JP5287168B2 - 回転円板の偏心測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリーエンコーダの回転板上に設けた放射状スケールのスケール中心と回転板の回転中心との差、すなわち回転偏心量を求める方法に関する。
回転体の回転速度や回転量(角度)などの回転状態を検出するための手段の1つに、光電式ロータリーエンコーダがある。
光電式ロータリーエンコーダは、回転軸に連結した回転円板の周囲に例えば等間隔の透光部(反射部)と遮光部(吸収部)からなる放射状スケールに投光手段から光束を入射させ、放射状スケールからの反射光または透過光を検出手段で検出し、その検出手段からの信号を利用して回転円板の回転状態を検出する。
一般にロータリーエンコーダでは回転円板の回転中心と放射状スケールの中心とが一致していないと検出精度が大きく低下してくる。
かかる検出精度の低下を防ぐためには、回転円板の回転中心と放射状スケールの中心とを一致させればよいが、そのためには、特許文献1に記載のように、回転円板の回転中心と放射状スケールの加工精度を上げたり、特許文献2のように、回転円板または放射状スケールの中心と回転軸の回転中心とを顕微鏡などで調整しながら取り付けるようにすればよい。
しかしながら、特許文献1に記載のように、回転円板の回転中心と放射状スケールの加工精度を上げれば、組み立て時や交換時の調整作業が発生せず組み立てが容易となるが、高い精度を出すために高コストとなってしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載のように、回転円板または放射状スケールの中心を回転軸の中心に位置合わせして組み付ける方法では、ディスクの加工コストがあまりかからないが、組み立てや調整が容易でなく、それらの作業に時間がかかってしまうという問題がある。
図20は、従来の技術における加工後の回転円板の偏心測定の一例を示す図である。
図20に示す回転円板100には、回転円板100をローラなどの非測定物(回転体)に取り付けるための取付箇所(図20の場合は、中央付近にある穴)301と、放射状スケール302が設けられている。
まず、回転円板300の回転中心を求めるため、取り付け箇所301の円周上の任意点の座標を3箇所以上測定する(図20では3箇所)。
それらの座標から、回転円板の回転中心c1の座標を算出することができる。
次いで、放射状スケール302の中心を求めるため、放射状スケールと同心に描かれた円形パターン303の円周上の任意点p2の座標を3箇所以上測定する(図では3箇所)。
それらの座標から、放射状スケールの中心の座標c2を算出することができる。先に算出した回転円板の回転中心c1と放射状スケール302の中心の座標を比較することで、偏心量Dが求まる。最終的には、偏心量の別に定めた規格を満足しているかの確認をし、回転円板の使用可否を判断する。このようにすることで、回転円板の組み立ての時間が短く、故障時などの交換の際にも調整の道具が不要で、かつ、偏心量の測定時間の短縮を実現でき、上記課題を解消できる。
特開2001−227990公報 特開平07−234103号公報
しかしながら、かかる偏心測定方法においては、精度良く測定を行うためには、まず、各測定点(p1、p2)をズレ無く正確に選択しなくてはならない。そのためには、測定者の習熟や測定器の複雑な画像処理が必要になり、結果として、測定完了までの時間が長くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、偏心量の測定を正確に行うことができ、かつ測定時間の短縮も実現可能な、ロータリーエンコーダの回転円板の偏心を測定する方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、前記回転円板に、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として半径方向に等間隔かつ法線方向に伸びた複数の直線パターンからなる直線パターン群を、異なる半径方向に1つ以上形成し、前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点として、前記回転円板に設けた各直線パターン群と同じ半径方向かつ同本数で間隔の異なる1つ以上の直線パターン群を形成し、前記テーブル上に、前記回転円板の直線パターン群と前記テーブル上の直線パターン群が平行となるように前記回転円板を載置し、各直線パターン群において半径方向の位置が前記テーブル上の直線パターンと一致する直線パターンの位置よって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行う回転円板の偏心測定方法を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、前記回転円板に前記放射状スケールと同心円である複数の同心円パターンを、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として等間隔に形成し、前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点とし、前記回転円板の同心円パターンとは異なる間隔で同数の同心円パターンを形成し、前記テーブル上に、前記回転円板を載置し、各同心円パターンにおいて前記テーブル上の同心円パターンと重なるものの位置によって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行う回転円板の偏心測定方法を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、前記回転円板に、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として半径方向に等間隔かつ法線方向に伸びた複数の円弧パターンからなる円弧パターン群を、異なる半径方向に1つ以上形成し、前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点として、前記回転円板に設けた各円弧パターンと同じ半径方向かつ同本数で間隔の異なる1つ以上の円弧パターン群を形成し、前記テーブル上に、前記回転円板の円弧パターン群と前記テーブル上の円弧パターン群の前記基点同士が一致するように前記回転円板を載置し、各円弧パターン群において半径方向の位置が前記テーブル上の円弧パターンと一致する円弧パターンの位置よって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行う回転円板の偏心測定方法を特徴とする。
上記のように構成することにより、本発明によれば、被測定体の回転軸に圧入もしくは勘合されてこの回転軸とともに回動する、光学変調トラック(コード部)を持つロータリーエンコーダの回転円板に対し、等間隔に構成された複数のパターン群を形成し、これとは別の間隔で構成された複数のパターン群をもつ測定具に載せて重ね合わせ、互いのパターンのズレ量をルーペ等で測ることにより、顕微鏡もしくは投影機等の特殊な設備を使用することなく、誰にでも、容易に、短時間で、どこででも、パルスコードホイールのコード部と穴部の中心位置のズレ量を実測することができる。また、1つの回転円板内には前記パターン群を2つ以上有しているので、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ方向をも容易に知ることが出来る。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るロータリーエンコーダを適用する画像形成装置の全体を示す構成図である。
図1において、符号1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、符号2は画像情報に基づいたレーザ光を発する光学部(書込部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、符号21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された感光体ドラム、符号22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、符号23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、符号24は転写ベルト40の内周面に当接する転写ローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、符号30は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写する転写ベルト40を備えたベルト搬送装置としての転写ベルトユニット、符号32Y、32M、32C、32BKは各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23に各色のトナーを供給するトナー供給部、符号61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部、符号66は被転写材P上の未定着画像を定着する定着部を示している。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25等の作像部材が、一体的に保持されている。
そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
図2は、画像形成装置1における各プロセスカートリッジ20の構成を示す図である。
各プロセスカートリッジにおける4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図2に示すように時計方向に回転している。
そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される。
その後、帯電電位が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、図1の光学部2において、LD光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。
レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。
このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。
こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。
シアン成分に対応したレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。
ブラック成分に対応したレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、現像部23との対向位置に達する。
そして、現像部23から感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、転写ベルト40(ベルト部材)との対向位置に達する。
ここで、それぞれの対向位置には、転写ベルト40の内周面に当接するように転写ローラ24が設置されている。
そして、転写ローラ24の位置で、転写ベルト40によって搬送された被転写材P上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次転写される。
ここで、転写ベルト40は、駆動ローラと複数の従動ローラとによって張架・支持されている。
そして、駆動ローラによって、転写ベルト40は図中の矢印方向に走行する。
なお、転写ベルト40を備えた転写ベルトユニット30(ベルト搬送装置)については、後で詳しく説明する。そして、転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
一方、給紙部61からは、給紙ローラ62により給送された被転写材Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64の位置に導かれる。
レジストローラ64に導かれた被転写材Pは、搬送タイミングを制御されながら、転写ベルト40と吸着ローラ27との当接部に向けて搬送される。
その後、被転写材Pは、図中矢印方向に走行する転写ベルト40に搬送されながら、4つの感光体ドラム21との対向位置を順次通過する。
こうして、被転写材P上には各色のトナー像が重ねて転写されて、カラー画像が形成される。
その後、カラー画像が形成された被転写材Pは、転写ベルト40から離脱して、定着部66に導かれる。
定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、出力画像として装置本体1外に排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2を用いて、画像形成装置本体1における作像部としてのプロセスカートリッジについてさらに詳述する。
なお、装置本体1に設置される4つのプロセスカートリッジ及びトナー供給部は、収納されるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
同図に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、感光体ドラム21と、帯電部22と、現像部23と、クリーニング部25とが、ケース26内に一体的に収納されている。
また、現像部23は、現像ローラ23a、2つの撹拌ローラ23b、23c、ドクターブレード23d、トナー濃度センサ29等で構成され、その内部にはキャリアCとトナーTとからなる現像剤が収納されている。
また、クリーニング部25は、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a、クリーニングローラ25b等で構成されている。
先に述べた作像プロセスを、さらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図中の矢印方向に回転している。現像部23内のトナーTは、図中の反時計方向に回転する撹拌ローラ23b、23cによって、トナー供給部32から供給されたトナーTとともに、キャリアCと混合される。
そして、摩擦帯電したトナーTは、一方の撹拌ローラ23bによって、キャリアCとともに現像ローラ23a上に供給される。
なお、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、供給口26aから現像部23内に適宜に供給されるものである。
現像部23内のトナーTの消費は、現像部23内に設けられたトナー濃度センサ29(透磁センサ)によって検出される。
その後、現像ローラ23aに担持されたトナーTは、ドクターブレード23dの位置を通過した後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域)に達する。
そして、その対向位置で、トナーTは、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。
詳しくは、レーザ光Lが照射された領域の潜像電位と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差によって形成される電界によって、トナーTが感光体ドラム21表面に付着する。
そして、感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが被転写材P上に転写される。
そして、感光体ドラム21上に残存したトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
図3は、ベルト搬送装置としての転写ベルトユニット30を示す断面図である。
図3に示すように、転写ベルトユニット30は、ベルト部材としての転写ベルト40、転写ベルト40を張架・支持する駆動ローラ44及び複数の従動ローラ45〜49、駆動モータ41、等で構成される。
駆動モータ41の駆動力は、駆動ベルト42を介して駆動ローラ44に伝達される。
駆動ローラ44が反時計方向に回転駆動することで、駆動ローラ44の外周面の一部に巻装された転写ベルト40が図中の矢印方向に走行することになる。複数の従動ローラ45〜49は、それぞれ、矢印方向に走行する転写ベルト40に当接して反時計方向に回転(従動)する。
ここで、複数の従動ローラ45〜49のうち、1つの従動ローラ47(ローラ部材)には、ロータリーエンコーダが一体的に設置されている。
図4は、図3の転写ベルトユニット30に設置されるローラ部材としての従動ローラ47を軸方向からみた断面図である。
図4において、ローラ部材としての従動ローラ47は、転写ベルト40に当接するローラ主部と、軸部47a〜47cと、で構成されている。従動ローラ47の両端の軸部には、それぞれ、軸受70が挿設されていて、軸受70を介して従動ローラ47がユニット本体に支持されている。また、従動ローラ47の片側(ロータリーエンコーダが設置される側)には、外径の異なる3つの軸部47a〜47cが形成されている。
従動ローラ47は、ステンレス鋼等で形成することができる。
ロータリーエンコーダは、回転円板50、エンコーダセンサとしての透過型フォトセンサ51、支持部材としての支持板71、カバー73、等で構成される。
従動ローラ47の軸部47a上には、軸受74を介してカバー73が相対的に回動自在に支持されている。
軸受74は、ボールベアリングであって、その外径部(外輪部)がカバー73の穴部に圧入され、内径部(内輪部)が軸部47aに挿設されている。
軸受74が一体化されたカバー73は、従動ローラ47に対して図5の右側から挿設されて、軸部47aに設置された止輪75に軸受74が当接してその位置(支持板50に向かう軸方向の位置である)が定まる。
なお、カバー73の軸方向のスラストガタは、転写ベルトユニット30のユニット側板85に固設された係合部材86によって取り除かれる。
詳しくは、係合部材86は、樹脂材料からなり、軸部47aに挿設された後のカバー73の端部に係合する。
さらに詳しくは、カバー73の突起部73aが係合部材86の内径部に設けられた溝部に係合することで、カバー73の回動が係止される。
さらに、係合部材86がカバー73を支持板71側に付勢することで、カバー73の軸方向のガタが取り除かれる。
また、カバー73の端部(図4の左側の端部)は、開口部となっていて、この開口部に僅かな隙間をあけて支持板71が入り込むように配設される。
また、カバー73の上方には、取り付け用の穴部(不図示)を介して透過型フォトセンサ51が設置されている。
詳しくは、ローラ部材47の軸部に支持板71、回転円板50、止輪75、カバー73及び軸受74が順次挿設された後に、基板77上に固設された透過型フォトセンサ51がカバー73に設置される。
フォトセンサ51のカバー73への設置は、樹脂リベットとしてのナイロンリベット78を用いておこなわれる。
詳しくは、基板77が一体化されたフォトセンサ51をカバー73の上方からセットして、カバー73に設けられた貫通穴とフォトセンサ51の保持部に設けられた長穴とを位置合わせする。
そして、フォトセンサ51の上下方向を調整した後に、ナイロンリベット51にてカバー73上におけるフォトセンサ51の位置を固定する。
図5は、回転円板50に注目したロータリーエンコーダの詳細を示す図である。
支持板71は、ポリアセタール等の樹脂材料で形成され、従動ローラ47の軸部47bに圧入(軽圧入)されている(図5においてMが圧入領域、Nは非圧入領域)。
支持板71の軸方向の位置は、外径の異なる2つの軸部47b、47cによって形成される段差に当接して定まる。
支持板71の片側端面(圧入方向の反対側)には、両面テープ72を介して回転円板50が貼着(固設)されている。
図6は、回転円板50の詳細を示す図である。
図6に示すように、回転円板50は、厚さが0.2mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明な可撓性材料からなり、その主面の外周側には放射状のコード部50aが形成されている。
すなわち、回転円板50上には、光を透過する領域と、光を透過しない領域50aと、が交互に放射状に形成されている。
回転円板50のコード部50aは、例えば、フォトリソグラフィやフォトレジストやエッチングを用いたパターン描画技術を用いて形成することができる。
そして、回転円板50上のコード部50aをフォトセンサ51が検知することで、回転円板50(支持板71)が一体的に設置された従動ローラ47の回動(回転速度変動や回転角度変動)を認識することになる。
すなわち、回転円板50は、その外周の一部が透過型フォトセンサ51の発光部(発光素子・投光手段)51aと受光部(受光素子・光検知手段)51bとの間に挟入されるように配設される。
そして、受光部51bは、発光部51aとの間にコード部50a(黒部)が介在するときには発光部51aから射出された光を受光せずにその出力がハイになり、発光部51aとの間にコード部50a(黒部)が介在しないときには発光部51aから射出された光を受光してその出力がローになる。
したがって、図7に示すようなエンコーダ出力信号(フォトセンサ51の出力を変換した後の信号)の波形間隔の大小によって従動ローラ47(又は回転円板50)の回動を検知する。
具体的に、エンコーダ出力信号の波形間隔が小さいとき(図7のA領域のとき)には従動ローラ47(又は、回転円板50)の回転速度が速いものと制御部(回転検出手段)80で認識されて、エンコーダ出力信号の波形間隔が大きいとき(図7のB領域のとき)には従動ローラ47(又は回転円板50)の回転速度が遅いものと制御部80で認識される。制御部80で認識された従動ローラ47の回動に係わる情報は、図3に示す駆動モータ41にフィードバックされる。
すなわち、制御部80で従動ローラ47の回転速度が遅いものと判断された場合には駆動モータ41の駆動速度が加速され、従動ローラ47の回転速度が速いものと判断された場合には駆動モータ41の駆動速度が減速される。
こうして、転写ベルトユニット30における転写ベルト40の走行速度が安定して、複数色トナーを重ねてなるカラートナー像の色ずれ等の不具合が抑止される。
なお、かかるロータリーエンコーダにおいて、回転円板50の回転中心と放射状スケール(コード部)の中心とが一致していないと回転に偏りが生じ、回転速度の検出精度が大きく低下してしまうため、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ(偏心)量、ズレ(偏心)方向を高精度に判別して、問題発生時の問題解析が、容易に、短時間にできるようにする必要がある。
以下に、本発明の特徴的な構成であるロータリーエンコーダの回転円板の偏心量、偏心方向を判別するための測定方法について、詳細に説明する。
[第1の形態例]
図8は、本発明の回転円板50の第1の形態例を示す図である。
本形態例において、回転円板50は、厚さが0.2mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明な可撓性材料からなり、その主面の外周側には放射状のコード部50aが形成されている。
回転円板50の外形直径は15.5mm、被測定体の回転軸に連結する連結部である穴203の直径は3mm(半径1.5mm)であり、本発明の特徴である直線パターン群210aが半径方向に形成されている。
直線パターン群210aの基点はコード部50aの中心Xから半径2mmの位置であり、半径方向に0.29mmずつ、外周方向へそれぞれ等間隔に引かれた計11本のパターンより構成されている。
本形態例では、これらの直線パターン群210aは回転円板50上に例えばXを中心とした十字の方向で4箇所形成している。
回転円板50に対する直線パターン群210aの中心位置は、コード部50aの中心位置とミクロンレベルで精密に一致している。
すなわち前記したようにフォトリソグラフィやフォトレジストやエッチングを用いたパターン描画技術を用いて両者は同時に形成されている。
穴203はコード部50a、パターン群210a形成後にその中心位置がコード部50aおよびパターン群210aの中心位置に位置するように狙い加工されている。
ここで、コード部50a及びパターン群210aに対する穴203の中心位置ズレを見るために、図9で示す測定具220を用いる。
この測定具220は穴203の中心位置ズレを計測する為のものであり、図9に示すように、テーブル220cに突起220bを設けてなり、回転円板50の穴203を突起220bに嵌合させて、回転円板50をテーブル220c上に載置して用いる。
図10は、測定具220を上面から見た図である。
また、測定具220の別の例として図11のようなものでも良い。
図11において、直線パターン群220aがテーブル220c上の十字方向に4箇所形成されている。テーブル上の直線パターン群220aは、回転円板上の直線パターン群210aと同じ方向に形成する必要がある。
突起部220bの直径は3mm(半径1.5mm)であり、図8で示した回転円板上の直線パターン群210aとは別の直線パターン群220aが形成されている。
直線パターン群220aの基点は突起部220bの外径中心から半径2mmの位置であり、回転円板50の直線パターン群210aの基点と同じ位置とする。
直線パターン群220aは、回転円板220aの直線パターン群210aと同方向に0.30mmずつ、外周方向へそれぞれ等間隔に引かれた計11本のパターン群より構成されている。
図12は、この測定具220に図8で示した回転円板50をセットし、上方から見た様子を示す図である。
回転円板を測定具にセットする際には、直線パターン210aと直線パターン220aがそれぞれ平行となるようにセットするものとする。
次に実際に回転円板50のコード部201に対する穴203の中心位置ズレの計測について説明する。
回転円板50は図4で示す直径3mmの軸47aの外形基準で位置決めされる構成となっている。そのため、測定具220の突起220bもまた直径3mmであり、ラジアル方向へのガタが無いように固定されることになる。
図12は、コード部50aに対する穴203の中心位置のズレが無い場合を示している。図中に拡大して示したような直線パターン群の互いの位置関係は10倍〜15倍程度のルーペ(実際にはPeak社製ルーペを使用)で容易に判読可能であり、回転円板50上の直線パターン群210aと測定具220上の直線パターン群220aの基点の位置(コード部50aの中心位置から半径で2mmの位置)が一致していることから、この場合回転円板50のコード部50aに対する穴203の中心位置ズレはほぼゼロであることが容易に判読可能である。
図13は、回転円板50の穴203がコード部50aの中心に対してズレている場合の例を示す図である。
本形態例の場合、直線パターン群210aの両端の距離は図8で示したように2.9mm(ピッチは0.29mm)であり、一方、測定具220のテーブル220c上の直線パターン群220aの両端の距離は図10及び図11で示したように3mm(ピッチは0.3mm)である。
直線パターン群210aと直線パターン群210bの全長差0.1mmを10分割しているため、この場合の分解能は0.01mmである。
図13で示したような直線パターン群の互いの位置関係から、拡大図Aでは、テーブル220c上の直線パターン群220aの基点より6本目の位置で、回転円板50の直線パターン群210aのうちの1本と重なっていることが確認出来る。
すなわち、図13の例では回転円板50の穴203が、0.01mm×5=0.05mm、図の上方向にズレて加工されていることが判る。同様に、拡大図Bから、回転円板50の穴203が、0.01mm×4=0.04mm、図の右方向にズレて加工されていることが判る。
このように、本発明の測定方法によれば、ロータリーエンコーダの回転円板上に等間隔に構成された複数の直線パターン群と形成し、これとは別の間隔で構成された複数の直線パターン群をもつ測定具に載せて重ね合わせ、互いの直線パターンのズレ量をルーペ等を使用するだけで、顕微鏡もしくは投影機等の特殊な設備を使用することなく、誰にでも、容易に、短時間で、どこででも、回転円板(パルスコードホイール)のコード部と穴部の中心位置のズレ量を実測することができる。また、1つの回転円板内に前記直線パターン群を2つ以上有することで、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ方向をも容易に知ることが出来る。
これにより、仮に回転円板の製造上の不具合があっても、問題発生時の問題解析が、容易に、短時間にできる。また、本発明の回転円板を用いたロータリーエンコーダを備えたモータ、モータ搬送装置、画像形成装置等の品質管理、あるいは問題発生時の問題解析も、容易に、短時間にできるようになる。
なお、以上のように本発明の一例を示したが、それぞれの直線パターン群のピッチや本数は上記のみに限定するものではない。
[第2の形態例]
図14は、本発明の回転円板50の第2の形態例を示す図である。
回転円板50の外形直径は15.5mm、穴203の直径は3mm(半径1.5mm)であり、図中に本発明の特徴である直線パターン群210cが示されている。
図中に本形態例の特徴である直線パターン群210cが示されている。
直線パターン群210cの基点はコード部201の中心Xから半径2mmの位置であり、半径方向に0.29mmずつ、外周方向へそれぞれ等間隔に引かれた計11本パターン群より構成されている。
また、測定具220の突起部220bの直径は3mm(半径1.5mm)であり、テーブル220cの表面には、例えば、図15で示すように、図10、11で示した例とは異なる直線パターン群220dが形成されている。
直線パターン群220dの基点は突起部220bの外径中心から半径2mmの位置である。半径方向に0.30mmずつ、外周方向へそれぞれ等間隔に引かれた計11本パターン群より構成されている。
図16は、この測定具220に図14で示した回転円板50をセットし、上方から見た図である。
この場合も、直線パターン220dと直線パターン210dが平行となるようにセットする。
本形態例では、回転円板50をテーブル220c上にセットした際に図16で示したようにコード部50aに対する穴203の中心位置ズレを見易くするために、それぞれ直線パターン群が重ならないような位置・形状に配置している。
図17は、回転円板50の穴203がコード部50aの中心に対してズレている場合の例を示す図である。
拡大図Cより、回転円板50の穴203が、0.01mm×3=0.03mm、図の下方向にズレて加工されていることが判る。
以上のようにすることによっても、顕微鏡もしくは投影機等の特殊な設備を使用することなく、誰にでも、容易に、短時間で、どこででも、回転円板(パルスコードホイール)のコード部と穴部の中心位置のズレ量を実測することができる。また、1つの回転円板内に前記直線パターン群を2つ以上有することで、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ方向をも容易に知ることが出来る。
[第3の形態例]
図18は、本発明の回転円板50の第3の形態例を示す図である。
本形態においては、回転円板50には、環形状パターン群210eが形成されている。
パターン群210eの最内周の直径は4mm(半径2mm)の環形状であり、直径で0.58mm(半径で0.29mm)ずつ、それぞれ等間隔で外周方向(半径方向)に計11本の環形状のパターン群で構成されている。
その中心位置は、コード部50aの中心位置Xとミクロンレベルで精密に一致している。すなわち前記したようにフォトリソグラフィやフォトレジストやエッチングを用いたパターン描画技術を用いて両者は同時に形成されている。
穴203はコード部50a、パターン群210e形成後にその中心位置がコード部50aおよびパターン群210eの中心に位置するように狙い加工されている。
さらに、テーブル220c上に、上述の各形態例と同様に、突起の外径中心から2mmの位置を基点として、0.3mm間隔で11本の環形状のパターンを形成して、回転円板50aを測定具に載せてパターン群を重ね合わせる。このようにすることで、互いの環状形パターンのズレ量を、ルーペ等で測ることによって、顕微鏡もしくは投影機等の特殊な設備を使用することなく、誰にでも、容易に、短時間で、どこででも、パルスコードホイールのコード部と穴部の中心位置のズレ量、ズレ方向を実測することができる。
特に、環形状のパターン群であるために、セット時の回転円板側とテーブル側のパターンの位置合わせが不要であり、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ方向を容易にしかも正確に知ることが出来る。
[第4の形態例]
図19は、本発明の回転円板50の第4の形態例を示す図である。
本形態においては、回転円板50には、円弧状のパターン群210fが形成されている。
パターン群210eは、最内周の直径は4mm(半径2mm)の円弧状であり、直径で0.58mm(半径で0.29mm)ずつ、それぞれ等間隔で外周方向に計11本の円弧状のパターン群で構成されている。
その中心位置は他の実施例と同様、コード部201の中心位置とミクロンレベルで精密に一致している。
さらにテーブル220c上に、上述の各形態例と同様に、突起の外径中心から2mmの位置を基点として、0.3mm間隔で11本の円弧状のパターン群を形成して、回転円板50aを測定具に載せてパターン群を重ね合わせる。このようにすることで、互いの円弧パターンのズレ量をルーペ等で測ることによって、顕微鏡もしくは投影機等の特殊な設備を使用することなく、誰にでも、容易に、短時間で、どこででも、パルスコードホイールのコード部と穴部の中心位置のズレ量、ズレ方向を実測することができる。
また、1つの回転円板内には円弧パターン群を2つ以上有しているので、回転円板のコード部と穴部の中心位置のズレ方向をも容易に知ることが出来る。
本発明のロータリーエンコーダを適用する画像形成装置の全体を示す構成図。 画像形成装置における各プロセスカートリッジの構成を示す図。 ベルト搬送装置としての転写ベルトユニットを示す断面図。 図3の転写ベルトユニットに設置されるローラ部材としての従動ローラ47を軸方向からみた断面図。 回転円板に注目したロータリーエンコーダの詳細を示す図。 回転円板の詳細を示す図。 ロータリーエンコーダにおおける出力信号の例を示す図。 本発明の回転円板50の第1の形態例を示す図。 回転円板の偏心を測定する測定具を示す図。 本発明の測定具を上面から見た図。 本発明の測定具の別の例を示す図。 図11の測定具に図8の回転円板をセットして上方から見た様子を示す図。 回転円板の穴がコード部の中心に対してズレている場合の例を示す図。 本発明の回転円板の第2の形態例を示す図。 第2の形態例における測定具側のパターンを示す図。 図15の測定具に図14で示した回転円板をセットして上方から見た図。 回転円板の穴がコード部の中心に対してズレている場合の例を示す図。 本発明の回転円板の第3の形態例を示す図。 本発明の回転円板の第4の形態例を示す図。 従来の技術における加工後の回転円板の偏心測定の一例を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、2 光学部、20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、21 感光体ドラム、22 帯電部、23 現像部、24 転写ローラ、25 クリーニング部、30 転写ベルトユニット(ベルト搬送装置)、40 転写ベルト(ベルト部材)、41 駆動モータ、44 駆動ローラ、47 従動ローラ(ローラ部材)、47a〜47c 軸部、50 コードホイール、51 透過型フォトセンサ(エンコーダセンサ)、71 支持板(支持部材)、71a 入子部、72 両面テープ、73 カバー、73a 突起部、74 軸受、75 止輪、77 基板、78 ナイロンリベット(樹脂リベット)、85 ユニット側板、86 係合部材、M 圧入領域、N 非圧入領域、201 コード部、203 穴、210a、210c 等間隔の直線パターン群、210e 円パターン群、210f 円弧パターン群、220 測定具、220a、220d 測定具の等間隔の直線パターン群、220b 測定具の突起部、220c 測定具のテーブル

Claims (3)

  1. 被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、
    前記回転円板に、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として半径方向に等間隔かつ法線方向に伸びた複数の直線パターンからなる直線パターン群を、異なる半径方向に1つ以上形成し、
    前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点として、前記回転円板に設けた各直線パターン群と同じ半径方向かつ同本数で間隔の異なる1つ以上の直線パターン群を形成し、
    前記テーブル上に、前記回転円板の直線パターン群と前記テーブル上の直線パターン群が平行となるように前記回転円板を載置し、各直線パターン群において半径方向の位置が前記テーブル上の直線パターンと一致する直線パターンの位置よって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行うことを特徴とする回転円板の偏心測定方法。
  2. 被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、
    前記回転円板に前記放射状スケールと同心円である複数の同心円パターンを、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として等間隔に形成し、
    前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点とし、前記回転円板の同心円パターンとは異なる間隔で同数の同心円パターンを形成し、
    前記テーブル上に、前記回転円板を載置し、各同心円パターンにおいて前記テーブル上の同心円パターンと重なるものの位置によって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行うことを特徴とする回転円板の偏心測定方法。
  3. 被測定体の回転軸に連結する連結部を中心部に形成し、放射状スケールを周縁部に形成した回転円板のスケール中心及び連結部中心の偏心を、前記回転円板を載置するためのテーブル及び該テーブル上に設けた前記回転円板の連結部と嵌合して前記回転円板を位置決めする突起から構成される測定具によって測定する回転円板の偏心測定方法であって、
    前記回転円板に、前記放射状スケールの中心より所定の距離離れた位置を基点として半径方向に等間隔かつ法線方向に伸びた複数の円弧パターンからなる円弧パターン群を、異なる半径方向に1つ以上形成し、
    前記テーブル上に、前記突起の外径中心から前記所定の距離と同距離離れた位置を基点として、前記回転円板に設けた各円弧パターンと同じ半径方向かつ同本数で間隔の異なる1つ以上の円弧パターン群を形成し、
    前記テーブル上に、前記回転円板の円弧パターン群と前記テーブル上の円弧パターン群の前記基点同士が一致するように前記回転円板を載置し、各円弧パターン群において半径方向の位置が前記テーブル上の円弧パターンと一致する円弧パターンの位置によって前記回転円板の偏心量及び偏心方向の測定を行うことを特徴とする回転円板の偏心測定方法。
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