JP5297777B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ、尿とりパッド、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品として、肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備えたものがある。従来、斯かる構成の使い捨ておむつに、溶解中に熱を吸収する冷却剤を配したものが提案されている(特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2に記載の技術は、何れも、おむつ着用者に排尿を認識させ、おむつ離れを促進させることを目的としたものである。
特許文献1には、冷感剤(冷却剤)をコアとしてシェルで包んでなるマイクロカプセル化材を、おむつの肌当接面の一部、例えば表面シートや立体ギャザーにおけるおむつ着用者の肌側に露出する面に塗布する技術が記載されている。このマイクロカプセル化材は、尿成分と接することにより該冷却剤が外部に流出するようになされている。
特許文献2には、浸透性層と不浸透性層との間に温度変化物質(冷却剤)を介在させてなる温度変化要素を、おむつの表面シートの肌当接面上、あるいは表面シートの非肌当接面上に取り付ける技術が記載されている。
特開2008−6277号公報 特表2004−525730号公報
従来の使い捨ておむつにおいては、排尿直後に、吸収体内に吸収された尿が水蒸気として吸収体外に放出されることがあり、このような尿の蒸散により、おむつ内の湿度が上昇し、ムレや皮膚のトラブルの原因になるという課題があった。斯かる課題を解決した技術は未だ提供されていない。
従って、本発明の目的は、ムレや皮膚のトラブルとなる尿の蒸散を抑制し、快適性に優れる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備えた吸収性物品であって、前記表面シートと前記裏面シートとの間に、着用者が***した尿に溶解して吸熱する冷却剤が配されており、且つ該表面シートが3.5kPa荷重時の厚み0.3mm以上、坪量50g/m2以下である嵩高不織布から形成されている吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明によれば、ムレや皮膚のトラブルとなる尿の蒸散が抑制され、快適性に優れた吸収性物品を提供することができる。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態(展開状態)を模式的に示す肌当接面側(表面シート側)の平面図、図2は、図1のX−X線断面を模式的に示す断面図である。
第1実施形態のおむつ1は、図1及び図2に示すように、肌当接面を形成する液透過性の表面シート2、非肌当接面を形成する液不透過性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に配置された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長に形成されている展開型のものである。おむつ1は、背側部A、腹側部B及びこれらの間に位置する股下部Cを長手方向に有している。背側部Aは着用者の背側に位置する部位、腹側部Bは着用者の腹側に位置する部位、股下部Cは着用者の股下に位置する部位である。股下部Cは、おむつ1の長手方向中央部に位置している。尚、本明細書において、肌当接面は、吸収性物品及びその構成部材における着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、吸収性物品及びその構成部材における着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
おむつ1は、股下部Cの長手方向に沿った両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、全体として長手方向中央部が内方に括れた砂時計状の形状となっている。表面シート2は、吸収体4よりも外形寸法の大きい略矩形状の平面視形状を有しており、裏面シート3の幅方向中央部に配されている。裏面シート3は、おむつの外形形状に一致する砂時計状の外形を有している。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ吸収体4の長手方向両端縁部及び幅方向両側縁部から外方に延出しており、それらの延出部において直接的に又は他の部材を介在させて接着剤やシール接合等の接合手段により互いに接合されている。
吸収体4は、平面視して矩形形状をしており、その長手方向をおむつ1の長手方向に一致させておむつ1の略中央部に配されている。吸収体4は、液保持性の吸収性コアそのもの又は該吸収性コアを液透過性のコアラップシートで包んだ形態をしている。吸収性コアは、パルプ繊維等の親水性繊維を主体とし、好ましくは粒子状の吸水性樹脂を含んでいる。コアラップシートは、通常、吸収性コアの肌当接面側及び非肌当接面側の全域を覆うように配される。コアラップシートと吸収性コアとの間は、所定の部位においてホットメルト粘着剤等の接合手段により接合される。
図2に示すように、表面シート2と裏面シート3との間には、おむつ着用者が***した尿に溶解して吸熱する冷却剤5が配されている。表面シート2と裏面シート3との間に冷却剤5が配されていることにより、冷却剤5が***された尿と反応して熱を吸収し、これにより、尿の蒸散、延いてはおむつ1内の湿度の上昇が抑えられ、ムレや皮膚のトラブルの発生を未然に防止できる。第1実施形態においては、冷却剤5は、表面シート2と吸収体4との間に配されている。
冷却剤5は、常温で粒子状の固体であり、第1実施形態においては、吸収体4の肌当接面(表面シート2との対向面)上において、排尿ポイント及びその近傍に均一に分散した状態で存している。排尿ポイントは、おむつ着用時に着用者の排尿部が位置する部位であり、おむつ1の長手方向中央部よりもやや腹側部A側に偏倚した部位に存している。冷却剤5は、排尿ポイント及びその近傍において、表面シート2の非肌当接面(吸収体との対向面)及び/又は吸収体の肌当接面に塗布されたホットメルト接着剤等の接合手段によって、両面の少なくとも一方に接合固定されている。
冷却剤5としては、尿(水)と混合したときに吸熱反応により冷却作用を示すものであれば特に制限されず、例えば、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等の塩水和物;硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、塩化カリウム、硝酸ナトリウム等の無機塩;尿素;キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、ラクチトール等の糖アルコール及び他の糖類等が挙げられる。
冷却剤5は一般に粒子の形態であるが、それ以外の形態の冷却剤を用いても良い。粒状の冷却剤5の形状は特に制限されず、例えば不定形状、塊状、俵状、球状、球状が複数凝集した形状等を用いることができる。また、粒状の冷却剤5の平均粒径は、着用感の観点から、0.1〜10000μm、特に1〜100μmであることが好ましい。
冷却剤5の坪量(散布量)は、尿の蒸散抑制効果及び着用感に影響を与える、冷却剤5によるエネルギー変化量を考慮し、冷却剤5の種類に応じて適宜設定することが好ましい。冷却剤5によるエネルギー変化量は、尿の蒸散抑制効果と着用感とのバランスの観点から、好ましくは0.001〜10.0kJ/cm2、更に好ましくは0.01〜0.1kJ/cm2である。冷却剤5によるエネルギー変化量を斯かる範囲にするためには、例として尿素を冷却剤5として用いた場合、その坪量(散布量)は10〜4000g/m2、好ましくは500〜2000g/m2である。尚、第1実施形態においては、上述したように、冷却剤5はおむつ1の排尿ポイント(***された尿を直接受ける部分)及びその近傍にのみ存しているが、吸収体4の肌当接面(表面シート2との対向面)の全域に存していても良く、その場合における冷却剤5の坪量は前記範囲とすることができる。前記エネルギー変化量は次のようにして測定することができる。
<冷却剤によるエネルギー変化量の測定方法>
50℃の水1kgに冷却剤を、サンプルに散布する1m2当たりに相当する重量分(吸収性物品における冷却剤の坪量)だけ溶解させてその溶解液の水温(冷却後の水温)T℃を測定し、これと水の比熱4.2J/K・kgとを用いて、次式により冷却剤によるエネルギー変化量を算出する。 冷却剤によるエネルギー変化量(kJ/cm2)=(50−T)/42000
第1実施形態のおむつ1においては、表面シート2と裏面シート3との間に冷却剤5が配されていることに加えて、表面シート2が嵩高不織布から形成されている。表面シート2を嵩高不織布から形成している理由は、冷却剤5によって冷却された尿の温度を着用者の肌に伝わりにくくするためである。嵩高不織布は、その内部に、該不織布の構成繊維によって画成される空間部(繊維等の不織布構成成分が存在していない部分)を多数有しており、不織布の全体積に占める空間部の割合(空間占有率)が大きい。このような特徴を有する嵩高不織布を着用者の肌と当接する表面シート2に用いることにより、該表面シート2(嵩高不織布)が断熱層として作用し、冷却剤5によって冷却された尿の温度が着用者に伝わりにくくなる。嵩高不織布の空間占有率は、好ましくは80%以上、更に好ましくは90〜95%である。逆に、空間占有率が80%未満の不織布は、嵩高不織布とは言い難い。不織布の空間占有率は次のようにして測定される。
<不織布の空間占有率の測定方法>
測定対象の不織布の直方体あるいは立方体形状のサンプルを用意し、該サンプルの体積を算出して、これを不織布体積とする。尚、吸収性物品から前記サンプルを採取して用意した場合、該サンプルの不織布体積は、該吸収性物品の長手方向の長さと、幅方向の長さと、厚み方向の長さ(3.5kPa荷重時の厚み)との積に相当する。また、前記サンプルを高温(200℃)で加熱し溶解させ、その溶解物の内部に空気を含まないように該溶解物を室温で冷却固化させ、その固化物の体積を算出して、これを繊維分体積とする。そして、次式により不織布の空間占有率を算出する。 不織布の空間占有率(%)=100−(繊維分体積/不織布体積)×100
尚、前記空間占有率の測定方法におけるサンプルの厚み方向の長さ、即ち3.5kPa荷重時の厚みは、KES-G5ハンディー圧縮試験機(カトーテック株式会社製)を用いて常法に従って測定することができる。本明細書において、3.5kPa荷重時の厚みは、特に断らない限り、斯かる測定方法による測定値を意味する。荷重3.5kPaは、幼児が座った際にかかる圧力に略相当する。
前記嵩高不織布は、上述した効果が確実に奏されるようにする観点から、3.5kPa荷重時の厚み0.3mm以上、坪量50g/m2以下であるものが好ましい。特に好ましい嵩高不織布は、3.5kPa荷重時の厚みが好ましくは0.3〜10mm、更に好ましくは0.5〜3mmで且つ坪量が好ましくは15〜50g/m2、更に好ましくは20〜45g/m2のものである。冷却剤5によって冷却された尿の温度を着用者の肌に伝わりにくくする観点からは、嵩高不織布の3.5kPa荷重時の厚みは大きいほど好ましいが、該厚みが大きくなると、尿が嵩高不織布(表面シート)に残りやすくなるため、該厚みは前記範囲とすることが好ましい。
前記嵩高不織布としては、例えば、3.5kPa荷重時の厚み及び坪量がそれぞれ前記範囲にある、エアスルー不織布及びスパンレース不織布等が挙げられる。嵩高不織布は、例えば、エアスルー不織布やスパンレース不織布等の各種不織布に公知のギア延伸法等による延伸加工を施すことによって得られる。斯かる延伸加工によって得られる嵩高不織布は、後述するように、表面に凹凸形状を有する(立体賦形がなされた)凹凸シートであり、本発明で好ましく用いられる。特に、エアスルー不織布の凹凸シートが好ましい。
特に好ましい前記嵩高不織布の一例として、例えば図3に示す凹凸シート20が挙げられる。凹凸シート20は、着用者の肌側に向けられる第1層21と外方側に配される第2層22とを有している。第1層21には着用者の肌側に向けて突出した多数の凸部23が形成されている。凸部23の内部は空洞になっている。凸部23間は凹部24になっている。凹部24の一部又は全部において、第1層21と第2層22とが接合されている。両層21,22の接合は、熱融着、接着剤による接着、超音波接合等から適宜選択できる。
凸部23はその底面が矩形である。また凸部23は、全体として稜線が丸みを帯びた扁平な直方体又は截頭四角錐体となっている。一方、凹部24も矩形となっている。また、凸部23及び凹部24は、交互に且つ一方向に列をなすように配置されている。図3に示す凹凸シート20においては、同図中X方向に沿って凸部23及び凹部24が交互に配置され列をなしている。このX方向は、凹凸シート20の製造工程における流れ方向(MD)と一致する。凸部23及び凹部24からなる列は、図3中Y方向に亘って多列に配置されている。
凹凸シート20においては、一の列における任意の一つの凸部23に着目したときに、該列に隣り合う左右の列においては、該一つの凸部23と隣り合う位置に他の凸部23が位置していない。「一つの凸部と隣り合う位置に凸部が位置していない」とは、一つの凸部に着目したときに、隣り合う列の完全に同位置に、凸部が位置していないことを意味している。つまり、図3におけるY方向に関して、隣り合う列間における凸部23が完全に連なるように凸部が配置されていないことを意味する。従って、一つの凸部23と隣り合う位置には、該凸部23の一部と接合部(凹部24における第1層21と第2層22との接合部)の一部の双方が存在していても良く、あるいは該接合部のみが存在していてもよい。
凹凸シート20においては、隣り合う2つの列において、凹部24は半ピッチずつずれて配置されている。従って、一の列における任意の一つの凹部24に着目したときに、該一つの凹部24はその前後及び左右が凸部23によって取り囲まれて形成された、閉じた凹部となっている。つまり、凹部24は千鳥格子状に配置されている。従って、凸部23も同様に千鳥格子状に配置されている。凸部23及び凹部24がこのように配置されていることで、凹凸シート20を表面シート2として用いた場合に、上述した、冷却剤5によって冷却された尿の温度を着用者の肌に伝わりにくくする効果に加えて、身体との接触圧が低くなり、装着感が良好になるという効果が奏される。
上述した効果を一層顕著なものとする観点から、凸部23はその高さH(図3参照)が、1〜10mm、特に3〜6mmであることが好ましい。また、X方向(列方向)に沿う凸部23の底部寸法Pは2〜30mm、特に2〜5mmであることが好ましく、Y方向(列方向と直交する方向)に沿う底部寸法Qは2〜30mm、特に2〜5mmであることが好ましい。また、凸部23の底面積は4〜900mm2、特に4〜25mm2であることが好ましい。また、X方向(列方向)での凹部24の接合長さRは、0.1〜20mm、特に0.5〜5mmであることが、肌触りが良好でクッション感が高い点から好ましい。
また凹凸シート20においては、第1層21と第2層22との間に多数の弾性部材(図示せず)が伸長状態で配されていても良い。この場合、各弾性部材は例えば、所定の間隔をおいて第1層21及び第2層22に接合固定され、且つ両層21,22間において、凸部23と凹部24とが交互に配置されてなる列(図3中X方向の列)と同方向に配される。また、各弾性部材は例えば、第1層21と第2層22とが互いに接合されていない、凸部23の幅方向中心部を通るように配されることで、凹部24では両層21,22と接合状態とされ、凸部23では両層21,22と非接合状態とされる。このように凹凸シート20における弾性部材が両層21,22に対して部分的に接合されていることで、自然状態(弛緩状態)において凹凸シート20には該弾性部材の長さ方向と直交する方向に規則的なひだが形成される。このひだは、凹凸シート20の幅方向に亘って連続的に延びているので、見た目に非常に美しい。このように外観の良好なひだは、前記弾性部材が、その両端部間の部分において、第1層21及び第2層22と非接合状態になっていることに起因して形成される。
凹凸シート20を構成する第1層21及び第2層22は、同一の又は異なるシート状物からなる。このシート状物としては、実質的に非伸縮性であるものが、所望する寸法の凹凸形状を得る点で好ましい。実質的に非伸縮性であるシート状物とは、例えば伸長限界が105%以下であり、それを超える伸長では材料破壊を起こすか又は永久歪みが発生するものをいう。斯かるシート状物としては、従来公知の吸収性物品に用いられる材料において、実質的に非伸縮性であるものであれば、特に制限無く使用することができる。例えばカード法により製造された不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布等の種々の不織布が挙げられる。また、開口手段によって液透過可能とされたフィルム等も使用することができる。シート材物として不織布を用いる場合、その構成繊維の繊度は1〜20dtex、特に1.5〜4dtexであることが、表面シートの強度確保、肌触りの向上等の点から好ましい。
第1層21の坪量は、10〜45g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。一方、第2層22の坪量は、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2であることが好ましい。尚、第1層21と第2層22との坪量の合計は、50g/m2以下であることが好ましい。
また、凹凸シート20を構成する前記弾性部材の構成材料としては、例えば使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができ、素材としては、例えばスチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状または紐状(平ゴム等)またはテープ状のもの、或いはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
凹凸シート20は、互いに噛み合う歯溝を有する一対のギアを用い、該ギアにシートを噛ませるギア延伸法によって製造することができる。ギアの形状は、歯溝を歯車状に噛み合わせた一対のギアロール(波状ロール)でも良く、平板状でも良い。凹凸シート20は、例えば本出願人の先の出願に係る特開2005−319370号公報に記載の立体シートの製造方法に準じて製造することができる。
以下、第1実施形態のおむつ1について更に説明する。おむつ1は、図1及び図2に示すように、その長手方向の両側に、一側縁部側が固定され且つ他側縁部側が表面シート2の肌当接面側に起立可能な一対の立体ギャザー10,10を具備している。立体ギャザー10は、帯状シート11と、該帯状シート11に伸長状態で固定された1本又は複数本(第1実施形態では2本)の立体ギャザー形成用弾性部材12とを具備している。帯状シート11は、図2に示すように、その幅方向の一側縁部側が、他の部材の肌当接面上に固定され且つその固定縁部13を立ち上がり基端13として、帯状シート11における該一側縁部側とは反対側の他側縁部側が表面シート2の肌当接面の上方に起立可能になされている。帯状シート11は、立ち上がり基端部13からおむつ1の幅方向外方に延出し、その延出部において裏面シート3と接合されている。また帯状シート11は、おむつ1の長手方向の前後端部においても、表面シート2又は裏面シート3上に接合されている。
おむつ1の長手方向に沿った両側部それぞれには、1本又は複数本(第1実施形態では2本)のレッグ弾性部材14が略直線状に配されている。レッグ弾性部材14は、立体ギャザー形成用弾性部材12よりも幅方向外方において、帯状シート11と裏面シート3との間に伸長状態で挟持固定されている。これによってレッグギャザーが形成されている。
また、背側部Aにおけるおむつ1の長手方向端部及びその近傍(ウエスト部)には、ウエスト弾性部材15が配設されてウエストギャザーが形成されている。ウエスト弾性部材15は、帯状の形態を有し、おむつ10の幅方向に沿って略全幅に亘って、表面シート2と裏面シート3との間に挟持固定されている。更に、背側部Aにおける胴回り部の両側部には、それぞれ複数本の胴回りギャザー形成用弾性部材16が配設されて左右一対の胴回りギャザーが形成されている。胴回りギャザー形成用弾性部材16は、幅方向に沿って略直線状に配され、表面シート2と裏面シート3との間に挟持固定されている。背側部Aにおける前記胴回り部は、図1に示すようにおむつ1を、その各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態(展開状態)とし、背側部A側を上側、腹側部B側を下側と考えた場合に、前記ウエスト部よりも下方に位置し且つ股下部Cよりも上方に位置する領域である。
また、第1実施形態のおむつ1は展開型のおむつであり、長手方向の一方の端部においては、その両側縁部に一対のファスニングテープ17が取り付けられている。また、腹側部Bの外表面(非肌当接面)上には、ファスニングテープ17の止着用のランディングテープ18が貼付されている。
おむつ1における各部の形成材料について説明すると、裏面シート3及び帯状シート11(立体ギャザー形成用シート)としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができ、例えば、透湿性又は非透湿性の樹脂フィルム(開孔フィルム);該樹脂フィルムと不織布との積層体;撥水性不織布(サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンースパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンーメルトブローンースパンボンド不織布等)等を用いることができる。また、前記各種弾性部材12,14,15,16としては、上述した凹凸シート20を構成する弾性部材と同様のものを用いることができる。
また、吸収体4としては、当該技術分野において吸収体として用いられるものを特に制限無く用いることができ、例えば、木材パルプ等の親水性繊維からなる繊維集合体、該繊維集合体に粒子状の粒子状の吸水性樹脂を保持させたもの等を用いることができる。これらの繊維集合体は、紙、不織布等の液透過性のコアラップシートによって被覆されていても良い。
第1実施形態の使い捨ておむつ1は、この種の展開型使い捨ておむつと同様に使用することができる。第1実施形態の使い捨ておむつ1によれば、表面シート2と吸収体4との間に配された冷却剤5が、***された尿等の体液によって溶解し、そのときの吸熱反応によって体液の温度が低下するため、体液の蒸散が効果的に抑えられる。それによって、尿等の体液の蒸散に起因する着装内の湿度上昇が抑えられ、おむつ1の着用中におけるムレやべたつき等の不快感の発生が効果的に防止される。また、このような冷却剤5による体液の温度低下は、着用者にとっては冷たく不快な感じを与えるおそれがあるが、第1実施形態のおむつ1は、冷却剤5を覆う表面シート2として上述した嵩高不織布を具備しているため、冷却剤5に起因する冷たさ(不快感)を未然に防止することができ、快適性に優れている。
次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態について図面を参照して説明する。後述する吸収性物品の他の実施形態については、上述した第1実施形態のおむつ1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態のおむつ1についての説明が適宜適用される。
図4は、本発明の吸収性物品の第2実施形態である使い捨ておむつの幅方向の断面図(図2相当図)である。第2実施形態のおむつにおいては、表面シート2と冷却剤5との間に、液拡散性シート6が配されている。液拡散性シート6は、少なくとも冷却剤5を覆うように配される。斯かる構成により、冷却剤5によって冷却された尿の温度が着用者の肌に一層伝わりにくくなり、快適性がより高まる。第2実施形態における液拡散性シート6は、平面視において吸収体4と同じ形状及び寸法を有しており、排尿ポイント及びその近傍のみならず、吸収体4の肌当接面の全域を覆っている。液拡散性シート6と表面シート2との間は、所定の部位において接着剤等の接合手段によって接合されていても良い。
液拡散性シート6としては、液の拡散性に優れるシートが好ましく、例えば、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布、又は繊維径が小さい繊維(繊度3.0dtex以下の繊維)からなるエアスルー不織布等が挙げられる。これらの中でも、特に、繊維径が小さい繊維からなるエアスルー不織布が、蒸散抑制の点で好ましい。液拡散性シート6は、上述した効果が確実に奏されるようにする観点から、坪量が好ましくは5〜100g/m2、更に好ましくは10〜30g/m2である。
図5は、本発明の吸収性物品の第3実施形態である使い捨ておむつの幅方向の断面図(図2相当図)である。第3実施形態のおむつにおいては、表面シート2と吸収体4との間に、液拡散性の基材シート7が配されており、該基材シート7中に冷却剤5が担持されている。このように、基材シート中に冷却剤を固定しておくことにより、冷却剤の移動や脱落が効果的に防止されると共に、第1実施形態のように冷却剤を吸収体上に散布しただけの形態に比して、ごわごわ感が低減されると共に、風合いや着用感が向上する。第3実施形態における基材シート7は、平面視において吸収体4と同じ形状及び寸法を有しており、排尿ポイント及びその近傍のみならず、吸収体4の肌当接面の全域を覆っている。基材シート7と表面シート2及び吸収体4との間は、それぞれ、所定の部位において接着剤等の接合手段によって接合されていても良い。
基材シート7としては、液の拡散性に優れるシートが好ましく、例えば、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布、又は繊維径が小さい繊維(繊度3.0dtex以下の繊維)からなるエアスルー不織布等が挙げられる。これらの中でも、特に、スパンレース不織布が、冷却剤の固定化の点で好ましい。また、上述した効果が確実に奏されるようにする観点から、基材シート7中に冷却剤5が担持されている状態における該シート7の坪量は好ましくは5〜100g/m2、更に好ましくは10〜30g/m2である。また、基材シート7における冷却剤5の坪量は、好ましくは5〜100g/m2、更に好ましくは10〜30g/m2である。
基材シート7中に冷却剤5が担持されている状態とは、冷却剤5が、基材シート7の構成繊維によって形成される空間内に入り込み、基材シート7に対して外部から応力が加わっても冷却剤5の極端な移動や脱落が起こりにくくなっている状態をいう。このような冷却剤5の担持状態をより強力なものとする観点から、冷却剤5と基材シート7の構成繊維との間は、融着繊維(バインダー繊維)、ホットメルト粘着剤、合成バインダー等の結合剤によって結合されていても良い。
基材シート7中に冷却剤5が担持されている状態は、例えば、冷却剤が含まれていない基材シートを製造し、該基材シートを、別途調製した冷却剤を含む液中に浸漬する方法により得られる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、第1及び第2実施形態〔冷却剤が表面シートと吸収体との間に露出した状態(基材シート中に担持されていない状態)で配されている形態〕において、冷却剤と吸収体との間に、液透過性の嵩高シート(図示せず)が配されていても良い。斯かる構成により、吸収体から放出される蒸気が一層効果的に抑制される。
前記嵩高シートとしては、例えばエアスルー不織布等を用いることができる。前記嵩高シートの平面視における形状及び寸法は、吸収体4と同じにすることができる。前記嵩高シートの3.5kPa荷重下の厚みは、好ましくは0.3〜10mm、更に好ましくは0.5〜3mmであり、坪量は好ましくは5〜100g/m2、更に好ましくは10〜30g/m2である。
また、前記実施形態においては、冷却剤は、表面シート2と吸収体4との間に配されていたが、吸収体4と裏面シート3との間に配されていても良い。その場合、第1実施形態における冷却剤5の配置形態を適宜利用することができ、あるいは第3実施形態のように、基材シート中に冷却剤を担持させ且つ該基材シートを吸収体4と裏面シート3との間に配しても良い。
また、前記実施形態では、本発明の吸収性物品の適用例の一つとしていわゆる展開型の使い捨ておむつを挙げたが、予めパンツ型に成形されたパンツ型の使い捨ておむつ、尿とりパッド、生理用ナプキン等にも適用することができる。本発明を尿とりパッドに適用した場合、該尿とりパッドの裏面シートは、液透過性であっても良く、液不透過性であっても良い。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
図1及び図2に示す如き構成の使い捨ておむつを作製し、これを実施例1のサンプルとした。表面シート(嵩高不織布)として図3に示す如き、立体賦形がなされたエアスルー不織布(凹凸シート)を用い、吸収体としてパルプ繊維(坪量130g/m2)と粒子状の吸水性樹脂(坪量104g/m2)とを混合しティッシュペーパで被覆したものを用い、冷却剤として尿素(4g)を、排尿ポイント及びその近傍に位置する50mm四方の領域における、表面シートと吸収体との間に均一に分散した状態で配した。実施例1における表面シート(凹凸シート)の空間占有率を前記測定方法によって測定したところ、96%であった。
実施例1における表面シート(凹凸シート)は、第1層及び第2層からなる2層構造のシートであり、前記第1層(着用者の肌側に向けられる層)のシート材料として、坪量18g/m2の親水化処理されたエアスルー不織布Aを用い、前記第2層(外方側に配される層)のシート材料として、坪量18g/m2の親水化処理されたエアスルー不織布Bを用いた。エアスルー不織布Aの構成繊維は、繊度が異なる2種類の芯鞘型複合繊維〔芯部がポリプロピレン(PP)、鞘部がポリエチレン(PE)〕であり、繊度2.2dtexの該複合繊維を不織布Aの全構成繊維の33重量%、繊度4.4dtexの該複合繊維を不織布Aの全構成繊維の67重量%含んでいた。また、エアスルー不織布Bの構成繊維は、芯部がポリエチレンテレフタレート(PET)、鞘部がPEである芯鞘型複合繊維であり、該複合繊維の繊度は2.2dtexであった。
実施例1における表面シート(凹凸シート)は、次のようにして作製した。先ず、互いに噛み合う歯溝を有する一対のギアロール間に、前記第1層のシート材料(エアスルー不織布A)を噛み込ませて立体賦形を施し、次いで、この立体賦形がなされた第1層のシート材料と前記第2層のシート材料(エアスルー不織布B)とを重ね合わせ、周面に歯溝を有するロールと周面が平滑なロール(アンビルロール)との間に挟んで両者を熱融着させて一体化し、凹凸シートを得た。
〔比較例1〕
表面シートとして、嵩高不織布ではないエアスルー不織布C(3.5kPa荷重時の厚み0.1mm、坪量25g/m2、空間占有率73%)を用いた以外は、実施例1と同様にして使い捨ておむつを作製し、これを比較例1のサンプルとした。エアスルー不織布Cの構成繊維は、繊度が異なる2種類の芯鞘型複合繊維(芯部がPP、鞘部がPE)であり、繊度3.3dtexの該複合繊維を不織布Cの全構成繊維の58重量%、繊度2.2dtexの該複合繊維を不織布Cの全構成繊維の42重量%含んでいた。
〔比較例2〕
冷却剤を用いなかった以外は比較例1と同様にして使い捨ておむつを作製し、これを比較例2のサンプルとした。
〔評価〕
実施例及び比較例のサンプル(使い捨ておむつ)について、最大湿度、接触冷温感(Q−max)、快適性を評価した。これらの結果を下記表1に示す。
〔最大湿度の評価方法〕
室温32℃、湿度52%RHに保たれた室内において、サンプルを、図1に示すように肌当接面側(表面シート側)を上にして各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態とし、該サンプルの排尿ポイントに、40℃に温めた人工尿40gを一度に注入し、注入直後から5分経過後までの排尿ポイントにおける湿度(%)を温湿計により測定し、この5分間の湿度の最大値を最大湿度(%)とした。最大湿度の値が小さいほど尿の蒸散が抑制され、高評価となる。
〔接触冷温感(Q−max)の評価方法〕
室温23℃、湿度50%RHに保たれた室内において、サンプルを、図1に示すように肌当接面側(表面シート側)を上にして各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態とし、該サンプルの排尿ポイントに、40℃に温めた人工尿40gを一度に注入し、2分経過後、3.5kPa荷重時の接触冷温感(Q−max)をKES-7サーモラボII型(カトーテック株式会社製)により測定した。具体的には、錘を上に載せ全重量を31.5gにした面積9cm2の純銅板(熱容量0.41855J/℃)を33℃に温め、その純銅板をサンプルの表面シート上に置いた状態で排尿ポイントに人工尿を注入し、2分経過後のQ−max(kw/m2)を測定した。Q−maxは、ある有限熱量を持つ熱板をサンプルに接触させた際に流出する熱量であり、接触冷温感と相関があり、Q−maxの値が小さいほど、おむつ着用者が感じる冷たさ(不快感)が少なく、高評価となる。
〔快適性の評価方法〕
室温23℃、湿度50%RHに保たれた室内において、サンプルを、図1に示すように肌当接面側(表面シート側)を上にして各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態とし、該サンプルの排尿ポイントに、40℃に温めた人工尿40gを一度に注入し、2分経過後、各サンプルの表面を手で触り、冷たさや蒸れが感じられなかった場合を○、冷たさが感じられた場合を×1、蒸れが感じられた場合を×2とした。
Figure 0005297777
表1の結果から明らかなように、実施例1は、比較例1及び2に比して、最大湿度が小さく尿の蒸散が抑制され、且つQ−maxの値が小さく触ったときの冷感が小さいので、快適性に優れる。これに対し比較例1は、冷却剤を用いているものの、主として表面シートが嵩高不織布ではない(3.5kPa荷重時の厚みが0.3mm未満である)ため、特に接触冷温感(Q−max)の点で実施例1に劣る結果となった。また比較例2は、表面シートが嵩高不織布ではないことに加えて、冷却剤を用いていないため、特に最大湿度が大きく尿の蒸散の抑制効果に乏しい結果となった。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態である使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態を模式的に示す肌当接面側(表面シート側)の平面図である。 図2は、図1のX−X線断面を模式的に示す断面図である。 図3は、図1に示すおむつにおける表面シートの要部拡大斜視図である。 図4は、本発明の吸収性物品の第2実施形態の図2相当図である。 図5は、本発明の吸収性物品の第3実施形態の図2相当図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート(嵩高不織布)
3 裏面シート
4 吸収体
5 冷却剤
6 液拡散性シート
7 基材シート
10 立体ギャザー
20 凹凸シート(嵩高不織布)
A 背側部
B 腹側部
C 股下部

Claims (4)

  1. 肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備えた吸収性物品であって、
    前記表面シートと前記裏面シートとの間に、着用者が***した尿に溶解して吸熱する冷却剤が配されており、且つ該表面シートが3.5kPa荷重時の厚み0.3mm以上、坪量50g/m2以下である嵩高不織布から形成されており、
    前記表面シートと前記吸収体との間に、液拡散性の基材シートが配されており、該基材シート中に前記冷却剤が担持されている吸収性物品。
  2. 前記冷却剤が、前記表面シートと前記吸収体との間に配されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備えた吸収性物品であって、
    前記表面シートと前記裏面シートとの間に、着用者が***した尿に溶解して吸熱する冷却剤が配されており、且つ該表面シートが3.5kPa荷重時の厚み0.3mm以上、坪量50g/m 2 以下である嵩高不織布から形成されており、
    前記冷却剤が、前記表面シートと前記吸収体との間に配されており、
    前記表面シートと前記冷却剤との間に、液拡散性シートが配されている吸収性物品。
  4. 前記嵩高不織布は、表面に凹凸形状を有する凹凸シートである請求項1〜の何れか一項に記載の吸収性物品。
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