JP5298476B2 - 誘導同期モータ - Google Patents

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Description

本発明は、誘導モータおよび同期モータとして回転する誘導同期モータに関する。
誘導同期モータに関する発明としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
特許文献1に記載の電動発電機は、固定子であるステータコアに1次導体であるステータコイルを配置し、電動発電機の回転子(ロータ)の外周表面に複数個の2次導体を配置し、かつ回転子(ロータ)の内部には複数個の永久磁石を配置したものである。そして上記の2次導体は回転子(ロータ)の両端面で電気的結合して、いわゆるかご形の回転子を形成している。そして電動発電機の力行中は、上記のかご形の回転子が誘導モータとして作用する。また電動発電機の回生中は、低回転領域で上記のかご形の回転子が誘導発電機として作用し、高回転領域で上記の永久磁石を具えた回転子が永久磁石型同期発電機として作用する。よって全回転領域で良好な発電特性を得られるようにしたものである。
特開2001−103610号公報
しかし、上記従来のような電動発電機にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。 つまり、力行中は誘導モータのトルクしか得られず、永久磁石型同期モータとしてのトルクを出力として取り出すことができなかった。
また、回転子(ロータ)を誘導モータあるいは永久磁石型同期モータの一方のみに切り替えて活用するとしても、回転子(ロータ)の重量が、一般的な誘導モータの回転子や一般的な永久磁石型同期モータの回転子と比較して重くなり、トルクの出力効率が低下する。
さらに、誘導モータから永久磁石型同期モータに切り替える際、あるいはその逆に切り替える際、引用文献1記載の電動発電機ではヒステリシス領域を設けることから、運転効率の低下を回避することができない。
本発明は、上述の実情に鑑み、誘導モータとしても同期モータとしても運転可能な誘導同期モータを、効率的に運転することができる技術を提案するものである。
この目的のため本発明による誘導同期モータは、請求項1に記載のごとく、ステータのコイルとの間で作用する電磁誘導により誘導モータとして回転するIMロータと、前記コイルの回転磁界により同期モータとして回転するPMロータとを出力軸で結合した誘導同期モータであって、該誘導同期モータの温度を検出する温度検出手段を設け、前記IMロータを回転させる誘導モータ用電流と、前記PMロータを回転させる同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流を前記コイルに流すよう構成し該検出した温度が通常の温度領域を超える場合には、前記誘導モータ用電流の電流振幅を増大補正することを特徴としたものである。
また、本発明による誘導同期モータは、ステータのコイルとの間で作用する電磁誘導により誘導モータとして回転するIMロータと、前記コイルの回転磁界により同期モータとして回転するPMロータとを出力軸で結合した誘導同期モータであって、前記IMロータを回転させる誘導モータ用電流と、前記PMロータを回転させる同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流を前記コイルに流すよう構成し、前記PMロータが共振する回転数領域で、該PMロータが回転する場合には、前記誘導モータ用電流の電流振幅を増大補正することを特徴としたものである。
かかる本発明の構成によれば、力行中にIMロータおよびPMロータを同時に駆動するため、力強いトルクを得ることが可能になる。従来の誘導同期モータと同等のトルク出力を要求するのであれば、従来よりも、PMロータの永久磁石を減らすことができ、モータ出力効率を向上することができる。
また、誘導モータから同期モータへ、あるいはその逆へ、切り替えて運転するものではないことから、ヒステリシス領域を設定する必要がなく、運転効率を損なうことがない。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例になる誘導同期モータを、回転軸Oを含む平面で一部破断し、その断面を見た状態を模式的に示す縦断面図である。
第1実施例になる誘導同期モータ11は、ロータとステータとを軸線O方向に対向配置したアキシャルギャップ型の回転電機であって、ステータの軸線O方向両側に、それぞれロータ6およびロータ7を配置し、各ロータ6,7を共通するステータ1で力行・回生する2ロータ1ステータ構造である。
ステータ1は円環状であり、外周縁でモータケース2に支持固定される。またステータ1の中央部には、孔3を設け、出力軸4を貫通させる。この出力軸4は軸受で回動自在に支持される。ステータ1のうち中心孔3より外径側の部位には、複数のステータ鉄心5を周方向に等間隔となるよう配置する。強磁性体材料からなるステータ鉄心5は、誘導同期モータ11の回転軸O方向に延在し、両端がそれぞれ、後述するロータ6,7と向き合う。それぞれのステータ鉄心5の中程には、コイル8を巻回する。
ステータ1端面の一方には、エアギャップを介してPMロータ6を対向配置する。PMロータ6は円盤状であり、PMロータ6の中央に前述の出力軸4を結合する。PMロータ6には、複数の永久磁石9を周方向に等間隔となるよう配置する。PMロータ6は、ステータ1のコイル8の回転磁界により同期モータとして回転する。
ステータ1端面の他方には、エアギャップを介してIMロータ7を対向配置する。IMロータ7は円盤状であり、IMロータ7の中央に前述の出力軸4を結合する。IMロータ7は、ステータ1の界磁により誘導モータとして回転する。IMロータ7は、いわゆるかご型であってもよい。
本実施例では、PMロータ6を駆動する間、PMロータ6とステータ鉄心5とで形成される磁気回路が、IMロータ7を通り易く、PMロータ6およびIMロータ7を同時駆動することができる。
IMロータ7とステータ1のコイル8との間で電磁誘導を作用させるべく、コイル8にはインバータ制御により交流電流を通電する。そして交流電流の振幅および周波数を制御することにより、ロータ6,7の出力トルクおよび回転数を任意に調整し、誘導同期モータ11の運転を実行する。図2に示すグラフは、コイル8に通電する交流電流を表す。図2中、IMはIMロータ7を回転させる誘導モータ用電流である。また、PMは、PMロータ6を回転させる同期モータ用電流である。そして、これら誘導モータ用電流および同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流をステータ5のコイル8に流す。
なお、複合電流については本出願人による特開平11−275826に記載の技術を用いる。
次に本発明の第2実施例について説明する。
図3は、第2実施例になる誘導同期モータを、回転軸Oを含む平面で一部破断し、その断面を見た状態を模式的に示す縦断面図である。
この第2実施例の基本構成は、上述した第1実施例と共通するため、同一部材については、共通する符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
第2実施例の誘導同期モータ21も、2ロータ1ステータ構造である点で第1実施例の誘導同期モータ11と共通するが、IMロータ27を円筒状に形成してステータ1の内径側に配置した点で相違する。つまり、誘導同期モータ21は、PMロータ6をアキシャルギャップ型とし、IMロータ27をラジアルギャップ型とした回転電機である。
このため図3に示すように、ステータ1端面の一方は、エアギャップを介してPMロータと対向する。また、ステータ1端面の他方では、ステータ鉄心5の端部5bをステータ1の他方端面1bから突出させる。そして、端部5bのうち回転軸Oに近い内径側部5bnを、回転軸Oと同軸の凹んだ円弧形状に形成する。
内径側部5bnよりも内径側には、エアギャップを介して円筒形状のIMロータ27を配置する。これにより、径方向外側と内側にステータ1とIMロータ27と配設して、PMロータについては前述したアキシャルギャップ型、IMロータに関してはラジアルギャップ型となる。複数あるステータ鉄心5の内径側部5bnはIMロータ27の外周表面を取り囲む。IMロータ27の中央には出力軸4の他端部を結合する。なお出力軸4の一端部にはPMロータ6を結合する。
IMロータ27は、ステータ1の界磁により誘導モータとして回転する。IMロータ27は、いわゆるかご型であってもよい。
次に本発明の第3実施例について説明する。
図4は、第3実施例になる誘導同期モータを、回転軸Oを含む平面で一部破断し、その断面を見た状態を模式的に示す縦断面図である。
この第3実施例の基本構成は、上述した第1実施例と共通するため、同一部材については、共通する符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
第3実施例の誘導同期モータ31も、2ロータ1ステータ構造のアキシャルギャップ型回転電機である点で第1実施例の誘導同期モータ11と共通するが、ステータ1のコイル38をトロイダル巻にした点で相違する。
このため図4に示すように、ステータ1には、複数個のコイル38を周方向に均等な間隔で配置する。これらコイル38はいずれも、軸Oと中心とする円環を共通の基準中心として巻回したトロイダル巻のものである。それぞれのコイル38の中心には、強磁性体材料からなるステータコアを貫通させる。Oを中心として周方向に延在するこれらステータコアの両端は、軸O方向かつ径方向に拡幅して図4に示すよう矩形35となる。矩形35は、ロータ6,7と対向するに足りる周方向厚みを具える。つまり、ステータコア矩形部35のうち軸O方向両端にあるそれぞれ辺のうち、一方の辺をなす平面35aを、PMロータ6と対向させる。また他方の辺をなす平面36bを、IMロータ7と対向させる。そして、ステータコア矩形部35のうち外径側の辺を樹脂36でモータケース2に支持固定する。
次に本発明の第4実施例について説明する。
図5は、第4実施例になる誘導同期モータを、回転軸Oを含む平面で一部破断し、その断面を見た状態を模式的に示す縦断面図である。
この第4実施例の基本構成は、上述した第3実施例と共通するため、同一部材については、共通する符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
第4実施例の誘導同期モータ41も、2ロータ1ステータ構造である点で第3実施例の誘導同期モータ31と共通するが、IMロータ47を円筒状に形成してステータ1の内径側に配置した点で相違する。つまり、誘導同期モータ41は、PMロータ6をアキシャルギャップ型とし、IMロータ47をラジアルギャップ型とした回転電機である。
このため図5に示すように、ステータ1端面の一方は、エアギャップを介してPMロータ6と対向する。またステータ1の内径側には、エアギャップを介して円筒形状のIMロータ47を配置する。これにより、径方向外側と内側にステータ1とIMロータ47と配設することとなり、ラジアルギャップ型となる。ステータコア矩形部35のうち内径側の辺35cはIMロータ47の外周表面と向き合う。IMロータ47の中央には出力軸4を結合する。なお出力軸4の一端にはPMロータ6を結合する。
IMロータ47は、ステータ1の界磁により誘導モータとして回転する。IMロータ47は、いわゆるかご型であってもよい。
つぎに、上述した各実施例の誘導同期モータ11,21,31,41の運転制御について説明する。
出力軸4のトルクおよび回転数を制御する図示しないモータコントローラは、図6に示す制御プログラムを実行することにより、PMロータの出力トルク(以下、同期トルクという)およびIMロータの出力トルク(以下、非同期トルクという)を同時かつ最適に制御する。
ここで付言すると、同期トルクおよび非同期トルクを合計したトルクが出力軸4のトルク、すなわち誘導同期モータ11,21,31,41の出力トルク、となる。また、図1、図3〜図5から明らかなように、相互に結合したPMロータ6およびIMロータ7の回転数は出力軸4の回転数に一致する。
まず図6のステップS1においては、誘導同期モータ11,21,31,41に設けた図示しない回転数センサや、出力トルクセンサなどの各種センサからの出力軸4の回転数および出力トルクを読み込む。
また、誘導同期モータ11,21,31,41は電気自動車ないしハイブリッド車の動力源として用いられ、ステップS1においては運転者が操作するアクセルペダルの踏み込み量APOおよび車速VSPを読み込む。
次のステップS2においては、ステップS1で読み込んだAPOおよびVSPから出力軸4の目標出力トルクtTを算出する。
またステップS2では、運転者の要望や、車両自身の運転状態や、車両外部の走行環境などから、
誘導同期モータを駆動する力行運転の効率が最大になる最大効率制御と、
誘導同期モータのモータ出力トルクが最大となる最大トルク制御と、
永久磁石9の温度が適正な使用状態における通常の温度領域を超えないよう保護する磁石温度制御と、
誘導同期モータの共振を防止する振動制御とのうち、いずれを選択するかを判断する。
例えば、誘導同期モータの温度を検出するセンサからの信号が所定の閾値以上になった場合、磁石温度制御を選択する。
また例えば、出力軸4の回転数を検出するセンサからの信号が、PMロータ6共振の固有振動数を含む所定範囲になった場合、振動制御を選択する。
次のステップS3においては、上記ステップS2で選択した制御に則って上記の目標トルクtTを実現するべく、予め記憶された算出式または図示しないマップを参照して、非同期トルクに対する同期トルクの割合である制御比率Aを求める。制御比率Aは、上述した最大効率制御なのか、最大トルク制御なのか、磁石温度制御なのか、振動制御なのかによって異なる。
そして、出力すべき目標トルクtTを制御比率Aで配分して、目標同期トルクおよび目標非同期トルクを算出する。目標同期トルクについては次のステップS4以降で処理し、目標非同期トルクについては次のステップS6以降で処理する。
ステップS4においては、上記ステップS1で読み込んだ情報から誘導モータのすべり量を算出する。
次のステップS5においては、上記ステップS4で算出したすべり量に基づき、予め記憶されたIM電流マップ(図示せず)を参照して、上述した目標非同期トルクを達成する誘導モータ用電流の目標電流を求める。
例えば、上記ステップS2で最大効率制御を選択する場合は、モータ効率が最大になるように誘導モータ用電流の電流振幅を設定する。
あるいは、上記ステップS2で最大トルク制御を選択する場合は、IMロータ7の出力トルクが最大となるように誘導モータ用電流の電流振幅を設定する。
あるいは、上記ステップS2で磁石温度制御を選択する場合は、誘導モータ用電流の電流振幅を通常よりも増加させる。
あるいは、上記ステップS2で振動制御を選択する場合は、誘導モータ用電流の電流振幅を通常よりも増加させる。
またステップS6においては、予め記憶されたPM電流マップ(図示せず)を参照して、上記ステップS3で算出した目標同期トルクを達成する同期モータ用電流の目標電流を求める。
例えば、ステップS2で最大効率制御を選択する場合は、モータ効率が最大になるように同期モータ用電流の電流振幅を設定する。
あるいは、上記ステップS2で最大トルク制御を選択する場合は、目標出力トルクtTが最大になるように同期モータ用電流の電流振幅を設定する。
そしてステップS7においては、上記ステップS5で算出した誘導モータ用目標電流と、上記ステップS6で算出した同期モータ用目標電流とからなる複合電流を生成するよう、図示しないインバータ回路に電流指令値を出力する。そして本制御を抜ける。
上述および図6に示す制御プログラムを実行することにより、誘導同期モータ11,21,31,41の出力トルクは、図7のグラフに破線で示す従来の誘導同期モータと比較して、図7のグラフに実線で示すような力強いものとなる。
図7において、横軸は出力軸4の回転数N[rpm]を、縦軸はモータ主力トルクT[Nm]を示す。また、実線は誘導同期モータ11,21,31,41の出力トルクを示す。破線は従来の誘導(IM)モータの出力トルクおよび従来の誘導(IM)モータの出力トルクを示し、誘導同期モータ11,21,31,41のうちのPMロータ6のみを力行する場合と、IMロータ7のみを力行する場合に相当する。
これまでに説明したように誘導同期モータ11,21,31,41は、ステータ1のコイル8との間で作用する電磁誘導により誘導モータとして回転するIMロータ7と、コイル8の回転磁界により同期モータとして回転するPMロータ6とを出力軸4で結合した誘導同期モータであって、IMロータ7を回転させる誘導モータ用電流と、PMロータ6を回転させる同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流をステータ1のコイル8に流すよう構成したことから、
力行中にIMロータおよびPMロータを同時に駆動するため、力強いトルクを得ることが可能になる。従来の誘導同期モータと同等のトルク出力を要求するのであれば、従来よりも、PMロータの永久磁石を減らすことができ、モータ出力効率を向上することができる。
具体的には、図6にフローチャートで示す演算処理を実行して、ステップS2で最大効率制御を選択する場合は、上述した誘導モータ用電流の電流振幅および上述した同期モータ用電流の電流振幅を、モータ効率が最大になるように設定する。
あるいはステップS2で最大トルク制御を選択する場合は、上記ステップS5およびS6で誘導モータ用電流の電流振幅および上記の同期モータ用電流の電流振幅を、モータ出力トルクが最大となるように設定する。
あるいはステップS2で磁石温度制御を選択する場合は、上記ステップS5で誘導モータ用電流の電流振幅を、磁石温度制御を選択しない通常の電流振幅よりも増大側に補正する。
これにより、永久磁石9が高温に晒され減磁しないよう、誘導同期モータを保護することが可能になる。
あるいはPMロータ6の回転数がPMロータ6共振の固有振動数を含む回転数領域である場合には、上記ステップS5で誘導モータ用電流の電流振幅を、振動制御を選択しない通常の電流振幅よりも増大側に補正する。
これにより、PMロータ6の共振を回避乃至軽減することができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。例えば、第1〜第4実施例の誘導同期モータ11,21,31,41の運転は、モータとして力行運転する他、発電機として回生運転も可能であること勿論である。
また図6のステップS2で振動制御を選択し、IMロータ7が共振し得る場合に、ステップS6で同期モータ用電流の電流振幅を通常よりも増加させるものであってもよい。具体的には出力軸4の回転数がIMロータ7共振の固有振動数を含む所定範囲になった場合に、同期モータ用電流の電流振幅を通常よりも増加させる制御を実行する。
本発明の第1実施例になる誘導同期モータを模式的に示す縦断面図である。 同実施例においてステータの電機子コイルに流れる複合電流を示すグラフである。 本発明の第2実施例になる誘導同期モータを模式的に示す縦断面図である。 本発明の第3実施例になる誘導同期モータを模式的に示す縦断面図である。 本発明の第4実施例になる誘導同期モータを模式的に示す縦断面図である。 各実施例の制御プログラムを示す縦断面図である。 各実施例のモータ出力トルクを示すグラフである。
符号の説明
1 ステータ
2 モータケース
4 出力軸
5 ステータコア
6 PMロータ
7 IMロータ
8 コイル
9 永久磁石
11,21 誘導同期モータ
27 IMロータ
31 誘導同期モータ
38 コイル
41 誘導同期モータ
47 IMロータ

Claims (4)

  1. ステータのコイルとの間で作用する電磁誘導により誘導モータとして回転するIMロータと、前記コイルの回転磁界により同期モータとして回転するPMロータとを出力軸で結合した誘導同期モータであって、
    該誘導同期モータの温度を検出する温度検出手段を設け、
    前記IMロータを回転させる誘導モータ用電流と、前記PMロータを回転させる同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流を前記コイルに流すよう構成し
    該検出した温度が通常の温度領域を超える場合には、前記誘導モータ用電流の電流振幅を増大補正することを特徴とする誘導同期モータ。
  2. ステータのコイルとの間で作用する電磁誘導により誘導モータとして回転するIMロータと、前記コイルの回転磁界により同期モータとして回転するPMロータとを出力軸で結合した誘導同期モータであって、
    前記IMロータを回転させる誘導モータ用電流と、前記PMロータを回転させる同期モータ用電流とを重畳して複合電流を生成し、該複合電流を前記コイルに流すよう構成し
    前記PMロータが共振する回転数領域で、該PMロータが回転する場合には、前記誘導モータ用電流の電流振幅を増大補正することを特徴とする誘導同期モータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の誘導同期モータにおいて、
    前記誘導モータ用電流の電流振幅および前記同期モータ用電流の電流振幅を、モータ効率が最大になるように設定することを特徴とする誘導同期モータ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の誘導同期モータにおいて、
    前記誘導モータ用電流の電流振幅および前記同期モータ用電流の電流振幅を、モータ出力トルクが最大となるように設定することを特徴とする誘導同期モータ。
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