JP5293838B2 - 移動局装置、基地局装置、無線通信システム、移動局の制御方法、及び基地局の制御方法 - Google Patents

移動局装置、基地局装置、無線通信システム、移動局の制御方法、及び基地局の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、隣接セル間で使用される無線リソースが重複することに起因するセル間干渉を動的に抑制する技術に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)フォーラム等では、利用者宅内、オフィス内などに設置可能な小型基地局の標準化が行なわれている。この小型基地局は、小型基地局を所有するユーザによって宅内や小規模オフィス等に設置され、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバ回線等のブロードバンド回線を用いてコアNWに接続することが想定されている。このような小型基地局は、一般的に、フェムト基地局、フェムトセル基地局、又はホーム基地局と呼ばれている。また、小型基地局が形成するセルのサイズ(カバーエリア)は、従来のマクロセルに比べて極めて小さい。このため、小型基地局が形成するセルは、フェムトセル又はホームセル等と呼ばれている。3GPPは、このような小型基地局を Home Node B(HNB)及び Home evolved Node B(HeNB)と定義して標準化作業を進めている。HNBはUTRAN (UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)向けの小型基地局であり、HeNBはLTE(Long Term Evolution)/ EUTRAN (Evolved UTRAN) 向けの小型基地局である。
本明細書では、このような小型基地局を「フェムトセル基地局」と呼ぶ。なお、3GPPで検討されているUTRAN、E-UTRAN向けのフェムトセル基地局を指す場合には、3GPPでの呼称にならって、HNB若しくはHeNB、又はこれらを総称してH(e)NBと呼ぶ。
また、LTEやWiMAXでは、多元接続(マルチプルアクセス)方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を採用している。LTEの場合、アップリンク及びダウンリンクの両方についてOFDMAを使用している。なお、LTEのアップリンクのアクセス方式は、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)又はDFTS-OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM)と呼ばれる。SC-FDMAでは、異なるユーザ(UE:User Equipment)のアップリング信号は異なるOFDMサブキャリアを用いて伝送される。つまり、SC-FDMAにおいても、各ユーザのアップリング信号はOFDMAにより多重されている。
LTEでは、アップリンク及びダウンリンクの無線リソース割り当ては、リソースブロック(RB)を基本単位として行われる。RBは、周波数領域で複数のOFDMサブキャリアを含み、時間領域で少なくとも1つのシンボル時間を含む。LTEのRBは、アップリンク及びダウンリンクともに帯域幅180kHz及び時間幅0.5msと規定されており、12OFDMサブキャリア及び7OFDMシンボルを含む。UEに対するRBの割り当てはeNBが有するリソースブロック・スケジューリング機能によって、2RB時間(1ms)単位で行われる。
隣接する2つのeNBが同じRBを使用すると、セル間干渉が生じるおそれがある。使用RBの重複に起因するセル間干渉を動的に抑制するため、eNBは、隣接するeNBとシグナリングし、セル間干渉を回避するようにRBスケジューリングを行う。例えば、アップリンクRBの重複に起因するセル間干渉を動的に回避する技術が非特許文献1に記載されている。具体的に述べると、eNBは、eNB間インタフェース(X2インタフェース)を用いて隣接eNBから"LOAD INFORMATION"を受信する。"LOAD INFORMATION"に含まれる情報要素(IE:Information Element)の1つとして"UL High Interference Indication IE"が規定されている。"UL High Interference Indication IE"は、送信元の隣接eNBにおいて大きな干渉が生じているRBを示す。 "LOAD INFORMATION"を受信した場合、eNBは、"UL High Interference Indication IE"で指定されたRBをセルエッジ近傍のUEに割り当てないようにする。これにより、セルエッジ近傍のUEが当該RBを使用することによって生じる隣接セルのUL信号に対する干渉を動的に抑制することができる。
3GPP TS 36.423 V9.1.0 (2009-12)、"Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN);X2 application protocol (X2AP) (Release 9)"、8.3.1節「Load Indication」
上述したように、通常のマクロセル基地局(例えばeNB)は、隣接基地局とのインタフェースを持っており、基地局間のシグナリングによってRBの重複によるセル間干渉を動的に抑制することができる。しかしながら、HeNB等のフェムトセル基地局は、マクロセル基地局を含む周辺基地局とシグナリングするための基地局間インタフェースを持たない場合がある。また、マクロセル内に多数のフェムトセル基地局が存在することが予想されるため、全ての基地局間で基地局間インタフェースを構築することは現実的に困難である。
本発明は、上述した本願発明者の知見に基づいてなされたものであり、隣接基地局間のシグナリングに依らずに、無線リソースの衝突に起因する隣接セル間干渉を動的に抑制することに寄与可能な移動局装置、基地局装置、無線通信システム、制御方法、及びプログラムの提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、移動局装置を含む。当該移動局装置は、無線通信部及び無線リソース要求部を含む。前記無線通信部は、第1及び第2の基地局と無線通信可能に構成されている。前記無線リソース要求部は、前記無線通信部が前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求する。さらに、前記無線リソース要求部は、前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記無線通信部による前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用可能とする。
本発明の第2の態様は、基地局装置を含む。当該基地局装置は、無線通信部及び無線リソース割当部を含む。前記無線通信部は、自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことができるよう構成されている。前記無線リソース割当部は、前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記移動局に対して一時的に割り当てる。
本発明の第3の態様は、無線通信システムを含む。当該無線通信システムは、第1及び第2の基地局、並びに前記第1及び第2の基地局と無線通信可能な移動局を含む。前記移動局は、前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求し、前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用するよう構成されている。
本発明の第4の態様は、移動局の制御方法を含む。当該制御方法は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
(a)第1のセルに在圏し前記第1のセルを形成する第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成する第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求すること、及び
(b)前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用すること。
本発明の第5の態様は、自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な基地局の制御方法を含む。当該制御方法は、前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記周辺セルに在圏する移動局に対して一時的に割り当てることを含む。
本発明の第6の態様は、移動局に関する制御をコンピュータに行わせるためのプログラムを含む。ここで、前記移動局は、第1及び第2の基地局と無線通信可能な無線通信部を有する。当該プログラムを実行するコンピュータにより行われる前記制御は、以下の処理(a)及び(b)を含む。
(a)第1のセルに在圏し前記第1のセルを形成する第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成する第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求すること、及び
(b)前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記無線通信部による前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用可能とすること。
本発明の第7の態様は、自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な基地局の制御をコンピュータに行わせるためのプログラムを含む。当該プログラムを実行するコンピュータにより行われる前記制御は、前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記周辺セルに在圏する移動局に対して一時的に割り当てることを含む。
上述した本発明の各態様によれば、隣接基地局間のシグナリングに依らずに、無線リソースの衝突に起因する隣接セル間干渉を動的に抑制することに寄与可能な移動局装置、基地局装置、無線通信システム、制御方法、及びプログラムを提供できる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示したUEによる隣接セル(H)eNBに対するRB要求手順の具体例を示すフローチャートである。 図1に示した(H)eNBによる隣接セルUEに対するRB割り当て手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図4に示したUEによる隣接セル(H)eNBに対するRB要求手順の具体例を示すフローチャートである。 図4に示したUEによる隣接セル(H)eNBに対するRBの再要求手順の具体例を示すフローチャートである。 図4に示した(H)eNBによる割り当て済みRBの解放手順の具体例を示すフローチャートである。 図4に示した無線通信システムにおけるRBの割り当て及び解放処理の具体例を示すシーケンス図である。 図4に示した無線通信システムにおけるRBの割り当て及び解放処理の他の具体例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図11に示した無線通信システムにおける無線リソースの割り当て及び解放処理の具体例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態5に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
図1は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示している。本実施の形態では、LTEシステムを例に説明する。図1において、HeNB1は、フェムトセル基地局であり、フェムトセル101を形成してUEとの無線通信を行う。(H)eNB2は、フェムトセル101に隣接するセル102を形成しUEとの無線通信を行う。(H)eNB2は、フェムトセル基地局でもよいしマクロセル基地局でもよい。以下では、(H)eNB2がマクロセル基地局である場合を例に説明し、単にeNB2と表記する。図1において、UE3はセル101に在圏し、UE4はセル102に在圏している。なお、説明の簡便化のために、図1では、UE3及びUE4をそれぞれ1台のみ図示しているが、これらはそれぞれ複数台存在してもよい。
背景技術で述べたように、HeNB1とeNB2の間に基地局間インタフェースが無い場合には、使用RBの重複に起因する干渉の動的な抑制を基地局間のシグナリングによって行うことができない。本実施の形態では、セル101に在圏するUE3と隣接セル102を形成するeNB2とのシグナリングによって、動的な干渉抑制を可能とする。以下では、干渉回避のためのUE3及びeNB2の構成及び動作の具体例について順に説明する。
始めに、図1に示したUE3の構成例について説明する。無線通信部30は、HeNB1及びeNB2と双方向の無線通信を行うことができるよう構成されている。具体的には、無線通信部30は、アップリンク送信データに対するに誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング、スクランブル、変調シンボルマッピングを行って物理チャネル毎の送信シンボル列を生成する。さらに、無線通信部30は、送信シンボル列のリソースエレメントへのマッピング、DFTS-OFDM信号生成、周波数アップコンバージョン、信号増幅等の各処理を行ってアップリンク信号を生成する。生成されたアップリンク信号はアンテナから無線送信される。また、無線通信部30は、ダウンリンク信号を受信し、受信シンボル列の復元、論理チャネル毎の受信データの復元等を行う。
RB要求部31は、UE3とHeNB1の間の通信に使用するRBの干渉を抑制するため、隣接セル102を形成するeNB2に対してRBの割り当てを要求する。要求されるRBは、ダウンリンクRB及びアップリンクRBの両方でもよいし、いずれか一方のみでもよい。当該要求は、無線通信部30を介してeNB2に無線送信される。また、RB要求部31は、eNB2から通知される割り当て可能なRBと割当期間の情報を、無線通信部30を介して受信する。なお、割当期間が固定的に定められている場合、RB要求部31は、割当期間の情報を受信しなくてもよい。RB要求部31は、eNB2から割り当てられたRBを無線通信部30に適用し、当該RBを使用したUE3とHeNB1との通信を可能とする。なお、RB要求部31は、eNB2から割り当てられたRBをeNB1に通知してもよいし、通知しなくてもよい。割り当てられたRBを通知しなくても、eNB1が当該RBの空き状態を検出することで、当該RBを使用した通信が可能となるためである。
次に、図1に示したeNB2の構成例について説明する。無線通信部20は、自身のセル102に在圏するUE4及び隣接セル101に在圏するUE3と無線通信を行う。具体的には、無線通信部20は、ダウンリンク送信データに対するに誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング、スクランブル、変調シンボルマッピングを行って物理チャネル毎の送信シンボル列を生成する。さらに、無線通信部30は、送信シンボル列に対するレイヤマッピング(MIMO(Multiple Input/ Multiple Output)を行う場合)、プリコーディング(MIMOを行う場合)、リソースエレメントへのマッピング、OFDM信号生成、周波数アップコンバージョン、信号増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成する。生成されたダウンリンク信号はアンテナから無線送信される。また、無線通信部20は、アップリンク信号を受信し、受信シンボル列の復元、論理チャネル毎の受信データの復元等を行う。
RB割当部21は、UE3から送信されたRB割当要求を無線通信部20を介して受信する。RB割当部21は、UE3に対するRBの割当てが可能かを判断する。割当て可能である場合、RB割当部21は、割当て可能なRBと割当期間の情報を生成し、無線通信部20を介してUE3に送信する。なお、割当期間が固定的に定められている場合、RB割当部21は、割当期間の情報を生成しなくてもよい。
RB割当部21は、隣接セル101のUE3に割り当てたRBの自セル102での重複使用を避けるため、セル102に在圏するUE4による当該RBの使用を停止してもよい。また、RB割当部21は、隣接セル201近傍に位置すると予想されるUE4に対して当該RBを割当てないようにし、eNB2の近傍に位置するUE4に対して当該RBを割り当ててもよい。このようなRBの割当て制御は、例えば、アップリンク信号に含まれるリファレンス信号の受信電力を基準として行えばよい。
つまり、eNB2は、隣接セル101に在圏するUE3が隣接eNB(HeNB1)と通信を行うためのRBを確保する。UE3に割り当てたRBの配下のUE4による使用をeNB2が抑制することで、eNB1とUE3の間の通信において必要なスループットを確保できるようになる。
続いて以下では、UE3によるRB要求手順およびeNB2によるRB割当て手順について詳細に説明する。図2は、UE3によるRB要求手順の具体例を示すフローチャートである。ステップS10では、UE3は、隣接eNB(つまりeNB2)に対してRB割当要求を送信する。ステップS11では、UE3は、割当て可能なRB及に割当期間の情報をeNB2から受信する。ステップS12では、UE3は、eNB2から割り当てられたRBを使用してHeNB1と通信する。上述の通り、eNB2から割り当てを受けるRBは、アップリンクRB及びダウンリンクRBの両方又はいずれか一方のみでもよい。
図3は、eNB2によるRB割当て手順の具体例を示すフローチャートである。ステップS20では、eNB2は、隣接セル(つまりセル101)に在圏するUE3からRB割当要求を受信する。ステップS21では、eNB2は、割当て可能なRB及び割当期間の情報をUE3に送信する。ステップS22では、割当期間の間、eNB2は、隣接セル101のUE3に割り当てたRBの自セル(つまりセル102)での使用を停止する。
上述したように、本実施の形態にかかる無線通信システムは、隣接セル間での使用RBの重複に起因する干渉の発生を、UE3と隣接セルのeNB2とのシグナリングによって動的に抑制することができる。なお、UE3がeNB2に対してRB割当要求を行うタイミング、及び要求するRBの大きさについては、様々なバリエーションが考えられる。実施の形態2以降では、これらのバリエーションについて説明する。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態では、UE3とHeNB1との間のダウンリンク又はアップリンクのスループットが基準値を下回った場合に、UE3はeNB2に対するRB割当要求の送信を決定する。また、UE3は、基準値に相当するスループットを確保するために必要なRBの割り当てをeNB2に要求する。
また、UE3は、隣接するeNB(eNB2)が複数存在する場合に、RB割当要求の送信先を決定するために周辺セルサーチを行ってもよい。具体的には、UE3は、周辺セルサーチによって検出された少なくとも1つの周辺(H)eNBのうち、ダウンリンク受信電力が閾値を超える少なくとも1つの(H)eNBを選択し、これらにRB割当要求を送信すればよい。
図4は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示している。図4と上述の図1との差分は、UE3がスループット測定部32及び周辺(H)eNB検出部33を持つ点である。スループット測定部32は、HeNB1との間の通信スループットを測定し、スループットが基準値を下回ったかを検出する。スループット測定部32は、アップリンク及びダウンリンクの両方のスループットを測定してもよいし、いずれか一方のみを測定してもよい。スループットの基準値は、例えば、UE3とHeNB1との間の通信に必要な最低限のスループットとすればよい。
周辺(H)eNB検出部33は、周辺セルサーチを行って周辺に位置する少なくとも1つの(H)eNBを検出する。
図4のRB要求部31は、スループット測定部32及び周辺(H)eNB検出部33と連携して、RB割当要求の送信タイミング及び送信先の隣接eNB2を決定する。つまり、RB要求部31は、スループットが基準値を下回ったことが検出された場合に、周辺セルサーチで検出された少なくとも1つの周辺(H)eNBのうちダウンリンク受信電力の大きい少なくとも1つの(H)eNBを選択し、選択された(H)eNBにRB割当要求を送信する。
続いて、本実施の形態におけるUE3によるRB要求手順の具体例について説明する。図5は、当該具体例を示すフローチャートである。ステップS30では、UE3は、ダウンリンク(DL)又はアップリンク(UL)のスループットが基準値(最小スループット)を下回ったことを検出する。ステップS31では、UE3は、周辺セルサーチを行うことで、ダウンリンク受信電力の大きい少なくとも1つの隣接eNB(eNB2)を選択する。ステップS32では、UE3は、最小スループット通信を行うために必要なRBの割当要求を、選択した隣接eNB に送信する。ステップS33及びS34は、図2のステップS11及び12と同様である。なお、UE3が複数の隣接eNB2からRBの割り当てを受けた場合、これら全てを使用してもよいし、最小スループット通信に必要な一部を使用してもよい。一部のRBを使用する場合、ダウンリンク受信電力の大きい隣接eNBから割り当てられたものを優先的に使用するとよい。当該RBは、他のRBに比べて干渉を抑制効果が高いと想定されるためである。
上述したように、本実施の形態では、UE3は、スループットが基準値を下回った場合に、当該基準値に相当するスループットを確保するために必要なRBの割り当てを要求することとした。これにより、UE3がeNB2に対して無駄なRBを要求することを防止でき、eNB2におけるRBの使用効率の低下を防止できる。
また、UE3の周囲に複数の隣接eNB2が存在する場合に、周辺セルサーチの結果を用いて、ダウンリンク受信電力が相対的に大きい隣接eNB2をRB割当要求の送信先として選択することとした。これにより、RB割当を受けることで干渉抑制効果が高いと想定される隣接eNB2に対して効率よく要求を行うことができる。
さらに以下では、eNB2がUE3に割り当てたRBの解放手順の具体例について説明する。ここで、RBの解放とは、UE3へのRBの割り当てを終了し、自セル(セル102)に在圏するUE4による当該RBの使用を可能とすることを意味する。eNB2は、割り当て期間が経過したこと(タイムアウトしたこと)を契機としてRBの解放を行ってもよい。また、タイムアウトによるRBの解放と組み合わせて、eNB2がUE3からRBの解放要求を受信したことを契機としてRB解放を行ってもよい。例えば、UE3の通信が終了した場合にタイムアウトを待たずにRBを解放できるため、eNB2におけるRBの使用効率の低下を抑制できる。また、UE3は、割り当て期間を超えて引き続きRBを使用したい場合がある。よって、UE3は、RBの再割り当てをeNB2に要求してもよい。
図6は、UE3がRBの再割り当て要求を行う手順の具体例を示すフローチャートである。ステップS40では、UE3は、eNB2から割り当てを受けているRBの継続使用の要否を判定する。継続使用が必要である場合(ステップS40でYES)、UE3は、隣接eNB(eNB2)に対してRB割当要求を送信する(ステップS41)。当該要求は、割り当てを求めるRBの指定を含んでもよいし、当該指定を含まなくてもよい。これに対して、eNB1との通信が終了した等の利用によってRBの継続使用が不要である場合(ステップS40でNO)、UE3は、隣接eNB(eNB2)に対してRB解放要求を送信する(ステップS42)。
図7は、eNB2におけるRB解放手順の具体例を示すフローチャートである。ステップS50では、eNB2は、隣接セル(セル101)のUE(UE3)からRB割当要求を再受信したかを判定する。RB割当要求を再受信した場合(ステップS50でYES)、eNB2はUE3にRBを再度割り当てる(ステップS51)。再割り当てされるRBは先に割り当てたRBを同じでもよいし異なってもよい。
ステップS52では、eNB2は、UE3からRB解放要求を受信したかを判定する。解放要求を受信した場合(ステップS52でYES)、eNB2は、該当するRBを解放し、自セル102内のUE4による該当RBの使用を可能とする(ステップS54)。
ステップS53では、eNB2は、RB割当時にUE3に通知した割当期間が経過したか(タイムアウトしたか)を判定する。タイムアウトした場合(ステップS53でYES)、eNB2は、該当するRBを解放し、自セル102内のUE4による該当RBの使用を可能とする(ステップS54)。
図8及び図9は、RBの割当てから解放までの一連の処理シーケンスの具体例を示している。図8は、UE3からの解放要求に基づいてRBの解放が行われる例である。ステップS601では、UE3とHeNB1が、あるダウンリンクRB及びアップリンクRBを用いて通信を行う。ステップS602では、UE4とeNB2が、UE3とHeNB1が使用するRBと重複するRBを用いて通信を開始する。これにより、マクロセル102からフェムトセル101への干渉が発生する。ステップS603では、UE3は、ダウンリンク信号又はアップリンク信号の通信品質の劣化を検出する。具体的には、上述したスループットの低下を検出すればよい。
ステップS604では、UE3はeNB2にRB割当要求を送信する。ステップS605では、eNB2は、UE3に割り当てるRBを決定する。割り当てられるRBをここでは「RB1」とする。ステップS606では、eNB2は、RB1の使用しないことをUE4に通知する。ステップS607では、eNB2は、RB1及び割当期間の情報をUE3に送信する。ステップS608では、UE3とeNB1は、RB1を用いて通信を再開する。ステップS609では、UE4とeNB2は、RB1を除く他のRBを用いて通信を開始する。
ステップS610では、UE3は、RB1を継続使用するための再割当要求をeNB2に送信する。ステップS611では、eNB2は、RB1のUE3に対する割り当ての継続を決定する。ステップS612では、eNB2は、RB1及び割当期間の情報をUE3に送信する。ステップS613では、UE3とeNB1は、RB1を用いて通信を継続する。
UE3とeNB1の通信が完了した場合(ステップS614)、UE3は、RB解放要求をeNB2に送信する。ステップS616では、eNB2は、解放要求に応じてRB1を解放する。ステップS617では、eNB2は、RB1を解放したことを示す応答をUE3に送信する。
図9は、タイムアウト発生によりRBの解放が行われる例である。図9のステップS601〜S609は図8と同様である。ステップS710では、UE3とeNB1の通信が完了する。ステップS711では、UE3は、RB解放要求をeNB2に送信する。しかしこの解放要求は、何らかの理由によって、eNB2に到達せずに消失したものとする。ステップS712では、eNB2は、UE3に対するRB1の割当期間の経過(タイムアウト)を判定する。ステップS713では、eNB2は、タイムアウト発生に応じてRB1を解放する。
<発明の実施の形態3>
本実施の形態では、UE3は、HeNB1との間のダウンリンク通信に対する干渉量を測定する。そして、UE3は、干渉量が所定の基準値を上回った場合に、eNB2に対するRB割当要求の送信を決定する。また、UE3は、基準値に相当するスループットを確保するために必要なダウンリンクRBの割り当てをeNB2に要求する。このとき、UE3は、アップリンクRBの割り当ても併せて要求してもよい。
図10は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示している。図10と上述の図4との差分は、UE3がスループット測定部32の替わりに干渉測定部52を持つ点である。干渉測定部52は、ダウンリンク信号に対する干渉量を測定する。
<発明の実施の形態4>
上述した発明の実施の形態1〜3では、LTEシステムについて説明した。しかしながら、本発明の適用先はLTEシステムに限られない。上述した発明の実施の形態1〜3は、互いに隣接する基地局間で制御メッセージを送受可能な基地局間インタフェース(X2インタフェース等)を利用できない場合に広く有効である。本実施の形態では、上述した発明の実施の形態2をWCDMAシステムに適用した例について説明する。
図11は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示している。HNB41は、フェムトセル基地局であり、フェムトセル101を形成してUEとの無線通信を行う。(H)NB42は、フェムトセル101に隣接するセル102を形成しUEとの無線通信を行う。(H)NB42は、フェムトセル基地局でもよいしマクロセル基地局でもよい。以下では、(H)NB42がマクロセル基地局である場合を例に説明し、単にNB42と表記する。図11において、UE43はセル101に在圏し、UE44はセル102に在圏している。なお、説明の簡便化のために、図11では、UE43及びUE44をそれぞれ1台のみ図示しているが、これらはそれぞれ複数台存在してもよい。
本実施の形態は、上述した発明の実施の形態2と同様である。すなわち、UE43とHNB41との間のダウンリンク又はアップリンクのスループットが基準値を下回った場合に、UE43はNB42に対するRB割当要求の送信を決定する。また、UE43は、基準値に相当するスループットを確保するために必要な無線リソースの割り当てをNB42に要求する。なお、WCDMAシステムにおける無線リソースは、無線周波数、スクランブリングコード、及び送信電力によって規定される。スクランブリングコード間の直交性は無いため、ダウンリンクの無線周波数が同じでスクランブリングコードが異なる隣接基地局間では、送信電力の調整によって無線リソースが共用される。
UE43に関して、図11に示した無線通信部430は、図4に示した無線通信部30に対応する。無線リソース要求部431は、RB要求部31に対応する。スループット測定部432は、スループット測定部32に対応する。周辺(H)NB検出部433は、周辺(H)eNB検出部33に対応する。また、NB42に関して、図11に示した無線通信部420は、図11に示した無線通信部20に対応する。無線リソース割当部421は、RB割当部21に対応する。
スループット測定部432は、HNB41との間の通信スループットを測定し、スループットが基準値を下回ったかを検出する。スループット測定部432は、アップリンク及びダウンリンクの両方のスループットを測定してもよいし、いずれか一方のみを測定してもよい。スループットの基準値は、例えば、UE43とHNB41との間の通信に必要な最低限のスループットとすればよい。
周辺(H)NB検出部433は、周辺セルサーチを行って周辺に位置する少なくとも1つの(H)NBを検出する。
無線リソース要求部431は、スループット測定部432及び周辺(H)NB検出部433と連携して、無線リソース割当要求の送信タイミング及び送信先の隣接NB42を決定する。つまり、無線リソース要求部431は、アップリンク又はダウンリンクのスループットが基準値を下回ったことが検出された場合に、周辺セルサーチで検出された少なくとも1つの周辺(H)NBのうちダウンリンク受信電力の大きい少なくとも1つの(H)NBを選択し、選択された(H)NBに無線リソースの割当要求を送信する。無線リソース要求部431は、アップリンクのスループットが基準値を下回った場合にはアップリンクの無線リソースの割り当てを要求すればよく、ダウンリンクのスループットが基準値を下回った場合にはダウンリンクの無線リソースの割り当てを要求すればよい。
無線リソース割当部421は、UE43から送信された無線リソース割当要求を無線通信部420を介して受信する。無線リソース割当部421は、UE43に対する無線リソースの割当てが可能かを判断する。割当て可能である場合、無線リソース割当部421は、UE43と隣接HNB41との間の通信のために無線リソースを割り当てる。具体的には、UE43と隣接HNB41との間のダウンリンク無線リソースを割り当てる場合、無線リソース割当部421は、無線通信部420のダウンリンク送信電力を低下させればよい。ダウンリンク送信電力を低下は、ダウンリンクの最大送信電力を抑制することによって行ってもよい。また、UE43と隣接HNB41との間のアップリンク無線リソースを割り当てる場合、無線リソース割当部421は、セル102に在圏するUE(UE44を含む)からの上り総受信電力(RTWP:Received Total Wideband Power)を低下させればよい。なお、無線リソース割当部421は、無線リソースを割当可能な場合に、割当可能な割当期間TをUE43に通知してもよい。
NB42がセル102におけるダウンリンク送信電力又はアップリンク送信電力を下げることで、UE43のダウンリンク信号又はアップリンク信号に対する干渉が低減する。これにより、UE43は、HNB41と通信する。UE43は、NB42からUE43に割当可能な割当期間Tの情報を受信し、この期間内においてHNB41と通信する。なお、UE43は、NB42から受信した割当期間Tの情報をHNB41に通知してもよいし、しなくてもよい。割当期間Tの情報をHNB41に通知しなくても、HNB41が干渉の低下を検出することで当該無線リソースによる通信が可能となる。
図12は、無線リソースの割当て(つまり送信電力の抑制)から無線リソースの解放(つまり送信電力の抑制解除)までの一連の処理シーケンスの具体例を示している。図12は、UE43からの要求に基づいてNB42による送信電力の抑制の解除が行われる例である。ステップS801では、UE43とHNB41が通信を行う。ステップS802では、UE44とNB42が、UE43とHNB41が使用するのと同じ無線周波数を用いて通信を開始する。これにより、マクロセル102からフェムトセル101への干渉が発生する。ステップS803では、UE43は、ダウンリンク信号又はアップリンク信号の通信品質の劣化を検出する。具体的には、上述したスループットの低下を検出すればよい。
ステップS804では、UE43はNB42に無線リソース割当要求を送信する。ステップS805では、NB42は、UE43に無線リソースを割り当て可能であるか、つまりアップリンク又はダウンリンクの送信電力低減が可能であるかを判定する。UE43に無線リソースを割り当てる場合、ステップS806では、NB42は、送信電力の抑制をUE44に通知する。ステップS807では、NB42は、無線リソースを一定時間(割当期間T)だけ割り当てることをUE43に通知する。なお、割当期間Tは必ずしも通知しなくてもよい。ステップS808では、UE43とHNB41が通信を再開する。ステップS809では、UE44とNB42は、送信電力を抑制した状態で通信を開始する。
ステップS810では、UE43は、割当期間Tを超えて無線リソースを継続使用するための再割当要求をNB42に送信する。ステップS811では、NB42は、UE43に対する無線リソース割り当ての継続を決定する。ステップS812では、NB42は、無線リソースを一定時間(割当期間T)だけ割り当てることをUE43に通知する。ステップS813では、UE43とHNB41が通信を継続する。
UE43とHNB41の通信が完了した場合(ステップS814)、UE43は、無線リソース解放要求をNB42に送信する。ステップS816では、NB42は、解放要求に応じて無線リソース制限(つまり、送信電力の抑制)を解除する。ステップS817では、NB42は、無線リソースを解放したことを示す応答をUE43に送信する。
なお、UE43からの無線リソース解放要求は、何らかの理由によって、NB42に到達せずに消失する場合がある。よって、NB42は、UE43からの再割当要求を受信することなく割当期間Tが経過した場合に、無線リソース制限(つまり、送信電力の抑制)を解除すればよい。
<発明の実施の形態5>
本実施の形態では、上述した発明の実施の形態3をWCDMAシステムに適用した例について説明する。つまり、本実施の形態では、UE43は、HNB41との間のダウンリンク通信に対する干渉量を測定する。そして、UE43は、干渉量が所定の基準値を上回った場合に、NB42に対する無線リソース割当要求の送信を決定する。また、UE43は、基準値に相当するスループットを確保するために必要なダウンリンク無線リソースの割り当てをNB42に要求する。このとき、UE43は、アップリンク無線リソースの割り当ても併せて要求してもよい。
図13は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示している。図13と上述の図11との差分は、UE43がスループット測定部432の替わりに干渉測定部452を持つ点である。干渉測定部452は、ダウンリンク信号に対する干渉量を測定する。
<その他の実施の形態>
UE3とeNB1との間のダウンリンク通信及びアップリンク通信に干渉が生じていることを示すパラメータは、上述したスループット及びダウンリンク干渉量に限られない。干渉が生じている場合、一般的に、通信品質に関するパラメータが変化する。したがって、例えば、UE3は、SIR(Signal to Interference Ratio)、BER(Bit Error Rate)等を測定し、これらが基準値を下回った場合にeNB2にRB割当要求を行ってもよい。
また、上述した図8及び9では、UE3とeNB1が通信を開始した後にUE4とeNB2が通信を開始することによる通信品質の劣化(例えばスループット低下)を検知する例を示した。これとは逆に、先にUE4とeNB2が通信を開始している状況で、その後UE3とeNB1が通信を開始する場合、UE3は、通信品質の十分な空きRBが確保できないことを検知した場合に、RB割当要求をeNB2に送信すればよい。図12についても同様である。
また、上述した各実施の形態では、リソースブロックを含む無線リソースの割り当てを隣接基地局に対して要求する移動局(UE3、UE43)が在圏するセルを管理する基地局(HeNB1、HNB41)がフェムトセル基地局である場合について説明した。しかしながら、移動局(UE3、UE43)が在圏するセルを管理する基地局は、マクロセル基地局でもよい。互いに隣接する基地局間で制御メッセージを送受可能な基地局間インタフェース(X2インタフェース等)を利用できない場合に、UEが無線リソースの要求を隣接基地局に行うことで、隣接基地局間のシグナリングに依らずに、無線リソースの衝突に起因する隣接セル間干渉を動的に抑制することができる。
また、上述した各実施の形態ではLTEシステム及びWCDMAシステムについて説明したが、各実施の形態は他の無線通信システム、例えばWiMAX、無線LAN(Local Access Network)などにも適用可能である。
上述した各実施の形態で述べた、UE3及びUE43による無線リソース(RBを含む)の割当要求処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)若しくはCPU(Central Processing Unit)又はこれらの組み合わせを含むコンピュータ・システムを用いて実現することができる。同様に、eNB2及びNB42による無線リソース(RBを含む)の割り当て処理も、コンピュータ・システムを用いて実現することができる。具体的には、上述したRB要求部31、RB要求部431、RB割当部21、又はRB割当部421の処理手順に関する命令群を含むプログラムをコンピュータ・システムに実行させればよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1及び第2の基地局と無線通信可能な無線通信部と、
無線リソース要求部と、
を備え、
前記無線リソース要求部は、
前記無線通信部が前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求し、
前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記無線通信部による前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用可能とする、
移動局装置。
(付記2)
前記無線リソース要求部は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方の通信品質が基準値を超えて低下する場合に、前記基準値を確保するために必要な無線リソースの割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記1に記載の移動局装置。
(付記3)
前記無線リソース要求部は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方に対する周辺セルからの干渉の発生を契機として、前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記1又は2に記載の移動局装置。
(付記4)
前記無線リソース要求部は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方のスループットの低下が検知されたことに応じて、前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記1〜3のいずれか1項に記載の移動局装置。
(付記5)
前記第2の基地局は複数の基地局を含み、
前記無線リソース要求部は、前記複数の基地局のうちダウンリンク受信電力の大きさに基づいて選択された少なくとも1つの基地局に対して前記無線リソースの割り当てを要求するよう構成されている、付記1〜4のいずれか1項に記載の移動局装置。
(付記6)
自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な無線通信部と、
前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記移動局に対して一時的に割り当てる無線リソース割当部と、
を備える基地局装置。
(付記7)
前記無線リソース割当部は、前記移動局に対して割り当てた無線リソースの前記自セルに在圏する他の移動局による使用を禁止するよう構成されている、付記6に記載の基地局装置。
(付記8)
第1のセルを形成可能な第1の基地局と、
前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成可能な第2の基地局と、
前記第1及び第2の基地局と無線通信可能な移動局とを備え、
前記移動局は、
前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求し、前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用するよう構成されている、
無線通信システム。
(付記9)
前記移動局は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方の通信品質が基準値を超えて低下する場合に、前記基準値を確保するために必要な無線リソースの割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記1に記載の無線通信システム。
(付記10)
前記移動局は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方に対する周辺セルからの干渉の発生を契機として、前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記8又は9に記載の無線通信システム。
(付記11)
前記移動局は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方のスループットの低下を検知した場合に前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、付記8〜10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記12)
前記第2の基地局は、前記移動局に対して割り当てた前記無線リソースの前記第2のセルに在圏する他の移動局による使用を禁止するよう構成されている、付記8〜11のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記13)
前記第2の基地局は複数の基地局を含み、
前記移動局は、前記複数の基地局のうちダウンリンク受信電力の大きさに基づいて選択された少なくとも1つの基地局に対して前記無線リソースの割り当てを要求するよう構成されている、付記8〜12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記14)
第1のセルに在圏し前記第1のセルを形成する第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成する第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求すること、及び
前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用すること、
を備える移動局の制御方法。
(付記15)
前記無線リソースの一時的な割り当ての要求は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方の通信品質が基準値を超えて低下する場合に、前記基準値を確保するために必要な無線リソースの割り当てを要求することを含む、付記14に記載の方法。
(付記16)
前記無線リソースの一時的な割り当ての要求は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方に対する周辺セルからの干渉の発生を契機として行われる、付記15又は16に記載の方法。
(付記17)
前記無線リソースの一時的な割り当ての要求は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方のスループットの低下が検知されたことに応じて行われる、付記14〜16のいずれか1項に記載の方法。
(付記18)
前記第2の基地局は複数の基地局を含み、
前記無線リソースの一時的な割り当ての要求は、前記複数の基地局のうちダウンリンク受信電力の大きさに基づいて選択された少なくとも1つの基地局に対して行われる、付記14〜17のいずれか1項に記載の方法。
(付記19)
自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な基地局の制御方法であって、
前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記周辺セルに在圏する移動局に対して一時的に割り当てること、
を備える基地局の制御方法。
(付記20)
移動局に関する制御をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記移動局は、第1及び第2の基地局と無線通信可能な無線通信部を備え、
前記制御は、
第1のセルに在圏し前記第1のセルを形成する第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成する第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求すること、及び
前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記無線通信部による前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用可能とすること、
を備える、コンピュータプログラム。
(付記21)
自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な基地局の制御をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記制御は、
前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記周辺セルに在圏する移動局に対して一時的に割り当てること、
を備える、プログラム。
(付記22)
前記無線リソースはリソースブロックである、付記1〜7のいずれか1項に記載の移動局装置。
(付記23)
前記無線リソースは送信電力である、付記1〜7のいずれか1項に記載の移動局装置。
(付記24)
付記21に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
この出願は、2010年1月25日に出願された日本出願特願2010−013008、及び2010年4月9日に出願された日本出願特願2010−090122を基礎とする優先権を主張し、これらの開示の全てをここに取り込む。
1 HeNB
2 (H)eNB
3 UE
4 UE
20 無線通信部
21 RB割当部
30 無線通信部
31 RB要求部
32 スループット測定部
33 周辺(H)eNB検出部
52 干渉測定部
101 セル
102 セル
41 HNB
42 (H)NB
43 UE
44 UE
420 無線通信部
421 無線リソース割当部
430 無線通信部
431 無線リソース要求部
432 スループット測定部
433 周辺(H)NB検出部
452 干渉測定部

Claims (10)

  1. 第1及び第2の基地局と無線通信可能な無線通信手段と、
    無線リソース要求手段と、
    を備え、
    前記無線リソース要求手段は、
    前記無線通信手段が前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求し、
    前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記無線通信手段による前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用可能とする、
    移動局装置。
  2. 前記無線リソース要求手段は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方の通信品質が基準値を超えて低下する場合に、前記基準値を確保するために必要な無線リソースの割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、請求項1に記載の移動局装置。
  3. 前記無線リソース要求手段は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方に対する周辺セルからの干渉の発生を契機として、前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、請求項1又は2に記載の移動局装置。
  4. 前記無線リソース要求手段は、前記アップリンク信号及び前記ダウンリンク信号のうち少なくとも一方のスループットの低下が検知されたことに応じて、前記無線リソースの一時的な割り当てを前記第2の基地局に要求するよう構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動局装置。
  5. 前記第2の基地局は複数の基地局を含み、
    前記無線リソース要求手段は、前記複数の基地局のうちダウンリンク受信電力の大きさに基づいて選択された少なくとも1つの基地局に対して前記無線リソースの割り当てを要求するよう構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動局装置。
  6. 自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な無線通信手段と、
    前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記移動局に対して一時的に割り当てる無線リソース割当手段と、
    を備える基地局装置。
  7. 前記無線リソース割当手段は、前記移動局に対して割り当てた無線リソースの前記自セルに在圏する他の移動局による使用を禁止するよう構成されている、請求項6に記載の基地局装置。
  8. 第1のセルを形成可能な第1の基地局と、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成可能な第2の基地局と、
    前記第1及び第2の基地局と無線通信可能な移動局とを備え、
    前記移動局は、
    前記第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求し、前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用するよう構成されている、
    無線通信システム。
  9. 第1のセルに在圏し前記第1のセルを形成する第1の基地局との間でアップリンク信号の送信及びダウンリンク信号の受信を行う場合に、前記第1のセルに隣接する第2のセルを形成する第2の基地局に対してアップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースの一時的な割り当てを要求すること、及び
    前記第2の基地局によって割り当てられた前記無線リソースを前記第1の基地局との間の前記アップリンク信号の送信又は前記ダウンリンク信号の受信に使用すること、
    を備える移動局の制御方法。
  10. 自セルを形成し、移動局と無線通信を行うことが可能な基地局の制御方法であって、
    前記自セルの周辺に形成された周辺セルに在圏する移動局からの要求に応じて、アップリンク及びダウンリンクのうち少なくとも一方の無線リソースを前記周辺セルに在圏する移動局に対して一時的に割り当てること、
    を備える基地局の制御方法。
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