JP5287506B2 - センサの異常診断装置 - Google Patents

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本発明は、センサの異常診断装置に関する。
内燃機関の停止後に触媒の下流側に設けられる酸素センサの較正を行うときは、該酸素センサの周囲に大気を充満させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、排気管や触媒の温度によっては、排気管内に大気を充満させているときに水が凝縮する虞がある。そして、この水がセンサに付着すると、センサが故障する虞がある。
特開2007−205328号公報 特開2008−2272号公報 特開2008−64007号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、センサの異常診断装置において、センサの異常診断時に水がセンサに付着することを抑制することができる技術の提供を目的とする。
上記課題を達成するために本発明によるセンサの異常診断装置は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明によるセンサの異常診断装置は、
内燃機関の排気通路に設けられ排気中の所定成分を検知するセンサの周辺の排気通路内に空気を導入したときの該センサの出力値に基づいて該センサの異常を診断するセンサの異常診断装置において、
前記センサの周辺の排気通路内へ空気を導入する複数の空気導入手段と、
前記複数の空気導入手段のなかで、前記センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間が、前記排気通路内で水が凝縮するまでの時間よりも短くなるものを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする。
所定成分には複数の成分が含まれていても良い。センサの周辺の排気通路内に空気を導入するとは、センサにより検知されるガスが排気から空気に置き換わることを意味する。センサの周辺とは、少なくともセンサに検知される範囲である。ここで、空気は予めその成分が分かっているため、センサの周辺に空気を導入したときのセンサの出力値と、空気の成分で出力されるはずの値(基準値)とを比較することにより該センサの異常を診断することができる。例えばセンサの出力値と基準値との差が閾値より大きい場合にセンサが異常であると判定できる。この異常には、例えばセンサの出力値がオフセットされる異常が含まれる。また、センサの出力値と基準値との差に基づいてセンサを較正したり、または出力値を補正したりすることができる。
空気導入手段は複数備わり、選択手段はその中の少なくとも1つを選択して空気を導入する。ここで、選択手段は、センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間と、排気通路内で水が凝縮するまでの時間と、を夫々の空気導入手段毎に比較する。
そして、センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間が、排気通路内で水が凝縮するまでの時間よりも短くなる空気導入手段を選択することにより、排気通路内に液体の水が生じる前にセンサの異常診断を完了させることができる。これにより、センサの異常診断時に該センサに水が付着することが抑制される。
本発明においては、前記複数の空気導入手段は、
前記センサよりも上流の排気通路に設けられ該排気通路内へ還元剤を噴射する噴射弁から該排気通路内のガスを逆流させる手段、
前記センサよりも上流の排気通路内へ二次空気を吐出する手段、
前記内燃機関の吸気通路に設けられるスロットルを開き且つ前記排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路に設けられるEGR弁を開く手段、
前記スロットルを開き且つ内燃機関をモータリングする手段、
のなかの少なくとも2つであっても良い。
センサよりも上流の排気通路に設けられ該排気通路内へ還元剤を噴射する噴射弁から該排気通路内のガスを逆流させる手段によれば、排気通路内の既燃ガスが噴射弁内に吸引される。そうすると排気通路内の圧力が低下するため、排気通路の出口からセンサへ向かって空気が逆流する。これにより、センサの周辺の排気通路内へ空気を導入することができる。
センサよりも上流の排気通路内へ二次空気を吐出する手段によれば、二次空気がセンサに向かって流れる。これにより、センサの周辺の排気通路内へ空気を導入することができる。
内燃機関の吸気通路に設けられるスロットルを開き且つ排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路に設けられるEGR弁を開く手段によれば、吸気通路からEGR通路を介して排気通路へ空気が流れる。これにより、センサの周辺の排気通路内へ空気を導入することができる。
スロットルを開き且つ内燃機関をモータリングする手段によれば、吸気通路から気筒内を通過した空気が、排気通路へ排出される。これにより、センサの周辺の排気通路内へ空気を導入することができる。
これらの手段を組み合わせることによってもセンサの周辺に空気を導入することができる。
本発明においては、前記空気導入手段の夫々には優先度が設定され、前記選択手段は、前記センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間が、前記排気通路内で水が凝縮するまでの時間よりも短くなる空気導入手段のなかで優先度が最も高いものを選択することができる。
つまり、水が凝縮するまでにセンサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了する空気導入手段が複数ある場合には、その中から優先度が最も高いものを選択する。優先度は予め決定されていても良く、また、そのときの状況により変更しても良い。このようにすることで、空気導入手段の選択が容易になると共に、そのときの状況に合った選択が可能となる。
本発明によれば、センサの異常診断装置において、センサの異常診断時に水がセンサに付着することを抑制することができる。
実施例に係る内燃機関及びその吸気系、排気系の概略構成を示す図である。 内燃機関が停止してからの経過時間とNOxセンサ周辺のNOx濃度との関係を示したタイムチャートである。 実施例に係るNOxセンサの異常診断のフローを示したフローチャートである。
以下、本発明に係るセンサの異常診断装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関とその排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒を有するディーゼル機関である。そして本実施例では、尿素SCRシステムを採用している。
内燃機関1には、吸気通路2及び排気通路3が接続されている。吸気通路2には、該吸気通路2を流れる吸気の量を調節するスロットル4が備わる。
また、排気通路3の途中には、選択還元型NOx触媒5(以下、NOx触媒5という。)が備えられている。
NOx触媒5よりも上流の排気通路3には、排気中に還元剤として尿素水を噴射する噴
射弁60が取り付けられている。噴射弁60は、後述するECU10からの信号により開弁して排気中へ尿素水を噴射する。噴射弁60には尿素または排気通路3内のガスが流通する尿素通路61の一端が接続されている。尿素通路61の他端は2つに分岐して、尿素水を吐出する尿素水ポンプ62及びガスを吸引する吸引ポンプ63に接続される。
尿素水ポンプ62を作動させつつ噴射弁60を開くと、該噴射弁60から排気中へ尿素水が噴射される。この尿素水は、排気の熱で加水分解されアンモニア(NH)となり、NOx触媒5に吸着する。このNHがNOxを還元させる。一方、吸引ポンプ63を作動させつつ噴射弁60を開くと、排気通路3内の排気が噴射弁60に吸引される。
また、内燃機関1には、排気通路3内を流通する排気の一部(以下、EGRガスという。)を吸気通路2へ再循環させるEGR装置が備えられている。このEGR装置は、EGR通路70、EGR弁71を備えて構成されている。EGR通路70は、噴射弁60よりも上流の排気通路3と、スロットル4よりも下流の吸気通路2と、を接続している。このEGR通路70を通って、EGRガスが再循環される。また、EGR弁71は、EGR通路70の通路断面積を調節することにより、該EGR通路70を流れるEGRガスの量を調節する。
さらに、噴射弁60よりも上流の排気通路3には、二次空気が流通する空気供給通路80の一端が接続されている。空気供給通路80の他端は、ポンプ81に接続されている。ポンプ81が作動すると空気を吐出する。この空気が空気供給通路80を流通して排気通路3内へ供給される。
NOx触媒5よりも下流の排気通路3には、排気中のNOx濃度を測定するNOxセンサ
9が取り付けられている。また、内燃機関1には、該内燃機関1のクランクシャフトを回転させるスタータモータ11が設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU10が併設されている。このECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
また、ECU10には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル12を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検知するアクセル開度センサ13、および機関回転数を検知するクランクポジションセンサ14が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU10に入力されるようになっている。
一方、ECU10には、スロットル4、スタータモータ11、噴射弁60、尿素水ポンプ62、吸引ポンプ63、EGR弁71、ポンプ81が電気配線を介して接続されており、該ECU10によりこれらの機器が制御される。
ECU10は、NOxセンサ9のオフセット量(基準値からのずれ量)に基づいて該N
Oxセンサ9の異常を診断する。また、NOxセンサ9のオフセット量に基づいて該NOx
センサ9の較正を行なうこともできる。このようなNOxセンサ9の異常の診断やNOxセンサ9の較正は、NOxセンサ9の周囲に大気を導入したときの出力値に基づいて行なわ
れる。ここで、大気の成分は予め分かっているので、大気を導入したときのNOxセンサ
9の出力値は所定の値(基準値)となるはずである。例えば、大気中にNOxは殆ど含ま
れていないため、大気の中のNOx濃度をNOxセンサ9にて検知したときに、NOx濃度
は0となるはずである。そして、NOx濃度が0がとならない場合には、NOxセンサ9から出力されるNOx濃度分だけ出力値が基準値からずれていることになる。
ここで、NOxセンサ9の異常を診断するときには、該NOxセンサ9の周辺のNOx濃
度が十分に低くなっている必要がある。つまり、排気通路3内に排気が残留していると、NOxセンサ9の異常を診断することが困難となる。
図2は、内燃機関1が停止してからの経過時間とNOxセンサ9周辺のNOx濃度との関係を示したタイムチャートである。これは、内燃機関1の停止後にNOxセンサ9の周辺
に空気を導入するための手段を何ら用いていない場合の図である。このように、内燃機関1が停止してからNOx濃度が十分に低下するまでにはある程度の時間がかかる。そうす
ると、NOx濃度が十分に低下する前に排気通路3内で水が凝縮する場合がある。NOxセンサ9は例えばヒータにより加熱しつつNOx濃度を測定するため、NOxセンサ9の異常を診断するときにもヒータにより高温となる。この高温のNOxセンサ9に凝縮水が付着
すると、該NOxセンサ9が故障する虞がある。
これに対し本実施例では、NOxセンサ9の異常を診断するときに、まず、排気通路3
内へ空気を導入する。この空気は、NOxセンサ9の周辺に導入されれば良い。つまり、
排気通路3内を全て空気で満たす必要は無い。このようにNOxセンサ9周辺のNOx濃度を低下させてから該NOxセンサ9の異常を診断する。すなわち、凝縮水が発生する前に
NOxセンサ9の異常診断を完了させる。
ここで、本実施例では、NOxセンサ9の周辺に空気を導入するために以下の(1)か
ら(4)の何れかを実行する。
(1)吸引ポンプ63を作動させつつ噴射弁60を開く。これにより、噴射弁60を排気が逆流する。すなわち、排気通路3内の排気を噴射弁60に吸引させる。そうすると、排気通路3の出口から排気通路3内へ空気が導入される。
(2)ポンプ81を作動させる。そうすると、空気供給通路80から排気通路3内へ空気(二次空気)が供給させる。
(3)スロットル4及びEGR弁71を開く。これにより、吸気通路2から排気通路3への空気の流れを確保する。
(4)スロットル4を開き且つEGR弁71を閉じつつ、スタータモータ11を作動させる。すなわち、スタータモータ11により、内燃機関1をモータリングする。これにより、吸気通路2から気筒内を通過した空気を排気通路3内へ供給する。
このように本実施例では、NOxセンサ9の周辺に空気を導入する手段を複数備えてい
る。ECU10は、(1)から(4)の中から1つ以上の手段を選択してNOxセンサ9
の周辺に空気を導入する。なお、(1)から(4)以外の他の手段を加えてその中から1つ以上の手段を選択しても良い。これらは内燃機関1の停止時に燃料噴射が停止された後、または内燃機関1の停止後に実行される。
以下、ECU10が上記(1)から(4)の中から1つの手段を選択する場合について説明する。ECU10は、排気通路3内に水が凝縮する前に、NOxセンサ9の周辺に空
気を導入可能な手段を選択する。つまり、排気通路3内に水が凝縮するまでの時間T1と、NOxセンサ9周辺への空気の導入が完了するまでの時間T2と、を夫々の手段毎に比
較する。そして、T1>T2となる手段を選択する。
排気通路3内に水が凝縮するまでの時間T1は、NOx触媒5の温度や外気温度等に基
づいて算出する。この時間T1は、周知の算出式を用いて求めても良く、また予め実験等により求めてマップ化しておいても良い。
また、NOxセンサ9周辺への空気の導入が完了するまでの時間T2は、予め実験等に
より求めてECU10に記憶させておく。
T1>T2となる手段が複数ある場合には、例えば、T2の値が最も短い手段を選択しても良く、優先度の最も高い手段を選択しても良い。T2の値が最も短い手段を選択することにより、NOxセンサ9の異常の診断に要する時間を短縮することができるため、内
燃機関1の短期間の停止であっても診断を完了させることができる。これにより、NOx
センサ9の異常診断をより確実に行なうことができる。
また、優先度の最も高い手段を選択することにより、そのときの状況に合わせた選択が可能となる。例えば、バッテリの蓄電量が少ない場合には、スタータモータ11を回転させると次回の内燃機関1の始動が困難となる虞があるため、上記(4)の優先度を低くする。このときには、電力消費量の少ない順に優先度を高くする。例えば(3)の優先度を最も高くする。電力消費量の少ない順に優先度を高くすることにより、燃費の悪化を抑制し得る。
さらに、例えば内燃機関1の温度を低下させたくない場合には、気筒内を空気が通過する(4)の優先度を低くする。また、ハイブリッド車においてモータで走行しているときや、車両の停止中に内燃機関1を自動的に停止させる場合には、内燃機関1がすぐに始動する可能性が高いため、速やかに空気を導入することができる手段の優先度を高くする。この優先度は、スタータモータ11、吸引ポンプ63、ポンプ81等の性能により変わる。
また、例えば(1)等の所定の手段の優先度を予め最も高くしても良い。
次に図3は、本実施例に係るNOxセンサ9の異常診断のフローを示したフローチャー
トである。本ルーチンはECU10により所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、内燃機関1が停止されたか否か判定される。なお、内燃機関1の停止要求があるか否か判定しても良い。すなわち、NOxセンサ9の異常を診断するた
めに必要となる条件が成立しているか否か判定している。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、否定判定がなされた場合にはNOxセンサ9
の異常診断を行なうことができないため本ルーチンを終了させる。
ステップS102では、内燃機関1が停止してからの経過時間をカウントするためのカウンタTCに0を代入する。つまり、初期値として0を代入する。この後、カウンタTCには例えば1秒毎に経過時間が代入される。
ステップS103では、排気通路3内に水が凝縮するまでの時間T1を算出する。NOxセンサ9の周辺に水が凝縮するまでの時間としても良い。ここでは、NOx触媒5の温度及び外気温度等を予め記憶されている算出式に代入して時間T1を得る。また、NOx触
媒5の温度及び外気温度等と時間T1との関係をマップ化しておき、該マップにより時間T1を得ても良い。さらに、例えば所定の温度(例えば100℃)以下となるまでの時間としても良い。
ステップS104では、NOxセンサ9周辺への空気の導入が完了するまでの時間T2
を夫々の手段毎に算出する。例えばECU10に予め記憶されているマップに基づいて算出する。
ステップS105では、NOxセンサ9付近に空気を導入するための手段を選択する。
つまり、T1>T2となる手段を選択する。複数ある場合には、例えば優先度が最も高い手段を選択する。なお、本実施例ではステップS105を処理するECU10が、本発明における選択手段に相当する。
ステップS106では、ステップS105により選択された手段によりNOxセンサ9
の付近に空気を導入する。
ステップS107では、内燃機関1の停止してからの経過時間TCが、NOxセンサ9
周辺への空気の導入が完了するまでの時間T2以上であるか否か判定される。すなわち、NOxセンサ9周辺への空気の導入が完了したか否か判定している。ステップS107で
肯定判定がなされた場合にはステップS108へ進み、否定判定がなされた場合にはステップS107を再度実行する。つまり、NOxセンサ9の付近に空気が導入されるまで次
のステップには進まない。
ステップS108では、NOxセンサ9により検知されるNOx濃度の誤差ΔNOxを算
出する。この誤差ΔNOxは、NOxセンサ9により得られるNOx濃度の絶対値とする。
すなわち、NOxセンサ9周辺は空気で満たされているためNOx濃度は0となるはずなので、このときにNOxセンサ9により得られるNOx濃度がそのまま誤差となる。
ステップS109では、ステップS109で算出される誤差ΔNOxが閾値よりも小さ
いか否か判定される。この閾値は、NOxセンサ9に異常があると判定される誤差の下限
値である。ステップS109で肯定判定がなされた場合にはステップS110へ進み、否定判定がなされた場合にはステップS111へ進む。
ステップS110では、NOxセンサ9は正常であると判定される。また、ステップS
111では、NOxセンサ9に異常があると判定される。
このようにして、複数の空気導入手段の中から1つを選択してNOxセンサ9の付近に
空気を導入することで、NOxセンサ9に凝縮水が付着することを抑制できる。これによ
り、NOxセンサ9の故障を抑制しつつNOxセンサ9の異常診断を行なうことができる。また、誤差ΔNOxに基づいてセンサ9の出力値を補正することもできる。なお、本実施
例ではNOxセンサ9について説明したが、空燃比センサ、酸素濃度センサ、HC濃度セ
ンサ等にも同様にして適用することができる。
1 内燃機関
2 吸気通路
3 排気通路
4 スロットル
5 選択還元型NOx触媒
9 NOxセンサ
11 スタータモータ
12 アクセルペダル
13 アクセル開度センサ
14 クランクポジションセンサ
60 噴射弁
61 尿素通路
62 尿素水ポンプ
63 吸引ポンプ
70 EGR通路
71 EGR弁
80 空気供給通路
81 ポンプ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ排気中の所定成分を検知するセンサの周辺の排気通路内に空気を導入したときの該センサの出力値に基づいて該センサの異常を診断するセンサの異常診断装置において、
    前記センサの周辺の排気通路内へ空気を導入する複数の空気導入手段と、
    前記複数の空気導入手段のなかで、前記センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間が、前記排気通路内で水が凝縮するまでの時間よりも短くなるものを選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とするセンサの異常診断装置。
  2. 前記複数の空気導入手段は、
    前記センサよりも上流の排気通路に設けられ該排気通路内へ還元剤を噴射する噴射弁から該排気通路内のガスを逆流させる手段、
    前記センサよりも上流の排気通路内へ二次空気を吐出する手段、
    前記内燃機関の吸気通路に設けられるスロットルを開き且つ前記排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路に設けられるEGR弁を開く手段、
    前記スロットルを開き且つ内燃機関をモータリングする手段、
    のなかの少なくとも2つであることを特徴とする請求項1に記載のセンサの異常診断装置。
  3. 前記空気導入手段の夫々には優先度が設定され、前記選択手段は、前記センサの周辺の排気通路内への空気の導入が完了するまでの時間が、前記排気通路内で水が凝縮するまでの時間よりも短くなる空気導入手段のなかで優先度が最も高いものを選択することを特徴とする請求項1または2に記載のセンサの異常診断装置。
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