JP5306562B1 - ノイズフィルタ - Google Patents

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Abstract

ノイズフィルタは、複数の脚部と前記複数の脚部の両端を連結する第1の連結部及び第2の連結部とを有する第1の磁気コアと、前記脚部にそれぞれ巻き回された複数の巻線と、前記第1の連結部及び前記第2の連結部にそれぞれ交差し前記脚部を通る閉磁路が形成されるように、前記第1の磁気コアに着脱可能に構成された第2の磁気コアとを備え、前記第1の磁気コアは、ノーマルモードインダクタンスを含み、前記閉磁路は、コモンモードインダクタンスを含む。

Description

本発明は、ノイズフィルタに関する。
特許文献1には、電力変換装置と電力系統との間に設置されるチョークコイルにおいて、3個の脚部の上端及び下端が2個の連結部でそれぞれつながれた鉄心における3個の脚部にそれぞれ巻線を巻き、2個の連結部における右側に延びた部分の間に継鉄をつなぐことが記載されている。これにより、特許文献1によれば、ノーマルモードとコモンモードとの両方に対して所定のインダクタンス値が確保できるチョークコイルが実現できるとされている。
特開2007−48897号公報
一方、コモンモードノイズによる影響は、ノイズを低減する対象の機器が設置された現場で評価するまで見積もりが難しい傾向にある。そのため、適正なノイズ対策を行うためには、コモンモードインダクタンス値の調整をカット&トライで行うべきであり、その場合、調整中に何度もコモンモードインダクタンス値の変更が必要になることが想定される。
特許文献1に記載の技術では、ノーマルモードとコモンモードとの両方に対して所定のインダクタンス値が確保できていれば十分であるとされており、継鉄が予め鉄心につながれていることが前提になっていると考えられる。そのため、コモンモードインダクタンス値をユーザ側で変化させることが困難である。
また、特許文献1に記載の技術では、2個の連結部を3個の脚部の上端及び下端よりも右側に延長させて、その延長させた部分に継鉄をつないでいる。これにより、チョークコイルの横方向の寸法が3個の脚部に対応したものより大きくなり、チョークコイルを含むノイズフィルタが大型化するので、ノイズフィルタの製造コストが増大する可能性がある。
また、特許文献1に記載の技術では、最終的に使用することとなった場合における設置場所の問題も生じる。すなわち、狭い場所に配置する際に設置方向を変更する必要が生じた場合、特定の方向(横方向)の寸法が大きいと、そのような設置方向の変更が困難になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノイズフィルタの大型化を抑えながら設置環境に応じてユーザ側で調整できるノイズフィルタを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかるノイズフィルタは、複数の脚部と前記複数の脚部の両端を連結する第1の連結部及び第2の連結部とを有する第1の磁気コアと、前記脚部にそれぞれ巻き回された複数の巻線と、前記第1の連結部及び前記第2の連結部にそれぞれ交差し前記脚部を通る閉磁路が形成されるように、前記第1の磁気コアに着脱可能に構成された第2の磁気コアとを備え、前記第1の磁気コアは、ノーマルモードインダクタンスを含み、前記閉磁路は、コモンモードインダクタンスを含むことを特徴とする。
本発明によれば、最初は第2の磁気コアなしで設置し、問題発生時に第2の磁気コアを取り付けるといった対応が可能であるので、過剰なコモンモード対策を抑制でき、周囲環境変化によりコモンモードノイズが問題となった際の対策が容易である。すなわち、設置環境に応じてユーザ側で容易にノイズフィルタを調整できる。また、第2の磁気コアが、第1の磁気コアにおける寸法に余裕のある厚み方向へ装着されるので、ノイズフィルタの全体としてみた場合に、第1の磁気コアに第2の磁気コアが装着された際の寸法増加を抑制できる。したがって、ノイズフィルタの大型化を抑えながら設置環境に応じてユーザ側で調整できる。
図1は、実施の形態1にかかるノイズフィルタの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1におけるリアクトルの構成を示す図である。 図3は、実施の形態1におけるリアクトルの構成を示す図である。 図4は、実施の形態1におけるリアクトルの構成を示す図である。 図5は、実施の形態1における第2の磁気コアの構成を示す図である。 図6は、実施の形態1の変形例におけるリアクトルの構成を示す図である。 図7は、実施の形態2におけるリアクトルの構成を示す図である。 図8は、実施の形態2におけるリアクトルの構成を示す図である。 図9は、実施の形態3におけるリアクトルの構成を示す図である。 図10は、実施の形態3におけるリアクトルの構成を示す図である。 図11は、実施の形態3における第2の磁気コアの構成を示す図である。 図12は、実施の形態4におけるリアクトルの構成を示す図である。 図13は、実施の形態5におけるリアクトルの構成を示す図である。 図14は、実施の形態6におけるリアクトルの構成を示す図である。 図15は、実施の形態7におけるリアクトルの構成を示す図である。 図16は、比較例におけるリアクトルの構成を示す図である。 図17は、他の比較例におけるリアクトルの構成を示す図である。
以下に、本発明にかかるノイズフィルタの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかるノイズフィルタ1について図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1にかかるノイズフィルタ1の構成を示す図である。
電力系統PSから電力(例えば、R相、S相、T相の3相交流電力)を受けて動作(例えば、電力変換)を行う電力機器(例えば、電力変換装置)EMは、例えば複数のスイッチング素子を有し、複数のスイッチング素子をスイッチング動作させて電力変換を行う。このとき、電力機器EMでは、スイッチング素子のスイッチング動作に伴うノイズが発生するので、ノイズが電力系統PSへ伝達される可能性がある。ノイズが電力系統PSに伝達されると、電力系統PSと同一電源系統に接続された機器にもノイズが伝達されてその機器を誤動作させる可能性がある。
それに対して、ノイズフィルタ1は、電力系統PSと電力機器EMとの間に設置されて、電力機器EMから電力系統PSへ伝達されるノイズを抑制する。例えば、ノイズフィルタ1は、コンデンサ3及びリアクトル4を有する。コンデンサ3は、例えば同じ容量の3個の線間コンデンサ3A,3B,3Cを有する。各線間コンデンサ3A,3B,3Cは、ノーマルモードノイズを抑制する。
図1の構成において、電力機器EMから電力系統PSへ伝達される可能性があるノイズには、ノーマルモードノイズだけでなく、コモンモードノイズもある。
そこで、リアクトル4には、ノーマルモードノイズを抑制するためのノーマルモードインダクタンス4Aだけでなく、コモンモードノイズを抑制するためのコモンモードインダクタンス4Bも含ませる必要がある。
一方、一般的に使用されているリアクトルは、図16に示すように、ノーマルモード用のリアクトル804になっており、コモンモードインダクタンスは含んでいない。ノイズ対策などの要因で、コモンモードインダクタンスを追加する場合は、図17に示すようなコモンモード用のリアクトル904を追加して対応することが考えられる。
しかし、コモンモード用のリアクトル904の追加のためには、電力系統PS及び電力機器EMが設置された場所において、配線の着脱が必須であり、追加や変更は容易ではない。
また、コモンモードノイズによる影響は、ノイズを低減する対象の機器が設置された現場で評価するまで見積もりが難しい傾向にある。そのため、適正なノイズ対策を行うためには、コモンモードインダクタンス値の調整をカット&トライで行うべきであり、その場合、調整中に何度もコモンモードインダクタンス値の変更が必要になることが想定される。さらに、コモンモード用のリアクトルは、そのコアの材質や巻線構成(貫通回数)により様々な特性を持たせることが可能であることから、ノイズ対策として適切な組み合わせを探し出すためにはより多くのカット&トライが必要となる。
仮に、ノイズフィルタ1におけるリアクトル4を、ノーマルモード用のリアクトル804(図16参照)にコモンモード用のリアクトル904(図17参照)を追加することで構成するものとした場合、多くのカット&トライは、コモンモードインダクタンス値の種類分、コモンモード用のリアクトル904を用意して毎回配線し直す必要があり、リアクトル4の調整のための時間的及び費用的なコストを増大させる可能性がある。
また、最終的に使用することとなった場合には設置場所の問題も生じる。例えば、電力系統PS及び電力機器EMが設置された場所におけるリアクトル4を設置すべき場所が狭い場合に、ノーマルモード用のリアクトル804(図16参照)にコモンモード用のリアクトル904(図17参照)を追加する方法では、リアクトル4の寸法が全体として大きくなり、リアクトル4を設置すべき場所に配置することが困難になる。
そこで、実施の形態1では、ノイズフィルタ1のリアクトル4において、図2に示すように、n脚コア(n>1)型の第1の磁気コア41に対して、第2の磁気コア42を着脱可能に構成することで、ノイズフィルタ1のリアクトル4にノーマルモードインダクタンス4Aに加えてコモンモードインダクタンス4Bも含ませるようにしつつ、ノイズフィルタ1の大型化を抑えながらノイズ低減効果を大きくするようにユーザ側で調整できるようにする。
具体的には、ノイズフィルタ1のリアクトル4は、第1の磁気コア41、複数の巻線43a〜43c、及び第2の磁気コア42を有する。
第1の磁気コア41は、複数の脚部41a〜41c、第1の連結部41d、及び第2の連結部41eを有する。複数の脚部41a〜41cは、互いに離間して(例えば互いに平行に)並ぶように配置される。各脚部41a〜41cは、例えば電力系統PSから電力機器EMへ供給される電力の各相に対応しており、例えばR相、S相、T相に対応している。例えば、脚部41aはR相に対応している。
なお、図2では、リアクトル4として3相リアクトルを例示しているが、他の相数であっても同様の構成は可能である。
第1の連結部41dは、複数の脚部41a〜41cの一端(図2における上側の端部)を連結する。第2の連結部41eは、複数の脚部41a〜41cの他端(図2における下側の端部)を連結する。すなわち、第1の連結部41d及び第2の連結部41eは、複数の脚部41a〜41cの両端を連結する。
複数の巻線43a〜43cのそれぞれは、脚部に巻き回されている。例えば、巻線43aは、脚部41aに巻き回され、巻線43bは、脚部41bに巻き回され、巻線43cは、脚部41cに巻き回されている。各巻線43a〜43cは、例えば電力系統PSから電力機器EMへ供給される電力の各相に対応しており、例えばR相、S相、T相に対応している。例えば、巻線43aはR相に対応している。
第2の磁気コア42は、図2及び図3に示すように、例えば略横U形状であり、第1の磁気コア41に着脱可能に構成されている。第2の磁気コア42は、複数の腕部42a,42b、及び連結部42cを有する。複数の腕部42a,42bは、互いに離間して(例えば互いに平行に)並ぶように配置される。複数の腕部42a,42bは、例えば、脚部41bに沿った方向における第1の磁気コア41に対応した間隔で互いに離間して配置される。また、各腕部42a,42bは、例えば、複数の脚部41a〜41cの配置方向及び各脚部41a〜41cに沿った方向に直交する方向(以下、厚み方向とする)における第1の磁気コア41の幅に対応した長さ(例えば、第1の磁気コア41の幅より若干長い長さ)を有する。
連結部42cは、複数の腕部42a,42bの一端(図2,3における右側の端部)を連結する。これにより、第2の磁気コア42は、例えば略横U形状になる。
第2の磁気コア42は、例えば、脚部41b、第1の連結部41d、及び第2の連結部41eを両外側から挟むように第1の磁気コア41に着脱される。すなわち、第2の磁気コア42は、第1の磁気コア41に厚み方向から装着される。
第1の磁気コア41は、複数の脚部41a〜41cの配置方向における寸法W41aと各脚部41a〜41cに沿った方向の寸法W41bとが、それぞれ、厚み方向における寸法W41cより長くなっている。言い換えると、第1の磁気コア41では、他の方向に比べて厚み方向の寸法に余裕がある。そのため、第1の磁気コア41に第2の磁気コア42が厚み方向から装着された場合に、図3に示すように、リアクトル4において、複数の脚部41a〜41cの配置方向における寸法W4aと各脚部41a〜41cに沿った方向の寸法W4bと厚み方向における寸法W4cとを、寸法W41a,W41bと同程度に抑えることができる。
このように第1の磁気コア41に第2の磁気コア42が装着されたリアクトル4を複数の脚部41a〜41cの配置方向に垂直に切った断面で見た場合、図4に一点鎖線で示すように閉磁路MPが形成されている。すなわち、リアクトル4において、第2の磁気コア42は、第1の連結部41d及び第2の連結部41eにそれぞれ交差し複数の脚部41a〜41cのうちの1つの脚部41b(図2参照)を通る閉磁路MPが形成されるように、第1の磁気コア41に着脱される。
例えば、リアクトル4において、複数の巻線43a〜43cにノーマルモードノイズが流れると、第1の磁気コア41では、例えば、図3に破線の矢印で示す逆向きの磁束MF1’及び磁束MF2’が脚部41a及び脚部41bにそれぞれ発生する。磁束MF1’及び磁束MF2’は、脚部41aから第1の連結部41d、脚部41b、第2の連結部41eを通って脚部41aに戻る閉磁路を流れる。すなわち、第1の磁気コア41は、ノーマルモードノイズ用の閉磁路を持ち、ノーマルモードノイズに対してインダクタンスとして機能できるので、ノーマルモードインダクタンス4Aを含む。
しかし、リアクトル4において、複数の巻線43a〜43cにコモンモードノイズが流れると、第1の磁気コア41では、例えば、白抜きの矢印で示す同じ向きの磁束MF1〜MF3が脚部41a〜41cにそれぞれ発生する。磁束MF1〜MF3は、同じ向きなので、第1の磁気コア41内で閉磁路を形成することが困難である。すなわち、第1の磁気コア41は、コモンモードノイズ用の閉磁路を持たず、コモンモードノイズに対してインダクタンスとして機能することが困難なので、実質的にコモンモードインダクタンス4Bを含まない。
それに対して、コモンモードノイズ用の閉磁路を持たない第1の磁気コア41に第2の磁気コア42を取り付けることで、複数の巻線43a〜43cにコモンモードノイズが流れた時に発生する磁束MF1〜MF3が合成された磁束MF4が第2の磁気コア42に流れるようにする。これによって、リアクトル4に、元々持っているノーマルモードインダクタンス4Aに加え、コモンモードインダクタンス4Bを持たせることができる。
すなわち、リアクトル4において、第2の磁気コア42は、第1の連結部41d及び第2の連結部41eにそれぞれ交差し複数の脚部41a〜41cのうちの1つの脚部41bを通る閉磁路MPが形成されるように、第1の磁気コア41に着脱される。これにより、第1の磁気コア41に第2の磁気コア42が装着された際に、複数の巻線43a〜43cにコモンモードノイズが流れて第1の磁気コア41の脚部41a〜41cに発生した磁束MF1〜MF3は閉磁路MPを流れる。すなわち、閉磁路MPは、コモンモードノイズ用の閉磁路であり、コモンモードノイズに対してインダクタンスとして機能できるので、コモンモードインダクタンス4Bを含む。
次に、第2の磁気コア42が第1の磁気コア41に対して着脱可能に構成されていることによる利点について説明する。
例えば、ノーマルモードノイズ及びコモンモードノイズによる影響は、ノイズを低減する対象の機器が設置された現場で評価するまで見積もりが難しい傾向にある。例えば、電力系統PS及び電力機器EMが設置された場所の環境によっては、必ずしもノイズ不具合が生じるとは限らないため、設置する前に最初からリアクトル4にコモンモードインダクタンス4Bを含ませるのは、費用・作業量の面から行いづらい。また、どれだけ挿入しておくべきかという点も分からず、対策過剰/対策不足になる可能性も高い。
一方で、ノイズ対策不要と想定し、リアクトル4にコモンモードインダクタンス4Bを含ませないものとした場合、電力系統PS及び電力機器EMの運用時に想定外のノイズ不具合又は後発的なノイズ不具合が発生してノイズ対策が必要になった際に、リアクトル4にコモンモードインダクタンス4Bを追加する必要が生じる。
このとき、仮に、ノイズフィルタ1におけるリアクトル4を、ノーマルモード用のリアクトル804(図16参照)にコモンモード用のリアクトル904(図17参照)を追加することで構成するものとした場合、コモンモード用のリアクトル904をまるごと用意して配線をし直す作業が必要になるので、費用・作業量の面で負担となる。
それに対して、実施の形態1では、最初は第2の磁気コア42無しで設置しておき、ノイズ対策が必要となった場合に適切な第2の磁気コア42を取り付けるという運用が可能となり、これらの問題が解消する。
このとき、上記したように、適正なノイズ対策を行うためには、コモンモードインダクタンス値の調整をカット&トライで行うべきであるので、第2の磁気コア42の候補として互いに特性(例えば、周波数特性及びインダクタンス値)が異なるものを含む複数の第2の磁気コア42,42’,42”を用意しておく。
例えば、図5に示すように、複数の第2の磁気コア42,42’,42”のうちに材質が異なるものを含ませることで、必要な特性に応じたコモンモードインダクタンスを持たせることが可能である。例えば、第2の磁気コア42が材質Aで形成され、第2の磁気コア42’が材質Bで形成されている場合、第2の磁気コア42及び第2の磁気コア42’の寸法が同じであっても、閉磁路MPを形成したときに異なるインダクタンス値L2、L2’を持たせることが可能である。例えば、材質Aとして珪素鋼板を使用すれば、周波数が低く振幅が大きいコモンモードノイズを抑制でき、材質Bとしてフェライトなどの周波数特性の良い材料を使用すれば、ノイズなどの周波数が高いコモンモードノイズを抑制できる。すなわち、第2の磁気コア42に対応したコモンモードインダクタンスL2と第2の磁気コア42”に対応したコモンモードインダクタンスL2”とは、値自体は近いものであってもよいが、周波数特性が互いに異なる。もちろん、材質を変えることで、インダクタンス値を異なるものとしてもよい。
なお、第1の磁気コア41は、例えば材質Aで形成されていてもよく、あるいは、例えば材質Bで形成されていてもよく、あるいは、例えば材質A及び材質Bと異なる材質で形成されていてもよい。
あるいは、例えば、図5に示すように、複数の第2の磁気コア42,42’,42”のうちに寸法が異なるものを含ませることで、必要な特性に応じたコモンモードインダクタンスを持たせることが可能である。例えば、第2の磁気コア42,42”の連結部42cに沿った方向の寸法が同じW42bで第2の磁気コア42,42”の腕部42bに沿った方向の寸法が異なるW42a,W42a”である場合、第2の磁気コア42,42”の材質が同じ材質Aであっても、閉磁路MPを形成したときに異なるインダクタンス値L2、L2”を持たせることが可能である。すなわち、第2の磁気コア42に対応したコモンモードインダクタンスL2と第2の磁気コア42”に対応したコモンモードインダクタンスL2”とは、閉磁路MPを形成したときの閉磁路MPの長さが異なるので、例えば周波数特性が同様であっても、閉磁路MPを形成したときのインダクタンス値が異なる(例えば、L2>L2”)。
なお、複数の第2の磁気コア42,42’,42”のうちに材質及び寸法の両方が異なるものを含ませてもよい。
このように、現場のノイズ不具合の状況に応じて適切な第2の磁気コア42,42’,42”を選択することで、コモンモードノイズ対策が容易になる。
以上のように、実施の形態1では、ノイズフィルタ1において、第2の磁気コア42が、第1の連結部41d及び第2の連結部42eにそれぞれ交差し脚部41a〜41cを通る閉磁路MPが形成されるように、第1の磁気コア41に着脱可能に構成されている。これにより、コモンモードノイズによる悪影響が現場で評価するまで見積もりが難しい場合に、第1の磁気コア41に後から第2の磁気コア42を取り付けることで対策できるため、最初は第2の磁気コア42なしで設置し、問題発生時に第2の磁気コア42を取り付けるといった対応が可能であるので、過剰なコモンモード対策を抑制でき、周囲環境変化によりコモンモードノイズが問題となった際の対策が容易である。すなわち、設置環境に応じてユーザ側で容易にノイズフィルタ1を調整できる。
また、実施の形態1では、ノイズフィルタ1において、第2の磁気コア42が、第1の磁気コア41における寸法に余裕のある厚み方向へ装着されるので、ノイズフィルタ1の全体としてみた場合に、第1の磁気コア41に第2の磁気コア42が装着された際の寸法増加を抑制できる。例えば、リアクトル4において、複数の脚部41a〜41cの配置方向における寸法W4aと各脚部41a〜41cに沿った方向の寸法W4bと厚み方向における寸法W4cとを、寸法W41a,W41bと同程度に抑えることができる(図3参照)。これにより、ノイズフィルタの大型化を抑えることができる。また、各方向の寸法を同程度にできるので、狭い場所に配置する際に設置方向を変更する必要が生じた場合に設置方向の変更が容易である。
したがって、実施の形態1によれば、ノイズフィルタの大型化を抑えながら設置環境に応じてユーザ側でノイズフィルタ1を調整できる。
また、実施の形態1では、第2の磁気コア42は、特性が異なるものを含む複数の第2の磁気コア42,42’,42”から選択されたものである。これにより、コモンモードノイズによる悪影響が現場で評価するまで見積もりが難しい場合に、コモンモードインダクタンス値をユーザ側で変化させることができ、コモンモードインダクタンス値の調整をカット&トライで行うことができる。この結果、想定外の環境に対して、あるいは、後発的に生じた環境の変化に対して、適正なノイズ対策を行うことができる。
なお、ノイズフィルタ1は、コンデンサ3が省略された構成であってもよい。この場合でも、リアクトル4によりノーマルモードノイズ及びコモンモードノイズを抑制することができる。
また、図2,3では、第1の磁気コア41に対する第2の磁気コア42の取り付け位置が第1の磁気コア41の対象中心線に対応した位置であり3相に対してバランスの良い位置である場合を例示的に示しているが、例えばノイズの影響が3相で異なる場合など3相に対してバランスの悪い位置に取り付けた方がよい場合も考えられる。この場合、第1の磁気コア41に対して非対称な位置に第2の磁気コア42を取り付けてもよい。例えば、第2の磁気コア42を第1の磁気コア41の脚部41aに対応した位置に取り付けてもよいし、第2の磁気コア42を第1の磁気コア41の脚部41cに対応した位置に取り付けてもよい。
また、例えば、図6に示すように、第1の磁気コア41に対して複数の第2の磁気コア42−1,42−2を取り付けてもよい。例えば、第2の磁気コア42−1を第1の磁気コア41の脚部41bに対応した位置に取り付け、第2の磁気コア42−2を第1の磁気コア41の脚部41aに対応した位置に取り付けてもよい。これにより、1つの第2の磁気コア42で調整する場合に比べて、コモンモードインダクタンス値の調整範囲を広く確保できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかるノイズフィルタ1について図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8は、実施の形態2におけるリアクトル4の構成を示す図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、第2の磁気コア42の端面42a1が第1の磁気コア41の側面41d1に面一になるように取り付けている(図3参照)。それに対して、実施の形態2では、第2の磁気コア42の端面42a1を第1の磁気コア41の側面41d1に面一になる位置からずらして取り付け位置を調整する。
具体的には、ノイズフィルタ1のリアクトル4において、図7及び図8に示すように、第2の磁気コア42における腕部42aの端面42a1を、第1の磁気コア41における第1の連結部41dの側面41d1よりも反対の側面41d2側に位置させる。
このとき、側面41d1及び側面41d2の間における端面42a1の位置に応じて、脚部41bの長手方向から透視した場合における第1の磁気コア41及び第2の磁気コア42の重なり面積Sが変わる。この重なり面積Sが変わると、第1の磁気コア41及び第2の磁気コア42で形成する閉磁路MPの長さが変わるとともに、第1の磁気コア41及び第2の磁気コア42の重なる部分の断面積が部分的に変わるので、閉磁路MPのコモンモードインダクタンス値が変わる。すなわち、重なり面積Sを調整することで、閉磁路MPのコモンモードインダクタンス値を調整することができる。
例えば、重なり面積Sを大きくすると、コモンモードインダクタンス値が大きくなり、かつ飽和しやすくなる。あるいは、例えば、重なり面積Sを小さくすると、コモンモードインダクタンス値は小さくなるが、飽和しにくくなる。
現場の状況に合わせて、インダクタンス値と飽和特性との調整が可能となることで、より一層様々な条件のノイズ不具合に対処できるようになる。
以上のように、実施の形態2では、ノイズフィルタ1において、脚部41bの長手方向から透視した場合における第1の磁気コア41及び第2の磁気コア42の重なり面積Sが、閉磁路MPのコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整される。これにより、第2の磁気コア42を特性の異なるものに交換せずにコモンモードインダクタンス値を調整できるとともに、コモンモードインダクタンス値の微調整も容易である。
実施の形態3.
次に、実施の形態3にかかるノイズフィルタ1iについて図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は、実施の形態3におけるリアクトル4iの構成を示す図である。以下では、実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態2では、第1の磁気コア41及び第2の磁気コア42の重なり面積Sを調整することでコモンモードインダクタンス値を調整しているが、実施の形態3では、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42iのギャップGの大きさを調整することでコモンモードインダクタンス値を調整する。
具体的には、ノイズフィルタ1iのリアクトル4iにおいて、第1の磁気コア41iは、第2の脚部41fをさらに有する。第2の脚部41fは、第1の連結部41dにおける脚部41bの反対側に配されており、第1の連結部41d及び脚部41bに対して略垂直な方向に延びている。第2の脚部41fは、例えば図10に示す、端面41f1が脚部41bの第2の磁気コア42i側の側面41b2より第2の磁気コア42i側に位置していてもよい。
第2の磁気コア42iは、腕部42a(図2参照)を有さず、例えば略L形状である。第2の磁気コア42iは、第2の脚部41fにギャップGを介して対向するとともに、脚部41b及び第2の脚部41fを通る閉磁路MPiが形成されるように、第1の磁気コア41iに着脱される。
このとき、ギャップGの大きさが変わると、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42iで形成する閉磁路MPiの長さが変わるとともに、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42iの間のギャップGの部分で透磁率が部分的に変わるので、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値が変わる。すなわち、ギャップGの大きさを調整することで、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値を調整することができる。
例えば、ギャップGの大きさを小さくすると、コモンモードインダクタンス値が大きくなり、かつ飽和しやすくなる。あるいは、例えば、ギャップGの大きさを大きくすると、コモンモードインダクタンス値は小さくなるが、飽和しにくくなる。
現場の状況に合わせて、インダクタンス値と飽和特性との調整が可能となることで、より一層様々な条件のノイズ不具合に対処できるようになる。
以上のように、実施の形態3では、ノイズフィルタ1iにおいて、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42iの間のギャップGの大きさが、閉磁路MPのコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整される。これにより、第2の磁気コア42iを特性の異なるものに交換せずにコモンモードインダクタンス値を調整できるとともに、コモンモードインダクタンス値の微調整も容易である。
なお、図11に示すように、略L形状の第2の磁気コア42iの候補として互いに特性(例えば、周波数特性及びインダクタンス値)が異なるものを含む複数の第2の磁気コア42i,42i’,42i”を用意しておく。
例えば、図5に示すように、複数の第2の磁気コア42i,42i’,42i”のうちに材質が異なるものを含ませることで、必要な特性に応じたコモンモードインダクタンスを持たせることが可能である。例えば、第2の磁気コア42iが材質Aで形成され、第2の磁気コア42i’が材質Bで形成されている場合、第2の磁気コア42i及び第2の磁気コア42i’の寸法が同じであっても、閉磁路MPを形成したときに異なるインダクタンス値L2i、L2i’を持たせることが可能である。例えば、材質Aとして珪素鋼板を使用すれば、周波数が低く振幅が大きいコモンモードノイズを抑制でき、材質Bとしてフェライトなどの周波数特性の良い材料を使用すれば、ノイズなどの周波数が高いコモンモードノイズを抑制できる。すなわち、第2の磁気コア42iに対応したコモンモードインダクタンスL2iと第2の磁気コア42i”に対応したコモンモードインダクタンスL2i”とは、値自体は近いものであってもよいが、周波数特性が互いに異なる。もちろん、材質を変えることで、インダクタンス値を異なるものとしてもよい。
あるいは、例えば、図5に示すように、複数の第2の磁気コア42i,42i’,42i”のうちに寸法が異なるものを含ませることで、必要な特性に応じたコモンモードインダクタンスを持たせることが可能である。例えば、第2の磁気コア42i,42i”の連結部42cに沿った方向の寸法が同じW42biで第2の磁気コア42i,42i”の腕部42bに沿った方向の寸法が異なるW42ai,W42ai”である場合、第2の磁気コア42i,42i”の材質が同じ材質Aであっても、閉磁路MPを形成したときに異なるインダクタンス値L2i、L2i”を持たせることが可能である。すなわち、第2の磁気コア42iに対応したコモンモードインダクタンスL2iと第2の磁気コア42i”に対応したコモンモードインダクタンスL2i”とは、閉磁路MPを形成したときの閉磁路MPの長さが異なるので、例えば周波数特性が同様であっても、閉磁路MPを形成したときのインダクタンス値が異なる(例えば、L2i>L2i”)。
なお、複数の第2の磁気コア42i,42i’,42i”のうちに材質及び寸法の両方が異なるものを含ませてもよい。
このように、現場のノイズ不具合の状況に応じて適切な第2の磁気コア42i,42i’,42i”を選択することで、コモンモードノイズ対策が容易になる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4にかかるノイズフィルタ1jについて図12を用いて説明する。図12は、実施の形態4におけるリアクトル4jの構成を示す図である。以下では、実施の形態3と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態3では、第1の磁気コア41iに対する第2の磁気コア42iの固定方法は特に考慮していないが、ギャップGの大きさが変わるとコモンモードインダクタンス値も変わることを考えれば、第1の磁気コア41iに対して第2の磁気コア42iを固定することが好ましい。
そこで、実施の形態4では、第1の磁気コア41iに対して第2の磁気コア42jを固定するための構造を設ける。具体的には、図12に示すように、ノイズフィルタ1jのリアクトル4jにおいて、第2の磁気コア42jは、構造部材42dをさらに有する。構造部材42dは、ギャップGの外側から第2の磁気コア42jを第2の脚部41fに固定する。例えば、構造部材42dは、第1の板材42d1及び第2の板材42d2を有する。第1の板材42d1及び第2の板材42d2は、連結部42cにおける第2の脚部41fに対向すべき部分(図12における上端近傍の部分)を挟んで互いに反対側に位置しているとともに、連結部42cに固定されている。
第2の磁気コア42jが第1の磁気コア41iに装着される際に、第1の板材42d1及び第2の板材42d2は、例えば、第2の脚部41fを両側面41f2,41f3から挟む。これにより、第1の板材42d1及び第2の板材42d2は、ギャップGの外側から第2の磁気コア42jを第2の脚部41fに固定する。
このとき、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束の一部を第1の板材42d1及び第2の板材42d2へ分流させてもよい。例えば、第1の板材42d1及び第2の板材42d2を連結部42c及び腕部42bと同じ材質で形成することで、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束を第1の板材42d1及び第2の板材42d2へ分流させることができる。すなわち、構造部材42dを、閉磁路MPi(図10参照)を形成するためのコアの一部として機能させてもよい。
このとき、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束における分流しなかった磁束は、ギャップGを介して第2の脚部41fから連結部42cへ流れる。そのため、ギャップGの大きさが変わると、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jで形成する閉磁路MPiの長さが変わるとともに、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jの間のギャップGの部分で透磁率が部分的に変わるので、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値が変わる。すなわち、ギャップGの大きさを調整することで、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値を調整することができる。
例えば、ギャップGの大きさを小さくすると、コモンモードインダクタンス値が大きくなり、かつ飽和しやすくなる。あるいは、例えば、ギャップGの大きさを大きくすると、コモンモードインダクタンス値は小さくなるが、飽和しにくくなる。
以上のように、実施の形態4では、第2の磁気コア42jにおける構造部材42dが、ギャップGの外側から第2の磁気コア42jを第1の磁気コア41iにおける第2の脚部41fに固定する。これにより、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jの間のギャップGの大きさを適切な値に安定的に維持することができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5にかかるノイズフィルタ1kについて図13を用いて説明する。図13は、実施の形態5におけるリアクトル4kの構成を示す図である。以下では、実施の形態4と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態4では、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束の一部を構造部材42d(第1の板材42d1及び第2の板材42d2)へ分流させているが、実施の形態5では、構造部材42dへの磁束の分流を抑制する。
具体的には、図13に示すように、ノイズフィルタ1kのリアクトル4kにおいて、第2の磁気コア42kの構造部材42dkは非磁性体を含む。例えば、第1の板材42d1は、磁束の分流すべき方向と交差するように延びた非磁性体層42d1aを有する。非磁性体層42d1aは、第1の板材42d1の磁気抵抗を高め、第1の板材42d1内を磁束が通過しにくいようにする。例えば、第2の板材42d2は、磁束の分流すべき方向と交差するように延びた非磁性体層42d2aを有する。非磁性体層42d2aは、第2の板材42d2の磁気抵抗を高め、第2の板材42d2内を磁束が通過しにくいようにする。
このとき、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束における大部分の磁束は、ギャップGを介して第2の脚部41fから連結部42cへ流れる。そのため、ギャップGの大きさが変わると、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jで形成する閉磁路MPiの長さが変わるとともに、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jの間のギャップGの部分で透磁率が部分的に変わるので、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値が変わる。すなわち、ギャップGの大きさを調整することで、閉磁路MPiのコモンモードインダクタンス値を調整することができる。
例えば、ギャップGの大きさを小さくすると、コモンモードインダクタンス値が大きくなり、かつ飽和しやすくなる。あるいは、例えば、ギャップGの大きさを大きくすると、コモンモードインダクタンス値は小さくなるが、飽和しにくくなる。
以上のように、実施の形態5では、第2の磁気コア42jにおける構造部材42dkが、ギャップGの外側から第2の磁気コア42jを第1の磁気コア41iにおける第2の脚部41fに固定する。これにより、第1の磁気コア41i及び第2の磁気コア42jの間のギャップGの大きさを適切な値に安定的に維持することができる。
また、実施の形態5では、構造部材42dkが非磁性体を含むので、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束における大部分の磁束が、ギャップGを介して第2の脚部41fから連結部42cへ流れるようにすることができる。これにより、第2の脚部41fから連結部42cへ流れるべき磁束の一部を構造部材42dkに分流させる場合に比べて、効率的にコモンモードインダクタンス値を調整することができる。
実施の形態6.
次に、実施の形態6にかかるノイズフィルタ1pについて図14を用いて説明する。図14は、実施の形態6におけるリアクトル4pの構成を示す図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、コモンモードノイズの振動成分について特に考慮していないが、実施の形態6では、コモンモード回路(図4に示す閉磁路MP)にダンピング要素を追加することでコモンモードノイズの振動成分の抑制を図る。
具体的には、図14に示すように、ノイズフィルタ1pのリアクトル4pは、第2の巻線44及び抵抗45をさらに備える。第2の巻線44は、第2の磁気コア42に巻き回されており、例えば、連結部42cに巻き回されている。抵抗45は、第2の巻線44の両端に電気的に接続されている。
第2の磁気コア42に第2の巻線44及び抵抗45を取り付けておくことで、コモンモード回路(図4に示す閉磁路MP)にダンピング要素を追加することができる。すなわち、第2の磁気コア42に巻き回された第2の巻線44の両端に抵抗45を電気的に接続した場合、コモンモード回路に抵抗45が等価的に挿入された構成となり、抵抗45での発生損失によりダンピングが効くようになる。これによって、コモンモードノイズの振動成分を早期に終息させることができ、コモンモードノイズ量を減少させることができる。
以上のように、実施の形態6では、第2の巻線44が、第2の磁気コア42に巻き回されており、抵抗45が、第2の巻線44の両端に電気的に接続されている。これにより、コモンモード回路(図4に示す閉磁路MP)にダンピング要素を追加することができるので、コモンモードノイズの振動成分を早期に終息させることができ、コモンモードノイズ量を減少させることができる。
実施の形態7.
次に、実施の形態7にかかるノイズフィルタ1qについて図15を用いて説明する。図15は、実施の形態7におけるリアクトル4qの構成を示す図である。以下では、実施の形態3と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態3では、コモンモードノイズの振動成分について特に考慮していないが、実施の形態7では、コモンモード回路(図10に示す閉磁路MPi)にダンピング要素を追加することでコモンモードノイズの振動成分の抑制を図る。
具体的には、図15に示すように、ノイズフィルタ1qのリアクトル4qは、第2の巻線44及び抵抗45をさらに備える。第2の巻線44は、第2の磁気コア42iに巻き回されており、例えば、連結部42cに巻き回されている。抵抗45は、第2の巻線44の両端に電気的に接続されている。
第2の磁気コア42iに第2の巻線44及び抵抗45を取り付けておくことで、コモンモード回路(図10に示す閉磁路MPi)にダンピング要素を追加することができる。すなわち、第2の磁気コア42iに巻き回された第2の巻線44の両端に抵抗45を電気的に接続した場合、コモンモード回路に抵抗45が等価的に挿入された構成となり、抵抗45での発生損失によりダンピングが効くようになる。これによって、コモンモードノイズの振動成分を早期に終息させることができ、コモンモードノイズ量を減少させることができる。
以上のように、実施の形態7では、第2の巻線44が、第2の磁気コア42iに巻き回されており、抵抗45が、第2の巻線44の両端に電気的に接続されている。これにより、コモンモード回路(図10に示す閉磁路MPi)にダンピング要素を追加することができるので、コモンモードノイズの振動成分を早期に終息させることができ、コモンモードノイズ量を減少させることができる。
以上のように、本発明にかかるノイズフィルタは、コモンモードノイズの低減に有用である。
1,1i,1j,1k,1p,1q ノイズフィルタ、 3 コンデンサ、 3A〜3C 線間コンデンサ、 4,4i,4j,4k,4p,4q リアクトル、 4A ノーマルモードインダクタンス、 4B コモンモードインダクタンス、 41,41i 第1の磁気コア、 41a〜41c 脚部、 41d 第1の連結部、 41e 第2の連結部、 41f 第2の脚部、 42,42’,42”,42i,42j 第2の磁気コア、 42a,42b 腕部、 42c 連結部、 42d,42dk 構造部材、 43a〜43c 巻線、 804 ノーマルモード用のリアクトル、 904 コモンモード用のリアクトル。

Claims (4)

  1. 複数の脚部と前記複数の脚部の両端を連結する第1の連結部及び第2の連結部とを有する第1の磁気コアと、
    前記脚部にそれぞれ巻き回された複数の巻線と、
    前記第1の連結部及び前記第2の連結部にそれぞれ交差し前記脚部を通る閉磁路が形成されるように、前記第1の磁気コアに着脱可能に構成された第2の磁気コアと、
    を備え、
    前記第1の磁気コアは、ノーマルモードインダクタンスを含み、
    前記閉磁路は、コモンモードインダクタンスを含み、
    前記第1の磁気コアに対する前記第2の磁気コアの取り付け位置は、前記閉磁路のコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整され、
    前記第2の磁気コアは、略U形状であり、
    前記第2の磁気コアは、前記脚部、前記第1の連結部、及び前記第2の連結部を両外側から挟むように前記第1の磁気コアに着脱され、
    前記脚部の長手方向から透視した場合における前記第1の磁気コア及び前記第2の磁気コアの重なり面積は、前記閉磁路のコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整される
    ことを特徴とするイズフィルタ。
  2. 複数の脚部と前記複数の脚部の両端を連結する第1の連結部及び第2の連結部とを有する第1の磁気コアと、
    前記脚部にそれぞれ巻き回された複数の巻線と、
    前記第1の連結部及び前記第2の連結部にそれぞれ交差し前記脚部を通る閉磁路が形成されるように、前記第1の磁気コアに着脱可能に構成された第2の磁気コアと、
    を備え、
    前記第1の磁気コアは、ノーマルモードインダクタンスを含み、
    前記閉磁路は、コモンモードインダクタンスを含み、
    前記第1の磁気コアに対する前記第2の磁気コアの取り付け位置は、前記閉磁路のコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整され、
    前記第2の磁気コアは、略L形状であり、
    前記第1の磁気コアは、前記第1の連結部における前記脚部の反対側に配され前記第1の連結部及び前記脚部に対して略垂直な方向に延びた第2の脚部をさらに有し、
    前記第2の磁気コアは、前記第2の脚部にギャップを介して対向するとともに、前記脚部及び前記第2の脚部を通る閉磁路が形成されるように、前記第1の磁気コアに着脱され、
    前記ギャップの大きさは、前記閉磁路のコモンモードインダクタンスが適正な値になるように調整される
    ことを特徴とするイズフィルタ。
  3. 前記第2の磁気コアは、前記ギャップの外側から前記第2の磁気コアを前記第2の脚部に固定する構造部材をさらに有する
    ことを特徴とする請求項に記載のノイズフィルタ。
  4. 前記構造部材は、非磁性体を含む
    ことを特徴とする請求項に記載のノイズフィルタ。
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