JP5290618B2 - 接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両の照明装置や制御装置に使用される電子部品がフラットケーブルに接続されているような接続構造に関する。
従来、自動車の各種コントロールユニットや照明装置等といったモジュールには、プリント基板上に複数の電子部品を実装した電子部品搭載モジュールが用いられている。このような電子部品搭載モジュールは、例えば、半田接続によって電子部品が基板に実装されている。電子部品搭載モジュールと外部の電気回路とは、基板に半田接続された端子を有するコネクタによって接続される(特許文献1参照)。
しかし、モジュールを小型化する場合、半田接続には、多大な設備投資が必要になるといった問題があった。すなわち、例えば、平面視2mm×2mm角のLEDチップのような小型の電子部品を基板に接続する場合、極小箇所での半田接続を実現するための設備投資が必要になるという問題があった。また、極小な電子部品を半田接続することは非常に困難であるという問題があった。これらのことから、半田接続で導電を安定化させることが困難であるという問題があった。
特開2004―111435号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、電子部品を安定した接続状態でフラットケーブルに接続する接続構造を提供することを目的とする。
この発明は、電子部品に電気的に接続される接続端子を備えた第1筐体と、第2筐体とが、所定間隔を隔てて配設した導電体と該導電体を被覆する不導性部材で形成したフラットケーブルを挟んで嵌合され、前記接続端子に設けられた刃部が前記嵌合の際に前記フラットケーブルにおける導電体を打ち抜くことで該フラットケーブルから前記電子部品への導電が可能となる接続構造であって、
前記接続端子における先端側にピアス部を前記フラットケーブルの長さ方向に沿って形成し、前記ピアス部を、前記導電体よりも幅小のルーフ部と、該ルーフ部の幅方向の両側から連接される刃部とで構成し、前記ルーフ部を、該ルーフ部の幅方向の中央部分が、前記第1筐体側へ向けて凸な湾曲形状に形成するとともに、前記刃部を、前記フラットケーブルを打ち抜き可能に前記第2筐体に向けて突出して形成するとともに、前記ルーフ部の幅方向の両側に備えたそれぞれの突出長さを同じに形成し、前記第1筐体の前記フラットケーブル側の面に前記ルーフ部を支持する接続端子支持凹部を備え、該接続端子支持凹部を、前記ルーフ部の形状に対応させて該ルーフ部と面接触する形状に形成し、前記刃部により前記導体を打ち抜く姿勢に前記ピアス部を配置した状態において、前記刃部により打ち抜かれる前記導電体に隣り合う導電体を跨がないように、前記ルーフ部の長手方向に沿って前記刃部の幅方向長さよりも突出する補強用突出部を、前記ルーフ部に形成し、前記補強用突出部を、前記フラットケーブルを前記刃部により打ち抜く際に、前記接続端子支持凹部に対して前記ルーフ部から加わる打ち抜き荷重によって前記第1筐体が変形しないように、ルーフ部の単位面積当たりの打ち抜き荷重が、前記第1筐体の単位面積当たりの強度以下となる突出長さに形成することができる
またこの発明の態様として、前記ルーフ部の前記補強用突出部における両側の湾曲残部を、前記ルーフ部の長手方向において刃部に近づくほど、前記第2筐体に向けて突出するとともに、前記刃部の側端に沿って連続する突出形状に形成することができる。
前記電子部品は、LEDチップ等の光源デバイス、各種センサ、供給電圧を調整する抵抗器、高い電圧が印加される場合のバイパス回路を構成するダイオード等、電力供給を受けて作用する種々の素子で構成することができる。
前記フラットケーブルは、幅方向に所定間隔を隔てて平行に配設した複数の平型導体と該複数の平型導体を一体的に平板状に被覆する被覆部材とからなるフラットケーブル、あるいは、丸撚り線を幅方向に平行に配設して一体化したリボン電線等、通電可能な適宜のケーブルで構成することができる。
この発明により、電子部品を安定した接続状態でフラットケーブルに接続することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
この発明のLEDモジュール1は、図1乃至図8に示すように、電子デバイス3に電気的に接続される接続端子6を備えたデバイスホルダー7と、アンダーホルダー9とが、フラットケーブル100を挟んで嵌合され、接続端子6に設けられたピアス刃63bが嵌合の際にフラットケーブル100を打ち抜くことで該フラットケーブル100から電子デバイス3への導電が可能となっている。接続端子6におけるピアス刃63bの連接されているルーフ部63aは、フラットケーブル100を打ち抜く際の打ち抜き荷重によってデバイスホルダー7が変形しないように、ピアス刃63bの幅方向長さよりも長く形成されている。
また、このルーフ部63aは、デバイスホルダー7側へ向けて凸な湾曲形状に形成されている。
デバイスホルダー7のフラットケーブル100側の面には、接続端子6のルーフ部63aを支持する接続端子挿着凹部79が備えられており、該接続端子6支持凹部は、接続端子6のルーフ部63aの形状に対応させて該ルーフ部63aと面接触する逆U字型の湾曲形状に形成されている。
このように形成されているLEDモジュール1の詳細な構成について、以下図面とともに説明する。
図1はLEDモジュール1の斜視図を示し、図2はLEDモジュール1を平面側から見た分解斜視図を示し、図3はLEDモジュール1を底面側から見た分解斜視図を示し、図4は接続端子6(6a,6b)の斜視図を示す。
図1の斜視図に示すように、LEDモジュール1は、後述するデバイス保持ユニット2と、アンダーホルダー9とがフラットケーブル100を間に挟んで嵌合して構成されている。
図2の分解斜視図に示すように、デバイス保持ユニット2には、LED30や抵抗器40といった電子デバイス3と、この電子デバイス3に電気的に接続される中間端子5とがデバイスホルダー7の平面側に装着され、電子デバイス3に電気的に接続される接続端子6が底面側に装着されている。
LED30は、電圧の印加を受けて発光する発光素子であり、光源となるものである。このLED30は、約1〜2mm角の略直方体に形成されており、幅方向(フラットケーブル100の幅方向と同じ矢印W方向)及び長手方向(フラットケーブル100の長手方向と同じ矢印L方向)の長さに対して高さが低い形状に形成されている。
このLED30は、上面に平面視円形の発光部31が設けられると共に、両側下部に底面から側面へ連続するL型の接点32が対向配置されている。なお、接点32は、図2の左奥側を一方側接点32a(図3参照)とし、右手前側を他方側接点32bとしている。
抵抗器40は、LEDモジュール1の外部から印加される電圧をLED30の特性に合わせて所定電圧に調整する電圧調整回路を構成するものであり、調整後の所定電圧をLED30に印加する。
この抵抗器40は、図2に矢印Wで示す幅方向の長さがLED30より長く、図に矢印Lで示す奥行き方向の長さがLED30と同程度であり、上下方向の高さがLED30の1/4程度となる薄型の直方体形状である。
抵抗器40の両側下部には、底面から側面へ連続するL型の接点41が対向配置されている。なお、接点41は、図2の左奥側を一方側接点41aとし、右手前側を他方側接点41bとしている。
このような構成のLED30と抵抗器40とは、フラットケーブル100の長手方向(矢印L方向)に沿って、図2における右奥から左手前へこの順で配置されている。また、LED30の一対の接点32及び抵抗器40の一対の接点41は、フラットケーブル100の幅方向(矢印W方向)にそれぞれ並ぶように配置されている。
中間端子5は、適宜の弾性を有する1枚の銅合金製のプレートが、2つの部品配置開口55(55a,55b)を有するように平面視略“日”字型にプレス加工されて形成されている。詳述すると、中間端子5は、幅方向(矢印W方向)の両側に平行配置された略一直線状の一方側長手方向フレーム53aおよび他方側長手方向フレーム53bを、奥行き方向(矢印L方向)の両端および中央にて3つのメインスプリング51で接続した形状に形成されている。長手方向フレーム53(53a,53b)は平面形状であり、メインスプリング51は上下にサインカーブ形状に波打つ立体形状である。
メインスプリング51は、幅方向(矢印W方向)の付勢力によってバネ定数k1のスプリングを構成している。なお、メインスプリング51は、上下の振れ幅の中心が中間端子5と同じ平面上となるように構成されている。これにより、メインスプリング51の付勢方向が中間端子5と同じ平面上となっている。
他方側長手方向フレーム53bの部品配置開口55側の側面には、LED30や抵抗器40の他方側接点32b,41bと接触して導電を可能にする正面視逆U型の端子接触部52がそれぞれ備えられている。
端子接触部52は、部品配置開口55側がフリーであり、長手方向フレーム53側が長手方向フレーム53の側面に固定されている。この端子接触部52は、逆U字形状による幅方向(矢印W方向)の付勢力によってバネ定数k2のスプリングを構成している。
デバイスホルダー7は、樹脂部材によって形成され、上面の開放部分に、電子デバイス3及び中間端子5を挿着固定するデバイス挿着凹部70が設けられている。また、底面に接続端子6を挿着固定する接続端子挿着凹部79(図3参照)と、四隅近傍に下向きに突出するパイロットピン80とが設けられている。
デバイス挿着凹部70は、上方からの中間端子5の挿着ができるよう、中間端子5の平面形状より一回り大きく形成されている。中間端子5の部品配置開口55に対応する部分には、囲いブロック71(71a,71b)が配置されている。したがって、中間端子5は、部品配置開口55に囲いブロック71を挿通するようにデバイス挿着凹部70に嵌合挿着される。
また、囲いブロック71は、内側に装着する電子デバイス3の側面を三方向から囲繞する形状であり、端子接触部52の近接部分が開放されている。また、囲いブロック71は、図2の左奥側の底面部分に、デバイスホルダー7の底面側のから接続端子6の接触プレート61の挿通を許容する貫通孔72が設けられている。
図3に示すように、接続端子6の挿着を許容する接続端子挿着凹部79は、ピアス部63の挿着を許容する溝形状に形成され、一部に前記貫通孔72が設けられている。
図2に示すように、接続端子6は、LED30をフラットケーブル100に接続するLED用接続端子6bと、抵抗器40をフラットケーブル100に接続する抵抗用接続端子6aの2種類がある。
図4に示すように、各接続端子6(6a,6b)は、導電性を有する金属部材で形成され、平板状の水平プレート部62の一端が上方へ直角に起立して接触プレート61とされている。この接触プレート61には、水平プレート部62側へ凸となる接触凸部61aが設けられている。この接触凸部61aは、LED30及び抵抗器40の接点32,41と接触して導電を可能とする。
水平プレート部62の他端は、水平方向へ直角に屈曲して該屈曲部の先端側にピアス部63が設けられている。このピアス部63は、上方へ凸となる円弧上のルーフ部63aを有し、その下端に鉛直下方へ突出するピアス刃63bが設けられている。つまり、ピアス部63は、略板状の部材が中央で逆U字に湾曲された形状であり、一方の湾曲残部に2つのピアス刃63bが並列に所定間隔を隔てて設けられ、他方の湾曲残部に1つのピアス刃63b(図3参照)が設けられている。
このピアス刃63bの個数は、これに限らず、2つあるいは6つなど、適宜の個数とすることができる。その際、一方の湾曲残部のピアス刃63bと他方の湾曲残部のピアス刃63bは、交互に配置されることが好ましい。
また、各ピアス刃63bは、基部側から先端までの長さ、および形状がいずれも同一となるように形成することが好ましい。
また、各湾曲残部に設けられるピアス刃63bは、ピアス刃63bの幅方向に左右対称に配置することが好ましい。
また、幅方向に横並びのピアス刃63bの間に設けられる所定間隔は、ピアス刃63bの幅よりも広くすることが好ましいが、これに限らず適宜の間隔とすることができる。
ルーフ部63aの長さは、並列配置されたピアス刃63bの側端よりもさらに長く突出して構成され、これにより補強用突出部65が設けられている。このルーフ部63aの形状は、ピアス刃63bがフラットケーブル100を打ち抜く際にデバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79に付与する打ち抜き荷重とデバイスホルダー7の樹脂強度によって定められている。
すなわち、打ち抜き荷重によってデバイスホルダー7が変形しないように、ルーフ部63aを円弧面形状や平面形状のいずれの形状とするか、補強用突出部65の長さをどの程度に設定するかが定められている。
このルーフ部63aの形状を決定する具体的な基準は、ルーフ部63aの単位面積当たりの打ち抜き荷重が、デバイスホルダー7の単位面積当たりの樹脂強度以下となることである。
これにより、デバイスホルダー7が変形しないようにルーフ部63aを形成し、かつルーフ部63aを含む接続端子6が必要以上に大きくならないようにして、より小型のLEDモジュール1を不良なく安定して製造できるようにしている。
また、ピアス刃63bは、基部側から先端へ向けて幅が徐々に狭くなり、さらに先端部分で肉厚が徐々に薄くなる先端先鋭形状に形成されている。これにより、フラットケーブル100を打ち抜く際の打ち抜き負荷がなるべく小さくなるようにしている。
抵抗用接続端子6aとLED用接続端子6bは、水平プレート部62の長さが異なっている。これにより、接続端子6が接続端子挿着凹部79に装着された状態のピアス刃63bの位置が、フラットケーブル100の2本の導電体101にそれぞれ対応するように構成されている。
上述した中間端子5及び接続端子6は、0.1〜0.5mm厚の銅合金製板材で構成することができ、より好ましくは、LED30のサイズ等に合わせて0.2〜0.25mm厚程度の銅合金製板材とすることができる。なお、中間端子5及び接続端子6は、前記銅合金に限らず、導電性を有する適宜の部材で適宜の肉厚に形成することができる。
図2に示すように、フラットケーブル100は、幅方向(矢印W方向)に所定間隔を隔てて配設した2本の導電体101と、該2本の導電体101を一体的に平板状に被覆する不導電性ラミネートシート102とで構成されている。この不導電性ラミネートシート102は、具体的にはPET樹脂にて形成することが好ましいが、これに限らず適宜の不電導性部材で形成することができる。
不導電性ラミネートシート102の幅方向(矢印W方向)の両端部には、デバイスホルダー7のパイロットピン80に対応する位置に、幅方向内側に半円形状の切欠き102aが四ヶ所設けられている。なお、フラットケーブル100の代わりに適宜の電線を用いることが可能であるが、放熱効果が高いフラットケーブル100が好ましい。
アンダーホルダー9は、樹脂部材によって形成され、上面に、フラットケーブル100よりわずかに幅が広く、深さがフラットケーブル100の厚みよりわずかに深いケーブル用溝91が形成されている。このケーブル用溝91内に、フラットケーブル100が載置される。
また、該ケーブル用溝91の側端部には、デバイスホルダー7のパイロットピン80に対応する位置に、パイロットピン80の挿入を許容するパイロットホール81が四ヶ所設けられている。このパイロットホール81は、ケーブル用溝91の側端を中心に、ケーブル用溝91の内側と外側をまたぐようにして設けられている。
また、ケーブル用溝91の平面視中央付近には、フラットケーブル100を打ち抜いて貫通したピアス刃63bが収納される衝突回避凹部92が、2つの接続端子6の各ピアス部63に対応して設けられている。各衝突回避凹部92は、平面視の大きさがピアス部63より少し大きい程度に形成されている。
次に、前述した構成のLEDモジュール1の組み付けについて説明する。
図5は電子デバイス3、中間端子5及び接続端子6のデバイスホルダー7への組み付けを斜視図により説明する説明図を示し、図6はデバイス保持ユニット2、フラットケーブル100及びアンダーホルダー9の組み付けを斜視図により説明する説明図を示し、図7は、LEDモジュール1の図1におけるA−A矢視断面図を示し、図8は、デバイス保持ユニット2の底面図を示す。
まず、図5(a)の底面から見た斜視図に示すように、底面が上側となるように上下逆さまにしたデバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79に、ピアス刃63bが上方に突出するように上下逆さまにした接続端子6を挿着する。このとき、貫通孔72(図2参照)に接触プレート61が貫通すように挿着する。
この接続端子挿着凹部79への接続端子6の挿着によって、接続端子6は、図5(b)に示すように、ピアス刃63bがデバイスホルダー7の底面から直角に突出する構成となる。そして、図5(c)に示すように、上面が上側となるようにデバイスホルダー7の向きを戻して見てみれば、貫通孔72を貫通した接触プレート61が、囲いブロック71の平面視内側からデバイス挿着凹部70に突出することになる。
そして、接続端子6が挿着されたデバイスホルダー7のデバイス挿着凹部70の上方から中間端子5を挿着する。これにより、メインスプリング51が囲いブロック71の側部に配置されるとともに、端子接触部52が接触プレート61と幅方向(矢印W方向)に対向する位置に配置され、一方側長手方向フレーム53aによって幅方向(矢印W方向)位置が固定された態様で挿着することができる。
図5(d)に示すように、中間端子5及び接続端子6が挿着された状態のデバイス挿着凹部70の上方から電子デバイス3を挿着する。このように挿着されたLED30および抵抗器40は、デバイスホルダー7の上面から突出しない態様となっている。
この挿着により、LED30の一方側接点32aをLED用接続端子6bの接触凸部61aに接触させ、他方側接点32bを端子接触部52に接触させることができる。また、抵抗器40の一方側接点41aを抵抗用接続端子6aの接触凸部61aに接触させ、抵抗器40の他方側接点41bを端子接触部52に接触させることができる。
このように各接点が接触することで、LED用接続端子6bから、LED30、中間端子5、抵抗器40、および抵抗用接続端子6aの順番に電圧を印加する、あるいはこの逆順に電圧を印加することができて電子デバイス3への導電が可能となり、中間製品であるデバイス保持ユニット2が完成する。
次に、図6(a)に示すように、このデバイス保持ユニット2と、フラットケーブル100と、アンダーホルダー9とを準備し、図6(b)に示すように、アンダーホルダー9のケーブル用溝91に、フラットケーブル100を載置する。このとき、フラットケーブル100の切欠き102aとパイロットホール81とが対応する位置に位置決めする。そして、アンダーホルダー9のパイロットホール81にデバイスホルダー7のパイロットピン80を挿入して、アンダーホルダー9とデバイスホルダー7とを嵌合させてLEDモジュール1を組み立てる。
図7のA−A矢視(図1)断面図に示すように、アンダーホルダー9とデバイスホルダー7との嵌合の際、デバイスホルダー7の底面側の接続端子挿着凹部79によりピアス部63が下方に押圧され、下方に突出しているピアス刃63bがフラットケーブル100の不導電性ラミネートシート102ごと導電体101を貫通する。これにより、接続端子6と導電体101とが接触して電気的に接続される。
また、ピアス刃63bがフラットケーブル100を打ち抜く際、デバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79に対してルーフ部63aから打ち抜き荷重がかけられるが、ルーフ部63aと接続端子挿着凹部79が共に円弧形状で面接触しているため、デバイスホルダー7が変形することを防止できる。
フラットケーブル100を貫通したピアス刃63bの先端は、アンダーホルダー9の衝突回避凹部92に挿入される。この衝突回避凹部92は、ピアス部63より少し大きい程度の大きさであるため、ピアス刃63bが貫通する際にフラットケーブル100を必要以上に変形させることを防止でき、またピアス刃63bがアンダーホルダー9に衝突して嵌合を妨げることを防止できる。
図8のデバイス保持ユニット2の底面図に示すように、各接続端子6に交互に配置されているピアス刃63bは、全て導電体101を貫通し、良好に導電することができる。
以上の製造方法および構成により、電子デバイス3を安定した接続状態でフラットケーブル100に接続したLEDモジュール1を提供することができる。
接続端子6のルーフ部63aは、補強用突出部65を設けることにより、並設されている全てのピアス刃63bの端から端までの幅方向全長よりも長く形成されているため、製造時にデバイスホルダー7が変形して不良となることを防止できる。
すなわち、ピアス刃63bがフラットケーブル100を打ち抜く際、デバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79に対してルーフ部63aから打ち抜き荷重がかけられる。しかし、ルーフ部63aに補強用突出部65を設けて、並設されたピアス刃63bの幅方向全長よりも長くすることで、デバイスホルダー7に付与する打ち抜き荷重を広い面積に分散でき、デバイスホルダー7が変形することを防止できる。
仮にデバイスホルダー7が変形したとすると、該デバイスホルダー7に既に嵌合されている電子デバイス3、中間端子5、および接続端子6の接続状態が変化して接触不良となる不具合の可能性が生じるが、上述したようにデバイスホルダー7の変形を防止することで、こういった不具合を防止できる。
また、ルーフ部63aは、デバイスホルダー7へ向けて凸な湾曲形状に形成されているため、ピアス刃63bから伝達される打ち抜き荷重を、効率よく分散することができる。すなわち、ピアス刃63bから伝達される打ち抜き荷重が、デバイスホルダー7に対してピンポイントの局所領域に付与されることを、湾曲形状によって防止することができる。この打ち抜き荷重の分散は、ルーフ部63aの湾曲形状が半円形状であることによってさらに効率よく行われる。
また、ルーフ部63aが円弧形状であり、かつ接続端子挿着凹部79がこれに対応する円弧形状であることにより、デバイスホルダー7とルーフ部63aの接触面積を増加することができる。
つまり、ルーフ部63aの上面が平面形状であれば、ルーフ部63aの大きさが接触面積となるが、円弧形状とすることで、ルーフ部63aの大きさ以上の接触面積を得ることができる。
これにより、ルーフ部63aを小型にしてLEDモジュール1をより小型化することと、ルーフ部63aとデバイスホルダー7の接触面積を広くすることを、両立することができる。
また、デバイスホルダー7の底面に設けた接続端子挿着凹部79を、ルーフ部63aの形状に対応させて該ルーフ部63aと面接触する形状に形成したため、打ち抜き荷重を広い面積で受けることができ、製造時にデバイスホルダー7が変形することを防止できる。
また、ピアス刃63bは、ルーフ部63aの両側の湾曲残部に配設されているため、両側のピアス刃63bからルーフ部63aへ伝わる打ち抜き荷重を均一化することができる。
また、各湾曲残部に設けられているピアス刃63bは、ピアス刃63bの幅方向に左右対称形状であるため、各ピアス刃63bからルーフ部63aへ伝わる打ち抜き荷重をピアス刃63bの幅方向に均一化することができる。
また、複数のピアス刃63bは、基部側から先端までの長さがすべて同一であるから、フラットケーブル100を打ち抜く際に、全てのピアス刃63bが同時若しくはほぼ同時にフラットケーブル100に接触し、安定して打ち抜くことができる。従って、打ち抜き荷重の方向を安定化させることができ、デバイスホルダー7が変形することを防止できる。
なお、ピアス部63は、図9(A)の斜視図に示すように上述した形状に限らず、種々の形状に形成することができる。
例えば、図9(B)の斜視図に示すように、ルーフ部63aを平面形状に形成してもよい。この場合は、デバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79も形状を対応させ、平面形状に形成するとよい。
この場合も、打ち抜き荷重とデバイスホルダー7の樹脂強度に基づいてルーフ部63aの長さを決めることで、製造時にデバイスホルダー7が変形することを防止できる。
また、図9(C)や図9(D)に示すように、補強用突出部65をさらに長く形成してもよい。この場合、デバイスホルダー7の接続端子挿着凹部79も長い形状にして対応させるとよい。
これにより、例えばフラットケーブル100の導電体101に硬い材質を用いる、あるいは導電体101の肉厚を増す等によって打ち抜き荷重が強くなったとしても、広い面積のルーフ部63aに打ち抜き荷重を分散でき、デバイスホルダー7が変形することを防止できる。
また、導電体101は、放熱性に優れる帯状の導電体に限らず、丸形断面の導電体で構成してもよい。導電体101の材質は、導電性を有するものであれば良く、好ましくは金属部材とすることができ、より好ましくは導電性に優れる銅、銅合金とすることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の接続構造は、実施形態のLEDモジュール1に対応し、
以下同様に、
電子部品は、電子デバイス3、LED30、および抵抗器40に対応し、
第1筐体は、デバイスホルダー7に対応し、
第1筐体の前記フラットケーブル側の面は、デバイスホルダー7の底面に対応し、
第2筐体は、アンダーホルダー9に対応し
部は、ピアス刃63bに対応し、
刃部の幅方向長さは、ピアス刃63bの図2矢印L方向の長さに対応し、
接続端子支持凹部は、接続端子挿着凹部79に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
LEDモジュールの斜視図。 LEDモジュールを平面側から見た分解斜視図。 LEDモジュールを底面側から見た分解斜視図。 接続端子の斜視図。 デバイス保持ユニットの組み付けを説明する説明図。 LEDモジュールの組み付け説明する説明図。 LEDモジュールのA−A矢視断面図。 デバイス保持ユニットの底面図。 接続端子のピアス部の他の実施例を説明する説明図。
1…LEDモジュール、3…電子デバイス、6…接続端子、7…デバイスホルダー、9…アンダーホルダー、30…LED、40…抵抗器、63a…ルーフ部、63b…ピアス刃、79…接続端子挿着凹部、100…フラットケーブル

Claims (2)

  1. 電子部品に電気的に接続される接続端子を備えた第1筐体と、第2筐体とが、所定間隔を隔てて配設した導電体と該導電体を被覆する不導性部材で形成したフラットケーブルを挟んで嵌合され、前記接続端子に設けられた刃部が前記嵌合の際に前記フラットケーブルにおける導電体を打ち抜くことで該フラットケーブルから前記電子部品への導電が可能となる接続構造であって、
    前記接続端子における先端側にピアス部を前記フラットケーブルの長さ方向に沿って形成し、前記ピアス部を、前記導電体よりも幅小のルーフ部と、該ルーフ部の幅方向の両側から連接される刃部とで構成し、前記ルーフ部を、該ルーフ部の幅方向の中央部分が、前記第1筐体側へ向けて凸な湾曲形状に形成するとともに、前記刃部を、前記フラットケーブルを打ち抜き可能に前記第2筐体に向けて突出して形成するとともに、前記ルーフ部の幅方向の両側に備えたそれぞれの突出長さを同じに形成し、前記第1筐体の前記フラットケーブル側の面に前記ルーフ部を支持する接続端子支持凹部を備え、前記刃部により前記導体を打ち抜く姿勢に前記ピアス部を配置した状態において、前記刃部により打ち抜かれる前記導電体に隣り合う導電体を跨がないように、前記ルーフ部の長手方向に沿って前記刃部の幅方向長さよりも突出する補強用突出部を、前記ルーフ部に形成し、
    前記補強用突出部を、前記フラットケーブルを前記刃部により打ち抜く際に、前記接続端子支持凹部に対して前記ルーフ部から加わる打ち抜き荷重によって前記第1筐体が変形しないように、ルーフ部の単位面積当たりの打ち抜き荷重が、前記第1筐体の単位面積当たりの強度以下となる突出長さに形成した
    接続構造。
  2. 前記ルーフ部の前記補強用突出部における両側の湾曲残部を、前記ルーフ部の長手方向において刃部に近づくほど、前記第2筐体に向けて突出するとともに、前記刃部の側端に沿って連続する突出形状に形成した
    請求項1記載の接続構造。
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