JP5290702B2 - ポリエステル組成物及びボトル - Google Patents

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本発明は、ポリエステル組成物及びそれからなる成形品に関する。更に詳細には、薄肉成形しても引張り強度の優れているポリエステル組成物、その製造方法及びその組成物からなるボトルに関する。
ポリエステルは、機械的強度、耐熱性、透明性及びガスバリア性に優れており、ジュース、清涼飲料、炭酸飲料などの飲料充填容器のボトル素材をはじめとしてフィルム、シート、繊維などの素材として好適に使用されている。
近年、成形メーカーや飲料メーカーがペットボトルのコストダウンに注力した研究開発を進めている(例えば、特許文献1参照。)。特に注目すべきは、従来のポリエステル樹脂使用量よりも約30重量%削減した薄肉のペットボトルである。しかしながら、ボトルを軽量化することで、ボトル胴部の肉厚は減少し、ボトル強度が大幅に減少するといった重欠点が生じることがある。
特開2003−119257号公報
本発明の課題は、添加剤を添加し薄肉成形しても曇り度合いが少なく且つ引張り強度の優れているポリエステル組成物及びその製造方法並びにそのポリエステル組成物を溶融成形してなるボトルを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するためにポリエステル樹脂強度アップに用いられる粒子について鋭意研究したところ、平均粒子径の異なる大小の球状シリカを組み合わせて添加することによって、曇り度合いが少なくかつ引張り強度の優れたポリエステル樹脂を製造できることを見出して本発明を解決するに至った。
即ち本発明の課題は芳香族ポリエステルと球状シリカからなるポリエステル組成物であって、前記球状シリカが平均粒径10〜40nmの球状シリカAと平均粒径50〜150nmの球状シリカBの2種類の球状シリカからなり、前記ポリエステル組成物の全体の重量を基準として前記球状シリカの全重量の合計が0.01〜0.3重量%含まれており、前記球状シリカAと前記球状シリカBの前記ポリエステル組成物の全体の重量を基準とする含有比率が2:1であるポリエステル組成物によって解決することができる。
本発明によれば、薄肉成形を行っても十分な強度を有するポリエステル組成物が得られるため、従来技術より薄肉成形した飲料用ボトルを提供することができ、使用する樹脂量も減らすことができるため、コストダウンや環境への負荷が低減されることになる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する芳香族ポリエステルとは、芳香族ジカルボン酸又はそのエステル成形性誘導体と脂肪族ジオールを重縮合反応させて得られる芳香族ポリエステルである。芳香族ジカルボン酸のエステル成形性誘導体とは炭素数1〜6個の低級ジアルキルエステル、炭素数6〜8個の低級ジアリールエステル、ジ酸ハライドを指す。芳香族ジカルボン酸としては具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルメタンジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸を表す。脂肪族ジオールとしては具体的には、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘプタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ビス(トリメチレングリコール)、ビス(テトラメチレングリコール)、トリエチレングリコール、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジメタノールを表す。中でも芳香族ポリエステルを構成する全繰り返し単位あたり80モル%以上が、テレフタル酸等又はナフタレンジカルボン酸等とエチレングリコールを重縮合反応させて得られたエチレンテレフタレート単位又はエチレンナフタレート単位であることを好ましい。より好ましくは90モル%以上である事である。この中でも本発明の実施に好適なジオールはエチレングリコールがあり、好適なカルボン酸エステルはテレフタル酸ジメチルがある。さらに、本発明の実施に好ましいポリエステルはポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレート(PEN)である。
本発明のポリエステル組成物を構成するのに好適な鉱物粒子は、球状シリカであり、平均粒径が10〜40nmの球状シリカAと平均粒径が50〜150nmの球状シリカBの2種類の球状シリカを用いる必要がある。より好ましくはその球状シリカとして、平均粒径が20〜30nmの球状シリカAと平均粒径が55〜130nmの球状シリカBを用いることである。好都合な粒子状鉱物は好ましくは二酸化ケイ素、アルミナ、二酸化チタンなどの金属酸化物である。これらは表面処理を施していることが好ましい。この表面処理は、粒子のグリコール成分及びポリエステル重合体中への分散性向上を目的とすることが好適に実施される。平均粒子径がこの範囲よりも小さいと発明の課題である強度が向上するといった効果が見られず、平均粒子径がこの範囲を超える場合には、溶融成形したばあいに成形品に曇りが生じることがあり好ましくない。
シリカは本発明の実施に好適な粒子である。主にシリカゾルは粒子の良好な分散性を有する組成物を得るためには特に好適であり、本発明の目的に適合する。ポリエステル組成物中の球状シリカ粒子の重量濃度は、球状シリカの合計としてポリエステル組成物の全体の重量を基準として、0.01〜0.3重量%、好ましくは0.05〜0.2重量%である。ポリエステル組成物中の当該濃度範囲がこの範囲よりも少ないと発明の課題である強度が向上するといった効果が見られず、濃度範囲がこの範囲を超える場合には、溶融成形したばあいに成形品に曇りが生じることがあり好ましくない。
球状シリカ粒子は鉱物充填剤を重合体中に導入する公知の方法に従い、重合体中に導入することができる。第1の方法は、重合の開始に先立ちポリエステルの合成媒体中に粒子を導入することである。次に重合は球状シリカ粒子の存在下で実施される。球状シリカ粒子は粉体又は液体媒体中に分散した形態で導入できる。第2の方法は、球状シリカ粒子を溶融した重合体中に粉体で導入し、剪断力を加え混合することにより、均一な分散体を得ることである。本操作は、1軸あるいは2軸のスクリューを有する混練り機により実施できる。第3の方法は、球状シリカ粒子をいわゆるマスターバッチ法による方法(親練り混合物の形)で溶融重合体に導入できることである。親練り混合物は従来法により調製できる。親練り混合物の溶融重合体への導入は2軸のスクリューを有する混合装置により実施できる。マスターバッチ法は当該シリカ粒子をポリエステル組成物の全体の重量を基準として1〜30重量%含むポリエステル組成物を予め作成しておき、少なくとも一種のジオールと、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルとの混合物をエステル化反応又はエステル交換反応を行わせ、ついで得られたエステル化反応生成物又はエステル交換反応生成物を減圧下で重縮合させる工程を含むポリエステル組成物の製造方法において、重縮合工程以降の工程で添加することにより製造することができる。反応槽内における重縮合工程、又はその後1軸若しくは2軸押し出し機(混練機)による混合(混練)工程において添加・溶融混合することが好ましく採用することができる。
本発明の有利な実施の形態によると、球状シリカ粒子はポリエステルの合成媒体中にゾルの形態で導入される。ゾルは水性ゾル又はグリコールゾルがあるが、グリコールゾルの方が特に本発明の実施に適している。より好ましい製造方法の態様は少なくとも一種のジオールと、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルとの混合物中に、平均粒径が20〜400nmの球状シリカを含むシリカゾルを導入し、エステル化反応又はエステル交換反応を行わせ、ついで得られたエステル化反応生成物又はエステル交換反応生成物を減圧下で重縮合させ、ポリエステル組成物を得る方法である。
この形態に従った組成物の調製方法は次の通りである。
少なくとも一種のジオールと芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルとの混合物中に、平均粒径20〜400nm以下のシリカゾルを導入し、芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルのジオールによるエステル化又はエステル交換反応を行わせ、エステル化生成物又はエステル交換反応生成物を減圧下に重縮合させる。このポリエステル組成物の製造方法は、シリカゾルを導入する点を除けば従来法と同じである。エステル化反応工程又はエステル交換反応工程はポリエステルの製造方法の工業的手法で広く実施されている工程である。これら2つの方法は例えばポリエチレンテレフタレート製造のために使用されている。以下主にポリエチレンテレフタレートを製造する場合について述べる。
第一の調製方法はメチルテレフタレート(DMT)法、すなわちエステル交換法である。溶融したDMTを過剰のエチレングリコール(EG)にEG/DMT=1.9〜2.2のモル比で溶解し、エステル交換反応を常圧下、温度130〜250℃で実施する。エステル交換反応には酢酸マンガン等の触媒が必要となる。エステル交換反応により生成するメタノールは蒸留により除去される。未反応のエチレングリコールはエステル交換反応後に蒸発により除去される。このエステル交換反応により得られる生成物はビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレート(BHET)である。
第二の調製方法は直接エステル化法であり、テレフタル酸のエチレングリコールによるエステル化反応を行う。このエステル化反応は、EG/テレフタル酸=1〜1.5のモル比で温度190〜280℃、好ましくは200〜260℃で実施する。このエステル化反応はテレフタル酸自身が触媒として寄与し得るので、更なる触媒化合物の添加はなくても良い。必要に応じて適切なエステル化触媒化合物を添加することができる。このエステル交換反応により得られる生成物はビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレート(BHET)又は更に反応が進行したエチレンテレフタレートのオリゴマーである。
次に重縮合の工程を行うのであるが、重縮合の工程は一般に二酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラ−n−ブトキシドなどのゲルマニウム触媒化合物、三酸化アンチモンなどのアンチモン触媒化合物又はチタニウムテトラブトキシドなどのチタン触媒化合物を用いることができる。
本発明のポリエステル組成物はボトルの成形に利用できる。熱可塑性の重合体からボトルを製造する一般的な方法は本発明のポリエステル組成物を成形するために好適に採用できる。特に射出成形を行い、ついでブロー成形を行う方法が一般に好ましい。本発明のポリエステル組成物を用いて成形すれば、得られたボトルは容易にヘイズが1.0%以下になるようにすることができる。当該ボトルは飲料用のボトルとして好適に用いることができる。
以下に実施例を挙げて更に本発明を具体的に説明するが、本発明は当該実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
1.ポリエステル組成物の製造
[マスターチップの製造]
テレフタル酸ジメチルエステル20000g(103.2mol)とエチレングリコール12800g(206.2mol)との混合物に、テレフタル酸ジメチルエステルに対し、トリメリット酸チタンをチタン原子として5.0mmol%を撹拌機、精留塔及びメタノール溜出コンデンサーを設けた加圧反応が可能なステンレス製容器に仕込み、0.08MPaの加圧を行い、140℃から徐々に昇温しつつ、反応の結果生成するメタノールを系外に溜出させながら、エステル交換反応を行った。メタノールの溜出が完了し内温が235℃に達した時点で、得られるポリエステル組成物に対して2.0重量%となるように平均粒径25nmの球状シリカ粒子の10重量%グリコールゾル(触媒化成株式会社より購入、商品名:オスカル特殊品)と、得られるポリエステル組成物(マスターチップ)に対して1.0重量%となるように平均粒径60nmの球状シリカ粒子の10重量%グリコールゾル(触媒化成株式会社より購入、商品名:オスカル特殊品)を添加した。次いで、内温が248℃になった時点で、酢酸ナトリウムをテレフタル酸ジメチルエステルに対し、ナトリウム原子として5.0mmol%、二酸化ゲルマニウムをテレフタル酸ジメチルエステルに対し、二酸化ゲルマニウムをテレフタル酸ジメチルエステルに対し、二酸化ゲルマニウム分子として35mmol%及び正リン酸をテレフタル酸ジメチルエステルに対し、リン原子として30.0mmol%を添加し、5分間撹拌を行った後反応を終了した。
次いで、得られた反応生成物を撹拌装置、窒素導入口、減圧口及び蒸留装置を備えた反応容器に移し、210℃から280℃に徐々に昇温すると共に、常圧から50Paの高真空に圧力を下げながら重縮合反応を行った。反応系の溶融粘度をトレースしつつ、固有粘度が0.52dL/gとなる時点で重縮合反応を打ち切った。溶融ポリマーを反応器底部よりストランド状に冷却水中に押し出し、ストランドカッターを用いて切断してペレット化した。
なお、シリカ粒子の平均粒径はその製品のメーカーによって測定され、当該製品を納入時に添付された試験成績証明書に表示された値によって判断した。
[固相重合工程]
本実施例では、このようにして得られたポリエチレンテレフタレート組成物を加熱予備結晶化後、固相重合を行った。すなわち得られたペレットは、150℃で5時間予備加熱結晶化後、静置式の固相重合装置に仕込み、窒素気流下215℃で約22時間固相重合反応せしめて、固有粘度0.770dL/gのポリエチレンテレフタレート組成物ペレットを得た。
[マスターチップの添加・ポリエステル組成物の製造]
上記の製造方法により製造した固相重合後のペレットを帝人製ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)の重量に対して2種の球状シリカ粒子が表2に示す濃度(0.1重量%、0.05重量%)になるようブレンドしてポリエステル組成物を得た。
2.評価方法
[薄肉ボトル成形]
上記ポリエステル樹脂を160℃で5時間以上乾燥した後、射出成形機(NISSEI ASB製)にてプリフォームを射出成形した。引続いて、プリフォームの表面温度約110℃に赤外線ヒーターで予熱し、ブロー圧力5〜40kg/cm、金型温度150℃に設定したブロー成形機にて延伸ブロー成形し薄肉ボトルを成形した。
[固有粘度(η)]
ボトル胴部を切り取ったポリエチレンテレフタレート樹脂0.6gをo−クロロフェノール50cc中に加熱溶解した後、一旦冷却させ、その溶液をウベローデ式粘度計を用いて35℃の温度条件で測定した溶液粘度から算出した。
[透明性]
上記成形品をNIPPON DENSHOKU製ヘイズメーターNDH2000を用い確認した。曇り度合い(ヘイズ)が1.0%以下を合格とし、その値を超えるものを不合格と評価した。
[結晶化度]
密度勾配管にてボトル胴部の結晶化度を測定した。
[引張り強度]
上記成形品の胴部より2号形の試験片を作成し、島津製作所製AG−100Bオートグラフを用い引張り強度を評価した。
[実施例2]
実施例1に準じ、表1に示すように、1種の球状シリカ粒子を平均粒径が120nmのもの変更する以外は実施例1と同様の操作にて、ポリエステル組成物、薄肉ボトルを成形した。薄肉ボトル成形後のボトル胴部の溶融粘度、ヘイズ、結晶化度、引張り強度を評価した結果を表1に示した。
[比較例1]
球状シリカ粒子を添加しない以外は、ポリエステル組成物、ボトルの成形操作・それらの評価方法は実施例1と同じ操作を行い、ポリエステル組成物、ボトルを得た。結果を表1に示した。
[比較例2〜4]
平均粒径が25nm、60nm、120nmの球状シリカ粒子の単一種類をそれぞれポリエチレンテレフタレートに加える操作を行う以外は実施例1と同じ操作を行い、ポリエステル組成物、ボトルを得た。実施例1と同様の評価方法を実施し、結果を表1に示した。
Figure 0005290702
本発明によれば、薄肉成形を行っても十分な強度を有するポリエステル組成物が得られるため、従来技術より薄肉成形した飲料用ボトルを提供することができる。更に、使用する樹脂量も減らすことができるため、コストダウンや環境への負荷が低減されることになり、産業上の意義が極めて大きい。

Claims (8)

  1. 芳香族ポリエステルと球状シリカからなるポリエステル組成物であって、前記球状シリカが平均粒径10〜40nmの球状シリカAと平均粒径50〜150nmの球状シリカBの2種類の球状シリカからなり、前記ポリエステル組成物の全体の重量を基準として前記球状シリカの全重量の合計が0.01〜0.3重量%含まれており、前記球状シリカAと前記球状シリカBの前記ポリエステル組成物の全体の重量を基準とする含有比率が2:1であるポリエステル組成物。
  2. 前記芳香族ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである請求項1記載のポリエステル組成物。
  3. 前記球状シリカがポリエステル組成物の全体の重量を基準として0.05〜0.2重量%含まれている請求項1〜2のいずれか1項記載のポリエステル組成物。
  4. 前記球状シリカが平均粒径20〜30nmの球状シリカAと平均粒径55〜130nmの球状シリカBの2種類の球状シリカからなる請求項1〜3のいずれか1項記載のポリエステル組成物。
  5. 少なくとも一種のジオールと、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルとの混合物中に、平均粒径10〜40nmの前記球状シリカAと平均粒径50〜150nmの前記球状シリカBの2種類の球状シリカを含むシリカゾルを導入し、エステル化反応又はエステル交換反応を行わせ、ついで得られたエステル化反応生成物又はエステル交換反応生成物を減圧下で重縮合させる工程を含む請求項1〜4のいずれか1項記載のポリエステル組成物の製造方法。
  6. 少なくとも一種のジオールと、少なくとも一種の芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカルボン酸エステルとの混合物をエステル化反応又はエステル交換反応を行わせ、ついで得られたエステル化反応生成物又はエステル交換反応生成物を減圧下で重縮合させる工程を含むポリエステル組成物の製造方法において、平均粒径10〜40nmの前記球状シリカAと平均粒径50〜150nmの前記球状シリカBの2種類の球状シリカを前記ポリエステル組成物の全体の重量を基準として1〜30重量%含むポリエステル組成物を重縮合工程以降の工程で添加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のポリエステル組成物の製造方法。
  7. 前記重縮合させる工程において、チタン触媒又はゲルマニウム触媒を用いる請求項5又は6記載のポリエステル組成物の製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項記載のポリエステル組成物を、160℃で5時間以上乾燥した後、射出成形をして得られたプリフォーム成形品を更に延伸ブロー成形して得られたボトル胴部のサンプルをNIPPON DENSYOKU製ヘイズメーターNDH2000を用いて測定したヘイズが1.0%以下のボトル。
    成形してなるヘイズが1.0%以下のボトル。
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