JP5308927B2 - 個品情報管理装置及び方法 - Google Patents

個品情報管理装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5308927B2
JP5308927B2 JP2009148194A JP2009148194A JP5308927B2 JP 5308927 B2 JP5308927 B2 JP 5308927B2 JP 2009148194 A JP2009148194 A JP 2009148194A JP 2009148194 A JP2009148194 A JP 2009148194A JP 5308927 B2 JP5308927 B2 JP 5308927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
individual
information
electronic tag
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009148194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011008308A (ja
Inventor
博文 橋本
大輔 小牧
元伸 齊藤
洋平 河田
裕介 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009148194A priority Critical patent/JP5308927B2/ja
Priority to US12/759,300 priority patent/US20100321167A1/en
Priority to EP10250767A priority patent/EP2270726A1/en
Publication of JP2011008308A publication Critical patent/JP2011008308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308927B2 publication Critical patent/JP5308927B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

本発明は、電子タグの読み取りの制御を行う個品情報管理装置及び方法に関し、特に、部品から製品へ組み立て加工する製造指図情報や、製品構成情報を活用するものに関する。なお、個品には、いわゆる部品、製品および商品が含まれる。
近年、製品安全、環境保全の観点から、製品一つひとつの構成情報や製造から廃棄までのライフサイクル全体での履歴情報をきめ細かく収集し、企業間で共有・利活用する機運が高まってきている。そのためには、製品一つひとつの個品レベル(同じ商品識別コードや型番の製品であっても、一つひとつを識別できるレベル)での組み立て情報をいかに効率的に収集できるかが課題の一つであり、その課題を解決するものとして、製品やそのあらゆる部品に電子タグを貼付することが期待されている。
しかし、製品の入出荷業務や販売業務において、製品の電子タグを読み取ろうとすると、その業務では読み取る必要のない部品の電子タグまで読み取ることになり、読み取る電子タグが多いことに起因して、読み取り効率が低下してしまうという課題がある。
そこで特許文献1では、電子タグが貼付された複数の対象が読み取り機から検出された際、電子タグの識別コードのビット確認・操作により読み取り対象を絞り込んで行き、最終的に一つになったときに実際の読み取りを行い、その後その電子タグをスリープ状態にするということを繰り返す方法及び装置が開示されている。
特表2000−513841号公報
しかし、背景技術は、電子タグが貼付された製品が、電子タグが貼付された一つ以上の部品から構成されているとして、製品出荷のシーンを想定すると、製品に貼付されている電子タグのみ読み取り、部品に貼付されている電子タグは読み取る必要がないにも係わらず、すべての電子タグを読み取ってしまうため、読み取りに必要以上の時間を要してしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、読み取りが必要な電子タグに限り、読み取りが可能な状態にすることで、読み取り効率を向上する方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、電子タグが添付された個品の状況を検知し、検知された状況に応じて、当該電子タグの読取り特性を変更させることで、所望の電子タグの読取りを優先もしくはこの所望の電子タグのみについての読取りを実行する。本発明の一態様には、個品の組み立て、流通状況を検知し、この検知の結果、予め定められた状況変化を示しているかを判断し、該当する場合に当該個品に添付された(もしくは当該個品を管理するために用いられる)電子タグの読取り特性を抑止する(もしくは制限)方向に制御する。また、本発明には、該当する場合に、他の個品に添付された(もしくは当該個品を管理するために用いられる)電子タグの読取り特性を向上させる(もしくはこれのみを読取り可能とする)制御を行うことも含まれる。すなわち、相対的に読取り特性を変化させることが本発明に該当する。なお、本発明での個品の状況には、作業指示前であるか(後であるか)を示すことを含む。
より具体的には、以下の態様が本発明に含まれる。
演算処理手段と、記憶手段と、電子タグ読み書き手段と、を有する情報処理装置において、電子タグの読み取り効率を向上する製品情報管理方法であって、記憶手段が、1以上の部品を組み立てて組立品を製造する製造指図情報である、1以上の作業前製品ID作業後製品IDの対応表と、当該組立品がどの部品から構成されているかを表す組立品構成情報である、部品の個々を識別する個品IDと、組立品の個々を識別する個品IDの対応表と、のいずれかの対応表を記憶する処理と、必要に応じて(記憶要求を受信した場合等)、部品ないし組立品を総称する製品の個々を表す個品がどの製品かを管理する個品管理情報である、個品IDと製品IDの対応表を記憶する処理と、電子タグ読み書き手段が、製品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、前記個品IDに応じて、前記製造指図情報と、前記組立品構成情報とのいずれかと、必要に応じて(参照要求を受信した場合など)前記個品管理情報を参照し、当該個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかけること、または読み取り制限を解除することを、電子タグ読み書き手段に要求する処理と、電子タグ読み書き手段が、前記要求を受けて、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかける、または読み取り制限を解除する処理と、を有するものである。ここで、読み取り制限をかけること(もしくは読み取り制限を解除すること)については、電子タグごとに読み取り制限フラグを記憶装置に記憶しておき、このフラグを書き込んだり、削除したりすることで制御する。
また、本発明には、1以上の部品を組み立てて組立品を製造する際に、演算処理手段が、当該製造指図を指定されて、記憶手段から製造指図情報を取得する処理と、演算処理手段が、記憶手段に記憶される個品管理情報を参照し、電子タグ読み書き手段から受け渡された個品IDを対応する製品IDに変換する処理と、前記製品IDが前記製造指図情報における作業前製品IDであれば、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかけることを、電子タグ読み書き手段に要求することも含まれる。
また、本発明には、第2の製造情報管理方法であって、演算処理手段が、前記製造指図情報における作業後製品ID作業前製品IDのそれぞれに対応する個品IDを電子タグ読み書き手段から受け渡されると、組立品構成情報を記憶手段に記憶する処理を、有することも含まれる。

また、本発明には、組立品の部品を旧部品から新部品に交換する際の、第1の製造情報管理方法であって、電子タグ読み書き手段が、組立品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、新部品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかけることを、電子タグ読み書き手段に要求する処理と、電子タグ読み書き手段が、前記要求を受けて、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかける処理と、電子タグ読み書き手段が、旧部品に貼付されている電子タグの読み取り制限を解除する処理と、前記電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、旧部品の個品IDが記憶手段に記憶される前記組立品構成情報に部品として含まれる構成情報を削除する処理と、組立品の個品IDを組立品として、新部品の個品IDを部品として、その組合せを記憶手段に記憶される前記組立品構成情報に構成情報として登録する処理と、を有することも含まれる。
また、本発明には、組立品の部品を旧部品から新部品に交換する際の、第1の製造情報管理方法であって、電子タグ読み書き手段が、新部品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかけることを、電子タグ読み書き手段に要求する処理と、電子タグ読み書き手段が、前記要求を受けて、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかける処理と、電子タグ読み書き手段が、旧部品に貼付されている電子タグの読み取り制限を解除する処理と、前記電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、記憶手段に記憶される前記組立品構成情報に部品として含まれる各旧部品の個品IDを新部品の個品IDに更新する処理と、を有することも含まれる。
また、本発明には、上述の処理において、演算処理手段が、記憶手段に記憶される個品管理情報を参照し、電子タグ読み書き手段から受け渡された新部品の個品IDを対応する製品コードに変換する処理と、記憶手段に記憶される組立品構成情報と個品管理情報を参照し、当該組立品を構成する部品のうち、前記製品コードと同一の製品コードである個品IDを取得する処理と、を有し、演算処理手段、ないし電子タグ読み書き手段が、旧部品に貼付されている電子タグの読み取り制限を解除する処理は、前記個品IDを指定して行うことも含まれる。
また、本発明は、組立品を廃棄する際に、電子タグ読み書き手段が、組立品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、部品に貼付されている電子タグの読み取り制限を解除する処理と、部品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、演算処理手段が、組立品、部品の別を問わず、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかけることを、電子タグ読み書き手段に要求する処理と、電子タグ読み書き手段が、前記要求を受けて、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかける処理と、演算処理手段が、記憶手段に記憶される組立品構成情報から、前記個品IDに対応する構成情報を削除する処理と、を有することも含まれる。
また、本発明には、上記の処理において、演算処理手段が、電子タグ読み書き手段から受け渡された組立品の個品IDをもとに、記憶手段に記憶される組立品構成情報を参照し、当該組立品を構成する部品の個品IDを取得する処理を有し、演算処理手段、ないし電子タグ読み書き手段が、部品に貼付されている電子タグの読み取り制限を解除する処理は、前記個品IDを指定して行う、ことも含まれる。
また、本発明には、組立品を廃棄する際に、電子タグ読み書き手段が、組立品に貼付されている電子タグから、当該電子タグに記憶される個品IDを読み取り、演算処理手段に受け渡す処理と、前記個品IDを記憶する電子タグに読み取り制限をかける処理と、演算処理手段が、前記個品IDが記憶手段に記憶される前記組立品構成情報に組立品として含まれる構成情報を削除する処理と、を有することも含まれる。
また、本発明には、演算処理手段が、電子タグ読み書き手段から受け渡された組立品の個品IDと、旧部品ないし部品の個品IDの組合せからなる構成情報が、記憶手段に記憶される組立品構成情報を参照して存在しなかったときは、部品の不正交換があったとして検知することも含まれる。
また、本発明には、記憶手段が、個品ID単位に、当該個品の製品区分を記憶する処理と、ユーザIDと、当該ユーザの業者種別の対応表であるユーザマスタを記憶する処理と、前記製品区分単位に、当該製品区分に対応する個品に貼付されている電子タグの読み取り制限、および読み取り制限解除を許可するユーザの業者種別の対応表であるアクセス権限情報を記憶する処理と、演算処理手段が、ユーザIDを取得する処理と、記憶手段に記憶されるユーザマスタを参照し、前記ユーザIDに対応する業者種別を取得する処理と、記憶手段に記憶されるアクセス権限情報を参照し、前記業者種別のユーザに当該電子タグの読み取り制限、および読み取り制限解除を許可される0以上の製品区分を取得する処理と、演算処理手段が前記製品区分に、読み取り制限、ないし読み取り制限解除を試みる個品の製品区分が含まれていることを確認したときに限り、読み取り制限、ないし読み取り制限解除を許可する処理と、を有することも含まれる。
また、本発明には、記憶手段が、電子タグの読み取り制限、および読み取り制限解除を行えるパスワード情報を記憶する処理と、演算処理手段が、当該個品に関し、読み取り制限、ないし読み取り制限解除を許可と、記憶手段からパスワード情報を取得する処理と、前記パスワード情報を電子タグ読み書き手段に受け渡す処理と、電子タグ読み書き手段が、前記パスワード情報を用いて、当該電子タグの読み取り制限、ないし読み取り制限解除を行う処理を有することも含まれる。
その他、本願が開示する課題、およびその解決手段は、発明を実施するための最良の形態の欄、および図面により明らかになる。また、本発明には、上述した方法以外にも、これを実現するための装置、プログラムおよび装置を含むシステムも含まれる。
本発明によれば、電子タグの読み取り効率を向上することが可能になる。
本発明の実施形態に関する製品情報管理装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に関する記憶装置が保持するプログラムおよびテーブルの構成図である。 本発明の実施形態に関する作業指示情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態に関する製品情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態に関する個品情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態に関するユーザ情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態に関する処理権限情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態に関する製品製造時処理の処理フローである。 本発明の実施形態に関する部品交換時処理の処理フローである 本発明の実施形態に関する製品廃棄時処理の処理フローである
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態などについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した製品情報管理装置のハードウェア構成図を表す。
図1の製品情報管理装置1000は主に製品の製造メーカの開発現場や保守・修理作業現場などに設置される。製品情報管理装置1000は製品の情報を管理するためのハードウェアおよびソフトウェアで構成され、記憶装置1100、中央処理装置1400、通信装置1500、入出力装置1600、RFタグ読書装置1700、表示装置1800、入力装置1900で構成される。これらの各装置はそれぞれ通信インタフェースを備え、図1に示すように各装置と接続されている。
以下、上記の各装置について説明する。
記憶装置1100はハードディスクドライブなどで構成され、製品情報の管理のためのプログラムファイル、および製品情報を格納するデータベースなどを保持する。このプログラムとデータベースの詳細については後述する。
中央処理装置1400は演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備える。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される演算処理装置が、メモリ上に展開された記憶装置1100のプログラムを実行することで実現される。その際、プログラムに従って記憶装置1100のデータベースに格納されている情報を検索・参照し、それらを用いて演算を行い、演算結果をまたデータベースに格納・更新する。また、通信装置1500、入出力装置1600に対する制御命令の送信、および通信装置1500、入出力装置1600が取得した情報の受信、その情報を用いた演算を行う。
通信装置1500はイントラネットおよびインターネット等の外部ネットワークとの接続を行う装置であり、通信網9000とのインタフェースである。
入出力装置1600は製品情報管理装置1000を使用するユーザや他の装置とのインタフェースであるRFタグ読書装置1700、表示装置1800、入力装置1900を束ねる装置である。中央処理装置1400の制御命令を解釈し、各装置に対する処理の振り分けや各装置が取得した情報の加工、中央処理装置1400への送信などを行う。
RFタグ読書装置1700はRFタグのリーダライタやアンテナなどで構成され、電波により製品・部品に貼付されたRFタグ内の情報の読取やRFタグへの情報書き込みを行う。
表示装置1800はディスプレイなどで構成され、ユーザに対する情報の表示を行う。
入力装置1900はキーボードやマウスなどで構成され、ユーザからの入力を受け付ける。
次に、記憶装置1100が保持するプログラムと、データベースの内容について説明する。
図2に、記憶装置1100が保持するプログラムとデータベースのテーブルを記す。この図が示すように、プログラムとして作業処理部1110、モノ情報処理部1120、RFタグロック処理部1130、アクセス管理部1140を保持する。また、テーブルとして作業指示情報1210、作業履歴情報1220、製品情報1230、個品情報1240、ユーザ情報1250、処理権限情報1260を保持する。
作業処理部1110は組立や保守などの作業に関する情報の処理を行うプログラムであり、作業指示情報1210、作業履歴情報1220の登録・更新、検索・参照などを行う。
モノ情報処理部1120は製品や部品などのモノに関する情報の処理を行うプログラムであり、製品情報1230、個品情報1240の登録・更新、検索・参照などを行う。
RFタグロック処理部1130はRFタグのロック処理およびロック解除処理を行うプログラムである。ここでいう「ロック」とは、RFタグが読取不可能な状態であることを指す。読取不可能な状態とは、例えば、KILLコマンドを受けた結果、アンテナからの電波を受信しても電波を返さない状態や、読取距離制限コマンドを受けた結果、電波を返しても至近距離でないと受信できない状態のことを言う。
アクセス管理部1140は、製品情報管理装置1000を使用するユーザの管理や各ユーザの処理権限の管理などを行う。ユーザ情報1250、処理権限情報1260の登録・更新、検索・参照などを行う。
以上がプログラムの説明であるが、以上説明した各部については、プログラムに従って、中央処理装置1400がその処理を実行する。以下、データベースについて説明する。なお、作業指示情報1210、作業履歴情報1220がトランザクション情報を保持するテーブル、その他の製品情報1230、個品情報1240、ユーザ情報1250、処理権限情報1260がマスタ情報を保持するテーブルである。
作業指示情報1210は組立や保守などの作業に対する指示情報を保持するテーブルである。作業指示情報1210のテーブル構成の例を図3に示す。一レコードが一つの作業指示を表し、作業指示を一意に特定する作業ID12101、作業の種別(組立、保守、等)を表す作業種別12102、作業に使用する製品で、該当するレコードの作業指示が表す作業の前の製品の製品IDを表す作業前製品ID12103、該当するレコードの作業指示が表す作業の結果、得られる製品の製品IDを表す作業後製品ID12104、等を項目として保持する。ここで、上記の各「製品ID」は製品の型番を表す識別子である。作業前製品ID12103、作業後製品ID12104には一つ乃至複数の製品IDが指定可能である。作業指示情報1210のレコードは作業の工程管理者や保守依頼の受付担当者等により登録される。
作業履歴情報1220は、作業指示情報1210に登録されている作業指示に対して行った作業の履歴情報を保持するテーブルである。このテーブルは作業実績に対応する作業指示の作業IDや、作業者、作業場所、作業日時などの作業の実績情報を保持する。作業履歴情報1220のレコードは製品情報管理装置により作業が行われた際、作業完了時などに登録される。
製品情報1230は、製品や部品の個品IDと製品IDとの対応付けに関する情報を保持するテーブルである。ここでいう個品IDとは、製品や部品一つ一つに振られたIDのことで、製品や部品に貼付もしくは内蔵されたRFタグが保持するIDのことである。製品IDは前述のように型番を表す識別子であるので、同一型番の製品・部品は同一の製品IDであるが、同一型番であっても個品IDは製品・部品ごとに異なる。このテーブルの構成例を図4に示す。一レコードが一つの個品を表し、個品ID12301、その個品が該当する製品ID12302、製品の種別(保守部品、消耗品、など)を表す製品区分12303、などの情報を保持する。製品情報1230のレコードは部品の入荷時や製品の製造・組立時など、製品・部品にRFタグを貼付・組付した際などに登録される。
個品情報1240は製品・部品間の親子関係を保持するテーブルである。ここでいう親子関係とは、製品・部品間の構成に関する情報のことで、例えば個品Aと個品Bを用いて組立を行った結果個品Cが作成される場合、個品Aと個品Bは個品Cを親とする、という親子関係となる。このテーブルの構成例を図5に示す。一レコードが一つの子と親の関係を表し、子となる個品IDを表す個品ID12401、親となる個品IDを表す親ID12402、などの情報を保持する。個品情報1240のレコードも製品情報1230のレコードと同様のタイミングなどで登録される。
ユーザ情報1250は製品情報管理装置1000を使用するユーザに関する情報を保持するテーブルである。このテーブルの構成例を図7に示す。一レコードが一ユーザを表し、ユーザID12501、ユーザ名を表す名前12502、そのユーザのユーザ区分(製造者、利用者、保守業者、等)12503、などの情報を保持する。ユーザ情報1250のレコードは製品情報管理装置1000を使用するユーザを新規に登録する際に登録される。
処理権限情報1260は製品区分ごとに、その製品区分に該当する製品のロック・ロック解除の処理を実施可能なユーザ区分について規定したテーブルである。このテーブルの構成例を図5に示す。一レコードが一つの製品区分を表し、ユーザ区分(製造業者12601、利用者12602、保守業者12603、廃棄業者12604)ごとのカラムを保持する。つまり、それぞれの製品区分について各ユーザ区分に該当するユーザがロック・ロック解除処理が可能か、不可能かに関する情報を保持する。図5の例では処理可能なユーザ区分については「○」、不可能なユーザ区分については「×」と記している。このテーブルをアクセス管理部1140が参照することで、作業を行うユーザが作業対象の製品・部品のRFタグに対してロック・ロック解除処理の権限が付与されているか、を確認することができる。
以下、製品製造時、部品交換時、製品廃棄時の処理を例に、製造情報管理方式の処理フローについて説明する。
まず、図8のフローチャートを用いて、製品製造時における製造情報管理方式の処理フロー、すなわち、部品を組み合わせて製品を組立てた際に、製品のRFIDの読取制限を解除して読取り可能とし、部品のRFIDに読取制限をかけて読取り不能とする処理について説明する。
まず、ステップ201で当該装置の利用者に対するユーザ認証を実行する。ユーザからの入力やICカードの読取などで、ユーザIDを取得する。ユーザIDの正確性はパスワード認証などの認証処理によって担保することが望ましい。
次に、ステップ202でユーザIDを条件としてユーザ情報1250からユーザ区分を取得する。
次に、ステップ203で作業指示情報1210の作業指示情報の中から、1つの作業指示を選択し、該当作業指示の作業前製品IDと作業後製品IDを取得する。
次に、ステップ204で作業前、つまり組立前の部品と組立後の製品に添付されているRFIDから個品IDをそれぞれ読み取る。RFIDのかわりにバーコードや2次元コードなどのID読取り可能なメディアから個品IDを読み取ってもよい。
ステップ204で読み取った個品IDごとに、ステップ205からステップ211を実行する。以降、ステップ205からステップ211における処理の対象の個品IDを処理対象個品IDとする。
ステップ206では、処理対象個品IDの製品情報、すなわち製品IDと製品区分を、製品情報1230から取得する。
ステップ207では、ステップ202で取得したユーザ区分のユーザが、ステップ206で取得した製品区分の製品のRFIDに対して読取制限設定、もしくは読取制限解除の処理が可能か否かを処理権限情報1260を元に判定する。処理権限がない場合には、処理対象個品IDに対する処理を終了し、次の個品IDに対してステップ205からステップ211を実行する。処理権限がある場合にはステップ208に移行する。
ステップ207における読取制限処理、読取制限解除処理の処理権限の判定処理は省略してもよい。その場合、ステップ201、ステップ202の処理、およびステップ206における製品区分の取得処理も省略してもよい。
ステップ208では、処理対象個品IDが読取制限設定の対象であるか、読取制限解除の対象であるのかを、ステップ206で取得した製品IDとステップ203で取得した作業指示を元に判定する。判定にあたっては、ステップ206で取得した製品IDが、作業前製品IDに該当するのか、作業後製品IDにあたるのかを判定し、作業前製品IDの場合には読取制限解除対象としてステップ209に、作業後製品IDの場合には読取制限設定対象としてステップ210に移行する。
ステップ209では、処理対象個品IDのRFIDに対してRFタグ読取装置1700を通して読取制限解除処理を実行する。組立の前にRFIDが読取制限されていない場合には、ステップ209は実行しなくてもよい。
ステップ210では、処理対象個品IDのRFIDに対してRFタグ読取装置1700を通して読取制限設定処理を実行する。
ステップ212では、組み込んだ部品と、製品の関係を個品情報1240に登録する。具体的にはステップ208において作業後製品と判定された個品IDを親IDとし、作業前製品と判定された個品IDを個品IDとして、組み合わせを個品情報1240に保存する。
ステップ209、ステップ210の読取制限設定、解除処理について、パスワードが必要な場合には、別途パスワード管理し、読取制限設定、解除処理にてRFタグ読取装置1700に渡す。パスワード管理は、1つのみパスワードを管理し、各RFIDに対し、そのパスワードを利用してもよいし、図4に示す製品情報1230に個品ごとのパスワードを管理する列を追加し、個品ごとに管理してもよい。
以下、図3〜図7のテーブルのデータを例として、図8のフローチャートの処理を具体的に説明する。
ステップ201で、ユーザID「taro」を取得したとする。
ステップ202では、図6に示すユーザ情報1250からユーザID「taro」に該当する1行目のユーザ区分「製造業者」を取得する。
ステップ203で、図3に示す作業指示情報1210から2行目の作業指示を選択し、作業前製品ID「筐体01」「MB01」「HDD01」と、作業後製品ID「SV01」を取得する。
ステップ204で、作業対象の組立てる部品、組立後の製品に添付されたRFIDを読み取り、個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」「SV01001」を取得する。
以下、ステップ204で取得したIDごとにステップ205からステップ211を繰り返す。
まず「BOX01001」についてのステップ205からステップ211の処理について説明する。
ステップ206で、図4に示す製品情報1230から、個品ID「BOX01001」に該当する1行目の製品情報を取得し、製品ID「筐体01」、製品区分「組立部品」を取得する。
ステップ207では、ステップ202で取得したユーザ区分「製造業者」と、ステップ206で取得した製品区分「組立部品」の処理権限を、図7に示す処理権限情報1260で確認し、製造業者の列12601、組立部品に該当する2行目に「○」がついているため、処理権限があるものとし、ステップ208に進む。ここで、もし「×」がついている場合には、個品ID「BOX01001」に対しては読取制限設定、読取制限解除の処理を行わずに処理を終了し、次の個品IDの処理に移行する。
ステップ208では、ステップ206で取得した製品ID「筐体01」と同じ製品IDがステップ203で取得した作業前製品IDにあるため、ステップ210に進む。
ステップ210では、個品ID「BOX01001」のRFIDの読取制限を解除する。
個品ID「MB01001」「HDD01001」に関しても、「BOX01001」と同様、ステップ206で取得する製品IDが作業前製品IDに該当し、製品区分が「組立部品」でステップ207で処理権限があると判定されるため、ステップ210で個品ID「MB01001」「HDD01001」のRFIDの読取制限を解除する。
次に、「SV01001」についてのステップ205からステップ211の処理について説明する。
ステップ206で、図4に示す製品情報1230から、個品ID「SV01001」に該当する6行目の製品情報を取得し、製品ID「SV01」、製品区分「製品」を取得する。
ステップ207では、ステップ202で取得したユーザ区分「製造業者」と、ステップ206で取得した製品区分「製品」の処理権限を、図7に示す処理権限情報1260で確認し、製造業者の列12601、組立部品に該当する1行目に「○」がついているため、処理権限があるものとし、ステップ208に進む。
ステップ208では、ステップ206で取得した製品ID「SV01」と同じ製品IDがステップ203で取得した作業後製品IDにあるため、ステップ209に進む。
ステップ210では、個品ID「SV01001」のRFIDに読取制限をかける。
ステップ212では、作業後製品と判定された個品ID「SV01001」を親IDに、作業前製品と判定された個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」を個品IDとして、図5に示す個品情報1240の1行目から3行目のように個品情報を登録する。
以上の処理により、読み取った個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」「SV01001」の内、部品に相当する「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」に関しては読取制限を設定し、製品に相当する「SV01001」に関しては読取制限を解除した。以上により、本処理の後にRFIDを読み取る場合には、製品のRFIDのみ読み取れ、部品のRFIDは読み取れない。
まず、図9のフローチャートを用いて、部品交換時における製造情報管理方式の処理フロー、すなわち、部品を交換した際に、交換時に製品から取り外した旧部品のRFIDの読取り制限を解除し読取可能とし、製品に組み入れた新部品のRFIDの読取制限を設定し読取不可能とする処理について説明する。
まず、ステップ301でユーザIDを取得する。ユーザIDの正確性はパスワード認証などの認証処理によって担保することが望ましい。
次に、ステップ302でユーザIDを条件としてユーザ情報1250からユーザ区分を取得する。
ステップ303では、新部品のRFIDを読み取り、新部品の個品IDを取得する。
ステップ304では、ステップ303で取得した新部品の個品IDを用い、新部品の製品IDと製品区分を製品情報1230から取得する。
ステップ305では、新部品に対する処理権限有無を判定する。具体的には、ステップ302で取得したユーザ区分のユーザが、ステップ304で取得した製品区分の製品のRFIDに対して読取制限設定、もしくは読取制限解除の処理が可能か否かを処理権限情報1260を元に判定する。処理権限がない場合には、処理を終了する。
ステップ306では、部品交換対象の製品のRFIDを読取り、製品の個品IDを取得する。
ステップ307では、部品交換対象の製品に組み込まれている部品の個品IDを個品情報1240から取得する。この場合、全ての個品情報を取得する構成としてもよい。具体的にはステップ306で取得した部品交換対象の製品の個品IDを親IDとする個品ID(1段階目の個品ID)、前記1段階目の個品IDを親IDとする個品ID(2段階目の個品ID)、前記2段階目の個品IDを親IDとする個品ID(3段目の個品ID)のように、個品IDが取得できなくなるまで再帰的に処理を繰返し、製品の個品IDを祖先IDとする個品IDを取得する。この場合、個品IDのすべてを取得する構成としてもよい。
ステップ308では、ステップ307で取得した部品の個品IDの中で交換対象の旧部品の個品IDを特定する。具体的には、旧部品と新部品の製品IDは同じであるものとし、ステップ307で取得した部品交換対象の製品内の各部品の個品IDから、各部品の製品IDを製品情報1230から取得し、ステップ304で取得した新部品の製品IDと同じものを交換対象の旧部品と判定する。
ステップ309では、旧部品に対する処理権限有無を判定する。具体的には、ステップ302で取得したユーザ区分のユーザが、およびステップ308で取得した製品区分の製品のRFIDに対して読取制限設定、もしくは読取制限解除の処理が可能か否かを処理権限情報1260を元に判定する。処理権限がない場合には、処理を終了する。
ステップ310では、旧部品のRFIDの読取制限を解除する。具体的には、ステップ308で取得した個品IDのRFIDに対してRFタグ読取装置1700を通して読取制限解除処理を実行する。
ステップ311では、新部品のRFIDの読取制限を設定する。具体的には、ステップ303で取得した個品IDのRFIDに対してRFタグ読取装置1700を通して読取制限設定処理を実行する。
ステップ312では、個品情報1240を部品交換前の情報から部品交換後の情報に更新する。具体的には、旧部品の個品IDと製品の個品ID(親ID)の関係を削除し、新部品の個品IDと製品の個品ID(親ID)の関係を追加する。
ステップ305、ステップ309における読取制限処理、読取制限解除処理の処理権限の判定処理は省略してもよい。その場合、ステップ301、ステップ302の処理、およびステップ304、ステップ308における製品区分の取得処理も省略してもよい。
ステップ310、ステップ311の読取制限設定、解除処理について、パスワードが必要な場合には、別途パスワード管理し、読取制限設定、解除処理にてRFタグ読取装置1700に渡す。パスワード管理は、1つのみパスワードを管理し、各RFIDに対し、そのパスワードを利用してもよいし、図4に示す製品情報1230に個品ごとのパスワードを管理する列を追加し、個品ごとに管理してもよい。
以下、図3〜図7のテーブルのデータを例として、図9のフローチャートの処理を具体的に説明する。
ステップ301で、ユーザID「saburo」を取得したとする。
ステップ302では、図6に示すユーザ情報1250からユーザID「saburo」に該当する1行目のユーザ区分「保守業者」を取得する。
ステップ303では、交換対象の新部品のRFIDの読取り、個品ID「MB01002」を取得する。
ステップ304では、図4に示す製品情報1230から、個品ID「MB01002」に該当する7行目の製品情報を取得し、製品ID「MB01」、製品区分「交換部品」を取得する。
ステップ305では、ステップ302で取得したユーザ区分「保守業者」と、ステップ304で取得した新部品の製品区分「交換部品」の処理権限を、図7に示す処理権限情報1260で確認し、保守業者の列12603、保守部品に該当する4行目に「○」がついているため、処理権限があるものとし、ステップ305に進む。ここで、もし「×」がついている場合には、処理を終了する。
ステップ306では、部品交換対象の製品のRFIDを読取り、個品ID「SV01001」を取得する。
ステップ307では、図5に示す個品情報1240から、ステップ306で取得した部品交換対象製品の個品ID「SV01001」が親IDに該当する1行目から3行目の個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」と、取得した「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」を親IDに該当する4行目から6行目の個品ID「KBN01001」「CPU01001」「MEM01001」を、部品交換対象製品に組み込まれている部品の個品IDとして取得する。
ステップ308では、ステップ307で取得した個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」「KBN01001」「CPU01001」「MEM01001」の製品情報を図4に示す製品情報1230から取得し、ステップ304で取得した新部品の製品ID「MB01」に一致するもの、すなわち4行目の個品ID「MB01001」、製品ID「MB01」、製品区分「組立部品」を交換対象の旧部品の製品情報として取得する。
ステップ309では、ステップ302で取得したユーザ区分「保守業者」と、ステップ308で取得した旧部品の製品区分「組立部品」の処理権限を、図7に示す処理権限情報1260で確認し、保守業者の列12603、組立部品に該当する2行目に「○」がついているため、処理権限があるものとし、ステップ310に進む。ここで、もし「×」がついている場合には、処理を終了する。
ステップ310では、ステップ308で取得した旧部品の個品ID「MB01001」のRFIDに読取制限をかける。
ステップ311では、ステップ303で取得した新部品の個品ID「MB01002」のRFIDの読取制限を解除する。
ステップ312では、ステップ306で取得した部品交換対象製品の個品ID「SV01001」とステップ308で取得した旧部品の個品ID「MB01001」の関係に該当する図5の個品情報1240の2行目を削除し、新部品の個品ID「MB01002」と部品交換対象製品の個品ID(親ID)「SV01001」の関係を追加する。
以上の処理により、部品を交換した際に、交換時に製品から取り外した旧部品(個品ID「MB01001」)のRFIDの読取り制限を解除し読取可能とし、製品に組み入れた新部品(個品ID「MB01002」)のRFIDの読取制限を設定し読取不可能とできる。
まず、図10のフローチャートを用いて、製品廃棄時における製造情報管理方式の処理フロー、すなわち、製品廃棄時に製品のRFIDを読取制限を設定し読取不可能とする処理について説明する。
まず、ステップ401でユーザIDを取得する。ユーザIDの正確性はパスワード認証などの認証処理によって担保することが望ましい。
次に、ステップ402でユーザIDを条件としてユーザ情報1250からユーザ区分を取得する。
ステップ403では、廃棄対象製品のRFIDを読み取り、製品の個品IDを取得する。
ステップ404では、ステップ403で取得した製品の個品IDを用い、廃棄対象製品の製品区分を製品情報1230から取得する。
ステップ405では、廃棄対象製品に対する処理権限有無を判定する。具体的には、ステップ402で取得したユーザ区分のユーザが、ステップ404で取得した製品区分の製品のRFIDに対して読取制限設定、もしくは読取制限解除の処理が可能か否かを処理権限情報1260を元に判定する。処理権限がない場合には、処理を終了する。
ステップ405における読取制限処理、読取制限解除処理の処理権限の判定処理は省略してもよい。その場合、ステップ401、ステップ402の処理、およびステップ404における製品区分の取得処理も省略してもよい。
ス テップ406では、廃棄対象製品のRFIDの読取制限を設定する。具体的には、ステップ403で取得した個品IDのRFIDに対してRFタグ読取装置1700を通して読取制限設定処理を実行する。
ステップ407では、個品情報1240から廃棄済みの個品情報を削除する。具体的には、廃棄対象製品の個品IDを祖先IDとする個品IDをステップ307で説明した処理と同様に再帰的に取得し、これらを削除する。
ステップ406の読取制限設定、解除処理について、パスワードが必要な場合には、別途パスワード管理し、読取制限設定、解除処理にてRFタグ読取装置1700に渡す。パスワード管理は、1つのみパスワードを管理し、各RFIDに対し、そのパスワードを利用してもよいし、図4に示す製品情報1230に個品ごとのパスワードを管理する列を追加し、個品ごとに管理してもよい。
以下、図3〜図7のテーブルのデータを例として、図10のフローチャートの処理を具体的に説明する。
ステップ401で、ユーザID「shiro」を取得したとする。
ステップ402では、図6に示すユーザ情報1250からユーザID「shiro」に該当する1行目のユーザ区分「廃棄業者」を取得する。
ステップ403では、廃棄対象製品のRFIDの読取り、個品ID「SV01001」を取得する。
ステップ404では、図4に示す製品情報1230から、個品ID「SV01001」に該当する7行目の製品情報を取得し、製品区分「製品」を取得する。
ステップ405では、ステップ402で取得したユーザ区分「廃棄業者」と、ステップ404で取得した廃棄対象製品の製品区分「製品」の処理権限を、図7に示す処理権限情報1260で確認し、廃棄業者の列12604、製品に該当する1行目に「○」がついているため、処理権限があるものとし、ステップ406に進む。ここで、もし「×」がついている場合には、処理を終了する。
ステップ406では、ステップ403で取得した旧部品の個品ID「SV01001」のRFIDに読取制限をかける。
ステップ407では、図5に示す個品情報1240から、ステップ403で取得した廃棄対象製品の個品ID「SV01001」が親IDに該当する1行目から3行目の個品ID「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」と、取得した「BOX01001」「MB01001」「HDD01001」を親IDに該当する4行目から6行目の個品ID「KBN01001」「CPU01001」「MEM01001」の行を削除する。
以上の処理により、製品廃棄時に製品のRFID(個品ID「SV01001」)について、読取制限を設定し読取不可能とする。
1000 製品情報管理装置
1100 記憶装置
1400 中央処理装置
1500 通信装置
1600 入出力装置
1700 RFタグ読書装置
1800 表示装置
1900 入力装置
9000 通信網

Claims (12)

  1. 個品を管理するための個品IDが格納された電子タグの読み取りを制御するための情報処理装置を用いた個品情報管理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記個品の状況を検知するステップと、
    検知された個品の状況が、予め定められた状況変化に対応するかを判定するステップと
    当該判定の結果、対応している場合に、記憶装置に記憶された、当該個品に対応する電子タグに対する読み取りを制御するための読み取り制御情報を変更するステップと、を実行し、
    前記読み取り制御情報を変更するステップにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記個品IDが製品または部品の何れに対応するものであるかを判定し、
    前記個品IDが製品に対応するものである場合には、前記電子タグを読取制限設定状態から読取制限解除状態に変更し、
    前記個品IDが部品に対応するものである場合には、前記電子タグを読取制限解除状態から読取制限設定状態に変更することを特徴とする個品情報管理方法。
  2. 請求項1に記載の個品情報管理方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記個品を組み立てて製品を製造するための作業指示情報を格納した作業指示情報格納装置と接続され、
    検知された前記個品の状況と前記作業指示情報を比較することで、前記状況変化に対応しているかを判定することを特徴とする個品情報管理方法。
  3. 請求項2に記載の個品情報管理方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記電子タグに格納された個品IDを、前記作業指示情報で用いられる製品IDに変換し、
    変換された前記製品IDに対応する状況が、前記検知された状況である場合に、状況変化に対応していると判定することを特徴とする個品情報管理方法。
  4. 請求項2に記載の個品情報管理方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記電子タグに格納された個品IDを、前記作業指示情報で用いられる製品IDに変換し、
    変換された前記製品ID作業指示情報格納装置に格納されている場合に、状況変化に対応していると判定することを特徴とする個品情報管理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の個品情報管理方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記読み取り制御情報の変更を、該当する電子タグの読み取りを抑止するように変更、もしくは、抑止の解除を実行することを特徴とする個品情報管理方法。
  6. 請求項5に記載の個品情報管理方法において、
    前記情報処理装置は、
    前記抑止として、前記読み取り制御情報を、読み取りを制限する情報へ変更することで、当該電子タグの情報の読み取りを不可能にすることを可能とする個品情報管理方法。
  7. 個品を管理するための個品IDが格納された電子タグの読み取りを制御するための製品情報管理装置であって、
    前記個品の状況を検知する手段と、
    検知された個品の状況が、予め定められた状況変化に対応するかを判定する手段と、
    当該判定の結果、対応している場合に、記憶装置に記憶された、当該個品に対応する電子タグに対する読み取りを制御するための読み取り制御情報を変更する手段と、を有し、
    前記読み取り制御情報を変更する手段は、
    前記個品IDが製品または部品の何れに対応するものであるかを判定し、
    前記個品IDが製品に対応するものである場合には、前記電子タグを読取制限設定状態から読取制限解除状態に変更し、
    前記個品IDが部品に対応するものである場合には、前記電子タグを読取制限解除状態から読取制限設定状態に変更することを特徴とする製品情報管理装置
  8. 請求項7に記載の製品情報管理装置において、
    前記個品を組み立てて製品を製造するための作業指示情報を格納した作業指示情報格納装置と接続する手段をさらに有し、
    前記判定する手段は、検知された前記個品の状況と前記作業指示情報を比較することで、前記状況変化に対応しているかを判定することを特徴とする製品情報管理装置
  9. 請求項8に記載の製品情報管理装置において、
    前記電子タグに格納された個品IDを、前記作業指示情報で用いられる製品IDに変換する手段をさらに有し、
    前記判定する手段は、変換された前記製品IDに対応する状況が、前記検知された状況である場合に、状況変化に対応していると判定することを特徴とする製品情報管理装置
  10. 請求項8に記載の製品情報管理装置において、
    前記電子タグに格納された個品IDを、前記作業指示情報で用いられる製品IDに変換する手段をさらに有し、
    前記判定する手段は、変換された前記製品ID作業指示情報格納装置に格納されている場合に、状況変化に対応していると判定することを特徴とする製品情報管理装置
  11. 請求項7乃至10のいずれかに記載の製品情報管理装置において、
    前記変更する手段は、前記読み取り制御情報の変更を、該当する電子タグの読み取りを抑止するように変更、もしくは、抑止の解除を実行することを特徴とする製品情報管理装置
  12. 請求項11に記載の製品情報管理装置において、
    前記変更する手段は、前記抑止として、読み取りを制限する情報へ変更することで、当該電子タグの情報の読み取りを不可能にすることを可能とする製品情報管理装置
JP2009148194A 2009-06-23 2009-06-23 個品情報管理装置及び方法 Expired - Fee Related JP5308927B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148194A JP5308927B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 個品情報管理装置及び方法
US12/759,300 US20100321167A1 (en) 2009-06-23 2010-04-13 Individual-item information management device and method
EP10250767A EP2270726A1 (en) 2009-06-23 2010-04-14 Individual-item information management device and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148194A JP5308927B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 個品情報管理装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011008308A JP2011008308A (ja) 2011-01-13
JP5308927B2 true JP5308927B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42634978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009148194A Expired - Fee Related JP5308927B2 (ja) 2009-06-23 2009-06-23 個品情報管理装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100321167A1 (ja)
EP (1) EP2270726A1 (ja)
JP (1) JP5308927B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10614407B2 (en) * 2013-12-24 2020-04-07 United Parcel Service Of America, Inc. Systems, methods, and computer program products for processing package delivery exceptions
JP7461861B2 (ja) 2020-03-24 2024-04-04 株式会社オービック 製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラム
JP7461862B2 (ja) 2020-03-24 2024-04-04 株式会社オービック 情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5856788A (en) 1996-03-12 1999-01-05 Single Chips Systems Corp. Method and apparatus for radiofrequency identification tags
JP2006155453A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 部品の取付可否判定手段を備えた工具システム
JP4691987B2 (ja) * 2004-12-28 2011-06-01 株式会社日立製作所 無線タグおよび携帯端末
US7474211B2 (en) * 2005-02-22 2009-01-06 Bradley Allen Kramer System and method for killing a RFID tag
JP4765357B2 (ja) * 2005-03-22 2011-09-07 大日本印刷株式会社 部品の組立作業支援システム
US7931197B2 (en) * 2005-09-20 2011-04-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. RFID-based product manufacturing and lifecycle management
KR20060020730A (ko) * 2006-02-20 2006-03-06 주식회사 스마트로 무선 주파수 통신을 이용한 상품 식별 태그 및 상품 관리방법
US9342777B2 (en) * 2006-07-06 2016-05-17 Ricoh Company, Ltd. Programmatic control of RFID tags
JP4962048B2 (ja) * 2007-03-02 2012-06-27 富士通株式会社 仕分け作業支援プログラム、および仕分け作業支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011008308A (ja) 2011-01-13
US20100321167A1 (en) 2010-12-23
EP2270726A1 (en) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220237628A1 (en) Blockchain tracking of carbon credits for materials with sequestered carbon
US9824327B2 (en) Systems and methods for capturing and managing information pertaining to asset spares inventories
RU2412467C2 (ru) Способ и система установки и связи с сервером связующего программного обеспечения радиочастотной идентификации с сервера системы планирования ресурсов предприятия
JP5328052B2 (ja) 情報技術資産のrfidでの発見、追跡およびプロビジョニング
US9754235B1 (en) System and method for authoritative item identification based on facility operations
US11132641B2 (en) RFID inventory system and method
US10878376B2 (en) Method and system to automatically track and manage assets using mobile devices
Bottani Reengineering, simulation and data analysis of an RFID system
JP5308927B2 (ja) 個品情報管理装置及び方法
CN111539677A (zh) 一种基于区块链的rfid固定资产管理***及方法
JP5409943B1 (ja) ガス容器管理サーバー、ガス容器管理システム、ガス容器管理プログラム
JP2006227972A (ja) 生産履歴工程実績管理システム、工程管理端末、工程実績管理サーバ、生産履歴管理サーバ及びプログラム
JP7303979B2 (ja) 物品管理のためのシステム、方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体
JP2006318291A (ja) 無線タグ管理プログラム
JP5380044B2 (ja) 資産情報管理システム、資産情報管理方法、資産情報管理プログラム、並びに該プログラムを格納した記録媒体
US20120119881A1 (en) Information management using a custom identifier stored on an identification tag
Housseman et al. Impacts of radio-identification on cryo-conservation centers
JP6224669B2 (ja) 入金消込システム、入金消込方法、及びプログラム
Edirisinghe Warehouse Management System
JP2004157831A (ja) 資産番号札と棚卸し
Wong et al. A framework for data flow in apparel supply chain using RFID technology
Lugo et al. Secure document and asset tracking
JP2009015447A (ja) 加工食品管理システム及び該システムを用いた管理法
JP2009059066A (ja) 貸出返却処理システム、貸出返却処理方法及び貸出返却処理プログラム
JP2006259887A (ja) Icタグを使用した物品管理システム、物品管理方法、および物品管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees