特定の波長領域の光を透過させ、前記特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射させ、複数の領域を一組としたカラーフィルタと、を有し、前記ロッドインテグレータは、さらに、前記光源側の入射端面と、前記光源からの光を入射させる前記入射端面に形成された開口部と、前記開口部の周辺に形成されている反射部と、前記偏光変換素子側の射出端面とを有し、前記反射部は、さらに、前記カラーフィルタで反射され前記射出端面の第1の位置から前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する前記他の波長領域の光を、前記射出端面の方向へ反射させて、前記射出端面の前記第1の位置とは異なる第2の位置から射出させることを特徴とする照明装置を提供することができる。
【0015】
の本発明では、偏光変換素子は、光源からの光を特定の振動方向の偏光光へ変換して射出する。そして、特定の振動方向の偏光光はカラーフィルタへ入射する。そして、上記第1の発明の場合と同様に、入射端面の反射部とカラーフィルタとの間の光路を光が再循環(リサイクル)する過程において、カラーフィルタで特定の波長領域の光を次々と取り出すことができる。この結果、高い利用効率で特定の波長領域の光を得ることができる。このように、第2の発明では、特定の振動方向で、かつ特定の波長領域の光を高い効率で得ることができる。
【0016】
また、第の本発明の好ましい態様としては、前記偏光変換素子は、前記光源の方向に略頂点位置を向け、断面が略三角形形状の偏光分離部と、前記偏光分離部の前記光源に対向する斜面に形成されている偏光分離膜と、前記偏光分離膜に略平行に形成されている反射面とを有し、前記偏光分離膜は、前記光源からの入射光の中心軸に対して所定の角度をなすように設けられ、前記偏光分離膜は、前記光源からの光のうち、第1の振動方向を有する偏光光を透過させ、前記第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射させ、前記反射面は、前記偏光分離膜で反射された前記第2の振動方向の偏光光を、前記第1の振動方向の偏光光と略同一の方向へ反射させ、さらに、前記反射面からの前記第2の振動方向の偏光光の光路内に、前記第2の振動方向の偏光光を前記第1の振動方向の偏光光へ変換する位相板が設けられていることが望ましい。
【0017】
本態様では、偏光分離部は、光源の方向に略頂点位置を向け、断面が略三角形形状を有している。そして、偏光分離膜が偏光分離部の光源に対向する斜面に形成されている。このため、偏光分離膜は、光源からの光のうち、第1の振動方向の偏光光を透過させ、かつ第2の振動方向の光を斜面に対して略対向する2方向へ反射させる。そして、斜面で2方向へ反射された第2の振動方向の偏光光は、反射面でさらに、偏光分離膜を透過した第1の振動方向の光の進行方向と略同一の方向へ反射される。反射面で反射された2つの第2の振動方向の偏光光は、それぞれ位相板により、第1の振動方向の偏光光へ変換される。これにより、偏光変換素子の射出端面において、偏光分離膜を透過した第1の振動方向の偏光光の位置と、偏光分離膜で反射された後に第2の振動方向から第1の振動方向へ変換される偏光光の位置と、を近づけることができる。さらに、偏光分離膜により略対向する2方向へ第2の振動方向の光を反射させている。このため、第1の振動方向の光に対して略対称な位置から、第2の振動方向から第1の振動方向へ変換される光を射出させることができる。従って、カラーフィルタで反射された光が、再度偏光変換素子を透過する際、入射光の光軸は、異なる方向へ移動(シフト)されることがない。このため、入射端面の反射部とカラーフィルタとの間の光路において光を効率良く再循環(リサイクル)させることができる。
【0018】
また、第の本発明の好ましい態様としては、前記偏光分離膜は、前記入射光の前記中心軸に対して略垂直な入射端面をさらに有し、前記偏光分離膜と前記入射端面とは略45°の角度をなし、前記光源からの前記入射光の前記中心軸と、前記偏光変換素子から射出する射出光の中心軸とが略一致することが望ましい。
【0019】
本態様では、偏光分離膜は、入射光の中心軸に対して略垂直な入射端面をさらに有し、偏光分離膜と入射端面とは略45°の角度をなしている。このため、偏光変換素子は、第1の振動方向に揃った光を略平行に射出させる。これにより、カラーフィルタをテレセントリックに照明することができる。また、光源からの入射光の中心軸と、偏光変換素子から射出される射出光の中心軸とが略一致している。このため、カラーフィルタで反射された光が、再度偏光変換素子を透過する際、さらに異なる方向へ光軸を移動(シフト)させることがない。従って、高い光の利用効率を得ることができる。このように、本態様の照明装置を、液晶型空間光変調装置に適用すると、テレセントリックに照明できるため効率良く光を利用することができる。
【0020】
また、第1、第2、第3の本発明の好ましい態様としては、前記カラーフィルタが透過させる前記特定の波長領域の光は、少なくとも赤色光と、緑色光と、青色光とであることが望ましい。カラーフィルタが透過させる特定の波長領域の光は、少なくともR光と、G光と、B光とであるため、高い光利用効率で明るいフルカラー照明を行うことができる。
【0021】
さらに、第の本発明によれば、上記の照明装置と、前記カラーフィルタに対応した位置に設けられ、入射光を画像信号に応じて変調して射出する液晶型空間光変調装置と、前記液晶型空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有することを特徴とするプロジェクタを提供することができる。本プロジェクタは、上述の照明装置を用いているため、高い光利用効率で明るい画像を得ることができる。さらに本発明によれば、高速かつ複雑な駆動を行うことが困難である他の空間光変調装置を用いても、プロジェクタを単板式とし、かつ、光利用効率を向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す。プロジェクタ100は、照明装置110と、液晶型空間光変調装置120と、投写レンズ130とを有する。プロジェクタ100の照明装置110は、ロッドインテグレータ104と、反射型偏光板106とによって、高い効率で特定の振動方向の偏光光を供給できる。また、照明装置110は、ロッドインテグレータ104と、コンデンサレンズ107と、カラーフィルタ108によって、高い効率で特定の波長領域の光を供給できる。
【0023】
照明装置110の光源101は、光を供給する発光管102と、楕円形状のリフレクタ103とから構成されている。発光管102としては、例えば超高圧水銀ランプを用いることができる。発光管102からの光は、直接、又はリフレクタ103で反射した後、ロッドインテグレータ104の方向へ進行する。ロッドインテグレータ104の入射端面S1には、光源101からの光をロッドインテグレータ104内に入射させるための開口部204が形成されている。ロッドインテグレータ104の入射端面S1には、開口部204が設けられている。このとき、リフレクタ103で反射した光をロッドインテグレータ104の開口部204に集光させることにより、光源101から供給される光を効率良く利用することができる。なお、光源101は、開口部204に効率良く光を供給できるものであれば、発光管102とリフレクタ103とからなる構成に限られない。
【0024】
図2(a)は、光軸AXを含む断面におけるロッドインテグレータ104の概略構成を示す。図2(b)は、ロッドインテグレータ104を入射端面S1側から見た構成を示す。ロッドインテグレータ104は、光源101からの光の強度分布を略均一化させる。そして、ロッドインテグレータ104は、断面が略四角形の中空構造をなし、光源101側の入射端面S1と、反射型偏光板106側の射出端面S2とを有する。開口部204の周辺の、ロッドインテグレータ104の内側の面には、反射部である反射ミラー202aが形成されている。反射ミラー202aは、例えば、アルミニウム、銀等の金属を蒸着することによって形成できる。さらに、ロッドインテグレータ104の内周面にも、反射ミラー202bが形成されている。ロッドインテグレータ104の射出端面S2付近には、λ/4位相板105が設けられている。λ/4位相版105の機能については、後述する。ロッドインテグレータ104の射出端面S2から射出された光は、ロッドインテグレータ104の射出側に設けられている反射型偏光板106に入射する。反射型偏光板106は、特定の振動方向の偏光光、例えば、p偏光光を透過させ、特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光、例えば、s偏光光を反射させる。反射型偏光板106を透過した光は、コンデンサレンズ107を透過した後、カラーフィルタ108に入射する。
【0025】
図5は、カラーフィルタ108の構成例を示す。図5において、カラーフィルタ108の領域R、領域G、領域Bは、それぞれ特定の波長領域の光であるR光、G光、B光を透過させる領域である。例えば、カラーフィルタ108には、R光透過ダイクロイック膜、G光透過ダイクロイック膜、B光透過ダイクロイック膜を用いることができる。領域Rは、特定の波長領域の光であるR光のみを透過させ、他の波長領域の光であるG光とB光とを反射させる。領域Rを透過したR光は、液晶型空間光変調装置120の方向に進行する。領域Rで反射されたG光、B光は、ロッドインテグレータ104の方向に戻る。領域Gは、G光を透過させ、R光とB光とを反射させる。領域Bは、B光を透過させ、R光とG光とを反射させる。このようにして、カラーフィルタ108は、特定の波長領域の光を透過させ、特定の波長領域の光とは異なる他の波長領域の光を反射させる。これにより、カラーフィルタ108は、光源101からの光を色分離する。カラーフィルタ108が透過させる特定の波長領域の光をR光と、G光と、B光とにすることにより、フルカラー照明を行うことができる。なお、図5に示すカラーフィルタ108の領域Wは、コンデンサレンズ107からの光をそのまま透過させる領域である。例えば、領域Wには、無色の透明フィルム等を用いることができる。領域Wを設けると、領域Wを透過した光により、明るい投写像を得ることができる。液晶型空間光変調装置120は、カラーフィルタ108の領域R、領域G、領域B、領域Wを一組として、画素を形成している。なお、カラーフィルタ108は、領域Wを設けず領域Rと、領域Gと、領域Bとから構成することとしても良い。また、カラーフィルタ108の各領域の配置は、図示するものに限られない。図1に戻って、カラーフィルタ108からの光は、液晶型空間光変調装置120に入射する。液晶型空間光変調装置120は、入射光を画像信号に応じて変調し、投写レンズ130の方向に射出する。投写レンズ130は、液晶型空間光変調装置120で変調された光をスクリーン140に投写する。
【0026】
次に、図2を用いて、本発明の特徴的部分である、特定の振動方向の偏光光を供給するための構成について説明する。光源101から供給され、開口部204からロッドインテグレータ104の内部に入射した光は、ロッドインテグレータ104の内部の反射ミラー202bで反射される。そして、λ/4位相板105を透過し、ロッドインテグレータ104の射出面S2から射出した光L1は、反射型偏光板106に入射する。反射型偏光板106は、特定の振動方向の偏光光である、例えばp偏光光を透過する。これに対して、他の振動方向の偏光光である、例えばs偏光光は、反射型偏光板106で反射され、反射型偏光板106に入射するまでとは逆の方向へ進行する(光L2)。そして、光L2は、射出端面S2からロッドインテグレータ104に入射する。
【0027】
射出端面S2からロッドインテグレータ104に入射した光L2は、再びλ/4位相板105を透過する。ここで、s偏光光である光L2は、円偏光(例えば、左回り)に変換される。ロッドインテグレータ104に再入射した光L2は、反射ミラー202bで反射を繰り返しながら、入射端面S1の方向へ進行する。ロッドインテグレータ104に再入射した光L2は、反射ミラー202b上の位置r1で最初に反射する。このとき、円偏光は、反射により偏光面が回転し、偏光の回転する向きが逆方向へ変化した円偏光(右回り)になる。次いで、円偏光は、開口部204近傍の反射ミラー202a上の位置r2で反射されることにより、再び左回りの円偏光となる。光L2は、反射ミラー202aで反射されることにより、再び射出端面S2の方向に進行する。射出端面S2の方向に進行した左回りの円偏光は、反射ミラー202b上の位置r3で反射され、再び右回りの円偏光となる。右回りの円偏光となって射出端面S2の方向に進行した光は、λ/4位相板105に入射し、直線偏光であるp偏光光に変換される。λ/4位相板105でp偏光光に変換された光は、反射型偏光板106の方向に進行し、反射型偏光板106を透過する(光L3)。
【0028】
ここまでの光の反射についての説明は、反射型偏光板106で反射された光のうちの一部の光についての振舞いについてのものである。実際は、反射型偏光板106で反射された直線偏光の多くは、ロッドインテグレータ104と反射型偏光板106との間で複雑に反射を繰り返す。また、反射型偏光板106で反射された直線偏光の一部は、入射端面S1の方向に進行して開口部204から射出した後、光源101で反射されて再びロッドインテグレータ104に入射する。このため、λ/4位相板105を設けなくても、反射型偏光板106で反射されてロッドインテグレータ104内に進行した直線偏光が楕円偏光になることを本願発明者は検証確認している。このことから、必ずしもλ/4位相板105を設けることを要しない。但し、λ/4位相板105を設けることにより、直線偏光を確実に円偏光に変換し、特定の振動方向の偏光光を高い利用効率で得ることができる。
【0029】
これにより、入射端面S1の反射ミラー202と、反射型偏光板106との間の光路を偏光光が再循環(リサイクル)する。この循環過程において、反射型偏光板106で特定の振動方向の偏光光を次々と取り出すことができる。この結果、高い利用効率で特定の振動方向の偏光光を得ることができる。なお、ロッドインテグレータ104は、上記のように反射ミラー202bを内周面に設けた中空構造とせず、光学的に透明な部材、例えば、内部が全て硝子部材で構成された角柱形状でも良い。硝子によりロッドインテグレータ104を構成する場合、ロッドインテグレータ104に入射した光は、硝子部材と空気との界面で全反射を繰り返しながらロッドインテグレータ104内を進行する。この場合、硝子部材の入射端面S1に、反射部である反射ミラー202aを接着させて設ける。射出端面S2から入射端面S1の方向に進行した光は、中空構造の反射ミラー202bを用いる場合と同様、反射ミラー202aで反射されることによって、再び射出端面S2の方向に進行する。また、λ/4位相板105は、射出端面S2の近傍に設ける構成に限られない。円偏光に変換された光を反射ミラー202a、202bで反射させることが可能な構成であれば、例えば、ロッドインテグレータ104の略中央部分や、入射端面S1の近傍にλ/4位相板105を配置する構成としても良い。
【0030】
次に、本実施形態において、特定の波長領域の光を効率良く供給するための構成について説明する。反射型偏光板106から射出された特定の振動方向の偏光光であるp偏光光は、コンデンサレンズ107を透過する。そして、コンデンサレンズ107は、反射型偏光板106からの光の主光線を光軸AXに対して略平行にする機能を有する。これにより、カラーフィルタ108はテレセントリックに照明される。液晶型空間光変調装置120は、入射光を画像信号に応じて変調できる入射光の角度範囲が液晶の特性上制限されている。具体的には、液晶型空間光変調装置120は、その変調面に対して略垂直に入射する光を最も効率良く変調することができる。ここで、カラーフィルタ108は、コンデンサレンズ107によりテレセントリックに照明される。このため、カラーフィルタ108に対して略平行に配置されている液晶型空間光変調装置120もテレセントリックに照明される。液晶型空間光変調装置120がテレセントリックに照明されると、その変調面に対して主光線が略垂直に入射する。この結果、液晶型空間光変調装置120は、効率良く光を変調することができる。
【0031】
上述のように、カラーフィルタ108は、特定の波長領域の光を透過させ、特定の波長領域の光とは異なる他の波長領域の光を反射させる。カラーフィルタ108で反射された光を再びカラーフィルタ108の方向に進行させて、カラーフィルタ108を透過させることにより、特定の波長領域の光を効率良く液晶型空間光変調装置120に供給できる。図3は、特定の波長領域の光を液晶型空間光変調装置120に供給するための、ロッドインテグレータ104と、カラーフィルタ108との構成を示す。説明を簡単にするため、図3では、反射型偏光板106とカラーフィルタ108との間のコンデンサレンズ107を省略している。特定の波長領域の光を効率良く利用するためのコンデンサレンズ107の機能については、図4を用いて後述する。また、図3において、カラーフィルタ108のR、G、Bと記載されたそれぞれの部分は、図5を用いて説明した領域R、領域G、領域Bを示す。説明を簡潔にするため、図3に示すカラーフィルタ108は、図5に示す構成とは異なる構成を示している。
【0032】
ロッドインテグレータ104の開口部204から入射した光は、ロッドインテグレータ104内の反射ミラー202bで反射され、λ/4位相板105を透過後に射出端面S2の第1の位置P1から射出する(光L4)。第1の位置P1から射出した光L4は、反射型偏光板106に入射する。反射型偏光板106は、上述のように、特定の振動方向の偏光光、例えば、p偏光光を透過させる。反射型偏光板106を透過したp偏光光は、カラーフィルタ108に入射する。カラーフィルタ108は、p偏光光のうち、さらに特定の波長領域の光を透過させる。また、カラーフィルタ108は、特定の波長領域以外の波長領域の光を反射させる。例えば、図3に示すように、光L4はカラーフィルタ108上の領域Bに入射している。光L4は、特定の波長領域の光であるB光を透過し、特定の波長領域以外の波長領域の光であるR光とG光とを反射させる。カラーフィルタ108を透過したB光は、液晶型空間光変調装置120で変調される。
【0033】
カラーフィルタ108で反射されたR光とG光(光L5)とは、カラーフィルタ108に入射するまでとは逆の方向に進行し、反射型偏光板106を透過する。そして、光L5は、射出端面S2からロッドインテグレータ104に再度入射する。ロッドインテグレータ104に入射した光L5は、反射ミラー202bで反射しながら入射端面S1の方向に進行し、反射ミラー202aで射出端面S2の方向へ反射される。反射ミラー202aで反射された後、さらに反射ミラー202bで反射しながら射出端面S2の方向に進行した光L6は、射出端面S2の第1の位置P1とは異なる第2の位置P2から射出する。光L6は、光L4と同様にして、反射型偏光板106を透過した後、カラーフィルタ108に入射する。ここで、光L6は、光L4が射出した第1の位置P1とは異なる第2の位置P2から射出する。このため、光L6は、カラーフィルタ108上において、光L4が入射した位置とは異なる位置に入射する。例えば、光L6は、図3に示すように、第2の位置P2から射出し反射型偏光板106を透過後、カラーフィルタ108上の領域Gに入射する。上述のように、光L4は、領域Bに入射している。このため、光L6は、光L4が入射した位置とは異なる位置に入射する。光L6は、R光とG光であるから、特定の波長領域の光であるG光がカラーフィルタ108を透過する。また、特定の波長領域以外の波長領域の光であるR光は、カラーフィルタ108で反射され、再度ロッドインテグレータ104の方向に進行する(光L7)。
【0034】
このように、初めにカラーフィルタ108に入射して反射された光は、その後再度カラーフィルタ108に入射するときに、初めに入射した位置とは異なる位置に入射する。このため、再度カラーフィルタ108に入射した光がカラーフィルタ108を透過できる場合がある。また、再度カラーフィルタ108に入射して、さらに反射された光は、ロッドインテグレータ104内で反射を繰り返して上述の光路を進行する。これにより、入射端面S1の反射ミラー202aとカラーフィルタ108との間の光路を光が再循環(リサイクル)する過程において、カラーフィルタ108で特定の波長領域の光を次々と取り出すことができる。この結果、高い利用効率で特定の波長領域の光を得ることができる。
【0035】
次に、図4を用いてコンデンサレンズ107の機能について説明する。図1に示したコンデンサレンズ107は、光源101側から順に、両凸レンズと、両凹レンズと、両凸レンズとの3枚のレンズで構成されている。これに対して、図4に示すコンデンサレンズ107は、便宜的に、第1レンズ群LG1と、第2レンズ群LG2とに分けて、その機能を説明する。コンデンサレンズ107の第2レンズ群LG2は、第2レンズ群LG2から射出する光の主光線が光軸AXに対して略平行となるようにして、カラーフィルタ108をテレセントリックに照明する。さらに、高い利用効率で特定の波長領域の光を得るためには、ロッドインテグレータ104の入射端面S1の反射ミラー202a(図3参照)と、カラーフィルタ108との間で光を効率良く往復させる必要がある。このため、コンデンサレンズ107は、カラーフィルタ108で反射された光を効率良くロッドインテグレータ104の射出端面S2に入射させる機能も兼用する。
【0036】
図4に示すように、コンデンサレンズ107を設けることにより、ロッドインテグレータ104の射出端面S2と、カラーフィルタ108の入射面とは、共役関係にある。ロッドインテグレータ104の射出端面S2の一点から射出した光は、コンデンサレンズ107を透過して、カラーフィルタ108の入射面の一点に結像する。ロッドインテグレータ104の射出端面S2と、カラーフィルタ108の入射面とが共役関係であるから、カラーフィルタ108で反射された光を、必ずロッドインテグレータ104の射出端面S2からロッドインテグレータ104に入射させることができる。このように、ロッドインテグレータ104の射出端面S2の特定の位置から射出し、カラーフィルタで反射された光は、再び射出端面S2のその特定の位置に戻る。これにより、カラーフィルタ108で反射された光が、例えば、ロッドインテグレータ104の射出端面S2へ入射できない方向に進行してしまうことを回避できる。従って、高い光利用効率を得ることができる。
【0037】
また、コンデンサレンズ107は、第1レンズ群LG1の焦点と、第2レンズ群LG2の焦点とを同一位置Mとするように設ける。このために、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2とは、第1レンズ群LG1の焦点位置f1と、第2レンズ群LG2の焦点位置f2とを一致させた距離間隔で配置する。これにより、カラーフィルタ108をテレセントリックに照明し、かつ、高い光利用効率を得られる。
【0038】
本発明のプロジェクタ100は、ロッドインテグレータ104と反射型偏光板106とによって、特定の振動方向の光を効率良く利用できる。また、ロッドインテグレータ104とカラーフィルタ108とによって、特定の波長領域の光を効率良く利用することができる。このように、本実施形態では、特定の振動方向で、かつ特定の波長領域の光を高い効率で利用でき、明るい画像を得られるという効果を奏する。また、コンデンサレンズ107を設けることにより、カラーフィルタ108をテレセントリックに照明し、かつ、カラーフィルタ108で反射された光を効率良く利用することができるという効果を奏する。さらに本実施形態の構成によれば、高速な駆動を行うことが困難である他の空間光変調装置を用いても、プロジェクタ100を単板式とし、かつ、光利用効率を向上することができる。
【0039】
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係るプロジェクタ600の概略構成を示す。上記第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態のプロジェクタ600は、照明装置610のロッドインテグレータ604に特徴がある。ロッドインテグレータ604は、入射端面S3の面積が、射出端面S4の面積よりも小さいようなテーパを有する円錐形状からなる。λ/4位相板105を透過しロッドインテグレータ604の射出端面S4から射出した光は、反射型偏光板106に入射する。特定の振動方向の光は、反射型偏光板106を透過し、カラーフィルタ108に入射する。カラーフィルタ108で反射された特定の波長領域以外の波長領域の光は、射出端面S4から、再度ロッドインテグレータ604に入射する。
【0040】
射出端面S4から入射した光は、ロッドインテグレータ604内で反射を繰り返す。ロッドインテグレータ604は、入射端面S3の面積が射出端面S4の面積よりも小さいようなテーパを有する円錐形状である。このため、射出端面S4から射出される光は、ロッドインテグレータ604の中心軸とのなす角度が小さい方向、即ち中心軸に略平行な方向に射出する。ロッドインテグレータ604の中心軸を光軸AXに略平行とすると、ロッドインテグレータ604から射出した光は、主光線が光軸AXに略平行となるようにカラーフィルタ108に入射する。従って、カラーフィルタ108をテレセントリックに照明することができる。また、カラーフィルタ108で反射された光が、例えば、ロッドインテグレータ604の射出端面S4へ入射できない方向に進行してしまうことを回避できる。これにより、特定の波長領域の光を効率良く利用できるという効果を奏する。
【0041】
本実施形態のロッドインテグレータ604は、ロッドインテグレータ604の中心軸に対するテーパの角度を調整することにより、特定の波長領域の光を効率良く利用することができる。また、ロッドインテグレータ604の射出端面S4と、カラーフィルタ108の入射面とを共役関係にすることなく、カラーフィルタ108で反射された光を効率良く再循環させることができる。このため、本実施形態のプロジェクタ600の照明装置610は、第1実施形態のプロジェクタ100の照明装置110とは異なり、コンデンサレンズ107を設ける必要がない。なお、ロッドインテグレータ604の形状は、テーパを有する円錐形状としているが、これに限られない。カラーフィルタ108で反射された光を効率良くロッドインテグレータ604に入射させることができる形状であれば、例えば、テーパを有する多角錐形状であっても良い。
【0042】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係るプロジェクタ700の概略構成を示す。上記第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態のプロジェクタ700は、照明装置710内に、偏光変換素子702を設けていることを特徴とする。図7に示すように、偏光変換素子702は、ロッドインテグレータ104の射出側であって、コンデンサレンズ107の両凹レンズと両凸レンズとの間に設けられている。偏光変換素子702は、光源101からの光を特定の振動方向の偏光光、例えば、p偏光光に変換して射出する。偏光変換素子702でp偏光光に変換された光は、上記の実施形態と同様に、カラーフィルタ108に入射する。カラーフィルタ108で反射された特定の波長領域以外の波長領域の光は、偏光変換素子702を透過してロッドインテグレータ104の方向に進行する。図8に示すように、偏光変換素子702は、入射光の中心軸AXinに対して略垂直な入射端面S5を有する。コンデンサレンズ107から偏光変換素子702までのレンズにより、ロッドインテグレータ104の入射端面S1と、偏光変換素子702の入射端面S5とは、共役関係にある。さらに、コンデンサレンズ107により、ロッドインテグレータ104の射出端面S2と、カラーフィルタ108とは、共役関係にある。
【0043】
図8は、偏光変換素子702の断面の構成を示す。偏光変換素子702には、偏光分離部801と、反射面805と、位相板803とが設けられている。偏光分離部801は、断面が略三角形形状であって、光源101(図7参照)の方向に略頂点位置を向けて設けられている。また、偏光分離部801の略三角形形状をなす面であって光源101に対向する斜面には、偏光分離膜806が形成されている。偏光分離膜806は、光源101からの入射光の中心軸AXinに対して所定の角度となるように設けられている。偏光分離膜806は、入射端面S5に対して略45°の角度をなすように設けられている。反射面805は、偏光分離膜806に略平行に形成されている。位相板803は、偏光変換素子702の射出端面S6上の、偏光分離部801どうしの間の領域に接着されている。
【0044】
図9を用いて、偏光変換素子702が入射光を特定の振動方向の偏光光に変換する作用を説明する。偏光分離膜806は、偏光分離膜806に入射した光のうち第1の振動方向の偏光光、例えば、p偏光光を透過させる。偏光分離膜806を透過したp偏光光は、そのまま偏光変換素子702の射出端面S6から射出する。また、偏光分離膜806は、偏光分離膜806に入射した光のうち第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光、例えばs偏光光を反射する。偏光分離膜806は、偏光分離部801の斜面の向きに応じた2方向に、s偏光光を反射させる。このようにして、偏光分離膜806は、p偏光光とs偏光光とを分離する。
【0045】
偏光分離膜806で2方向へ反射されたs偏光光は、偏光分離膜806に対向する位置に、偏光分離膜806に略平行に形成されている反射面805に入射する。反射面805に入射したs偏光光は、射出端面S6の方向へ反射され、偏光分離膜806を透過したp偏光光の進行方向と略同一の方向に進行する。そして、射出端面S6の方向へ進行したs偏光光は、射出端面S6に設けられている位相板803に入射する。位相板803に入射したs偏光光は、第1の振動方向の偏光光であるp偏光光に変換されて、偏光分離膜806を透過したp偏光光と同様に、偏光変換素子702から射出する。このようにして、偏光変換素子702は、入射光をp偏光光に変換する。
【0046】
ここで、本実施形態の偏光変換素子702との比較として、図10を用いて、従来の偏光変換素子1002による偏光の変換について説明する。偏光変換素子1002の偏光分離膜1006と、反射面1005とは、いずれも、入射光の中心軸AXinに対して所定の角度をなして設けられている。偏光分離膜1006に入射した光のうち、p偏光光はそのまま透過し、s偏光光は、反射面1005の方向へ反射する。そして、反射面1005で反射されたs偏光光は、位相板1003でp偏光光に変換されて射出する。偏光変換素子1002は、いずれの偏光分離膜1006についても、偏光分離膜1006で反射したs偏光光を同じ方向へ進行させた後、反射面1005で反射する。このため、s偏光光は、位相板1003でp偏光光に変換された後、偏光分離膜1006を透過したp偏光光に対して一方向のみに移動(シフト)した位置から射出する。従って、偏光変換素子1002は、入射光の中心軸AXinに対して、射出光の中心軸AXoutを移動させてしまう。入射光の中心軸AXinに対して、射出光の中心軸AXoutが移動すると、ロッドインテグレータ104の入射端面S1とカラーフィルタ108との間を光が往復するたびに光の中心軸が移動される。光の中心軸が移動すると、ロッドインテグレータ104の射出端面S2やカラーフィルタ108において取り込まれない光を増加させ、効率良く光を利用することが困難となる。
【0047】
図9に戻って、偏光変換素子702の特徴について説明する。偏光変換素子702への入射光の中心軸AXinと、偏光変換素子702からの射出光の中心軸AXoutとが略同一であることが、偏光変換素子702の特徴である。偏光分離部801の斜面に偏光分離膜806を設けることにより、偏光分離膜806で反射されたs偏光光を2方向に進行させる。また、反射面805により、2方向に進行したs偏光光を位相板803に入射させる。これにより、射出端面S6において、偏光分離膜806を透過したp偏光光を射出させる位置と、位相板803でs偏光光から変換されたp偏光光を射出させる位置と、をより近接させることができる。さらに、図9に示すように、偏光分離膜806で反射されて2方向に進行したs偏光光は、それぞれ位相板803でp偏光光に変換された後、偏光分離膜806を透過したp偏光光に対して略対称な位置から射出させることができる。これにより、偏光変換素子702は、入射光の中心軸AXinと、射出光の中心軸AXoutとを略同一にすることができる。
【0048】
入射光の中心軸AXinと、射出光の中心軸AXoutとを略同一にすることにより、カラーフィルタ108(図7参照)で反射された光を効率良く利用できる。入射光の中心軸AXinと、射出光の中心軸AXoutとを略同一とすることにより、光が偏光変換素子702を何回透過しても、入射光の光軸は、異なる方向へ移動されることがない。これにより、特定の波長領域の光を高い効率で得ることができるという効果を奏する。また、偏光分離膜806と入射端面S5とが略45°の角度をなすことと、反射面805を偏光分離膜806に略平行に設けることとにより、偏光変換素子702は、第1の振動方向に揃った光を略平行に射出させる。これにより、カラーフィルタ108をテレセントリックに照明することができ、高い効率で光を利用できるという効果を奏する。
【0049】
なお、本実施形態では、図7に示すように、偏光変換素子702をコンデンサレンズ107の両凹レンズと両凸レンズとの間に配置することとしているが、偏光変換素子702の配置位置はこれに限られない。光源101からの光を効率良く利用可能であれば、偏光変換素子702の配置位置を適宜変更して照明装置710を構成できる。さらに、本発明のプロジェクタ100は、液晶型空間光変調装置120に光を透過させることにより画像を表示する構成としているが、液晶型空間光変調装置120で光を反射させることにより画像を表示する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成図。
【図2】 特定の振動方向の偏光光を供給するための構成を説明する図。
【図3】 特定の波長領域の光を供給するための構成を説明する図。
【図4】 コンデンサレンズの機能を説明する図。
【図5】 カラーフィルタの構成例の図。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成図。
【図7】 本発明の第3実施形態に係るプロジェクタの概略構成図。
【図8】 偏光変換素子の概略構成図。
【図9】 偏光変換素子の作用を説明する図。
【図10】 従来の偏光変換素子の作用を説明する図。
【符号の説明】
100 プロジェクタ、101 光源、102 発光管、103 リフレクタ、104 ロッドインテグレータ、105 位相板、106 反射型偏光板、107 コンデンサレンズ、108 カラーフィルタ、110 照明装置、120 液晶型空間光変調装置、130 投写レンズ、140 スクリーン、202a、202b 反射ミラー、204 開口部、600 プロジェクタ、604 ロッドインテグレータ、610 照明装置、700 プロジェクタ、702 偏光変換素子、710 照明装置、801 偏光分離部、803 位相板、805 反射面、806 偏光分離膜、1002 偏光変換素子、1003 位相板、1005 反射面、1006 偏光分離膜、AX 光軸、S1 入射端面、S2 射出端面、r1、r2、r3 位置、L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7光、P1 第1の位置、P2 第2の位置、R、G、B、W 領域、M 焦点、f1、f2 焦点位置、LG1 第1レンズ群、LG2 第2レンズ群、S3入射端面、S4 射出端面、AXin 入射光の中心軸、AXout 射出光の中心軸、S5 入射端面、S6 射出端面、Lin 入射光、Lout 射出光

Claims (3)

  1. 光を供給する光源と、
    前記光源からの光の強度分布を略均一化させるロッドインテグレータと、
    前記ロッドインテグレータの射出側に設けられ、特定の振動方向の偏光光を透過させ、前記特定の振動方向とは異なる他の振動方向の偏光光を反射させる反射型偏光板と、
    前記反射型偏光板を透過した光のうち、特定の波長領域の光を透過させ、前記特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射させるカラーフィルタと、を有し、
    前記ロッドインテグレータは、さらに、前記光源側の入射端面と、前記光源からの光を入射させる前記入射端面に形成された開口部と、前記開口部の周辺に形成されている反射部と、前記反射型偏光板側の射出端面とを有し、
    前記反射部は、前記反射型偏光板で反射され、前記射出端面から前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する偏光光を前記射出端面の方向へ反射させ、
    前記反射部は、さらに、前記射出端面の第1の位置から射出して前記カラーフィルタで反射され前記ロッドインテグレータへ再度入射して前記入射端面の方向へ進行する前記他の波長領域の光を、前記射出端面の方向へ反射させて、前記射出端面の前記第1の位置とは異なる第2の位置から射出させ、
    前記反射型偏光板と前記カラーフィルタとの間の光路内にレンズ系をさらに有し、
    前記レンズ系は、前記ロッドインテグレータの前記射出端面と前記カラーフィルタとを共役関係にし、かつ、前記ロッドインテグレータの前記射出端面から射出した光により前記カラーフィルタをテレセントリックに照明することを特徴とする照明装置。
  2. 前記カラーフィルタが透過させる前記特定の波長領域の光は、少なくとも赤色光と、緑色光と、青色光とであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置と、
    前記カラーフィルタに対応した位置に設けられ、入射光を画像信号に応じて変調して射出する液晶型空間光変調装置と、
    前記液晶型空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有することを特徴とするプロジェクタ。
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