JP5300565B2 - 弁機構およびこれを備えた排気装置、ならびにインクジェット記録装置 - Google Patents

弁機構およびこれを備えた排気装置、ならびにインクジェット記録装置 Download PDF

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本発明は、弁機構およびこれを備えた排気装置、ならびにインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置には、装着されたインクタンクから供給されたインクを一時的に貯留するバッファタンクが設けられているものがある。このようなインクジェット記録装置では、インクタンクとインクジェット記録ヘッドとが、バッファタンクを介して接続され、インクタンク内のインクがバッファタンクを介してインクジェット記録ヘッドに供給される。バッファタンクは、インクジェット記録ヘッドとインクタンクとにそれぞれチューブによって接続される。
インクタンクとバッファタンクとを接続するチューブを形成するゴムや樹脂等は、若干量の空気を透過させるため、このチューブ内に透過した空気がバッファタンク内に入り込む。また、インクタンクを交換する際に、インクタンクをチューブから取り外すと、インクタンクが接続される側のチューブの端部が開放されるため、その端部からバッファタンク内に空気が入り込む。バッファタンク内に空気が入り込むと、その空気がインク内に気泡として混入することがある。気泡が混入したインクがバッファタンクからインクジェット記録ヘッドに供給されるとインクジェット記録ヘッドが正常にインク滴を吐出できず、記録不良となることがある。
このようなインクジェット記録装置では、上述した記録不良を防止するために、たとえばポンプを備えた排気装置をバッファタンクに接続して、ポンプによってバッファタンク内を排気することが考えられる。しかし、この場合、ポンプは、空気のみならずバッファタンク内のインクも吸い出そうとする。バッファタンク内のインクが吸い出されると、吸い出された分のインクが無駄になり、また、排気装置に不具合が生じてその後の排気が正常に行えなくなることがある。そのため、排気装置は、バッファタンク内の空気のみが排出され、インクが排出されないようにする機構を備えていることが望ましい。
図7は、バッファタンク内の空気のみを排出させ、バッファタンク内のインクを排出させないようにするためにポンプとバッファタンクとの間に設けられる弁機構157の断面図である。この弁機構157は、流路182が形成された下側流路部材178と、流路183が形成された上側流路部材179と、を有している。流路182はバッファタンク(不図示)に接続され、流路183はポンプ(不図示)に接続されている。下側流路部材178には、流路182に連通し、球体のフロート部材163を収容しているフロート室164が設けられている。
また、弁機構157は、下側流路部材178と上側流路部材179によって挟持されたシール部材175を有している。シール部材175はゴムなどの弾性材料によって形成されている。シール部材175には、下方から上方にかけて径が小さくなるように円錐状に形成され、フロート室164と流路183とを連通させる開口部184が設けられている。シール部材175の下面には、開口部184の全周にわたってリブ176aが設けられている。また、シール部材175の上面の、リブ176aの裏側の位置にはリブ176bが設けられている。リブ176aは、下側流路部材178に押圧されて下側流路部材178の上面に密着して、下側流路部材179の各フロート室164の間を隔てている。また、リブ176bは、上側流路部材179に押圧されて上側流路部材179の上面に密着して、上側流路部材179の各流路183の間を隔てている。
シール部材175には、複数の開口部184が並べて形成されており、シール部材175は全体として一部品として設けられている。シール部材は、各開口部ごとに切り離してそれぞれを別部品とすることも可能であるが、これにより部品点数が増えるため弁機構の製造コストが増大し、また1つの部品が小さくなるため組立て性が悪化する。
バッファタンク内の空気は、ポンプによって、流路182、フロート室164、開口部184および流路183を介して排出される。バッファタンク内の排気が完了すると、図7に示すようにバッファタンク内のインクが流路182からフロート室164内に入り込む。そして、インクの液面の上昇とともに、インクの液面に浮いているフロート部材163が上昇し、やがてフロート部材163が開口部184に当接して開口部184を閉塞する。これにより、ポンプによってインクが流路183に吸い出されることを防止できる。
特開2000−301737号公報
図7に示した弁機構157のシール部材175では、流路部材178,179からリブ176a,176bに加わる押圧力を、リブ176a,176bの周囲の部分を変形させることにより吸収しようとする。一部品として設けられたシール部材175では、開口部184以外の部分が隙間なく一体に形成されているため、リブ176a,176bの外周はその全周にわたって拘束されている。したがって、シール部材175のリブ176a,176bより外側の部分は変形しにくい。一方、シール部材175のリブ176a,176bの内側にある開口部184は、表面が開放されているため変形しやすい。
シール部材175の開口部184が変形して開口部184の表面がゆがむと、フロート部材163が開口部184に当接しても、開口部184とフロート部材163との間には隙間が発生し、インクがこの隙間を通って流路183に流れ出てしまう。このように、弁機構157では、フロート部材163と開口部184とによる優れたシール性を保つことは困難である。
そこで、本発明は、シール性に優れた弁機構およびこれを備えた排気装置、ならびにインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の弁機構は、複数の第1の流路が形成された第1の流路部材と、前記各第1の流路と対をなす複数の第2の流路が形成された第2の流路部材と、前記第1の流路部材と前記第2の流路部材とに挟持され、前記各第1の流路と前記各第2の流路とを連通させる開口部を有するシール部材と、前記開口部に当接して前記開口部を閉塞し、前記開口部から離間して前記開口部を開放する蓋部材と、を有し、前記シール部材は、前記第1の流路部材に対向する面の前記開口部の周囲に設けられ、前記第1の流路部材に押圧された状態で前記各第1の流路を隔てる第1の押圧部と、前記第2の流路部材に対向する面の前記開口部の周囲に設けられ、前記第2の流路部材に押圧された状態で前記各第2の流路を隔てる第2の押圧部と、前記第1の押圧部および前記第2の押圧部の外周に近接して設けられ、他の部分より相対的に変形しやすい変形吸収部と、を有する。
本発明によれば、シール性に優れた弁機構およびこれを備えた排気装置、ならびにインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る弁機構を備えたインク供給システムの概略構成図である。 図1に示したインク供給システムのバッファタンクおよび弁機構の側断面図である。 図2に示した弁機構を拡大して示した図である。 図3に示した弁機構のシール部材の下面図である。 図3に示した弁機構の変形例を示した図である。 図1に示したインク供給システムを備えたインクジェット記録装置の概略構成図である。 一般的な弁機構の側断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る弁機構を用いたインクジェット記録装置のインク供給システムを説明する概略図であり、インク1色分について示している。
インクジェット記録ヘッド1は、被記録媒体に記録を行うための液体であるインクを吐出する複数のオリフィス52が配列された記録素子チップ51と、各オリフィス52に共通に接続されたサブタンク53と、を有している。インクジェット記録ヘッド1のサブタンク53は、インクを供給するメインタンク56に、インクを一次貯留する為のバッファタンク54を介して接続されている。サブタンク53とバッファタンク54とは供給チューブ55aによって接続され、バッファタンク54とメインタンク56とは供給チューブ55bによって接続されている。
インクジェット記録ヘッド1のサブタンク53へのインクの供給は、オリフィス52を密閉できるように設けられたキャップ69と、キャップ69に接続されたポンプ61とを用いて行う。オリフィス52をキャップ59によって密閉した状態でポンプ61による吸引動作を行うことにより、メインタンク56からバッファタンク54を介してサブタンク53にインクが導入される。
また、バッファタンク54の鉛直方向上側には弁機構57が設けられ、弁機構57は排気チューブ58を介してポンプ61に接続されている。ポンプ61には切替弁60が設けられ、切替弁60によってポンプ61の接続先を、キャップ59から排気チューブ58に切替可能である。ポンプ61の接続先を排気チューブ58にすると、ポンプ61によってバッファタンク54内に入り込んだ空気を排出することが可能となる。このように、ポンプ61、排気チューブ58および弁機構57はバッファタンク54内を排気するための排気装置を構成している。弁機構57は、ポンプ61が、バッファタンク54内に入り込んだ空気のみを吸い出し、バッファタンク54内のインクを吸い出さないようにするための機構である。
図2は、図1に示した弁機構57をより詳しく説明する為の図であり、インク1色分について示している。弁機構57は、第1の流路82が形成された第1の流路部材78と、第2の流路83が形成され、第1の流路部材78の鉛直方向上側に配置された第2の流路部材79と、を有している。流路82はバッファタンク54内の空間に接続されており、流路83は図1に示した排気チューブ58を介してポンプ61に接続されている。下側流路部材78の上部には、流路82に連通し、球体のフロート部材63を収容しているフロート室64が設けられている。フロート部材63は、インクに浮かぶように、インクより密度が小さく形成されている。フロート部材63の密度をインクの密度より小さくするためには、フロート部材63を、たとえば、インクより密度の小さい材料で形成することができ、また中空に形成することもできる。また、フロート部材63は、インクにより腐食されることを防止するため、たとえばポリプロピレンなどのインクと反応しにくい材料で形成される。
図3は、図2に示した弁機構57を拡大して示した図であり、インク2色分について示している。弁機構57は、下側流路部材78と上側流路部材79によって挟持されたシール部材75を有している。シール部材75はゴムなどの弾性材料によって形成されている。シール部材75には、フロート室64と流路83とを連通させる開口部84が設けられている。開口部84は、下側の端部から上側の端部にかけて径が小さくなるように円錐状に形成されている。球体であるフロート部材63は、鉛直方向下側から開口部84の円錐状の表面に密着可能であり、開口部84を閉塞する蓋部材として機能する。
また、シール部材75は、下側流路部材78に対向する下面の開口部84の周囲にその全周にわたって下方に突出して設けられ、下側流路部材78の上面に押圧される第1の押圧部であるリブ76aを備えている。また、シール部材75は、上側流路部材79に対向する上面の、リブ76aの裏側の位置に上方に突出して設けられ、上側流路部材79の下面に押圧される第2の押圧部であるリブ76bを備えている。リブ76aは、下側流路部材78に押圧されて弾性変形することにより下側流路部材78の上面に密着し、下側流路部材79の各フロート室64を隔てている。また、リブ76bは、上側流路部材79に押圧されて弾性変形することにより上側流路部材79の上面に密着し、上側流路部材79の各流路83を隔てている。これにより、弁機構57では、下側流路部材78と上側流路部材79との間からフロート室64内に空気が入り込むことを防止できる。また、下側流路部材78とシール部材75との間からインクが漏れ出すことも防止できる。
図4は、シール部材75の下面図である。図4(a)には、インク4色分の開口部84が千鳥状に配置されている様子を示している。図4(b)には、図4(a)に示したシール部材75のインク1色分の開口部84を拡大して示している。シール部材75にはリブ76aの外周に近接して相対的に変形しやすい変形吸収部86が設けられている。
変形吸収部86には、厚さ方向に貫通した貫通部であるスリット(切り欠き)80が形成されている。スリット80は、リブ76aに沿って等間隔に3か所形成され、シール部材75の変形吸収部86の内側は、変形吸収部86の外側と、各スリット80の間の支持部85のみによってつながっている。したがって、シール部材75のリブ76a,76bに加わる押圧力が支持部85に集中して伝わるため、支持部85は容易に変形し、それに伴いスリット80も幅d4が小さくなるように変形する。このように、シール部材75では、リブ76a,76bに加わる押圧力が変形吸収部86の変形により吸収されるため、開口部84は変形しにくい。
本実施形態では、変形吸収部86の支持部85は、シール部材75の他の部分と同じ厚さであるが、変形吸収部86の支持部85をシール部材75の他の部分より相対的に薄くすることにより、変形吸収部86をさらに変形しやすくすることができる。
図2に示す状態においてポンプ61(図1参照)による吸引動作を行うと、ポンプ61がバッファタンク54内の空気を吸い出すに伴い、バッファタンク54内にメインタンク56(図1参照)からインクが供給される。そのため、バッファタンク54内のインクの液面が上昇していく。ポンプ61は、バッファタンク54内の排気が完了してバッファタンク54内がインクで満たされると、バッファタンク54内のインクを流路82からフロート室64内に吸い込む。そうすると、図3に示すようにフロート部材63がインクに浮かび、フロート部材63はインクの液面の高さの変化に伴い、上下方向に移動することができるようになる。したがって、さらにポンプ61による吸引動作を続けると、フロート室64内におけるインクの液面が上昇し、これに伴い、フロート部材63は上方へ移動して開口部84内に入り込む。そして、フロート部材63は、円錐状の開口部84の表面の仮想頂点に向けてさらに上昇し、開口部84の表面に当接する。変形吸収部86を備えたシール部材75では、開口部84の表面が円錐状に保たれているため、このとき、フロート部材63は開口部84の表面の全周にわたって密着して開口部84を閉塞している。
開口部84がフロート部材63によって閉塞されると、フロート室64と流路83とが分離され、ポンプ61はフロート室64から流路83に空気を吸い込むことができなくなる。フロート部材63は、インクの液面より上に突出しており、インクの液面より高い位置で開口部84を閉塞するため、弁機構57を備えた排気装置では、バッファタンク54の排気時にポンプ61がインクを流路83に吸い込むことはない。このように、弁機構57では、フロート部材63と開口部84とによる優れたシール性を確保することができる。
バッファタンク54の排気後の図1に示したインク供給系を備えたインクジェット記録装置が記録動作を繰り返すと、再びバッファタンク54内に徐々に空気が入り込んでいく。バッファタンク54内に入り込んだ空気は気泡として、流路82を介してフロート室64内に入る。この気泡がフロート室64内を上昇し開口部84に到達すると、フロート室64内のインクの液面が下がるため、フロート部材63が開口部84の表面から離間して開口部84が再び開放される。
本実施形態では、弁機構57のシール部材75を、硬度40°のゴムによって図3に示す厚さtを1mmとして形成した。また、図4(a)に示す互いに隣り合う開口部84の中心の距離である開口部84のピッチd1を9mmとした。また、弁機構57の組み立て前におけるシール部材75の、図4(b)に示す開口部84の上端の径d2を2mmとし、リブ76aの外径d3を約7mmとし、スリット80の幅d4を約1mmとした。また、弁機構57の組み立て後における下側流路部材78による各リブ76aの押しつぶし量および上側流路部材79による各リブ76bの押しつぶし量をそれぞれ0.3mmとした。本実施形態に係る弁機構57では、組み立て後にシール部材75の開口部84の形状はほとんど変化せず、開口部84の上端の径d2はその全周において2mmに保たれていた。
比較例として、シール部材に変形吸収部86を設けていない点以外は本実施形態に係る弁機構57と同様に構成された弁機構を作製した。比較例に係る弁機構では、組み立て後にシール部材の開口部が変形し、図5(b)に示したd2に対応する開口部の上端の径の最大値が2.2mmで最小値が1.8mmであった。そのため、このシール部材の開口部をフロート部材で閉塞した場合にも、開口部とフロート部材との間に隙間が発生した。
なお、本実施形態に係る弁機構57では、シール部材75の変形吸収部86にスリット80を形成したが、変形吸収部はシール部材の他の部分よりも相対的に変形しやすくなるように構成されていればよい。変形吸収部の一例としては、図5に示したシール部材75aの変形吸収部86aが考えられる。変形吸収部86aは、シール部材75aの他の部分よりも相対的に薄く形成されているため変形しやすい。したがって、弁機構57では、シール部材75aに加わる押圧力は、変形吸収部86aが変形することにより吸収される。そのため、弁機構57aでも、シール部材75aの開口部84aが変形しにくいため、図5(a)に示すようにフロート部材63はシール部材75aに隙間なく密着する。なお、変形吸収部86aでは、シール部材75aの他の部分よりも相対的に薄く形成された薄肉部がリブの全周にわたって形成されているが、変形吸収部86aはこのような構成に限られない。たとえば、変形吸収部86aには、リブの外周の一部に沿って形成された薄肉部が複数形成されていてもよい。
図6は、本実施形態に係る弁機構を適用可能なインクジェット記録装置の概略構成図である。このインクジェット記録装置は、図1に示したインク供給システムを備えている。このインクジェット記録装置は、被記録媒体Sにインクを吐出するインクジェット記録ヘッド1を保持し往復走査させるキャリッジ2と、着脱可能なメインタンク56を保持するインク供給ユニット3と、被記録媒体Sを搬送する搬送部4と、を有している。インク供給ユニット3内には図1に示したバッファタンク54および弁機構57が設けられている。このインクジェット記録装置では、キャリッジ2によってインクジェット記録ヘッド1を矢印B方向に往復走査させるとともに、搬送部4によって被記録媒体Sを間欠搬送させながら、インクジェット記録ヘッド1により被記録媒体Sにインクを吐出する。これにより、このインクジェット記録装置では、被記録媒体Sの記録領域に記録を行うことができる。
本実施形態では、弁機構57を備えた排気装置を、バッファタンク54を排気するために用いたが、この排気装置は、たとえばサブタンク53などの他のタンク内を排気するためにも用いることも可能である。
1 インクジェット記録ヘッド
54 バッファタンク
57 弁機構
58 排気チューブ
61 ポンプ
63 フロート部材
64 フロート室
75 シール部材
76a,76b リブ
78 下側流路部材
79 上側流路部材
80 スリット
82 流路
83 流路
84 開口部
85 支持部
86 変形吸収部

Claims (9)

  1. 複数の第1の流路が形成された第1の流路部材と、前記各第1の流路と対をなす複数の第2の流路が形成された第2の流路部材と、前記第1の流路部材と前記第2の流路部材とに挟持され、前記各第1の流路と前記各第2の流路とを連通させる開口部を有するシール部材と、前記開口部に当接して前記開口部を閉塞し、前記開口部から離間して前記開口部を開放する蓋部材と、を有し、
    前記シール部材は、前記第1の流路部材に対向する面の前記開口部の周囲に設けられ、前記第1の流路部材に押圧された状態で前記各第1の流路を隔てる第1の押圧部と、前記第2の流路部材に対向する面の前記開口部の周囲に設けられ、前記第2の流路部材に押圧された状態で前記各第2の流路を隔てる第2の押圧部と、前記第1の押圧部および前記第2の押圧部の外周に近接して設けられ、他の部分より相対的に変形しやすい変形吸収部と、を有する弁機構。
  2. 前記変形吸収部は、前記シール部材の厚さ方向に貫通した貫通部を備えている、請求項1に記載の弁機構。
  3. 前記貫通部は、前記第1の押圧部および前記第2の押圧部の前記外周に沿って形成されたスリットである、請求項2に記載の弁機構。
  4. 前記変形吸収部は、前記シール部材の他の部分より相対的に薄く形成された薄肉部を備えている、請求項1に記載の弁機構。
  5. 前記薄肉部は前記第1の押圧部および前記第2の押圧部の全周に沿って形成されている、請求項4に記載の弁機構。
  6. 前記蓋部材は、前記開口部の鉛直方向下側に配置され、前記第1の流路から流れ込む液体の液面の高さの変化に伴い、前記開口部を閉塞する位置と前記開口部を開放する位置との間を移動する、請求項1から5のいずれか1項に記載の弁機構。
  7. 前記第2の流路部材は前記第1の流路部材の鉛直方向上側に配置され、前記開口部は前記第1の流路部材の側の端部から前記第2の流路部材の側の端部にかけて円錐状に径が小さくなり、前記蓋部材は前記開口部に密着可能な球体である、請求項6に記載の弁機構。
  8. 液体を貯留するタンクの排気装置において、
    請求項6または7に記載の弁機構と、該弁機構の第2の流路に連通されたポンプと、を有し、前記ポンプは、前記弁機構の第1の流路が上部に連通された前記タンクを排気した後に、前記タンク内の前記液体を前記第1の流路から前記弁機構に吸い込み、前記弁機構の蓋部材は、前記弁機構における前記液体の液面の高さの上昇に伴い、前記弁機構の開口部を閉塞する位置に移動することを特徴とする排気装置。
  9. 被記録媒体に液体を吐出するインクジェット記録装置において、
    請求項8に記載の排気装置と、該排気装置が接続され、前記液体を貯留するタンクと、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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