JP5298551B2 - 鋼管の刻印装置 - Google Patents

鋼管の刻印装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5298551B2
JP5298551B2 JP2008024010A JP2008024010A JP5298551B2 JP 5298551 B2 JP5298551 B2 JP 5298551B2 JP 2008024010 A JP2008024010 A JP 2008024010A JP 2008024010 A JP2008024010 A JP 2008024010A JP 5298551 B2 JP5298551 B2 JP 5298551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
steel pipe
uoe steel
uoe
stamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008024010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009183957A (ja
Inventor
記之 山本
好正 松本
常喜 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2008024010A priority Critical patent/JP5298551B2/ja
Publication of JP2009183957A publication Critical patent/JP2009183957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5298551B2 publication Critical patent/JP5298551B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、鋼管の刻印装置に関し、具体的には、例えばUOE鋼管の製造工程において、鋼管の管端面における所定の刻印面に識別符号を刻印するための鋼管の刻印装置に関する。
UOE鋼管は、敷設場所である現地における鋼管の仕様等の識別のために、その製造工程において管端面における所定の刻印面に識別符号を刻印される。識別番号は、現地での使用方法により、チャージナンバーの番号であったり、あるいは固有の番号であったりと、様々な情報に関するものである。また、その刻印面も、一方の管端面であったり、あるいは両方の管端面であったりと、様々である。
図6(a)及び図6(b)は、いずれも、UOE鋼管1、2の管端面の形状を簡略化して示す説明図である。図6(a)に示すUOE鋼管1は、管端部の外面1bと刻印面1aとがなす傾斜角度として規定される管端部角度αが90°超である、管端面における刻印面1aが傾斜したベベル面付鋼管であり、一方、図6(b)に示すUOE鋼管2は、この管端部角度αが90°である、管端面における刻印面2aが傾斜しない直面鋼管である。
従来、UOE鋼管1、2の刻印面1a、2aへの刻印作業は、作業者が、(i)刻印しようとする鋼管1本毎に識別符号の内容を確認し、(ii)識別符号を刻設された多数のポンチの中から刻印しようとする識別符号に応じたポンチを選び出し、(iii)このポンチを刻印面1a、2aの所定の位置に位置決めしてからハンマーにより手作業で一の識別符号を打刻し、(iv)上記(ii)項及び(iii)項の作業を、刻印しようとする全ての識別符号について繰り返し行うことによって、一文字ずつ行われている。
図6(a)及び図6(b)を参照しながら説明したように、UOE鋼管には、刻印面1aが傾斜したベベル面付鋼管1や、刻印面2aが傾斜しない直面鋼管2があり、特にベベル面付鋼管1における管端部角度αは、UOE鋼管の仕様に応じて、例えば102.5°、122.5°、135°、150°と異なり一定ではないので、打刻の際に、刻印面1aに対してポンチが垂直に配置されるように位置決めした状態で打刻することが難しく、難作業となっている。
このため、作業者による打刻作業の熟練度にもよるが、刻印された識別符号の刻印深さや刻印位置が揃わないことがあり、刻印された識別符号が視覚的に統一されないことからUOE鋼管の外観品質の低下の一因になっている。
また、この刻印作業は、作業者の手作業により行われることから作業能率が低いばかりでなく、ポンチの選択ミスによる誤刻印も発生するためにこの誤刻印を防止するための確認作業や、誤刻印が発生した場合の修正作業等も必要となっており、UOE鋼管1、2の製造コストを上昇させる一因にもなっている。
本発明の目的は、作業者による刻印作業の熟練度によることなく、管端部角度が異なる様々な鋼管に対して管端面における所定の刻印面に、刻印深さや刻印位置を揃えて識別符号を刻印することができるようにすることであり、さらには、これにより、UOE鋼管の外観品質を向上するとともにUOE鋼管の製造コストを低減することができるようにすることである。
本発明は、刻印作業の際に、上述した直面鋼管2のみならずベベル面付鋼管1といった管端部角度が異なる様々な鋼管の刻印面1a、2aに対して、鋼材に識別符号を刻印するために慣用される刻印機の刻印用ピンを、簡単かつ確実に一定の角度(例えば垂直)に配置することができる治具を用い、この治具により支持された刻印機により刻印を行うことによって、上述した課題を解決できるという新規な知見に基づくものである。
本発明は、UOE鋼管の管端面における刻印面に識別符号を刻印するための刻印用ピンを有する刻印機と、この刻印面を含む管端部の外面に当接して配置される第1の部材と、刻印機を支持するとともに、UOE鋼管の縦断面内において、管端部の外面と刻印面とがなす傾斜角度に応じた角度で、第1の部材に対して傾斜して配置されることによって、傾斜角度が異なる複数種のUOE鋼管のいずれの刻印面に対しても刻印用ピンを一定の角度で指向させる第2の部材とを備えることを特徴とする鋼管の刻印装置である。この本発明に係る鋼管の刻印装置によれば、傾斜角度が異なる複数種のUOE鋼管のいずれの刻印面に対しても刻印用ピンを同じ角度で指向させることができるので、刻印される識別符号の刻印深さや刻印位置を揃えることができ、刻印された識別符号を視覚的に統一できUOE鋼管の外観品質の低下を防止できる。
この本発明に係る鋼管の刻印装置は、UOE鋼管の縦断面内において、第2の部材が、第1の部材に対して、UOE鋼管の縦断面内における刻印面と平行な方向の位置を可変に配置されることが望ましい。これにより、刻印された識別符号の刻印位置を所望の位置にすることが可能になる。
さらに、本発明に係る鋼管の刻印装置は、刻印作業を行われる鋼管に関するデータベースに基づいて任意の一の鋼管に対する刻印内容を決定して刻印機に対して指示するための制御装置を備えることが望ましい。これにより、作業者の手作業により行われることに起因した、作業能率の低下や刻印内容の間違いを解消でき、鋼管の製造コストを低減することができる。
本発明により、作業者による刻印作業の熟練度によることなく、管端部角度が異なる様々な鋼管に対して管端面における所定の刻印面に、刻印深さや刻印位置を揃えて識別符号を刻印することができるようになり、さらには、これにより、UOE鋼管の外観品質を向上するとともに、UOE鋼管の製造コストを低減することができるようになる。
以下、本発明に係る鋼管の刻印装置を実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら、詳細に説明する。以降の実施の形態の説明では、鋼管がUOE鋼管である場合を例にとる。
図1は、本実施の形態の刻印装置3を、その一部を透視するとともに簡略化して示す斜視図である。また、図2は、図1に示す刻印装置3の一部を簡略化して示す側面図である。図1及び図2におけるUOE鋼管2は、刻印面2aが傾斜しない直面鋼管2である。さらに、図3は、図2と同様に簡略化して示す刻印装置3を用いて管端部角度αが90°超のベベル面付鋼管1に対して刻印作業を行う状況を示す説明図である。
本実施の形態の刻印装置3は、刻印機4と、第1の部材5と、第2の部材6とを備えるので、これらの構成をはじめに説明する。
[刻印機4]
本実施の形態における刻印機4は、各種鋼材の刻印面への識別符号の刻印に慣用されてきた周知かつ慣用の刻印機を用いればよい。
慣用の刻印機4について簡単に補足説明する。刻印機4は、UOE鋼管2の刻印面2aに識別符号を刻印するための刻印用ピン4a(図1では図面を判読し易くするために省略してある)を有する。刻印用ピン4aは、通常、識別符号の刻印方向と平行な方向へ2本または4本並んで設けられており、例えば2本の刻印用ピン4aを用いて八桁の識別符号を刻印する場合には、一方の刻印用ピン4aにより1〜4桁目の識別符号を刻設するとともに他方の刻印用ピン4bにより5〜8桁目の識別符号を刻設するといったように、各刻印用ピン毎に刻設範囲を分けられている。
この刻印機4の構造等は、当業者にとっては周知であるとともに、本発明においては特定の構造等の刻印機に限定する必要はないので、刻印機4に関する説明はこれ以上の説明は省略する。
本実施の形態における刻印装置3における刻印機4は、以上のように構成される。
[第1の部材5]
第1の部材5は、対向配置される一対の略L字型の側板7a、7bと、これらを連結する天板7cとにより構成される箱体である。天板7cは側板7a、7bに対して例えば溶接等の適宜手段により固定される。
側板7a、7bには、鉛直上方へ向けて、後述する蝶ねじ12、13が貫通するための長孔8a、8bがそれぞれ設けられている。
側板7a、7bの底部が、いずれも、UOE鋼管2の刻印面2aを含む管端部の外面2bに当接することによって、第1の部材5はこの外面2bに当接して配置される。
本実施の形態における刻印装置3における第1の部材5は、以上のように構成される。
[第2の部材6]
第2の部材6は、対向配置される一対の側板9a、9b及びこれらを接続する底板9cにより構成される箱体であって、その内部に刻印機4を収容して支持する。底板9cは側板9a、9bに対して例えば溶接等の適宜手段により固定される。また、側板9a、9bの外面間距離は、第1の部材5の側板7a、7bの内面間距離よりも若干小さく設定される。
一対の側板9a、9bの対向する位置には、図1中に白抜き矢印で抽出して示す部分拡大平面図にも示すように、蝶ねじ12をねじ止めするためのねじ孔10と、蝶ねじ13をねじ止めするためのねじ孔11a〜11eとが設けられる。ねじ孔11a〜11eは、ねじ孔10の中心を中心とする円弧上に設けられる。また、ねじ孔11aは、ねじ孔10の鉛直上方の位置に設けられ、ねじ孔11b〜11eは鉛直上方向に対して、それぞれ、12.5°、32.5°、45°、60°傾斜した位置に設けられる。
蝶ねじ12をねじ孔10にそれぞれねじ止めするとともに、蝶ねじ13をねじ孔11b〜11eのいずれかにねじ止めすることにより、図3に示すように、鋼管の縦断面内において、第2の部材6は、第1の部材5に対して傾斜して配置される。
図1及び図2は、蝶ねじ12をねじ孔10にねじ止めするとともに蝶ねじ13をねじ孔11aにねじ止めする状態を示す。この場合には、図1及び図2に示すように、第1の部材5の側板7a、7bの底部が直面鋼管であるUOE鋼管2の外面2bに当接するとともに第2の部材6の側板9a、9bがUOE鋼管2の刻印面2aに当接し、これにより、刻印機4の刻印用ピン4aが刻印面2aに対して直角となる向きに配置される。
次に、図1に示す状態から、蝶ねじ13をねじ孔11bにねじ止めするように変更すると、第2の部材6は、ねじ孔10を中心として第1の部材5に対して12.5°回転した位置で、傾斜して配置される。この場合には、図3に示すように、第1の部材5の側板7a、7bの底部が、管端部角度αが102.5°のベベル面付鋼管であるUOE鋼管1の外面に当接するとともに第2の部材6の側板9a、9bがこのUOE鋼管1の刻印面1aに当接し、これにより、刻印機4の刻印用ピン4aが刻印面1aに対して直角となる向きに配置される。
さらに、蝶ねじ13をねじ孔11c、11d又は11eにねじ止めするように変更すると、第2の部材6は、ねじ孔10を中心として第1の部材5に対して32.5°、45°又は60°回転した位置で、傾斜して配置される。この場合には、図3に示すように、第1の部材5の側板7a、7bの底部が、管端部角度αが122.5°、135°又は150°のベベル面付鋼管であるUOE鋼管1の外面に当接するとともに第2の部材6の側板9a、9bがこのUOE鋼管1の刻印面1aに当接し、これにより、刻印機4の刻印用ピン4aが刻印面1aに対して直角となる向きに配置される。
このように、第2の部材6は、蝶ねじ12をねじ孔10にねじ止めするとともに蝶ねじ13をねじ孔11a〜11eのいずれかにねじ止めすることにより、UOE鋼管1、2の縦断面内において、管端部の外面1b、2bと刻印面1a、2aとがなす傾斜角度に応じた角度で、第1の部材5に対して傾斜して配置される。これにより、第2の部材6は、この傾斜角度が異なる複数種のUOE鋼管、すなわち、管端部角度αが102.5°、122.5°、135°又は150°のベベル面付鋼管であるUOE鋼管1及び管端部角度αが90°の直面鋼管であるUOE鋼管2のいずれに対しても、その刻印面1a、2aに対して刻印用ピン4aを同じ角度(90度)で指向させることができる。
また、本実施の形態では、蝶ねじ12、13は長孔8a、8bを貫通してねじ孔10、11a〜11eのいずれかにねじ止めされるので、長孔8a、8bの長手方向における蝶ねじ12、13の貫通位置を変更することにより、第2の部材6が、第1の部材5に対して、UOE鋼管1、2の縦断面内における刻印面1a、2aと平行な方向の位置を可変に配置されることができる。これにより、刻印された識別符号の刻印高さ位置を所望の位置に調整することもできる。
第2の部材6は以上のように構成される。
本実施の形態の刻印装置3は、以上のように構成されるが、さらに制御装置14を備えていてもよいので、この制御装置14についても説明する。
[制御装置14]
図4は、本実施の形態の刻印装置3を構成する制御装置14の説明図である。
まず、上位CPU15に刻印内容16の指示を手動で入力し、プロコン17へ転送する。
プロコン17には、チャージ番号、板識別番号、鋼管識別番号さらには製造履歴等が各工程を通過する毎に蓄積される。また、製造工程での鋼管1、2の位置を把握するトラッキング処理システムを有する。
刻印作業場に設置されるプロコン17は、刻印内容データをモニターに映し出すことによって刻印作業者に確認させて1文字ずつ手作業で打刻させるという従来の方式とは異なり、UOE鋼管1、2が搬入されるとこのUOE鋼管1、2に対する刻印内容のデータ18を制御装置14に送信し、制御装置14から刻印機4に送信する。この際、刻印内容とともに、刻印位置がUOE鋼管1、2の一方の端面であるのか又は両方の端面であるのかも併せて指定する。
刻印作業の対象であるUOE鋼管1、2が刻印作業場に搬送され、このUOE鋼管1、2に関するデータ18が制御装置14に転送されると、刻印装置3は、そのデータ18に基づいてUOE鋼管1、2に対する刻印作業を行う。
このように、制御装置14は、刻印作業を行われるUOE鋼管1、2に関するデータベースに基づいて任意の一のUOE鋼管1、2に対する刻印内容を決定して刻印機4に対して指示する。
本実施の形態の刻印装置3は、以上のように構成される。次に、本実施の形態の刻印装置3により、UOE鋼管1、2に対して刻印作業を行う状況を示す説明図である図5と、上述した図1〜3とを参照しながら、本実施の形態の刻印装置3による刻印作業の内容を説明する。
はじめに、上位CPU15に刻印内容16の指示を手動で入力し、刻印作業場に設置されるプロコン17へ転送する。
プロコン17は、図示しないセンサーから入力される信号に基づいてUOE鋼管1、2が刻印装置3に搬送されたことを読み取り、このUOE鋼管1、2に対する刻印内容のデータ18(刻印位置がUOE鋼管2の一方の端面であるのか又は両方の端面であるのかについての情報も含む)を制御装置14に送信し、制御装置14から、UOE鋼管1、2の両端部に設けられる刻印機4A、4Bに送信する。なお、本実施の形態の説明では、刻印位置が両方の端面である場合を例にとる。
本実施の形態では、ハンディタイプの刻印機4A、4Bを用いるので、作業者が刻印機4A、4BをUOE鋼管1、2の両端の刻印位置へ搬送する。刻印機4A、4Bは同一に構成される。
刻印作業に際しては、はじめに、管端部の外面1b、2bと刻印面1a、2aとがなす傾斜角度に応じて蝶ねじ12をねじ孔10にねじ止めするとともに蝶ねじ13をねじ孔11a〜11eのいずれかにねじ止めすることにより、第1の部材に対して第2の部材6を、UOE鋼管1、2の縦断面内において所定の角度で配置する。
具体的には、傾斜角度αが90°である場合には蝶ねじ12をねじ孔10にねじ止めするとともに蝶ねじ13をねじ孔11aにねじ止めする。また、傾斜角度が102.5°、122.5°、135°又は150°である場合には蝶ねじ12をねじ孔10にねじ止めするとともに蝶ねじ13をねじ孔11b、11c、11d又は11eにねじ止めする。
この後、本実施の形態の刻印装置3における第1の部材5の側板7a、7bの底部を、UOE鋼管1、2の刻印面1a、2aを含む管端部の外面1b、2bに当接させながら、第2の部材6の側板9a、9bをUOE鋼管1、2の刻印面1a、2aに突き当てるまで、刻印装置3を移動することにより、刻印装置3を所定の位置に位置決めする。この状態で、刻印機4の刻印用ピンは刻印面1a、2aに対して直角となる向きに配置される。
さらに必要に応じて、蝶ねじ12、13を一旦緩めて長孔8a、8bの長手方向における蝶ねじ12、13の貫通位置を変更することにより、UOE鋼管1、2の縦断面内における刻印面1a、1bと平行な方向に関する、第1の部材5に対する第2の部材6の位置を変更することにより、刻印される識別符号の刻印高さ位置を所望の位置に微調整する。
これにより、第2の部材6は、この傾斜角度が異なる複数種のUOE鋼管、すなわち管端部角度αが102.5°、122.5°、135°又は150°のベベル面付鋼管であるUOE鋼管1、及び管端部角度αが90°の直面鋼管であるUOE鋼管2のいずれに対しても、その刻印面1a、2aに対して刻印用ピン4aを同じ角度で指向させることができる。
そして、この状態で刻印機3を位置決めしたまま、刻印作業を行うことにより、作業者による刻印作業の熟練度によることなく、鋼管1、2の刻印面1a、2aに、刻印深さや刻印位置を揃えて、識別符号を刻印することができるようになるので、識別符号を刻印されたUOE鋼管1、2の外観品質を向上することができる。
本実施の形態の刻印装置3は、このようにして刻印機4A、4B、第1の部材5及び第2の部材6を備え、管端部角度αが102.5°、122.5°、135°又は150°のベベル面付鋼管であるUOE鋼管1、及び管端部角度αが90°の直面鋼管であるUOE鋼管2のいずれに対しても、その刻印面1a、2aに対して刻印用ピン4aを同じ角度で指向させることができるので、これらのUOE鋼管1、2の刻印面1a、2aに刻印された識別符号の刻印深さや刻印位置を、確実に一定にすることが可能になる。
さらに、本実施の形態の刻印装置3は、制御装置14を備え、データベースに基づいて出力することにより、任意の一のUOE鋼管1、2に打刻する識別符号を決定するので、作業者の手作業により行われることに起因した、作業能率の低下や刻印内容の間違いを解消でき、UOE鋼管1、2の製造コストを低減することができる。
実施の形態の刻印装置を、その一部を透視するとともに簡略化して示す斜視図である。 図1に示す刻印装置の一部を簡略化して示す側面図である。 図2と同様に簡略化して示す刻印装置を用いて管端部角度αが90°超のベベル面付鋼管に対して刻印作業を行う状況を示す説明図である。 実施の形態の刻印装置を構成する制御装置の説明図である。 実施の形態の刻印装置によりUOE鋼管に対して刻印作業を行う状況を示す説明図である 図6(a)及び図6(b)は、いずれも、UOE鋼管の管端面の形状を簡略化して示す説明図である。
符号の説明
1 ベベル面付鋼管(UOE鋼管)
2 直面鋼管(UOE鋼管)
1a、2a 刻印面
1b、2b 外面
3 刻印装置
4、4A、4B 刻印機
4a 刻印用ピン
5 第1の部材
6 第2の部材
14 制御装置
7a、7b 側板
7c 天板
8a、8b 長孔
9a、9b 側板
9c 底板
10 ねじ孔
11a〜11e ねじ孔
12、13 蝶ねじ
14 制御装置
15 データベース

Claims (2)

  1. UOE鋼管の管端面における刻印面に識別符号を刻印するための刻印用ピンを有する刻印機と、
    前記刻印面を含む管端部の外面に当接して配置される第1の部材と、
    前記刻印機を支持するとともに、前記UOE鋼管の縦断面内において、前記管端部の外面と前記刻印面とがなす傾斜角度に応じた角度で、前記第1の部材に対して傾斜して配置されることによって、前記傾斜角度が異なる複数種のUOE鋼管のいずれの刻印面に対しても前記刻印用ピンを一定の角度で指向させる第2の部材と
    を備えることを特徴とする鋼管の刻印装置。
  2. 前記UOE鋼管の縦断面内において、前記第2の部材は、前記第1の部材に対して、前記UOE鋼管の縦断面内における前記刻印面と平行な方向の位置を可変に配置される請求項1に記載された鋼管の刻印装置。
JP2008024010A 2008-02-04 2008-02-04 鋼管の刻印装置 Expired - Fee Related JP5298551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024010A JP5298551B2 (ja) 2008-02-04 2008-02-04 鋼管の刻印装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024010A JP5298551B2 (ja) 2008-02-04 2008-02-04 鋼管の刻印装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009183957A JP2009183957A (ja) 2009-08-20
JP5298551B2 true JP5298551B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=41067769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008024010A Expired - Fee Related JP5298551B2 (ja) 2008-02-04 2008-02-04 鋼管の刻印装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5298551B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103033433A (zh) * 2012-09-06 2013-04-10 宝钢集团新疆八一钢铁有限公司 一种连续标点机计量检定方法
CN111922117B (zh) * 2020-07-29 2024-01-30 浙江立濠锻压有限公司 一种金属冲压成型锻造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51103462A (ja) * 1975-03-10 1976-09-13 Hideo Suzuki Seikeikosakuyobundoki
JPS58148608U (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 東芝プラント建設株式会社 配管用角度定規
JPS62122780A (ja) * 1985-11-22 1987-06-04 Kubota Ltd 管端面の打刻装置
JPH0647741Y2 (ja) * 1989-03-07 1994-12-07 義晃 西原 球面体への打刻装置
JPH0731346U (ja) * 1993-11-22 1995-06-13 川崎製鉄株式会社 管端印字装置
JPH0899500A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Ando Electric Co Ltd マ−キング装置用文字色付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009183957A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11865659B2 (en) Systems, methods and apparatus for guided tools
TWI402227B (zh) Cutter wheel holder
CN111770811A (zh) 具有多个定位***的用于引导工具的***、方法和装置
US9751133B2 (en) Orthogonal drill and tap guide having double V-notch groove and alignment marks
US4531296A (en) Device for marking out workpieces
JP5298551B2 (ja) 鋼管の刻印装置
JPH06182460A (ja) C形鋼材の加工機械
JP6744626B2 (ja) スクライブ方法並びにスクライブ装置
CN1207531C (zh) 用于测量元件安装装置的偏移的板及其测量方法
JP4620510B2 (ja) プリント基板加工機
US20110276171A1 (en) Method for machining tubes
US10393494B2 (en) Straightness checking method
JP2017209827A (ja) ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法
KR102677564B1 (ko) 동심도 측정기
JP2740141B2 (ja) 穿孔装置
JP2010284923A (ja) 丸鋸の切断用鋸刃及びこれに用いる面取り基準治具
JP3010421U (ja) スリーブ位置出し装置
JPH05220646A (ja) 穴あけプレスにおけるプリント基板の位置決め方法及び装置
JPH04135186A (ja) 産業用走行ロボットの基準位置決め方法と装置
JP2000176865A (ja) ケガキ治具
KR20240100333A (ko) 표시패널을 이용한 동심도 측정기
KR20240100332A (ko) 동심도 및 진원도 복합 측정기
JPS58149109A (ja) 穿孔装置
CN117536438A (zh) 一种木模板辅助作业装置及方法
JPH09271955A (ja) スポット溶接ガンの面直ゲージ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121011

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20121011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5298551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees