JP5296391B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ランプシェードを備える照明装置に関する。
従来、照明装置として、陶器や磁器、プラスチック等の素材で笠形状や覆い形状に形成したシェードの表面に複数の貫通孔を設け、同シェード内にランプを光源として設置し、同ランプから放射された光を前記貫通孔に透光させることで、光を発するような設置型の照明装置が知られている。
このような照明装置は、陶器製のシェードに設けた複数の貫通孔から、ランプのフェラメント形状の模様による投影像を、前記シェードのさらに外方に配設した球状のグローブに投影し、この投影像を観賞したり、また、複数の貫通孔で装飾模様が形成されている場合には光が透射されると貫通孔を直視して観賞することで楽しむものであった(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−58509号公報
しかしながら、上述した陶器製の照明装置は、複数の貫通孔から放射された透光を周辺の壁面に大きく投影するものでなく、仮に投影した場合であっても、壁面に単純な光の模様が映し出されるのみで、未だ十分な趣向が凝らされているとは言い難いものであった。
すなわち、透光により投影された光の造形が単純であるため、観賞して楽しむことができるものではなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、壁体に投影光を投影することにより、鑑賞者にさらなる美感を生起させることのできる照明装置を提供する。
請求項1に記載の発明は、中空状のランプシェードと、ランプシェード内に設置する発光体と、発光体を立設する基台と、ランプシェードの周辺に配置した壁面とを備える照明装置において、ランプシェードは陶磁器製として先端尖鋭の中空円錐状に形成すると共に、断面V字形状の多数の条溝を周壁面外面の周方向に等間隔に形成し、条溝間に形成される外方向に凸状のV字形状の頂角の角度は周壁面の曲率が大きくなるにつれ漸次大きくなるよう形成し、周壁面の後面に、上下方向に直列に配設した複数の縦方向の細長孔と、縦方向の細長孔の両側に設けた複数の横方向の細長孔とを穿設すると共に、縦方向の細長孔および横方向の細長孔の両側に多数の円孔を穿設し、横方向の細長孔は縦方向の細長孔の両側に同じ高さに穿設した2本の細長孔を一組として上下方向に複数組形成し、発光体のフィラメントは逆V字状とし、周壁面の前面に、上方から下方に向かってらせん状に密集させた多数の円孔を穿設し、発光体より照射する光が縦方向の細長孔と横方向の細長孔と円孔とを透過する際に壁面に縦方向の細長孔と横方向の細長孔と円孔との形状により羽を広げた孔雀のように造形された投影光を投影すべく構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、中空状のランプシェードと、ランプシェード内に設置する発光体と、発光体を立設する基台と、ランプシェードの周辺に配置した壁面とを備える照明装置において、ランプシェードは陶磁器製として先端尖鋭の中空円錐状に形成すると共に、断面V字形状の多数の条溝を周壁面外面の周方向に等間隔に形成し、条溝間に形成される外方向に凸状のV字形状の頂角の角度は周壁面の曲率が大きくなるにつれ漸次大きくなるよう形成し、周壁面の後面に、上下方向に直列に配設した複数の縦方向の細長孔と、縦方向の細長孔の両側に設けた複数の横方向の細長孔とを穿設すると共に、縦方向の細長孔および横方向の細長孔の両側に多数の円孔を穿設し、横方向の細長孔は縦方向の細長孔の両側に同じ高さに穿設した2本の細長孔を一組として上下方向に複数組形成し、発光体のフィラメントは逆V字状とし、周壁面の前面に、上方から下方に向かってらせん状に密集させた多数の円孔を穿設し、発光体より照射する光が縦方向の細長孔と横方向の細長孔と円孔とを透過する際に壁面に縦方向の細長孔と横方向の細長孔と円孔との形状により羽を広げた孔雀のように造形された投影光を投影すべく構成したので、暗室にて発光体を点灯した場合に、発光体よりの光が周壁面に穿設された縦方向の細長孔、横方向の細長孔、および円孔を透射して、複数の透射光が壁面に到達すると同壁面に羽を広げた孔雀のような造形を投影する効果があり、さらに、同透光の造形を壁面に大きく投影する効果もある。
本発明は、中空状のランプシェードと、ランプシェード内に設置する発光体と、前記発光体を立設する基台とを備える照明装置において、前記ランプシェードは、周壁面に円孔、細長孔、星型状孔、三日月型状孔とよりなる透光孔のうち少なくとも1種類以上の前記透光孔を多数穿設すると共に底部に発光体を挿入可能な底部開口を形成し、前記発光体より照射する光が前記透光孔を透過する際にランプシェードの周辺に配置した壁面に前記透光孔の形状により造形された投影光を投影すべく構成したことを特徴とする照明装置を提供するものである。
ここで、ランプシェードの形状は内部が中空であれば特に限定されるものではなく、例えば、笠形状、半球形状(ドーム形状)、砲弾形状(ロケット形状)、球形状、多角錐形状等、使用者の用途に合わせて適宜選択することができる。
また、ランプシェードを形成する素材についても、光源から発せられる熱に耐性を有する素材であれば特に限定されるものではなく、陶磁器、陶器、磁器、合成樹脂、金属、紙等とすることができる。
発光体は、光を放射する光源であればあらゆるものを使用することができ、例えば、白熱球、蛍光灯、LED(発光ダイオード)等とすることができる。但し、光源から発せられる光の強さは、少なくとも透光孔を介して壁体に至ることができる程度の強さが必要となる。
また、発光体から発せられる光は可視光に限定されるものではなく、例えば、紫外線としても良い。光源として紫外線放射体をランプシェード内に配設し、壁面に蛍光物質を塗布しても、壁体に投影光を投影することができる。
ランプシェードの周壁面には、光源からの光を透過させるための透光孔を穿設している。この透光孔は、円孔、細長孔、星型状孔、三日月型状孔、花弁状孔としているため、壁面に各孔に応じた投影光を投影することができる。
しかも、これらの透光孔を多数穿設しているため、壁面に投影された投影光群は、あたかも天の川や銀河を思わせるような美しい映像を投影することができるのである。
特に、ランプシェードの周壁面に頂部から下方へ曲線を描くように透光孔群を形成することにより、壁面に投影された投影光群をより絵画のような天の川状とすることができる。但し、この透光孔群を形成する場合において、ランプシェード表面における透光孔同士の間隔は、2〜8mmの範囲内で形成するのが望ましい。2mmを下回ると、壁面に投影された投影光同士が過度に重複して単一の透光孔から放射された投影光が見えづらくなり、また、8mmを上回ると単一の透光孔から放射された投影光が独立しすぎて、絵画のような天の川状の投影を行うことができなくなるおそれがある。
また、これらの透光孔の内周面は、ランプシェードの外方に下向きの下り勾配を設けて形成しても良い。すなわち、照明装置を配設した床面に軸線を向けた透光孔を設けることで、床面に投影光を投影することができる。
また、透光孔の内周面は、ランプシェードの外方に向かって拡開状のテーパーに形成しても良い。このような構成とすることにより、透光孔の絞りを開いた状態とすることができ、投影光の周縁部が淡くなるいわゆる「にじみ」の効果を生起させることができる。
一方で、透光孔の内周面は、前記ランプシェードの内方に向かって拡開状のテーパーに形成しても良い。このような構成とすることにより、透光孔の絞りを絞った状態とすることができ、透光孔の周縁部をシャープにして、投影光をくっきりと見せることができる。
なお、これらの透光孔の内壁面には、光源からの光を反射する反射材を設けるようにしても良い。すなわち、光源から発せられる光の放射方向と、透光孔の軸線方向とが異なる場合であっても、透光孔の内壁面に反射材を配設することにより、透光孔を通過する光を効率的にランプシェードの外方へ導くことができる。また、透光孔内で光を乱反射させて、投影される投影光をより複雑な形状とし、さらに美しい投影光とすることができる。
この反射材は、光源からの光を反射できる素材であれば特に限定されるものではなく、例えば、白色の塗料や、金属、石英粉末等とすることができる。また、これらに着色を施して、投影光に色彩を表現するようにしても良い。
ところで、中空状のランプシェードと、ランプシェード内に設置する発光体と、前記発光体を立設する基台とを備える従来までの照明装置は、一般に投影光を看者に見せるものであって、ランプシェード自体の意匠性を楽しませるものとは言い難い。
すなわち、暗闇で光を発しているランプシェードの近傍にいる看者は、投影光は認識できるものの、透光により眩惑されているため、ランプシェード自体の意匠は認識しづらいものであった。
そこで、本発明に係る照明装置では、ランプシェードは、形成する素材を陶磁器とし、発光体からの照射光が前記ランプシェードの表面へ漏光すべく構成するようにしている。
このような構成とすることにより、ランプシェード自体もほのかに明るくすることができ、鑑賞者に対し、投影光のみならず、ランプシェードの意匠自体も楽しませることができるのである。
具体的な構成としては、例えば、ランプシェードの周壁面に一定間隔で条溝を形成する方法が挙げられる。透光孔からの光を状溝で反射させながらランプシェードの外面を沿わせることにより、ランプシェードを明るくすることができる。
また、透光孔は、ランプシェードの略円形状の周壁面に穿設した細長孔と、前記細長孔の両側に穿設した多数の外方に上向きの上り勾配の円孔とより構成するようにしても良い。
このような構成とすることにより、細長孔より透射した透光は、壁面に上下方向に細長く投影することができ、しかも、ピンホール効果により円孔から透射した透光は、フィラメントの形状を投影像として投影することで同複数のフィラメント形状の投影像の集合体よりなる像は、絵画や影絵のような孔雀が羽根を開いたような造形となり壁面や天井面に投影することが可能となる。
以下、本実施形態に係る照明装置を図面を用いてさらに具体的に説明する。
図1は照明装置の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は照明装置を示す底面図、図4は照明装置の要部を示す断面図、図5は、単体の透光孔よりの投影を説明する構成図、図6は、2つの透光孔よりの投影を説明する構成図、図7は透光孔の断面図、図8(a)は照明装置の要部を示す平面図、図8(b)は図8(a)のB−B線断面図である。
本実施形態に係る照明装置1は、図1及び図2に示すように、ランプシェード2とランプシェード2を載置し発光体3を立設する基台4とより構成している。
ランプシェード2は、中空略球状に形成し、球形状の頂部10には大径の孔20を設け、球形状の周壁面11には略円孔22、略星形状孔23、略三日月形状孔24の透光孔21を多数穿設し、さらに同周壁面11に条溝30を等間隔に形成している。この球状の周壁面11には、上方から中途部に向かって斜めに多数の円孔22を密集して穿設し、上方から下方に向かって一定間隔を設けて複数の星形状孔23や複数の略三日月形状孔24を散りばめながら穿設して設けている。
そして、このランプシェード2は、図2及び図3に示すように、陶磁器とし、底部12に切欠部27と、基台4に立設した発光体3を挿入可能な底部開口28と、脚部となる下面先端が平坦な突起13とを形成しており、基台4上に立設したランプ3に上方よりランプシェード2を被せることにより、同ランプシェード2の底部開口28内にランプ3が挿入され、切欠部27からランプ配線5が引き出されて、さらに上面平坦な突起13が基台4上面14に当接されることで、ランプシェード2が基台4上に載置されることとなる。
基台4は、一定厚みの正方形状に形成され、同基台4の上面14は鏡面加工が施された大理石で構成されている。
さらに、本実施形態の照明装置は、以下のような特徴を有している。
ランプ3を点灯すると、図4に示すように、同ランプ3より放射状に光を放射しており、この放射状に放射された光Lは、ランプシェード2に穿設した各種形状の透光孔21を透過することで、図1に示すように、周壁面11上の大小複数の円孔による天の川状の成形部29と周壁面11上に一定間隔で離間して散りばめられた複数の星形状孔23及び複数の三日月形状孔24による周壁面11上に点灯する装飾を直視し観賞可能とする効果があり、さらに、各透光孔21を透過した透光は、周囲の床面F、壁面W、天井面Rに大小複数の円孔からなる天の川状の成形部29による絵画のような投影像を投影し、一定間隔で離間して散りばめられた複数の星形状孔23及び複数の三日月形状孔24による絵画のような投影像を投影することが可能である。すなわち、鑑賞者にとっては、周壁面11上の複数の透光孔21を直視したときの明暗と、透光孔21より周囲の壁面W等に大小複雑な投影像と同投影像の明暗により幻想的な印象を醸し出す効果がある。
また、周壁面11に穿設した透光孔は、図5に示すように、ランプシェード2の外方に下向きの下り勾配となるように形成した内周面(図7(a)参照)を有しており、内周面を備えた透光孔から透過した透光は、床面F等上において投影像15を投影することができる。すなわち、内周面21の断面視における下辺34と床面Fは、角度θ1をなし、また、内周面の断面視における上辺35と床面Fは、角度θ2をなしており、角度θ1と角度θ2は、それぞれ鋭角をなしている。
かかる角を鋭角とすることにより、内周面21の断面視下辺34における延長線上の床面Fに投影される透光L2は高輝度となり、また、内周面21の断面視上辺35における延長線上の床面Fに投影される透光L3は低輝度となることで、ランプシェード2の載置した位置より離れるに連れて投影像15が拡がり最後にはフェード化する効果がある。すなわち、鑑賞者にとっては、フェード化した投影像によりさらに幻想的な印象を醸し出す効果がある。
さらに、周壁面11に穿設した透光孔21は、図6に示すように、同周壁面11の上下方向の位置において、一定間隔を設けて形成しており、周壁面11の下方の透光孔21と周壁面11の上方の透光孔21から透過する各透光L4,L5が床面上において2つの投影像15,15を前後方向で重なり合うように2つの透光孔21を周壁面11に穿設している。
従って、周壁面11に大小複数穿設した円孔より透過する透光は、床面上においてランプシェードの載置位置を基準に前後方向に重なり合いながら装飾性の高い投影像を投影することが可能となる効果がある。
また、周壁面には、同周壁面の左右の周方向の位置においても、2つの透光孔を一定間隔を設けて形成している。2つの透光孔から透過する透光は、床面上において2つの投影像を左右方向で重なり合うように投影することが可能となり、従って、周壁面に大小複数穿設した円孔より透過する透光は、左右方向に重なり合いながら装飾性の高い投影像の集合体を投影することが可能となる効果がある。
上述した透光孔の内周面を外方に向かって下向きの下り勾配に形成する以外に、図7(b)に示すように、透光孔21の内周面は、下方方向に穿設した外方に向かって拡開状のテーパーに形成してもよい。かかる構成とすることで、ランプ3を点灯した場合、照明装置1の載置位置より下方方向にある周辺の壁面Wや床面Fに円孔形状の透光孔21より透光した光Lが壁面Wに各種形状の投影像15、すなわちフィラメントの投影像51が反転して大きく投影することが可能となる効果がある。
図7(c)に示すように、透光孔21の内周面は、ランプシェード2の内方に向かって拡開状のテーパーに形成してもよい。かかる構成とすることで、ランプ3を点灯した場合、照明装置1の載置位置より水平方向にある周辺の壁面Wや床面Fに透光孔21より透光した光Lが絞られ短い距離で各種形状の投影像15として小さく投影することが可能となる効果がある。
ランプシェードの周壁面の曲面位置に応じて図7中の透光孔21の内周面の構成を組み合わせることでさまざまな形、透光による陰影の投影像を投影することが可能となる。
また、透光孔21のうち略星形状孔23や略三日月形状孔24を透射した光Lは、略星形状孔23や略三日月形状孔24の像を模様として壁面Wなどに投影させ、さらに、略円孔22より透射した光Lは、ピンホール効果により天井面R、壁面Wや床面Fにランプ3のフィラメント6の形状の像を反転した模様の投影像として投影させることが可能となる。
さらに、本実施形態の照明装置におけるランプシェードの周壁面11には、周方向に等間隔の条溝30を形成している。周壁面11に形成したV字形状の条溝30は、図8(b)に示すように、ランプシェード2の曲率が大きくなるにつれ、条溝30の頂角31の角度αも漸次大きくなるにように形成される。
一方、図8(a)に示すように、透光孔21を透過した光Lのうち、V字形状の条溝30に沿って進行する回折光L1は、V字形状の条溝30を形成する両斜面32,32に反射されながらジグザク状に進行することとなる。
他方、透光孔21より透過した光Lが壁面Wや床面Fに照射された後、反射した光L2は、再度、ランプシェード2の周壁面11に到達し、周壁面11を照らし出すこととなる。このとき周壁面11に形成した下方のV字形状の条溝30は、ランプシェードの曲率が大きいほど頂角31を漸次大きくなるように形成されており、この条溝30を構成する各斜面32,32の面積も下方ほど広くなるため、反射光L2を広い受光面積で受光可能とする構成としている。
本実施形態の照明装置1の発光体を点灯すると、暗室内において、略球状の周壁面11に穿設した略円孔22や略星形状孔23などから光Lが透射されて、同照明装置の周辺にある壁体W及び同照明装置の載置床面Fに、略星形状の投影像や、V字形状の投影像などの複雑な形状の模様として大きく投影される。さらに、透過した光Lうち漏光L1が、ランプシェード2の周壁面11のV字形状の条溝30に沿って反射しながら進行することにより、鑑賞者にとって逆光状態にかかわらずランプシェード2の周壁面11を観賞することが可能となり芸術性を向上する効果がある。
かかるV字形状の条溝30により、逆光状態であっても各反射光L1,L2がランプシェード2の周壁面11を浮き立たせて観賞可能にならしめる。また、上述した基台4の上面14は、鏡面加工されており、透光孔21より透射した光Lが基台4上面14で反射されランプシェード2の周壁面11に形成されたV字形状の条溝30に照射されることにより、周壁面11を浮き立たせて観賞可能な構成としている。
上述した実施形態の照明装置1は、ランプシェード2の形状を中空略球形状としたが、以下に説明する他の実施形態の照明装置41は、ランプシェード2の形状を先端尖鋭の中空円錐形状とする点が異なるものである。他の実施形態の照明装置41の構成においては、上述した実施形態の照明装置1と同一符号を付して重複説明を省略する。図9は他の実施の形態に係る照明装置を示す正面図である。図10は他の実施の形態に係る照明装置の点灯状態示す斜視図である。
他の実施形態に係る照明装置41は、図9に示すように、先端尖鋭の中空円錐状に形成し、下部周面暫時縮径状とした形状のランプシェード2とランプシェード2を載置し発光体3を立設する基台4とより構成している。ランプシェード2の周壁面11の前面には、上方から下方に向かってらせん状に円孔22を密集して穿設し、また、一定の間隔を設けて桜の花びら形状孔26を穿設している。さらに、周壁面11の後面には、上方から下方に向かって縦方向及び横方向に略細長孔25を多数穿設している。細長孔の両側に穿設した外方に上向きの上り勾配の円孔22を多数形成している。さらに、周壁面11には、一定間隔の条溝30(図示しない)が形成されている。
暗室内でランプ3を点灯すると、図10に示すように、周壁面11の後面の細長孔25から透射した光Lが周辺の壁面Wに上下方向、斜め方向に間延びした細長の光として投影され、また、細長孔25の両側に穿設した多数の円孔22より透射した光Lが天井面Rや壁面Wや床面Fにフィラメントの形状によるV字状の投影像51をランプシェードから離間するにつれ重ね合うように徐々に大きく投影することができる。フィラメントの形状の投影像51の集合体は、絵画のような孔雀が羽根を広げたような造形として観賞することが可能となる。しかも、透光孔21より透光L1は、周壁面11のV字形状の条溝30に光L1が反射しながら進行し、さらに、天井面R、壁体Wや床面Fで乱反射した光L2はV字形状の条溝30に到達することにより、ランプシェード2の先端尖鋭の中空円錐形状を浮き立たせて、逆光状態においても観賞可能となる。また、略細長孔25や桜の花びら形状孔26を透射した光Lは、略細長孔25の投影像50や桜の花びら形状孔26の投影像52を床面F、壁面W、天井面Rに投影することで、先のフィラメントの投影像51との相乗効果で絵画のような複雑な投影像を作り出して観賞することができる。
なお、ランプシェードは、陶磁器としたが、材質を特に限定するものではなく、無機材、樹脂等を用いたものでもよい。ランプシェード2の形状としては、中空略球状や先端尖鋭の中空円錐状の形状に限定するものではなく、例えば、中空円筒状、中空逆円錐状等の形状であってもよい。
なお、透光孔21としては、略円孔22、略星形状孔23、略三日月形状孔24、略細長孔25や桜の花びら形状孔26に限らず芸術性を醸し出す貫通孔の形状であれば、これらの形状に限定するものではない。
また、透光孔21は、拡開状のテーパーとすることでピンポール効果によりフィラメント6の形状の虚像を投影できる反面、光量が少ないため虚像の造影が暗くなる。
発光体としては、フィラメント6の形状がひし形の白熱灯のランプを用いたが、蛍光灯、LED照明灯、有機EL照明灯などの照明灯を用いるようにしてもよい。
円孔の径が小さい場合には、ピンホール効果によりランプのフィラメント6の形状が投影面に投影される。例えば、フィラメント6の形状がひし形の場合には、略V字形状の模様が投影されるが、この孔の径を可変することで、虚像の大きさや明るさを調整することが可能となる。
なお、基台には、大理石を用いたが、人工大理石、無機材、樹脂等を用いたものでもよく材質を限定するものではない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本実施の形態に係る照明装置を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施の形態に係る照明装置を示す底面図である。 本実施の形態に係る照明装置の要部を示す断面図である。 単体の透光孔よりの投影を説明する構成図である。 2つの透光孔よりの投影を説明する構成図である。 透光孔を示す断面図である。 (a)本実施の形態に係る照明装置の要部を示す平面図である。(b)図8(a)のB−B線断面図である。 他実施の形態に係る照明装置を示す正面図である。 他実施の形態に係る照明装置の点灯状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,41 照明装置
2 ランプシェード
3 発光体
4 基台
5 ランプ配線
6 フィラメント
10 頂部
11 周壁面
12 底部
13 突起
14 上面
15 投影像
20 孔
21 透光孔
22 円孔
23 星形状孔
24 三日月形状孔
25 細長孔
26 桜の花びら形状孔
30 溝
31 頂角
32 斜面
50 細長孔の投影像
51 V字状投影像
52 桜の花びら形状の投影像
F 床面
W 壁面
R 天井面

Claims (1)

  1. 中空状のランプシェードと、ランプシェード内に設置する発光体と、前記発光体を立設する基台と、前記ランプシェードの周辺に配置した壁面とを備える照明装置において、
    前記ランプシェードは陶磁器製として先端尖鋭の中空円錐状に形成すると共に、断面V字形状の多数の条溝を周壁面外面の周方向に等間隔に形成し、
    前記条溝間に形成される外方向に凸状のV字形状の頂角の角度は前記周壁面の曲率が大きくなるにつれ漸次大きくなるよう形成し、
    前記周壁面の後面に、上下方向に直列に配設した複数の縦方向の細長孔と、前記縦方向の細長孔の両側に設けた複数の横方向の細長孔とを穿設すると共に、前記縦方向の細長孔および前記横方向の細長孔の両側に多数の円孔を穿設し、
    前記横方向の細長孔は前記縦方向の細長孔の両側に同じ高さに穿設した2本の細長孔を一組として上下方向に複数組形成し、
    前記発光体のフィラメントは逆V字状とし、
    前記周壁面の前面に、上方から下方に向かってらせん状に密集させた多数の円孔を穿設し、
    前記発光体より照射する光が前記縦方向の細長孔と前記横方向の細長孔と前記円孔とを透過する際に前記壁面に前記縦方向の細長孔と前記横方向の細長孔と前記円孔との形状により羽を広げた孔雀のように造形された投影光を投影すべく構成した
    ことを特徴とする照明装置。
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