JP5304500B2 - 車両用充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車載バッテリの充電に用いられる車両用充電システムに関するものである。
従来から、電動機(モータ)を走行駆動源として用いる電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)等の電動車両が知られている。また、これらの電動車両においては、モータへの電力供給を行う車載バッテリの電圧が低下した場合、車載バッテリに充電を行う必要があることが知られている。なお、車載バッテリへの充電方法としては、例えば給電コネクタ等の外部充電機器の入力側を家庭用コンセントに接続するとともに、出力側を電動車両の充電用コネクタに接続することにより行う方法や、電動車両を専用の充電スタンドに接続して充電を行う方法などがある。
また、近年では、電動車両に特有なこの充電行為を利用して電動車両の盗難対策を講じた技術が提案されてきている。例えば、特許文献1には、充電用の電気スタンドに接続されたPHVからこの電気スタンドが認証用の車両IDコードを取得して車両登録サーバに送信し、車両登録サーバにて登録ID照合が成立しなかった場合にはPHVへの充電を許可しないことによって、盗難車両での充電を行えなくして盗難車両の走行範囲を狭くし、盗難車両の追跡を容易にしようとする技術が提案されている。
さらに、特許文献2には、家庭用電源に充電ケーブルを介して接続されたEVの充電制御ECUが、屋内に設けられた認証機器としてのIDボックスとの間でこの充電ケーブルを通じて認証を行い、認証が成立しなかった場合にはEVへの充電を許可しないことによって、IDボックスなしでの充電行為を不可とし、盗難者の車両盗難意欲をそぐことで車両盗難予防性を高めようとする技術が提案されている。
特開2008−42984号公報 特開2008−61432号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、すべての充電用の電気スタンドに車両登録サーバとの通信を行う装置が必要であるため、汎用性に欠けるという問題点を有しており、今後、充電インフラが普及する上で障害となり得る。また、特許文献1に開示の技術では、車両登録サーバとの通信による認証が成立した場合にのみ充電可能な電気スタンドと、認証を必要とせずに充電可能な電気スタンドとが混在する場合には、認証を必要とせずに充電可能な電気スタンドでの充電を繰り返すことによって盗難車両であっても無制限に走行範囲を広げることが可能となるので、セキュリティ性が破綻してしまうという問題点を有していた。
また、特許文献2に開示の技術でも、セキュリティ性の確保のためには認証機器としてのIDボックスが常に必要となるので、特許文献1に開示の技術と同様に、汎用性とセキュリティ性とを両立できないという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする車両用充電システムを提供することにある。
請求項1の車両用充電システムによれば、登録サーバとの通信による認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器と、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器とが混在した場合に、認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電は制限されるので、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。例えば、請求項1の構成によれば、認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電を制限することで、盗難車両が充電を繰り返すことによって無制限に走行範囲を広げることを妨げて盗難車両の追跡を容易にしたり、充電機能において盗難車両の価値を正規の車両よりも低下させることによって盗難者の車両盗難意欲をそいだりして、より高いセキュリティ性を実現することができる。
さらに、請求項1の構成によれば、認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電を全面的に禁止するのではなく、認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電の制限に止めているので、認証機能なし充電器からも車載バッテリの充電を行うことは可能であり、認証機能付き充電器からしか充電を行うことができない構成に比べて、より高い汎用性を有している。その結果、請求項1の構成によれば、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。
また、認証機能なし充電器からの車載バッテリへの充電の制限は、請求項2のように、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことができる回数を制限することによって、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする態様としてもよい。
また、請求項3の構成によれば、認証機能付き充電器から車載バッテリへの充電を行うたびに、認証なし充電可能回数を初期値にまで回復させることができるので、認証機能付き充電器から車載バッテリへの充電を行うことができる電動車両は、認証機能付き充電器からの車載バッテリの充電および認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電を繰り返しながら走行範囲を自由に広げていくことが可能になる。
また、請求項4の構成によれば、携帯通信端末と登録サーバとの間で、正規のユーザであるか否かを認証するための認証コードを用いた認証を行って認証が成立すれば、認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも初期値におさまる範囲内で増加させることができるので、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることが可能になり、より利便性が高まる。例えば、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合であっても、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増やすことによって、車載バッテリへの充電が必要な場合には認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことが可能になり、より利便性が高まる。なお、正規のユーザでなければ、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることができないので、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことができず、セキュリティ性が保たれる。
さらに、請求項4の構成によれば、携帯通信端末と登録サーバとの間での認証が成立した場合に、車載バッテリへの充電の許可を示すデータである充電許可情報が携帯通信端末から車両用充電制御装置に送信されるので、正規のユーザ以外のものが不正に充電許可情報を取得することが困難であり、さらにセキュリティ性を高めることが可能になる。
また、請求項4の構成によれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる場合には、少なくとも初期値におさまる範囲内で増加させるので、一定の割合ごとに認証機能付き充電器と登録サーバとの間での認証や携帯通信端末と登録サーバとの間での認証が必要となり、よりセキュリティ性を高めることが可能になる。
また、請求項5のように、携帯通信端末を個別に識別する情報である第2識別子情報が正規のユーザに携行される携帯通信端末の第2識別子情報に該当するか照合することによって、携帯通信端末と登録サーバとの間での認証を行う態様としてもよい。なお、請求項5の構成によっても、請求項4の構成と同様に、正規のユーザであれば、例えば認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合であっても、車載バッテリへの充電が必要な場合には認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことが可能になり、より利便性が高まる。さらに、請求項5の構成によっても、請求項4の構成と同様に、正規のユーザ以外のものが不正に充電許可情報を取得することが困難であり、さらにセキュリティ性を高めることが可能になる。また、請求項5の構成によっても、請求項4の構成と同様に、一定の割合ごとに認証機能なし充電器と登録サーバとの間での認証や携帯通信端末と登録サーバとの間での認証が必要となるので、よりセキュリティ性を高めることが可能になる。
また、請求項6の構成によれば、車両用充電制御装置の充電制御装置側入力部にユーザが入力したデータと正規のユーザであるか否かを認証するための認証コードとを照合して認証を行って認証が成立すれば、認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも初期値におさまる範囲内で増加させることができるので、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることが可能になり、より利便性が高まる。例えば、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合であっても、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増やすことによって、車載バッテリへの充電が必要な場合には認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことが可能になり、より利便性が高まる。なお、正規のユーザでなければ、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることができないので、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことができず、セキュリティ性が保たれる。
また、請求項7の構成によれば、認証なし充電可能回数の残り回数の増加を、認証なし充電可能回数の残り回数が0回の場合に限り行うとともに、認証なし充電可能回数の残り回数の増加を1回分とするので、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行う場合には、頻繁に正規のユーザであるか否かの認証を行う必要が生じ、よりセキュリティ性を高めることが可能になる。
また、請求項8の車両用充電システムによれば、車両用充電制御装置との間での認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器と、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器とが混在した場合に、認証機能なし充電器からの車載バッテリの充電は制限されるので、請求項1の構成と同様に、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする。
また、認証機能なし充電器からの車載バッテリへの充電の制限は、請求項9のように、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことができる回数を制限することによって、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする態様としてもよい。
また、請求項10の構成によれば、請求項6の構成と同様にして、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることが可能になるので、より利便性が高まる。なお、請求項12の構成によれば、請求項6の構成と同様に、正規のユーザでなければ、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることができないので、認証機能なし充電器から車載バッテリの充電を行うことができず、セキュリティ性が保たれる。
また、認証機能なし充電器からの車載バッテリへの充電の制限は、請求項11のように、認証機能なし充電器から車載バッテリへの充電を受ける場合の充電量の上限を、認証機能付き充電器から車載バッテリへの充電を受ける場合の車載バッテリの充電量の上限よりも低くすることによって、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする態様としてもよい。
また、認証機能なし充電器からの車載バッテリへの充電の制限は、請求項12のように、認証機能なし充電器から車載バッテリへの充電を受ける場合の充電効率を、認証機能付き充電器から車載バッテリへの充電を受ける場合の充電効率よりも低くすることによって、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする態様としてもよい。
車両用充電システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 充電制御装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 認証機能付き充電器2の概略的な構成を示すブロック図である。 認証機能なし充電器3の概略的な構成を示すブロック図である。 センタサーバ4の概略的な構成を示すブロック図である。 携帯電話機5の概略的な構成を示すブロック図である。 車両用充電システム100におけるデータの流れを示すシーケンス図の一例である。 車両用充電システム100におけるデータの流れを示すシーケンス図の一例である。 充電制御装置1aの概略的な構成を示すブロック図である。 車両用充電システム200の概略的な構成を示すブロック図である。 認証機能付き充電器2aの概略的な構成を示すブロック図である。 充電制御装置1bの概略的な構成を示すブロック図である。 充電制御装置1cの概略的な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された車両用充電システム100の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示す車両用充電システム100は、充電制御装置1、認証機能付き充電器2、認証機能なし充電器3、センタサーバ4、および携帯電話機5を含んでいる。
また、電動機(モータ)16は、外部から与えられた電気エネルギー(つまり、電力)を回転エネルギー(駆動力)に変換する機関であって、電動車両の走行駆動源として用いられるものである。車載バッテリ17は、電動車両の走行駆動源として用いられる電動機16へ電力を供給するための走行用のバッテリである。
まず、図2を用いて、充電制御装置1の概略的な構成についての説明を行う。なお、図2は充電制御装置1の概略的な構成を示すブロック図である。充電制御装置1は、電動機16のみを走行駆動源として用いる電気自動車(EV)や電動機16とエンジンとを走行駆動源として併用するプラグインハイブリッド車(PHV)等の電動車両に搭載され、電動車両の外部に設置される充電器(認証機能付き充電器2や認証機能なし充電器3)から供給される電力を用いた車載バッテリ17への充電の制御等を行う。また、充電制御装置1は、図2に示すように情報記憶部11、充電器通信部12、携帯電話機通信部13、充電切り替え部14、および主制御部15を備えている。
情報記憶部11は、電動車両を個別に識別する情報である車両固有コードや後述の認証なし充電回数等の情報を記憶する不揮発性のメモリである。また、車両固有コードは請求項の第1識別子情報に相当する。なお、情報記憶部11は1種類のメモリからなる必要はなく、複数種類のメモリからなる構成であってもよい。例えば、車両固有コードのように書き換える必要のない情報を記憶したROMと、書き換える必要のある情報を記憶したEEPROMやバックアップRAM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとからなる構成としてもよい。よって、充電制御装置1は請求項の車両用充電制御装置に相当する。
充電器通信部12は、認証機能付き充電器2や認証機能なし充電器3といった充電器との通信に用いられるものであって、主制御部15の指示に従って、主制御部15が情報記憶部11から読み出した車両固有コードや電力の供給を要求する給電要求信号や電力の供給の停止を要求する給電中止信号などの情報を認証機能付き充電器2や認証機能なし充電器3へ送信する。また、充電器通信部12は、認証機能付き充電器2から後述の充電可否情報が送信されてきた場合に、この充電可否情報を受信して主制御部15に送る。なお、充電器通信部12と認証機能付き充電器2や認証機能なし充電器3との通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。また、例えば後述する充電ケーブル18を介した電力線搬送通信(電力線通信)としてもよい。
携帯電話機通信部13は、携帯電話機5との通信に用いられるものであって、携帯電話機5から後述の充電許可コードが送信されてきた場合に、この充電許可コードを受信して主制御部15に送る。なお、充電器通信部12と携帯電話機5との通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、ZigBee(登録商標)などの近距離無線通信であってもよいし、USB通信、16芯のシリアル通信などの有線通信であってもよい。
充電切り替え部14は、主制御部15に制御されることにより、電気的な接続状態を切り替え、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行ったり、遮断させたりするものである。なお、充電切り替え部14としては、スイッチやリレーを用いることが可能である。また、充電制御装置1は、図示しないAC/DC変換部も備えており、外部の充電器から与えられる交流電力を直流電力に変換して車載バッテリ17に与えるようになっている。なお、充電ケーブル18は、周知の電力供給線(電力線)である。
主制御部15は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。なお、主制御部15で行う各種の処理の詳細については後述する。
続いて、図3を用いて、認証機能付き充電器2の概略的な構成についての説明を行う。なお、図3は認証機能付き充電器2の概略的な構成を示すブロック図である。認証機能付き充電器2は、屋外の例えば駐車場等に設置され、電動車両の充電制御装置1を介して車載バッテリ17へ電力を供給する充電器である。さらに、認証機能付き充電器2は、充電制御装置1から送信されてくる車両固有コードを用いてセンタサーバ4との間で認証を行い、この認証が成立した場合に、充電制御装置1を介した車載バッテリ17への電力の供給(つまり、車載バッテリ17の充電)を可能とする充電器である。また、認証機能付き充電器2は、図3に示すように、車両通信部21、センタ通信部22、充電切り替え部23、および主制御部24を備えている。
車両通信部21は、電動車両の充電制御装置1との通信(詳しくは充電器通信部12との通信)に用いられるものであって、充電制御装置1から送信されてくる給電要求信号や給電中止信号や車両固有コードなどの情報を受信して主制御部24に送る。なお、車両通信部21と充電器通信部12との通信は、前述したように、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。また、例えば充電ケーブル18を介した電力線搬送通信(電力線通信)としてもよい。
センタ通信部22は、センタサーバ4とのネットワーク6を介した通信に用いられるものであって、主制御部24の指示に従って、充電制御装置1から受信した車両固有コードをセンタサーバ4に向けて送信したり、この車両固有コードを用いてセンタサーバ4との間で認証を行った結果得られる充電の可否に関する充電可否情報をセンタサーバ4から受信したりする。また、センタ通信部22は、受信した充電可否情報を主制御部24に送る。なお、センタ通信部22とネットワーク6との間の通信については、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
充電切り替え部23は、主制御部24に制御されることにより、電気的な接続状態を切り替え、電源25から得られる電力を電動車両の充電制御装置1に供給したり、電源25から得られる電力の充電制御装置1への供給を遮断したりする。なお、充電切り替え部23としては、スイッチやリレーを用いることが可能である。また、電源25は商用電源である。
主制御部24は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。なお、主制御部24で行う各種の処理の詳細については後述する。
続いて、図4を用いて、認証機能なし充電器3の概略的な構成についての説明を行う。なお、図4は認証機能なし充電器3の概略的な構成を示すブロック図である。認証機能なし充電器3は、屋外の例えば駐車場等に設置され、電動車両の充電制御装置1を介して車載バッテリ17へ電力を供給する充電器である。さらに、認証機能なし充電器3は、認証機能付き充電器2とセンタサーバ4との間で行われる認証をはじめとする、充電制御装置1を搭載した電動車両の車載バッテリ17への充電を許可するための認証(つまり、充電を受ける対象の正当性を検証する認証)を必要とせずに充電制御装置1を介して車載バッテリ17に充電を行うことが可能な充電器である。また、認証機能なし充電器3は、図4に示すように、車両通信部31、充電切り替え部32、および主制御部33を備えている。
車両通信部31は、電動車両の充電制御装置1との通信(詳しくは充電器通信部12との通信)に用いられるものであって、充電制御装置1から送信されてくる給電要求信号や給電中止信号などの情報を受信して主制御部33に送る。なお、車両通信部31と充電器通信部12との通信は、前述したように、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。また、例えば充電ケーブル18を介した電力線搬送通信(電力線通信)としてもよい。
充電切り替え部32は、主制御部33に制御されることにより、電気的な接続状態を切り替え、電源34から得られる電力を電動車両の充電制御装置1に供給したり、電源34から得られる電力の充電制御装置1への供給を遮断したりする。なお、充電切り替え部32としては、スイッチやリレーを用いることが可能である。また、電源34は例えば商用電源である。
主制御部33は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。なお、主制御部33で行う各種の処理の詳細については後述する。
続いて、図5を用いて、センタサーバ4の概略的な構成についての説明を行う。なお、図5はセンタサーバ4の概略的な構成を示すブロック図である。センタサーバ4は、ネットワーク6を介して認証機能付き充電器2と接続されているとともに、携帯電話網7とも接続されている。また、センタサーバ4は、認証機能付き充電器2から送信されてくる車両固有コードを用いて認証機能付き充電器2との間での認証を行い、この認証を行った結果得られる充電可否情報を認証機能付き充電器2に送信する。さらに、センタサーバ4は、基地局7aおよび携帯電話網7を介して携帯電話機5から送信されてくる後述の携帯認証用情報を用いて携帯電話機5との間での認証を行い、この認証が成立した場合には後述する充電許可コードを携帯電話機5に送信する。また、センタサーバ4は、図5に示すように、充電器確認部41、充電器通信部42、携帯電話機通信部43、車両固有コードリスト記憶部44、携帯電話アクセスリスト記憶部45、および主制御部46を備えている。
充電器確認部41は、認証機能付き充電器2から接続要求があった場合に、その認証機能付き充電器2が正規の認証機能付き充電器2があるか否かを確認する。例えば、認証機能付き充電器2のセンタ通信部22から送信する接続要求信号には認証機能付き充電器2を個別に識別するための情報である充電器IDが含まれており、この充電器IDが正規の認証機能付き充電器2の充電器IDとして予め充電器確認部41に登録されているか否かによって上述の確認を行う構成とすればよい。
充電器通信部42は、認証機能付き充電器2とのネットワーク6を介した通信に用いられるものであって、車両固有コードが送信されてきた場合に、この車両固有コードの受信を行ったり、主制御部46の指示に従って、上述の充電可否情報の送信を行ったりする。また、充電器通信部42は、車両固有コードを受信した場合に、この車両固有コードを主制御部46に送る。
携帯電話機通信部43は、携帯電話機5との基地局7aおよび携帯電話網7を介した通信に用いられるものであって、携帯電話機5から後述の携帯認証用情報が送信されてきた場合には、この携帯認証用情報の受信を行ったり、主制御部46の指示に従って、充電許可コードの送信を行ったりする。また、携帯電話機通信部43は、携帯認証用情報を受信した場合に、この携帯認証用情報を主制御部46に送る。
車両固有コードリスト記憶部44は、認証機能付き充電器2からの車載バッテリ17への充電が許可される電動車両の車両固有コードのリストを予め記憶しておく不揮発性のメモリである。車両固有コードリスト記憶部44は、例えばEEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、充電が許可される電動車両を新たに追加する場合には、車両固有コードリスト記憶部44に既に記憶されている車両固有コードのリストに、新たに追加する電動車両の車両固有コードを追加する書き換えを行うことが可能となっている。また、それまで充電が許可されていた電動車両の充電の許可を取り消す場合には、車両固有コードリスト記憶部44に既に記憶されている車両固有コードのリストから、充電の許可を取り消す電動車両の車両固有コードを削除する書き換えを行うことが可能となっている。よって、センタサーバ4は請求項の登録サーバに相当する。
携帯電話アクセスリスト記憶部45は、認証機能付き充電器2からの車載バッテリ17への充電が許可される電動車両の所有者や所有者の家族等の正規のユーザに携行される携帯電話機5を特定するための情報である携帯認証用情報のリストを予め記憶しておく不揮発性のメモリである。よって、携帯認証用情報は請求項の認証コードに相当する。携帯電話アクセスリスト記憶部45は、例えばEEPROM等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、正規のユーザの追加や取り消しに応じて携帯認証用情報のリストの書き換えを行うことが可能となっている。なお、本実施形態では、例えば携帯認証用情報は、個々のユーザを識別する情報であるユーザIDとパスワード(例えば暗証番号)との組からなるものとして以降の説明を行う。
なお、車両固有コードリスト記憶部44および携帯電話アクセスリスト記憶部45は、必ずしも別部材である必要はなく、単一のメモリからなる構成であってもよい。
主制御部46は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。なお、主制御部46で行う各種の処理の詳細については後述する。
続いて、図6を用いて、携帯電話機5の概略的な構成についての説明を行う。なお、図6は携帯電話機5の概略的な構成を示すブロック図である。携帯電話機5は、ユーザに携行されるものであり、充電制御装置1およびセンタサーバ4との通信機能を備えている。また、携帯電話機5は、図6に示すように、操作入力部51、センタ通信部52、車両通信部53、および主制御部54を備えている。なお、携帯電話機5は、一般的な携帯電話機が備える通話機能や電子メール機能等の主要機能も備えているものとする。また、本実施形態では、便宜上、この主要機能に関する部材のうち本発明の説明に用いないものについての図示や説明は省略する。
操作入力部51は、ユーザからのデータ入力を受け付けるものである。詳しくは、操作入力部51では、ユーザからのユーザIDおよびパスワードの入力を受け付け、受け付けたユーザIDおよびパスワードの情報(つまり、携帯認証用情報)を主制御部54に送る。
よって、操作入力部51は請求項の携帯側入力部に相当する。
センタ通信部52は、センタサーバ4との基地局7aおよび携帯電話網7を介した通信に用いられるものであって、主制御部54の指示に従って、操作入力部51で入力を受け付けた携帯認証用情報をセンタサーバ4に向けて送信したり、この携帯認証用情報を用いてセンタサーバ4との間での認証が成立した場合にセンタサーバ4から送信される充電許可コードを受信したりする。また、センタ通信部52は、充電許可コードを受信した場合には、この充電許可コードを主制御部54に送る。なお、センタ通信部52と基地局7aとの間の通信については無線通信である。
車両通信部53は、電動車両の充電制御装置1との通信(詳しくは携帯電話機通信部13との通信)に用いられるものであって、主制御部54の指示に従って、センタサーバ4から受信した充電許可コードを充電制御装置1に向けて送信する。なお、車両通信部53と携帯電話機通信部13との通信は、前述したように、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。よって、センタ通信部52および車両通信部53は請求項の通信部に相当し、携帯電話機5は請求項の携帯通信端末に相当する。
主制御部54は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。なお、主制御部54で行う各種の処理の詳細については後述する。
次に、図7を用いて、車両用充電システム100における充電実施および充電禁止までのデータの流れについての説明を行う。なお、図7は、車両用充電システム100におけるデータの流れを示すシーケンス図の一例である。
まず、電動車両の充電制御装置1と充電器(認証機能付き充電器2および認証機能なし充電器3のうちのいずれか)とを図示しないプラグを介して充電ケーブル18で接続する(つまり、プラグインを行う)。続いて、上記接続が行われたことをトリガとして充電制御装置1の主制御部15が情報記憶部11から車両固有コードを読み出し、この車両固有コードを充電器通信部12に送るとともに、充電器通信部12に指示を行って、この車両固有コードを充電器に向けて送信させる。
ここで、充電制御装置1と認証機能付き充電器2とが充電ケーブル18で接続されている場合の例について先に述べる。認証機能付き充電器2は、充電制御装置1の充電器通信部12から送信された車両固有コードを車両通信部21で受信して主制御部24に送り、主制御部24の例えばRAMに一旦記憶する。また、認証機能付き充電器2は、上記車両固有コードを受信すると、主制御部24がセンタ通信部22からセンタサーバ4へ接続要求信号を送信させて接続要求を行わせる。
センタサーバ4は、認証機能付き充電器2のセンタ通信部22から送信された接続要求信号を充電器通信部42で受信すると、この接続要求信号に含まれる充電器IDを、主制御部46を介して充電器確認部41に送り、充電器確認部41では、この充電器IDが正規の認証機能付き充電器2の充電器IDとして予め充電器確認部41に登録されているか否かを判定する。そして、この充電器IDが正規の認証機能付き充電器2の充電器IDとして予め充電器確認部41に登録されていた場合には、正規の充電器であるものと判定する。また、この充電器IDが正規の認証機能付き充電器2の充電器IDとして予め充電器確認部41に登録されていなかった場合には、正規の充電器でないものと判定する。
センタサーバ4の充電器確認部41で正規の充電器であるものと判定した場合には、認証機能付き充電器2からの接続要求に応え、センタサーバ4の主制御部46が充電器通信部42から認証機能付き充電器2のセンタ通信部22へレスポンス信号を返信し、センタサーバ4と認証機能付き充電器2との通信が成立する。なお、センタサーバ4の充電器確認部41で正規の充電器でないものと判定した場合には、センタサーバ4の主制御部46が充電器通信部42に指示を行い、認証機能付き充電器2のセンタ通信部22との通信を終了させる。
また、センタサーバ4と認証機能付き充電器2との通信が成立した後は、認証機能付き充電器2の主制御部24が、上述のRAMから車両固有コードを読み出し、この車両固有コードをセンタ通信部22に送るとともに、センタ通信部22に指示を行って、この車両固有コードをセンタサーバ4に向けて送信させる。
センタサーバ4は、認証機能付き充電器2のセンタ通信部22から送信された車両固有コードを充電器通信部42で受信すると、この車両固有コードを主制御部46に送り、主制御部46では、この車両固有コードが車両固有コードリスト記憶部44に記憶されている車両固有コードのリスト中に存在するか照合する。そして、この車両固有コードが当該リスト中に存在していた場合には、認証機能付き充電器2からの充電を許可するもの(つまり、充電許可)と判定する。また、この車両固有コードが当該リスト中に存在していなかった場合には、認証機能付き充電器2からの充電を許可しないもの(つまり、充電不可)と判定する。
また、センタサーバ4の主制御部46は、充電許可と判定した場合には、認証機能付き充電器2からの充電を許可する旨の情報を、充電器通信部42から認証機能付き充電器2に向けて送信させるとともに、充電不可と判定した場合には、認証機能付き充電器2からの充電を許可しない旨の情報を、充電器通信部42から認証機能付き充電器2に向けて送信させる。なお、ここでは、認証機能付き充電器2からの充電を許可する旨の情報や認証機能付き充電器2からの充電を許可しない旨の情報を充電可否情報と呼ぶ。
認証機能付き充電器2は、センタサーバ4の充電器通信部42から送信された充電可否情報を充電器通信部42で受信すると、この充電可否情報を主制御部24に送る。また、主制御部24では、この充電可否情報を車両通信部21に送るとともに、車両通信部21に指示を行って、この充電可否情報を充電制御装置1に向けて送信させる。
充電制御装置1は、認証機能付き充電器2の車両通信部21から送信された充電可否情報を充電器通信部12で受信すると、この充電可否情報を主制御部15に送る。主制御部15では、この充電可否情報が認証機能付き充電器2からの充電を許可する旨の情報であった場合には、充電許可と判定する。また、主制御部15では、この充電可否情報が認証機能付き充電器2からの充電を許可しない旨の情報であった場合には、充電不可と判定する。
そして、主制御部15で充電不可と判定した場合には、認証機能付き充電器2からの充電を主制御部15が禁止する。なお、認証機能付き充電器2からの充電を主制御部15が禁止する場合には、主制御部15は、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を遮断する状態に切り替えさせ、認証機能付き充電器2からの充電を行うことができないようにする。
また、主制御部15で充電許可と判定した場合には、主制御部15が、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数を初期値にリセットするとともに、認証機能付き充電器2からの充電を実施させる。なお、認証機能付き充電器2からの充電を主制御部15が許可する場合には、主制御部15は、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせ、認証機能付き充電器2からの充電を行うことができるようにする。また、主制御部15は、充電器通信部12を介して認証機能付き充電器2に、充電の開始を要求する充電要求信号を送信する。そして、認証機能付き充電器2の車両通信部21を介して充電要求信号を受け取った主制御部24が、認証機能付き充電器2の充電切り替え部23の接続状態を、電源25から得られる電力を充電制御装置1に供給する状態に切り替えさせ、認証機能付き充電器2からの充電を実施する。
情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数は、後述する認証機能なし充電器3からの充電を1回行うごとに、主制御部15が、初期値から1回ずつ残り回数を減らしていくようになっている。なお、ここで言うところの初期値とは、任意に設定可能な値であって、本実施形態では例えば10回とする。
続いて、充電制御装置1と認証機能なし充電器3とが充電ケーブル18で接続されている場合の例について述べる。認証機能なし充電器3は、充電制御装置1の充電器通信部12から送信された車両固有コードを車両通信部31で受信して主制御部33に送るが、認証機能なし充電器3の主制御部33では、車両固有コードを用いた処理はプログラムされてはいないので、認証機能なし充電器3から前述したような充電可否情報が充電制御装置1に送信されることがない。よって、充電制御装置1が充電可否情報を充電器通信部12で受信することがない。
充電制御装置1の主制御部15は、充電器通信部12から車両固有コードを送信してからの経過時間をカウントしており、充電可否情報を充電器通信部12で受信せずに経過時間が所定の閾値を超えた場合(つまり、タイムアウトした場合)には、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数が0回であるか否かを判定する。なお、ここで言うところの所定の閾値とは、任意に設定可能な値である。そして、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数が0回よりも多いと主制御部15で判定した場合には、主制御部15が、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数の残り回数を1回減らすとともに、認証機能なし充電器3からの充電を実施させる。なお、認証機能なし充電器3からの充電を主制御部15が許可する場合には、主制御部15は、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせ、認証機能なし充電器3からの充電を行うことができるようにする。また、主制御部15は、充電器通信部12を介して認証機能なし充電器3に、充電の開始を要求する充電要求信号を送信する。そして、認証機能なし充電器3の車両通信部31を介して充電要求信号を受け取った主制御部33が、認証機能なし充電器3の充電切り替え部32の接続状態を、電源34から得られる電力を充電制御装置1に供給する状態に切り替えさせ、認証機能なし充電器3からの充電を実施する。
また、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電回数が0回であると主制御部15で判定した場合には、認証機能なし充電器3からの充電を主制御部15が禁止する。なお、認証機能なし充電器3からの充電を主制御部15が禁止する場合には、主制御部15は、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を遮断する状態に切り替えさせ、認証機能なし充電器3からの充電を行うことができないようにする。
このように、車両用充電システム100では、認証機能なし充電器3からも充電を行うことが可能となっているものの、認証機能なし充電器3から充電を連続して行うことができる回数を制限(本例では10回)することによって、認証機能なし充電器3から充電を一定の回数行うごとに、センタサーバ4と認証機能付き充電器2との間での認証を伴った認証機能付き充電器2からの充電を受けなければならなくなっている。
なお、電動車両が盗難された場合などは、車両固有コードリスト記憶部44に記憶されている車両固有コードのリストから盗難された電動車両に該当する車両固有コードを外すことによって、認証機能付き充電器2から車載バッテリ17へ充電が許可されないようにする。
よって、以上の構成によれば、センタサーバ4との通信による認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器2と、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器3とが混在した場合に、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電は、連続して行うことができる回数が制限されるので、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。例えば、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を連続して行うことができる回数を制限することで、盗難車両が充電を繰り返すことによって無制限に走行範囲を広げることを妨げて盗難車両の追跡を容易にしたり、充電機能において盗難車両の価値を正規の車両よりも低下させることによって盗難者の車両盗難意欲をそいだりして、より高いセキュリティ性を実現することができる。
また、以上の構成によれば、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を全面的に禁止するのではなく、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を連続して行うことができる回数の制限に止めているので、認証機能なし充電器3からも車載バッテリ17の充電を行うことは可能であり、認証機能付き充電器2からしか充電を行うことができない構成に比べて、より高い汎用性を有している。その結果、以上の構成によれば、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。
さらに、以上の構成によれば、認証機能付き充電器2から車載バッテリ17への充電を行うたびに、認証なし充電可能回数を初期値にまで回復させることができるので、認証機能付き充電器2から車載バッテリ17への充電を行うことができる電動車両は、認証機能付き充電器2からの車載バッテリ17の充電および認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を繰り返しながら走行範囲を自由に広げていくことが可能になる。
なお、前述したように、車両用充電システム100では、認証なし充電可能回数が0回となった場合には、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電が禁止されるが、認証なし充電可能回数が0回であっても、充電が必要な場合が存在する。一例としては、認証機能付き充電器2が近辺に存在しなかったため、やむを得ず認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を連続して行い、認証なし充電可能回数が0回に達したが、残りの充電量で到達可能な範囲に、認証機能なし充電器3しか存在しなかった場合等が該当する。車両用充電システム100では、このような場合に備え、認証なし充電可能回数が0回に達してしまった場合にでも、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電を行うことができるようにする機能(以下、例外措置機能と呼ぶ)を備えている。
以下では、図8を用いて、上述の例外措置機能についての説明を行う。図8は、車両用充電システム100におけるデータの流れを示すシーケンス図の一例である。なお、ここでは、認証なし充電可能回数が0回に達しているものとして以降の説明を続ける。また、認証なし充電可能回数の初期値は10回であるものとする。
まず、携帯電話機5の操作入力部51で、ユーザからの携帯認証用情報(ユーザIDおよびパスワード)の入力を受け付け、入力を受け付けた携帯認証用情報を主制御部54に送る。携帯認証用情報を受け取った主制御部54では、この携帯認証用情報を主制御部54の例えばRAMに一旦記憶するとともに、センタ通信部52からセンタサーバ4へ接続要求信号を送信させて接続要求を行わせる。そして、この接続要求に応え、センタサーバ4の主制御部46が携帯電話機通信部43から携帯電話機5のセンタ通信部52へレスポンス信号を返信し、センタサーバ4と携帯電話機5との通信が成立する。
センタサーバ4と携帯電話機5との通信が成立した後は、携帯電話機5の主制御部54が、上述のRAMから携帯認証用情報を読み出し、この携帯認証用情報をセンタ通信部52に送るとともに、センタ通信部52に指示を行って、この携帯認証用情報をセンタサーバ4に向けて送信させる。
センタサーバ4は、携帯電話機5のセンタ通信部52から送信された携帯認証用情報を携帯電話機通信部43で受信すると、この携帯認証用情報を主制御部46に送り、主制御部46では、この携帯認証用情報が携帯電話アクセスリスト記憶部45に記憶されている携帯認証用情報のリスト中に存在するか照合する。そして、この携帯認証用情報が当該リスト中に存在していた場合には、充電を許可するもの(つまり、充電許可)と判定する。また、この車両固有コードが当該リスト中に存在していなかった場合には、充電を許可しないもの(つまり、充電不可)と判定する。
また、センタサーバ4の主制御部46は、充電許可と判定した場合には、車載バッテリ17への充電の許可を示すデータである充電許可コードを、携帯電話機通信部43から携帯電話機5に向けて送信させる。よって、充電許可コードは請求項の充電許可情報に相当する。また、充電不可と判定した場合には、携帯電話機通信部43から携帯電話機5に向けて充電許可コードを送信させない。
携帯電話機5は、センタ通信部52から携帯認証用情報を送信してからの経過時間をカウントしており、充電許可コードをセンタ通信部52で受信せずに経過時間が所定の閾値を超えた場合(つまり、タイムアウトした場合)には、携帯電話機5とセンタサーバ4との間での認証が不成立であったものと主制御部54が判断する。そして、主制御部54は、例えば携帯電話機5の図示しない表示装置に認証不成立であったことを示す表示を行わせるなどする。なお、ここで言うところの所定の閾値とは、任意に設定可能な値である。
また、携帯電話機5は、センタサーバ4の携帯電話機通信部43から送信された充電許可コードをセンタ通信部52で受信すると、この充電許可コードを主制御部24に送る。充電許可コードを受け取った主制御部54では、この充電許可コードを主制御部54の例えばRAMに一旦記憶するとともに、車両通信部53から充電制御装置1へ接続要求信号を送信させて接続要求を行わせる。そして、この接続要求に応え、充電制御装置1の主制御部15が携帯電話機通信部13から携帯電話機5の車両通信部53へレスポンス信号を返信し、充電制御装置1と携帯電話機5との通信が成立する。
充電制御装置1と携帯電話機5との通信が成立した後は、携帯電話機5の主制御部54が、上述のRAMから充電許可コードを読み出し、この充電許可モードを車両通信部53に送るとともに、車両通信部53に指示を行って、この充電許可コードを充電制御装置1に向けて送信させる。
充電制御装置1は、携帯電話機5の車両通信部53から送信された充電許可コードを携帯電話機通信部13で受信すると、この充電許可コードを主制御部15に送る。主制御部15では、この充電許可コードを受け取ると、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電可能回数の残り回数を1回増やす。
以上の構成によれば、携帯電話機5とセンタサーバ4との間で、正規のユーザであるか否かを認証するための携帯認証用情報を用いた認証を行って認証が成立すれば、認証なし充電可能回数の残り回数を1回増加させることができるので、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることが可能になり、より利便性が高まる。例えば、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合であっても、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増やすことによって、車載バッテリ17への充電が必要な場合には認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を行うことが可能になり、より利便性が高まる。なお、以上の構成によれば、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合に、正規のユーザでなければ、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることができないので、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を行うことができず、セキュリティ性が保たれる。
さらに、以上の構成によれば、携帯電話機5とセンタサーバ4との間での認証が成立した場合に、車載バッテリ17への充電の許可を示すデータである充電許可コードが携帯電話機5から充電制御装置1に通信によって送信されるので、正規のユーザ以外のものが不正に充電許可情報を取得することが困難であり、さらにセキュリティ性を高めることが可能になる。
なお、前述の実施形態では、携帯電話機5の操作入力部51でユーザから入力を受け付けたユーザIDおよびパスワードを携帯認証用情報とする構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、携帯電話機5を個別に識別する情報である携帯電話機5の機体番号を携帯認証用情報とする構成としてもよい。よって、携帯認証用情報は、請求項の第2識別子情報にも相当する。この場合には、センタサーバ4の携帯電話アクセスリスト記憶部45に記憶されている携帯認証用情報のリストは、認証機能付き充電器2からの車載バッテリ17への充電が許可される電動車両の所有者や所有者の家族等の正規のユーザに携行される携帯電話機5の機体番号のリストとすればよい。さらに、携帯電話機5の機体番号は、主制御部54のROM等のメモリに予め記憶しておくものとし、主制御部54によって必要に応じて読み出しされるものとすればよい。
また、前述の実施形態では、例外措置機能として、携帯電話機5とセンタサーバ4との間での携帯認証用情報を用いた認証が成立した場合に、認証なし充電可能回数の残り回数を1回増加させる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、充電制御装置1の代わりに、ユーザが入力した暗証番号をもとに認証を行う充電制御装置1aを用い、この暗証番号による認証が成立した場合に、認証なし充電可能回数の残り回数を1回増加させる構成としてもよい。
以下では、充電制御装置1aの構成について図9を用いて説明を行う。図9は、充電制御装置1aの概略的な構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
充電制御装置1aは、携帯電話機通信部13を備えていない点、操作入力部61を備えている点、および情報記憶部11に正規のユーザであるか否かを認証するための暗証番号が予め登録されている点を除けば、充電制御装置1と同様の構成である。よって、情報記憶部11は、請求項の充電制御装置側認証コード記憶部に相当し、暗証番号は請求項の認証コードに相当する。なお、暗証番号は、例えば数字の組み合わせからなるものとする。
まず、操作入力部61は、ユーザからのデータ入力を受け付けるものである。詳しくは、操作入力部61では、ユーザからの暗証番号の入力を受け付け、受け付けた暗証番号の情報を主制御部15に送る。よって、操作入力部61は請求項の充電制御装置側入力部に相当する。なお、操作入力部61は、車載ナビゲーション装置の操作入力部を利用する構成としてもよく、車載ナビゲーション装置の表示装置と一体になったタッチスイッチとしてもよい。
充電制御装置1aの主制御部15では、操作入力部61で入力を受け付けた暗証番号が情報記憶部11に記憶されている暗証番号に一致するか照合する。そして、一致した場合には、充電制御装置1aにおける暗証番号を用いた認証が成立したものとする。また、一致しなかった場合には、充電制御装置1aにおける暗証番号を用いた認証が不成立だったものとする。よって、充電制御装置1aの主制御部15は、請求項の認証部に相当する。
主制御部15では、上述の暗証番号を用いた認証が成立した場合には、情報記憶部11に記憶されている認証なし充電可能回数の残り回数を1回増やす。また、主制御部15では、上述の暗証番号を用いた認証が不成立だった場合には、例えば充電制御装置1aの図示しない表示装置に認証不成立であったことを示す表示を行わせるなどする。
なお、本実施形態では、数字の組み合わせからなる暗証番号を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、文字の組み合わせや数字と文字との組み合わせ等からなる暗証コードを用いる構成としてもよい。
以上の構成によっても、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合に、正規のユーザであれば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることが可能になり、より利便性が高まる。また、以上の構成によっても、認証なし充電可能回数の残り回数が0になってしまった場合に、正規のユーザでなければ、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させることができないので、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を行うことができず、セキュリティ性が保たれる。
なお、前述の実施形態では、例外措置機能によって認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる場合には、認証なし充電可能回数の残り回数を1回増加させる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる数は、増加後の認証なし充電可能回数が初期値におさまりさえすれば、1回よりも多い数を増加させる構成としてもよい。
以上の構成によっても、認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる場合に、少なくとも初期値におさまる範囲内で増加させるので、一定の割合ごとに認証機能付き充電器2とセンタサーバ4との間での認証や携帯電話機5とセンタサーバ4との間での認証が必要となり、よりセキュリティ性を高めることが可能になる。
また、前述の実施形態では、認証なし充電可能回数の残り回数が0回の場合に、例外措置機能によって認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる構成を示したが、認証なし充電可能回数の残り回数が0回の場合に限り、例外措置機能によって認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる構成としてもよいし、認証なし充電可能回数の残り回数が0回の場合に限らず、例外措置機能によって認証なし充電可能回数の残り回数を増加させる構成としてもよい。
なお、前述の実施形態では、センタサーバ4との間での車両固有コードを用いた認証を行う認証機能付き充電器2をシステムに含む構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、認証機能付き充電器2の代わりに、センタサーバ4との間での車両固有コードを用いた認証を行わない認証機能付き充電器2aをシステムに含む構成としてもよい。以下では、認証機能付き充電器2aを含んだ車両用充電システム200の構成について図10を用いて説明を行うとともに、認証機能付き充電器2aの構成について図11を用いて説明を行う。図10は、車両用充電システム200の概略的な構成を示すブロック図である。また、図11は、認証機能付き充電器2aの概略的な構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両用充電システム200は、認証機能付き充電器2の代わりに認証機能付き充電器2aを備えている点、およびセンタサーバ4と携帯電話機5とを含んでいない点を除けば、車両用充電システム200と同様の構成である。また、認証機能付き充電器2aは、センタ通信部22を備えていない点、車両固有コードリスト記憶部71を備えている点を除けば、認証機能付き充電器2と同様の構成である。
まず、車両固有コードリスト記憶部71は、認証機能付き充電器2aからの車載バッテリ17への充電が許可される電動車両の車両固有コードのリストを予め記憶しておく不揮発性のメモリであって、前述の車両固有コードリスト記憶部44と同様のメモリである。
電動車両の充電制御装置1aの主制御部15は、充電制御装置1aと認証機能付き充電器2aとが図示しないプラグを介して充電ケーブル18で接続された場合に、情報記憶部11から車両固有コードを読み出し、この車両固有コードを充電器通信部12から認証機能付き充電器2aに向けて送信させる。
認証機能付き充電器2aは、充電制御装置1aの充電器通信部12から送信された車両固有コードを車両通信部21で受信して主制御部24に送る。そして、主制御部24は、充電制御装置1aから送信されてきた車両固有コードが車両固有コードリスト記憶部71に記憶されている車両固有コードのリスト中に存在するか照合する。そして、この車両固有コードが当該リスト中に存在していた場合には、認証機能付き充電器2aからの充電を許可するもの(つまり、充電許可)と判定する。また、この車両固有コードが当該リスト中に存在していなかった場合には、認証機能付き充電器2aからの充電を許可しないもの(つまり、充電不可)と判定する。
また、認証機能付き充電器2aの主制御部24は、充電許可と判定した場合には、認証機能付き充電器2aからの充電を許可する旨の情報を、車両通信部21から充電制御装置1aに向けて送信させるとともに、充電不可と判定した場合には、認証機能付き充電器2aからの充電を許可しない旨の情報を、車両通信部21から認証機能付き充電器2aに向けて送信させる。なお、認証機能付き充電器2aからの充電を許可する旨の情報や認証機能付き充電器2aからの充電を許可しない旨の情報は、充電制御装置1aにおいて前述の充電可否情報と同様の働きをする。つまり、充電制御装置1aが認証機能付き充電器2aからの充電を許可する旨の情報を受信した場合には、認証機能付き充電器2aから車載バッテリ17への充電が行われ、充電制御装置1aが認証機能付き充電器2aからの充電を許可しない旨の情報を受信した場合には、認証機能付き充電器2aから車載バッテリ17への充電が禁止される。
以上の構成によっても、充電制御装置1aとの間での認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器2aと、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器3とが混在した場合に、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電は、連続して行うことができる回数が制限されるので、より高い汎用性を有しながら、より高いセキュリティ性を有することを可能にする。
なお、前述の実施形態では、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17への充電の制限を、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を行うことができる回数を制限することによって行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電を受ける場合の車載バッテリ17の充電量の上限を、認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17への充電を受ける場合の車載バッテリ17の充電量の上限よりも低くすることによって、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電の制限を行う構成としてもよい。
以下では、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電を受ける場合の車載バッテリ17の充電量の上限を、認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17への充電を受ける場合の車載バッテリ17の充電量の上限よりも低くすることによって、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電の制限を行う充電制御装置1bの構成について図12を用いて説明を行う。図12は、充電制御装置1bの概略的な構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、充電制御装置1bを含む車両用充電システムは、充電制御装置1の代わりに充電制御装置1bを含む点、および例外措置機能に関する処理を行わない点を除けば車両用充電システム100と同様の構成である。また、充電制御装置1bは、携帯電話機通信部13を備えない点、および情報記憶部11に認証なし充電回数の情報を記憶していない点を除けば充電制御装置1と同様の構成である。
主制御部15は、車両固有コードを用いた前述の認証によって認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17に充電を受けることになった場合には、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせ、認証機能付き充電器2からの充電を、例えば車載バッテリ17が満充電になるまで行う。
一方、主制御部15は、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17に充電を受けることになった場合には、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせ、認証機能なし充電器3からの充電を、例えば車載バッテリ17が満充電の20%に達するまで行う。そして、車載バッテリ17が満充電の20%に達した場合には、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を遮断する状態に切り替えさせ、認証機能なし充電器3からのそれ以上の充電を行うことができないようにする。
なお、車載バッテリ17の充電量は、例えば車載バッテリ17の充電量を監視するECUである電池監視ユニットを介して車載バッテリ17のSOC(state of charge)をモニタすることによって、主制御部15で調整できるようになっているものとする。
また、本実施形態では、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を受ける場合には、車載バッテリ17の満充電の20%の充電量までしか充電を行うことができない構成を示したが、必ずしもこれに限らない。認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を受ける場合の充電量の制限は、認証機能付き充電器2・2aから充電を受ける場合よりも少ない充電量としさえすればよく、任意に設定可能である。さらに、認証機能付き充電器2・2aの位置情報を含む地図データを保持する車載ナビゲーション装置を利用可能な場合には、充電制御装置1bを搭載した電動車両の現在位置の近辺(例えば最も近い位置など)にある認証機能付き充電器2・2aに到達するのに必要な車載バッテリ17の充電量(以下、到達必要充電量と呼ぶ)を主制御部15で算出し、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17の充電を受ける場合には、この到達必要充電量だけしか充電できないようにする構成としてもよい。なお、到達必要充電量は、例えば、当該電動車両の現在位置から当該認証機能付き充電器2・2aまでの距離と当該電動車両の走行における距離あたりの車載バッテリ17の平均消費電力をもとに算出する構成とすればよい。
以上の構成によっても、車両固有コードを用いた前述の認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器2や認証機能付き充電器2aと、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器3とが混在した場合に、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電は制限されるので、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。
なお、充電制御装置1bを充電制御装置1aに入れ替えて車両用充電システム200に適用する構成としてもよい。
また、例えば、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電を受ける場合の充電効率を、認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17への充電を受ける場合の充電効率よりも低くすることによって、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電の制限を行う構成としてもよい。
以下では、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電を受ける場合の充電効率を、認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17への充電を受ける場合の充電効率よりも低くすることによって、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17への充電の制限を行う充電制御装置1cの構成について図13を用いて説明を行う。図13は、充電制御装置1cの概略的な構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、充電制御装置1cを含む車両用充電システムは、充電制御装置1の代わりに充電制御装置1cを含む点、および例外措置機能に関する処理を行わない点を除けば車両用充電システム100と同様の構成である。また、充電制御装置1cは、充電切り替え部14の代わりに充電切り替え部81を備える点、携帯電話機通信部13を備えない点、および情報記憶部11に認証なし充電回数の情報を記憶していない点を除けば充電制御装置1と同様の構成である。
まず、充電切り替え部81は、主制御部15に制御されることにより、電気的な接続状態を切り替え、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行ったり、遮断させたりするものである。また、充電切り替え部81は、主制御部15に制御されることにより、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力(つまり、電流)を大電流定格アダプタと小電流定格アダプタとのうちのいずれを通して車載バッテリ17に供給するかを切り替える。
大電流定格アダプタおよび小電流定格アダプタは、それぞれ一定量の電流を通すものであって、大電流定格アダプタの方が小電流定格アダプタよりも通す電流量が大きくなるように設計されている。なお、大電流定格アダプタおよび小電流定格アダプタは、例えば、通す電流量のそれぞれ異なるレギュレータからなる構成であってもよいし、それぞれ抵抗の異なる抵抗器からなる構成であってもよい。
また、充電切り替え部81での電気的な接続状態の切り替えはスイッチやリレーを用いて行う構成とすればよく、電流を大電流定格アダプタと小電流定格アダプタとのうちのいずれを通して車載バッテリ17に供給するかの切り替えもスイッチやリレーの切り替えによって行う構成とすればよい。
主制御部15は、車両固有コードを用いた前述の認証によって認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17に充電を受けることになった場合には、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせるとともに、大電流定格アダプタを通して車載バッテリ17への充電を行う状態に切り替えさせる。
一方、主制御部15は、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17に充電を受けることになった場合には、充電切り替え部14の接続状態を、外部の充電器から充電ケーブル18を介して与えられる電力の車載バッテリ17への供給を行う状態に切り替えさせるとともに、小電流定格アダプタを通して車載バッテリ17への充電を行う状態に切り替えさせる。このように、充電制御装置1cでは、認証機能なし充電器3から車載バッテリ17に充電を受ける場合には、認証機能付き充電器2・2aから車載バッテリ17に充電を受ける場合に比べて一度に流すことのできる電流量を小さくすることによって充電効率を低くし、所定の充電量(例えば満充電)に達するまでにかかる時間がより長くかかる(例えば2倍など)ようにする。
以上の構成によっても、車両固有コードを用いた前述の認証が成立した場合にのみ充電可能な認証機能付き充電器2や認証機能付き充電器2aと、認証を必要とせずに充電可能な認証機能なし充電器3とが混在した場合に、認証機能なし充電器3からの車載バッテリ17の充電は制限されるので、より高いセキュリティ性を有することが可能になる。
なお、本実施形態では、大電流定格アダプタと小電流定格アダプタとのうちのいずれを通して車載バッテリ17への充電を行うかによって充電効率を切り替える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、大電流定格アダプタおよび小電流定格アダプタの代わりに可変抵抗器を備え、この可変抵抗器での抵抗を切り替えることによって流す電流量を切り替え、充電効率を切り替える構成としてもよい。
また、充電制御装置1cを充電制御装置1aに入れ替えて車両用充電システム200に適用する構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1・1a・1b・1d 充電制御装置(車両用充電制御装置)、2・2a 認証機能付き充電器、3 認証機能なし充電器、4 センタサーバ(登録サーバ)、5 携帯電話機(携帯通信端末)、11 情報記憶部(充電制御装置側認証コード記憶部)、12 充電器通信部、13 携帯電話機通信部、14 充電切り替え部、15 主制御部(認証部)、16 電動機、17 車載バッテリ、18 充電ケーブル、21 車両通信部、22 センタ通信部、23 充電切り替え部、24 主制御部、25 電源、31 車両通信部、32 充電切り替え部、33 主制御部、34 電源、41 充電器確認部、42 充電器通信部、43 携帯電話機通信部、44 車両固有コードリスト記憶部、45 携帯電話アクセスリスト記憶部、46 主制御部、51 操作入力部(携帯側入力部)、52 センタ通信部、53 車両通信部、54 主制御部、61 操作入力部(充電制御装置側入力部)、71 車両固有コードリスト記憶部、81 充電切り替え部、100 車両用充電システム、200 車両用充電システム

Claims (12)

  1. 電動機を走行駆動源として用いる電動車両に搭載され、前記電動機へ電力供給を行う前記電動車両の車載バッテリへの充電を制御するとともに、前記電動車両を個別に識別する情報である第1識別子情報を保持している車両用充電制御装置と、
    前記車載バッテリへの充電が許可される前記電動車両の前記第1識別子情報を予め登録している登録サーバと、
    前記車両用充電制御装置から送られてくる当該車両用充電制御装置が保持している前記第1識別子情報を前記登録サーバに送信し、前記登録サーバで予め登録している前記第1識別子情報との照合を行わせることによって前記登録サーバとの間で認証を行うとともに、前記車両用充電制御装置を介して前記車載バッテリに充電を行うことが可能な認証機能付き充電器と、を含み、
    前記車両用充電制御装置は、当該認証が成立した場合に、前記認証機能付き充電器から前記車載バッテリへの充電を許可する車両用充電システムであって、
    認証なしで前記車両用充電制御装置を介して前記車載バッテリに充電を行うことが可能な認証機能なし充電器をさらに含み、
    前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器からの前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする車両用充電システム。
  2. 前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電が可能な回数である認証なし充電可能回数を規定するとともに、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を1回行うごとに前記認証なし充電可能回数を初期値から1回ずつ減らしていき、前記認証なし充電可能回数が0回になった場合に、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を禁止することによって、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする請求項1に記載の車両用充電システム。
  3. 前記車両用充電制御装置は、前記認証機能付き充電器から前記車載バッテリへの充電を行った場合には、前記認証なし充電可能回数を前記初期値にまで回復させることを特徴とする請求項2に記載の車両用充電システム。
  4. ユーザからのデータ入力を受け付ける携帯側入力部と、
    前記登録サーバおよび前記車両用充電制御装置とデータの送受信が可能な通信部と、を備え、前記ユーザに携行される携帯通信端末をさらに含み、
    前記登録サーバは、正規のユーザであるか否かを認証するための認証コードもさらに予め登録しており、
    前記携帯通信端末は、前記携帯側入力部で受け付けたデータを前記通信部から前記登録サーバに送信し、前記登録サーバで予め登録している前記認証コードとの照合を行わせることによって認証を行うとともに、当該認証が成立した場合に、前記車載バッテリへの充電の許可を示すデータである充電許可情報を前記通信部から前記車両用充電制御装置に送信し、
    前記車両用充電制御装置は、前記携帯通信端末から前記充電許可情報を受信した場合に、前記認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも前記初期値におさまる範囲内で増加させることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用充電システム。
  5. 前記登録サーバおよび前記車両用充電制御装置とデータの送受信が可能な通信部を備え、ユーザに携行される携帯通信端末をさらに含み、
    前記携帯通信端末は、前記携帯通信端末を個別に識別する情報である第2識別子情報を保持しているとともに、
    前記登録サーバは、正規のユーザに携行される前記携帯通信端末の前記第2識別子情報もさらに予め登録しており、
    前記携帯通信端末は、保持している前記第2識別子情報を前記通信部から前記登録サーバに送信し、前記登録サーバで予め登録している前記第2識別子情報との照合を行わせることによって認証を行うとともに、当該認証が成立した場合に、前記車載バッテリへの充電の許可を示すデータである充電許可情報を前記通信部から前記車両用充電制御装置に送信し、
    前記車両用充電制御装置は、前記携帯通信端末から前記充電許可情報を受信した場合に、前記認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも前記初期値におさまる範囲内で増加させることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用充電システム。
  6. 前記車両用充電制御装置は、
    ユーザからのデータ入力を受け付ける充電制御装置側入力部と、
    正規のユーザであるか否かを認証するための認証コードを記憶している充電制御装置側認証コード記憶部と、
    前記充電制御装置側入力部で受け付けたデータと前記充電制御装置側認証コード記憶部に記憶されている認証コードとを照合して認証を行う認証部と、を備え、
    前記認証部で認証が成立した場合に、前記認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも前記初期値におさまる範囲内で増加させることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用充電システム。
  7. 前記車両用充電制御装置は、前記認証なし充電可能回数の残り回数の増加を、前記認証なし充電可能回数の残り回数が0回の場合に限り行うとともに、前記認証なし充電可能回数の残り回数の増加を行う場合には、前記認証なし充電可能回数の残り回数を1回増加させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用充電システム。
  8. 電動機を走行駆動源として用いる電動車両に搭載され、前記電動機へ電力供給を行う前記電動車両の車載バッテリへの充電を制御するとともに、前記電動車両を個別に識別する情報である第1識別子情報を保持している車両用充電制御装置と、
    前記車載バッテリへの充電が許可される前記電動車両の前記第1識別子情報を予め登録しているとともに、前記車両用充電制御装置を介して前記車載バッテリに充電を行うことが可能な認証機能付き充電器と、を含み、
    前記車両用充電制御装置は、保持している前記第1識別子情報を前記認証機能付き充電器に送信し、前記認証機能付き充電器で予め登録している前記第1識別子情報との照合を行わせることによって前記認証機能付き充電器との間で認証を行い、当該認証が成立した場合に、前記認証機能付き充電器から前記車載バッテリへの充電を許可する車両用充電システムであって、
    認証なしで前記車両用充電制御装置を介して前記車載バッテリに充電を行うことが可能な認証機能なし充電器をさらに含み、
    前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器からの前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする車両用充電システム。
  9. 前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電が可能な回数である認証なし充電可能回数を規定するとともに、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を1回行うごとに前記認証なし充電可能回数を初期値から1回ずつ減らしていき、前記認証なし充電可能回数が0回になった場合に、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を禁止することによって、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする請求項8に記載の車両用充電システム。
  10. 前記車両用充電制御装置は、
    ユーザからのデータ入力を受け付ける充電制御装置側入力部と、
    正規のユーザであるか否かを認証するための認証コードを記憶している充電制御装置側認証コード記憶部と、
    前記充電制御装置側入力部で受け付けたデータと前記充電制御装置側認証コード記憶部に記憶されている認証コードとを照合して認証を行う認証部と、を備え、
    前記認証部で認証が成立した場合に、前記認証なし充電可能回数の残り回数を、少なくとも前記初期値におさまる範囲内で増加させることを特徴とする請求項9に記載の車両用充電システム。
  11. 前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を受ける場合の前記車載バッテリの充電量の上限を、前記認証機能付き充電器から前記車載バッテリへの充電を受ける場合の前記車載バッテリの充電量の上限よりも低くすることによって、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする請求項1または8に記載の車両用充電システム。
  12. 前記車両用充電制御装置は、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を受ける場合の充電効率を、前記認証機能付き充電器から前記車載バッテリへの充電を受ける場合の充電効率よりも低くすることによって、前記認証機能なし充電器から前記車載バッテリへの充電を制限することを特徴とする請求項1または8に記載の車両用充電システム。
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