JP5289995B2 - 車両用アクティブサスペンションの制御方法及び装置 - Google Patents

車両用アクティブサスペンションの制御方法及び装置 Download PDF

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本発明は、車両用アクティブサスペンションの制御方法及び装置に関するものである。
一般的に車両に用いられるサスペンションの主な役割は、タイヤを適正に接地させると共に、路面の凹凸に追従して上下へ変位するタイヤの動きを受け止め、荷台や車室の振動を小さくすることにあり、リーフスプリングやエアスプリング等のサスペンションスプリングを介して各車軸上にフレームを懸架すると共に、各車軸とフレームとの間をショックアブソーバで連結して振動減衰を図るようにしてある。
更に、近年においては、ショックアブソーバをアクチュエータに置き換え、該アクチュエータの伸縮作動により各車軸とフレームとを積極的に近接離間し得るようにしたアクティブサスペンションが検討されており、車両状態の変化に応じて乗心地や操縦安定性の向上を図り得る技術として期待されている。
尚、本発明に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開2008−94298号公報 特開2008−115986号公報
しかしながら、これまでに提案されているアクティブサスペンションの制御では、基本的にフレームを剛体として扱い、各車軸ごとに当該位置での上下振動やロールを抑制する手法が採られていたにすぎず、走行中に発生するフレームのねじれについては全く考慮されていなかったため、この種のフレームのねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響を改善する有効な手法は未だ提案されていないのが実情である。
特に全長の長いトラック等の大型車両にあっては、走行中にフレームのねじれが現れ易く、側方から見てフレームが波打つようにねじれることで弾性振動が生じ、該弾性振動により更なる上下振動が誘発されたり、フレームのねじれによりロール制御の前後バランスや追従性、復元性が不適切なものとなり、運転者に車両の腰振り感や腰砕け感が強く意識されたりすることがあった。
尚、フレームのねじれを物理的に抑制しようとすれば、フレーム剛性を高めることが考えられるが、単純にフレーム剛性を高めてフレームのねじれを抑制しようとすれば、大幅な車両重量の増加が避けられなくなってしまうため、車両重量の増加を招くことなくフレームのねじれを抑制できる対策が望まれている。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、車両重量の増加を招くことなくフレームのねじれを抑制し、該フレームのねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響を改善することを目的とする。
本発明は、各車軸上にフレームをサスペンションスプリングを介して懸架すると共に、少なくとも一部の車軸とフレームとの間に両者を近接離間し得るよう上下方向に拡縮作動するアクチュエータを装備した車両用アクティブサスペンションの制御方法であって、フレームに対する各車軸の左右位置での相対変位とフレーム側の上下加速度とに基づき、フレームのねじれまで考慮して表現された車両モデルの状態方程式により走行中のフレームのねじれを前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定し、その推定されたフレームのねじれ他の状態変数と制御則を決めるためのパラメータとし且つ該各パラメータが小さくなるように前記各アクチュエータをリアルタイムで制御することを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、これまで全く考慮されてこなかったフレームのねじれを考慮して表現された車両モデルの状態方程式を使用し、該状態方程式により走行中のフレームのねじれを状態変数の一要素として時々刻々推定することが可能となるので、その推定されたフレームのねじれを他の状態変数と適宜に組み合わせて制御則を決めるためのパラメータとし、該各パラメータが小さくなるように各アクチュエータをリアルタイムで制御すれば、フレームのねじれが他の状態変数と共に抑制されて前記フレームのねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響が改善されることになる。
しかも、フレーム剛性を高めなくても、各アクチュエータを適切に制御するだけでフレームのねじれを抑制することが可能となるため、車両重量の増加を招かなくて済み、寧ろフレーム剛性を従来よりも下げることで車両重量の軽減化を図ることが可能となる。
尚、各パラメータが小さくなるように各アクチュエータをリアルタイムで制御するにあたっては、重視したい制御対象に応じ各パラメータに重み付けを施して制御を行うことが可能であり、更には、各パラメータを評価指標とする評価関数を使用し、この評価関数を極小とする最適制御出力を算出して制御を行うことも可能である。
また、前述の如き本発明の制御方法を具体的に実施するに際しては、各車軸上にフレームをサスペンションスプリングを介して懸架すると共に、少なくとも一部の車軸とフレームとの間に両者を近接離間し得るよう上下方向に拡縮作動するアクチュエータを装備した車両用アクティブサスペンションの制御装置であって、フレームに対する各車軸の左右位置での相対変位を検出する変位検出手段と、フレーム側の上下加速度を検出する加速度検出手段と、これら変位検出手段及び加速度検出手段の検出値を入力し且つ該検出値に基づきフレームのねじれまで考慮して表現された車両モデルの状態方程式により走行中のフレームのねじれを前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定する状態変数推定装置と、該状態変数推定装置により推定されたフレームのねじれ他の状態変数と制御則を決めるためのパラメータとし且つ該各パラメータが小さくなるように前記各アクチュエータをリアルタイムで制御する制御出力計算装置とを備えたことを特徴とする車両用アクティブサスペンションの制御装置を用いれば良い。
更に、このように構成した車両用アクティブサスペンションの制御装置にあっては、アクチュエータのドライバから車軸とフレームとの相対変位を読み出すことで前記アクチュエータを変位検出手段として流用することも可能である。
尚、前記制御出力計算装置は、重視したい制御対象に応じ各パラメータに重み付けを施して制御を行うように構成されていることが好ましく、更には、各パラメータを評価指標とする評価関数を使用し且つこの評価関数を極小とする最適制御出力を算出して制御を行うように構成されていることが好ましい。
上記した本発明の車両用アクティブサスペンションの制御方法及び装置によれば、車両重量の増加を招くことなくフレームのねじれを抑制することができるので、該フレームのねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響を改善することができ、更には、フレーム剛性を従来よりも下げることで車両重量の軽減化を図ることもできる等種々の優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1のアクチュエータの詳細を示す断面図である。 本形態例の全体構成を示す模式図である。 15自由度の車両モデルを示す模式図である。 フレームねじれに関する説明図である。 図3のアクチュエータの制御系の詳細図である。 図3の演算システムの詳細を示すブロック図である。 評価関数Jを極小とする最適制御出力の算出イメージを示すグラフである。 図3の演算システムにおける制御手順を示すフローチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図9は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1に示す如く、本形態例においては、各車軸1上にフレーム2をエアスプリング3(サスペンションスプリング)を介して懸架すると共に、各車軸1とフレーム2との間に両者を近接離間し得るよう上下方向に拡縮作動するアクチュエータ4を装備したアクティブサスペンションが採用されており、ここで用いられるアクチュエータ4には、例えば、先に先行技術文献情報として挙げた特許文献2に開示されている電磁ショックアブソーバと同様のものを採用することが可能である。
即ち、前記アクチュエータ4の概要は、図2に示す通りであり、上下方向に延びる外筒5内に内筒6を摺動自在に嵌挿したテレスコピック状の伸縮機構を備え、前記外筒5内の軸心部に回転自在に具備されているネジ軸7に、前記内筒6の上端に装着されたボールネジナット8を螺合し、二つのモータ9,10を駆動して歯車11,12,13を介し前記ネジ軸7を回転駆動することで前記ボールネジナット8を昇降させ、これにより外筒5に対し内筒6を摺動させて上下方向の拡縮作動を行わしめるようにしてある。
そして、図3に示す如く、斯かるアクチュエータ4を制御するにあたり、フレーム2のねじれまで考慮して表現された車両モデルの状態方程式により走行中のフレーム2のねじれを前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定することが可能な演算システム14を備え、該演算システム14により推定されたフレーム2のねじれを他の状態変数と適宜に組み合わせて制御則を決めるためのパラメータとし且つ該各パラメータが小さくなるように前記各アクチュエータ4を制御信号14aによりリアルタイムで制御するようにしてある。
即ち、アクティブサスペンションを採用した大型車両は、例えば、図4に示す如き15自由度の車両モデルとして表すことが可能であり(図4中15は前記エアスプリング3とアクチュエータ4とから成る懸架装置、16はタイヤ、17はキャブ、18はキャブ懸架装置を示しており、ここに図示している車両モデルでは、後輪二軸の大型車両を対象としたものとしてある)、この車両モデルにおける15自由度とは、1次モード(単純に一箇所だけでひねった一節ねじれのモード)のフレームねじれW1、2次モード(二箇所でひねった二節ねじれのモード)のフレームねじれW2、3次モード(三箇所でひねった三節ねじれのモード)のフレームねじれW3、一軸目の車軸1の右側位置における上下変位z1R、二軸目の車軸1の右側位置における上下変位z2R、三軸目の車軸1の右側位置における上下変位z3R、一軸目の車軸1の左側位置における上下変位z1L、二軸目の車軸1の左側位置における上下変位z2L、三軸目の車軸1の左側位置における上下変位z3L、フレーム上下変位zf、フレームピッチ角θf、フレームロール角φf、キャブ上下変位zc、キャブピッチ角θc、キャブロール角φcのことを指している。
ここで、フレームねじれW1〜W3は、同時に起こる1次〜3次のモードごとに分けた時のフレームフロントとフレームリヤとの相対的なねじれ角(図5参照)を示すものであるが、各モードの寄与率は車両状況に応じて様々に変化するので、何れかのモードが支配的になったり、何れかのモードのフレームねじれが起こらなかったりすることもあり、ここでは1次〜3次のモードの場合を例示しているが、車両モデルによっては、4次以降のモードを想定しなければならないケースもある。
また、フレームピッチ角θf、フレームロール角φfは、車両重心位置での鉛直方向を基準とする絶対ピッチ角、絶対ロール角を夫々示しており、キャブピッチ角θc、キャブロール角φcは、キャブ重心位置での鉛直方向を基準とする絶対ピッチ角、絶対ロール角を夫々示している。
これらの15自由度は、車軸1の重さやサスペンションのバネ定数等といった車両側の固有の条件に基づき一義的に15の運動方程式で表すことができるものであるが、これらの運動方程式相互の関連性については、下記の式1に示す状態方程式として行列を用いて表現することができる。
Figure 0005289995
そして、このような状態方程式を用いれば、後で詳述する如く、フレーム2に対する各車軸1の左右位置での相対変位とフレーム2側の上下加速度とに基づき、前記15自由度に係る15項目の状態変数(状態方程式の未知変数)を推定することが可能となるので、先の図3に示されている通り、各アクチュエータ4自体を変位検出手段として該各アクチュエータ4から計六ヶ所のサスストロークの情報4aを演算システム14に信号入力させると共に、フレーム2の適宜位置に取り付けた加速度計19(加速度検出手段)からフレーム上下加速度の情報19aを演算システム14に信号入力させるようにしている。
ここで、各アクチュエータ4自体を変位検出手段として流用することについて補足説明しておくと、図6に示す如く、アクチュエータ4の各モータ9,10と駆動電源20との間には、前記各モータ9,10のトルク制御を担うドライバ21が介在しているので、このドライバ21からサスストロークに係る情報4a(変位速度)を信号として抜き出して前記演算システム14にてフレーム2と車軸1との相対変位を算出することができ、フレーム2に対する各車軸1の左右位置での相対変位を検出するための変位検出手段を新たに設けなくても済む。
また、図7に示す如く、前記演算システム14において、15項目の状態変数の推定は、状態変数推定装置22(オブザーバ)で行われるようになっており、この状態変数推定装置22では、計測できない位置の情報を、カルマンフィルタを用いて、その時々の車両の状態に応じ時々刻々推定するようにしているが、実測のセンサ出力(各車軸1の左右位置におけるサスストローク及びフレーム上下加速度)を利用して推定した値の補正を行い、しかも、推定した状態変数を使って状態フィードバックをかけるようになっている。
即ち、この状態変数推定装置22では、時刻が離散的に規定されているとして、そのタイムステップが進むたびに、前のステップで出力された状態変数の推定値を演算部23に取り込んで現在の状態変数を算出する一方、前のステップで出力された各アクチュエータ4への制御出力を演算部24に取り込んで制御出力を算出するようになっており、これら各演算部23,24からの出力にカルマンゲイン25からの補正値を加えて補正したものを演算部26で積分し、これを現在の状態変数の推定値として出力するようにしている。
ここで、前記演算部26から出力される状態変数の推定値は、演算部27にも導かれるようになっていて、前記推定値を使った仮想センサ出力(各車軸1の左右位置におけるサスストローク及びフレーム上下加速度)を算出し、この仮想センサ出力と実測のセンサ出力との偏差を求め、この偏差に前記カルマンゲイン25をかけて前記補正値を算出するようにしている。
即ち、前記状態変数推定装置22では、走行中のフレーム2のねじれが前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定されるようになっており、その推定されたフレーム2のねじれが他の状態変数と共に次の制御出力計算装置28に導かれ、該制御出力計算装置28において、前記推定されたフレーム2のねじれが他の状態変数と適宜に組み合わされて制御則を決めるためのパラメータとして活用され、各アクチュエータ4に向けた最適な制御出力が算出されるようになっている。
この制御出力計算装置28では、LQ理論(Linear Quadratic Theory)を基本とした最適制御(LQ最適制御)が用いられており、下記の式2に示す如き前記各パラメータを評価指標とする評価関数Jを採用し、この評価関数Jを極小とする最適制御出力u(u=−Fx)が算出されるようになっている(その算出イメージを図8のグラフに示す)。
Figure 0005289995
ここで、評価関数JにおけるR1は、状態変数の各要素ごとの重み付けを表しており、例えば、操縦安定性を向上することを目的として、走行中のフレーム2のねじれをロールと共に制御したい場合には、下記の式3の如き重み付けが成される(パラメータとして採用しないものは重み付けを零とする)。
Figure 0005289995
即ち、制御対象によりR1内の要素の値を変更することで様々な状況に対応することができるので、例えば、高速道路走行中のレーンチェンジ等の状況を検知する機構を構築すれば、評価関数JにおけるR1を操縦安定性を制御対象として重視した重み付けに変更するような車両状況に臨機応変に対応し得るシステムとすることが可能である。
尚、評価関数JにおけるR2は、制御出力uの各要素に対する重み付けを表しており、出力レベルを小さく抑えたい場合は大きくすることになるが、その数値はR1とのバランスで決める必要があり、例えば、経験則やパラメータスタディで決定すれば良い。
ただし、このようにして制御出力計算装置28で算出された最適な制御出力は、各アクチュエータ4の出力制限まで考慮したものではないため、各アクチュエータ4へ出力する前に出力制限装置29を通して各アクチュエータ4の出力制限を超えないように該各アクチュエータ4へ向け出力する必要がある。
而して、図9にフローチャートで示す如く、状態変数推定装置22にて車両モデルの状態方程式により15項目の状態変数を時々刻々推定し(S1)、次に、制御出力計算装置28にて制御出力を算出し(S2)、この制御出力をアクチュエータ4の出力制限を超えないように各アクチュエータ4のドライバ21へ出力すると(S3〜S5)、これまで全く考慮されてこなかったフレーム2のねじれが他の状態変数と共に抑制されて前記フレーム2のねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響が改善されることになる。
しかも、フレーム剛性を高めなくても、各アクチュエータ4を適切に制御するだけでフレーム2のねじれを抑制することが可能となるため、車両重量の増加を招かなくて済み、寧ろフレーム剛性を従来よりも下げることで車両重量の軽減化を図ることが可能となる。
従って、上記形態例によれば、車両重量の増加を招くことなくフレーム2のねじれを抑制することができるので、該フレーム2のねじれに起因した弾性振動や操縦安定性への悪影響を改善することができ、更には、フレーム剛性を従来よりも下げることで車両重量の軽減化を図ることもできる。
尚、本発明の車両用アクティブサスペンションの制御方法及び装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、図示では全ての車軸にアクチュエータを装備した場合を例示しているが、例えば、後輪の車軸にのみアクチュエータを装備して実施することも可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 車軸
2 フレーム
3 エアスプリング(サスペンションスプリング)
4 アクチュエータ(変位検出手段)
4a 情報
19 加速度計(加速度検出手段)
19a 情報
22 状態変数推定装置
28 制御出力計算装置

Claims (7)

  1. 各車軸上にフレームをサスペンションスプリングを介して懸架すると共に、少なくとも一部の車軸とフレームとの間に両者を近接離間し得るよう上下方向に拡縮作動するアクチュエータを装備した車両用アクティブサスペンションの制御方法であって、フレームに対する各車軸の左右位置での相対変位とフレーム側の上下加速度とに基づき、フレームのねじれまで考慮して表現された車両モデルの状態方程式により走行中のフレームのねじれを前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定し、その推定されたフレームのねじれ他の状態変数と制御則を決めるためのパラメータとし且つ該各パラメータが小さくなるように前記各アクチュエータをリアルタイムで制御することを特徴とする車両用アクティブサスペンションの制御方法。
  2. 各パラメータが小さくなるように各アクチュエータをリアルタイムで制御するにあたり、重視したい制御対象に応じ各パラメータに重み付けを施して制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用アクティブサスペンションの制御方法。
  3. 各パラメータが小さくなるように各アクチュエータをリアルタイムで制御するにあたり、各パラメータを評価指標とする評価関数を使用し、この評価関数を極小とする最適制御出力を算出して制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用アクティブサスペンションの制御方法。
  4. 各車軸上にフレームをサスペンションスプリングを介して懸架すると共に、少なくとも一部の車軸とフレームとの間に両者を近接離間し得るよう上下方向に拡縮作動するアクチュエータを装備した車両用アクティブサスペンションの制御装置であって、フレームに対する各車軸の左右位置での相対変位を検出する変位検出手段と、フレーム側の上下加速度を検出する加速度検出手段と、これら変位検出手段及び加速度検出手段の検出値を入力し且つ該検出値に基づきフレームのねじれまで考慮して表現された車両モデルの状態方程式により走行中のフレームのねじれを前記状態方程式の状態変数の一要素として時々刻々推定する状態変数推定装置と、該状態変数推定装置により推定されたフレームのねじれ他の状態変数と制御則を決めるためのパラメータとし且つ該各パラメータが小さくなるように前記各アクチュエータをリアルタイムで制御する制御出力計算装置とを備えたことを特徴とする車両用アクティブサスペンションの制御装置。
  5. アクチュエータのドライバから車軸とフレームとの相対変位を読み出すことで前記アクチュエータを変位検出手段として流用したことを特徴とする請求項4に記載の車両用アクティブサスペンションの制御装置。
  6. 制御出力計算装置が、重視したい制御対象に応じ各パラメータに重み付けを施して制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用アクティブサスペンションの制御装置。
  7. 制御出力計算装置が、各パラメータを評価指標とする評価関数を使用し且つこの評価関数を極小とする最適制御出力を算出して制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の車両用アクティブサスペンションの制御装置。
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